JPH092924A - 毛髪処理剤、毛髪処理方法及び毛髪処理用乳化物 - Google Patents
毛髪処理剤、毛髪処理方法及び毛髪処理用乳化物Info
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- JPH092924A JPH092924A JP15068895A JP15068895A JPH092924A JP H092924 A JPH092924 A JP H092924A JP 15068895 A JP15068895 A JP 15068895A JP 15068895 A JP15068895 A JP 15068895A JP H092924 A JPH092924 A JP H092924A
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Abstract
保存性に優れた毛髪処理剤及び毛髪処理用乳化剤及びこ
れを用いた毛髪処理方法を提供する。 【構成】 水相中に主剤を含有する油中水型型乳化物の
第1剤と、前記第1剤と混合することにより前記第1剤
を水中油型乳化物に転相し又は/及び前記第1剤の乳化
破壊を起こす第2剤とを混合し、この混合物を毛髪に塗
布する。
Description
方法及び毛髪処理用乳化物に係り、特に水相中に主剤を
含有する油中水型乳化物の第1剤と、この第1剤と混合
したとき水中油型乳化物に転相し又は/及び油中水型乳
化物の乳化破壊を起こす第2剤とから成る毛髪処理剤、
このような毛髪処理剤を用いた毛髪処理方法及び水相中
に主剤を含有する油中水型毛髪処理用乳化物であって、
使用に際しては水中油型乳化物に転相され又は/及び乳
化破壊を起こす毛髪処理用乳化物に関する。
用時に毛髪に保持され易くし毛髪から垂れ落ちるのを防
止するため、適度の粘度を有することが要求される。こ
のため、これらの毛髪処理剤は乳化剤として調製される
ことが多い。
乳化物(以下、O/W型乳化物という)として調製され
ていた。その理由は、毛髪処理剤における主剤、例え
ば、染毛剤にあっては染料、パーマネントウェーブ剤に
あっては還元剤、は通常水溶性であり、O/W型乳化剤
においては外相である水相中に含有されるため、毛髪に
対して親和性があり毛髪内部に浸透し易いこと、使用に
際してはべたつかず好ましい使用感が得られること、シ
ャンプーにより容易に洗い流せる等の利点を有している
からである。
毛髪処理剤の一例として、主剤に酸化染料を用いた2剤
型染毛剤を説明する。2剤型染毛剤は、第1剤と第2剤
とから構成されている。この第1剤はO/W型乳化物と
して調製されており、外相である水相中には酸化染料、
アンモニア、アミン等のアルカリ剤等が含有されてい
る。一方、第2剤には、酸化染料に反応して酸化染料を
発色させる酸化剤が含有されている。このような2剤型
染毛剤は、使用直前に両者が混合され酸化剤を酸化染料
に作用させて毛髪に塗布することにより、毛髪内で酸化
染料の酸化反応が進行し毛髪を染色するものである。
うなO/W型乳化物においては、主剤が外相である水相
に含有されているため、主剤が空気と接触することによ
り酸化劣化を起し易すく安定性に欠ける場合がある。特
に、製品が医薬品、医薬部外品である場合、主剤の安定
性を保持することは特に重要である。
O/W型乳化物の外相中にアルカリ剤が含まれているた
め、アルカリ剤と容器とが直接接触することになり、容
器の変色、腐食変形を起こすおそれがある。また、使用
に際してアルカリ剤が揮発し、異臭を発生することもあ
る。
料は通常脂溶性であるため、O/W型乳剤では内相であ
る油相に含有されることになる。このため香料による芳
香を得にくいという問題もある。本発明は上述した問題
点に鑑みてなされたものであり、主剤の安定性を保時す
ることが可能で、容器を腐食等させるおそれがなく、異
臭や芳香の問題に対処することも可能であり、しかも使
用に際しては毛髪内部に主剤を効率よく浸透させること
ができ、使用感がよく、シャンプーで容易に容易に洗い
落すことが可能な毛髪処理剤、毛髪処理用乳化物及びこ
のような毛髪処理剤を用いた毛髪処理方法を提供するこ
とを目的とする。
を達成すべく鋭意研究を重ねた結果、主剤を水相中含有
する油中水型乳化物(以下、W/O型乳化物という)を
調製し、使用に際してO/W型乳化物に転相し又は/及
び乳化破壊を起こすことにより上記問題点を解決できる
ことを見いだし、本発明を完成するに到った。
/O型乳化物の第1剤と、前記第1剤と混合することに
より前記第1剤をO/W型乳化物に転相し又は/及び前
記第1剤の乳化破壊を起こす第2剤とから成る毛髪処理
剤、前記第1剤と第2剤とを混合し、この混合物を毛髪
に塗布する毛髪処理方法及び水相中に主剤を含有するW
/O型毛髪処理用乳化物であって、使用に際してはO/
W型乳化物に転相され又は/及び乳化破壊を起こす毛髪
処理用乳化物である。
乳化物の内相に含有されており空気による酸化を受ける
ことがないので、主剤の安定性を高めることができる。
また、アルカリ剤等の成分は内相中に含有されるので、
容器の腐食等を防止し、また異臭を減少させることが可
能である。さらに、親油性香料は外相中に含有されるの
で香料による芳香も得易くなる。
りO/W型乳化物に転相され又は/及び乳化破壊が起こ
るので、主剤が毛髪内部に浸透し易くなり、使用感がよ
くなり、更にシャンプーにより洗い落し易くなる。本願
発明におけるW/O型毛髪処理用乳化物は、連続相であ
る油相中に微粒子状の水相が分散しているものであり、
毛髪処理剤としての主剤は分散された水相中に含有され
ている。
例えば、染毛剤、脱色剤、パーマネントウェーブ剤、脱
毛剤等として用いることができる。染毛剤として用いる
場合、主剤としてはp−フェニレンジアミン、p−トル
イレンジアミン、N−メチル−p−フェニレンジアミ
ン、N,N−ジメチル−p−フェニレンジアミン、N,
N−ジエチル−2メチル−p−フェニレンジアミン、N
−エチル−N−(ヒドロキシエチル)−p−フェニレン
ジアミン、クロル−p−フェニレンジアミン、N,N−
ビス−(2−ヒドロキシエチル)−p−フェニレンジア
ミン、メトキシ−p−フェニレンジアミン、2,6−ジ
クロル−p−フェニレンジアミン、2−クロル−6−ブ
ロム−p−フェニレンジアミン、2−クロル−6−メチ
ル−p−フェニレンジアミン、6−メトキシ−3−メチ
ル−p−フェニレンジアミン、2,5−ジアミノアニソ
ール、N−(2−ヒドロキシプロピル)−p−フェニレ
ンジアミン、N−2−メトキシエチル−p−フェニレン
ジアミン等の1種又は数種のNH2 −基、NHR1 −基
又はN(R1 )2 −基(R1 は炭素数1〜4のアルキル
基又はヒドロキシアルキル基を示す)を有するp−ジア
ミン類;2,5−ジアミノビリジン誘導体;パラアミノ
フェノール、2−メチル−4−アミノフェノール、3−
メチル−4−アミノフェノール、2−クロロ−4−アミ
ノフェノール、3−クロロ−4−アミノフェノール、
2,6−ジメチル−4−アミノフェノール−3,5−ジ
メチル−4−アミノフェノール、2,3−ジメチル4−
アミノフェノール、2,5−ジメチル−4−アミノフェ
ノール、2,4−ジアミノフェノール、5−アミノサリ
チル酸等のp−アミノフェノール類、o−アミノフェノ
ール類、o−フェニレンジアミン類、α−ナフトール、
o−クレゾール、m−クレゾール、2,6−ジメチルフ
ェノール、2,5−ジメチルフェノール、3,4−ジメ
チルフェノール、3,5−ジメチルフェノール、ベンズ
カテキン、ピロガロール、1,5−ジヒドロキシナフタ
レン、1,7−ジヒドロキシナフタレン、5−アミノ−
2−メチルフェノール、ヒドロキノン、2,4−ジアミ
ノアニソール、m−トルイレンジアミン、4−アミノフ
ェノール、レゾルシン、レゾルシンモノメチルエーテ
ル、m−フェニレンジアミン、1−フェニル−3−メチ
ル−5−ピラゾロン、1−フェニル−3−アミノ−5−
ピラゾロン、1−フェニル−3,5−ジゲト−ピラゾリ
ジン、1−メチル−7−ジメチル−アミノ−4−ヒドロ
キシ−2−キノロン、m−アミノフェノール、4−クロ
ロレゾルシン、2−メチルレゾルシン、2,4−ジアミ
ノフェノキシエタノール、3,5−ジアミノートリフロ
ロメチルベンゼン、2,4−ジアミノ−フロロベンゼ
ン、3,5−ジアミノ−フロロベンゼン、2,4−ジア
ミノ−6−ヒドロキシピリミジン、2,4,6−トリア
ミノピリミジン、2−アミノ−4,6−ジヒドロキシピ
リミジン、4−アミノ−2,6−ジヒドロキシピリミジ
ン、4,6−ジアミノ−2−ヒドロキシピリミジン、
2,6−ジアミノピリミジン等の酸化染料、2−アミノ
−4−ニトロフェノール、2−アミノ−5−ニトロフェ
ノール、塩酸ニトロ−p−フェニレンジアミン、ニトロ
−p−フェニレンジアミン、p−アミノフェニルスルフ
ァミン酸、p−ニトロ−o−フェニレンジアミン、ピク
ラミン酸、ピクラミン酸ナトリウム、ピクリン酸、クロ
ムブラウンRH、ヘマテイン、硫酸ニトロ−p−フェニ
レンジアミン、硫酸p−ニトロ−o−フェニレンジアミ
ン、硫酸p−ニトロ−m−フェニレンジアミン、1−ア
ミノ−4−メチルアミノアントラキノン、1,4−ジア
ミノアントラキノン:酸性染料である赤色2号、赤色3
号、赤色102号、赤色04号、赤色105号、赤色1
06号、黄色4号、黄色5号、緑色3号、青色1号、青
色2号、赤色201号、赤色227号、赤色230号、
赤色231号、赤色232号、橙205号、橙207
号、黄色202号、黄色203号、緑色201号、緑色
204号、緑色205号、青色202号、青色203
号、青色205号、かっ色201号、赤色401号、赤
色502号、赤色503号、赤色504号、赤色506
号、橙402号、黄色402号、黄色403号、黄色4
06号、黄色407号、緑色401号、緑色402号、
紫色401号、黒401号;油溶性染料である赤色21
5号、赤色218号、赤色225号、橙201号、橙2
06号、黄色201号、黄色204号、緑色202号、
紫色201号、赤色501号、赤色505号、橙403
号、黄色404号、黄色405号、青色403号:塩基
性染料である赤色213号、赤色214号;及びAri
anor社の塩基性染料のSienna Brown、
Mahogany、Madder Red、Steel
Blue、Straw Yellow等の直接染料等
の染料を、脱色剤として用いる場合過酸化水素、臭素酸
塩等の酸化剤を、パーマネントウェーブ剤、脱毛剤とし
て用いる場合チオグリコール酸、チオグリコール酸塩、
システイン、チオグリコール酸グリセリンエステル、チ
オグリセリン、チオ硫酸システアミン等の還元剤を用い
ることができる。主剤は親水性でW/O型乳化剤におい
て水相によく多く分配され得るものであれば特に限定は
されない。
油相成分は特に限定されるものではなく、例えば、炭化
水素類、油脂、ロウ、高級脂肪酸、高級アルコール、エ
ステル油、シリコーン類等を用いることができる。本発
明におけるW/O型乳化物は油性成分、乳化剤、主剤を
用い通常の乳化法で調製することができる。例えば、上
記各成分及び水を混合し、この混合物に対しホモジナイ
ザー、ミキサー、コロイドミル等を用いて外部より機械
的エネルギーを与えることにより調製することができ
る。
るために使用される乳化剤としては、乳化物の調製に一
般的に使用されるもの、例えば、界面活性剤、有機変性
粘土鉱物、高分子化合物等の1種又は2種以上を用いる
ことが可能である。例えば、乳化剤として界面活性剤を
用いる場合、以下のようなものを用いることができる。 A.アニオン界面活性剤 (1)セッケン用素地、ラウリン酸ナトリウム、パルミ
チン酸ナトリウム等の脂肪酸セッケン (2)ラウリル硫酸ナトリウム、ラウリル硫酸カリウム
等の高級アルキル硫酸エステル塩 (3)POEラウリル硫酸トリエタノールアミン、PO
Eラウリル硫酸ナトリウム等のアルキルエーテル硫酸エ
ステル塩 (4)ラウロイルサルコシンナトリウム等のN−アシル
サルコシン酸塩 (5)N−ミリストイル−N−メチルタウリンナトリウ
ム、ヤシ油脂肪酸メチルタウリッドナトリウム、ラウリ
ルメチルタウリッドナトリウム等の高級脂肪酸アミドス
ルホン酸塩 (6)POEオレイルエーテルリン酸ナトリウム、PO
Eステアリルエーテルリン酸等のリン酸エステル塩 (7)ジ−2−エチルヘキシルスルホコハク酸ナトリウ
ム、モノラウロイルモノエタノールアミドポリオキシエ
チレンスルホコハク酸ナトリウム、ラウリルポリプロピ
レングリコールスルホコハク酸ナトリウム等のスルホコ
ハク酸塩 (8)リニアドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム、
リニアドデシルベンゼンスルホン酸トリエタノールアミ
ン、リニアドデシルベンゼンスルホン酸等のアルキルベ
ンゼンスルホン酸塩 (9)N−ラウロイルグルタミン酸モノナトリウム、N
−ステアロイルグルタミン酸ジナトリウム、N−ミリス
トイル−L−グルタミン酸モノナトリウム等のN−アシ
ルグルタミン酸塩 (10)硬化ヤシ油脂肪酸グリセリン硫酸ナトリウム等
の高級脂肪酸エステル硫酸エステル塩 (11)POEアルキルエーテルカルボン酸塩 (12)POEアルキルアリルエーテルカルボン酸塩 (13)α−オレフィンスルホン酸塩 (14)高級脂肪酸エステルスルホン酸塩 (15)二級アルコール硫酸エステル塩 (16)高級脂肪酸アルキロールアミド硫酸エステル塩 (17)その他のラウロイルモノエタノールアミドコハ
ク酸ナトリウム、N−パルミトイルアスパラギン酸ジト
リエタノールアミン、カゼインナトリウム B.カチオン界面活性剤 (1)塩化ステアリルトリメチルアンモニウム、塩化ラ
ウリルトリメチルアンモニウム等のアルキルトリメチル
アンモニウム塩 (2)塩化ジステアリルジメチルアンモニウム等のジア
ルキルジメチルアンモニウム塩 (3)塩化ポリ(N,N’−ジメチル−3,5−メチレ
ンピペリジニウム)、塩化セチルピリジニウム等のアル
キルピリジニウム塩 (4)アルキル四級アンモニウム塩 (5)アルキルジメチルベンジルアンモニウム塩 (6)アルキルイソキノリニウム塩 (7)ジアルキルモリホニウム塩 (8)POEアルキルアミン (9)アルキルアミン塩 (10)ポリアミン脂肪酸誘導体 (11)アミルアルコール脂肪酸誘導体 (12)塩化ベンザルコニウム、塩化ベンゼトリニウム
等の4級アンモニウム塩 C.両性界面活性剤 (1)2−ウンデシル−N,N,N−(ヒドロキシエチ
ルカルボキシメチル)−2−イミダゾリンナトリウム、
2−ココイル−2−イミタゾリニウムヒドロキサイド−
1−カルボキシエチロキシ2ナトリウム塩等のイミダゾ
リン系両性界面活性剤 (2)2−ヘプタデシル−N−カルボキシメチル−N−
ヒドロキシエチルイミダゾリニウムベタイン、ラウリル
ジメチルアミノ酢酸ベタイン、アルキルベタイン、アミ
ドベタイン、スルホベタイン等のベタイン系界面活性剤 D.非イオン界面活性剤 (1)モノオレイン酸ソルビタン、モノイソステアリン
酸ソルビタン、モノラウリン酸サルビタン、モノパルチ
ミン酸ソルビタン、モノステアリン酸ソルビタン、セス
キオレイン酸ソルビタン、トリオレイン酸ソルビタン、
ペンタ−2−エチルヘキシル酸ジグリセロールソルビタ
ン、テトラ−2−エチルヘキシル酸ジグリセロールソル
ビタン等のソルビタン脂肪酸エステル類 (2)モノ綿実油脂肪酸グリセリン、モノエルカ酸グリ
セリン、セスキオレイン酸グリセリン、モノステアリン
酸グリセリン、モノステアリン酸ジグリセリン、α、
α’−オレイン酸ピログルタミン酸グリセリン、モノス
テアリングリセリンリンゴ酸等のグリセリン又はポリグ
リセリン脂肪酸類 (3)モノステアリン酸プロピレングリコール、モノラ
エリン酸プロピレングリコール等のプロピレングリコー
ル脂肪酸エステル類 (4)硬化ヒマシ油誘導体類 (5)グリセリンアルキルエーテル類 (6)POEソルビタンモノオレエート、POEソルビ
タンモノステアレート、POEソルビタンモノラウレー
ト、POEソルビタンテトラオレエート等のPOEソル
ビタン脂肪酸エステル類 (7)POEソルビットモノラウレート、POEソルビ
ットモノオレエート、POEソルビットペンタオレエー
ト、POEソルビットモノステアレート等のPOEソル
ビット脂肪酸エステル類 (8)POEグリセリンモノステアレート、POEグリ
セリンモノイソステアレート、POEグリセリントリイ
ソステアレート等のPOEグリセリン脂肪酸エステル類 (9)POEモノオレエート、POEジステアレート、
POEモノジオレエート、イソステフアリン酸ポリエチ
レングリコール等のPOE脂肪酸エステル類 (10)POEラウリルエーテル、POEオレイルエー
テル、POEステアリルエーテル、POEベヘニルエー
テル、POEオクチルドデシルエーテル、POEコレス
タノールエーテル等のPOEアルキルエーテル類 (11)POEオクチルフェニルエーテル、POEノニ
ルフェニルエーテル、POEジニルフェニルエーテル等
のPOEアルキルフェニルエーテル類 (12)POE・POPセチルエーテル、POE・PO
P2−デシルテトラデシルエーテル、POE・POPモ
ノブチルエーテル、POE・POP水添ラノリン、PO
E・POPグリセリンエーテル等のPOE・POPアル
キルエーテル類 (13)テトラPOE・テトラPOPエチレンジアミン
縮合物類 (14)POEヒマシ油、POE硬化ヒマシ油、POE
硬化ヒマシ油モノイソステアレート、POE硬化ヒマシ
油トリイソステアレート、POE硬化ヒマシ油モノピロ
グルタミン酸モノイソステアリン酸ジエステル、POE
硬化ヒマシ油マレイン酸等のPOEヒマシ油又は硬化ヒ
マシ油誘導体 (15)POEソルビットミツロウ等のPOEミツロウ
・ラノリン誘導体 (16)ヤシ油脂肪酸ジエタノールアミド、ラウリン酸
モノエタノールアミド、脂肪酸イソプロパノールアミド
等のアルカノールアミド類 (17)POEプロピレングリコール脂肪酸エステル (18)POEアルキルアミン (19)POE脂肪酸アミド (20)ショ等脂肪酸エステル (21)POEニノルフェニルホルムアルデヒド縮合物 (22)ルキルエトキシジメチルアミンオキシド (23)トリオリイルリン酸 本発明におけるW/O型乳化物の製造に乳化剤として界
面活性剤を用いる場合、HLB値が1ー12の範囲のも
のを用いることが好ましい。2種以上の界面活性剤が混
合して使用される場合に混合HLB値が1ー12の範囲
であることが好ましい。また、上記の界面活性剤に加え
て、グルタミン酸、アスパラギン酸等のアミノ酸及びそ
の塩、ポリエチレングリコール等の多価アルコール、硫
酸ナトリウム等の無機塩等を乳化安定化として配合する
ことができる。これによって、効率良く安定性に優れる
W/O型乳化物を得ることができる。
化剤として使用できる有機変性粘土鉱物は、例えば、特
開昭61−129033号公報及び特開昭61−245
836号公報に記載されているように、水膨潤性粘土鉱
物を第四級アンモニウム塩型カチオン界面活性剤と非イ
オン性界面活性剤とで処理して得ることができる。
される水膨潤性粘土鉱物は、三相構造を有するコロイド
性含水ケイ酸アルミニウムの一種で、以下の一般式で表
される。 (S,Y)23(Si,Al)4 O10(OH)2 Z・nH
2 O X=Al,Fe,Mn,Cr Y=Mg,Fe,Ni,Zn,Li Z=K,Na,Ca 具体的には、モンモリナイト、サポナイト、ヘクトライ
ト、バイデライト、ノントライト、サポナイト等のスメ
クタイト属粘土鉱物の有機変性物又はナトリウムシリシ
ックマイカ、ナトリウムテニオライト、リチウムテニオ
ライト等の合成雲母等を用いることができる。
いられる第四級アンモニウム塩型カチオン界面活性剤は
下記一般式
ル基またはベンジル基、R2 はメチル基または炭素数1
0〜22のアルキル基、R3 とR4 は炭素数1〜3のア
ルキル基またはヒドロキシアルキル基、Xはハロゲン原
子またはメチルサルフェート残基を表す。)で表される
ものである。
ウムクロリド、ミリスチルトリメチルアンモニウムクロ
リド、セチルトリメチルアンモニウムクロリド、ステア
リルトリメチルアンモニウムクロリド、アラキルトリメ
チルアンモニウムクロリド、ベヘニルトリメチルアンモ
ニウムクロリド、ミリスチルジメチルエチルアンモニウ
ムクロリド、セチルジメチルエチルアンモニウムクロリ
ド、ステアリルジメチルエチルアンモニウムクロリド、
アラキルジメチルエチルアンモニウムクロリド、ベヘニ
ルジメチルエチルアンモニウムクロリド、ミリスチルジ
エチルメチルアンモニウムクロリド、セチルジエチルメ
チルアンモニウムクロリド、ステアリルジエチルメチル
アンモニウムクロリド、アラキルジエチルメチルアンモ
ニウムクロリド、ベヘニルジエチルメチルアンモニウム
クロリド、ベンジルジメチルミリスチルアンモニウムク
ロリド、ベンジルジメチルセチルアンモニウムクロリ
ド、ベンジルジメチルステアリルアンモニウムクロリ
ド、ベンジルジメチルベヘニルアンモニウムクロリド、
ベンジルメチルエチルセチルアンモニウムクロリド、ベ
ンジルメチルエチルステアリルアンモニウムクロリド、
ジステアリルジメチルアンモニウムクロリド、ジベヘニ
ルジヒドロキシエチルアンモニウムクロリドおよび相当
するプロミド等、ジバルミチルプロピルエチルアンモニ
ウムメチルサルフェート等があげられる。
一種または二種以上が任意に選択される。また、有機変
性粘度化合物を得るために用いられる非イオン性界面活
性剤はそのHLB値が2〜16であることが好ましく、
3〜12のものが最も好ましい。具体的には、POE
(2〜30)オレイルエーテル、POE(2〜35)ス
テアリルエーテル、POE(2〜20)ラウリルエーテ
ル、POE(1〜20)アルキルフェニルエーテル、P
OE(6〜18)ベヘニルエーテル、POE(5〜2
5)2−デシルペンタデシルエーテル、POE(3〜3
0)2−デシルテトラデシルエーテル、POE(8〜1
6)2−オクチルデシルエーテル等のエーテル型活性
剤、およびPOE(4〜60)硬化ヒマシ油、POE
(3〜14)脂肪酸モノエステル、POE(6〜30)
脂肪酸ジエステル、POE(5〜20)ソルビタン脂肪
酸エステル等のエステル型活性剤、更にPOE(2〜3
0)グリセリルモノイソステアレート、POE(10〜
60)グリセリルトリイソステアレート、POE(7〜
50)硬化ヒマシ油モノイソステアレート、POE(1
2〜60)硬化ヒマシ油トリイソステアレート等のエー
テルエステル型活性剤等のエチレンオキシド付加型界面
活性剤、およびデカグリセリルテトラオレート、ヘキサ
グリセリルトリイソステアレート、テトラグリセリルジ
イソステアレート、ジグリセリルジイソステアレート等
のポリグリセリン脂肪酸エステル、グリセリルモノステ
アレート、グリセリルモノイソステアレート、グリセリ
ルモノオレート等のグリセリン脂肪酸エステル等の多価
アルコール脂肪酸エステル型界面活性剤があげられる。
ト、ヘキサグリセリルトリイソステアレート、テトラグ
リセリルジイソステアレート、ジグリセリルジイソステ
アレート等のジグリセリン以上のポリグリセリン脂肪酸
エステル、POE(2〜12)オレイルエーテル、PO
E(3〜12)ステアリルエーテル、POE(2〜1
0)ラウリルエーテル、POE(2〜10)ノニルフェ
ニルエーテル、POE(6〜15)ベヘニルエーテル、
POE(5〜20)2−デシルペンタデシルエーテル、
POE(5〜17)2−デシルテトラデシルエーテル、
POE(8〜16)2−オクチルデシルエーテル等のP
OE付加エーテル型活性剤、およびPOE(10〜2
0)硬化ヒマシ油、POE(5〜14)オレイン酸モノ
エステル、POE(6〜20)オレイン酸ジエステル、
POE(5〜10)ソルビタンオレイン酸エステル等の
POE付加エステル型活性剤、POE(3〜15)グリ
セリルモノイソステアレート、POE(10〜40)グ
リセリルトリイソステアレート等のPOE付加エーテル
エステル型活性剤等のエチレンオキシド付加型の非イオ
ン性界面活性剤が特に好ましい。有機変性粘度化合物の
調製にあたってはこれら非イオン性界面活性剤の中から
一種又は二種以上が任意に選択されて用いられる。
化剤として使用できる有機変性粘土鉱物は、例えば、
水、アセトン又は低級アルコール等の低沸点溶剤中で水
膨潤性粘土鉱物と第四級アンモニウム塩型カチオン界面
活性剤と非イオン性界面活性剤とを分散撹拌処理する
か、又は予め水膨潤性粘土鉱物と第四級アンモニウム塩
型カチオン界面活性剤とを低沸点溶剤中で処理してカチ
オン変性粘土鉱物を得てから非イオン界面活性剤で処理
し、次いで低沸点溶剤を除去することによって得ること
ができる。
ことにより、高温加熱することなしに効率的に安定性に
優れた乳化物を得ることができる。従って、酸化染料等
熱に対して不安定な物質、アンモニア等揮発性の高いア
ルカリ剤等を含有する乳化物を調製する場合、乳化剤と
して有機変性粘土鉱物を使用することが好ましい。
化合物を使用する場合、エチルセルロース、エチルヒド
ロキシエチルセルロース、ニトロセルロース、ポリ酢酸
ビニル、ポリメタクリル酸メチル等を用いることができ
る。本発明に係る毛髪処理剤における第2剤は、第1剤
のW/O型乳化物と混合することにより第1剤をO/W
型乳化物に転相し又は/及び乳化破壊を起こすものであ
る。
第1剤の組成との関係により、種々のものが挙げられ
る。例えば、第1剤が飽和量に近い内相比の水を含有す
るW/O型乳化物である場合、第2剤としては一定量以
上の水を含有するものであれば、第1剤の転相又は/及
び乳化破壊を起こすことが可能である。
が12以上の親水性界面活性剤、エタノール、イソプロ
ピルアルコール等の低級アルコール、チオ硫酸ナトリウ
ム等の塩入作用のある無機塩に対して不安定であり、こ
れらと混合すると転相又は/及び乳化破壊を起こすこと
が知られている。従って、これらの物質を所定濃度以上
を含有するものであれば、液状、ゲル状、クリーム状等
剤型を問わずに第2剤とすることができる。
の転相又は/及び乳化破壊を生じさせ、且つ第1剤に含
有される主剤の効果を損なわなければ、特に限定される
ものではない。本発明において、W/O乳化物(第1
剤)、第2剤の一方又は双方に通常の毛髪処理剤に用い
られる他の成分、例えば、香料、pH調製剤、芳香族ア
ルコール、多価アルコール等のアルコール類、カチオン
界面活性剤、保湿剤、防腐剤、紫外線防止剤、金属封鎖
剤、還元剤等を本発明の効果を損なわない範囲で適宜配
合することが可能である。
1剤)、第2剤の一方又は双方に増粘剤を配合すること
も可能である。これによって、第1剤と第2剤の混合に
より乳化破壊が生じた場合でも毛髪処理剤の粘度を一定
に保持することが可能になり、使用時に毛髪から垂れ落
ちるといったことを防止することが可能になる。
て、酸化性染料を含有する2剤式染毛剤について説明す
る。この2剤式染毛剤は、酸化により発色する酸化染料
を水相中に含有するW/O型乳化物である第1剤と、過
酸化水素等の酸化剤を含有する第2剤とから構成されて
いる。このような2剤式染毛剤では、酸化染料が内相で
ある水相中に含有されるので、空気に接触することがな
く長期保存しても安定である。
て使用する場合、染料として初めから発色している直接
染料を用いることも可能である。タール色素、ニトロ染
料等の直接染料の所定量を配合して、染毛効果を得るこ
とが出来る。更には、前記の2剤型酸化染毛剤のW/O
型第1剤に於いて、酸化染料に加えて上記の直接染料を
微量配合する時、第1剤単独では、直接染料が内相に取
り込まれている為、顕著な発色がないが、第2剤と混合
して、転相及び/又は乳化破壊することにより、直接染
料が外相に出て来て顕著な発色が見られる。この現象は
第1剤と第2剤の混合が完全に為されて、転相及び/又
は乳化破壊が起きていることを示すものであるから、本
発明の2剤型乳化染毛剤の使用の際、混合終了のインデ
ィケーターとして活用できる。
はこれに限定されるものではない。尚、配合量は全て重
量%を示す。 1.W/O型毛髪処理用乳化物(第1剤)の調製 本発明におけるW/O型毛髪処理用乳化物として、酸化
染料を主剤とするW/O型乳化物を調製した。
面活性剤、有機変性粘土鉱物、乳化用ポリマーを油相成
分に混合分散し、次いで水性成分を含む水相を油相に添
加して、乳化して、実施例1−1乃至1−7のW/O型
乳化物及び比較例のO/W型乳化物を得た。
剤の安定性試験 第1剤(W/O型乳化剤)における主剤(酸化染毛剤染
料)の安定性を調べるため、実施例1−1乃至1−7の
W/O型乳化物及び比較例のO/W乳化物を調製後ガラ
ス瓶に充填し、室温で1週間放置し、放置後の色彩の変
化を観察した。
至1−7のW/O型乳化物では酸化染料が発色しなかっ
たのに対し、比較例のO/W乳化物では酸化染料が発色
した。これは実施例1ー1乃至1ー7のW/O型乳化物
では、酸化染料が内相である水相中に含有されているた
め空気による酸化を殆ど受けないのに対し、比較例のO
/W乳化物では酸化染料が外相である水相中に含有され
ているため空気酸化を受けたものと考えられる。
った。 3.第2剤の調製 表3に示される処方に従い本発明に係る毛髪処理剤にお
ける第2剤を調製した。
び乳化破壊の確認試験及び染色試験 W/O型乳化剤(第1剤)として得られた実施例1−1
乃至1−7と第2剤として得られた実施例2−1乃至2
−3等量混合し、O/W型乳化物への転相又は/及び乳
化破壊が生じたか否かを確認した。判定は水に対する希
釈性を基準として行った。
至1−7のW/O型乳化物では転相又は/及び乳化破壊
を生じさせることが可能であるのに対し、比較例では転
相又は/及び乳化破壊が生じなかった。また、転相又は
/及び乳化破壊が生じたものをヒトの毛髪に塗布したと
ころ、染色効果が確認できた。
た。
における毛髪処理剤及び毛髪処理用乳化剤によれば、主
剤の安定性に優れ、使用感がよく、しかも保存性に優れ
た毛髪処理剤及び毛髪処理用乳化剤を提供することが可
能になるという効果を奏する。
ば使用感に優れ、毛髪処理効率の高い毛髪処理を行うこ
とが可能になるという効果を奏する。
Claims (8)
- 【請求項1】水相中に主剤を含有する油中水型乳化物の
第1剤と、前記第1剤と混合することにより前記第1剤
を水中油型乳化物に転相し又は/及び前記第1剤の乳化
破壊を起こす第2剤とから成ることを特徴とする毛髪処
理剤。 - 【請求項2】前記主剤は染料であることを特徴とする請
求項1記載の毛髪処理剤。 - 【請求項3】前記主剤は酸化染料であり、前記第2剤に
は酸化剤が含有されていることを特徴とする請求項1記
載の毛髪処理剤。 - 【請求項4】前記第1剤は還元剤を含有することを特徴
とする請求項3記載の毛髪処理剤。 - 【請求項5】前記第1剤及び/又は前記第2剤は増粘剤
を含有することを特徴とする請求項1乃至4項のうちい
ずれか1項記載の毛髪処理剤。 - 【請求項6】水相中に主剤を含有する油中水型型乳化物
の第1剤と、前記第1剤と混合することにより前記第1
剤を水中油型乳化物に転相し又は/及び前記第1剤の乳
化破壊を起こす第2剤とを混合し、この混合物を毛髪に
塗布することを特徴とする毛髪処理方法。 - 【請求項7】水相中に主剤を含有する油中水型毛髪処理
用乳化物であって、使用に際しては水中油型乳化物に転
相され又は/及び乳化破壊を起こすことを特徴とする毛
髪処理用乳化物。 - 【請求項8】前記主剤は酸化染料であることを特徴とす
る請求項7記載の毛髪処理用乳化物。
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