JPH0331266Y2 - - Google Patents
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- JPH0331266Y2 JPH0331266Y2 JP1984131958U JP13195884U JPH0331266Y2 JP H0331266 Y2 JPH0331266 Y2 JP H0331266Y2 JP 1984131958 U JP1984131958 U JP 1984131958U JP 13195884 U JP13195884 U JP 13195884U JP H0331266 Y2 JPH0331266 Y2 JP H0331266Y2
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- JP
- Japan
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- thread
- holding means
- feeding
- displacement
- sewing machine
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- 238000006073 displacement reaction Methods 0.000 claims description 30
- 238000009958 sewing Methods 0.000 claims description 15
- 230000015572 biosynthetic process Effects 0.000 claims description 2
- 238000001514 detection method Methods 0.000 description 12
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 5
- 239000004744 fabric Substances 0.000 description 5
- 230000005284 excitation Effects 0.000 description 4
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 3
- 230000006870 function Effects 0.000 description 2
- 230000001360 synchronised effect Effects 0.000 description 1
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- Sewing Machines And Sewing (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔技術分野〕
この考案は、通常・不通電に関連する電磁作用
により上糸を挟持・解放とした二個の保持手段
と、アクチユエータの駆動によつて移動する移動
体の先端部に設けた繰出しレバーとにより、天秤
の下降時期に両保持手段間の上糸経路を増大し、
天秤の上昇に伴なつて両保持手段から引出される
ようにして、一縫目形成毎に必要な長さの上糸を
繰出しレバーの変位量で設定して天秤へ供給する
装置に関し、特に、繰出しレバーの変位速度を変
位量設定値附近の位置から減速させ変位量設定値
の位置で正確に停止するようにしたミシンの上糸
繰出し装置に関するものである。
により上糸を挟持・解放とした二個の保持手段
と、アクチユエータの駆動によつて移動する移動
体の先端部に設けた繰出しレバーとにより、天秤
の下降時期に両保持手段間の上糸経路を増大し、
天秤の上昇に伴なつて両保持手段から引出される
ようにして、一縫目形成毎に必要な長さの上糸を
繰出しレバーの変位量で設定して天秤へ供給する
装置に関し、特に、繰出しレバーの変位速度を変
位量設定値附近の位置から減速させ変位量設定値
の位置で正確に停止するようにしたミシンの上糸
繰出し装置に関するものである。
従来のミシンの上糸繰出し装置に関しては、例
えば特公昭57−60035に示すような装置があつて、
その電気回路を第1図に示す。
えば特公昭57−60035に示すような装置があつて、
その電気回路を第1図に示す。
演算回路1と布厚・布送り量・糸繰出し量に相
当するポテンシヨメータ2,3,4と制御回路5
とリードスイツチ6とステツピングモータ7とが
あつて、ステツピングモータ7が駆動されること
により糸調子皿8,9が回転運動され、これによ
りそれらの間に巻き付けた上糸が一縫目毎に必要
量だけ糸調子皿8,9から繰出されたものが提案
されているが、ミシンの回転数が変化して、例え
ば速くなつたときステツピングモータ7の慣性等
でその停止精度が悪くなつてそのため繰出し量の
精度が悪くなり、また起動時および停止時には急
に糸に張力が加わり糸調子皿8,9との釣合点の
バランスが崩れ糸ののび現象となり、このことは
糸の材質および太さ並びに摩擦抵抗の変化によつ
て、更に不都合な現象となつて良好な縫品質が得
られないという問題点が未解決となつていた。
当するポテンシヨメータ2,3,4と制御回路5
とリードスイツチ6とステツピングモータ7とが
あつて、ステツピングモータ7が駆動されること
により糸調子皿8,9が回転運動され、これによ
りそれらの間に巻き付けた上糸が一縫目毎に必要
量だけ糸調子皿8,9から繰出されたものが提案
されているが、ミシンの回転数が変化して、例え
ば速くなつたときステツピングモータ7の慣性等
でその停止精度が悪くなつてそのため繰出し量の
精度が悪くなり、また起動時および停止時には急
に糸に張力が加わり糸調子皿8,9との釣合点の
バランスが崩れ糸ののび現象となり、このことは
糸の材質および太さ並びに摩擦抵抗の変化によつ
て、更に不都合な現象となつて良好な縫品質が得
られないという問題点が未解決となつていた。
この考案は、繰出し装置がアクチユエータ22
とアクチユエータの駆動によつて上糸繰出し方向
に移動する移動体25とから成り、 アクチユエータの駆動に従つて移動する移動体
の変位速度を変位量設定値付近の位置から次第に
減速させ変位量設定値の位置で停止するようにし
て、上述の従来技術のミシンの有する問題点を解
決した装置を提供することを目的とするものであ
る。
とアクチユエータの駆動によつて上糸繰出し方向
に移動する移動体25とから成り、 アクチユエータの駆動に従つて移動する移動体
の変位速度を変位量設定値付近の位置から次第に
減速させ変位量設定値の位置で停止するようにし
て、上述の従来技術のミシンの有する問題点を解
決した装置を提供することを目的とするものであ
る。
この考案の実施例を、第2図について説明する
と、ミシン10は、駆動源に連動して回転する主
軸(図示せず)と上糸Tをもつ針11を固定した
主軸に連動して上下動する針棒12と、針糸供給
源としての糸巻13と針11との間の上糸Tを支
持し上糸Tを緊張・弛緩するように主軸に連動し
て二位置間を往復動する天秤14とを備えた公知
のものである。
と、ミシン10は、駆動源に連動して回転する主
軸(図示せず)と上糸Tをもつ針11を固定した
主軸に連動して上下動する針棒12と、針糸供給
源としての糸巻13と針11との間の上糸Tを支
持し上糸Tを緊張・弛緩するように主軸に連動し
て二位置間を往復動する天秤14とを備えた公知
のものである。
第一保持手段15および第二保持手段16は、
天秤14と糸巻13との間の針糸経路上において
糸巻13から天秤14に向う糸供給方向の手前と
先方に離隔して配置し、それぞれ第一ソレノイド
17および第二ソレノイド18を有し、これらの
励磁により上糸Tを移動不可能に挟持し、非励磁
により上糸Tを移動可能に解放する一対の保持板
19および20からなる。21は繰出し体で、前
記両保持手段15,16の間の上糸経路に配置
し、天秤14の下降時期に両保持手段間の上糸経
路を増大すると共に天秤14の上昇に伴なう上糸
緊張時に最短とするように天秤14の動きと関連
させる。糸繰出し手段としての繰出し体21の構
成を第3図の(甲)および(乙)について説明す
ると、22はマイクロコンピユータより出力され
る駆動パルス信号および正逆転制御信号により回
転駆動されるステツピングモータ、23は支持
枠、24はラツクピニオン、25は先端に繰出し
レバー25aと他端にスリツト板25bを設けた
移動体で、ステツピングモータ22の回転による
ラツクピニオン24の運動によりその軸方向に運
動する。
天秤14と糸巻13との間の針糸経路上において
糸巻13から天秤14に向う糸供給方向の手前と
先方に離隔して配置し、それぞれ第一ソレノイド
17および第二ソレノイド18を有し、これらの
励磁により上糸Tを移動不可能に挟持し、非励磁
により上糸Tを移動可能に解放する一対の保持板
19および20からなる。21は繰出し体で、前
記両保持手段15,16の間の上糸経路に配置
し、天秤14の下降時期に両保持手段間の上糸経
路を増大すると共に天秤14の上昇に伴なう上糸
緊張時に最短とするように天秤14の動きと関連
させる。糸繰出し手段としての繰出し体21の構
成を第3図の(甲)および(乙)について説明す
ると、22はマイクロコンピユータより出力され
る駆動パルス信号および正逆転制御信号により回
転駆動されるステツピングモータ、23は支持
枠、24はラツクピニオン、25は先端に繰出し
レバー25aと他端にスリツト板25bを設けた
移動体で、ステツピングモータ22の回転による
ラツクピニオン24の運動によりその軸方向に運
動する。
26は発光ダイオードとフオトトランジスタで
構成されたフオト検出器で検出器のスリツト部の
遮蔽板の有無を検知して出力する原点検出装置で
ある。
構成されたフオト検出器で検出器のスリツト部の
遮蔽板の有無を検知して出力する原点検出装置で
ある。
次に作用を説明すると、第4図において、本考
案は概略、主軸又はそれに関連する部材に配置す
る位置検出装置27と、被縫製品の厚さを検出す
る布厚検出装置28と、送り制御装置に制御され
る布送り装置の変位を検出する送り量検出装置2
9と、フオト検出器のスリツト部にスリツト板が
遮蔽されるとHの信号、スリツト板が遮蔽しない
時即ち、ステツピングモータが回転駆動の時Lの
信号を出力する原点検出装置26と、主軸又は部
体に遮蔽板をつけてミシン本体に発光ダイオード
とフオトトランジスタで構成されたフオト検出器
を設け、フオト検出器のスリツト部の遮蔽板の有
無を検知して出力するもので、本実施例では約
90゜〜約320゜の間でHの信号、約320゜〜90゜の間で
Lの信号を出力する繰出し検出装置30と、前記
各装置からの信号に対応する制御装置と演算装置
と記憶装置からマイクロコンピユータ31を形成
する。ステツピングモータ制御回路32は、マイ
クロコンピユータ31からの駆動パルス信号およ
び正・逆転制御信号を入力して、ステツピングモ
ータの相励磁信号を出力するもので、本実施例で
は4相のステツピングモータを使用し、1−2相
励磁で制御している。また、正・逆転制御信号の
H入力で、ステツピングモータ制御回路32はス
テツピングモータを正転させるように、L入力で
逆転するように相励磁信号の論理が組まれる。
案は概略、主軸又はそれに関連する部材に配置す
る位置検出装置27と、被縫製品の厚さを検出す
る布厚検出装置28と、送り制御装置に制御され
る布送り装置の変位を検出する送り量検出装置2
9と、フオト検出器のスリツト部にスリツト板が
遮蔽されるとHの信号、スリツト板が遮蔽しない
時即ち、ステツピングモータが回転駆動の時Lの
信号を出力する原点検出装置26と、主軸又は部
体に遮蔽板をつけてミシン本体に発光ダイオード
とフオトトランジスタで構成されたフオト検出器
を設け、フオト検出器のスリツト部の遮蔽板の有
無を検知して出力するもので、本実施例では約
90゜〜約320゜の間でHの信号、約320゜〜90゜の間で
Lの信号を出力する繰出し検出装置30と、前記
各装置からの信号に対応する制御装置と演算装置
と記憶装置からマイクロコンピユータ31を形成
する。ステツピングモータ制御回路32は、マイ
クロコンピユータ31からの駆動パルス信号およ
び正・逆転制御信号を入力して、ステツピングモ
ータの相励磁信号を出力するもので、本実施例で
は4相のステツピングモータを使用し、1−2相
励磁で制御している。また、正・逆転制御信号の
H入力で、ステツピングモータ制御回路32はス
テツピングモータを正転させるように、L入力で
逆転するように相励磁信号の論理が組まれる。
ステツピングモータ駆動回路33は、ステツピ
ングモータ制御回路32の相励磁信号の出力信号
を入力し電流増輻してステツピングモータ22に
加えるものである。今、繰出し検出装置30の繰
出し検出信号がHになつたとき、マイクロコンピ
ユータ31は、駆動パルス信号および正転制御信
号をステツピングモータ制御回路32に出力する
と、ステツピングモータ22が正転駆動するから
ラツクピニオン24を介して移動体25が変位運
動する。
ングモータ制御回路32の相励磁信号の出力信号
を入力し電流増輻してステツピングモータ22に
加えるものである。今、繰出し検出装置30の繰
出し検出信号がHになつたとき、マイクロコンピ
ユータ31は、駆動パルス信号および正転制御信
号をステツピングモータ制御回路32に出力する
と、ステツピングモータ22が正転駆動するから
ラツクピニオン24を介して移動体25が変位運
動する。
従つて、移動体25の先端の繰出しレバー25
aは、(第6図に示す繰出し検出装置30の約90゜
〜約320゜の期間)必要な糸繰出し量を繰出すよう
に第5図の実線位置に変位する。
aは、(第6図に示す繰出し検出装置30の約90゜
〜約320゜の期間)必要な糸繰出し量を繰出すよう
に第5図の実線位置に変位する。
この時、マイクロコンピユータ31からの出力
信号によつて、糸巻13の側の第一ソレノイド1
7は非励磁、天秤14の側の第二ソレノイド18
は励磁されるので、第一保持手段15は上糸Tを
移動可能に解放し、第二保持手段16は上糸Tを
移動不可能に挟持となつて糸巻13から糸を繰出
す。
信号によつて、糸巻13の側の第一ソレノイド1
7は非励磁、天秤14の側の第二ソレノイド18
は励磁されるので、第一保持手段15は上糸Tを
移動可能に解放し、第二保持手段16は上糸Tを
移動不可能に挟持となつて糸巻13から糸を繰出
す。
次に、同様に逆転制御信号によりステツピング
モータ22が逆転駆動されて、ラツクピニオン2
4を介して移動体25が変位運動し、移動体25
のスリツト板25bが原点検出装置26のフオト
検出器のスリツト部に遮蔽されてLレベルの信号
がHレベル信号になると、第5図の点線位置で停
止する。この時マイクロコンピユータ31からの
出力信号によつて糸巻13の側の第一ソレノイド
17は励磁、天秤14の側の第二ソレノイド18
は非励磁となり、第一保持手段15は上糸Tを移
動不可能に挾持し、第二保持手段16は上糸Tを
移動可能に解放となつて天秤14に糸を繰出す。
尚、ソレノイドは、タイミングチヤートに合せて
Hレベルのとき励磁、Lレベルのとき非励磁とな
るように作動する。
モータ22が逆転駆動されて、ラツクピニオン2
4を介して移動体25が変位運動し、移動体25
のスリツト板25bが原点検出装置26のフオト
検出器のスリツト部に遮蔽されてLレベルの信号
がHレベル信号になると、第5図の点線位置で停
止する。この時マイクロコンピユータ31からの
出力信号によつて糸巻13の側の第一ソレノイド
17は励磁、天秤14の側の第二ソレノイド18
は非励磁となり、第一保持手段15は上糸Tを移
動不可能に挾持し、第二保持手段16は上糸Tを
移動可能に解放となつて天秤14に糸を繰出す。
尚、ソレノイドは、タイミングチヤートに合せて
Hレベルのとき励磁、Lレベルのとき非励磁とな
るように作動する。
ここで、第5図において
Aは、繰出しレバー25aの変位量設定値(Y
点からZ点までの変位) Bは、繰出しレバー25aの原点検出装置26
相当点Xから変位量設定値の零位置Y点までの変
位 A+Bは、繰出しレバー25aの運動変位 第6図は、以上説明したタイミングチヤートで
ある。
点からZ点までの変位) Bは、繰出しレバー25aの原点検出装置26
相当点Xから変位量設定値の零位置Y点までの変
位 A+Bは、繰出しレバー25aの運動変位 第6図は、以上説明したタイミングチヤートで
ある。
更に、ステツピングモータ22は、一つの駆動
パルス信号で一ステツプ(例えば4.5゜)で回転す
るから、回転させたい角度をα゜とすると必要なス
テツプ数N=α/4.5であるから、第7図(甲)に示 すようなタイミングチヤート(パルス幅tは図の
ように周期を変える)に従つてN個パルスをT時
間に与えると、変位量と時間の関係はZ図のよう
になり、従つて、繰出しレバー25aの移動速度
は、変位量と時間の微分であるから、繰出しレバ
ー25aの移動速度と変位量の関係は(丙)図の
ようになる。
パルス信号で一ステツプ(例えば4.5゜)で回転す
るから、回転させたい角度をα゜とすると必要なス
テツプ数N=α/4.5であるから、第7図(甲)に示 すようなタイミングチヤート(パルス幅tは図の
ように周期を変える)に従つてN個パルスをT時
間に与えると、変位量と時間の関係はZ図のよう
になり、従つて、繰出しレバー25aの移動速度
は、変位量と時間の微分であるから、繰出しレバ
ー25aの移動速度と変位量の関係は(丙)図の
ようになる。
即ち、各種の繰出し量に応じたN個のパルスの
タイミングチヤート((甲)図参照)をマイクロ
コンピユータ31に記憶させ、布厚・送り量に対
応して演算された繰出し量から変位量設定値を求
め、この変位量設定値に対応したタイミングチヤ
ートを基にミシンの回転の変化に同期する位置検
出装置27と原点検出装置26と繰出し検出装置
30に関連させ、マイクロコンピユータ31から
駆動パルスと正逆転制御信号を出力させれば、ス
テツピングモータ22とラツクピニオン24によ
つて変位移動する移動体25の繰出しレバー25
aは、原点検出装置26相当点X点から次第に増
速し定速度となつて変位量設定値付近から次第に
減速されてZ点で停止する。
タイミングチヤート((甲)図参照)をマイクロ
コンピユータ31に記憶させ、布厚・送り量に対
応して演算された繰出し量から変位量設定値を求
め、この変位量設定値に対応したタイミングチヤ
ートを基にミシンの回転の変化に同期する位置検
出装置27と原点検出装置26と繰出し検出装置
30に関連させ、マイクロコンピユータ31から
駆動パルスと正逆転制御信号を出力させれば、ス
テツピングモータ22とラツクピニオン24によ
つて変位移動する移動体25の繰出しレバー25
aは、原点検出装置26相当点X点から次第に増
速し定速度となつて変位量設定値付近から次第に
減速されてZ点で停止する。
また、逆転時は同様にZ点〜Y点〜X点の経路
を経てX点で停止する。この状態を(丙)図に示
す。尚、本実施例において、繰出し体21の原点
検出装置26の位置は、変位量設定値Y点の位置
又はそれより左側の位置にあれば良い。(第5図
参照) 本考案は、直線縫機能を有するミシンについて
説明したが、ジグザグ縫機能を有するミシンにつ
いても同様の効果が可能である。又アクチユエー
タとしてステツピングモータに限定されるもので
はなく、例えば、サーボモータを使用してもよい
ことは勿論であり、本考案の趣旨から逸脱しない
範囲で任意に変更することも可能である。
を経てX点で停止する。この状態を(丙)図に示
す。尚、本実施例において、繰出し体21の原点
検出装置26の位置は、変位量設定値Y点の位置
又はそれより左側の位置にあれば良い。(第5図
参照) 本考案は、直線縫機能を有するミシンについて
説明したが、ジグザグ縫機能を有するミシンにつ
いても同様の効果が可能である。又アクチユエー
タとしてステツピングモータに限定されるもので
はなく、例えば、サーボモータを使用してもよい
ことは勿論であり、本考案の趣旨から逸脱しない
範囲で任意に変更することも可能である。
この考案は、以上説明した第4図に示すような
構成に周期の異なる各種の繰出し量に応じたN個
のパルスのタイミングチヤートをマイクロコンピ
ユータ31の記憶装置に記憶させ、ミシンの回転
に同期するように位置検出装置27と原点検出装
置26と繰出し検出装置30とを組合せてプログ
ラム制御を行い、かつ、位置検出装置27と布厚
検出装置28と送り量検出装置29を制御して演
算装置で演算された必要な上糸繰出し量を出力
し、第一および第二ソレノイド17,18の作用
を得て、移動体25の繰出しレバー25aによつ
て一針毎に糸必要量を繰出すようにしたから、従
来技術のように、ステツピングモータが起動から
停止まで定速度で回転するのではなく、起動から
次第に増速されてから定速度となり定速度から次
第に減速して停止するような加減速で駆動するか
ら、ステツピングモータ22で駆動される移動体
25の繰出しレバー25aの変位速度は起動から
次第に増速されて定速度となり変位量設定値付近
から次第に減速して変位量設定値で正確に停止す
るようになる。
構成に周期の異なる各種の繰出し量に応じたN個
のパルスのタイミングチヤートをマイクロコンピ
ユータ31の記憶装置に記憶させ、ミシンの回転
に同期するように位置検出装置27と原点検出装
置26と繰出し検出装置30とを組合せてプログ
ラム制御を行い、かつ、位置検出装置27と布厚
検出装置28と送り量検出装置29を制御して演
算装置で演算された必要な上糸繰出し量を出力
し、第一および第二ソレノイド17,18の作用
を得て、移動体25の繰出しレバー25aによつ
て一針毎に糸必要量を繰出すようにしたから、従
来技術のように、ステツピングモータが起動から
停止まで定速度で回転するのではなく、起動から
次第に増速されてから定速度となり定速度から次
第に減速して停止するような加減速で駆動するか
ら、ステツピングモータ22で駆動される移動体
25の繰出しレバー25aの変位速度は起動から
次第に増速されて定速度となり変位量設定値付近
から次第に減速して変位量設定値で正確に停止す
るようになる。
従つてアクチユエータの慣性で停止精度が悪く
なつて繰出し量の精度が悪くなつたり、また停止
時における上糸の張力変化による保持手段との釣
合点のバランスがとれて糸ののび現象も改善され
良好な縫品質が得られる品質向上に大なる効果が
ある。
なつて繰出し量の精度が悪くなつたり、また停止
時における上糸の張力変化による保持手段との釣
合点のバランスがとれて糸ののび現象も改善され
良好な縫品質が得られる品質向上に大なる効果が
ある。
第1図は、従来の実施例を示すブロツク図、第
2図は、本考案の要部斜視図、第3図は、本考案
の繰出し体を示すもので、(甲)は正面図、(乙)
は側面図、第4図は、本考案の制御回路のブロツ
ク図、第5図は、本考案の繰出しレバーの作用説
明図、第6図は、本考案のミシンのタイミングチ
ヤート、第7図は、本考案のステツピングモータ
で駆動される繰出しレバーの変位速度に関する説
明図で(甲)はタイミングチヤート、(乙)は繰
出しレバーの変位量と時間の曲線、(丙)は繰出
しレバーの速度と変位量の曲線である。
2図は、本考案の要部斜視図、第3図は、本考案
の繰出し体を示すもので、(甲)は正面図、(乙)
は側面図、第4図は、本考案の制御回路のブロツ
ク図、第5図は、本考案の繰出しレバーの作用説
明図、第6図は、本考案のミシンのタイミングチ
ヤート、第7図は、本考案のステツピングモータ
で駆動される繰出しレバーの変位速度に関する説
明図で(甲)はタイミングチヤート、(乙)は繰
出しレバーの変位量と時間の曲線、(丙)は繰出
しレバーの速度と変位量の曲線である。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 ミシンの主軸に関連配置し、その特定回転角を
検出して位置信号を発生する位置検出器と、糸巻
13と天秤14との間の針糸経路上において互い
に針糸供給方向の先方と手前に離隔して配置し、
前記位置検出器の位置信号の発生に関連して電磁
作用により上糸を挟持・解放可能とした二個の保
持手段15,16と、両保持手段間の上糸経路に
配置し上糸を繰出す繰出し装置とにより、天秤1
4の下降時期に両保持手段間の糸経路を増大し天
秤14の上昇に伴つて両保持手段から引出される
ようにして、一縫目形成毎に必要な長さの上糸送
り量を設定して天秤14に供給するミシンにおい
て、 前記繰出し装置はアクチユエータ22と、 アクチユエータの駆動によつて上糸繰出し方向
に移動する移動体25とから成り、 アクチユエータの駆動に従つて移動する移動体
の変位速度を変位量設定値付近の位置から次第に
減速させ変位量設定値の位置で停止するようにし
たことを特徴とするミシンの上糸繰出し装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13195884U JPS6147990U (ja) | 1984-08-30 | 1984-08-30 | ミシンの上糸繰出し装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13195884U JPS6147990U (ja) | 1984-08-30 | 1984-08-30 | ミシンの上糸繰出し装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6147990U JPS6147990U (ja) | 1986-03-31 |
JPH0331266Y2 true JPH0331266Y2 (ja) | 1991-07-02 |
Family
ID=30690526
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13195884U Granted JPS6147990U (ja) | 1984-08-30 | 1984-08-30 | ミシンの上糸繰出し装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6147990U (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP4562013B2 (ja) * | 1999-04-13 | 2010-10-13 | 株式会社タカキタ | ロールベーラにおける結束装置 |
JP5519309B2 (ja) * | 2010-02-08 | 2014-06-11 | Juki株式会社 | 根巻きボタン付けミシン |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5654893A (en) * | 1979-10-06 | 1981-05-15 | Riccar Sewing Machine Kk | Nonnadjusting device for upper cotton in sewing machine |
-
1984
- 1984-08-30 JP JP13195884U patent/JPS6147990U/ja active Granted
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5654893A (en) * | 1979-10-06 | 1981-05-15 | Riccar Sewing Machine Kk | Nonnadjusting device for upper cotton in sewing machine |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6147990U (ja) | 1986-03-31 |
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