JPH08151265A - 磁器組成物及びそれよりなる圧電トランス - Google Patents

磁器組成物及びそれよりなる圧電トランス

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JPH08151265A
JPH08151265A JP7264652A JP26465295A JPH08151265A JP H08151265 A JPH08151265 A JP H08151265A JP 7264652 A JP7264652 A JP 7264652A JP 26465295 A JP26465295 A JP 26465295A JP H08151265 A JPH08151265 A JP H08151265A
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JP
Japan
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composition
piezoelectric transformer
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porcelain composition
piezoelectric
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JP7264652A
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Masakatsu Kiyohara
正勝 清原
Makoto Imuta
誠 藺牟田
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Toto Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 圧電トランス等の素子として好適な、高昇圧
特性及び高出力特性を有する磁器組成物を提供する。ま
た、小型で高出力の圧電トランスを提供する。 【構成】 本発明の磁器組成物は、一般式(Pb1-aAa)(Zr
bTic(Sn1/3Nb2/3)d( Mn1/3Nb2/3)e)O3 、ここでA はBa
又はSr、で表され、(Ba及びSrの双方を含んでいてもよ
い)a=0〜0.12(0をのぞく)の範囲内にある組
成物を主成分として含有する。この磁器組成物は、Pb
をBa及び/又はSrで置換していない従来の磁器組成
物に比較して、昇圧比や出力電力等の特性において、有
意に優れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、圧電特性等の優れ
た諸特性を発揮するいわゆるPZT系の磁器(セラミッ
ク)組成物の改良に関する。特には、圧電トランス等用
の素子として好適な、高昇圧比・高出力特性を有する磁
器組成物に関する。また、そのような磁器組成物よりな
る圧電トランスに関する。
【0002】
【従来の技術】圧電磁器を例にとって従来の技術を説明
する。圧電磁器は、力を加えると電荷を発生し、逆に電
圧を印加すると歪・応力を発生する磁器である。現在、
圧電磁器は、点火栓・加速度センサ・ピックアップ素子
・マイクロホン・スピーカ・圧電ブザー・セラミックフ
ィルター・発振子・超音波洗浄器・加湿器・ソナー・超
音波加工機などにおいて広く応用されている。この様な
応用のほかに、圧電素子の共振現象を利用して高電圧発
生させる圧電トランスは、巻線トランスに比べ昇圧比が
大きく小型軽量化ができ不燃性であるなどの理由から、
昭和50年代に盛んに研究が行われてきた。その結果一
部TV用高圧電源として実用化された。
【0003】圧電トランスは、原理式より圧電定数であ
る機械的Q(=Qm)、電気と機械の変換効率を示すk
31とk33が大きいことが望まれ、これまでの材料開
発はQmやk定数の大きい素材の開発になっている。
【0004】特公昭52−9000は、そのような開発
の一例であり、PZT系の磁器組成物の改良に関し、以
下の組成を提案した。 Pb((Sn1/3Nb2/3)a(Mn1/3Nb2/3)bZrcTid)O3 a=0 〜0.25(0をのぞく)、b=0 〜0.50(0をのぞく)、 c
=0.25 〜0.625、 d=0.20〜0.625 また、特公昭52−9000は、上記磁器組成物の実施
例として14種類の組成物を開示している。これらの組
成物は、電気機械結合係数Kpや機械的質係数Qmが大
である等の優れた特性を発揮するとされている。
【0005】
【発明が解決すべき課題】しかし、これまで組成特許に
おいては、実際のトランスを作製してその入出力特性の
評価を行った例は少なく、実際のトランス特性と圧電特
性の関係については明らかではない。
【0006】本発明は、圧電トランス等の素子として好
適な、高昇圧特性及び高出力特性を有する磁器組成物を
提供し、小型で高出力の圧電トランスを提供することを
目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】圧電トランスにおいて
は、小型軽量化の点から出力電圧/入力電圧=昇圧比
(γ)が大きいことが望まれる。なお、この昇圧比は、
圧電トランスの原理式より圧電定数である機械的Q(=
Qm)、電気と機械の変換効率を示すk31とk33が
大きいことが望ましいことが、以下のC.A.Rose
nの誘導式よりわかる。 γ=Vout/Vin=4/π2 ・Qm・k31・k3
3・L/T (L:トランス長 、T:トランス厚み) よって、これまでの材料開発の結果よりQmやk定数が
大きい材料は圧電トランス材料として、第一義的には適
していると考えられる。
【0008】そこで、本発明者らは、Qmやk定数が大
きいとされている既知のPZT系磁器組成物を基礎とし
て、そのAサイトをPbから一定量置換した磁器組成物
試料を作製し、それらの試料の圧電特性や実際のトラン
ス特性を調べた。
【0009】上記課題を解決するため、本発明の第一態
様の磁器組成物は、一般式 (Pb1-aAa)(ZrbTic(Sn1/3Nb2/3)d( Mn1/3Nb2/3)e)O3 、ここでA はBa又はSr、で表され、 a=0〜0.12(0をのぞく)、b+c+d+e=
1、 の範囲内にある組成物を主成分として含有することを特
徴とする。また、本発明の第二態様の磁器組成物は、一
般式 (Pb1-aBaxSra-x)(ZrbTic(Sn1/3Nb2/3)d( Mn1/3N
b2/3)e)O3 、で表され、 a=0〜0.12(0をのぞく)、b+c+d+e=
1、 の範囲内にある組成物を主成分として含有することを特
徴とする。
【0010】上述の磁器組成物は、PbをBa又はSr
で置換していない従来の磁器組成物に比較して、後に詳
述するように、昇圧比や出力電力等の特性において、有
意に優れることを確認した。
【0011】本発明の第一態様の磁器組成物において
は、Pbの置換モル比aが0.01〜0.10の範囲に
あることが好ましい。本発明の第二態様の磁器組成物に
おいては、Pbの置換モル比x及びaがx=0.02〜
0.04、a=0.04〜0.08、であることが好ま
しい。このような磁器組成物においては、上述の特公昭
52−9000号に提案されているPb無置換タイプの
磁器組成物よりも、さらに昇圧比が優れることを確認し
た。
【0012】本発明の圧電トランスは、上述の本発明の
磁器組成物よりなり、高電圧及び電力を必要とする負荷
駆動用に適している。ここで、電力を必要する負荷とし
ては、放電管を挙げることができる。発明の圧電トラン
スは、特に、冷陰極管等の放電管の駆動用に適してい
る。
【0013】
【発明の実施の形態及び実施例】以下、本発明の実施の
形態を実施例を交えつつ説明する。本発明の実施例及び
比較例である表1記載の磁器組成物について、下記の特
性評価用ペレット及びトランス特性評価用試料を作製し
た。そして、作製したペレットについて各種特性を測定
した。トランス特性評価用試料(以下圧電トランス素体
と言う)については、実際の冷陰極管に接続して出力特
性試験を行った。
【0014】図1は、評価試料である圧電トランス素体
及び圧電トランスの昇圧比測定用の回路構成を示す図で
ある。圧電トランス素体(試料)9は、厚 2mm、幅
7.5mm、長さ28mmの圧電磁器焼結体である。圧電トラン
ス素体9の左半分上下面には、Agペースト焼き付けに
より、入力電極 7、7' が形成されている。それら入力電
極7、7'には、入力端子5、5'が取付けられている。圧電ト
ランス素体9の右端面には、出力電極11が、同様に形
成されている。出力電極には出力端子13が取付けられ
ている。
【0015】入力端子5、5'間には、入力用の発振器3が
設置されている。出力端子13の先には、入力インピ−
ダンス100MΩの電圧計17が接続されている。この
回路構成にて、発振器3から、圧電トランス素体9の機
械的振動モードの共振周波数と同期する周波数(118K
HZ)の低圧(〜30V )高周波電圧を入力する。すると、
圧電トランス素体9の共振・圧電効果に伴って、出力電
極に高圧の出力電圧が生じる。この出力電圧を電圧計1
7で測定し、出力電圧を入力電圧で割って昇圧比γを求
める。
【0016】図2は、評価用の圧電トランスを、負荷で
ある冷陰極管と接続して出力電力密度を測定する装置の
回路構成を示す図である。図1と同様の部分について
は、同じ符号で示してある。
【0017】符号23は入力電圧測定用の電圧計であ
る。圧電トランス素体9の出力側には、冷陰極管25が
接続されている。冷陰極管25と直列に、出力電流測定
用の抵抗(100 Ω)29が接続されている。この抵抗2
9の前後における電圧降下を出力電流測定用の電圧計2
7で測定し、冷陰極管25に流れる電流を測定する。冷
陰極管25に並列に接続されている調光用コンデンサ3
1は、圧電トランス素体9と冷陰極管25のインピ−ダ
ンス整合の役割及び調光の役割を合わせ持つ。出力電圧
と出力電流より出力電力を計算し、圧電トランス素体の
体積0.42cm3 で割って出力電力密度を求める。発振器
3、入力電流測定電流計32、入力電圧測定用電圧計2
3、出力電圧測定用電圧計27、出力電圧測定用電圧計
17は、全てパ−ソナルコンピュ−タで制御されてい
る。したがって、全てGP−IBを通してパ−ソナルコ
ンピュ−タにデ−タを転送し、計算処理することにより
短時間のうちに出力電力密度等を求めることができる。
【0018】冷陰極管25の諸元は以下のとおりであ
る。 点灯電圧 850 Vrms 放電管電流 5.0 mArms 放電管電圧 340 Vrms 消費電力 1.70W
【0019】次に、試料の製造方法について説明する。 (1)原料:Pb3O4、又はPb0、TiO2、 ZrO2、 MnO 又ハMnO2
MnCo3、 Nb2O5、 SnO 又ハ SnO2、 BaCO3、 SrCO3、 (純度9
8%以上)等の酸化物及び炭酸化物の原料粉末を用い
た。 (2)秤量:目標とする組成となるように各原料粉末を
秤量した。
【0020】(3)混合:樹脂性ボールミルと水を用
い、原料粉末を12時間湿式混合した。 (4)乾燥:混合粉末を乾燥した。
【0021】(5)仮焼:混合物をルツボ中で、900
℃、3時間仮焼した。 (6)粉砕:仮焼物を、ボールミル(ZrO2ボール)を用
いて12時間湿式粉砕した。 (7)乾燥:粉砕した粉末を乾燥した。
【0022】(8)造粒:乾燥粉末に10%PVA(ポ
リビニ−ルアルコ−ル)水溶液5wt%を添加し、造粒し
た。 (9)成形:油圧プレス(圧力1000Kgf/cm2 )を用い
て、径22mmのペレット及び長さ40mm,幅15m
mの長方形の圧電トランス素体グリーンボディー(長さ
40mm、幅15mm、厚さ4mm)に成形した。 (10)本焼成:成形体をルツボ中に入れ1100〜1
350℃の温度範囲で45分焼成し最も高い嵩密度が得
られた焼成条件で本焼成した。
【0023】(11)研削:研削後の寸法がペレットの
場合厚さ1mm、圧電トランス素体の場合、長さ28mm、
幅7.5mm、厚さ2mmとなる様に研削した。 (12)Agペースト焼付け:試料の電極となるべき部
分にAgペーストを塗布した後、700 ℃で電極焼付けを
行った。
【0024】(13)分極処理:100 ℃のシリコンオイ
ル中に試料を置き、2kV/mmの直流電圧を30分間
かけて、試料の分極処理(圧電トランス素体については
入出力部分)を行った。その後、24時間、室温でエー
ジング処理を施した。 (14)評価:圧電特性については、汎用のインピーダ
ンス・アナライザーを用いて、共振・反共振法にて測定
した。トランス特性については、上述の装置及び方法に
基づいて評価試験を行った。
【0025】得られた試験結果を表1に示す。
【0026】
【表1】
【0027】表中において、比較例1はPb置換の無い
従来の組成物である。実施例1〜5は、PbをBaで置
換した本発明の実施例に係る組成物である。比較例2
は、Baの置換量が15mol%と、本発明の範囲を越
えた組成物である。実施例6〜10は、PbをSrで置
換した本発明の実施例に係る組成物である。比較例3
は、Srの置換量が15mol%と、本発明の範囲を越
えた組成物である。本実験では、(Pb1-aAa)(ZrbTic(Sn
1/3Nb2/3)d( Mn1/3Nb2/3)e)O3 において、b=0.414 、
C=0.436 、d=0.09、e=0.06で行ったが、好ましく
は、b=0.37〜0.45、c=0.41〜0.45、 d=0.06〜 0.1
1 、e = 0.05 〜0.1 である。
【0028】表1の組成物の昇圧比特性について説明す
る。図3は、表1にしめされている実施例及び比較例に
係る組成物の、Pbの置換元素及び置換量と、昇圧比と
の関係を示すグラフである。今、実験デ−タは入力電圧
30Vでの結果である。
【0029】Baで置換した組成物(丸印、実線)は、
置換量1mol%で昇圧比がピーク値γ=137となる。こ
の値は、無置換の組成物のγ=115と比べて約20%
高い値である。その後、Baの置換量の増加とともに、
徐々に昇圧比が低下し、置換量10mol%でγ=117と
なり、ほぼ無置換と組成物と同程度の値になる。このこ
とから、特に高い昇圧比の求められる用途においては、
Ba0.5〜1.5mol%置換の組成物が適していると考
えられる。
【0030】Srで置換した組成物(三角印、一点鎖
線)は、置換量5mol%で昇圧比がピーク値γ=145と
なる。この値は、無置換の組成物のγ=115と比べて
約27%高い値である。その後、Srの置換量の増加と
ともに、徐々に昇圧比が低下し、置換量10mol%でγ=
117となり、ほぼ無置換と組成物と同程度の値にな
る。このことから、特に高い昇圧比の求められる用途に
おいては、Sr3〜8mol%置換の組成物が適していると
考えられる。
【0031】次に、表1の組成物の出力電力特性につい
て説明する。図4は、表1に示されている実施例及び比
較例に係る組成物の、Pbの置換元素及び置換量と、出
力電力との関係を示すグラフである。入力電圧は80V
である。
【0032】Ba置換の組成物(丸印、実線)及びSr
置換の組成物(三角印、一点鎖線)においては、いずれ
も、置換量約8mol%まで出力電力が上昇して各々
2.63W、2.8Wに至る。この値は、無置換の組成
物の値(1.4W)と比べて、各々約1.8倍、2倍高
い値である。その後置換量の増加とともに徐々に出力電
力が下がり、置換量15mol%では、ほぼ無置換の組成物
と同じになる。このことから、特に高い出力電力の求め
られる用途においては、Ba5〜10mol%置換、Sr5
〜8mol%置換の組成物が適していると考えられる。
【0033】次にその他の実施例について説明する。表
2に、表1に示されている実施例と同様の方法で作製し
た試料について、圧電特性及び出力電圧を試験した結果
を示す。
【0034】
【表2】
【0035】比較例4及び実施例11、12は、Zrが
高めで Ti及び Mn1/3Nb2/3 が低めの磁器組成物に関す
るものである。この場合においても、実施例の磁器組成
物は比較的高い出力電力(密度)を示している。比較例
5及び実施例3〜7は、 Tiが高めでSn1/3Nb2/3が低め
の磁器組成物に関するものである。この場合において
は、比較例5もかなり良好な昇圧比及び出力電力の値を
示しているが、この値はあるピンポイント的な組成にお
けるピーク値と思われる。実施例13〜17は、比較例
5よりもさらに高い昇圧比及び出力電力の値を示してい
る。ここで実施例17はBa及びSrの双方を含む磁器
組成物である。
【0036】比較例6及び実施例19〜23は、Zrが
低めで、 Ti及びSn1/3Nb2/3、Mn1/3Nb2/3 が高めの磁
器組成物に関するものである。比較例6は昇圧比測定が
できなかった。実施例19〜23はいずれも良好な昇圧
比及び出力電力の値を示している。特に実施例20〜2
3の出力電圧は、高い領域にある。ここで実施例23は
Ba及びSrの双方を含む磁器組成である。実施例2
4、25もBa及びSrの双方を含む磁器組成である。
その他の組成は平均的なレベルである。両者とも良好な
特性値を示しているが、実施例25の出力電力は、本実
験中で最高の値を示している。
【0037】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の磁器組成物は、昇圧比及び出力電力が高いので、小形
で高出力の圧電トランス素子用の優れた圧電磁器を提供
できる。また、本発明の圧電トランスは、小形でありな
がら高出力を出せるので、冷陰極管等の駆動用として好
適である。
【図面の簡単な説明】
【図1】評価試料である圧電トランス素体及び圧電トラ
ンスの昇圧比測定用の回路構成を示す図である。
【図2】評価用の圧電トランスを、負荷である冷陰極管
と接続して出力電力密度を測定する装置の回路構成を示
す図である。
【図3】表1に示されている実施例及び比較例に係る組
成物のPbの置換元素種類及び置換量と昇圧比との関係
を示すグラフである。
【図4】表1に示されている実施例及び比較例に係る組
成物の、Pbの置換元素及び置換量と、トランス出力電
力との関係を示すグラフである。
【符号の説明】
1 昇圧比測定装置 3 発振器 5 入力端子 7 入力電極 9 圧電トランス素体(試料) 11 出力電極 13 出力端子 17 電圧計 21 電力測定装置 23 入力電圧計 25 冷陰極管 27 出力電流測
定用電圧計 29 出力電流測定用抵抗 31 調光用コン
デンサ 32 入力電流測定用電流計
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01L 41/18 101 J

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一般式 (Pb1-aAa)(ZrbTic(Sn1/3Nb2/3)d( Mn1/3Nb2/3)e)O3 、ここでA はBa又はSr、で表され、 a=0〜0.12(0をのぞく)、b+c+d+e=
    1、 の範囲内にある組成物を主成分として含有することを特
    徴とする磁器組成物。
  2. 【請求項2】 一般式 (Pb1-aAa)(ZrbTic(Sn1/3Nb2/3)d( Mn1/3Nb2/3)e)O3 、ここでA はBa又はSr、で表され、 a=0.01〜0.10、b+c+d+e=1、 の範囲内にある組成物を主成分として含有することを特
    徴とする磁器組成物。
  3. 【請求項3】 一般式 (Pb1-aBaxSra-x)(ZrbTic(Sn1/3Nb2/3)d( Mn1/3N
    b2/3)e)O3 、で表され、 a=0〜0.12(0をのぞく)、b+c+d+e=
    1、 の範囲内にある組成物を主成分として含有することを特
    徴とする磁器組成物。
  4. 【請求項4】 一般式 (Pb1-aBaxSra-x)(ZrbTic(Sn1/3Nb2/3)d( Mn1/3N
    b2/3)e)O3 、で表され、 x=0.02〜0.04、a=0.04〜0.08、b
    +c+d+e=1、 の範囲内にある組成物を主成分として含有することを特
    徴とする磁器組成物。
  5. 【請求項5】 上記bが0.37〜0.45、上記cが
    0.41〜0.45、上記dが0.06〜0.11、上
    記eが0.05〜0.1である請求項1、2、3又は4
    記載の磁器組成物。
  6. 【請求項6】 請求項1、2、3、4又は5記載の磁器
    組成物よりなる、負荷駆動用の圧電トランス。
  7. 【請求項7】 上記負荷が放電現象を伴って作動する放
    電性機器である請求項6記載の圧電トランス。
  8. 【請求項8】 上記放電性機器が冷陰極管である請求項
    7記載の圧電トランス。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2017085055A1 (de) * 2015-11-20 2017-05-26 Epcos Ag Piezoelektrischer transformator

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