JPH08157343A - 泡沫状酸性染毛用組成物 - Google Patents

泡沫状酸性染毛用組成物

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JPH08157343A JP33051394A JP33051394A JPH08157343A JP H08157343 A JPH08157343 A JP H08157343A JP 33051394 A JP33051394 A JP 33051394A JP 33051394 A JP33051394 A JP 33051394A JP H08157343 A JPH08157343 A JP H08157343A
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 陰イオン性界面活性剤および/または両性界
面活性剤、酸性染料ならびに噴射剤を必須成分として含
む泡沫状酸性染毛用組成物。 【効果】 前記組成物を噴射、発泡させて形成する泡の
泡質および安定性に優れた組成物が提供できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は染毛用組成物、特に泡沫
状酸性染毛用組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、化粧料にエアゾールタイプの
ものが使用されてきており、さらに近年では泡沫状化粧
料組成物も提案されている。例えば、毛髪に適用される
ものとしては、特定の両性および/または非イオン性高
分子樹脂と発泡剤(具体的には、界面活性剤)と噴射剤
を含有するエアゾール整髪料が公表されている(特開平
3−178923号公報参照)。この整髪料において、
高分子樹脂は仕上がり感のあるセット力を与えるために
加えられているが、本発明者らが検討したところ、前記
セット力の付与作用に加え、特定の界面活性剤と組み合
わさって発泡後の泡質の向上や泡の安定性の改善にも寄
与していることが認められた。
【0003】そのため、このような高分子樹脂を化粧料
組成物に加えることが不要であるか、またはかえって悪
影響を及ぼすような化粧料の泡沫状組成物においては、
かかる高分子樹脂を使用できないので泡質および泡の安
定性に優れた泡沫状化粧料組成物を提供するにはさらな
る改良が必要である。
【0004】化粧料として染毛用組成物も上記のような
高分子樹脂の使用が不要な組成物である。また、染毛用
組成物には極性溶媒を配合することが一般的であり、こ
の極性溶媒が泡質および泡の安定性に優れた泡沫状化粧
料組成物の提供を困難にしていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】したがって、本発明の
目的は、特に酸性染料を含む染毛用組成物であって、前
記高分子樹脂を使用することなく、かつ極性溶媒を配合
したままで泡質および泡の安定性に優れた泡沫状組成物
を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは前記課題を
解決すべく検討を重ねてきたところ、意外にも酸性染料
と組み合わせて使用する界面活性剤として、特定の界面
活性剤を選ぶことにより、前記目的に沿う組成物が得ら
れることを見い出した。
【0007】したがって、前記課題は、本発明による、
少なくとも酸性染料、界面活性剤および噴射剤を含んで
なる泡沫状酸性染毛用組成物において、前記界面活性剤
を陰イオン性界面活性剤および両性界面活性剤の1種以
上から選ぶことを特徴とする組成物の提供によって解決
できる。
【0008】本発明の組成物の必須成分の1つとして含
めることのできる酸性染料は、染毛用組成物に使用でき
る色素であれば、化合物のタイプまたは色相の種類に拘
わりなく使用することができ、またこれらの色素は1種
以上を任意に混合して使用することもできる。このよう
な色素の具体的なものとしては、限定されるものでない
が、人体に対して有害な作用を示さない医薬品、医薬部
外品および化粧品の着色に使用することが許可されてい
る「医薬品等に使用する事の出来るタール色を定める省
令」に掲示されている法定色素が極めて有効で、染料の
具体例としては、例えば、赤色2号(アマランス)、赤
色3号(エリスロシン)、赤色102号(ニューコクシ
ン)、赤色104号(フロキシンB)、赤色105号
(ローズベンガル)、赤色106号(アシッドレッ
ド)、赤色201号(リソールルビンB)、赤色227
号(ファストアシッドマゲンタ)、赤色230号の
(1)(エリシロシンYS)、赤色203号の(2)
(エリスロシンYSK)、赤色231号(フロキシンB
K)、赤色232号(ロースベンガルK)、赤色401
号(ビオラミンR)、赤色502号(ボンソー3R)、
赤色503号(ボンソーR)、赤色504号(ボンソー
SX)、赤色506号(ファストレッドS)、だいだい
色202号(ウラニンK)、だいだい色205号(オレ
ンジII)、だいだい色207号(エリスロシン黄N
A)、黄色4号(タートラジン)、黄色5号(サンセッ
トエローFCF)、黄色202号(ウラニンK)、黄色
203号(キノリンエローWS)、黄色402号(ポー
ラエロー5G)、黄色403号の(1)(ナフトールエ
ローS)、黄色406号(メタニールエロー)、黄色4
07号(ファストライトエロー3G)、緑色3号(ファ
ーストグリーンFCF)、緑色201号(アリザリンシ
アニングリーンF)、緑色204号(ヒラニンコン
ク)、緑色205号(ライトグリーンSF黄)、緑色4
01号(ナフトールグリーンB)、緑色402号(ギネ
アグリーンB)、青色1号(ブリリアントブルーFC
F)、青色2号(インジゴカルミン)、青色202号
(パテントブルーNA)、青色203号(パテントブル
ーCA)、青色205号(アルファズリンFG)、褐色
201号(レゾルシンブラウン)、紫色401号(アリ
ズロールパープル)、黒色401号(ナフトールブルー
ブラック)などを挙げることができる。
【0009】さらに、必須成分として本発明の組成物に
含めることのできる界面活性剤は、陰イオン性界面活性
剤および両性界面活性剤の1種以上である。ここで、1
種以上とは、前記界面活性剤のいずれか一方に分類され
る化合物を2種以上含んでもよく、また、両分類に属す
る化合物をそれぞれ1種以上同時に含んでもよいことを
意味する。陰イオン性界面活性剤と両性界面活性剤を、
それぞれ1種以上含むものが泡の安定性を向上させる観
点から好ましい。
【0010】陰イオン性界面活性剤の具体的なものとし
ては、限定されるものでないが、セッケン用素地、ラウ
リン酸ナトリウムおよびパルミチン酸ナトリウムなどの
脂肪酸セッケン、ラウリル硫酸ナトリウムおよびラウリ
ル硫酸カリウムなどの高級アルキル硫酸エステル塩、ポ
リオキシエチレン(POE)ラウリル硫酸トリエタノー
ルアミンおよびPOEラウリル硫酸ナトリウムなどのア
ルキルエーテル硫酸エステル塩、ラウロイルサルコシン
ナトリウムのようなN−アシルサルコシン酸塩、N−ミ
リストイル−N−メチルタウリンナトリウム、ヤシ油脂
肪酸メチルタウリッドナトリウムおよびラウリルメチル
タウリッドナトリウムなどの高級脂肪酸アミドスルホン
酸塩、 POEオレイルエーテルリン酸ナトリウムおよ
びPOEステアリルエーテルリン酸などのリン酸エステ
ル塩、ジ−2−エチルヘキシルスルホコハク酸ナトリウ
ム、モノラウロイルモノエタノールアミドポリオキシエ
チレンスルホコハク酸ナトリウムおよびラウリルポリプ
ロピレングリコールスルホコハク酸ナトリウムなどのス
ルホコハク酸塩、リニアドデシルベンゼンスルホン酸ナ
トリウム、リニアドデシルベンゼンスルホン酸トリエタ
ノールアミンおよびリニアドデシルベンゼンスルホン酸
などのアルキルベンゼンスルホン酸塩、N−ラウロイル
グルタミン酸モノナトリウム、N−ステアロイルグルタ
ミン酸ジナトリウムおよびN−ミリストイル−L−グル
タミン酸モノナトリウムなどのN−アシルグルタミン酸
塩、 硬化ヤシ油脂肪酸グリセリン硫酸ナトリウムのよ
うな高級脂肪酸エステル硫酸エステル塩、POEアルキ
ルエーテルカルボン酸塩、POEアルキルアリルエーテ
ルカルボン酸塩、α−オレフィンスルホン酸塩、高級脂
肪酸エステルスルホン酸塩、二級アルコール硫酸エステ
ル塩、高級脂肪酸アルキロールアミド硫酸エステル塩、
ならびにその他、ラウロイルモノエタノールアミドコハ
ク酸ナトリウム、N−パルミトイルアスパラギン酸ジト
リエタノールアミンおよびカゼインナトリウムが挙げら
れる。
【0011】これらの中、高級アルキル硫酸エステル
塩、アルキルエーテル硫酸エステル塩、リン酸エステル
塩が好ましい。
【0012】両性界面活性剤の具体的なものとしては、
限定されるものでないが、2−ウンデシル−N,N,N
−(ヒドロキシエチルカルボキシメチル)−2−イミダ
ゾリンナトリウムおよび2−ココイル−2−イミダゾリ
ニウムヒドロキサイド−1−カルボキシエチロキシ2ナ
トリウム塩などのイミダゾリン系両性界面活性剤、なら
びに2−ヘプタデシル−N−カルボキシメチル−N−ヒ
ドロキシエチルイミダゾリニウムベタイン、ラウリルジ
メチルアミノ酢酸ベタイン、アルキルベタイン、アミド
ベタインおよびスルホベタインなどのベタイン系界面活
性剤が挙げられる。
【0013】本発明の組成物中、酸性染料は、総組成物
重量当りの染料の合計量として、0.01重量%〜2.
0重量%含めることができるが、本発明の組成物形態で
十分な染毛効果を得るには、0.05重量%〜0.8重量
%含めることが好ましい。
【0014】また、界面活性剤は、使用する界面活性剤
の種類もしくは組み合わせによって、最適量が変動する
ので限定することができないが、一般に、陰イオン性界
面活性剤としてラウリル硫酸ナトリウムを、両性界面活
性剤としてラウリルジメチルアミノ酢酸ベタインのいず
れか一方、または両方を使用する場合、総組成物重量当
り0.2重量%〜4.0重量%、好ましくは0.5重量%
〜2.5重量%となるように含めることができる。
【0015】本発明の組成物には、さらなる必須成分と
して噴射剤を含める。噴射剤の具体的なものとしては、
当該技術分野で常用されている、液化石油ガス(LP
G)とジメチルエーテル(DME)の任意の混合物であ
って重量比がLPG/DME(重量比)=0/100〜
100/0のものが挙げられ、さらに具体的なものとし
ては、LPG/DME=80/20のものが挙げられ
る。
【0016】本発明の組成物には、前記必須成分の他
に、本発明の目的に沿う限り化粧料に常用されている各
種成分を含めることができる。これらの代表的なものと
しては、特に染色効果を高めると共に、組成物を噴霧し
た後に形成される泡質および泡の安定性にも有利に作用
する水溶性高分子化合物が挙げられる。
【0017】このような水溶性高分子化合物の具体的な
ものとしては、天然物、半合成物、合成物のいずれであ
ってもよく、例えば、アラアビアガム、トラガカントガ
ム、ガラクタン、グアガム、キャロプガム、カラヤガ
ム、カラギーナン、ペクチン、カンテン、クインスシー
ド(マルメロ)、アルゲコロイド、(カッソウエキ
ス)、デンプン(コメ、トウモロコシ、バレイショ、ゴ
ムギ)およびグリチルリチン酸などの植物系高分子化合
物、キサンタンガム、デキストラン、サクシノグルカン
およびプルランなどの微生物系高分子化合物、コラーゲ
ン、カゼイン、アルブミンおよびゼラチンなどの動物系
高分子化合物、カルボキシメチルデンプンおよびメチル
ヒドロキシプロピルデンプンなどのデンプン系高分子化
合物、メチルセルロース、エチルセルロース、メチルヒ
ドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシエチルセルロ
ース、セルロース硫酸ナトリウム、ヒドロキシプロピル
セルロースおよびカルボキシメチルセルロースナトリウ
ム(CMC)などのセルロース系高分子化合物、アルギ
ン酸ナトリウムおよびアルギン酸プロピレングリコール
エステルなどのアルギン酸系高分子化合物と;ポリビニ
ルアルコール、ポリビニルメチルエーエル、ポリビニル
ピロリドンおよびカルボキシビニルポリマー(カーボポ
ール)などのビニル系高分子化合物、ポリエチレングリ
コール20,000,4,000,000および60
0,000などのポリオキシエチレン系高分子化合物、
ポリオキシエチレン(POE)ポリオキシプロピレン
(POP)共重合体系高分子化合物、ポリアクリル酸ナ
トリウム、ポリアクリルアミドなどのアクリル系高分子
化合物、ならびにその他のポリエチレンイミンおよびカ
チオンポリマーが挙げられる。これらの水溶性高分子化
合物は、通常、総組成物重量当り0.01重量%〜10
重量%、好ましくは0.05重量%〜2.0重量%含める
ことができる。
【0018】本発明の組成物には、さらに、化粧料成分
として常用されている油性成分、例えば、アボガド油、
ツバキ油、マカデミアナッツ油、トウモロコシ油、ミン
ク油、オリーブ油、ナタネ油、卵黄油、ゴマ油、小麦胚
芽油、ヒマシ油、アマニ油、サフラワー油、綿実油、大
豆油、落花生油、茶実油、コメヌカ油、ホホバ油、胚芽
油、トリグリセリン、トリオクタン酸グリセリンおよび
トリイソパルミチン酸グリセリンなどの液体油脂、カカ
オ脂、ヤシ油、馬脂、硬化ヤシ油、パーム油、牛脂、羊
脂、硬化牛脂、パーム核油、豚脂、牛骨脂、モクロウ核
油、硬化油、牛脚脂、モクロウおよび硬化ヒマシ油など
の固体油脂、ミツロウ、カンデリラロウ、綿ロウ、カル
ナウバロウ、ベイベリーロウ、イボタロウ、鯨ロウ、モ
ンタンロウ、ヌカロウ、ラノリン、カポックロウ、酢酸
ラノリン、液状ラノリン、サトウキビロウ、ラノリン脂
肪酸イソプロピル、ラウリン酸ヘキシル、還元ラノリ
ン、ジョジョバロウ、硬質ラノリン、セラックロウ、P
OEラノリンアルコールエーテル、POEラノリンアル
コールアセテート、POEコレストロールエーテル、ラ
ノリン脂肪酸ポリエチレングリコールおよびPOE水素
添加ラノリンアルコールエーテルなどのロウ類、流動パ
ラフィン、オゾケライト、スクワレン、プリスタン、パ
ラフィン、セレシン、スクワレン、ワセリンおよびマイ
クロクリスタリンワックスなどの炭化水素、ラウリルア
ルコール、セチルアルコール、ステアリルアルコール、
ベヘニルアルコール、ミリスチルアルコール、オレイル
アルコール、セトステアリルアルコールなどの直鎖アル
コール、モノステアリルグリセリンエーテル(バチルア
ルコール)、2−デシルテトラデシノール、ラノリンア
ルコール、コレステロール、フィトステロール、ヘキシ
ルドデカノール、イソステアリルアルコール、オクチル
ドデカノールなどの分枝鎖アルコールを添加することが
でき、これらの油性成分は、通常、総組成物重量当り
0.01重量%〜5.0重量%含めることができる。
【0019】本発明の組成物には、前記陰イオン性界面
活性剤および両性界面活性剤の他に、これらの作用に悪
影響を及ぼせない範囲で、非イオン性界面活性剤および
陽イオン性界面活性剤を加えることができる。
【0020】非イオン性界面活性剤としては、モノオレ
イン酸ソルビタン、セスキオレイン酸グルセリルミリス
チン酸デカグリセリルおよびショ糖脂肪酸エステルなど
の脂肪酸多価アルコールエステル、ポリオキシエチレン
やし油脂肪酸ソルビタン(20 E.O)およびトリス
テアリン酸ポリオキシエチレンソルビタン(20 E.
O)などのポリオキシアルキレン脂肪酸多価アルコール
エステル、オレイン酸ポリオキシエチレンソルビットお
よびセスキステアリン酸ポリオキシエチレングルコシド
などの脂肪酸ポリオキシアルキレン多価アルコール、モ
ノオレイン酸ポリオキシエチレングリコールおよびラノ
リン脂肪酸ポリエチレングリコール400などの脂肪酸
ポリアルキレングリコール(モノエステル)、ジオレイ
ン酸ポリエチレングリコールおよびジラウリンジエチレ
ングリコールなどの脂肪酸ポリアルキレングリコール
(ジエステル)が挙げられる。
【0021】陽イオン性界面活性剤としては、塩化ステ
アリルトリメチルアンモニウム、塩化ベヘニルトリメチ
ルアンモニウム、塩化ジアルキル(14−18)ジメチ
ルアンモニウム、塩化ベンザルコニウム液、臭化アルキ
ルイソキノリニウム液および塩化ラウロイルコラミノホ
ルミルメチルピリジニウムなどが挙げられる。
【0022】本発明の組成物に含められるその他の成分
としては、必要により前記各成分の相溶媒となるような
有機溶剤、例えばエタノール、ベンジルアルコールおよ
び各種グリコール類、香料、酸化防止剤、また場合によ
って、微粉砕した無機質、例えば、ベントナイト、ケイ
酸アルミニウムマグネシウム(ビーガム)、ラポナイ
ト、ヘクトライトおよび無水ケイ酸、ならびにpH調整
剤を挙げることができる。
【0023】本発明の組成物は、化粧料分野で常用され
ているエアゾール容器に充填し、保存および使用でき
る。使用に際し、本発明の組成物は、毛髪へ噴霧する
が、噴霧中または毛髪もしくは塗布用手段(例えば、手
のひら、櫛、ヘアブラシ等)に付着したときに泡を形成
する。本発明の組成物は、後述するように泡質および泡
の安定性の優れることからも推察できるように毛髪染料
が均質に分散しているため、効率よく染毛することがで
きる。
【0024】
【実施例】以下、具体例を挙げてさらに本発明を詳細に
説明する。なお、各成分の配合量は、特記しない限り重
量%で示している。
【0025】例1〜8 下記表1に示す割合および組成の界面活性剤、酸性染料
0.2%、水溶性高分子化合物0.5%、油性成分1.0
%、有機溶剤20.0%、香料0.2%、pH調整剤1.
0%およびイオン交換水(100%に調整)を均質に混
合し、これを原液としてエアゾール容器に入れた。次い
で原液;噴射剤(重量比)=80:20の比率になるよ
うに噴射剤(LPG/DME=80/20)を充填して
密封した。
【0026】なお、上記で使用した各成分は、下記のと
おりである。
【0027】界面活性剤:陰イオン性界面活性剤として
ラウリル硫酸ナトリウム(36%水溶液)、両性界面活
性剤としてラウリルジメチルアミノ酢酸ベタイン(40
%水溶液)、POE(20)オクチルドデシルエーテル 酸性染料:精製アリズロールパープル、精製ナフトール
ブルーブラック、精製オレンジII、アシッドフクシン
Dおよびタートラジンの混合物 水溶性高分子化合物:キサンタンガム 油性成分:セチルアルコール 有機溶剤:1,3−ブチレングリコール/ベンジルアル
コール(2:1)評価 (泡質および泡の安定性試験) 各試料につき、専門の研究員による実使用試験を行い、
泡質の観察及び泡の安定性を目視にて観察し評価した。
尚、評価方法は以下の基準に従った。
【0028】(1)泡質 ○:泡のきめ細かさがあり、見た目がきれいである。
【0029】×:泡のきめ細かさがなく、見た目が悪
い。
【0030】(2)泡の安定性 ○:噴射、発泡後の泡の持続時間が2分以上である。
【0031】△:噴射、発泡後の泡の持続時間が1分半
以上2分未満 ×:噴射、発泡後の泡の持続時間が1分未満である。
【0032】結果を下記表1にまとめて示す。
【0033】
【表1】
【0034】例9(組成物例)
【0035】
【発明の効果】本発明によれば、泡質および泡の安定性
に優れた泡沫状酸性染毛用組成物が提供できる。このよ
うな効果は、組成に陰イオン性界面活性剤または両性界
面活性剤を加え、特に前両界面活性剤を同時に加えるこ
とにより得られる。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも酸性染料、界面活性剤および
    噴射剤を含んでなる泡沫状酸性染毛用組成物において、
    前記界面活性剤を陰イオン性界面活性剤および両性界面
    活性剤の1種以上から選ぶことを特徴とする組成物。
  2. 【請求項2】 陰イオン性界面活性剤がアルキル硫酸塩
    である請求項1記載の組成物。
  3. 【請求項3】 両性界面活性剤がベタイン型両性界面活
    性剤である請求項1記載の組成物。
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