JP2811801B2 - アクチュエータ用圧電セラミック組成物 - Google Patents
アクチュエータ用圧電セラミック組成物Info
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- JP2811801B2 JP2811801B2 JP1241150A JP24115089A JP2811801B2 JP 2811801 B2 JP2811801 B2 JP 2811801B2 JP 1241150 A JP1241150 A JP 1241150A JP 24115089 A JP24115089 A JP 24115089A JP 2811801 B2 JP2811801 B2 JP 2811801B2
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Description
【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明はアクチュエータ用圧電セラミック組成物に関
するものである。ここでアクチュエータとは、圧電逆効
果、すなわち電気的エネルギーから機械的エネルギーへ
の変換作用を用いたものであり、電圧の印加によってミ
クロンあるいはミクロンアンダーの微小変位を発生させ
るものであって、ブザーやポンプ、バルブ等の音響、あ
るいは流量の精密コントロール、半導体製造装置、ステ
ッパーなどの精密位置決め、さらには数k〜数十kHzの
高周波振動変位を利用した、例えばドットタイププリン
ターヘッドアクチュエータ、次世代の小型モータとして
注目を浴びている超音波モータなどの応用開発が近年急
速に進められている。
するものである。ここでアクチュエータとは、圧電逆効
果、すなわち電気的エネルギーから機械的エネルギーへ
の変換作用を用いたものであり、電圧の印加によってミ
クロンあるいはミクロンアンダーの微小変位を発生させ
るものであって、ブザーやポンプ、バルブ等の音響、あ
るいは流量の精密コントロール、半導体製造装置、ステ
ッパーなどの精密位置決め、さらには数k〜数十kHzの
高周波振動変位を利用した、例えばドットタイププリン
ターヘッドアクチュエータ、次世代の小型モータとして
注目を浴びている超音波モータなどの応用開発が近年急
速に進められている。
本発明は、上述したような圧電アクチュエータの幅広
い応用の中で、特に数k〜百kHzの高周波駆動に適した
圧電アクチュエータ用材料を提供するものである。
い応用の中で、特に数k〜百kHzの高周波駆動に適した
圧電アクチュエータ用材料を提供するものである。
[従来技術及びその課題] 従来よりアクチュエータ用圧電材料としては、ジルコ
ン酸チタン酸鉛セラミック組成物(PZT)が優れた圧電
特性を有していることが知られており、使用される用途
に応じて種々の改良がなされている。
ン酸チタン酸鉛セラミック組成物(PZT)が優れた圧電
特性を有していることが知られており、使用される用途
に応じて種々の改良がなされている。
例えばジルコン酸チタン酸鉛の一部をBa2+,Sr2+,Ca2+
などで置換する方法、Pb(Ni1/3Nb2/3)O3,Pb(Co1/3Ta
2/3)O3などの複合ペロブスカイト化合物と、固溶体を
形成する方法、WO3,Fe2O3,Cr2O3などの酸化物を添加す
る方法などにより、アクチュエータ用圧電材料の特性の
改善がなされている。
などで置換する方法、Pb(Ni1/3Nb2/3)O3,Pb(Co1/3Ta
2/3)O3などの複合ペロブスカイト化合物と、固溶体を
形成する方法、WO3,Fe2O3,Cr2O3などの酸化物を添加す
る方法などにより、アクチュエータ用圧電材料の特性の
改善がなされている。
近年、開発が行われた超音波モータなどのように、圧
電アクチュエータ素子を数k〜100kHz程度の共振周波数
で駆動する場合には、共振状態での振幅を大きくし、発
熱を抑制する為に高い機械的品質係数(Qm≧1000)を持
つことが要求される。従来のアクチュエータ用高d定数
材料(いわゆるSoft系材料)を用いた場合、機械的品質
係数(Qm)が低く(数十〜百)、共振点において損失が
大きい為、入力エネルギーが有効に機械的エネルギーに
変換されず、変位が小さくなってしまったり、発熱が激
しくなる。Soft系高d定数材料は、一般にキューリ温度
(Tc)が100℃〜150℃と低いので、発熱がキェーリ点近
傍までに達し、ついには脱分極し、変位を生じなくな
る。
電アクチュエータ素子を数k〜100kHz程度の共振周波数
で駆動する場合には、共振状態での振幅を大きくし、発
熱を抑制する為に高い機械的品質係数(Qm≧1000)を持
つことが要求される。従来のアクチュエータ用高d定数
材料(いわゆるSoft系材料)を用いた場合、機械的品質
係数(Qm)が低く(数十〜百)、共振点において損失が
大きい為、入力エネルギーが有効に機械的エネルギーに
変換されず、変位が小さくなってしまったり、発熱が激
しくなる。Soft系高d定数材料は、一般にキューリ温度
(Tc)が100℃〜150℃と低いので、発熱がキェーリ点近
傍までに達し、ついには脱分極し、変位を生じなくな
る。
また、圧電アクチュエータ素子を非共振状態で数k〜
数十kHzの高い周波数で駆動する場合にも、上述のSoft
系材料は、誘電率 誘電損失(tanδ)がともに大きい ので発熱が激しく、上述の理由により脱分極、所望の変
位が得られない欠点がある。
数十kHzの高い周波数で駆動する場合にも、上述のSoft
系材料は、誘電率 誘電損失(tanδ)がともに大きい ので発熱が激しく、上述の理由により脱分極、所望の変
位が得られない欠点がある。
一方、キューリ温度が高い(Tc>300℃)いわゆるhar
d系材料を用いた場合、誘電率 誘電損失(tanδ)は小さくなるが tanδ0.1〜1%)、圧電歪定数が大きく低下し、例え
ば横方向の圧電歪定数(d31)が50×10-12m/V程度に低
下してしまい、所望の変位を得るには、高い駆動電圧を
必要とし、高価な高電圧、高周波数駆動用アンプが必要
となるといった欠点がある。
d系材料を用いた場合、誘電率 誘電損失(tanδ)は小さくなるが tanδ0.1〜1%)、圧電歪定数が大きく低下し、例え
ば横方向の圧電歪定数(d31)が50×10-12m/V程度に低
下してしまい、所望の変位を得るには、高い駆動電圧を
必要とし、高価な高電圧、高周波数駆動用アンプが必要
となるといった欠点がある。
以上のように、圧電アクチュエータを数k〜100kHzの
高い周波数で駆動する場合、圧電定数が大きく、例えば
横モードの圧電歪定数(d31)が100×10-12m/V以上、誘
電率 及び誘電損失(tanδ)が小さい、例えば ,tanδ0.1〜1%程度であり、高い機械的品質係数(Q
m)、例えばQmが1000以上、の特性を有した材料の開発
が望まれている。
高い周波数で駆動する場合、圧電定数が大きく、例えば
横モードの圧電歪定数(d31)が100×10-12m/V以上、誘
電率 及び誘電損失(tanδ)が小さい、例えば ,tanδ0.1〜1%程度であり、高い機械的品質係数(Q
m)、例えばQmが1000以上、の特性を有した材料の開発
が望まれている。
[課題を解決する為の手段] 本発明者らは上記目的を達成する為に詳細に検討した
結果、特定の組成を有する組成物が、高い圧電歪定数、
低誘電率、低誘電損失、高い機械的品質係数を併せ持つ
ことを見い出し、本発明を完成した。
結果、特定の組成を有する組成物が、高い圧電歪定数、
低誘電率、低誘電損失、高い機械的品質係数を併せ持つ
ことを見い出し、本発明を完成した。
即ち、本発明の要旨は、鉛、ランタン、ジルコニウ
ム、チタン、マグネシウム、亜鉛、ニオブ、マンガン及
び酸素原子よりなるセラミック組成物であって、一般式
(I) Pb(1-x)Lax[(1-Z)(ZryTi(1-y))+ z{(MgaZn(1-a))1/3Nb2/3}](1−x/4)O
3 …(I) (但し、0<x<0.08、0.45<y<0.65、0<a<1、
0<z<0.40)で示される主成分組成に、副成分として
マンガンを二酸化マンガンに(MnO2)換算して主成分に
対して1.5重量%未満含有してなることを特徴とするア
クチェエータ用圧電セラミック組成物に存する。
ム、チタン、マグネシウム、亜鉛、ニオブ、マンガン及
び酸素原子よりなるセラミック組成物であって、一般式
(I) Pb(1-x)Lax[(1-Z)(ZryTi(1-y))+ z{(MgaZn(1-a))1/3Nb2/3}](1−x/4)O
3 …(I) (但し、0<x<0.08、0.45<y<0.65、0<a<1、
0<z<0.40)で示される主成分組成に、副成分として
マンガンを二酸化マンガンに(MnO2)換算して主成分に
対して1.5重量%未満含有してなることを特徴とするア
クチェエータ用圧電セラミック組成物に存する。
以下本発明を詳細に説明する。
本発明の圧電セラミック組成物は高いキューリ温度
(Tc)、高い圧電歪定数及び高い機械的品質係数を持
ち、特に上記一般式(I)においてx=0.02、y=0.5
0、z=0.10、a=0.7、MnO2量0.5重量%(実施例
1)、x=0.03、y=0.50、z=0.10、a=0.5、MnO2
量0.5重量%(実施例3)、 x=0.03、y=0.51、z
=0.16、a=0.5、MnO2量0.4重量%(実施例5)、x=
0.04、y=0.52、z=0.10、a=0.7、MnO2量0.5重量%
(実施例6)の組成のものは、キューリ温度(Tc)が25
0℃以上であり、横モードの圧電歪定数(d31)が100×1
0-12m/Vを超え、且つ機械的品質係数Qmが1000以上と大
きく、超音波モータなどの共振を利用した高周波駆動用
材料として非常に好適である。
(Tc)、高い圧電歪定数及び高い機械的品質係数を持
ち、特に上記一般式(I)においてx=0.02、y=0.5
0、z=0.10、a=0.7、MnO2量0.5重量%(実施例
1)、x=0.03、y=0.50、z=0.10、a=0.5、MnO2
量0.5重量%(実施例3)、 x=0.03、y=0.51、z
=0.16、a=0.5、MnO2量0.4重量%(実施例5)、x=
0.04、y=0.52、z=0.10、a=0.7、MnO2量0.5重量%
(実施例6)の組成のものは、キューリ温度(Tc)が25
0℃以上であり、横モードの圧電歪定数(d31)が100×1
0-12m/Vを超え、且つ機械的品質係数Qmが1000以上と大
きく、超音波モータなどの共振を利用した高周波駆動用
材料として非常に好適である。
また一般式(I)においてx=0.02、y=0.48、z=
0.28、a=0.7、MnO2量0.15重量%(実施例2)、x=
0.03、y=0.50、z=0.16、a=0.5、MnO2量0.15重量
%(実施例4)、x=0.04、y=0.52、z=0.16、a=
0.5、MnO2量0.15重量%(実施例7)の組成のものは、
キューリ温度(Tc)が200℃以上であり、且つ横モード
の圧電歪定数(d31)が200×10-12m/Vを超える。さら
に、横モードの圧電歪定数(d31)が200×10-12m/Vを超
えるような組成物の場合は通常誘電損失(tanδ)は2
〜3%と大きいが(比較例1〜3)、本発明実施例2,4
及び7のものは誘電損失(tanδ)は0.3〜0.5%と1/4〜
1/10に低減されており、高周波駆動アクチュエータ材料
として好適である。
0.28、a=0.7、MnO2量0.15重量%(実施例2)、x=
0.03、y=0.50、z=0.16、a=0.5、MnO2量0.15重量
%(実施例4)、x=0.04、y=0.52、z=0.16、a=
0.5、MnO2量0.15重量%(実施例7)の組成のものは、
キューリ温度(Tc)が200℃以上であり、且つ横モード
の圧電歪定数(d31)が200×10-12m/Vを超える。さら
に、横モードの圧電歪定数(d31)が200×10-12m/Vを超
えるような組成物の場合は通常誘電損失(tanδ)は2
〜3%と大きいが(比較例1〜3)、本発明実施例2,4
及び7のものは誘電損失(tanδ)は0.3〜0.5%と1/4〜
1/10に低減されており、高周波駆動アクチュエータ材料
として好適である。
特に、一般式(I)においてx=0.06、y=0.57、z
=0.10、a=0.7、MnO2量0.10重量%(実施例8)の組
成のものは、横モードの圧電歪定数(d31)が300×10
-12m/V以上、誘電率が約4000程度であり、比較例2と同
程度であるにもかかわらず、誘電損失(tanδ)は0.6%
と比較例2と比べて1/4に低減されており、高周波駆動
アクチェエータ材料として極めて好適である。
=0.10、a=0.7、MnO2量0.10重量%(実施例8)の組
成のものは、横モードの圧電歪定数(d31)が300×10
-12m/V以上、誘電率が約4000程度であり、比較例2と同
程度であるにもかかわらず、誘電損失(tanδ)は0.6%
と比較例2と比べて1/4に低減されており、高周波駆動
アクチェエータ材料として極めて好適である。
なお、一般式(I)においてxが0.08以上のものは、
キューリ温度(Tc)が150℃以下になってしまい、素子
の使用温度の上限が70℃程度となり、実用材料として適
さず、横モードの圧電歪定数(d31)も共振−反共振法
では検出できない程度に小さく、アクチュエータ用材料
としては適さない(比較例6)。
キューリ温度(Tc)が150℃以下になってしまい、素子
の使用温度の上限が70℃程度となり、実用材料として適
さず、横モードの圧電歪定数(d31)も共振−反共振法
では検出できない程度に小さく、アクチュエータ用材料
としては適さない(比較例6)。
また、一般式(I)においてyが0.45以下のもの及び
0.65以上のものは、ペロブスカイト結晶の相境界より大
きくZr/Ti組成比がずれる為、横モードの圧電歪定数(d
31)が低下してしまう。
0.65以上のものは、ペロブスカイト結晶の相境界より大
きくZr/Ti組成比がずれる為、横モードの圧電歪定数(d
31)が低下してしまう。
一般式(I)においてzが0.40以上のもの(比較例
4)は、ペロブスカイト相の他にパイロクロア相が焼結
体中に混在するようになり、横モードの圧電歪定数(d
31)が低下してしまい好ましくない。
4)は、ペロブスカイト相の他にパイロクロア相が焼結
体中に混在するようになり、横モードの圧電歪定数(d
31)が低下してしまい好ましくない。
また、Mn量がMnO2に換算して1.5重量%以上の(比較
例5)場合には、焼結時に異常粒成長が発生し、焼結密
度が低下し、分極時絶緑破壊が生じる為好ましくない。
例5)場合には、焼結時に異常粒成長が発生し、焼結密
度が低下し、分極時絶緑破壊が生じる為好ましくない。
本発明の圧電セラミック組成物は、例えば、粉末の酸
化物原料を所定の配合組成になるように秤量し、ボール
ミル等で湿式混合、仮焼した後、粉砕、1100℃〜1300℃
で焼結することによって得られる。
化物原料を所定の配合組成になるように秤量し、ボール
ミル等で湿式混合、仮焼した後、粉砕、1100℃〜1300℃
で焼結することによって得られる。
[実施例] 以下に実施例を挙げて本発明を具体的に説明するが、
本発明はその要旨を越えない限り、実施例により限定さ
れるものではない。
本発明はその要旨を越えない限り、実施例により限定さ
れるものではない。
実施例1〜13及び比較例1〜6 純度99.9%以上の高純度酸化物原料であるPbO,La2O3,
ZrO2,TiO2,MgO,ZnO,Nb2O5を第1表に示した所定の量比
に秤量し、さらに該主成分に対してMnO2を第1表に示し
た量秤量した。
ZrO2,TiO2,MgO,ZnO,Nb2O5を第1表に示した所定の量比
に秤量し、さらに該主成分に対してMnO2を第1表に示し
た量秤量した。
ここで一般式(I)における、x,y,z,aの値を第1表
に示す。これらの原料をボールミルを用いて24時間湿式
混合を行った。乾燥、成型処理後、900℃で2時間仮焼
し、その後乳鉢粉砕した後、ボールミルで再度24時間湿
式粉砕した。得られた粉体をラバープレス法により静水
圧成型した後、鉛雰囲気中で1200℃で焼成した。その後
得られた焼結体をスライシングマシン用いて、円板状及
び棒状に加工した後、銀ペーストをスクリーン印刷し、
550℃でで電極焼付けを行った。分極処理は、温度80〜1
10℃のシリコンオイル中で、電界強度2.0〜4.0kV/mm、
時間5〜20分で行い、1日経過後、ベクトルインピーダ
ンスアナライザーを用いて、共振−反共振法により、1k
Hzでの誘電率 1kHzでの誘電損失(tanδ)、機械的品質係数(Qm)、
横モードの電気機械結合係数(K31)、弾性コンプライ
アンス(▲SE 11▼)及び横モードの圧電歪定数(d31)
の圧電諸物性を測定した。また、キューリ温度(Tc)は
比誘電率の温度特性を測定し、比誘電率の極大より求め
た。測定結果を第1表に示す。
に示す。これらの原料をボールミルを用いて24時間湿式
混合を行った。乾燥、成型処理後、900℃で2時間仮焼
し、その後乳鉢粉砕した後、ボールミルで再度24時間湿
式粉砕した。得られた粉体をラバープレス法により静水
圧成型した後、鉛雰囲気中で1200℃で焼成した。その後
得られた焼結体をスライシングマシン用いて、円板状及
び棒状に加工した後、銀ペーストをスクリーン印刷し、
550℃でで電極焼付けを行った。分極処理は、温度80〜1
10℃のシリコンオイル中で、電界強度2.0〜4.0kV/mm、
時間5〜20分で行い、1日経過後、ベクトルインピーダ
ンスアナライザーを用いて、共振−反共振法により、1k
Hzでの誘電率 1kHzでの誘電損失(tanδ)、機械的品質係数(Qm)、
横モードの電気機械結合係数(K31)、弾性コンプライ
アンス(▲SE 11▼)及び横モードの圧電歪定数(d31)
の圧電諸物性を測定した。また、キューリ温度(Tc)は
比誘電率の温度特性を測定し、比誘電率の極大より求め
た。測定結果を第1表に示す。
[発明の効果] 本発明で得られる圧電セラミック組成物は、高い電気
機械結合係数、高い圧電歪定数、低誘電率、低誘電損
失、高い機械的品質係数及び高いキューリ温度を併せ持
っており、数k〜100kHzの高周波用圧電アクチュエータ
用材料として特に優れており、本発明の産業利用上への
寄与は極めて大きい。
機械結合係数、高い圧電歪定数、低誘電率、低誘電損
失、高い機械的品質係数及び高いキューリ温度を併せ持
っており、数k〜100kHzの高周波用圧電アクチュエータ
用材料として特に優れており、本発明の産業利用上への
寄与は極めて大きい。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) C04B 35/49 H01L 41/18
Claims (1)
- 【請求項1】鉛、ランタン、ジルコニウム、チタン、マ
グネシウム、亜鉛、ニオブ、マンガン及び酸素原子より
なるセラミック組成物であって、一般式 Pb(1-x)Lax[(1-Z)(ZryTi(1-y))+ z{(MgaZn(1-a))1/3Nb2/3}](1−x/4)O3 (但し、0<x<0.08、0.45<y<0.65、0<a<1、
0<z<0.40)で示される主成分組成に、副成分として
マンガンを二酸化マンガンに換算して主成分に対して1.
5重量%未満含有してなることを特徴とするアクチェエ
ータ用圧電セラミック組成物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1241150A JP2811801B2 (ja) | 1989-09-18 | 1989-09-18 | アクチュエータ用圧電セラミック組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1241150A JP2811801B2 (ja) | 1989-09-18 | 1989-09-18 | アクチュエータ用圧電セラミック組成物 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03104180A JPH03104180A (ja) | 1991-05-01 |
JP2811801B2 true JP2811801B2 (ja) | 1998-10-15 |
Family
ID=17070010
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1241150A Expired - Fee Related JP2811801B2 (ja) | 1989-09-18 | 1989-09-18 | アクチュエータ用圧電セラミック組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2811801B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE4309654C2 (de) * | 1993-03-25 | 1995-04-13 | Pohl Gmbh & Co Kg | Ringförmige Dichtung |
US5378382A (en) * | 1993-12-09 | 1995-01-03 | Mitsubishi Kasei Corporation | Piezoelectric ceramic composition for actuator |
-
1989
- 1989-09-18 JP JP1241150A patent/JP2811801B2/ja not_active Expired - Fee Related
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---|---|
JPH03104180A (ja) | 1991-05-01 |
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Legal Events
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---|---|---|---|
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