JPH0538391A - ミシン - Google Patents
ミシンInfo
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- JPH0538391A JPH0538391A JP19782791A JP19782791A JPH0538391A JP H0538391 A JPH0538391 A JP H0538391A JP 19782791 A JP19782791 A JP 19782791A JP 19782791 A JP19782791 A JP 19782791A JP H0538391 A JPH0538391 A JP H0538391A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- thread
- sewing machine
- tension
- balance
- motor
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 上糸が切れることを未然に防ぎ、作業者の手
間がかからなくする。 【構成】 ミシン駆動中に上糸Tの張力が必要以上に
大きくなると、上糸Tにより検知レバー23が回動さら
れてマイクロスイッチ35を押下する(S1・YE
S)。すると、制御装置41は、モータ45の回転速度
を減速する(S2)。そして、天秤13が糸弛緩位置か
ら糸緊張位置へ移動される間に、制御装置41はマイク
ロスイッチ35が押下されているかどうかを判断し(S
3)、マイクロスイッチ35が押下されないと(S
5)、制御装置41はモータ45を元の回転速度に戻
す。
間がかからなくする。 【構成】 ミシン駆動中に上糸Tの張力が必要以上に
大きくなると、上糸Tにより検知レバー23が回動さら
れてマイクロスイッチ35を押下する(S1・YE
S)。すると、制御装置41は、モータ45の回転速度
を減速する(S2)。そして、天秤13が糸弛緩位置か
ら糸緊張位置へ移動される間に、制御装置41はマイク
ロスイッチ35が押下されているかどうかを判断し(S
3)、マイクロスイッチ35が押下されないと(S
5)、制御装置41はモータ45を元の回転速度に戻
す。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、糸の張力を検出するミ
シンに関するものである。
シンに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のミシンとしては、特開昭
61−265170号公報に記載されたものがあり、そ
の概略構成を以下に説明する。
61−265170号公報に記載されたものがあり、そ
の概略構成を以下に説明する。
【0003】図4において、上糸Tを巻回した糸駒51
が配置された糸供給源の上方には、糸ガイド孔53aを
形成した取付部材53が配設されている。その取付部材
53には上糸Tを検出するためのセンサー55が設けら
れている。また、取付部材53の上部には、一端に糸案
内孔57aを形成した検出バネ57が取り付けられてい
る。
が配置された糸供給源の上方には、糸ガイド孔53aを
形成した取付部材53が配設されている。その取付部材
53には上糸Tを検出するためのセンサー55が設けら
れている。また、取付部材53の上部には、一端に糸案
内孔57aを形成した検出バネ57が取り付けられてい
る。
【0004】上糸Tは、糸駒51から取付部材53の糸
ガイド孔53aに挿通され、センサー55をよこぎっ
て、検出バネ57の糸案内孔57aを介して、ミシン頭
部側の縫製部に案内されている。
ガイド孔53aに挿通され、センサー55をよこぎっ
て、検出バネ57の糸案内孔57aを介して、ミシン頭
部側の縫製部に案内されている。
【0005】このため、縫製時における糸案内孔57a
に対して糸供給源側において上糸Tになんらかの原因で
異常張力が発生すると、検出バネ57はバネの抗力に抗
して図中二点鎖線で示す下方位置に回動される。従って
上糸Tはセンサー55からはずれ、センサー55は上糸
Tの検出が不能となる。このとき、そのセンサー55が
検出不能信号を制御装置に出力する。すると、制御装置
(図示せず)はミシン駆動モータを停止させる。
に対して糸供給源側において上糸Tになんらかの原因で
異常張力が発生すると、検出バネ57はバネの抗力に抗
して図中二点鎖線で示す下方位置に回動される。従って
上糸Tはセンサー55からはずれ、センサー55は上糸
Tの検出が不能となる。このとき、そのセンサー55が
検出不能信号を制御装置に出力する。すると、制御装置
(図示せず)はミシン駆動モータを停止させる。
【0006】そして、作業者は異常張力の原因を解消さ
せてから、再びミシンモータを駆動させて縫製を開始す
る。
せてから、再びミシンモータを駆動させて縫製を開始す
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たミシンでは、縫製中に上糸Tが糸供給源のある部分に
引っかかって、上糸Tの張力が大きくなって上糸Tがセ
ンサー55から外れてミシンの駆動が停止される。その
ミシンの停止までのモータの速度減速により、上糸Tの
引っかかりが直ることがあるが、このような場合におい
てもミシンは停止されるので、作業者は再びミシンを駆
動させなければならなく、作業効率が悪くなり、作業者
の手間がかかるといった問題があった。
たミシンでは、縫製中に上糸Tが糸供給源のある部分に
引っかかって、上糸Tの張力が大きくなって上糸Tがセ
ンサー55から外れてミシンの駆動が停止される。その
ミシンの停止までのモータの速度減速により、上糸Tの
引っかかりが直ることがあるが、このような場合におい
てもミシンは停止されるので、作業者は再びミシンを駆
動させなければならなく、作業効率が悪くなり、作業者
の手間がかかるといった問題があった。
【0008】本発明は、上述した問題点を解決するため
になされたものであり、作業効率を良くし、作業者の手
間がかからないミシンを提供することを目的としてい
る。
になされたものであり、作業効率を良くし、作業者の手
間がかからないミシンを提供することを目的としてい
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
の本発明は、ミシンを駆動する駆動手段と、前記駆動手
段によるミシンの駆動時に被縫製物を縫製する糸の張力
を検出する糸張力検出手段と、前記糸張力検出手段の検
出結果に応じて前記駆動手段を制御する制御手段とを備
えたミシンにおいて、前記糸張力検出手段により検出さ
れた糸の張力が所定値に達したとき、前記制御手段が前
記駆動手段によるミシンの駆動速度を減速する。
の本発明は、ミシンを駆動する駆動手段と、前記駆動手
段によるミシンの駆動時に被縫製物を縫製する糸の張力
を検出する糸張力検出手段と、前記糸張力検出手段の検
出結果に応じて前記駆動手段を制御する制御手段とを備
えたミシンにおいて、前記糸張力検出手段により検出さ
れた糸の張力が所定値に達したとき、前記制御手段が前
記駆動手段によるミシンの駆動速度を減速する。
【0010】
【作用】上記の構成を有する本発明は、ミシンを駆動す
る駆動手段によるミシンの駆動時に被縫製物を縫製する
糸の張力を糸張力検出手段が検出する。そして、前記糸
張力検出手段により検出された糸の張力が所定値に達し
たとき、制御手段が前記駆動手段によるミシンの駆動速
度を減速する。
る駆動手段によるミシンの駆動時に被縫製物を縫製する
糸の張力を糸張力検出手段が検出する。そして、前記糸
張力検出手段により検出された糸の張力が所定値に達し
たとき、制御手段が前記駆動手段によるミシンの駆動速
度を減速する。
【0011】
【実施例】以下、本発明を具体化した一実施例を図面を
参照して説明する。
参照して説明する。
【0012】図2に示すように、ミシン本体のアーム1
0には図示しない主軸が回転可能に支持されており、そ
の主軸には、アーム10に上下動可能に支持された針棒
11が作動的に連結されている。その針棒11の下端に
は、上糸Tを挿通するための針孔が形成された針12が
取り付けられている。また、上糸Tを挿通するための糸
挿通孔13aを有する天秤13が、糸緊張位置と糸弛緩
位置との間を上下往復動可能にアーム10に支持されて
おり、その天秤13は前記主軸に作動的に連結されてい
る。そして、上糸供給源(図示せず)と天秤13との間
の糸道形路上には、上糸Tに張力を与えるための糸調子
器15が配設されている。また、天秤13と針12との
間の糸道形路上には、上糸張力検出器17が配設されて
いる。その上糸張力検出器17と針12との間の糸道形
路上には糸案内部材19、21が配設されている。
0には図示しない主軸が回転可能に支持されており、そ
の主軸には、アーム10に上下動可能に支持された針棒
11が作動的に連結されている。その針棒11の下端に
は、上糸Tを挿通するための針孔が形成された針12が
取り付けられている。また、上糸Tを挿通するための糸
挿通孔13aを有する天秤13が、糸緊張位置と糸弛緩
位置との間を上下往復動可能にアーム10に支持されて
おり、その天秤13は前記主軸に作動的に連結されてい
る。そして、上糸供給源(図示せず)と天秤13との間
の糸道形路上には、上糸Tに張力を与えるための糸調子
器15が配設されている。また、天秤13と針12との
間の糸道形路上には、上糸張力検出器17が配設されて
いる。その上糸張力検出器17と針12との間の糸道形
路上には糸案内部材19、21が配設されている。
【0013】そして、上糸Tは、糸供給源より糸調子器
15を介して天秤13の糸挿通孔13aに挿通されて、
検知レバー23の糸案内孔23aに挿通される。そし
て、糸案内部材19、21に案内されて針12の針孔に
挿通されている。
15を介して天秤13の糸挿通孔13aに挿通されて、
検知レバー23の糸案内孔23aに挿通される。そし
て、糸案内部材19、21に案内されて針12の針孔に
挿通されている。
【0014】上糸張力検出器17は次のように構成され
ている。即ち、一端に糸案内孔23aを形成したL字型
の検知レバー23がアーム10に固定された支持部材2
5に回動可能に取り付けられており、かつその糸案内孔
23aが天秤13の糸弛緩位置よりも下方に配置されて
いる。その検知レバー23は糸案内孔23aと支持部材
25による取付位置との距離よりも取付位置と他端まで
の距離の方が長くなっている。検知レバー23の他端に
おける図中右側には、バネ27が取り付けられており、
そのバネ27はバネ座29に自由長で取り付けられてい
る。バネ31を挿通したネジ33がアーム10外からア
ーム10に貫通形成された雌ネジ部に螺合しており、そ
のネジ33のアーム10内に突出した部分には、前記バ
ネ座29が取り付けられている。また、検知レバー23
の他端における図中左側には、マイクロスイッチ35が
アーム10に支持されている。
ている。即ち、一端に糸案内孔23aを形成したL字型
の検知レバー23がアーム10に固定された支持部材2
5に回動可能に取り付けられており、かつその糸案内孔
23aが天秤13の糸弛緩位置よりも下方に配置されて
いる。その検知レバー23は糸案内孔23aと支持部材
25による取付位置との距離よりも取付位置と他端まで
の距離の方が長くなっている。検知レバー23の他端に
おける図中右側には、バネ27が取り付けられており、
そのバネ27はバネ座29に自由長で取り付けられてい
る。バネ31を挿通したネジ33がアーム10外からア
ーム10に貫通形成された雌ネジ部に螺合しており、そ
のネジ33のアーム10内に突出した部分には、前記バ
ネ座29が取り付けられている。また、検知レバー23
の他端における図中左側には、マイクロスイッチ35が
アーム10に支持されている。
【0015】前記バネ27の自由長状態において天秤1
3の上糸緊張により検知レバー23は図2における反時
計方向に回動する力を受けるが、この力により検知レバ
ー23がバネ27に抗してマイクロスイッチ35を押圧
しないように、ネジ33を操作して、検知レバー23と
マイクロスイッチ35との距離が調節される。即ち、検
知レバー23がマイクロスイッチ35を押下する時の上
糸Tの張力が調整されるのである。
3の上糸緊張により検知レバー23は図2における反時
計方向に回動する力を受けるが、この力により検知レバ
ー23がバネ27に抗してマイクロスイッチ35を押圧
しないように、ネジ33を操作して、検知レバー23と
マイクロスイッチ35との距離が調節される。即ち、検
知レバー23がマイクロスイッチ35を押下する時の上
糸Tの張力が調整されるのである。
【0016】図1に示すように、本実施例のミシンは、
マイクロプロセッサ(CPU)を基礎とする制御装置4
1を備えている。この制御装置41には、その入力側に
マイクロスイッチ35、ミシンを駆動するモータ45の
回転速度を検出するエンコーダ43、天秤13の上下位
置を検出するエンコーダ44がそれぞれ接続され、更
に、その出力側には、モータ45、作業者にミシンの停
止を知らせる報知器47がそれぞれ接続されている。
マイクロプロセッサ(CPU)を基礎とする制御装置4
1を備えている。この制御装置41には、その入力側に
マイクロスイッチ35、ミシンを駆動するモータ45の
回転速度を検出するエンコーダ43、天秤13の上下位
置を検出するエンコーダ44がそれぞれ接続され、更
に、その出力側には、モータ45、作業者にミシンの停
止を知らせる報知器47がそれぞれ接続されている。
【0017】ミシン駆動中において、天秤13が糸緊張
位置から糸弛緩位置へ移動するときの上糸Tには張力が
加わらないので、マイクロスイッチ35が検知レバー2
3によって押下されることはない。従って、天秤13の
上下動と連動して上下動する天秤13の上下位置を検出
するエンコーダ44からの信号により、制御装置41
は、天秤13が糸弛緩位置から糸緊張位置へ移動すると
きのみマイクロスイッチ35からの信号の有無を検知し
ている。
位置から糸弛緩位置へ移動するときの上糸Tには張力が
加わらないので、マイクロスイッチ35が検知レバー2
3によって押下されることはない。従って、天秤13の
上下動と連動して上下動する天秤13の上下位置を検出
するエンコーダ44からの信号により、制御装置41
は、天秤13が糸弛緩位置から糸緊張位置へ移動すると
きのみマイクロスイッチ35からの信号の有無を検知し
ている。
【0018】ミシン駆動中に、上糸Tの張力が大きくな
って、上糸Tにより検知レバー23が、バネ27のバネ
力に坑して回動させられてマイクロスイッチを押下する
と、制御装置41はモータ45の回転速度を100分の
1の回転速度に減速する。その後、天秤13が糸弛緩位
置へ移動され、糸緊張位置へ移動される間にマイクロス
イッチ35が再び押下されると、制御装置41はモータ
45の回転速度を元の回転速度の200分の1の回転速
度に減速する。次に、天秤13が糸弛緩位置へ移動され
て、糸緊張位置へ移動される間にマイクロスイッチ35
が再び押下されると、制御装置41はモータ45を停止
させると共に、報知器47を作動させる。また、モータ
45の回転速度を減速した後で、天秤13が糸弛緩位置
から糸緊張位置へ移動される間にマイクロスイッチ35
が押下されないと、制御装置41はモータ45を元の回
転速度に戻す。
って、上糸Tにより検知レバー23が、バネ27のバネ
力に坑して回動させられてマイクロスイッチを押下する
と、制御装置41はモータ45の回転速度を100分の
1の回転速度に減速する。その後、天秤13が糸弛緩位
置へ移動され、糸緊張位置へ移動される間にマイクロス
イッチ35が再び押下されると、制御装置41はモータ
45の回転速度を元の回転速度の200分の1の回転速
度に減速する。次に、天秤13が糸弛緩位置へ移動され
て、糸緊張位置へ移動される間にマイクロスイッチ35
が再び押下されると、制御装置41はモータ45を停止
させると共に、報知器47を作動させる。また、モータ
45の回転速度を減速した後で、天秤13が糸弛緩位置
から糸緊張位置へ移動される間にマイクロスイッチ35
が押下されないと、制御装置41はモータ45を元の回
転速度に戻す。
【0019】次にこのように構成されたミシンの動作に
ついて図3のフローチャートを用いて説明する。
ついて図3のフローチャートを用いて説明する。
【0020】ミシン駆動中に制御装置41は、天秤13
が糸弛緩位置から糸緊張位置へ移動するときのみマイク
ロスイッチ35からの信号の有無を検知している(ステ
ップS1、以下S1と略称す)。そして、上糸Tの張力
が必要以上に大きくなると、上糸Tにより検知レバー2
3が、バネ27の付勢力に坑して回動させられる。この
時、検知レバー23がマイクロスイッチ35を押下する
(S1・YES)。この動作によりマイクロスイッチ3
5が制御装置41に信号を出力する。すると、制御装置
41は、モータ45の回転速度を100分の1に減速す
る(S2)。
が糸弛緩位置から糸緊張位置へ移動するときのみマイク
ロスイッチ35からの信号の有無を検知している(ステ
ップS1、以下S1と略称す)。そして、上糸Tの張力
が必要以上に大きくなると、上糸Tにより検知レバー2
3が、バネ27の付勢力に坑して回動させられる。この
時、検知レバー23がマイクロスイッチ35を押下する
(S1・YES)。この動作によりマイクロスイッチ3
5が制御装置41に信号を出力する。すると、制御装置
41は、モータ45の回転速度を100分の1に減速す
る(S2)。
【0021】そして、天秤13が糸弛緩位置に移動さ
れ、糸緊張位置へ移動される間に、マイクロスイッチ3
5が再び押下されたかどうかを制御装置41が検知して
いる(S3)。天秤13が糸弛緩位置から糸緊張位置へ
移動される間に、マイクロスイッチ35が押下されると
(S3・YES)、制御装置41はモータ45の回転速
度を元の回転速度の200分の1の回転速度に減速する
(S4)。また、S3においてモータ45の回転速度の
減速により上糸Tの張力が正常に戻って、マイクロスイ
ッチ35が押下されないと(S3・NO)、制御装置4
1はモータ45の回転速度を元の回転速度に戻させる
(S5)。
れ、糸緊張位置へ移動される間に、マイクロスイッチ3
5が再び押下されたかどうかを制御装置41が検知して
いる(S3)。天秤13が糸弛緩位置から糸緊張位置へ
移動される間に、マイクロスイッチ35が押下されると
(S3・YES)、制御装置41はモータ45の回転速
度を元の回転速度の200分の1の回転速度に減速する
(S4)。また、S3においてモータ45の回転速度の
減速により上糸Tの張力が正常に戻って、マイクロスイ
ッチ35が押下されないと(S3・NO)、制御装置4
1はモータ45の回転速度を元の回転速度に戻させる
(S5)。
【0022】モータ45の回転速度が元の回転速度の2
00分の1の回転速度に減速されて、天秤13が糸弛緩
位置から糸緊張位置へ移動される間に、マイクロスイッ
チ35が再び押下されると(S6・YES)、制御装置
41は、エンコーダ44の信号により天秤13、針棒1
1が所定の位置にくるように、モータ45を停止すると
共に、報知器47を駆動させて使用者にミシンモータ4
5の停止を知らせる(S7)。そして、作業者は上糸T
の緊張を取り除いた後、再びミシンモータ45を駆動さ
せて縫製を再開する。また、S6においてモータ45の
回転速度の減速により上糸Tの張力が正常に戻って、マ
イクロスイッチ35が押下されないと(S6・NO)、
制御装置41はモータ45の回転速度を元の回転速度に
戻させる(S8)。
00分の1の回転速度に減速されて、天秤13が糸弛緩
位置から糸緊張位置へ移動される間に、マイクロスイッ
チ35が再び押下されると(S6・YES)、制御装置
41は、エンコーダ44の信号により天秤13、針棒1
1が所定の位置にくるように、モータ45を停止すると
共に、報知器47を駆動させて使用者にミシンモータ4
5の停止を知らせる(S7)。そして、作業者は上糸T
の緊張を取り除いた後、再びミシンモータ45を駆動さ
せて縫製を再開する。また、S6においてモータ45の
回転速度の減速により上糸Tの張力が正常に戻って、マ
イクロスイッチ35が押下されないと(S6・NO)、
制御装置41はモータ45の回転速度を元の回転速度に
戻させる(S8)。
【0023】上述したミシンでは、上糸張力検出器17
が糸調子器15と針12の針孔との間の糸道上に設けら
れているので、上糸張力器17の釜側と糸供給源側との
両側における上糸Tの引っかかり等による異常張力を検
知することができ、上糸Tに大きな張力がかかるとミシ
ンモータ45の回転速度を減速して、上糸Tが切れるの
を防止し、モータ45の減速によって上糸Tの張力が正
常に戻ると再びミシンモータ45の回転速度を元の回転
速度に戻すので、作業効率を良くし、作業者の手間がか
からない。
が糸調子器15と針12の針孔との間の糸道上に設けら
れているので、上糸張力器17の釜側と糸供給源側との
両側における上糸Tの引っかかり等による異常張力を検
知することができ、上糸Tに大きな張力がかかるとミシ
ンモータ45の回転速度を減速して、上糸Tが切れるの
を防止し、モータ45の減速によって上糸Tの張力が正
常に戻ると再びミシンモータ45の回転速度を元の回転
速度に戻すので、作業効率を良くし、作業者の手間がか
からない。
【0024】また、ネジ33を操作することにより、検
知レバー23とマイクロスイッチ35との距離が調節で
きるので、検知レバー23を引っ張ってマイクロスイッ
チ35を押下するための上糸張力が調節できる。
知レバー23とマイクロスイッチ35との距離が調節で
きるので、検知レバー23を引っ張ってマイクロスイッ
チ35を押下するための上糸張力が調節できる。
【0025】尚、本実施例では、検知レバー23がマイ
クロスイッチ35を押下することによって、マイクロス
イッチ35が制御装置41に信号を出力して、制御装置
41がモータ45の回転速度を減速していたが、マイク
ロスイッチ35を可変抵抗に変更して検知レバー23に
連動させるようにして常時上糸Tの張力を検知して、そ
の上糸張力に応じた信号を制御装置41に出力して、制
御装置41が上糸張力にあったモータ45の回転速度に
してもよい。
クロスイッチ35を押下することによって、マイクロス
イッチ35が制御装置41に信号を出力して、制御装置
41がモータ45の回転速度を減速していたが、マイク
ロスイッチ35を可変抵抗に変更して検知レバー23に
連動させるようにして常時上糸Tの張力を検知して、そ
の上糸張力に応じた信号を制御装置41に出力して、制
御装置41が上糸張力にあったモータ45の回転速度に
してもよい。
【0026】また、本実施例では、押下されることによ
り制御装置41に信号を出力するマイクロスイッチ35
を用いていたが、リーフスイッチ、リードスイッチ、ホ
トインターラプター、ホールIC、近接スイッチ等の各
種スイッチまたはセンサーを用いて制御装置41に信号
を出力してもよい。
り制御装置41に信号を出力するマイクロスイッチ35
を用いていたが、リーフスイッチ、リードスイッチ、ホ
トインターラプター、ホールIC、近接スイッチ等の各
種スイッチまたはセンサーを用いて制御装置41に信号
を出力してもよい。
【0027】更に、本実施例では、モータ45が停止し
たことを報知器47の音により作業者に知らせていた
が、ランプ等を用いて表示させて作業者に知らせてもよ
い。
たことを報知器47の音により作業者に知らせていた
が、ランプ等を用いて表示させて作業者に知らせてもよ
い。
【0028】
【発明の効果】以上説明したことから明かなように、本
発明のミシンでは、上糸に大きな張力がかかっていると
きだけミシンの駆動速度を減速して、上糸切れを未然に
防止し、駆動速度の減速により上糸の張力が正常に戻る
と再び元の駆動速度に戻すので、作業効率を良く、作業
者の手間がかからない利点を有する。
発明のミシンでは、上糸に大きな張力がかかっていると
きだけミシンの駆動速度を減速して、上糸切れを未然に
防止し、駆動速度の減速により上糸の張力が正常に戻る
と再び元の駆動速度に戻すので、作業効率を良く、作業
者の手間がかからない利点を有する。
【図1】本発明の一実施例を示すミシンの制御系のブロ
ック図である。
ック図である。
【図2】ミシン頭部を一部破断して示す説明図である。
【図3】ミシンの動作を示すフローチャートである。
【図4】従来技術のミシンの上糸張力検出器を示す説明
図である。
図である。
23 検知レバー 23a 糸案内孔 27 バネ 29 バネ座 31 バネ 33 ネジ 35 マイクロスイッチ 41 制御装置 45 モータ 47 報知器
Claims (1)
- 【請求項1】 ミシンを駆動する駆動手段と、前記駆動
手段によるミシンの駆動時に被縫製物を縫製する糸の張
力を検出する糸張力検出手段と、前記糸張力検出手段の
検出結果に応じて前記駆動手段を制御する制御手段とを
備えたミシンにおいて、 前記糸張力検出手段により検出された糸の張力が所定値
に達したとき、前記制御手段が前記駆動手段によるミシ
ンの駆動速度を減速することを特徴とするミシン。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19782791A JPH0538391A (ja) | 1991-08-07 | 1991-08-07 | ミシン |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19782791A JPH0538391A (ja) | 1991-08-07 | 1991-08-07 | ミシン |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0538391A true JPH0538391A (ja) | 1993-02-19 |
Family
ID=16381002
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP19782791A Pending JPH0538391A (ja) | 1991-08-07 | 1991-08-07 | ミシン |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0538391A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH08141261A (ja) * | 1994-11-18 | 1996-06-04 | Brother Ind Ltd | ミシンの上糸張力調整装置 |
-
1991
- 1991-08-07 JP JP19782791A patent/JPH0538391A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH08141261A (ja) * | 1994-11-18 | 1996-06-04 | Brother Ind Ltd | ミシンの上糸張力調整装置 |
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