JPH08155923A - 面取りを施した化粧板 - Google Patents
面取りを施した化粧板Info
- Publication number
- JPH08155923A JPH08155923A JP30612194A JP30612194A JPH08155923A JP H08155923 A JPH08155923 A JP H08155923A JP 30612194 A JP30612194 A JP 30612194A JP 30612194 A JP30612194 A JP 30612194A JP H08155923 A JPH08155923 A JP H08155923A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- decorative board
- forming
- decorative
- chamfered
- shaped groove
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Panels For Use In Building Construction (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
- Shaping Of Tube Ends By Bending Or Straightening (AREA)
- Lining Or Joining Of Plastics Or The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 基材と表面材からなり面取り部を有する化粧
板であって、表面から裏面まで連続模様を有する化粧板
を提供する。 【構成】 化粧板の端部裏面から、端部の底面を形成す
る部材Ｃ、側面を形成する部材Ｂ、及び面取り部を形成
する部材ＡをＶ字型溝底部において表面材により連結を
保持しつつ各部材間にＶ字型溝を施しながら順次切削形
成し、さらに部材Ｃが嵌合する欠き込み部を切削形成
し、次いで上記各部材をＶ字型溝底部で折り曲げ、接着
剤によりＣ、Ｂ、Ａ各部材を化粧板に接着する。 【効果】 表面材と基材からなる化粧板だけを用いて、
しかも簡単な工程で、表面から側面まで連続模様を有す
る化粧板を製造できる。
板であって、表面から裏面まで連続模様を有する化粧板
を提供する。 【構成】 化粧板の端部裏面から、端部の底面を形成す
る部材Ｃ、側面を形成する部材Ｂ、及び面取り部を形成
する部材ＡをＶ字型溝底部において表面材により連結を
保持しつつ各部材間にＶ字型溝を施しながら順次切削形
成し、さらに部材Ｃが嵌合する欠き込み部を切削形成
し、次いで上記各部材をＶ字型溝底部で折り曲げ、接着
剤によりＣ、Ｂ、Ａ各部材を化粧板に接着する。 【効果】 表面材と基材からなる化粧板だけを用いて、
しかも簡単な工程で、表面から側面まで連続模様を有す
る化粧板を製造できる。
Description
【０００１】本発明は、木質の基材の表面に表面材を貼
った化粧板の面取り部形成に関する発明であり、建築用
のドア、家具の扉、テーブルの天板等幅広い用途を有す
る。
った化粧板の面取り部形成に関する発明であり、建築用
のドア、家具の扉、テーブルの天板等幅広い用途を有す
る。
【０００２】
【従来の技術】従来、化粧板の表面及び側面の角部に面
取りが施され、表面から面取り部を経て側面又は裏面に
至るまで連続模様を有する化粧板を得るには、実公平４
−２１９９７号に開示されているように、先ず比較的厚
みの薄い化粧材の裏面の折り曲げるべき箇所にＶ字型の
直線状の切削溝を入れ、該Ｖ字型溝に沿って折り曲げた
化粧材を用意する。こうして折り曲げられた化粧材を、
予め側面が所定の断面形状に加工された芯材の断面形状
に合わせて接着することにより、芯材の表面、面取り
部、側面、裏面まで化粧材で被覆する方法が知られてい
る。
取りが施され、表面から面取り部を経て側面又は裏面に
至るまで連続模様を有する化粧板を得るには、実公平４
−２１９９７号に開示されているように、先ず比較的厚
みの薄い化粧材の裏面の折り曲げるべき箇所にＶ字型の
直線状の切削溝を入れ、該Ｖ字型溝に沿って折り曲げた
化粧材を用意する。こうして折り曲げられた化粧材を、
予め側面が所定の断面形状に加工された芯材の断面形状
に合わせて接着することにより、芯材の表面、面取り
部、側面、裏面まで化粧材で被覆する方法が知られてい
る。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記実
公平４−２１９９７号による従来方法では、芯材と化粧
材を別々に用意しなければならないので、在庫管理上も
煩雑である。そればかりでなく、芯材には殆どの場合木
質材料が使用されるので、所定の断面形状に加工し在庫
中している間に、気象の変化に伴う含水率の変化によ
り、曲がり、反り、捩れ等の欠点が発生しやすい。その
ため、芯材に化粧材を接着する際に、面取りの角部に隙
間ができ、そのため面取り部が完全に密接されず、接着
不良となる等の欠点が発生しやすい。
公平４−２１９９７号による従来方法では、芯材と化粧
材を別々に用意しなければならないので、在庫管理上も
煩雑である。そればかりでなく、芯材には殆どの場合木
質材料が使用されるので、所定の断面形状に加工し在庫
中している間に、気象の変化に伴う含水率の変化によ
り、曲がり、反り、捩れ等の欠点が発生しやすい。その
ため、芯材に化粧材を接着する際に、面取りの角部に隙
間ができ、そのため面取り部が完全に密接されず、接着
不良となる等の欠点が発生しやすい。
【０００４】また上記方法は、大型で厚い化粧板には適
するが、例えば家具の扉のような小型で厚みの薄い化粧
板では、コストが高くなり、実用的価値があまりない。
するが、例えば家具の扉のような小型で厚みの薄い化粧
板では、コストが高くなり、実用的価値があまりない。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明は、従来技術のに
おける上記欠点を解決するために、図２に示すように、
化粧板に裏面から欠き込みを行い、該欠き込みを行った
切削面に接着剤を塗布し、図１に示すように接着する。
化粧板は基材Ｓと表面材Ｈとからなり、裏面にも必要に
応じて表面に貼られたものと同じ表面材Ｈを貼るか、或
いは表面に貼ったものとバランスのとれるものが貼られ
ているのが普通である。
おける上記欠点を解決するために、図２に示すように、
化粧板に裏面から欠き込みを行い、該欠き込みを行った
切削面に接着剤を塗布し、図１に示すように接着する。
化粧板は基材Ｓと表面材Ｈとからなり、裏面にも必要に
応じて表面に貼られたものと同じ表面材Ｈを貼るか、或
いは表面に貼ったものとバランスのとれるものが貼られ
ているのが普通である。
【０００６】以下、より詳細に述べる。図１に示した断
面図において、面取り部を形成する部材をＡ、側面を形
成する部材をＢ、端部の底面を形成する部材をＣとす
る。図２は、化粧板端部から部材Ｃ，Ｂ，Ａがその順に
形成され、かつ部材Ｃ，Ｂ，Ａ及び化粧板が表面材Ｈに
よりＶ字型溝底部で相互に連結した状態を保持しつつ、
化粧板裏面からＶカット等の欠き込みを行い、さらに、
端部の底面部を形成する部材Ｃが嵌合する欠き込みを行
うことを示している。
面図において、面取り部を形成する部材をＡ、側面を形
成する部材をＢ、端部の底面を形成する部材をＣとす
る。図２は、化粧板端部から部材Ｃ，Ｂ，Ａがその順に
形成され、かつ部材Ｃ，Ｂ，Ａ及び化粧板が表面材Ｈに
よりＶ字型溝底部で相互に連結した状態を保持しつつ、
化粧板裏面からＶカット等の欠き込みを行い、さらに、
端部の底面部を形成する部材Ｃが嵌合する欠き込みを行
うことを示している。
【０００７】そして切削を施した部分に接着剤を塗布
し、部材Ｃ，Ｂ，Ａがそれぞれ端部の底面、側面、面取
り部を形成するよう、図１のようにＶ字型溝底部で折り
曲げて接着する。
し、部材Ｃ，Ｂ，Ａがそれぞれ端部の底面、側面、面取
り部を形成するよう、図１のようにＶ字型溝底部で折り
曲げて接着する。
【０００８】化粧板を構成する基材Ｓは、合板、ＬＶ
Ｌ、ハードボード、パーテイクボード、ＭＤＦ等の木質
の板状基材等の切削加工しやすい材料が適し、これら板
状基材の１種又は２種以上を組み合わせた板状としたも
のでもよい。また、基材Ｓの上に貼る表面材Ｈは、印刷
模様を施した塩化ビニル等の樹脂フィルムや紙、あるい
は裏面を紙、不織布、樹脂フィルム等で裏打ちした木質
の薄い単板等の可撓性のあるシート状のものである。
Ｌ、ハードボード、パーテイクボード、ＭＤＦ等の木質
の板状基材等の切削加工しやすい材料が適し、これら板
状基材の１種又は２種以上を組み合わせた板状としたも
のでもよい。また、基材Ｓの上に貼る表面材Ｈは、印刷
模様を施した塩化ビニル等の樹脂フィルムや紙、あるい
は裏面を紙、不織布、樹脂フィルム等で裏打ちした木質
の薄い単板等の可撓性のあるシート状のものである。
【０００９】
【発明の作用効果】本発明によれば、従来技術のよう
に、芯材と化粧材を別々に用意する工程が必要なくなる
ため在庫管理が容易である。また、従来技術では、それ
ぞれ芯材と化粧材を別々に加工して接着するため、芯材
又は化粧材の加工時にわずかでも反り曲がり捩れ等があ
った場合、次のような問題が生ずる。つまり、芯材Ｓと
化粧材を別々に用意するため、両部材の反り曲がり等の
傾向は一致することは滅多に無い。従って、大抵の場
合、両部材を接着する際に隙間が生じその部分で接着不
良が発生しやすい。特に角部においてこのような欠陥が
発生しやすく、しかも外見からは発見困難である。
に、芯材と化粧材を別々に用意する工程が必要なくなる
ため在庫管理が容易である。また、従来技術では、それ
ぞれ芯材と化粧材を別々に加工して接着するため、芯材
又は化粧材の加工時にわずかでも反り曲がり捩れ等があ
った場合、次のような問題が生ずる。つまり、芯材Ｓと
化粧材を別々に用意するため、両部材の反り曲がり等の
傾向は一致することは滅多に無い。従って、大抵の場
合、両部材を接着する際に隙間が生じその部分で接着不
良が発生しやすい。特に角部においてこのような欠陥が
発生しやすく、しかも外見からは発見困難である。
【００１０】ところで、ドアの場合、角部は特に戸当た
り等に衝突するのでその部分の接着の良否は重要であ
る。本発明は、基材とごく薄い表面材からなる化粧板に
直接、曲折部を形成するように欠き込みを行うので、実
質的に一つの材料の切削加工と同じであり、従来技術に
みられるような角部の接着層に隙間ができることはな
い。従って、それに起因する接着不良の問題が解消され
るので、良好で安定した接着力が得られる。
り等に衝突するのでその部分の接着の良否は重要であ
る。本発明は、基材とごく薄い表面材からなる化粧板に
直接、曲折部を形成するように欠き込みを行うので、実
質的に一つの材料の切削加工と同じであり、従来技術に
みられるような角部の接着層に隙間ができることはな
い。従って、それに起因する接着不良の問題が解消され
るので、良好で安定した接着力が得られる。
【００１１】また、本発明は、基材に表面材を貼っただ
けの最も単純な構造でコストの安い化粧板の外に、接着
剤を除けば何ら他の材料を必要としない。また工程も切
削と接着の２工程だけしか要しない。にもかかわらず、
面取りがなされておりしかも表面から面取り部を経て側
面及び裏面まで連続模様をなす高級感のある化粧板をつ
くることができる。
けの最も単純な構造でコストの安い化粧板の外に、接着
剤を除けば何ら他の材料を必要としない。また工程も切
削と接着の２工程だけしか要しない。にもかかわらず、
面取りがなされておりしかも表面から面取り部を経て側
面及び裏面まで連続模様をなす高級感のある化粧板をつ
くることができる。
【図１】本発明による化粧板の端部付近の断面図
【図２】本発明による化粧板の欠き込み断面図
Ａ 面取り部を構成する部材 Ｂ 側面を構成する部材 Ｃ 底面を構成する部材 Ｈ 表面材 Ｓ 基材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 ＦＩ 技術表示箇所 Ｅ０４Ｃ 2/12 Ｂ 2/30 Ｆ
Claims (2)
- 【請求項１】 木質の基材と表面材からなる化粧板に、
Ｖカット法により面取り部を形成する際に、 １．端部裏面から、端部の底面を形成する部材Ｃ、側面
を形成する部材Ｂ、及び面取り部を形成する部材ＡをＶ
字型溝底部において表面材により連結を保持しつつ各部
材間にＶ字型溝を施しながら順次切削形成する工程、 ２．さらに部材Ｃが嵌合する欠き込み部を切削形成する
工程、 ３．次いで上記３部材をＶ字型溝底部で折り曲げ、接着
剤によりＣ、Ｂ、Ａ各部材を化粧板に接着する工程、上
記３工程により得られる、表面、面取り部、側面及び裏
面の一部に至るまで連続模様を有する化粧板。 - 【請求項２】 木質の基材と表面材からなる化粧板に、
Ｖカット法により面取り部を形成する際に、 １．端部裏面から、端部の底面を形成する部材Ｃ、側面
を形成する部材Ｂ、及び面取り部を形成する部材ＡをＶ
字型溝底部において表面材により連結を保持しつつ各部
材間にＶ字型溝を施しながら順次切削形成する工程、 ２．さらに部材Ｃが嵌合する欠き込み部を切削形成する
工程、 ３．次いで上記３部材をＶ字型溝底部で折り曲げ、接着
剤によりＣ、Ｂ、Ａ各部材を化粧板に接着する工程、 上記３工程からなる、表面、面取り部、側面及び裏面の
一部に至るまで連続模様を有する化粧板の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP30612194A JPH08155923A (ja) | 1994-12-09 | 1994-12-09 | 面取りを施した化粧板 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP30612194A JPH08155923A (ja) | 1994-12-09 | 1994-12-09 | 面取りを施した化粧板 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08155923A true JPH08155923A (ja) | 1996-06-18 |
Family
ID=17953310
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP30612194A Pending JPH08155923A (ja) | 1994-12-09 | 1994-12-09 | 面取りを施した化粧板 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08155923A (ja) |
-
1994
- 1994-12-09 JP JP30612194A patent/JPH08155923A/ja active Pending
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP4004958B2 (ja) | ベニア加工されたレイズドパネルエレメントおよびその製造方法 | |
| US20070039270A1 (en) | Veneered raised panel element and method of manufacturing thereof | |
| US4097100A (en) | Panel assembly | |
| US20030012970A1 (en) | Composite wood component with lesser grade quality wood filler core | |
| JP3635702B2 (ja) | フラッシュ構造の化粧板 | |
| JP3101661B2 (ja) | 化粧板及びその製造方法 | |
| JPH08155923A (ja) | 面取りを施した化粧板 | |
| JP2001018205A (ja) | 化粧板 | |
| US5779845A (en) | Thick veneering process and product | |
| JP4086012B2 (ja) | 扉パネル | |
| JP3508118B2 (ja) | 木質の枠材を芯材とするフラッシュ構造の引き戸又は扉の製造方法。 | |
| KR940000063Y1 (ko) | 미늘판 | |
| JPH049124Y2 (ja) | ||
| JPH1119905A (ja) | 建具材 | |
| JP2007002418A (ja) | 木質枠材 | |
| JP2000025013A (ja) | 四面複合積層材の製造方法 | |
| JP2583589Y2 (ja) | 化粧パネル | |
| JP2660668B2 (ja) | 框組ドアーの製造方法 | |
| JP3075407U (ja) | 天井板 | |
| JPH0523751Y2 (ja) | ||
| JPH106465A (ja) | 化粧板及びその製造方法 | |
| JPH04366295A (ja) | ドアー又は扉用立体鏡板の製造方法 | |
| JPH07286479A (ja) | ドア枠、窓枠などの造作材 | |
| JPH1134016A (ja) | 木製階段及びその製造方法 | |
| JP2003161078A (ja) | 縦框組み木質扉 |