JPH08155170A - ミシンの自動上糸供給装置 - Google Patents

ミシンの自動上糸供給装置

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JPH08155170A
JPH08155170A JP30627094A JP30627094A JPH08155170A JP H08155170 A JPH08155170 A JP H08155170A JP 30627094 A JP30627094 A JP 30627094A JP 30627094 A JP30627094 A JP 30627094A JP H08155170 A JPH08155170 A JP H08155170A
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JP
Japan
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sewing machine
upper thread
thread
sewing
feeding
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JP30627094A
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English (en)
Inventor
Shigeru Suzuki
鈴木  茂
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Brother Industries Ltd
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Brother Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ミシンの縫製作業停止時に、従動ローラと駆
動ローラとで挟持された上糸が切れないようにする。 【構成】 縫製作業の実行時、ミシン動作リクエスト信
号発生回路33からリクエスト信号に基づいて、糸繰出
しモータ駆動回路31が作動し、糸繰出しモータ16も
回転して、従動ローラと駆動ローラとで挟んで連続回転
させて上糸を繰り出して、所定量の上糸を縫針方向に供
給すると共に、ミシンモータ駆動回路32も作動してほ
ぼ同時にミシンモータ7が回転する。縫製終了のリクエ
スト信号が発生すると、ミシンモータ7が停止するとほ
ぼ同時に糸繰出しモータ16も停止して、上糸を停止し
た従動ローラと駆動ローラとで挟んだ状態で保持する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、1縫目毎に必要な上糸
量を天秤側に供給するようにした上糸自動供給装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】最近のミシンでは、特開昭63−294
895号公報等に開示されているように、ミシンの主軸
の回転数とは無関係に常時一定回転する上糸送りモータ
に固定した繰出しローラと、この繰出しローラに常時圧
接している従動ローラとの間に上糸を挟持させる一方、
ミシンの主軸に設けたエンコーダにより検出した上糸供
給開始タイミング信号に応じて、前記繰出しローラより
も上糸供給側に配置した上糸把持機構による上糸の把持
を開放して、天秤方向への上糸供給を開始すると共に、
パルス発生器によるパルスをカウンタにて計数して、上
糸の供給必要量に応じたパルス数の期間だけ前記上糸把
持機構を開放するように制御することを提案している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記構
成では、上糸を供給しない期間においては、前記上糸把
持機構により糸供給側で上糸を強制的に把持している一
方、従動ローラと常時回転している繰出しローラとで上
糸が挟持されているので、当該上糸には常時テンション
が掛かっていると共に、従動ローラと繰出しローラとの
挟持箇所でその回転摩擦が上糸に作用するので、上糸が
摩耗して弱化した部分が発生したり、上糸の糸径が細い
場合には、糸切れが発生するという問題があった。
【0004】また、上糸送りモータを常時回転させてい
るため、縫製作業に要する電力消費量が大きくなる。さ
らに、ミシンの主軸の回転と無関係に前記上糸送りモー
タを駆動させているから、主軸の回転を停止させた状態
での上糸送りモータの回転時の騒音や前記従動ローラと
繰出しローラとの摩擦回転作動の騒音が顕著になるとい
う問題があった。
【0005】本発明は、これらの従来の技術的課題を解
決すべくなされたものであって、上糸の弱化や糸切れを
無くし、且つエネルギー消費の少ない静粛なミシンの上
糸自動供給装置を提供することを目的とするものであ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、請求項1に記載の発明のミシンの自動上糸供給装置
は、上糸を連続回転する駆動ローラと従動ローラとで挟
んで繰り出す上糸繰出し手段と、上糸繰出し手段を駆動
する駆動回路と、糸道中にて前記上糸を把持して上糸繰
出しを停止させる糸把持アクチュエータと、ミシンの主
軸の回転角度に基づき上糸の繰出し開始タイミングを検
出する糸繰出し開始位相センサとを備え、縫製動作時に
必要量の上糸を繰出し供給するように構成してなるミシ
ンにおいて、該ミシンの主軸の回転、停止の動作リクエ
スト信号に基づき、前記上糸繰出し手段の駆動を回転・
停止すべく制御する制御手段を設けたものである。
【0007】請求項2に記載の発明では、請求項1に記
載の制御手段は、前記上糸繰出し手段の起動後にミシン
の主軸を回転起動させるように制御するものである。請
求項3に記載の発明では、請求項1または請求項2に記
載のミシンの自動上糸供給装置における制御手段は、前
記ミシンの主軸の回転停止後に前記上糸繰出し手段の駆
動を停止すべく制御するものである。
【0008】
【実施例】次に、本発明を具体化した実施例について説
明する。図1は上糸自動供給装置を備えたミシンの概略
構成図であり、ミシンフレーム1はアーム部2とベッド
部3とからなり、アーム部2内に配置した主軸4の一端
はミシンフレーム1の後端から突出し、該一端に取付く
プーリ5に巻掛けしたベルト6をベッド下方に設置され
たミシンモータ7の駆動プーリに巻掛けし、このミシン
モータ7の駆動により主軸4を一定方向に回転させる。
アーム部2内にて前記主軸4の他端に連結した天秤クラ
ンク、針棒クランクロッド等を介して天秤8や針棒9を
上下往復動させる。
【0009】前記アーム部2の上部に設置された糸巻き
10から出た上糸20は、糸掛け11、糸把持アクチュ
エータ12、上糸繰出し量検出のためのエンコーダ1
3、従動ローラ14と駆動ローラ15と、該駆動ローラ
15を一定方向に回転させるための上糸繰出しモータ1
6とからなる上糸繰出し手段と、糸掛け17を介して前
記天秤8を通り、針棒9下端の縫針18に供給される。
【0010】植付機構得糸繰出し手段における従動ロー
ラ14は、駆動ローラ15との間で上糸20を挟持する
ように図示しないバネにて駆動ローラ15の円周面に押
圧されている。そして、駆動ローラ15と従動ローラ1
4との挟持力は、糸把持アクチュエータ12による上糸
20の把持力より弱く、糸把持アクチュエータ12で上
糸20が把持されている状態では、前記両ローラ14、
15の連続状の回転にて上糸が繰り出されないように設
定されている。
【0011】なお、上糸繰出し量検出用のエンコーダ1
3では、その回転軸に取付けられたプーリに上糸20が
1回巻きつけられている。また、図1に示すように、ア
ーム部の一端部近傍には、主軸4と一体的に回転する円
盤に切欠き形成されたスリットの箇所を検出するための
フォトインタラプタ、オプトアイソレータ等の検出器に
て信号を検出するように構成された糸繰出し開始位相検
出センサ19が配置されている。糸繰出し開始位相検出
センサ19はアブソリュート形のロータリエンコーダに
て構成しても良い。また、ベッド部3の下面等には、後
述する制御手段としての制御装置21が設置されてい
る。
【0012】次に、図2を参照して、糸把持アクチュエ
ータ12の構造を説明すると、ミシンのアーム部2に螺
子等にて固定したL型金具23の一端と、その他端に一
体的に形成されたヒンジ部24との間に積層圧電素子2
2を、その伸縮方向と直交する両面が挟まれるように固
定する。そして、ヒンジ部24には糸把持アーム25を
取付けし、該糸把持アーム25の先端の平坦状の糸把持
部25aと適宜隙間を隔てて対峙する位置に糸把持対向
体26を固定する。
【0013】前記積層圧電素子22に所定の電圧を印加
すると、当該積層圧電素子22がその積層方向に伸長
し、ヒンジ部24の梃の原理により、積層圧電素子22
の伸長歪み量を拡大し、糸把持アーム25の先端側の糸
把持部25aと糸把持対向体6との間で上糸20を把持
するように構成されている。実施例では、積層圧電素子
22に対する印加電圧が0Vのとき、糸把持部25aと
糸把持対向体26との間隔が上糸20の太さより大きく
なり、当該上糸20が完全に把持から開放され、積層圧
電素子22に100Vの電圧を印加した状態では、上糸
20をしっかりと把持するように設定されている。
【0014】図3は、本実施例の制御装置21の機能ブ
ロック図を示し、該制御装置21は上糸繰出し量制御回
路30と、糸繰出しモータ駆動回路31と、ミシンモー
タ駆動回路32とにより構成されており、糸繰出し量検
出用のエンコーダ13からの信号と、糸繰出し開始位相
検出センサ19からの信号にて上糸繰出し量制御回路3
0を作動させ、糸把持アクチュエータ12を駆動する。
また、ミシン動作リクエスト信号発生回路33からの出
力信号にて糸繰出しモータ駆動回路31を作動させて上
糸繰出しモータ16を駆動し、ミシン動作リクエスト信
号発生回路33からの出力信号にてミシンモータ駆動回
路32を作動させ、ミシンモータ7を駆動させる。
【0015】前記糸繰出し開始位相検出センサ19は、
図4に示すように、針上死点を0度とした主軸4の回転
角度において、天秤8による布締め及び上糸20の繰出
しが開始される30度の位相にて、ハイに立ち上がるパ
ルス信号(インパルス)を発生させ、糸繰出し開始信号
を出力するように構成されている。前記上糸繰出し量制
御回路30は、図4に示すように、糸繰出し開始信号の
パルス立ち上がりにて糸把持アクチュエータ12の積層
圧電素子20への電圧印加(0V)とし、上糸20の把
持を開放する。その時点から、上糸繰出し量検出用のエ
ンコーダ13からのカウント信号にて、所定の上糸繰出
し量Ceを検出した時点で糸把持アクチュエータ12を
作動させて上糸20を把持する。
【0016】図5はミシン動作リクエスト信号発生回路
33と、糸繰出しモータ駆動回路31と、ミシンモータ
駆動回路32との構成図であり、ミシン動作リクエスト
信号発生回路33では、ミシンの踏み板スイッチ34を
作業者が押せば、反転回路(インバータ)35を通って
Hレベル信号が出力される。尚、端子36には電源電圧
Vccが印加される。
【0017】糸繰出しモータ駆動回路31では、前記ミ
シン動作リクエスト信号発生回路33からの出力線37
を分岐して一方をOR論理機能を有するOR回路38の
一方の入力端子に接続し、出力線37の他方を抵抗及び
コンデンサによるRC回路とインバータとからなる遅延
回路39を介して前記OR回路38の他の入力端子に接
続し、該OR回路38の出力端子から増幅回路40を介
して上糸繰出しモータ16に出力する。
【0018】ミシンモータ駆動回路32では、前記ミシ
ン動作リクエスト信号発生回路33からの出力線37を
分岐して一方をAND論理機能を有するAND回路41
の一方の入力端子に接続し、出力線37の他方を抵抗及
びコンデンサによるRC回路とインバータとからなる遅
延回路42を介して前記AND回路41の他の入力端子
に接続し、該AND回路41の出力端子から増幅回路4
2を介してミシンモータ7に出力する。
【0019】なお、糸繰出しモータ駆動回路31におけ
る増幅回路40出力電圧は、上糸繰出しモータ16の駆
動時において、当該モータ16の回転によって少なくと
も必要最大上糸量を供給できるように設定されている。
即ち、上糸繰出しモータ16の回転数は、ミシンの主軸
4の回転数、布送りピッチ及び布厚さによって決定され
る1針分(1縫い目分)の必要上糸量を主軸4の回転位
相の30度から66度までの間に充分繰出し可能となる
ように設定されている。
【0020】この構成において、図6の動作タイミング
チャートを参照して理解できるように、ミシン起動要求
に応じて、ミシン動作リクエスト信号発生回路33から
出力されるハイ(H)のミシン動作リクエスト信号SA
RSが糸繰出しモータ駆動回路31に入力される。その
ハイ(H)信号がOR回路38の一方の入力端子に入力
されると、それによって直ちに増幅回路40を介して糸
繰出し駆動信号TMDSが上糸繰出しモータ16に出力
する。
【0021】換言すると、時間の遅延なく上糸繰出しモ
ータ16は回転し始める。他方、前記ハイ(H)のミシ
ン動作リクエスト信号SARSがミシンモータ駆動回路
32のAND回路41に入力されるとき、遅延回路42
箇所で遅延時間Tfだけ遅れてAND回路41の一方の
入力端子に入力するので、この上糸繰出しモータ16が
定常回転数になるまで等の時間Tfだけ遅れて、ミシン
モータ駆動回路32の出力信号であるミシンモータ駆動
信号SMDSが立ち上がる。
【0022】従って、上糸繰出しモータ16が定常回転
区間に入ってから、ミシンモータ7は回転開始するの
で、上糸繰出しモータ16の回転の立ち上がりが遅いも
のであっても、縫製開始時に上糸20の供給量が不足す
ることがなく、縫い始めに上糸20が切れたり、縫製不
良発生等の事故が防止される。ミシンを停止すべく、ミ
シン動作リクエスト信号発生回路33から出力されるロ
ー(L)のミシン動作リクエスト信号SARSがミシン
モータ駆動回路32に入力される。そのロー(L)信号
がAND回路41の一方の入力端子に入力されると、直
ちにAND回路41の出力信号はローとなり、ミシンモ
ータ駆動信号SMDSはローとなって、ミシンモータ7
の回転数は低下し始める。糸繰出しモータ駆動回路31
に、前記ロー(L)信号が入力されたとき、前記遅延回
路39では遅延時間Tmを経過するまではハイ(H)信
号を出すので、OR回路38の出力端子ではハイ(H)
信号が出力されることになる。つまり、ミシンを停止す
るミシン動作リクエスト信号SARSが出て、ミシンモ
ータ7が停止した後、遅延時間Tmだけ遅れて上糸繰出
しモータ16の回転が停止し始めることになる。従っ
て、ミシンモータ7の回転停止遅れ時間が上糸繰出しモ
ータ16の回転停止時間より遅い場合でも、上糸20の
供給量不足が防止されるのであるから、縫い終わり箇所
で上糸20が切れたり、縫製不良発生等の事故が防止で
きるのである。
【0023】なお、上糸繰出しモータ16は定速回転す
るサーボモータ或いはパルスモータにて構成すれば、こ
れらのモータの回転している時間をパルスモータのパル
ス数等による時間計測にて計測(カウント)すると、上
糸繰出しモータ16にて回転する駆動ローラ15の直径
から上糸接触部の単位時間当たりの線速度が演算できる
ので、上糸の把持開放した時点から必要とする上糸供給
量を、上糸の繰出し量として演算できるから、糸繰出し
量検出のためのエンコーダ13を省略することができ
る。この場合、糸把持アクチュエータ12にて上糸20
の把持を開放するタイミングは、図4に示すと同様に、
主軸の回転位相で30度である。
【0024】糸把持アクチュエータ12は、応答速度に
優れた積層圧電素子に代えて、応答速度は低いが廉価な
電磁ソレノイドのように電磁力を用いるものであっても
良い。また、ミシン作動リクエスト信号発生回路は、踏
み板スイッチに代えて、他の種々のタイミング信号等に
基づいて電子的にミシンの起動要求信号を発生させるよ
うにしても良い。また、ミシン動作終了時の信号とし
て、所定針数のカウントや周知の布端検出器により布端
を検出した信号にて、ミシン停止要求の信号を出力する
ようにしても良い。
【0025】さらに、本実施例の制御手段としての上糸
繰出し量制御回路、糸繰出しモータ駆動回路、ミシンモ
ータ駆動回路は、電子部品のみの回路からなるハードウ
エアであるが、これら制御手段としての構成を、周知の
中央処理装置(CPU)、読み出し専用メモリ(RO
M)、随時読み書き可能メモリ(RAM)等からなるマ
イクロコンピュータに記憶させた制御プログラムを実行
するソフト的な構成としても良い。
【0026】
【発明の作用・効果】以上に説明したように、請求項1
に記載の発明のミシンの自動上糸供給装置は、上糸を連
続回転する駆動ローラと従動ローラとで挟んで繰り出す
上糸繰出し手段と、上糸繰出し手段を駆動する駆動回路
と、糸道中にて前記上糸を把持して上糸繰出しを停止さ
せる糸把持アクチュエータと、ミシンの主軸の回転角度
に基づき上糸の繰出し開始タイミングを検出する糸繰出
し開始位相センサとを備え、縫製動作時に必要量の上糸
を繰出し供給するように構成してなるミシンにおいて、
該ミシンの主軸の回転、停止の動作リクエスト信号に基
づき、前記上糸繰出し手段の駆動を回転・停止すべく制
御する制御手段を設けたものである。
【0027】この構成によれば、縫製作業を実行するリ
クエスト信号に基づいてミシンの主軸を回転させると、
上糸繰出し手段も駆動して、上糸を従動ローラと駆動ロ
ーラとで挟んで連続回転させ繰り出して、所定量の上糸
を縫針方向に供給することができ、縫製作業を中断また
は終了するリクエスト信号があると、主軸の回転が停止
すると共に上糸繰出し手段も停止するので、上糸は停止
している従動ローラと駆動ローラとで挟まれたまま保持
される。従って、縫製作業を行っていない時には、従動
ローラと駆動ローラとが停止しているので、この両ロー
ラに上糸が挟持されていても、摩耗することがなく、上
糸切れ等の事故が発生しない。また、上糸繰出し手段が
停止しているので、それに要する電力エネルギーがな
く、エネルギーの節約を行えると共に、発熱、騒音が発
生しないとうい効果を奏する。
【0028】請求項2に記載の発明では、請求項1に記
載の制御手段は、前記上糸繰出し手段の起動後にミシン
の主軸を回転起動させるように制御するものである。こ
れによれば、請求項1に記載の発明の作用・効果に加え
て、縫製開始時に、上糸繰出し手段が起動して上糸が針
方向に供給されてからミシンの主軸が起動するから、上
糸の供給量不足という事態を回避できる。また、上糸繰
出し手段の起動の立ち上がりが遅いものであっても、縫
製開始時に上糸の供給量が不足することがなく、縫い始
めに上糸が切れたり、縫製不良発生等の事故を防止する
ことができるという効果を奏する。
【0029】請求項3に記載の発明では、請求項1また
は請求項2に記載のミシンの自動上糸供給装置における
制御手段は、前記ミシンの主軸の回転停止後に前記上糸
繰出し手段の駆動を停止すべく制御するものである。こ
の構成によれば、請求項1または2に記載の発明の作用
・効果に加えて、縫製終了時には、ミシンの主軸の回転
が停止してから、上糸繰出し手段が停止するので、縫製
が完全に終了するまで上糸の供給を確保できることにな
る。従って、縫い終わり箇所で上糸供給量不足で上糸が
切れたり、縫製不良発生等の事故が防止できるという効
果を奏するのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】上糸自動供給装置を備えたミシンの概略構成図
である。
【図2】糸把持アクチュエータの斜視図である。
【図3】制御手段の機能ブロック図である。
【図4】ミシンの主軸回転角度に対する上糸繰出し量制
御回路の動作及びそのタイミングを示すタイミングチャ
ートである。
【図5】ミシン動作リクエスト信号発生回路、糸繰出し
モータ駆動回路及びミシンモータ駆動回路の回路図であ
る。
【図6】ミシン動作リクエスト信号に対する糸繰出しモ
ータ駆動回路及びミシンモータ駆動回路の動作タイミン
グを示すタイミングチャートである。
【符号の説明】
4 主軸 7 ミシンモータ 8 天秤 12 糸把持アクチュエータ 13 エンコーダ 14 従動ローラ 15 駆動ローラ 16 上糸繰出しモータ 19 糸繰出し開始位相検出センサ 20 上糸 21 制御装置 30 上糸繰出し量制御回路 31 糸繰出しモータ駆動回路 32 ミシンモータ駆動回路 33 ミシン動作リクエスト信号発生回路

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上糸を連続回転する駆動ローラと従動ロ
    ーラとで挟んで繰り出す上糸繰出し手段と、上糸繰出し
    手段を駆動する駆動回路と、糸道中にて前記上糸を把持
    して上糸繰出しを停止させる糸把持アクチュエータと、
    ミシンの主軸の回転角度に基づき上糸の繰出し開始タイ
    ミングを検出する糸繰出し開始位相センサとを備え、縫
    製動作時に必要量の上糸を繰出し供給するように構成し
    てなるミシンにおいて、該ミシンの主軸の回転、停止の
    動作リクエスト信号に基づき、前記上糸繰出し手段の駆
    動を回転・停止すべく制御する制御手段を設けたことを
    特徴とするミシンの自動上糸供給装置。
  2. 【請求項2】 前記制御手段は、前記上糸繰出し手段の
    起動後にミシンの主軸を回転起動させるように制御する
    ことを特徴とする請求項1に記載のミシンの自動上糸供
    給装置。
  3. 【請求項3】 前記制御手段は、前記ミシンの主軸の回
    転停止後に前記上糸繰出し手段の駆動を停止すべく制御
    することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の
    ミシンの自動上糸供給装置。
JP30627094A 1994-12-09 1994-12-09 ミシンの自動上糸供給装置 Pending JPH08155170A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105047399A (zh) * 2015-08-31 2015-11-11 木林森股份有限公司 自动穿线装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105047399A (zh) * 2015-08-31 2015-11-11 木林森股份有限公司 自动穿线装置

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