JP2001018205A - 化粧板 - Google Patents
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- JP2001018205A JP2001018205A JP11191642A JP19164299A JP2001018205A JP 2001018205 A JP2001018205 A JP 2001018205A JP 11191642 A JP11191642 A JP 11191642A JP 19164299 A JP19164299 A JP 19164299A JP 2001018205 A JP2001018205 A JP 2001018205A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】天然樹木のリアルな木目模様が表出するように
加工された祭礼用机の天板や神棚板などにふさわしい化
粧板を提供する。 【解決手段】集成材やランバーコアーなどから中実な長
方形に平盤化された芯材(13)の両木口面へ、その木
口面用天然無垢材(16a)(16b)の一対を各々フ
ィンガージョイント(17a)(17b)やその他の咬
み合い継手を介して接着一体化すると共に、上記芯材の
両木羽面と上記木口面用天然無垢材の両木羽面には、そ
の木口面用天然無垢材と同じ樹種から成る木羽面用化粧
単板(18a)(18b)の一対を各々連続的な被覆状
態に接着一体化する一方、同じく芯材の両平面と上記木
口面用天然無垢材の両平面には、やはり木口面用天然無
垢材と同じ樹種から成る平面用化粧単板(19a)(1
9b)の一対を各々連続的な被覆状態に接着一体化する
ことにより、天然樹木のリアルな木目模様を表出させ
た。
加工された祭礼用机の天板や神棚板などにふさわしい化
粧板を提供する。 【解決手段】集成材やランバーコアーなどから中実な長
方形に平盤化された芯材(13)の両木口面へ、その木
口面用天然無垢材(16a)(16b)の一対を各々フ
ィンガージョイント(17a)(17b)やその他の咬
み合い継手を介して接着一体化すると共に、上記芯材の
両木羽面と上記木口面用天然無垢材の両木羽面には、そ
の木口面用天然無垢材と同じ樹種から成る木羽面用化粧
単板(18a)(18b)の一対を各々連続的な被覆状
態に接着一体化する一方、同じく芯材の両平面と上記木
口面用天然無垢材の両平面には、やはり木口面用天然無
垢材と同じ樹種から成る平面用化粧単板(19a)(1
9b)の一対を各々連続的な被覆状態に接着一体化する
ことにより、天然樹木のリアルな木目模様を表出させ
た。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は木口面の露出状態と
して使用される化粧板に係り、特に祭礼用机の天板、神
棚板、茶道や花道の免許札、告別式や催事場の看板、葬
儀用祭壇の構成材などにふさわしいものである。
して使用される化粧板に係り、特に祭礼用机の天板、神
棚板、茶道や花道の免許札、告別式や催事場の看板、葬
儀用祭壇の構成材などにふさわしいものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、神社や結婚式場などで使われて
いる祭礼用机(通称−八つ足)の天板には、その特殊な
祭礼用としての重厚性を発揮させるため、ヒノキを代表
的な樹種とする一枚物の天然無垢材が使用されている。
いる祭礼用机(通称−八つ足)の天板には、その特殊な
祭礼用としての重厚性を発揮させるため、ヒノキを代表
的な樹種とする一枚物の天然無垢材が使用されている。
【0003】又、近時太い天然樹木の生産量が減少して
おり、その無垢材の入手が困難であることに鑑み、図1
2、13に示すような集成材やランバーコアーなどから
長方形に平盤化した芯材(1)の表面全体へ、その被覆
状態に化粧単板(通称−つき板)(2a)(2b)(3
a)(3b)(4a)(4b)を接着一体化した加工品
も採用されており、これによれば上記天然無垢材と異な
って、安価に提供できるばかりでなく、歪みや狂い、割
れなどを防止し得る利点もあると言える。
おり、その無垢材の入手が困難であることに鑑み、図1
2、13に示すような集成材やランバーコアーなどから
長方形に平盤化した芯材(1)の表面全体へ、その被覆
状態に化粧単板(通称−つき板)(2a)(2b)(3
a)(3b)(4a)(4b)を接着一体化した加工品
も採用されており、これによれば上記天然無垢材と異な
って、安価に提供できるばかりでなく、歪みや狂い、割
れなどを防止し得る利点もあると言える。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
従来の加工品では芯材(1)の両木口面(前後両端面)
へ、その一対の木口面用化粧単板(2a)(2b)を接
着しているため、未だ次の諸問題がある。
従来の加工品では芯材(1)の両木口面(前後両端面)
へ、その一対の木口面用化粧単板(2a)(2b)を接
着しているため、未だ次の諸問題がある。
【0005】即ち、図14は天然樹木の木口面を示して
おり、その樹木の年輪に対して接線となる平面上で板取
りした無垢材(5)の木目模様は図15のような板目と
して、又髄を通る平面上で板取りした無垢材(6)の木
目模様は図16のような柾目として、更に髄から一定距
離だけ偏心した平面上で板取りした無垢材(7)の木目
模様は図17のような追い柾として、各々表出すること
になるが、その何れにしても図15〜17から明白なよ
うに、断面長方形な天然無垢材(5)(6)(7)の木
口面に表出する木目模様が、その長辺に沿って走向する
ことはあり得ない。
おり、その樹木の年輪に対して接線となる平面上で板取
りした無垢材(5)の木目模様は図15のような板目と
して、又髄を通る平面上で板取りした無垢材(6)の木
目模様は図16のような柾目として、更に髄から一定距
離だけ偏心した平面上で板取りした無垢材(7)の木目
模様は図17のような追い柾として、各々表出すること
になるが、その何れにしても図15〜17から明白なよ
うに、断面長方形な天然無垢材(5)(6)(7)の木
口面に表出する木目模様が、その長辺に沿って走向する
ことはあり得ない。
【0006】他方、化粧単板は天然樹木の丸太やその木
取りのフリッチを回転させ乍ら、ベニヤレースやスライ
サーにより切削された薄肉な皮膜であるため、その木目
模様が必らず化粧単板の長手方向に沿って延在すること
となり、上記丸太やフリッチの木口面から化粧単板を切
削することはあり得ない。その薄肉な皮膜として細かく
割れてしまい、使用に耐えないからである。
取りのフリッチを回転させ乍ら、ベニヤレースやスライ
サーにより切削された薄肉な皮膜であるため、その木目
模様が必らず化粧単板の長手方向に沿って延在すること
となり、上記丸太やフリッチの木口面から化粧単板を切
削することはあり得ない。その薄肉な皮膜として細かく
割れてしまい、使用に耐えないからである。
【0007】この点、上記加工品の場合にはこれを示し
た図12、13と、天然無垢材(5)(6)(7)を示
した図15〜17との比較から明白な通り、その芯材
(1)の両平面(上下両面)へ接着された一対の平面用
化粧単板(3a)(3b)から表出する木目模様と、同
じく両木羽面(左右両側面)へ接着された一対の木羽面
用化粧単板(4a)(4b)から表出する木目模様は、
その何れも天然無垢材(5)(6)(7)のそれらをリ
アルに印象づけることになるが、上記芯材(1)の両木
口面(前後両端面)へ接着された一対の木口面用化粧単
板(2a)(2b)から表出する木目模様は、その断面
長方形な芯材(1)の長辺に沿って走向することになる
関係上、天然無垢材(5)(6)(7)のそれと全く相
違し、その天然無垢材(5)(6)(7)の擬似品であ
ると看取されてしまう結果、木口面の露出状態に使用さ
れる化粧板、就中祭礼用の天板や神棚板などとして好ま
しくない。
た図12、13と、天然無垢材(5)(6)(7)を示
した図15〜17との比較から明白な通り、その芯材
(1)の両平面(上下両面)へ接着された一対の平面用
化粧単板(3a)(3b)から表出する木目模様と、同
じく両木羽面(左右両側面)へ接着された一対の木羽面
用化粧単板(4a)(4b)から表出する木目模様は、
その何れも天然無垢材(5)(6)(7)のそれらをリ
アルに印象づけることになるが、上記芯材(1)の両木
口面(前後両端面)へ接着された一対の木口面用化粧単
板(2a)(2b)から表出する木目模様は、その断面
長方形な芯材(1)の長辺に沿って走向することになる
関係上、天然無垢材(5)(6)(7)のそれと全く相
違し、その天然無垢材(5)(6)(7)の擬似品であ
ると看取されてしまう結果、木口面の露出状態に使用さ
れる化粧板、就中祭礼用の天板や神棚板などとして好ま
しくない。
【0008】又、芯材(1)の両木口面(前後両端面)
へ一対の木口面用化粧単板(2a)(2b)を接着して
いるため、欠膠を生じやすく、その予防上芯材(1)と
化粧単板(2a)(2b)との双方へ多量の接着剤を塗
布すると、これが薄肉な皮膜の化粧単板(2a)(2
b)を透過して、その化粧単板(2a)(2b)の表面
へ浸み出すおそれがあり、外観化粧効果を阻害すること
になる。
へ一対の木口面用化粧単板(2a)(2b)を接着して
いるため、欠膠を生じやすく、その予防上芯材(1)と
化粧単板(2a)(2b)との双方へ多量の接着剤を塗
布すると、これが薄肉な皮膜の化粧単板(2a)(2
b)を透過して、その化粧単板(2a)(2b)の表面
へ浸み出すおそれがあり、外観化粧効果を阻害すること
になる。
【0009】更に、仮令正規に接着一体化させたとして
も、その接着面(木口面)は芯材(1)の木目方向と直
交する関係状態にあるため、接着強度が最も弱く、その
芯材(1)の木口面から上記化粧単板(2a)(2b)
が剥離してしまいやすく、耐用性に劣る問題もある。
も、その接着面(木口面)は芯材(1)の木目方向と直
交する関係状態にあるため、接着強度が最も弱く、その
芯材(1)の木口面から上記化粧単板(2a)(2b)
が剥離してしまいやすく、耐用性に劣る問題もある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明はこのような諸問
題の改良を企図しており、そのための化粧板として集成
材やランバーコアーなどから中実な長方形に平盤化され
た芯材の両木口面へ、その木口面用天然無垢材の一対を
各々フィンガージョイントやその他の咬み合い継手を介
して接着一体化すると共に、
題の改良を企図しており、そのための化粧板として集成
材やランバーコアーなどから中実な長方形に平盤化され
た芯材の両木口面へ、その木口面用天然無垢材の一対を
各々フィンガージョイントやその他の咬み合い継手を介
して接着一体化すると共に、
【0011】上記芯材の両木羽面と上記木口面用天然無
垢材の両木羽面には、その木口面用天然無垢材と同じ樹
種から成る木羽面用化粧単板の一対を各々連続的な被覆
状態に接着一体化する一方、
垢材の両木羽面には、その木口面用天然無垢材と同じ樹
種から成る木羽面用化粧単板の一対を各々連続的な被覆
状態に接着一体化する一方、
【0012】同じく芯材の両平面と上記木口面用天然無
垢材の両平面には、やはり木口面用天然無垢材と同じ樹
種から成る平面用化粧単板の一対を各々連続的な被覆状
態に接着一体化することにより、天然樹木のリアルな木
目模様を表出させたことを特徴とするものである。
垢材の両平面には、やはり木口面用天然無垢材と同じ樹
種から成る平面用化粧単板の一対を各々連続的な被覆状
態に接着一体化することにより、天然樹木のリアルな木
目模様を表出させたことを特徴とするものである。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、図面に基いて本発明の構成
を詳述すると、図1は神社や結婚式場などで使われる祭
礼用机(八つ足)(D)の天板(10)に適用具体化し
た本発明の化粧板(M)を示しており、(11a)(1
1b)はその机(D)における4本づつの支持脚、(1
2a)(12b)は接地座である。
を詳述すると、図1は神社や結婚式場などで使われる祭
礼用机(八つ足)(D)の天板(10)に適用具体化し
た本発明の化粧板(M)を示しており、(11a)(1
1b)はその机(D)における4本づつの支持脚、(1
2a)(12b)は接地座である。
【0014】上記化粧板(M)の仕上がり製品とその分
解状態を抽出して示した図2〜9において、(13)は
好ましくは白色系の針葉樹やこれにスプルースを混用し
た集成材、ランバーコアーなどから、一定の長さ(L
1)と幅(W1)並びに厚み(T1)を有する中実な長
方形に平盤化された芯材であり、その両木口面(前後両
端面)にはカッターやインプレッサーなどによるフィン
ガー加工が施されている。
解状態を抽出して示した図2〜9において、(13)は
好ましくは白色系の針葉樹やこれにスプルースを混用し
た集成材、ランバーコアーなどから、一定の長さ(L
1)と幅(W1)並びに厚み(T1)を有する中実な長
方形に平盤化された芯材であり、その両木口面(前後両
端面)にはカッターやインプレッサーなどによるフィン
ガー加工が施されている。
【0015】その場合、図例では芯材(13)となる小
角材や挽き板などのエンドジョイントとしてフィンガー
ジョイント(14)を、同じくエッジジョイントとして
プレインジョイント(バットジョイント)(15)を各
々採用し、一定の幅(W1)に横はぎしたフィンガーラ
ミネーションボードを示しているが、そのフィンガージ
ョイント(14)やプレインジョイント(15)に代る
蟻組み、ほぞ継ぎ、その他の各種木材用継手を介して接
着一体化してもさしつかえない。
角材や挽き板などのエンドジョイントとしてフィンガー
ジョイント(14)を、同じくエッジジョイントとして
プレインジョイント(バットジョイント)(15)を各
々採用し、一定の幅(W1)に横はぎしたフィンガーラ
ミネーションボードを示しているが、そのフィンガージ
ョイント(14)やプレインジョイント(15)に代る
蟻組み、ほぞ継ぎ、その他の各種木材用継手を介して接
着一体化してもさしつかえない。
【0016】(16a)(16b)は前後一対の木口面
用天然無垢材であって、何れもヒノキなどの白色系針葉
樹そのもの(天然樹木)から、上記芯材(13)とほぼ
同じ一定の幅(W2)と厚み(T2)にカットされてい
るが、その一定の幅(W2)を天然樹木の一枚物から確
保できない場合には、天然樹木の幅はぎした物が採用さ
れる。何れにしても、各木口面用天然無垢材(16a)
(16b)はその芯材(13)と対応する各木口面(前
端面又は後端面)に加工されたフィンガーを介して、上
記芯材(13)の各木口面へ咬み合い状態に接着一体化
されている。
用天然無垢材であって、何れもヒノキなどの白色系針葉
樹そのもの(天然樹木)から、上記芯材(13)とほぼ
同じ一定の幅(W2)と厚み(T2)にカットされてい
るが、その一定の幅(W2)を天然樹木の一枚物から確
保できない場合には、天然樹木の幅はぎした物が採用さ
れる。何れにしても、各木口面用天然無垢材(16a)
(16b)はその芯材(13)と対応する各木口面(前
端面又は後端面)に加工されたフィンガーを介して、上
記芯材(13)の各木口面へ咬み合い状態に接着一体化
されている。
【0017】(17a)(17b)はその芯材(13)
と各木口面用天然無垢材(16a)(16b)とのフィ
ンガージョイントを示しており、これによれば材料ロス
が少なく、容易に良好な接着状態などを得られる利点が
あるが、そのフィンガージョイント(17a)(17
b)に代る蟻組みやほぞ継ぎ、ダボ継ぎ、その他の各種
木材用継手を採用して、咬み合い状態に接着一体化して
も良い。
と各木口面用天然無垢材(16a)(16b)とのフィ
ンガージョイントを示しており、これによれば材料ロス
が少なく、容易に良好な接着状態などを得られる利点が
あるが、そのフィンガージョイント(17a)(17
b)に代る蟻組みやほぞ継ぎ、ダボ継ぎ、その他の各種
木材用継手を採用して、咬み合い状態に接着一体化して
も良い。
【0018】但し、各木口面用天然無垢材(16a)
(16b)の長さ(L2)については、上記芯材(1
3)における長さ(L1)の長短変化に拘らず、常に約
20〜25mmの一定範囲として、そのうちの約5〜1
0mmだけをフィンガージョイント(17a)(17
b)などの咬み合い継手として部分的に加工することが
望ましい。
(16b)の長さ(L2)については、上記芯材(1
3)における長さ(L1)の長短変化に拘らず、常に約
20〜25mmの一定範囲として、そのうちの約5〜1
0mmだけをフィンガージョイント(17a)(17
b)などの咬み合い継手として部分的に加工することが
望ましい。
【0019】その各木口面用天然無垢材(16a)(1
6b)の一定長さ(L2)が約20mmよりも短かい
と、木口割れや化粧板(M)の使用中における芯材(1
3)からの折損を生ずるおそれがあり、耐久性の低下を
招く。それだからと言って、約25mmよりも長く寸法
化する必要性はなく、却って不経済となるからである。
6b)の一定長さ(L2)が約20mmよりも短かい
と、木口割れや化粧板(M)の使用中における芯材(1
3)からの折損を生ずるおそれがあり、耐久性の低下を
招く。それだからと言って、約25mmよりも長く寸法
化する必要性はなく、却って不経済となるからである。
【0020】(18a)(18b)は上記木口面用天然
無垢材(16a)(16b)と同じ樹種からスライサー
やベニヤレースなどにより、好ましくは約0.8〜1.
5mmの一定な厚み(T3)に切削された左右一対の木
羽面用化粧単板であって、上記芯材(13)と両木口面
用天然無垢材(16a)(16b)との合計長さにほぼ
等しい長さ(L3)と、これらの厚み(T1)(T2)
とほぼ等しい幅(W3)とを備えている。
無垢材(16a)(16b)と同じ樹種からスライサー
やベニヤレースなどにより、好ましくは約0.8〜1.
5mmの一定な厚み(T3)に切削された左右一対の木
羽面用化粧単板であって、上記芯材(13)と両木口面
用天然無垢材(16a)(16b)との合計長さにほぼ
等しい長さ(L3)と、これらの厚み(T1)(T2)
とほぼ等しい幅(W3)とを備えている。
【0021】そして、このような木羽面用化粧単板(1
8a)(18b)は上記芯材(13)の木羽面(左右両
側面)と、両木口面用天然無垢材(16a)(16b)
の木羽面(左右両側面)との相互間に亘って、その全体
的な連続被覆状態に接着一体化されている。
8a)(18b)は上記芯材(13)の木羽面(左右両
側面)と、両木口面用天然無垢材(16a)(16b)
の木羽面(左右両側面)との相互間に亘って、その全体
的な連続被覆状態に接着一体化されている。
【0022】更に、(19a)(19b)はやはり木口
面用天然無垢材(16a)(16b)と同じ樹種から、
上記木羽面用化粧単板(18a)(18b)とほぼ同じ
一定厚み(T4)に切削された上下一対の平面用化粧単
板であって、これも上記芯材(13)と両木口面用天然
無垢材(16a)(16b)との合計長さにほぼ等しい
長さ(L4)を有しており、その芯材(13)の平面
(上下両面)と両木口面用天然無垢材(16a)(16
b)の平面(上下両面)との相互間に亘って、やはり全
体的な連続被覆状態に接着一体化されている。
面用天然無垢材(16a)(16b)と同じ樹種から、
上記木羽面用化粧単板(18a)(18b)とほぼ同じ
一定厚み(T4)に切削された上下一対の平面用化粧単
板であって、これも上記芯材(13)と両木口面用天然
無垢材(16a)(16b)との合計長さにほぼ等しい
長さ(L4)を有しており、その芯材(13)の平面
(上下両面)と両木口面用天然無垢材(16a)(16
b)の平面(上下両面)との相互間に亘って、やはり全
体的な連続被覆状態に接着一体化されている。
【0023】上記の説明から自づと理解されるように、
フィンガージョイント(17a)(17b)などの咬み
合い継手を介して接着一体化された芯材(13)とその
両木口面用天然無垢材(16a)(16b)は、その隣
り合う相互間に亘る連続的な木羽面用化粧単板(18
a)(18b)と平面用化粧単板(19a)(19b)
によっても、被覆状態に接着一体化されているため、全
体的な一枚物の天然無垢材とほぼ同等の耐久強度に富む
化粧板(M)を得ることができる。
フィンガージョイント(17a)(17b)などの咬み
合い継手を介して接着一体化された芯材(13)とその
両木口面用天然無垢材(16a)(16b)は、その隣
り合う相互間に亘る連続的な木羽面用化粧単板(18
a)(18b)と平面用化粧単板(19a)(19b)
によっても、被覆状態に接着一体化されているため、全
体的な一枚物の天然無垢材とほぼ同等の耐久強度に富む
化粧板(M)を得ることができる。
【0024】しかも、両木口面用天然無垢材(16a)
(16b)の木口面(前後両端面)だけは露出状態にあ
るため、その天然樹木から成ることとも相俟って、化粧
板(M)の木口面から表出する木目模様が、天然樹木の
それをリアルに印象づけることとなり、その化粧板
(M)が決して擬似品と看做されるおそれもない。
(16b)の木口面(前後両端面)だけは露出状態にあ
るため、その天然樹木から成ることとも相俟って、化粧
板(M)の木口面から表出する木目模様が、天然樹木の
それをリアルに印象づけることとなり、その化粧板
(M)が決して擬似品と看做されるおそれもない。
【0025】図1、2、6は上記木目模様としての板目
が表出する化粧板(M)を示唆しているが、祭礼用机
(D)の天板(10)や神棚板などにふさわしい化粧板
(M)としては、図10、11のような柾目模様を表出
させることが好ましい。
が表出する化粧板(M)を示唆しているが、祭礼用机
(D)の天板(10)や神棚板などにふさわしい化粧板
(M)としては、図10、11のような柾目模様を表出
させることが好ましい。
【0026】尚、図例では各平面用化粧単板(19a)
(19b)の一定幅(W4)を、上記芯材(13)の幅
(W1)や木口面用天然無垢材(16a)(16b)の
幅(W2)と、両木羽面用化粧単板(18a)(18
b)の厚み(T3)とを合計した寸法とほぼ等しく定め
ることにより、その両木羽面用化粧単板(18a)(1
8b)をも上下方向から被覆する状態に接着一体化して
いるが、化粧板(M)の用途を考慮して、逆に各木羽面
用化粧単板(18a)(18b)により両平面用化粧単
板(19a)(19b)をも左右方向から被覆する状態
に接着一体化することができる。
(19b)の一定幅(W4)を、上記芯材(13)の幅
(W1)や木口面用天然無垢材(16a)(16b)の
幅(W2)と、両木羽面用化粧単板(18a)(18
b)の厚み(T3)とを合計した寸法とほぼ等しく定め
ることにより、その両木羽面用化粧単板(18a)(1
8b)をも上下方向から被覆する状態に接着一体化して
いるが、化粧板(M)の用途を考慮して、逆に各木羽面
用化粧単板(18a)(18b)により両平面用化粧単
板(19a)(19b)をも左右方向から被覆する状態
に接着一体化することができる。
【0027】その何れにあっても、各平面用化粧単板
(19a)(19b)の一定幅(W4)を天然樹木の一
枚物から確保できない場合には、上記木口面用天然無垢
材(16a)(16b)と同じく幅はぎした物を採用す
れば良い。
(19a)(19b)の一定幅(W4)を天然樹木の一
枚物から確保できない場合には、上記木口面用天然無垢
材(16a)(16b)と同じく幅はぎした物を採用す
れば良い。
【0028】上記のような本発明の化粧板(M)は、次
の方法により極めて容易に量産することができる。即
ち、図10、11に示した祭礼用机(D)の天板(1
0)を一例として、その目的となる長さ−約910m
m、幅−約303mm並びに厚み−約30.3mmの製
造法を説明すると、先ず芯材(13)を形作る白色系針
葉樹のフィンガーラミネーションボードを、約880m
mの長さ(L1)と約310mmの幅(W1)並びに約
30mmの厚み(T1)として準備し、その両木口面
(前後両端面)を約10mm分だけカッターやインプレ
ッサーなどによりフィンガー加工する。
の方法により極めて容易に量産することができる。即
ち、図10、11に示した祭礼用机(D)の天板(1
0)を一例として、その目的となる長さ−約910m
m、幅−約303mm並びに厚み−約30.3mmの製
造法を説明すると、先ず芯材(13)を形作る白色系針
葉樹のフィンガーラミネーションボードを、約880m
mの長さ(L1)と約310mmの幅(W1)並びに約
30mmの厚み(T1)として準備し、その両木口面
(前後両端面)を約10mm分だけカッターやインプレ
ッサーなどによりフィンガー加工する。
【0029】他方、白色系針葉樹の木曽ヒノキから柾目
板として木取りした木口面用天然無垢材(16a)(1
6b)の前後一対を、各々幅はぎすることにより約31
0mmの幅(W2)に作成すると共に、約30mmの厚
み(T2)と約25mmの長さ(L2)に準備して、上
記芯材(13)と咬み合わせるフィンガージョイント
(17a)(17b)を成形するために、その対応する
各木口面(前端面又は後端面)をやはりカッターやイン
プレッサーなどによって、約10mm分だけフィンガー
加工する。
板として木取りした木口面用天然無垢材(16a)(1
6b)の前後一対を、各々幅はぎすることにより約31
0mmの幅(W2)に作成すると共に、約30mmの厚
み(T2)と約25mmの長さ(L2)に準備して、上
記芯材(13)と咬み合わせるフィンガージョイント
(17a)(17b)を成形するために、その対応する
各木口面(前端面又は後端面)をやはりカッターやイン
プレッサーなどによって、約10mm分だけフィンガー
加工する。
【0030】それから、上記芯材(13)とその両木口
面用天然無垢材(16a)(16b)とをフィンガージ
ョイント(17a)(17b)において咬み合う平盤形
態に保ち、フェノール樹脂やユリヤ樹脂、酢ビエマルジ
ョン、カゼイン、その他の適当な木材用接着剤を塗布し
て圧締する。
面用天然無垢材(16a)(16b)とをフィンガージ
ョイント(17a)(17b)において咬み合う平盤形
態に保ち、フェノール樹脂やユリヤ樹脂、酢ビエマルジ
ョン、カゼイン、その他の適当な木材用接着剤を塗布し
て圧締する。
【0031】そうすれば、芯材(13)とその両木口面
用天然無垢材(16a)(16b)とが安定裡に接着一
体化するため、引き続きその平盤形態にある全体を、両
木羽面用化粧単板(18a)(18b)における2枚分
の厚み−約2.4mmだけ差し引いた約301mmの幅
となるように、又両平面用化粧単板(19a)(19
b)における2枚分の厚み−約2.4mmだけ差し引い
た約28mmの厚みとなるように、カンナ盤やカッター
などを用いて各々予じめ切削加工しておく。
用天然無垢材(16a)(16b)とが安定裡に接着一
体化するため、引き続きその平盤形態にある全体を、両
木羽面用化粧単板(18a)(18b)における2枚分
の厚み−約2.4mmだけ差し引いた約301mmの幅
となるように、又両平面用化粧単板(19a)(19
b)における2枚分の厚み−約2.4mmだけ差し引い
た約28mmの厚みとなるように、カンナ盤やカッター
などを用いて各々予じめ切削加工しておく。
【0032】そして、上記木口面用天然無垢材(16
a)(16b)と同じ樹種の木曽ヒノキから、予じめ約
1.2mmの厚み(T3)と約28mmの幅(W3)並
びに約910mmの長さ(L3)として準備された木羽
面用化粧単板(柾目単板)(18a)(18b)の左右
一対を、その後上記芯材(13)と両木口面用天然無垢
材(16a)(16b)との両木羽面(左右両側面)へ
高周波プレスなどにより、その全長に亘る連続被覆状態
に接着して、その木材用接着剤の乾燥硬化するまで圧締
する。
a)(16b)と同じ樹種の木曽ヒノキから、予じめ約
1.2mmの厚み(T3)と約28mmの幅(W3)並
びに約910mmの長さ(L3)として準備された木羽
面用化粧単板(柾目単板)(18a)(18b)の左右
一対を、その後上記芯材(13)と両木口面用天然無垢
材(16a)(16b)との両木羽面(左右両側面)へ
高周波プレスなどにより、その全長に亘る連続被覆状態
に接着して、その木材用接着剤の乾燥硬化するまで圧締
する。
【0033】次いで、やはり木口面用天然無垢材(16
a)(16b)と同じ樹種の木曽ヒノキから、予じめ約
301mmの幅(W4)に横はぎされると共に、約1.
2mmの厚み(T4)と約910mmの長さ(L4)と
して用意された平面用化粧単板(柾目単板)(19a)
(19b)の上下一対を、先の両木羽面用化粧単板(1
8a)(18b)も被覆するように、上記芯材(13)
と両木口面用天然無垢材(16a)(16b)との両平
面(上下両面)へホットプレスなどにより、やはりその
全長に亘る連続状態として接着・圧締する。
a)(16b)と同じ樹種の木曽ヒノキから、予じめ約
301mmの幅(W4)に横はぎされると共に、約1.
2mmの厚み(T4)と約910mmの長さ(L4)と
して用意された平面用化粧単板(柾目単板)(19a)
(19b)の上下一対を、先の両木羽面用化粧単板(1
8a)(18b)も被覆するように、上記芯材(13)
と両木口面用天然無垢材(16a)(16b)との両平
面(上下両面)へホットプレスなどにより、やはりその
全長に亘る連続状態として接着・圧締する。
【0034】そして、その木材用接着剤も乾燥硬化した
最後に、超仕上げカンナ盤やサンダーなどを用いて、全
体の表面仕上げ加工を行なうことにより、目的とする寸
法精度の天板(10)を得るのである。そうすれば、そ
の仕上がり製品−天板(10)の両平面(上下両面)と
両木羽面(左右両側面)のみならず、その両木口面(前
後両端面)からも天然樹木の木口面と識別できない程の
リアルな木目模様(柾目模様)が表出することになる。
最後に、超仕上げカンナ盤やサンダーなどを用いて、全
体の表面仕上げ加工を行なうことにより、目的とする寸
法精度の天板(10)を得るのである。そうすれば、そ
の仕上がり製品−天板(10)の両平面(上下両面)と
両木羽面(左右両側面)のみならず、その両木口面(前
後両端面)からも天然樹木の木口面と識別できない程の
リアルな木目模様(柾目模様)が表出することになる。
【0035】尚、上記工程順序を逆として、芯材(1
3)と両木口面用天然無垢材(16a)(16b)との
両平面(上下両面)へ、その平面用化粧単板(19a)
(19b)の上下一対を接着一体化した後に、同じく芯
材(13)と両木口面用天然無垢材(16a)(16
b)との両木羽面(左右両側面)へ、上記両平面用化粧
単板(19a)(19b)も被覆するように、その木羽
面用化粧単板(18a)(18b)の左右一対を接着一
体化してもさしつかえない。
3)と両木口面用天然無垢材(16a)(16b)との
両平面(上下両面)へ、その平面用化粧単板(19a)
(19b)の上下一対を接着一体化した後に、同じく芯
材(13)と両木口面用天然無垢材(16a)(16
b)との両木羽面(左右両側面)へ、上記両平面用化粧
単板(19a)(19b)も被覆するように、その木羽
面用化粧単板(18a)(18b)の左右一対を接着一
体化してもさしつかえない。
【0036】又、上記木羽面用化粧単板(18a)(1
8b)と平面用化粧単板(19a)(19b)が、何れ
も木口面用天然無垢材(16a)(16b)と同じ樹種
から採取される限り、化粧板(M)の用途如何によって
は、その化粧単板(18a)(18b)(19a)(1
9b)の厚み(T3)(T4)に相違変化を与えること
も考えられる。
8b)と平面用化粧単板(19a)(19b)が、何れ
も木口面用天然無垢材(16a)(16b)と同じ樹種
から採取される限り、化粧板(M)の用途如何によって
は、その化粧単板(18a)(18b)(19a)(1
9b)の厚み(T3)(T4)に相違変化を与えること
も考えられる。
【0037】
【発明の効果】以上のように、本発明の化粧板(M)で
は集成材やランバーコアーなどから中実な長方形に平盤
化された芯材(13)の両木口面へ、その木口面用天然
無垢材(16a)(16b)の一対を各々フィンガージ
ョイント(17a)(17b)やその他の咬み合い継手
を介して接着一体化すると共に、
は集成材やランバーコアーなどから中実な長方形に平盤
化された芯材(13)の両木口面へ、その木口面用天然
無垢材(16a)(16b)の一対を各々フィンガージ
ョイント(17a)(17b)やその他の咬み合い継手
を介して接着一体化すると共に、
【0038】上記芯材(13)の両木羽面と上記木口面
用天然無垢材(16a)(16b)の両木羽面には、そ
の木口面用天然無垢材(16a)(16b)と同じ樹種
から成る木羽面用化粧単板(18a)(18b)の一対
を各々連続的な被覆状態に接着一体化する一方、
用天然無垢材(16a)(16b)の両木羽面には、そ
の木口面用天然無垢材(16a)(16b)と同じ樹種
から成る木羽面用化粧単板(18a)(18b)の一対
を各々連続的な被覆状態に接着一体化する一方、
【0039】同じく芯材(13)の両平面と上記木口面
用天然無垢材(16a)(16b)の両平面には、やは
り木口面用天然無垢材(16a)(16b)と同じ樹種
から成る平面用化粧単板(19a)(19b)の一対を
各々連続的な被覆状態に接着一体化することにより、天
然樹木のリアルな木目模様を表出させているため、冒頭
に述べた従来技術の諸問題を悉く改良できる効果があ
る。
用天然無垢材(16a)(16b)の両平面には、やは
り木口面用天然無垢材(16a)(16b)と同じ樹種
から成る平面用化粧単板(19a)(19b)の一対を
各々連続的な被覆状態に接着一体化することにより、天
然樹木のリアルな木目模様を表出させているため、冒頭
に述べた従来技術の諸問題を悉く改良できる効果があ
る。
【0040】つまり、本発明の上記構成によれば、その
化粧板(M)の芯材(13)が集成材やランバーコアー
などから中実な長方形に平盤化されており、その両木口
面(前後両端面)には各々木口面用天然無垢材(16
a)(16b)が接着一体化されているため、図1、2
や図10、11と図15〜17との比較から確認できる
ように、これから表出する木目模様が、天然樹木の木口
面から表出するそれと実質上同じ形態に看取されるので
ある。
化粧板(M)の芯材(13)が集成材やランバーコアー
などから中実な長方形に平盤化されており、その両木口
面(前後両端面)には各々木口面用天然無垢材(16
a)(16b)が接着一体化されているため、図1、2
や図10、11と図15〜17との比較から確認できる
ように、これから表出する木目模様が、天然樹木の木口
面から表出するそれと実質上同じ形態に看取されるので
ある。
【0041】その結果、上記木羽面用化粧単板(18
a)(18b)と平面用化粧単板(19a)(19b)
がその何れも木口面用天然無垢材(16a)(16b)
と同じ樹種から成り、化粧板(M)の残る両木羽面(左
右両側面)と両平面(上下両面)から表出する木目模様
も、天然樹木のそれと同じリアルな印象を与えるように
なっているため、その化粧板(M)が天然無垢材の擬似
品であると看做されるおそれはない。
a)(18b)と平面用化粧単板(19a)(19b)
がその何れも木口面用天然無垢材(16a)(16b)
と同じ樹種から成り、化粧板(M)の残る両木羽面(左
右両側面)と両平面(上下両面)から表出する木目模様
も、天然樹木のそれと同じリアルな印象を与えるように
なっているため、その化粧板(M)が天然無垢材の擬似
品であると看做されるおそれはない。
【0042】しかも、上記木口面用天然無垢材(16
a)(16b)は芯材(13)の両木口面(前後両端
面)へ、フィンガージョイント(17a)(17b)な
どの咬み合い継手を介して接着一体化されているため、
その各木口面での接着強度を低下させるおそれがなく、
耐用性に富む接合状態を維持することができ、まして冒
頭に述べた従来技術の木口面用化粧単板(2a)(2
b)と異なり、その芯材(1)に対する接着剤の浸み出
すおそれは全然ない。
a)(16b)は芯材(13)の両木口面(前後両端
面)へ、フィンガージョイント(17a)(17b)な
どの咬み合い継手を介して接着一体化されているため、
その各木口面での接着強度を低下させるおそれがなく、
耐用性に富む接合状態を維持することができ、まして冒
頭に述べた従来技術の木口面用化粧単板(2a)(2
b)と異なり、その芯材(1)に対する接着剤の浸み出
すおそれは全然ない。
【0043】何れにしても、本発明の化粧板(M)は加
工品であり、そのため全体的に一枚物の天然無垢材から
成るものと異なって、経年変化による歪みや狂い、割れ
などを生ずるおそれもなく、それにも拘らず天然無垢材
と識別困難な程のリアルな木目模様を表出できる点に、
格別の技術的意味があり、量産効果にも著しく優れる。
工品であり、そのため全体的に一枚物の天然無垢材から
成るものと異なって、経年変化による歪みや狂い、割れ
などを生ずるおそれもなく、それにも拘らず天然無垢材
と識別困難な程のリアルな木目模様を表出できる点に、
格別の技術的意味があり、量産効果にも著しく優れる。
【0044】更に、請求項2の構成を採用するならば、
その化粧板(M)の芯材(13)が中実な長方形に平盤
化されている重量とも相俟って、特に祭礼用机(D)の
天板(10)や神棚板、茶道・花道の免許札、告別式・
催事場の看板などにふさわしい貴重な化粧板(M)とし
て提供できる効果がある。
その化粧板(M)の芯材(13)が中実な長方形に平盤
化されている重量とも相俟って、特に祭礼用机(D)の
天板(10)や神棚板、茶道・花道の免許札、告別式・
催事場の看板などにふさわしい貴重な化粧板(M)とし
て提供できる効果がある。
【図1】本発明を適用した祭礼用机の斜面図である。
【図2】図1の天板(化粧板)を抽出して示す斜面図で
ある。
ある。
【図3】図2の3−3線に沿う拡大断面図である。
【図4】図3の4−4線断面図である。
【図5】図3の5−5線断面図である。
【図6】図2の分解状態を示す斜面図である。
【図7】図6における芯材と両木口面用天然無垢材との
対応関係を抽出して示す断面図である。
対応関係を抽出して示す断面図である。
【図8】図6における芯材と両木羽面用化粧単板との対
応関係を抽出して示す断面図である。
応関係を抽出して示す断面図である。
【図9】図6における芯材及び両木口面用天然無垢材
と、両平面用化粧単板との対応関係を示す断面図であ
る。
と、両平面用化粧単板との対応関係を示す断面図であ
る。
【図10】図1に対応する柾目模様の祭礼用机を示す斜
面図である。
面図である。
【図11】図10の天板(化粧板)を抽出して示す分解
斜面図である。
斜面図である。
【図12】従来技術により加工された祭礼用机を示す斜
面図である。
面図である。
【図13】図12の天板を抽出して示す分解斜面図であ
る。
る。
【図14】天然樹木の木口面とその木取り例を示す正面
図である。
図である。
【図15】柾目模様が表出する天然無垢材の斜面図であ
る。
る。
【図16】柾目模様が表出する天然無垢材の斜面図であ
る。
る。
【図17】追い柾模様が表出する天然無垢材の斜面図で
ある。
ある。
(10)・天板 (13)・芯材 (14)・フィンガージョイント (15)・プレインジョイント (16a)(16b)・木口面用天然無垢材 (17a)(17b)・フィンガージョイント (18a)(18b)・木羽面用化粧単板 (19a)(19b)・平面用化粧単板 (D)・祭礼用机 (M)・化粧板
Claims (2)
- 【請求項1】集成材やランバーコアーなどから中実な長
方形に平盤化された芯材(13)の両木口面へ、その木
口面用天然無垢材(16a)(16b)の一対を各々フ
ィンガージョイント(17a)(17b)やその他の咬
み合い継手を介して接着一体化すると共に、 上記芯材(13)の両木羽面と上記木口面用天然無垢材
(16a)(16b)の両木羽面には、その木口面用天
然無垢材(16a)(16b)と同じ樹種から成る木羽
面用化粧単板(18a)(18b)の一対を各々連続的
な被覆状態に接着一体化する一方、 同じく芯材(13)の両平面と上記木口面用天然無垢材
(16a)(16b)の両平面には、やはり木口面用天
然無垢材(16a)(16b)と同じ樹種から成る平面
用化粧単板(19a)(19b)の一対を各々連続的な
被覆状態に接着一体化することにより、天然樹木のリア
ルな木目模様を表出させたことを特徴とする化粧板。 - 【請求項2】芯材(13)として白色系針葉樹又はこれ
にスプルースが混用されたフィンガーラミネーションボ
ードを、その木口面用天然無垢材(16a)(16b)
と木羽面用化粧単板(18a)(18b)並びに平面用
化粧単板(19a)(19b)として悉く同じ樹種の白
色系針葉樹を各々採用すると共に、 上記芯材(13)の両木羽面とその木口面用天然無垢材
(16a)(16b)の両木羽面に亘って、上記木羽面
用化粧単板(18a)(18b)の一対を接着一体化し
た後、 同じく芯材(13)の両平面とその木口面用天然無垢材
(16a)(16b)の両平面に亘って、上記平面用化
粧単板(19a)(19b)の一対を先の両木羽面用化
粧単板(18a)(18b)も被覆するように接着一体
化したことを特徴とする請求項1記載の化粧板。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11191642A JP2001018205A (ja) | 1999-07-06 | 1999-07-06 | 化粧板 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11191642A JP2001018205A (ja) | 1999-07-06 | 1999-07-06 | 化粧板 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001018205A true JP2001018205A (ja) | 2001-01-23 |
Family
ID=16278061
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11191642A Pending JP2001018205A (ja) | 1999-07-06 | 1999-07-06 | 化粧板 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001018205A (ja) |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010137404A (ja) * | 2008-12-10 | 2010-06-24 | Sumitomo Forestry Co Ltd | ブロックボード及びその製造方法 |
CN102092071A (zh) * | 2010-12-10 | 2011-06-15 | 湖南福湘木业有限责任公司 | 一种提高板芯材料利用率的细木工板加工工艺 |
CN102862204A (zh) * | 2012-08-29 | 2013-01-09 | 浙江农林大学 | 杉木指接板节材型生产的改进方法 |
JP2013141774A (ja) * | 2012-01-10 | 2013-07-22 | Atozumu:Kk | 構造用材料 |
CN103317576A (zh) * | 2013-04-23 | 2013-09-25 | 浙江林碳木业科技有限公司 | 一种大幅面炭化板的制造方法 |
CN107030839A (zh) * | 2017-05-27 | 2017-08-11 | 福建农林大学 | 一种自净茶盘的制作方法 |
JP2020142515A (ja) * | 2019-02-28 | 2020-09-10 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | フラッシュパネル用芯材の作製方法およびフラッシュパネル |
-
1999
- 1999-07-06 JP JP11191642A patent/JP2001018205A/ja active Pending
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JP7386430B2 (ja) | 2019-02-28 | 2023-11-27 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | フラッシュパネル用芯材の作製方法 |
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