JPH02142592A

JPH02142592A - ミシンの上糸供給装置

Info

Publication number: JPH02142592A
Application number: JP29679288A
Authority: JP
Inventors: Shigeji Watabe; 渡部　茂次; Mitsuo Watabe; 渡部　満雄; Kazunao Aoki; 碧木　和直
Original assignee: Juki Corp
Current assignee: Juki Corp
Priority date: 1988-11-24
Filing date: 1988-11-24
Publication date: 1990-05-31

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】［産業上の利用分野コ本発明は、簡単な装置で上糸の供給量を製部できるミシ
ンの上糸供給装置に関する。

［従来技術］従来、この種の上糸供給装置を設けたミシンとして、第
３図に示した装置を本出願人が提案している。第３図に
おいて、ミシン１は針棒２の下端に針３を取り付けると
ともに、この針棒２の上下動と連動する天秤４が設けら
れている。そして。

糸巻５から繰り出された上糸６は第１の糸保持手段７を
経由してエンコーダ８に掛けられた後、第１の糸案内９
及び第２の糸案内１０に掛けられ、さらに第２の糸保持
手段１１を経由して、第２の糸保持手段１１から糸案内
１２．天秤４の孔を通り、針３の針目に通されている。

また、第１の糸案内９及び第２の糸案内１０の間に糸繰
り出しレバー１３が設けられ、この糸繰り出しレバー１
３の先端は主軸に連動して回転するカム１４によって一
定のストロークで上下動する。

このように構成された従来のミシン１で上糸６を繰り出
すには、まず、第１の糸保持手段９が解放され、第２の
糸保持手段１１で糸を保持したとき、糸繰り出しレバー
１３の先端が上昇すると、糸巻５から上糸６が繰り出さ
れる。この時天秤４は下降している。そして、エンコー
ダ８で繰り出される上糸６の長さが検出され、所定の長
さになると、第１の糸保持手段７が作動して上糸６を保
持する。また、その時、第２の糸保持手段１１が解放さ
れ、天秤４が上昇するにつれて糸繰り出しレバー１３の
先端が下降し、繰り出された上糸６は天秤４の上昇によ
って吸取され、この吸収された上糸６は次の縫い目の形
成に使われる。

［発明が解決しようとする課題］しかしながら、この従来のミシンでは、上糸６の供給量
の制御はエンコーダ８で上糸６の送り量を検出し、検出
した値に従って第１．第２の糸保持手段７，１１０保持
、解放を行っているため、第１の糸保持手段ηの動作の
遅れの影響により。

上糸６の繰り出し量が変化し、高速での制御が難かしい
という問題があった。

本発明は、上糸の供給量の制御を高速で行うことができ
るミシンの上糸供給装置を提供することを目的とするも
のである。

［課題を解決するための手段］ミシン針を取り付けた針棒の上下動に対応した制御信号
によって、上糸を拘束または釈放する第１の糸保持手段
及び第２の糸保持手段と、該第１、第２の糸保持手段の
間の前記上糸の通路を横切って前記上糸を繰り出す糸繰
り出しレバーからなる上糸供給装置において、前記第１
、第２の糸保持手段の間に、糸案内を設けた糸案内台と
、該案内台を上下に摺動自在に位置決めする糸案内駆動
装置とを設けたものである。

［作用］本発明によれば、糸案内を設けた糸案内台を糸案内駆動
装置によって上下動することにより、糸繰り出しレバー
を挟むように設けられた糸案内台の糸案内の位置が上下
し、これによって糸繰り出しレバーの一定のストローク
で上糸の繰り出し量を簡単に変更でき、従って高速での
作動が可能となる。

［実施例］第１図を参照すると１本発明の１実施例において、１は
ミシン、２は針棒、３は針、４は天秤、５は糸巻、６は
上糸、７は第１の糸保持手段、９は第１の糸案内、１０
は第２の糸案内、１１は第２の糸保持手段、１２は糸案
内、１３は糸繰り出しレバー、１４はカムであり、これ
らの構成は上記従来例の構成とほぼ同じであるので説明
は省略するが、本実施例では、糸繰り出しレバー１３の
先端が挿入される切込み１５を設けた案内台１６が摺動
部材１７により上下に摺動自在に設けられている。この
案内台１６の切込み１５を挟んで糸案内１８．１８が設
けられ、また案内台１６の側部に設けられたギア１９に
パルスモータ２１の回転軸に固着されたウオーム２０が
係合されている。

このように構成された本実施例のミシン１では、パルス
モータ２１の回転によりウオーム２０が回転すると、こ
のウオーム２０に係合されたギア１９を持つ案内台１６
が上下動する。従って、糸繰り出しレバー１３のストロ
ークが一定であるので、第２図（ａ）に示すように案内
台１６を下降させると、矢印Ａで示すように糸繰り出し
レバー１３のストロークが一定でも、糸繰り出しレバー
１３の糸案内１８．１８から上方のストロークが長いた
め、上糸６の繰り出し量が長くなる。また、第２図（ｂ
）に示すように案内台１６を上昇させると、矢印Ａで示
すように糸繰り出しレバー１３のストロークが一定でも
、糸繰り出しレバー１３の糸案内１８．１８から上方の
ストロークが短いため、上糸６の繰り出し量が短くなる
。

このように、本発明では、案内台１６を上下動するだけ
で簡単に上糸６の繰り出し量が変更できるため、布の厚
さ、縫目ピッチ量１回転数に応じてパルスモータ２１を
制御することにより、段部綿り不良や高低速の締りむら
などを簡単に解決することができる。

なお、第１．第２の糸保持手段７．１１をソレノイドで
構成しているが、機械的カムを利用して上糸の挟持解放
を行ってもよい。

［発明の効果］本発明は、以上のように構成されているので、糸繰り出
しレバーの一定のストロークで上糸の繰り出し量を簡単
に変更できるので、布の厚さ、縫目ピッチ量、回転数に
応じてパルスモータを制御することにより、段部締り不
良や高低速の締りむらなどを簡単に解決することができ
、高速での作動が可能となるという利点がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の１実施例のミシンの概略構成図、第２
図（ａ）は第１図のミシンの上糸の多量の繰り出しを説
明するための図、第２図（ｂ）は第１図のミシンの上糸
の少量の繰り出しを説明するための図、第３図は従来の
ミシンの概略構成図である。１・・・ミシン、２・・・針棒、３・・・針、４・・・
天秤。５・・・糸巻、６・・・上糸、７・・・第１の糸保持手
段。９・・・第１の糸案内、１０・・・第２の糸案内、１１
・・・第２の糸保持手段、１２・・・糸案内、１３・・
・糸繰り出しレバー、１４・・・カム、１５・・・切込
み、１６・・・案内台、１７・・・摺動部材、１８・・
・糸案内、１９・・・ギア、２０・・・ウオーム、２１
・・・パルスモータ。

Claims

【特許請求の範囲】

１、ミシン針を取り付けた針棒の上下動に対応した制御
信号によって、上糸を拘束または釈放する第１の糸保持
手段及び第２の糸保持手段と、該第１、第２の糸保持手
段の間の前記上糸の通路を横切って前記上糸を繰り出す
糸繰り出しレバーからなる上糸供給装置において、前記
第１、第２の糸保持手段の間に、糸案内を設けた糸案内
台と、該案内台を上下に摺動自在に位置決めする糸案内
台駆動装置とを設けたことを特徴とするミシンの上糸供
給装置。