JP2000290150A - 液状染毛剤組成物 - Google Patents

液状染毛剤組成物

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JP2000290150A JP11096382A JP9638299A JP2000290150A JP 2000290150 A JP2000290150 A JP 2000290150A JP 11096382 A JP11096382 A JP 11096382A JP 9638299 A JP9638299 A JP 9638299A JP 2000290150 A JP2000290150 A JP 2000290150A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 染毛力及び堅牢性に優れ、染色後の毛髪の感
触が良好であり、しかも安全性が高く、低温安定性も良
好である液状染毛剤組成物を提供する。 【解決手段】 液状染毛剤組成物において、分岐型非イ
オン界面活性剤、両性界面活性剤及び1価低級アルコー
ルを配合したことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は液状染毛剤組成物に関す
るもので、詳しくは、染毛力及び堅牢性に優れ、また、
染色後の毛髪の感触が良好な液状染毛剤組成物に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来より染毛剤としては、酸化染料中間
体を含有する第1剤と、酸化剤を含有する第2剤よりな
る二剤型の酸化染毛剤が広く利用されている。この染毛
剤は無色の低分子の酸化染料中間体を毛髪中に浸透さ
せ、毛髪の中で酸化重合を行わせることにより色素を生
成させ染着させるものである。これらの酸化染毛剤は要
望に応じた種々の色調に毛髪を染色することができる。
【0003】また、これら酸化染毛剤の利点である良好
な染毛力を得るためには、毛髪全体に均一に塗布するこ
とが必要であり、そのため様々な剤型が考案され、液
状、クリーム状、ジェリー状等の製品が上市されてき
た。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
液状染毛剤組成物では、染毛力、堅牢性及び染色後の毛
髪の感触共に十分満足できるものは得られていない。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者は上記実情を鑑
み鋭意検討を重ねた結果、特定の非イオン性界面活性
剤、両性界面活性剤及び1価低級アルコールを組み合わ
せることにより、染毛力及び堅牢性に優れ、染色後の毛
髪の感触が良好であり、さらに、毛髪に塗布した際の塗
布液の垂れを防止することができる液状染毛剤組成物が
得られることを見い出した。また、従来の液状染毛剤組
成物より、安全性が高く、低温安定性も良好であること
を見い出し、本発明を完成するに至った。
【0006】即ち、本発明は、分岐型非イオン性界面活
性剤、両性界面活性剤及び1価低級アルコールを配合し
たことを特徴とする液状染毛剤組成物を提供するもので
ある。以下、本発明の構成について、詳細に説明する。
【0007】本発明で用いられる分岐型非イオン性界面
活性剤としては、分岐アルキルエーテル型の非イオン性
界面活性剤が挙げられ、例えば、ポリオキシエチレンの
付加モル数が1〜50のオクチルドデシルエーテル、ヘ
キシルデシルエーテル、イソステアリルエーテル、デシ
ルペンタデシルエーテル、デシルテトラデシルエーテル
などが挙げられる。これらの分岐型非イオン性界面活性
剤を1種又は2種以上組み合わせて配合しても良い。特
に、ポリオキシエチレンの付加モル数が5〜30モルの
ものが、染毛力及び堅牢性の点で好ましい。
【0008】これらの分岐型非イオン性界面活性剤の配
合量は、0.1〜50重量%であり、好ましくは3〜3
0重量%である。0.1重量%未満であると、充分な染
毛力、堅牢性が得られず、低温安定性も改善されない。
また、50重量%を超えてもそれ以上効果が上がらない
ばかりか、かえって、染毛力、堅牢性が劣り良くない。
【0009】両性界面活性剤を配合すると、染毛力及び
堅牢性の向上等、本発明の効果に加え、第1剤と第2剤
を混合した薬液を毛髪に塗布した際の塗布液の垂れを防
止することができる。
【0010】両性界面活性剤としては、グリシン型両性
界面活性剤、アミノプロピオン酸型両性界面活性剤、ア
ミノ酢酸型両性界面活性剤、スルホベタイン型両性界面
活性剤等が挙げられる。例えば、2−アルキル−N−カ
ルボキシメチル−N−ヒドロキシエチルイミダゾリニウ
ムベタイン、ラウリルジメチルアミノ酢酸ベタイン、ウ
ンデシルカルボキシメトキシエチルカルボキシメチルイ
ミダゾリニウムベタインナトリウム、ウンデシルヒドロ
キシエチルイミダゾリニウムベタインナトリウム、ウン
デシル−N−ヒドロキシエチル−N−カルボキシメチル
イミダゾリニウムベタイン、塩酸アルキルジアミノエチ
ルグリシン液、ステアリルジヒドロキシエチルベタイ
ン、ステアリルジメチルアミノ酢酸ベタイン、ステアリ
ルジメチルベタインナトリウム液、ビス(ステアリル−
N−ヒドロキシエチルイミダゾリン)クロル酢酸錯体、
ヤシ油アルキル−N−カルボキシエチル−N−ヒドロキ
シエチルイミダゾリニウムベタインナトリウム、ヤシ油
アルキル−N−カルボキシエトキシエチル−N−カルボ
キシエチルイミダゾリニウムジナトリウムヒドロキシ
ド、ヤシ油アルキル−N−カルボキシメトキシエチル−
N−カルボキシエチルイミダゾリニウムジナトリウムヒ
ドロキシド、ヤシ油アルキル−N−カルボキシメトキシ
エチル−N−カルボキシエチルイミダゾリニウムジナト
リウムラウリル硫酸、ヤシ油アルキルベタイン、ヤシ油
脂肪酸アミドプロピルベタイン、ヤシ油脂肪酸−N−カ
ルボキシメトキシエチル−N−カルボキシエチルイミダ
ゾリニウムベタインナトリウム、ラウリルアミノプロピ
オン酸トリエタノールアミン、β−ラウリルアミノプロ
ピオン酸ナトリウム、ラウリルN−カルボキシメトキシ
エチル−N−カルボキシメチルイミダゾリニウムジナト
リウムドデカノイルサルコシン、ラウリルジアミノエチ
ルグリシンナトリウム、ラウリン酸アミドプロピルベタ
イン液、ラウリルスルホベタイン、ラウリルヒドロキシ
スルホベタイン等が挙げられる。
【0011】これらの両性界面活性剤の配合量は1〜3
0重量%であり、好ましくは5〜20重量%である。1
重量%未満であると、良好な染毛力、堅牢性が得られ
ず、また、第1剤と第2剤を混合した薬液を毛髪に塗布
した際、塗布液が垂れやすくなる。30重量%を超えて
も、それ以上効果は上がらないばかりか、かえって塗布
液が垂れやすくなる。
【0012】1価低級アルコールとしては、炭素数1〜
5の1価の低級アルコールが挙げられる。これらの中で
も、エタノール、1−プロパノール、イソプロパノール
が好ましい。これらの1価低級アルコールの配合量は1
〜50重量%であり、好ましくは5〜30重量%であ
る。
【0013】さらに、高級アルコールを配合することに
より、第1剤と第2剤の混合粘度を容易に調整すること
ができ、かつ低温安定性を改善することができる。具体
例としては、ラウリルアルコール、ミリスチルアルコー
ル、セチルアルコール、ステアリルアルコール、セトス
テアリルアルコール、ベヘニルアルコール、イソステア
リルアルコール、オレイルアルコール、2−ヘキシルデ
カノール、2−オクチルドデカノール、2−デシルテト
ラデカノールなどが挙げられる。これらの中でも、分岐
状高級アルコールである、イソステアリルアルコール、
2−ヘキシルデカノール、2−オクチルドデカノールな
どが好ましい。これらの高級アルコールの配合量は通
常、0.01〜20重量%、好ましくは0.1〜10重
量%である。
【0014】本発明に用いられる酸化染料中間体として
は、フェニレンジアミン類、アミノフェノール類、ジア
ミノピリジン類及びそれらの塩類等の1種又は2種以上
が挙げられる。塩類としては塩酸塩、硫酸塩、酢酸塩等
が挙げられる。これらの中でもp−フェニレンジアミ
ン、p−トルイレンジアミン、N,N−ビス(2−ヒド
ロキシエチル)−p−フェニレンジアミン、2−(2’
−ヒドロキシエチル)−p−フェニレンジアミン、N−
フェニル−p−フェニレンジアミン、4,4’−ジアミ
ノジフェニルアミン、2−クロロ−p−フェニレンジア
ミン、N,N−ジメチル−p−フェニレンジアミン、p
−アミノフェノール、o−アミノフェノール、p−メチ
ルアミノフェノール、2,6−ジクロロ−p−フェニレ
ンジアミン、p−アミノフェニルスルファミン酸、2,
5−ジアミノピリジン及びそれらの塩類が効果及び染毛
力の点から好ましい。その配合量は通常、第1剤の全重
量に対し0.01〜15重量%であり、好ましくは0.
1重量%〜10重量%である。
【0015】カプラーとしては、レゾルシン、ピロガロ
ール、カテコール、m−アミノフェノール、m−フェニ
レンジアミン、o−アミノフェノール、2,4−ジアミ
ノフェノール、1,2,4−ベンゼントリオール、トル
エン−3,4−ジアミン、トルエン−2,4−ジアミ
ン、ハイドロキノン、α−ナフトール、2,6−ジアミ
ノピリジン、3,3’−イミノジフェノール、1,5−
ジヒドロキシナフタレン、5−アミノ−o−クレゾー
ル、ジフェニルアミン、p−メチルアミノフェノール、
フロログルシン、2,4−ジアミノフェノキシエタノー
ル、没食子酸、タンニン酸、没食子酸エチル、没食子酸
メチル、没食子酸プロピル、五倍子、1−メトキシ−2
−アミノ−4−(2−ヒドロキシエチル)アミノベンゼ
ン、5−(2−ヒドロキシエチルアミノ)−2−メチル
フェノール及びそれらの塩等を配合することができる。
この配合量は0.01〜10重量%であり、好ましくは
0.1重量%〜5重量%である。その他、「医薬部外品
原料規格」(1991年6月発行,薬事日報社)に収載
されたものも適宜、用いることができる。
【0016】さらに、直接染料を配合することにより、
種々の色調を得ることができる。直接染料としては、タ
ール系色素や天然色素などの公知のものが使用でき、1
種又は2種以上併用してもよい。その中でも、ニトロ系
染料、アゾ染料、ニトロソ染料、トリフェニルメタン染
料、キサンテン染料、キノリン染料、アントラキノン染
料またはインジゴ染料が、良好な染毛効果を得られ好ま
しい。これらの配合量は通常0.01〜10重量%であ
る。
【0017】直接染料の具体例としては、ニトロ−p−
フェニレンジアミン、p−ニトロ−o−フェニレンジア
ミン、p−ニトロ−m−フェニレンジアミン、2−アミ
ノ−4−ニトロフェノール、2−アミノ−5−ニトロフ
ェノール、ピクラミン酸、それらの塩及び「医薬品等に
使用することができるタール色素を定める省令」(昭和
41年告示、厚生省)により定められた染料(以下、法
定色素と略す)のうち、黄色403号の(1)等のニト
ロ系染料、同じく法定色素、赤色2号、赤色102号、
赤色201号、赤色225号、赤色227号、赤色50
1号、赤色502号、赤色503号、赤色504号、赤
色505号、赤色506号、だいだい色205号、だい
だい色402号、だいだい色403号、黄色4号、黄色
5号、黄色402号、黄色404号、黄色405号、黄
色406号、黄色407号、かっ色201号、黒色40
1号等のアゾ染料、同じく緑色401号等のニトロソ染
料、同じく青色1号、青色202号、青色203号、青
色205号、緑色3号、緑色205号、緑色402号等
のトリフェニルメタン染料、同じく赤色3号、赤色10
4号の(1)、赤色105号の(1)、赤色106号、
赤色218号、赤色230号の(1)、赤色230号の
(2)、赤色231号、赤色232号、赤色401号、
だいだい色201号、だいだい色207号、黄色201
号、黄色202号の(1)、黄色202号の(2)等の
キサンテン染料、同じく黄色203号、黄色204号等
のキノリン染料、1−アミノ−4−メチルアミノアント
ラキノン、1,4−ジアミノアントラキノン、法定色素
青色403号、緑色201号、緑色202号、紫色20
1号、紫色401号等のアントラキノン染料、同じく青
色2号、青色201号等のインジゴ染料等が挙げられ
る。
【0018】なお、これらの染料を配合しない場合は脱
色剤として使用することができる。
【0019】アルカリ剤としては、アンモニア、モノエ
タノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノール
アミン、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム等を必要に
応じて配合することができる。
【0020】また、必要に応じて、高級脂肪酸、前記以
外の非イオン性界面活性剤、アニオン性界面活性剤、カ
チオン性界面活性剤及び溶剤を配合することができる。
【0021】高級脂肪酸としては、例えば、オレイン
酸、ミリスチン酸、ラウリン酸、ステアリン酸、イソス
テアリン酸、ベヘニン酸、アラキン酸、アラキドン酸、
リノレイン酸、リノール酸などが挙げられ、これらを1
種又は2種以上配合することができる。
【0022】前記以外の非イオン性界面活性剤、アニオ
ン性界面活性剤、あるいはカチオン性界面活性剤として
は、以下のものが挙げられる。
【0023】前記以外の非イオン性界面活性剤 1.ポリオキシエチレン(以下POEと略す)アルキル
エーテル POEセチルエーテル、POEステアリルエーテル、P
OEベヘニルエーテル、POEオレイルエーテル、PO
Eラウリルエーテルなど 2.POEアルキルフェニルエーテル POEノニルフェニルエーテル、POEオクチルフェニ
ルエーテルなど 3.POEソルビタン脂肪酸エステル モノオレイン酸POEソルビタン、モノステアリン酸P
OEソルビタン、モノパルミチン酸POEソルビタン、
モノラウリン酸POEソルビタン、トリオレイン酸PO
Eソルビタンなど 4.POEグリセリルモノ脂肪酸エステル モノステアリン酸POEグリセリン、モノミリスチン酸
POEグリセリンなど 5.POEソルビトール脂肪酸エステル テトラオレイン酸POEソルビット、ヘキサステアリン
酸POEソルビット、モノラウリン酸POEソルビッ
ト、POEソルビットミツロウなど 6.ヒマシ油、硬化ヒマシ油誘導体 POE硬化ヒマシ油、POEヒマシ油など 7.POE脂肪酸エステル モノオレイン酸ポリエチレングリコール、モノステアリ
ン酸ポリエチレングリコール、モノラウリン酸ポリエチ
レングリコールなど 8.高級脂肪酸グリセリンエステル 親油型モノオレイン酸グリセリン、親油型モノステアリ
ン酸グリセリン、自己乳化型モノステアリン酸グリセリ
ンなど 9.ソルビタン脂肪酸エステル モノオレイン酸ソルビタン、セスキオレイン酸ソルビタ
ン、トリオレイン酸ソルビタン、モノステアリン酸ソル
ビタン、モノパルミチン酸ソルビタン、モノラウリン酸
ソルビタンなど 10.ラノリン誘導体 POEラノリン、POEラノリンアルコール、POEソ
ルビトールラノリンなど 11.アルキロールアミド ラウリン酸ジエタノールアミド、ヤシ油脂肪酸ジエタノ
ールアミドなど 12.POE脂肪酸アミド POEステアリン酸アミドなど 13.ショ糖脂肪酸エステル 14.アルキルアミンオキシド ジメチルラウリルアミンオキシドなど
【0024】アニオン性界面活性剤 1.硫酸エステル塩 1−1)アルキル硫酸エステル塩 ラウリル硫酸ナトリウム、ラウリル硫酸トリエタノール
アミン、ラウリル硫酸アンモニウム、セチル硫酸ナトリ
ウム、ステアリル硫酸ナトリウムなど 1−2)アルキル及びアルキルアリルエーテル硫酸エス
テル塩 POEラウリルエーテル硫酸ナトリウム、POEラウリ
ルエーテル硫酸トリエタノールアミン、POEラウリル
エーテル硫酸アンモニウム、POEアルキルエーテル硫
酸ナトリウム、POEアルキルエーテル硫酸トリエタノ
ールアミン、POEアルキルエーテル硫酸ジエタノール
アミン、POEアルキルエーテル硫酸アンモニウムなど 1−3)高級脂肪酸エステル塩の硫酸エステル塩 硬化ヤシ油脂肪酸グリセリル硫酸ナトリウムなど 1−4)高級脂肪酸アルキロールアミドの硫酸エステル
塩 1−5)硫酸化油硫酸化ヒマシ油など 2.リン酸エステル塩 POEラウリルエーテルリン酸、POEオレイルエーテ
ルリン酸、POEセチルエーテルリン酸、POEステア
リルエーテルリン酸、POEアルキルエーテルリン酸、
POEアルキルフェニルエーテルリン酸、及びその塩
(ナトリウム塩、トリエタノールアミン塩)など 3.スルホン酸塩 3−1)α−オレフィンスルホン酸塩 3−2)高級脂肪酸エステルのスルホン酸塩 3−3)高級脂肪酸アミドのスルホン酸塩 ヤシ油脂肪酸メチルタウリンナトリウム、ラウロイルロ
チルタウリンナトリウムなど 3−4)アルキルベンゼンスルホン酸塩 ドデシルベンゼンスルホン酸トリエタノールアミンなど 3−5)スルホコハク酸塩 スルホコハク酸ナトリウム、スルホコハク酸ラウリル二
ナトリウム、POEスルホコハク酸二ナトリウム、PO
Eスルホコハク酸ラウリル二ナトリウム、スルホコハク
酸POEラウロイルエタノールアミドエステル二ナトリ
ウム、ウンデシレノイルアミドエチルスルホコハク酸二
ナトリウムなど 4.カルボン酸塩 4−1)高級脂肪酸とアミノ酸の縮合物 ラウロイルサルコシンナトリウムなどのN−アシルサル
コシン塩、N−ラウロイル−L−グルタミン酸ナトリウ
ム、N−ステアロイル−L−グルタミン酸二ナトリウ
ム、N−ミリストイル−L−グルタミン酸ナトリウムな
どN−アシルグルタミン酸塩 4−2)脂肪酸石鹸 オレイン酸、ステアリン酸、ラウリン酸、パルミチン酸
などのナトリウム塩、カリウム塩、トリエタノールアミ
ン塩あるいはアンモニウム塩
【0025】カチオン性界面活性剤としては、第4級ア
ンモニウム塩が挙げられ、具体例としては、塩化アルキ
ルトリメチルアンモニウム、塩化ラウリルトリメチルア
ンモニウム、塩化セチルトリメチルアンモニウム、臭化
セチルトリメチルアンモニウム、塩化ステアリルトリメ
チルアンモニウム、臭化ステアリルトリメチルアンモニ
ウム、臭化ラウリルトリメチルアンモニウム、塩化ジア
ルキルジメチルアンモニウム、塩化ジセチルジメチルア
ンモニウム、塩化ジステアリルジメチルアンモニウム、
塩化ジココイルジメチルアンモニウム、塩化ミリスチル
ジメチルベンジルアンモニウム、塩化ステアリルジメチ
ルベンジルアンモニウム、エチル硫酸ラノリン脂肪酸ア
ミノプロピルエチルジメチルアンモニウムなどが挙げら
れる。
【0026】これらの界面活性剤は1種又は2種以上を
組み合わせて配合することができ、その配合量は5〜7
0重量%である。
【0027】溶剤としては、前記の1価低級アルコール
以外に、プロピレングリコール、ジプロピレングリコー
ル、1,3−ブチレングリコール、イソプレングリコー
ル、へキシレングリコール、エチルカルビトール、グリ
セリン、ジグリセリン、ポリエチレングリコール、ポリ
プロピレングリコール等が挙げられ、1種又は2種以上
を組み合わせて配合することができる。溶剤の配合量は
5〜50重量%である。
【0028】その他、カルボキシメチルセルロース、キ
サンタンガム、ポリアクリル酸及びその塩等の増粘剤、
シリコン、香料などを必要に応じて適宜、配合すること
ができる。
【0029】本発明の液状染毛剤組成物は、使用に際
し、過酸化水素、過酸化尿素等の酸化剤を含有する第2
剤と重量比で1:0.5〜1:5の割合で混合される。
また、第2剤にはフェナセチン、EDTA等の安定剤、
非イオン性界面活性剤、アニオン性界面活性剤、カチオ
ン性界面活性剤、両性界面活性剤、カチオン化ポリマ
ー、高級アルコール、炭化水素、脂肪酸、ロウ類、油脂
類、溶剤、酸、pH調整剤、香料などを必要に応じて適
宜配合することができる。
【0030】
【発明の実施の形態】次に、本発明を実施例により更に
具体的に説明するが、本発明はその要旨を超えない限
り、以下の実施例に限定されるものではない。
【0031】
【実施例】実施例1及び比較例1〜3 表1に示す組成の実施例1及び比較例1〜3の液状染毛
剤組成物(第1剤)及び第2剤を常法により調製した。
【0032】
【表1】
【0033】<比較試験1>実施例1及び比較例1〜3
の第1剤と第2剤とをそれぞれ重量比1:1の割合で混
合して薬液を調製し、パネラー9名の毛髪を頭頂部で左
右半分に分けて、片方に実施例1を、もう一方に比較例
1〜3のいずれかをそれぞれ塗布した。このとき、塗布
液の垂れ(第1剤と第2剤とを混合し、薬液を毛髪に塗
布した際の塗布液の垂れ具合)について評価した。その
後、室温で20分間放置した後、各パネラーの頭髪を、
40℃の温湯で充分洗浄し、乾燥した。このような染毛
処理を終えた各パネラーに関して、プレーンリンス時及
びドライ後の感触、及び染毛力について評価した。ま
た、その1ヶ月半後、堅牢性について評価した。評価基
準を以下に示す。
【0034】評価基準 <染毛力> ○:良い △:やや悪い ×:悪い <堅牢性> ○:良い △:やや悪い ×:悪い <プレーンリンス時の感触> ○:きしみ、ごわつきがなく、指通りが良い △:ややきしみ、ごわつきがある。 ×:きしみ、ゴワツキがあり、指通りが悪い <ドライ時の感触> ○:ごわつかず、櫛通りが良い △:ややごわつき、やや櫛通りが悪い ×:ごわつき、櫛通りが悪い <塗布液の垂れ> ○:頭髪に塗布しても、混合粘度の変化がなく、塗布液
が垂れない △:頭髪に塗布すると、混合粘度がやや下がり、僅かに
塗布液が垂れる ×:頭髪に塗布すると、混合粘度が下がり、塗布液が垂
れる 結果を表2に示す。
【0035】
【表2】
【0036】<比較試験2>実施例1及び比較例1〜3
について、低温安定性試験(−10℃、1週間)及び安
全性試験(家兎を用いた皮膚一次刺激性試験)を行っ
た。評価基準を以下に示す。
【0037】<低温安定性>(−10℃、1週間) ○:原液が分離および混濁せず、安定性が良い ×:原液が分離または混濁し、安定性が悪い <安全性> ○:刺激が殆どなく良好 △:やや刺激がある ×:刺激がある 結果を表3に示す。
【0038】
【表3】
【0039】以下に示す組成の実施例2〜3の液状染毛
剤組成物(第1剤)を常法により調製し、表1に示す第
2剤と重量比1:1の割合で混合し、実施例1と同様の
試験を行ったところ、実施例1と同様の良好な結果が得
られた。
【0040】 実施例2 重量% p−トルイレンジアミン 3.0 レゾルシン 1.0 p−アミノフェノール 0.5 m−アミノフェノール 0.6 イソステアリン酸 8.0 ポリオキシエチレン(20)オレイルエーテル 5.0 ポリオキシエチレン(10)ヘキシルデシルエーテル 10.0 ラウリン酸アミドプロピルベタイン液 5.0 2−オクチルドデカノール 2.0 イソプロパノール 10.0 プロピレングリコール 20.0 亜硫酸ナトリウム 0.5 チオグリコール酸ナトリウム 0.5 混合植物抽出液(9) 1.0 メチルポリシロキサン 0.4 アンモニア水 pH10.0とする量 精製水 適 量
【0041】 実施例3 重量% N,N−ビス(2−ヒドロキシエチル) −p−フェニレンジアミン二塩酸塩 7.0 2−クロル−p−フェニレンジアミン 0.3 レゾルシン 0.5 4N−o−フェニレンジアミン 0.2 ポリオキシエチレン(5)イソステアリルエーテル 15.0 ポリオキシエチレン(10)オレイルエーテル 20.0 β−ラウリルアミノプロピオン酸ナトリウム 20.0 塩化ステアリルトリメチルアンモニウム 2.0 プロピレングリコール 20.0 イソプロパノール 10.0 アスコルビン酸 0.5 エデト酸二ナトリウム 0.5 大豆蛋白加水分解物 2.0 アンモニア水 pH9.0とする量 精製水 適 量
【0042】 実施例4 重量% p−トルイレンジアミン 3.0 レゾルシン 1.0 p−アミノフェノール 0.5 m−アミノフェノール 0.6 オレイン酸 3.0 ポリオキシエチレン(30)ペンタデシルエーテル 5.0 ポリオキシエチレンアルキル(12〜14)エーテル(2E.O) 30.0 ラウリルスルホベタイン 5.0 2−デシルテトラデカノール 5.0 エタノール 10.0 プロピレングリコール 10.0 亜硫酸ナトリウム 0.5 エデト酸二ナトリウム 0.5 オリーブ油 0.5 アンモニア水/モノエタノールアミン pH10.0とする量 精製水 適 量
【0043】上記組成の実施例4の液状染毛剤組成物
(第1剤)を常法により調製し、表1に示す第2剤と重
量比1:2の割合で混合し、実施例1と同様の試験を行
ったところ、実施例1と同様の良好な結果が得られた。
【0044】
【発明の効果】本発明によれば、染毛力及び堅牢性に優
れ、染色後の毛髪の感触が良好であり、さらに、毛髪に
塗布した際の塗布液の垂れを防止することができる液状
染毛剤組成物が得られる。また、従来の液状染毛剤より
も安全性が高く、低温安定性も良好である。
フロントページの続き (72)発明者 夫馬 由人 愛知県愛知郡長久手町大字長湫字櫨木1番 地の12 ホーユー株式会社総合研究所内 Fターム(参考) 4C083 AA122 AB082 AB352 AB412 AC072 AC092 AC101 AC102 AC122 AC182 AC252 AC472 AC522 AC532 AC542 AC552 AC642 AC662 AC692 AC712 AC772 AC782 AD152 AD412 AD642 BB04 BB07 CC36 DD23 EE06 EE26

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 分岐型非イオン性界面活性剤、両性界面
    活性剤及び1価低級アルコールを配合したことを特徴と
    する液状染毛剤組成物。
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