JPH08155761A - 生産設備 - Google Patents

生産設備

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JPH08155761A
JPH08155761A JP6331532A JP33153294A JPH08155761A JP H08155761 A JPH08155761 A JP H08155761A JP 6331532 A JP6331532 A JP 6331532A JP 33153294 A JP33153294 A JP 33153294A JP H08155761 A JPH08155761 A JP H08155761A
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JP
Japan
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production line
floor
production
parts
guided vehicle
Prior art date
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Pending
Application number
JP6331532A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiromoto Morio
宏基 森尾
Masao Koike
正夫 小池
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Mazda Motor Corp
Original Assignee
Mazda Motor Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Mazda Motor Corp filed Critical Mazda Motor Corp
Priority to JP6331532A priority Critical patent/JPH08155761A/ja
Publication of JPH08155761A publication Critical patent/JPH08155761A/ja
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  • Feeding Of Workpieces (AREA)
  • Warehouses Or Storage Devices (AREA)
  • Control Of Position, Course, Altitude, Or Attitude Of Moving Bodies (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 無人搬送車による搬送能率を高め得るような
生産設備を提供することである。 【構成】 複数の部品庫10を有する部品格納フロア1
を1階に、複数の生産ラインL1〜L3を有する生産ラ
インフロア2を2階に設け、部品格納フロア1の中央部
から生産ラインフロア2の長さ方向中央部に無人搬送車
Mを昇降する為の4つの昇降機B1〜B4を設け、それ
ら昇降機B1〜B4の生産フロア2側の乗降部26を、
生産ラインL1〜L3を挟む状態に配置し、部品庫10
の部品を各ステーションS1〜S24に供給する為に、
各ステーションS1〜S24に夫々専用の無人搬送車M
を配備した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、生産設備に関し、特
に、複数の部品庫を有する部品格納フロアと、複数の生
産ラインを有する生産ラインフロアとを上下に配置し、
部品庫から生産ラインの複数のステーションに複数の無
人搬送車で部品を供給するようにした生産設備に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車製造工場等における生産設
備においては、生産ラインフロアに複数の生産ラインを
設け、これら複数の生産ラインに供給する種々の部品を
格納する部品格納フロアに複数の部品庫を設け、複数の
無人搬送車により、部品格納フロアから複数の生産ライ
ンに部品を搬送する。前記複数の生産ラインの各々に
は、複数の作業ステーションが設けられ、各作業ステー
ションで、各部品を自動車ボディに組付ける組付け作業
が行われるが、これら複数のステーションにおいて、部
品の不足を来さないように、タイムリーに部品の供給を
行う必要がある。
【0003】ここで、無人搬送車が生産ラインの近傍部
を通過する際には、作業者の安全を確保する為に、無人
搬送車の走行速度を約60m/分程度まで低下させる必
要があるので、無人搬送車の走行速度を高めて搬送能率
を高める為には、生産ラインの近傍部を走行する走行距
離を極力短くすることが望ましい。ところで、部品格納
フロアを生産ラインフロアと同一フロアの一端側部分に
配置した生産設備では、部品庫から複数のステーション
へ部品を搬送する為に、無人搬送車は、部品庫から生産
ラインの端部まで走行してから生産ラインに沿って走行
し、複数のステーションへ部品を搬送する。
【0004】また、部品格納フロアと生産ラインフロア
とを上下に配置した生産設備では、通常、無人搬送車の
走行の為の傾斜状走行路であって、部品格納フロアと生
産ラインフロアとを結ぶ傾斜状走行路が設けられてい
る。但し、前記傾斜状走行路の代わりに、昇降機(エレ
ベータ)を装備した場合(特開平5−108153号公
報参照)には、無人搬送車は部品格納フロアと生産ライ
ンフロアとの間を昇降機で昇降する。前記昇降機は、一
般に、生産ラインフロアの一端側(生産ラインの長さ方
向の一端側、又は生産ラインの長さ方向と直交する方向
の一端側)に設けられるため、無人搬送車は、部品格納
フロアから生産ラインフロアに上昇後、生産ラインフロ
アを昇降機から生産ラインの端部まで走行してから生産
ラインに沿って走行して、複数のステーションへ部品を
搬送することになる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、部品格納フロ
アを生産ラインフロアと同一フロアの一端側部分に配置
した生産設備では、無人搬送車を昇降させる必要がない
ため有利ではあるが、部品格納フロアから生産ラインフ
ロアまでの部品搬送距離が長くなるので、また、無人搬
送車が生産ラインに沿って走行する距離が大きく、この
生産ラインに沿って走行する際の無人搬送車の走行速度
を低く設定しなければならないので、搬送能率が低下
し、無人搬送車の所要台数が多くなり、設備経済的に不
利になる。また、生産ラインフロアにおける無人搬送車
の走行経路を単純化する上でも不利である。
【0006】部品格納フロアと生産ラインフロアとを上
下に配置し、無人搬送車の走行の為の傾斜状走行路を設
けた生産設備では、部品格納フロアから生産ラインフロ
アまでの部品搬送距離が比較的短くなる点で有利である
が、無人搬送車が部品を積載して傾斜状走行路を登坂す
ることになるため無人搬送車の駆動馬力が大きくなり、
無人搬送車の製作コスト面で不利になること、また、傾
斜状走行路は通常生産ラインフロアの一端側に設けられ
るため、無人搬送車が生産ラインに沿って走行する距離
が大きく、この生産ラインに沿って走行する際の無人搬
送車の走行速度を低く設定しなければならないので、搬
送能率が低下し、無人搬送車の所要台数が多くなり、設
備経済的に不利になること、生産ラインフロアにおける
無人搬送車の走行経路を単純化する上でも不利であるこ
と、傾斜状走行路を配置する為の所要スペースが大きく
なること、等の欠点がある。
【0007】部品格納フロアと生産ラインフロアとを上
下に配置し、無人搬送車を昇降する昇降機を設けた生産
設備では、部品格納フロアから生産ラインフロアまでの
部品搬送距離が比較的短くなる点で有利であるが、昇降
機が生産ラインフロアの一端側に設けられるため、無人
搬送車が生産ラインに沿って走行する距離が大きく、こ
の生産ラインに沿って走行する際の無人搬送車の走行速
度を低く設定しなければならないので、搬送能率が低下
し、無人搬送車の所要台数が多くなり、設備経済的に不
利になる。また、生産ラインフロアにおける無人搬送車
の走行経路を単純化する上でも不利である。本発明の目
的は、無人搬送車による搬送能率を高め得るような生産
設備を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1の生産設備は、
複数の部品庫を有する部品格納フロアと、複数の生産ラ
インを有する生産ラインフロアとを上下に配置し、部品
庫から生産ラインの複数のステーションに部品を搬送す
る複数の無人搬送車を備えた生産設備において、前記部
品格納フロアと生産ラインフロアとに亙って無人搬送車
を垂直に昇降して搬送する複数の昇降手段を設け、前記
複数の昇降手段の生産ラインフロア側の複数の出口を生
産ラインを挟む位置に配置したものである。請求項2の
生産設備は、請求項1の発明において、前記生産ライン
フロアの複数の生産ラインは、無人搬送車の走行路を空
けた状態で、ほぼ平行に配設されたものである。
【0009】請求項3の生産設備は、請求項2の発明に
おいて、前記昇降手段の生産ラインフロア側の出口は、
生産ラインの長さ方向のほぼ中央部に対応する位置に設
けられたものである。請求項4の生産設備は、請求項1
〜請求項3の何れか1項の発明において、前記各生産ラ
インの複数のステーションのうち、部品の供給を必要と
する各ステーションの為の専用の1台の無人搬送車を装
備したものである。請求項5の生産設備は、請求項1〜
請求項4の何れか1項の発明において、前記部品の供給
を必要とする各ステーションにおける部品消費時間と、
そのステーションと部品庫間を無人搬送車が往復する往
復時間とが、ほぼ等しくなるように、無人搬送車の走行
経路と走行速度との少なくとも一方を設定したものであ
る。
【0010】請求項6の生産設備は、複数の部品庫を有
する部品格納フロアと、複数の生産ラインを有する生産
ラインフロアとを上下に配置し、部品庫から生産ライン
の複数のステーションに部品を搬送する複数の無人搬送
車を備えた生産設備において、前記部品格納フロアと生
産ラインフロアとに亙って無人搬送車を垂直に昇降して
搬送する複数の昇降手段を設け、前記複数の昇降手段の
生産ラインフロア側の複数の出口を生産ラインの延長線
上に配置したものである。
【0011】請求項7の生産設備は、請求項6の発明に
おいて、前記各生産ラインの複数のステーションのう
ち、部品の供給を必要とする各ステーションの為の専用
の1台の無人搬送車を装備したものである。請求項8の
生産設備は、請求項7の発明において、前記部品の供給
を必要とする各ステーションにおける部品消費時間と、
そのステーションと部品庫間を無人搬送車が往復する往
復時間とが、ほぼ等しくなるように、無人搬送車の走行
経路と走行速度との少なくとも一方を設定したものであ
る。
【0012】
【発明の作用及び効果】請求項1の生産設備において
は、複数の部品庫を有する部品格納フロアと、複数の生
産ラインを有する生産ラインフロアとが上下に配置され
ており、複数の無人搬送車により、部品庫から生産ライ
ンの複数のステーションに部品が搬送される。そして、
部品格納フロアと生産ラインフロアとに亙って無人搬送
車を垂直に昇降して搬送する複数の昇降手段を設け、複
数の昇降手段の生産ラインフロア側の複数の出口を生産
ラインを挟む位置に配置したので、複数の部品庫から複
数のステーションまでの部品搬送距離を短縮することが
でき、生産ラインフロアにおいて無人搬送車が生産ライ
ンの近傍を走行する距離を極力短縮することができるか
ら、無人搬送車の搬送能率を高めることができる。
【0013】請求項2の生産設備においては、請求項1
と同様の作用・効果を奏するが、生産ラインフロアの複
数の生産ラインは、無人搬送車の走行路を空けた状態
で、ほぼ平行に配設されているので、生産ラインフロア
において無人搬送車は生産ラインに沿って直線走行する
ことができるので、無人搬送車による部品搬送の搬送能
率を高めることができる。
【0014】請求項3の生産設備においては、請求項2
と同様の作用・効果を奏するが、昇降手段の生産ライン
フロア側の出口は、生産ラインの長さ方向のほぼ中央部
に対応する位置に設けられているため、複数の無人搬送
車の生産ラインフロアにおける合計走行距離を短縮して
搬送能率を高めることができる。
【0015】請求項4の生産設備においては、請求項1
〜請求項3の何れか1項の発明と同様の作用・効果を奏
するが、各生産ラインの複数のステーションのうち、部
品の供給を必要とする各ステーションの為の専用の1台
の無人搬送車を装備したので、生産ラインフロアにおけ
る各無人搬送車の走行経路を単純化して搬送能率を高め
ることができる。
【0016】請求項5の生産設備においては、請求項1
〜請求項4の何れか1項の発明と同様の作用・効果を奏
するが、部品の供給を必要とする各ステーションにおけ
る部品消費時間と、そのステーションと部品庫間を無人
搬送車が往復する往復時間とが、ほぼ等しくなるよう
に、無人搬送車の走行経路と走行速度との少なくとも一
方を設定したので、各無人搬送車の稼働率を高めること
ができる。
【0017】請求項6の生産設備においては、複数の部
品庫を有する部品格納フロアと、複数の生産ラインを有
する生産ラインフロアとが上下に配置され、複数の無人
搬送車により、部品庫から生産ラインの複数のステーシ
ョンに部品が搬送される。そして、部品格納フロアと生
産ラインフロアとに亙って無人搬送車を垂直に昇降して
搬送する複数の昇降手段を設け、複数の昇降手段の生産
ラインフロア側の複数の出口を生産ラインの延長線上に
配置したので、複数の部品庫から複数のステーションま
での部品搬送距離を短縮することができ、生産ラインフ
ロアにおける無人搬送車の走行経路を極力単純化して搬
送能率を高めることができる。
【0018】請求項7の生産設備においては、請求項6
の発明と同様の作用・効果を奏するが、前記各生産ライ
ンの複数のステーションのうち、部品の供給を必要とす
る各ステーションの為の専用の1台の無人搬送車を装備
したので、生産ラインフロアにおける各無人搬送車の走
行経路を単純化して搬送能率を高めることができる。
【0019】請求項8の生産設備においては、請求項7
の発明と同様の作用・効果を奏するが、前記部品の供給
を必要とする各ステーションにおける部品消費時間と、
そのステーションと部品庫間を無人搬送車が往復する往
復時間とが、ほぼ等しくなるように、無人搬送車の走行
経路と走行速度との少なくとも一方を設定したので、各
無人搬送車の稼働率を高めることができる。
【0020】
【実施例】以下、本発明の実施例について、図面を参照
しつつ説明する。本実施例は、自動車ボディを生産ライ
ンの複数のステーションに沿って順次移動させながら、
自動車ボディに各種部品を組付ける生産設備に、本発明
を適用した場合の一例である。図1に示すように、この
生産設備Fにおいて、部品格納フロア1が1階に、ま
た、その部品格納フロア1の上方に位置するように、生
産ラインフロア2が2階に配置されている。部品格納フ
ロア1には、複数の部品庫10が設けられ、また、生産
ラインフロア2には、3本の生産ラインL1,L2,L
3が平行に且つ連続するラインとして設けられている。
【0021】生産ラインL1にはステーションS1〜S
8が設けられ、生産ラインL1に続く生産ラインL2に
はステーションS9〜S16が設けられ、生産ラインL
2に続く生産ラインL3にはステーションS17〜S2
4が設けられている。これら各ステーションS1〜S2
4において、夫々、自動車ボディBに対する部品の組付
けがなされるが、この生産設備Fには、各ステーション
S1〜S24に夫々部品供給を行う各ステーション専用
の24台の無人搬送車Mが設けられている。これら無人
搬送車Mを部品格納フロア1と生産ラインフロア2とに
亙って垂直に昇降する為の4台の昇降機B1〜B4が設
けられている。
【0022】先ず、部品格納フロア1について説明す
る。部品格納フロア1には、複数の部品庫10が、無人
搬送車Mの走行路を空けた状態で配設され、これら部品
庫10には、自動車ボディBに組付けられる多数の種類
の部品が各ステーションS1〜S24に対応するように
分類して格納されている。部品格納フロア1の中央部に
は、昇降機B1〜B4の4つの乗降部25が設けられて
いる。
【0023】次に、生産ラインフロア2について説明す
る。図2に示すように、生産ラインフロア2には、3つ
の生産ラインL1〜L3が前後方向向きに且つ平行に配
置され、生産ラインL1では、自動車ボディBがステー
ションS1〜S8の順に流れ、生産ラインL2では、自
動車ボディBがステーションS9〜S16の順に流れ、
生産ラインL3では、自動車ボディBがステーションS
17〜S24の順に流れるように配置されている。各生
産ラインL1〜L3には、自動車ボディBを支持して移
送する一般的な構成のリフトアンドキャリイ方式のコン
ベアが設けられ、生産ラインL1の終端から生産ライン
L2の始端へ自動車ボディBを移送するコンベアと、生
産ラインL2の終端から生産ラインL3の始端へ自動車
ボディBを移送するコンベアとが設けられている。
【0024】図2に示すように、4台の昇降機B1〜B
4は、生産ラインL1〜L3の長さ方向ほぼ中央部にお
いて、昇降機B1〜B4の生産ラインL1〜L3側出口
である4つの乗降部26が、生産ラインL1〜L3を挟
む状態となるように、設けられている。生産ラインL1
の片側であって生産ラインL2と反対側の片側には、無
人搬送車Mの走行路R1,R2が設けられ、また、生産
ラインL1,L2間には、無人搬送車Mの走行路R3,
R4が設けられ、また、生産ラインL2,L3間には、
無人搬送車Mの走行路R5,R6が設けられ、また、生
産ラインL3の片側であって生産ラインL2と反対側の
片側には、無人搬送車Mの走行路R7,R8が設けられ
ている。これら走行路R1〜R8は、略同じ長さに設定
されている。
【0025】本実施例における無人搬送車Mは、部品格
納フロア1において部品を収納したパレットPを、生産
ラインフロア2の各ステーションS1〜S24まで搬送
し、各ステーションS1〜S24から空のパレットPを
積載して部品格納フロア1へ搬送するものとする。前記
各走行路R1〜R8には、3台ずつの無人搬送車Mが割
り振られており、図に示すように、走行路R1に対応す
る3台の無人搬送車Mは、ステーションS1〜S3に夫
々部品を搬送し、また、走行路R2に対応する3台の無
人搬送車Mは、ステーションS6〜S8に夫々部品を搬
送し、また、走行路R3に対応する3台の無人搬送車M
は、ステーションS4,S14,S16に夫々部品を搬
送し、また、走行路R4に対応する3台の無人搬送車M
は、ステーションS5,S9,S11に夫々部品を搬送
する。
【0026】同様に、走行路R5に対応する3台の無人
搬送車Mは、ステーションS13,S15,S20に夫
々部品を搬送し、また、走行路R6に対応する3台の無
人搬送車Mは、ステーションS10,S12,S21に
夫々部品を搬送し、また、走行路R7に対応する3台の
無人搬送車Mは、ステーションS18〜S19に夫々部
品を搬送し、また、走行路R8に対応する3台の無人搬
送車Mは、ステーションS22〜S24に夫々部品を搬
送する。
【0027】そして、これら無人搬送車Mの各々におい
て、それが分担する各ステーションにおける部品消費時
間(つまり、タクトサイクル時間)と、そのステーショ
ンと部品庫10間を、無人搬送車Mが往復する往復時間
とが、ほぼ等しくなるように、走行経路と走行速度の少
なくとも一方が設定されている。ここで、各無人搬送車
Mの走行経路とは、部品格納フロア1における所定の走
行路と、該当する何れかの昇降機B1〜B4による部品
格納フロア1と生産ラインフロア2間の昇降路と、生産
ラインフロア2の該当する何れかの走行路R1〜R8と
を走行する往復走行経路である。
【0028】次に、昇降機B1〜B4について説明す
る。昇降機B1〜B4は、同様の構造のものであるの
で、昇降機B1を例として説明すると、図3に示すよう
に、昇降機B1には、無人搬送車Mを載置する昇降台2
0が設けられ、この昇降台20は、部品格納フロア1か
ら生産ラインフロア2に亙って垂直に立設された昇降機
フレーム24に付設されたガイド部材23により上下方
向へ案内され、電動モータを含むラック・ピニオン方式
の昇降駆動機構(図示略)を介して昇降するように構成
されている。昇降機B1の部品格納フロア1側には、無
人搬送車Mが乗降する乗降部25が設けられ、生産ライ
ンフロア2側には、生産ラインフロア1側出口に相当す
る乗降部26が設けられている。昇降機B1の乗降部2
5には、前後1対の開閉扉27a,27bが設けられ、
昇降機B1の乗降部26には、前後1対の開閉扉28
a,28bが設けられている。
【0029】以上説明した生産設備Fの作用について説
明する。1つ又は複数の部品庫10の部品をパレットP
に積み込まれた無人搬送車Mは、部品庫10から該当す
る各昇降機B1〜B4の乗降部25まで、部品格納フロ
ア1における所定の走行路を走行し、次に、その各昇降
機B1〜B4により、生産ラインフロア2まで垂直に上
昇する。生産ラインフロア2において、無人搬送車M
は、それが分担しているステーションまで所定の該当す
る走行路R1〜R8を一方向に走行し、該当するステー
ションにおいて、複数の部品を積込んだパレットPと空
のパレットPとが、作業者により交換され、空のパレッ
トPを載置した無人搬送車Mは、所定の走行路R1〜R
8を各昇降機B1〜B4の乗降部26まで走行して、該
当する各昇降機B1〜B4により、部品格納フロア1ま
で下降し、部品格納フロア1の所定の走行路を部品庫1
0まで走行する。
【0030】この生産設備Fにおいては、4台の昇降機
B1〜B4の生産ラインフロア1側の乗降部26を、生
産ラインL1〜L3の長さ方向のほぼ中央部において、
生産ラインL1〜L3を挟む位置に配置したので、走行
路R1〜R8をほぼ直線状に単純化でき、各走行路R1
〜R8を極力短縮して生産ラインL1〜L3における組
付け作業者の安全性確保のために低速走行する搬送距離
を少なくして無人搬送車Mの搬送能率を高めることがで
きる。また、4台の昇降機B1〜B4を部品格納フロア
1と生産ラインフロア2の生産ラインL1〜L3の長さ
方向のほぼ中央部に対応する位置に配置したことによ
り、24台の無人搬送車Mの合計搬送距離を極力短縮し
て搬送能率を高めるとともに、無人搬送車Mの所要台数
を低減することができる。しかも、各ステーションS1
〜S24に部品を供給する専用の1台の無人搬送車Mを
配備したので、各無人搬送車Mの走行経路(搬送経路)
を単純化して、搬送能率を高め、部品格納フロア1にお
ける部品積込み能率を高めることができる。 また、各
ステーションS1〜S24における部品消費時間と、そ
のステーションと部品庫10間を無人搬送車Mが往復す
る往復時間とが、ほぼ等しくなるように設定したので、
無人搬送車Mの稼働率を高めることができる。
【0031】別実施例・・・・・図4、図5参照 次に、前記実施例を部分的に変更した別実施例の生産設
備FAについて説明する。図4、図5に示すように、こ
の生産設備FAにおける部品格納フロア1Aと、生産ラ
インフロア2Aについては前記実施例と同様であるの
で、同一のものに同一の符号を付して説明を省略する。
本実施例では、2台の昇降機B1,B2が設けられる
が、昇降機B1は、その生産ラインフロア2A側の出口
である乗降部26が、生産ラインL1の延長上に位置す
るように設けられ、また、昇降機B2は、その生産ライ
ンフロア2A側の出口である乗降部26が、生産ライン
L3の延長上に位置するように設けられている。
【0032】図5に示すように、生産ラインフロア2A
には、昇降機B1の乗降部26から延びる2つの走行路
R1a,R2aと、昇降機B2の乗降部26から延びる
2つの走行路R3a,R4aとが設けられている。前記
走行路R1aは、生産ラインL1の片側であって生産ラ
インL2と反対側の片側に設けられ、また、走行路R2
aは、生産ラインL1,L2の間に設けられ、また、走
行路R3aは、生産ラインL2,L3の間に設けられ、
また、走行路R4aは、生産ラインL3の片側であって
生産ラインL2と反対側の片側に設けられている。
【0033】前記実施例と同様に、24のステーション
S1〜S24に夫々専用の1台の無人搬送車Mが配備さ
れ、各ステーションS1〜S24には専用の無人搬送車
Mにより部品が搬送されるが、走行路R1a〜R4aに
は、夫々、6台ずつの無人搬送車Mが割当てられてい
る。走行路R1aに対応する6台の無人搬送車Mは、夫
々、ステーションS1〜S6に部品を搬送し、また、走
行路R2aに対応する6台の無人搬送車Mは、夫々、ス
テーションS7,S8,S13〜S16に部品を搬送
し、また、走行路R3aに対応する6台の無人搬送車M
は、夫々、ステーションS9〜S12,S17,S18
に部品を搬送し、また、走行路R4aに対応する6台の
無人搬送車Mは、夫々、ステーションS19〜S24に
部品を搬送する。そして、前記実施例と同様に、各ステ
ーションS1〜S24における部品消費時間と、そのス
テーションと部品庫10間を無人搬送車Mが往復する往
復時間とが、ほぼ等しくなるように、走行経路と走行速
度の少なくとも一方が設定されている。
【0034】本実施例の生産設備FAにおいては、昇降
機B1,B2の生産ラインフロア2A側の乗降部26
を、生産ラインL1,L3の延長上に配置したため、走
行路R1a〜R4aをほぼ直線状に単純化して無人搬送
車Mの搬送能率を高めることができる。また、生産ライ
ンフロア2Aと部品格納フロア1Aとを上下に配置し、
昇降機B1,B2を設けたため、搬送距離を短縮して搬
送能率を高めるとともに無人搬送車Mの所要台数を低減
することができる。しかも、各ステーションS1〜S2
4に部品を供給する専用の1台の無人搬送車Mを配備し
たので、各無人搬送車Mの走行経路(搬送経路)を単純
化して、搬送能率を高め、部品格納フロア1における部
品積込み能率を高めることができる。また、各ステーシ
ョンS1〜S24における部品消費時間と、そのステー
ションと部品庫10間を無人搬送車Mが往復する往復時
間とが、ほぼ等しくなるように設定したので、無人搬送
車Mの稼働率を高めることができる。
【0035】次に、前記生産設備F,FAを部分的に変
更した変更態様について説明する。 1〕前記部品格納フロア1を生産ラインフロア2の上側
に配置してもよい。 2〕前記第1の実施例における昇降機B1,B4を省略
し、各走行路R3〜R6に、夫々6台の無人搬送車Mを
走行させるように構成してもよい。 3〕被牽引台車にパレットPを装備して、この被牽引台
車を無人搬送車Mで牽引するように構成してもよい。 4〕前記実施例における生産ライン数、ステーション
数、無人搬送車Mの台数、等は一例に過ぎず、これらの
数値に限定されるものではない。また、複数のステーシ
ョンにおいては、そのステーションの次に組付け作業を
実施しない待機用のバッファのステーションを設けるこ
ともある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る生産設備の斜視図であ
る。
【図2】図1の生産設備の生産ラインフロアの平面図で
ある。
【図3】図1の生産設備における昇降機の縦断面図であ
る。
【図4】別実施例の生産設備の斜視図である。
【図5】図4の生産設備の生産ラインフロアの平面図で
ある。
【符号の説明】
F,FA 生産設備 B1〜B4 昇降機 L1〜L3 生産ライン M 無人搬送車 S1〜S24 ステーション 1,1A 部品格納フロア 2,2A 生産ラインフロア 10 部品庫 25 乗降部 26 乗降部

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の部品庫を有する部品格納フロア
    と、複数の生産ラインを有する生産ラインフロアとを上
    下に配置し、部品庫から生産ラインの複数のステーショ
    ンに部品を搬送する複数の無人搬送車を備えた生産設備
    において、 前記部品格納フロアと生産ラインフロアとに亙って無人
    搬送車を垂直に昇降して搬送する複数の昇降手段を設
    け、 前記複数の昇降手段の生産ラインフロア側の複数の出口
    を生産ラインを挟む位置に配置したことを特徴とする生
    産設備。
  2. 【請求項2】 前記生産ラインフロアの複数の生産ライ
    ンは、無人搬送車の走行路を空けた状態で、ほぼ平行に
    配設されたことを特徴とする請求項1に記載の生産設
    備。
  3. 【請求項3】 前記昇降手段の生産ラインフロア側の出
    口は、生産ラインの長さ方向のほぼ中央部に対応する位
    置に設けられたことを特徴とする請求項2に記載の生産
    設備。
  4. 【請求項4】 前記各生産ラインの複数のステーション
    のうち、部品の供給を必要とする各ステーションの為の
    専用の1台の無人搬送車を装備したことを特徴とする請
    求項1〜請求項3の何れか1項に記載の生産設備。
  5. 【請求項5】 前記部品の供給を必要とする各ステーシ
    ョンにおける部品消費時間と、そのステーションと部品
    庫間を無人搬送車が往復する往復時間とが、ほぼ等しく
    なるように、無人搬送車の走行経路と走行速度との少な
    くとも一方を設定したことを特徴とする請求項1〜請求
    項4の何れか1項に記載の生産設備。
  6. 【請求項6】 複数の部品庫を有する部品格納フロア
    と、複数の生産ラインを有する生産ラインフロアとを上
    下に配置し、部品庫から生産ラインの複数のステーショ
    ンに部品を搬送する複数の無人搬送車を備えた生産設備
    において、 前記部品格納フロアと生産ラインフロアとに亙って無人
    搬送車を垂直に昇降して搬送する複数の昇降手段を設
    け、 前記複数の昇降手段の生産ラインフロア側の複数の出口
    を生産ラインの延長線上に配置したことを特徴とする生
    産設備。
  7. 【請求項7】 前記各生産ラインの複数のステーション
    のうち、部品の供給を必要とする各ステーションの為の
    専用の1台の無人搬送車を装備したことを特徴とする請
    求項6に記載の生産設備。
  8. 【請求項8】 前記部品の供給を必要とする各ステーシ
    ョンにおける部品消費時間と、そのステーションと部品
    庫間を無人搬送車が往復する往復時間とが、ほぼ等しく
    なるように、無人搬送車の走行経路と走行速度との少な
    くとも一方を設定したことを特徴とする請求項7に記載
    の生産設備。
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