JPH08152589A - 露光済検査装置 - Google Patents

露光済検査装置

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JPH08152589A
JPH08152589A JP6319080A JP31908094A JPH08152589A JP H08152589 A JPH08152589 A JP H08152589A JP 6319080 A JP6319080 A JP 6319080A JP 31908094 A JP31908094 A JP 31908094A JP H08152589 A JPH08152589 A JP H08152589A
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    • G03B17/48Details of cameras or camera bodies; Accessories therefor adapted for combination with other photographic or optical apparatus
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ラインセンサを副走査させて画像を読み出す
ことなく、またカメラから記録媒体を取り出すことな
く、その記録媒体が記録済みであるか否かを容易に判定
する。 【構成】 撮影動作時、発光素子71をオン状態に定
め、電子現像型記録媒体30の画像領域外に設けた検査
露光領域を露光する。露光済みの検査動作では、まず発
光素子71がオン状態に定め、電子現像型記録媒体30
の検査露光領域に光を照射する。電子現像型記録媒体3
0を透過した光が光センサ72に導かれる。光センサ7
2によって透過光の強度が測定し、その強度に基づい
て、電子現像型記録媒体30が記録済みであるか否かを
判定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばスチルビデオカ
メラに設けられ、記録媒体が露光済みであるか否かを検
査する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来光学像を記録する材料として、銀塩
写真材料が広く用いられている。銀塩写真材料は、光感
度および解像度が高く、また経済性も優れている等の特
徴を備えているが、現像処理が煩雑であるだけでなく、
可視像が撮影と同時に得られないという欠点もある。現
像処理を簡単にするために乾式現像法が開発されている
が、この現像法においても、即時現像化すなわち撮影時
に可視像を得ることは不可能である。
【0003】一方、非銀塩写真材料としては、電子写真
材料、ジアゾ写真材料、フリーラジカル写真材料等が知
られている。しかし、これらの写真材料において、銀塩
写真材料のような特徴を備えていると同時に即時現像化
が可能なものはない。なお、電子写真材料は乾式現像が
でき、露光により得られた静電潜像をトナー等によって
即時に現像できるので、複写機を中心として広く普及し
てきた。
【0004】さて、このような電子写真技術において近
年、銀塩写真材料のように記録媒体自体が直接電子的に
現像され、かつその現像された可視像が即時に得られる
写真材料が開発されてきている。このような電子的に現
像される記録媒体を、この明細書では電子現像型記録媒
体と呼ぶ。
【0005】例えば特開平5−2280号公報には、静
電情報記録媒体と電荷保持媒体とを組み合わせた記録媒
体が開示されており、静電情報記録媒体は光導電層と無
機酸化物層を有し、電荷保持媒体は液晶表示素子を有し
ている。この構成では、静電情報記録媒体と電荷保持媒
体に電圧が印加された状態で静電情報記録媒体が露光さ
れると、入射光量に応じた電荷が静電情報記録媒体に生
成される。静電情報記録媒体に対向して配置された液晶
表示素子にかかる電界の強さは、その生成電荷に応じて
変化するので、液晶表示素子には光量分布に応じた画像
が表示すなわち現像される。
【0006】特開平5−150251号公報には、液晶
表示素子にかかる電界を除去しても液晶表示素子に表示
された画像が保持される、分散型液晶表示素子が開示さ
れている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上述のような電子現像
型記録媒体がカメラに装填された状態では、その記録媒
体が記録済みであるか否かは例えばラインセンサを副走
査させて画像を読み出してみなければ確認できず、ある
いは、その記録媒体をカメラから取り出して観察しなけ
ればならない。
【0008】本発明は、ラインセンサを副走査させて画
像を読み出すことなく、またカメラから記録媒体を取り
出すことなく、その記録媒体が記録済みであるか否かを
容易に判定することができる露光検査装置を提供するこ
とを目的としている。
【0009】
【問題を解決するための手段】本発明に係る露光検査装
置は、画像領域外に検査露光領域を有する記録媒体への
記録動作時に検査露光領域を露光する検査露光手段と、
検査露光領域の透過光の強度を検出することによって、
記録媒体が露光済みであるか否かを判定する露光判定手
段とを備えたことを特徴としている。
【0010】
【実施例】以下図示実施例により本発明を説明する。図
1は本発明の第1実施例を適用したスチルビデオカメラ
の外観図である。
【0011】カメラ本体11を前方から見ると、前面の
略中央には撮影レンズ等を備えた撮像光学系12が設け
られ、撮像光学系12の右上方にはストロボ13が配設
されている。またストロボ13とは反対側にはレリーズ
スイッチ14が設けられている。ファインダ15はカメ
ラ本体11の上面の中央部に設けられ、スキャンスター
トスイッチ16等の操作スイッチはファインダ15の側
方に設けられている。このカメラにより得られた画像信
号を外部の記録装置等に出力するため、カメラ本体11
の側面の下部には出力端子17が配設されている。
【0012】図2は、第1実施例のスチルビデオカメラ
のブロック図である。システムコントロール回路20は
マイクロコンピュータであり、本スチルビデオカメラの
全体の制御を行う。
【0013】撮像光学系12には複数のレンズ群の他、
絞り12aが設けられている。撮像光学系12の後方に
は、後述する電子現像型記録媒体30が配設され、撮像
光学系12と電子現像型記録媒体30の間にはクイック
リターンミラー21が設けられ、クイックリターンミラ
ー21と電子現像型記録媒体30の間にはシャッタ22
が設けられている。クイックリターンミラー21の上方
にはファインダ光学系23のピント板23aが配設され
ている。
【0014】絞り12a、クイックリターンミラー21
およびシャッタ22は、それぞれアイリス駆動回路2
4、ミラー駆動回路25およびシャッタ駆動回路26に
よって駆動され、これらの回路24、25、26は露出
制御回路27により制御される。露出制御回路27はシ
ステムコントロール回路20から出力される指令信号に
従って動作する。すなわち、露出制御時、測光センサ2
8からの出力信号に基づく露出制御回路27の制御に従
って、絞り12aはアイリス駆動回路24により開度を
調整される。クイックリターンミラー21は通常、ダウ
ン位置(実線により示される傾斜状態)に定められ、撮
像光学系12を通過した光をファインダ光学系23に導
いているが、撮影動作時、露出制御回路27の制御に従
い、ミラー駆動回路25によって上方に回動せしめられ
アップ位置(破線により示される水平状態)に定められ
る。シャッタ22は通常閉塞しているが、撮影動作時、
露出制御回路27の制御に従って、シャッタ駆動回路2
6によって所定時間開放され、これにより撮像光学系1
2を通過した光が電子現像型記録媒体30の受光面に照
射される。
【0015】電子現像型記録媒体30は記録媒体駆動回
路41の制御に基づいて電圧を印加され、この電圧印加
の間に露光されることによって電子現像型記録媒体30
には、後述するように、撮像光学系12によって結像さ
れた画像が可視像として現像される。なお記録媒体駆動
回路41は、システムコントロール回路20から出力さ
れる指令信号に従って動作する。
【0016】電子現像型記録媒体30の近傍には副走査
機構50が設けられている。副走査機構50には、例え
ば蛍光灯から成る光源42とスキャナ光学系43とライ
ンセンサ44がそれぞれ支持されており、これらは副走
査機構50による副走査によって電子現像型記録媒体3
0に沿って移動する。ラインセンサ44は、例えば20
00画素のCCD1次元センサ等を用いることができ
る。光源42は、シャッタ22の前面すなわち電子現像
型記録媒体30の前面に沿って移動可能であり、ライン
センサ44は電子現像型記録媒体30の背面に沿って移
動可能である。スキャナ光学系43は光源42とライン
センサ44の間に設けられている。副走査機構50によ
る副走査において、光源42は電子現像型記録媒体30
とラインセンサ44の間に位置し、したがって電子現像
型記録媒体30により現像された画像は、光源42によ
って照明され、スキャナ光学系43の作用によってライ
ンセンサ44の受光面に結像される。すなわちスキャナ
光学系43は電子現像型記録媒体30を透過した光の経
路の途中に設けられ、またラインセンサ44はスキャナ
光学系43による画像の結像面上を移動する。
【0017】光源42のオンオフ制御は照明光源駆動回
路45により行われ、ラインセンサ44に発生した画素
信号の読出し動作等の制御はラインセンサ駆動回路47
により行われる。副走査機構50の移動の制御はスキャ
ナ系駆動回路46により行われる。これらの回路45、
46、47はシステムコントロール回路20により制御
される。
【0018】ラインセンサ44から読み出された画素信
号は、アンプ61により増幅され、A/D変換器62に
よってデジタル信号に変換される。デジタルの画素信号
は、システムコントロール回路20の制御に従って、画
像処理回路63においてシェーディング補正、ドロップ
アウト補正およびガンマ補正等の処理を施された後、メ
モリ64に一時的に格納される。なおメモリ64は、ラ
インセンサ44から出力される1水平走査線分だけの記
憶容量を有していてもよいが、1フレーム分の記憶容量
を有するメモリであってもよい。また、メモリ64はシ
ェーディング補正等の補正値を格納するE2 PROMを
備えていてもよい。
【0019】メモリ64から読み出された画素信号は、
画像処理回路63からインターフェイス回路65に入力
されてフォーマットの変換等の所定の処理を施され、出
力端子17を介して外部のディスプレイ装置(図示せ
ず)等に出力可能である。また画像処理回路63から出
力された画素信号は、記録装置制御回路66において、
画像圧縮あるいはフォーマットの変換等の所定の処理を
施され、画像記録装置67において例えばICメモリカ
ード等の記録媒体に記録可能である。インターフェイス
回路65と記録装置制御回路66はシステムコントロー
ル回路20からの指令信号に従って動作する。
【0020】システムコントロール回路20には、レリ
ーズスイッチ14とスキャンスタートスイッチ16が接
続され、これらのスイッチ14、16の操作に従って、
撮像動作および画像信号の読出し動作等が行われる。ま
たシステムコントロール回路20には、このスチルビデ
オカメラの種々の設定状態等を表示するための表示素子
68と、ストロボ13の発光制御を行うためのストロボ
駆動回路69が接続されている。
【0021】電子現像型記録媒体30よりも撮像光学系
12側であって電子現像型記録媒体30の縁部に対向し
た位置には、発光素子71が設けられている。後述する
ように電子現像型記録媒体30には検査露光領域30b
(図4参照)が設けられており、発光素子71は、電子
現像型記録媒体30に画像を記録する時に検査露光領域
30bを露光する。シャッタ22の側方には、発光素子
71から照射される光を通過させるための孔22aが設
けられている。また電子現像型記録媒体30の発光素子
71とは反対側には、発光素子71から照射されて電子
現像型記録媒体30を透過した光の強度を検知する光セ
ンサ72が設けられている。
【0022】発光素子71は発光素子駆動回路73によ
って駆動されて、電子現像型記録媒体30に対して光を
照射し、発光素子駆動回路73はシステムコントロール
回路20によって制御される。一方、光センサ72によ
って検知された透過光の強度は、アンプ74によって増
幅され、システムコントロール回路20に入力される。
【0023】図3は電子現像型記録媒体30の構成を示
す図であり、これは特開平5−2280号公報に開示さ
れたものと同じである。すなわち電子現像型記録媒体3
0は静電情報記録媒体31と電荷保持媒体32と電源3
3とを備えている。静電情報記録媒体31は、基板3
4、電極層35、無機酸化物層36および光導電層37
を積層して成り、光導電層37は電荷発生層37aと電
荷輸送層37bを重合させて構成される。電荷保持媒体
32は、液晶支持体38と液晶電極層39の間に液晶4
0を封入して構成される。静電情報記録媒体31の電荷
輸送層37bと電荷保持媒体32の液晶支持体38とは
微小間隙をもって対向している。
【0024】電源33は記録媒体駆動回路41によりオ
ンオフ制御され、電源33がオン状態のとき、電極層3
5と液晶電極層39の間、すなわち静電情報記録媒体3
1と電荷保持媒体32に電圧が印加される。この電圧印
加状態で静電情報記録媒体31が露光されると、静電情
報記録媒体31には、画像に応じた電荷が発生する。こ
の電荷に応じて、液晶40に作用する電界の強さが変化
するため、液晶40には、その画像が可視像として表示
され、被写体像が現像される。この電荷保持媒体32は
分散型液晶表示素子であり、現像された可視像は電界を
除去しても保持される。分散型液晶表示素子は、加熱装
置(図示せず)を用いて所定の温度に加熱することによ
り、現像された可視像を消去させることもでき、その場
合は繰り返し同一記録媒体を用いることもできる。
【0025】図4は、電子現像型記録媒体30の画像領
域30aと検査露光領域30bを示す図である。この図
に示されるように、画像領域30aは矩形を有し、検査
露光領域30bは画像領域30aの外周を囲む枠状を有
している。また検査露光領域30bに一部には、発光素
子71によって露光される検査部30cが設けられてい
る。すなわち、検査部30cは画像領域30aに形成さ
れる画像には影響しない。
【0026】図5は撮像動作のフローチャート、図6は
電子現像型記録媒体30が露光済みであるか否かを検査
する動作のフローチャートである。これらの図を参照し
て、本実施例の作用を説明する。
【0027】図5のフローチャートにおいて、ステップ
101では禁止フラグが読み込まれる。この禁止フラグ
は、図6に示す検査動作のプログラムによって、電子現
像型記録媒体30が露光済みである時、例えば1にセッ
トされており、露光済みでない時、例えば0にセットさ
れている。ステップ102では、禁止フラグに基づい
て、電子現像型記録媒体30へ画像を記録してもよいか
否かが判定される。電子現像型記録媒体30が露光済み
(記録済み)であり、さらに画像を記録すべきでない場
合、ステップ103において、表示素子68により露光
済みである旨の表示が行われる。
【0028】ステップ102において電子現像型記録媒
体30がまだ露光されていないと判断された場合、ステ
ップ104が実行される。ステップ104においてレリ
ーズスイッチ14が押下されたことが検知されると、ス
テップ105において、測光センサ28からの出力信号
すなわち測光値が検出される。ステップ106では、こ
の測光値に基づいて露出演算が開始される。ステップ1
07において記録媒体活性化信号が出力され、これによ
り電源33がオン状態となって静電情報記録媒体31と
電荷保持媒体32に電圧が印加される。ステップ108
において露出演算が完了したことが確認されると、この
演算結果に従って、ステップ111以下において撮像動
作が行われる。
【0029】ステップ111では、絞り12aの開度が
全開状態から所定開度まで変化し、またクイックリター
ンミラー21がダウン状態からアップ状態に変化する。
ステップ112においてミラー21のアップ状態への変
化と絞り12aの開度調整が完了したことが確認される
と、ステップ113において、発光素子71がオン状態
に切り換えられる。これにより、電子現像型記録媒体3
0の検査部30cが露光される。次いで、ステップ11
4ではシャッタ22が開放する。露出演算により求めら
れた露出期間が経過し、ステップ115において露出が
完了したことが検出されると、ステップ116におい
て、シャッタ22が閉じる。このシャッタ22の閉塞動
作の完了に伴い、ステップ117が実行され、ミラー2
1がダウン状態に変化するとともに、絞り12aが全開
状態まで開放する。ステップ118では、発光素子71
がオフ状態に切り換えられ、ステップ119では記録媒
体活性化信号の出力が停止される。
【0030】記録媒体活性化信号は少なくともシャッタ
22が開放している間出力され、この間、電子現像型記
録媒体30に所定の電圧が印加される。そして、この状
態で露光されることにより、電子現像型記録媒体30に
は被写体像が可視像として現像される。この可視像は記
録媒体活性化信号の出力が停止しても保持される。
【0031】ステップ121において、ミラー21と絞
り12aが初期状態に復帰したことか確認されると、ス
テップ122においてミラー21と絞り12aの駆動が
停止され、この撮像動作ルーチンは終了する。
【0032】露光済みの検査動作では、まず、ステップ
201において発光素子71がオン状態に定められる。
これにより、電子現像型記録媒体30の検査部30cに
光が照射され、電子現像型記録媒体30を透過した光が
光センサ72に導かれる。ステップ202では、光セン
サ72によって透過光の強度が測定される。
【0033】ステップ203において、透過光の強度が
基準レベルよりも高いと判定された時、電子現像型記録
媒体30は露光済みである。したがってこの場合、ステ
ップ204において、電子現像型記録媒体30の記録動
作を禁止するため、禁止フラグが1にセットされる。す
なわちこの禁止フラグに基づいて、図5のフローチャー
トのステップ102では電子現像型記録媒体30に記録
すべきでないと判断される。またステップ205では、
表示素子68により、電子現像型記録媒体30が露光済
みであることを示す警告が表示され、このプログラムは
終了する。
【0034】一方、ステップ203において透過光の強
度が基準レベルよりも低いと判定された時、電子現像型
記録媒体30はまだ露光されていないので、ステップ2
06において、電子現像型記録媒体30の記録動作を許
可するため、禁止フラグが0にセットされ、このプログ
ラムは終了する。
【0035】以上のように本実施例によれば、電子現像
型記録媒体30をカメラに装填した状態で、その記録媒
体30が記録済みであるか否かを簡単に検査することが
でき、またその検査結果が表示素子68によって表示さ
れるので、誤って多重露出を行うことが防止される。
【0036】図7は第2実施例のスチルビデオカメラの
ブロック図である。図2の第1実施例の構成と異なり、
発光素子71、光センサ72、発光素子駆動回路73、
アンプ74および孔22aが設けられていない。その他
の構成は第1実施例と同様である。
【0037】第2実施例では、電子現像型記録媒体30
の露光時に、光源42によって電子現像型記録媒体30
の検査部30c(図4参照)が露光される。すなわち検
査部30cの露光は、電子現像型記録媒体30により現
像された画像をラインセンサ44によって読み出す時に
電子現像型記録媒体30を照明する光源42によって行
われる。
【0038】図8は第2実施例における撮像動作を示す
フローチャートである。この図において、図5のフロー
チャートのステップと同一内容のステップには同一符号
が付されている。
【0039】図5と異なるステップのみについて説明す
る。ステップ112においてミラー21のアップ状態へ
の変化と絞り12aの開度調整が完了したことが確認さ
れると、ステップ313において、照明光源42がオン
状態に切り換えられ、この光源42から照射される照明
光によって電子現像型記録媒体30の検査部30cが露
光される。ステップ117においてミラー21がダウン
状態に変化するとともに絞り12aが全開状態まで開放
した後、ステップ318において、照明光源42がオフ
状態に切り換えられる。その他のステップの処理内容は
図5のステップと同様である。
【0040】図9は第2実施例において、電子現像型記
録媒体30が露光済みであるか否かを検査する動作のフ
ローチャートである。この図において、図6のフローチ
ャートのステップと同一内容のステップには同一符号が
付されている。
【0041】図6と異なるステップのみについて説明す
る。露光済みの検査動作の最初の処理として、ステップ
401において照明光源42がオン状態に定められ、電
子現像型記録媒体30の検査部30cに光が照射され
る。ステップ402では、ラインセンサ44の駆動電源
がオン状態に切り換えられ、ラインセンサ駆動回路47
による読出し動作の制御が開始される。この時、ライン
センサ44は検査部30cに対応した位置に定められて
おり、ラインセンサ44によって検知された検査部30
cの画素信号は、アンプ61により増幅され、A/D変
換器62によってデジタル信号に変換される。この画素
信号は画像処理回路63において所定の処理を施された
後、システムコントロール回路20に入力される。すな
わちステップ403では、ラインセンサ44の出力信号
に基づいて、透過光の強度が求められる。
【0042】ステップ403の後、ステップ203以下
が実行され、電子現像型記録媒体30への記録を禁止あ
るいは許可するための禁止フラグがセットされる。その
他の動作は図6のステップと同様である。
【0043】したがって第2実施例によれば、第1実施
例と同様な効果が得られる他、発光素子71等のよう
に、電子現像型記録媒体30の記録状態を検出するため
の特別な要素が不要であるため、構成が簡単である。
【0044】なお、電子現像型記録媒体30は上述した
構成のものに限定されず、画像を電子的に現像するもの
であれば、他の構成であってもよい。
【0045】また本発明は、上記実施例のように一眼レ
フカメラに限定されず、レンズシャッタ式カメラにも適
用できる。なおレンズシャッタ式カメラの場合には、上
記実施例のようにスキャナ系駆動時に再びシャッタ22
を開放する必要はない。
【0046】光源42は発光素子(LED)であっても
よく、スキャナ光学系43は、単レンズの他、マイクロ
レンズアレー、セルフォックスレンズアレー等を利用す
ることができる。
【0047】またラインセンサ44は、電子現像型記録
媒体30において反射した光を検出するように配設され
ていてもよい。
【0048】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、ラインセ
ンサを副走査させて画像を読み出すことなく、またカメ
ラから記録媒体を取り出すことなく、その記録媒体が記
録済みであるか否かを容易に判定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を適用したスチルビデオカ
メラの外観図である。
【図2】図1のスチルビデオカメラの回路構成を示すブ
ロック図である。
【図3】電子現像型記録媒体の構成を示す図である。
【図4】電子現像型記録媒体の画像領域と検査露光領域
を示す図である。
【図5】第1実施例における撮像動作のフローチャート
である。
【図6】第1実施例において、電子現像型記録媒体が露
光済みであるか否かを検査する動作のフローチャートで
ある。
【図7】第2実施例のスチルビデオカメラのブロック図
である。
【図8】第2実施例における撮像動作を示すフローチャ
ートである。
【図9】第2実施例において、電子現像型記録媒体が露
光済みであるか否かを検査する動作のフローチャートで
ある。
【符号の説明】
30 記録媒体 30a 画像領域 30b 検査露光領域 30c 検査部 71 発光素子 72 光センサ

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像領域外に検査露光領域を有する記録
    媒体への記録動作時に、前記検査露光領域を露光する検
    査露光手段と、前記検査露光領域の透過光の強度を検出
    することによって記録媒体が露光済みであるか否かを判
    定する露光判定手段とを備えたことを特徴とする露光済
    検査装置。
  2. 【請求項2】 前記検査露光手段が、前記検査露光領域
    に光を照射する発光素子を有することを特徴とする請求
    項1に記載の露光済検査装置。
  3. 【請求項3】 前記露光判定手段が、前記検査露光領域
    に光を照射する発光素子を有することを特徴とする請求
    項1に記載の露光済検査装置。
  4. 【請求項4】 前記記録媒体が画像を電子的に現像する
    電子現像型記録媒体であり、前記検査露光手段が、この
    電子現像型記録媒体に記録された画像を読み出す時にこ
    の電子現像型記録媒体を照明する光源であることを特徴
    とする請求項1に記載の露光済検査装置。
  5. 【請求項5】 前記記録媒体が画像を電子的に現像する
    電子現像型記録媒体であり、前記露光判定手段が、この
    電子現像型記録媒体に記録された画像を読み出す時にこ
    の電子現像型記録媒体を照明する光源であることを特徴
    とする請求項1に記載の露光済検査装置。
  6. 【請求項6】 前記記録媒体が露光済みである時、この
    記録媒体への記録動作を禁止する手段を備えたことを特
    徴とする請求項1に記載の露光検査装置。
  7. 【請求項7】 前記記録媒体が露光済みである時、この
    記録媒体への記録動作を禁止する旨を表示する手段を備
    えたことを特徴とする請求項1に記載の露光済検査装
    置。
  8. 【請求項8】 前記電子現像型記録媒体が、画像に応じ
    た電荷が発生する静電情報記録媒体と、この電荷に応じ
    て可視像が発生するとともにこの可視像を保持可能な電
    荷保持媒体とを有することを特徴とする請求項1に記載
    の露光済検査装置。
  9. 【請求項9】 前記電荷保持媒体が分散型液晶表示素子
    であることを特徴とする請求項8に記載の露光済検査装
    置。
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