JPH08150703A - 生産機械の稼働計画自動立案装置 - Google Patents

生産機械の稼働計画自動立案装置

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JPH08150703A
JPH08150703A JP29609894A JP29609894A JPH08150703A JP H08150703 A JPH08150703 A JP H08150703A JP 29609894 A JP29609894 A JP 29609894A JP 29609894 A JP29609894 A JP 29609894A JP H08150703 A JPH08150703 A JP H08150703A
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JP29609894A
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Hiroshi Ifuku
洋 伊福
Toshio Ishikawa
敏夫 石川
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Dai Nippon Printing Co Ltd
Original Assignee
Dai Nippon Printing Co Ltd
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Publication date
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  • Inking, Control Or Cleaning Of Printing Machines (AREA)
  • Multi-Process Working Machines And Systems (AREA)
  • General Factory Administration (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 特別な経験が無い者でも、複数の生産機械に
対する稼働計画を容易に立案することを可能とする。 【構成】 印刷機械の稼働計画自動立案装置であって、
処理対象の品目及び該品目を処理する上で考慮すべき属
性が格納されている割当品目ファイル12、品目DB1
4と、各印刷機械に関する属性が格納されている印刷機
DB16と、制約条件の強い属性を持つ品目から優先的
に割当順序を決定する割当順序決定部10Aと、割当順
序に従って1つずつ品目を選択し、該品目の処理に要す
る計画領域に占める実効的長さを算出すると共に、該品
目に対する制約条件を満足し且つ算出された上記実効的
長さを許容範囲内で充たす計画領域上の空領域を探索
し、それを割当候補領域として選択する割当候補領域選
択部10Bと、割当候補領域が複数存在する場合に、予
め作成してある評価ルールを用いて各割当候補領域を評
価する割当候補領域評価部10Cと、最適評価を受けた
割当候補領域に選択された上記品目の処理予定を割り当
てる割当部10Dと、を備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、生産機械の稼働計画自
動立案装置、特に経験がない者でも複数の生産機械に対
して品目の処理予定を割り当てて稼働計画を立案する作
業を容易に行うことができる生産機械の稼働計画自動立
案装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、納期が指定された複数の仕事を
請け負う場合、各仕事間の処理順序を示す生産機械の稼
働計画を立案する必要がある。通常は、受注した仕事の
処理内容、処理量、納期を考慮して稼働計画の立案が行
われる。例えば、印刷物を生産する機械を例にとれば、
通常、雑誌Aの1つの折を印刷するための仕事、雑誌B
の1つの折を印刷するための仕事、・・・のように折
(品目)を単位として複数の仕事が与えられることにな
る。この場合、各仕事についての処理内容は、例えば、
A4判の4色刷とか、B5判の2色刷といった内容が与
えられる。
【0003】このように折を単位として印刷計画(稼働
計画)を立案する場合、従来は一般に、納期を充たす範
囲で効率が良くなるように、例えば同じ色数、同じ判の
仕事が連続するように入替えを行ったり、過去に同種の
折を割り当てたことのある印刷機をデータとして保存し
ておき、計画立案時にその印刷機に仕事を割り当てたり
する方法が採用されている。
【0004】上記のような印刷計画の立案は、熟練した
技術を持つ者(計画立案の専門家)が、印刷する部数、
色数、A4又はB5等の判別、ページ数のように印刷す
る折に関する基本的な情報を初めとして、出版社(得意
先)の要求品質(品目に関する属性)、印刷機の能力や
設置場所(生産機械に関する属性)を考慮し、時には現
在の流行等も考慮しながら計画を立案しているのが実状
である。この計画立案は生産の要とも言うべき重要な仕
事であるが、難しくて負荷が高い仕事であるため、後継
者が育ち難い状況にある。
【0005】そこで、上記のような計画立案作業の負荷
低減のために、生産計画の自動立案を行う技術が各種提
案されている。
【0006】例えば、特開平5−12305は、処理す
べき仕事に関して、処理内容、処理量、納期の3つの情
報を特定して入力する受注手段により入力された第1グ
ループの仕事と、現時点での稼働予定を格納する稼働予
定格納手段に格納された稼働予定に組まれている第2グ
ループの仕事と、の納期を比較し、前者の中に後者の納
期よりも早い納期を持った仕事が含まれているか否かを
判定し、判定結果に基づいて仕事の順番を入れ替える機
能とを備えた生産機械の稼働予定立案装置が開示されて
いる。
【0007】上記公報に開示されている自動立案技術を
初めとして、従来の技術としては印刷機の基本性能と、
印刷すべき品目の、例えば印刷枚数、下版時刻(印刷用
原図の入手時刻)、製本開始時刻、ページ数、印刷色
数、判別等の基本的な情報との組合せから判断して最適
と思われる計画を立てるものが多い。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
生産計画の自動立案技術のように、印刷機械の基本性能
と品目の基本的情報だけに基づいて生産計画を自動立案
しても、熟練者が立案する計画に比較して、必ずしも最
適な計画を得ることができないため、自動生成した計画
に大幅に手を入れなければならないことが多いという問
題があった。
【0009】本発明は、前記従来の問題点を解決するべ
くなされたもので、特別な経験がない者でも、複数の生
産機械に対する稼働計画を容易に立案することができる
生産機械の稼働計画自動立案装置を提供することを課題
とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、処理対象の複
数の品目を、複数の生産機械を動作させて順次処理する
際に適用する、生産機械毎に品目の処理予定を時間軸上
に割り当てて作成する稼働計画を自動的に立案する生産
機械の稼働計画自動立案装置であって、処理対象の品目
及び該品目を処理する上で考慮すべき属性が格納されて
いる品目情報格納手段と、各生産機械に関する属性が格
納されている機械情報格納手段と、制約条件の強い属性
を持つ品目から優先的に割当順序を決定する割当順序決
定手段と、決定された割当順序に従って1つずつ品目を
選択し、該品目の処理に要する計画領域に占める実効的
長さを算出すると共に、該品目に対する制約条件を満足
し且つ算出された上記実効的長さを許容範囲内で充たす
計画領域上の空領域を探索し、それを割当候補領域とし
て選択する割当候補領域選択手段と、選択された割当候
補領域が複数存在する場合に、予め作成してある評価ル
ールを用いて各割当候補領域を評価する割当候補領域評
価手段と、最適評価を受けた割当候補領域に選択された
上記品目の処理予定を割り当てる割当手段と、を備えた
構成とすることにより、前記課題を解決したものであ
る。
【0011】本発明は、又、上記稼働計画自動立案装置
において、割当手段で各品目の処理予定を割当候補領域
に割り当てた結果をガントチャートとしてディスプレイ
上に表示する表示手段と、ディスプレイ上に表示された
稼働計画の品質を評価する指標となる数値を計算する評
価指標計算手段と、上記評価指標を参考にしてディスプ
レイ上に表示されている割当結果を評価した結果、不適
当と判定した品目又は割当候補領域を選択できなかった
品目についての処理予定を手動で変更又は割り当てる手
動割当手段と、を備えているものである。
【0012】本発明は、更に、上記稼働計画自動立案装
置において、生産機械が印刷機である場合には、割当手
段が、最適評価を受けた割当候補領域に品目の処理予定
を割り当てる方法を複数有し、その中から品目に応じて
最適な割当方法を選択する機能を有しているものであ
る。
【0013】
【作用】本発明者等は、熟練者が持っている知識と経験
及び実際に行う立案手順を計画立案に反映させることが
有効であると考え、本発明を完成するに至った。
【0014】以下、本発明を、複数の印刷機(生産機
械)に対する印刷計画(稼働計画)を立案する場合を具
体例として説明する。まず、割当順序決定部10Aにお
いて、熟練者が通常割り当てる順序を基本にして、処理
する上で制約条件の強い順に品目を並べた割当順序リス
トを作り、割当候補領域選択部10Bにおいて、そのリ
ストの順序に従って品目を1つ選択し、その品目の処理
予定が計画領域上で占める実効的な長さを計算し、該品
目の基本的情報(属性)と印刷機の属性から該品目に割
り当てることが可能な計画上の領域である割当候補領域
をある許容範囲内(例えば、ある品目の印刷枚数は10
万枚だが8万枚の印刷可能領域をも候補として容認する
等)で探索し、それが複数存在する場合には、評価ルー
ルを適用して、各割当候補領域に対し、例えば重み付け
(点数付け)を行った後、その品目にとって一番点数の
高い領域を選択し、この領域に対して該品目の処理予定
を割り当てる。このようにすることにより、印刷計画の
自動立案が可能となる。
【0015】その際、請求項3のように、割当方法とし
て複数用意し、その中で割当対象品目にとって最適と考
えられる方法を選択して割り当てることができる。
【0016】又、請求項2の発明の場合は、割当結果
(割当状況)をディスプレイ上にガントチャートとして
表示すると共に、その結果について評価の指標となる印
刷負荷、印版製造負荷、4色機による1色印刷の量等の
各種評価指標を計算し、表示することにより、計画立案
状況を把握することができ、割当結果が不満であるとオ
ペレータが判断したり、割当候補領域がみつからず、割
当に失敗したとき等には、オペレータがディスプレイ上
のガントチャートを手動で操作することによって計画
を、例えば一度割り当てた領域からより好適な割当候補
領域に修正することができるため、計画立案にオペレー
タの意思をフィードバックさせることが可能となる。そ
の結果、オペレータの考えを計画立案に反映させること
が可能となり、精度の良い計画立案が可能となる。
【0017】
【実施例】以下、図面を参照して、本発明の実施例を詳
細に説明する。
【0018】図1は、本発明に係る一実施例の印刷機の
稼働計画自動立案装置の概略を示すシステム構成図であ
る。
【0019】本実施例の稼働計画自動立案装置は、処理
対象の複数の品目を、複数の印刷機械を動作させて順次
処理する際に適用する、印刷機械毎に品目の処理予定を
割り当てた稼働計画を自動的に立案する装置である。
【0020】この稼働計画立案装置は、後に詳述する稼
働計画を自動立案する機能を有する計画立案実行部10
と、該実行部10に稼働計画を自動立案するために必要
なデータを供給する割当品目ファイル(品目情報格納手
段)12、品目データベース(品目情報格納手段)1
4、印刷機データベース(機械情報格納手段)16及び
評価ルールデータベース18と、上記計画立案実行部1
0で立案した結果等を表示し、必要に応じてそれを手動
修正するための計画表示・手動修正装置20と、上記計
画立案実行部10で立案した結果を保存する立案結果フ
ァイル22と、その結果を紙等に印刷する結果印刷装置
24とを備えている。
【0021】上記割当品目ファイル12には、新しく立
案する計画に割り当てる対象の品目と、その割当に最低
限必要な基本属性(例えば、雑誌の具体的名称等の品
名、印刷枚数、下版時刻、製本開始時刻、印刷色数、ペ
ージ数、A4、B5等の判別)が格納されている。
【0022】上記品目データベース14には、割り当て
る対象品目の全属性の典型的な属性値が格納されてい
る。上記基本属性以外の属性としては、例えば、品種
(週刊誌、月刊誌等)、発売日、得意先名、製本仕様、
立会い(得意先のサンプリング)、高品質要求、割当実
績のある機械名、使用インキの種類等があり、計画立案
にはこれらの属性も考慮される。
【0023】上記印刷機データベース16は、印刷機の
属性が格納されている。この属性の例としては、機械
名、工場、印刷可能色数、処理能力、印刷可能判別、ペ
ージ数、印刷品質等がある。
【0024】上記評価ルールデータベース18には、後
述する計画立案時に計画領域上で割り当てられた候補領
域を評価する際に考慮すべき項目が点数付けされたルー
ル形式で記述され、格納されている。この評価ルールの
内容の例を以下に示す。
【0025】(1)印刷所から製本所への運賃を少なく
するために、印刷場所と製本場所が同じである方がよい
(評価点2)。 (2)4色機による1色又は2色の品目の印刷は好まし
くないため、品目と機械の色数が合っている方がよい
(評価点10)。 (3)2色機では1色の品目を刷ってもかまわない(評
価点1)。 (4)印刷準備時間短縮のため同じ品目、又同じ判を続
けるようにする(評価点1)。 (5)割当実績がある印刷機に優先的に割り当てる(評
価点3)。 (6)月刊誌又は隔月誌で小ロットの品目は製本日の前
日又は配本日の前々日に印刷する(評価点3)。 (7)速報性のある品目は日にちを下げて印刷する(評
価点1)。 (8)加工がある品目は、通常より1日程度早く印刷す
る(評価点1)。 (9)立会い(得意先によるサンプリング)のある品目
は昼間に印刷する(評価点1)。 (10)高品質を要求される品目は高品質の出る機械で
印刷する(評価点1)。
【0026】前記計画立案実行部10は、割当品目ファ
イル12から入力された割当対象品目に対して、その基
本属性及び品目データベース14から入力された基本属
性以外の属性等に基づいて割当順序を決定する割当順序
決定部10Aと、該決定部10Aで決定された割当順序
に従って選択した品目の処理に要する計画領域に占める
実効的長さ(後述する実効枚数)を算出すると共に、印
刷機データベース16から入力された情報等を参照して
計画領域上の空領域を探索し、それを割当候補領域とし
て選択する割当候補領域選択部10Bと、選択された割
当候補領域が複数存在する場合に、評価ルールデータベ
ース18から入力される評価ルールを用いて各割当候補
領域を評価する割当候補領域評価部10Cと、対象の上
記品目の処理予定を割り当てる割当部10Dとにより構
成されている。
【0027】前記計画立案実行部10について更に詳述
する。割当順序決定部10Aは、全ての割当対象品目を
割り当てる順序に並べる。その際、制約条件のきつい物
から順に並べるが、この制約条件は、熟練者が行うよう
に特別品目を最強とし、その後は発行間隔の短い物から
順に週刊誌、隔週刊誌、月刊誌、臨時誌の順番に弱くな
ることを基本としている。ここで特別品目とは、特殊な
インクを使用したり、印刷に使用する印刷機が限定され
たりしている等のように、特に制約が強いと考えられる
品目であり、これを週刊誌、隔週刊誌、月刊誌、臨時誌
の品目の中から選び出し、特別な制約の無い週刊誌の折
より早く割当を行う。
【0028】割当候補領域選択部10Bは、上記割当順
序決定部10Aにより決定された順序に従って1品目を
割当対象品目として選択し、その品目の属性である実効
枚数(実効的長さ)を計算し、設定する。これは印刷業
における独特の考え方であり、例えば同じ10万枚を印
刷する品目AとBがあり、これらを処理速度50万枚/
日の同じ処理能力の印刷機で印刷するとしても、品目A
にかかる時間と品目Bにかかる時間は同じにならない場
合がある。即ち、仮に品目Aが高品質を要求され、品目
Bは要求されないとすると、品目Aの方が品目Bより印
刷時間が多くかかるのが一般的である。つまり、品目の
持つ属性によって処理時間が変わってくる。そこで、時
間の代わりにこれらの属性を考慮した上での印刷枚数を
実効枚数(処理予定の長さ)として計画領域上に設定す
るようにしている。例えば、品目Aの印刷枚数は10万
枚だが高品質を要求されるので12万実効枚数と考えた
り、品目Bの印刷枚数は10万枚だが刷り易い用紙を使
用しているので8万実効枚数と考える、等の方法をと
る。他にも印刷準備時間を含めて実効枚数を設定する方
法を採用する等、この実効枚数設定には様々な方法が考
えられる。
【0029】上記のようにして割当対象品目の実効枚数
が決定された後、該実効枚数を割当可能な空の領域が、
複数の印刷機について作成されている計画領域上にある
か否かの探索を行う。この探索は、割当対象品目の色
数、ページ数、判別等の基本属性による制約を充たす印
刷機で、割当対象品目の印刷開始上限と印刷終了下限を
設定し、その上限と下限の間にあって割当対象品目の許
容実効枚数を処理する時間以上連続して空いている(他
の品目に占有されていない)領域を捜すことを言う。印
刷開始上限と印刷終了下限を設定する方法としては、例
えば印刷開始上限は下版時刻に刷版製造にかかる時間を
加えた時刻にしたり、印刷終了下限は製本開始時刻に、
割当対象品目の実効枚数を処理するにかかる時間を加え
た時刻にする等の方法を挙げることができる。
【0030】又、ここでは、上記探索の際の許容実効枚
数を、その品目の持つ実効枚数の、例えば80%に設定
することができる。このように許容実効枚数を導入し、
これ以上の長さの領域を探索することは、品目の実効枚
数より領域の長さが多少短くとも、実操業時に、例えば
試し刷を短くする等の適切な調整を行うことを前提に、
計画上の位置として適当ならば割り当てるという柔軟な
割当方法を採用している。このようにして上記割当候補
領域選択部10Bにより割当対象品目に対する割当可能
な空領域が割当候補領域として1つ又は複数選択され
る。
【0031】割当候補領域評価部10Cは、上記選択部
10Bによる探索で複数の割当可能領域が選択された場
合、品目データベース14、印刷機データベース16及
び評価ルールデータベース18からそれぞれ入力される
割当対象品目に関する属性、印刷機に関する属性及び評
価ルールの内容等を考慮して、選択された複数の割当可
能領域に対してそれぞれ点数付けを行い、評価の合計点
が一番高い領域を該品目の処理予定を割り当てる領域と
して選択する。
【0032】ここで行う領域に対する点数付けは、前記
(1)〜(10)に例示した評価ルールに合致した領域
に評価ルールの持つ重み(評価点)を設定して行う。そ
の際、前記の如く、割当実績がある印刷機に優先的に割
り当てるという重要なルールには重みを大きく与え、2
色機では1色の品目を刷っても構わないという比較的重
要度が低いルールには重みを少なくする、等のようにル
ールの持つ重みに差を付けることにより、割当候補領域
の評価を適切に行うことを可能にしている。
【0033】割当部10Dは、上記割当候補領域評価部
10Cで対象品目について選択された計画領域上の1つ
の割当可能領域に対して、該品目に対する処理予定の割
当を行う。その際、例えば速報性のある品目は製本開始
の1日前に印刷するより、製本開始の直前に印刷を開始
し製本と印刷を並行してやる方が好ましい場合もある等
の理由により、割当方法を複数種類用意しておき、対象
品目にとって最も適切と思われる割当方法を選択する。
【0034】上記割当方法としては、図2〜図5にそれ
ぞれ示すような4つの割当方法を挙げることができる。
上記各図には、対象品目の処理予定を斜線で表示してあ
る。
【0035】(割当方法A)割当方法Aは印刷をできる
だけ遅く開始したいときに行う方法で、速報性のある品
目等を割り当てるときにこの方法を使う。基本は製本開
始時刻より実効枚数で表わした処理予定の長さの20%
の長さだけ早い位置を印刷開始とする(図2)。
【0036】(割当方法B)週刊誌のように熟練者の割
当パターンが決まっている品目の中には何日に印刷する
か決まっている場合がある。そのような場合、熟練者が
指定したパターン通りの日時に印刷するのが望ましい。
基本は熟練者が指定した日(属性として記述されてい
る)の、例えばAM8時以降の領域において前詰めとす
るが、時刻まで指定された場合は処理予定の先頭をその
時刻に合わせるようにする(図3)。
【0037】(割当方法C)月刊誌で小部数の比較的計
画立案には重要でない品目は製本日の前日に入れること
がある。基本は製本日前日の、例えばAM8時以降の領
域において前詰めとする(図4)。
【0038】(割当方法D)上記3つの割当方法のいず
れも適用できなかった場合、この割当方法が適用される
ことになる。基本は製本開始時刻に印刷が食い込まない
範囲での後詰めとする。処理予定の後尾を製本開始時刻
に合わせられなければ後尾ができるだけ製本開始時刻に
近くなるような割当方をする(図5)。
【0039】本実施例による印刷計画の立案の手順を、
図6〜図10を用いて具体的に説明する。
【0040】今、図6(A)に示すような種類、実効枚
数(横方向長さで示す)の品目の処理予定を、同図
(B)に示すような計画領域に割り当てる場合を考える
と、右斜線部の領域は他の品目で既に占有されているた
め割当ができない。又、図7に示した左斜線部の領域は
印刷開始上限と印刷終了下限の外側にあるため、又、図
8に示した横線部は印刷機Aの場合は基本属性としての
4色、32p、A4を充たしていないため、印刷機Cの
場合は許容実効枚数より短いため、いずれも図6(A)
のジョブを割り当てることができない。
【0041】従って、前記割当候補領域選択部10Bに
より上記ジョブを割り当てることができる空領域は図9
に示したA、B、Cの白抜きの領域となる。そこで、割
当候補領域評価部10Cにより前記評価ルールを適用し
て上記割当候補領域A、B、Cに優劣をつける。例え
ば、製本場所がXなのでA、Bの方をCより高く評価
し、仮に下限ぎりぎりよりは早く刷った方がよいという
ルールがあればAの方をBより高く評価する。このよう
にAを最適な割当候補領域と決定した後、上記品目につ
いて最も最適な割当方法を選択し割当てる。この場合品
目の印刷実効枚数より領域の長さが短かいが許容実効枚
数以上であるので、該品目の実効枚数を領域の長さに合
せて割り当てる。このように上記品目がAの領域に割り
当てられると、ディスプレイ上にガントチャートとして
図10に示した稼働計画が表示される。
【0042】このように、稼働計画立案装置により自動
計画立案を行っている最中の上記図10に示したような
様子が画面表示・手動修正装置20のディスプレイ上に
ガントチャートとして表示される。又、この画面表示・
手動修正装置20は、印刷負荷や刷版製造負荷等の各種
評価指標を計算し、提示する機能をも有し、又、その手
動修正機能により自動で割り当てられた位置が不満であ
ったり、割当候補領域がなく割り当てることができなか
った品目に対して、オペレータが手動で割当変更するこ
とが可能となっており、これによりオペレータの意思を
計画立案にフィードバックさせることができるようにな
っている。
【0043】上述した如く上記計画立案実行部10によ
り自動立案された結果は、立案結果ファイル22に保存
されると共に、結果印刷装置24により立案結果がガン
トチャートとして紙に印刷・出力される。
【0044】以上説明したように、本実施例によれば、
印刷計画の立案を行う場合に、熟練者のように十分な経
験と知識がないオペレータでも、高品質な計画立案が実
現でき、しかも画面表示された計画立案状況を常時把握
できると共に、手動修正機能により熟練者の意見を計画
立案に反映させることができる。
【0045】以上本発明について具体的に説明したが、
本発明は、前記実施例に示したものに限られるものでな
く、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能である。
【0046】例えば、本発明の稼働計画自動立案装置
は、印刷計画に適用するものに限定されず、同種の作業
を複数の機械で実行する際の稼働計画を立案する場合に
は特に制限なく適用することができる。
【0047】
【発明の効果】以上説明したとおり、請求項1の発明に
よれば、特別な経験がない者でも、複数の生産機械に対
する稼働計画を容易に立案することができる。
【0048】請求項2の発明によれば、自動立案された
稼働計画に対して、熟練者の意見を反映させることがで
きる。
【0049】請求項3の発明によれば、印刷計画の自動
立案を精度良く行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る一実施例の稼働計画自動立案装置
を示す概略構成図
【図2】割当方法Aを示す説明図
【図3】割当方法Bを示す説明図
【図4】割当方法Cを示す説明図
【図5】割当方法Dを示す説明図
【図6】実施例による印刷計画の立案の過程を示す説明
【図7】実施例による印刷計画の立案の過程を示す他の
説明図
【図8】実施例による印刷計画の立案の過程を示す更に
他の説明図
【図9】実施例による印刷計画の立案の過程を示す更に
他の説明図
【図10】実施例による印刷計画の立案の過程を示す更
に他の説明図
【符号の説明】
10…計画立案実行部 10A…割当順序決定部 10B…割当候補領域選択部 10C…割当候補領域評価部 10D…割当部 12…割当品目ファイル 14…品目データベース 16…印刷機データベース 18…評価ルールデータベース 20…画面表示・手動修正装置 22…立案結果フィイル 24…結果印刷装置

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】処理対象の複数の品目を、複数の生産機械
    を動作させて順次処理する際に適用する、生産機械毎に
    品目の処理予定を時間軸上に割り当てて作成する稼働計
    画を自動的に立案する生産機械の稼働計画自動立案装置
    であって、 処理対象の品目及び該品目を処理する上で考慮すべき属
    性が格納されている品目情報格納手段と、 各生産機械に関する属性が格納されている機械情報格納
    手段と、 制約条件の強い属性を持つ品目から優先的に割当順序を
    決定する割当順序決定手段と、 決定された割当順序に従って1つずつ品目を選択し、該
    品目の処理に要する計画領域に占める実効的長さを算出
    すると共に、該品目に対する制約条件を満足し且つ算出
    された上記実効的長さを許容範囲内で充たす計画領域上
    の空領域を探索し、それを割当候補領域として選択する
    割当候補領域選択手段と、 選択された割当候補領域が複数存在する場合に、予め作
    成してある評価ルールを用いて各割当候補領域を評価す
    る割当候補領域評価手段と、 最適評価を受けた割当候補領域に選択された上記品目の
    処理予定を割り当てる割当手段と、を備えていることを
    特徴とする生産機械の稼働計画自動立案装置。
  2. 【請求項2】請求項1において、 割当手段で各品目の処理予定を割当候補領域に割り当て
    た結果をガントチャートとしてディスプレイ上に表示す
    る表示手段と、 ディスプレイ上に表示された稼働計画の品質を評価する
    指標となる数値を計算する評価指標計算手段と、 上記評価指標を参考にしてディスプレイ上に表示されて
    いる割当結果を評価した結果、不適当と判定した品目又
    は割当候補領域を選択できなかった品目についての処理
    予定を手動で変更又は割り当てる手動割当手段と、を備
    えていることを特徴とする生産機械の稼働計画自動立案
    装置。
  3. 【請求項3】請求項1において、 生産機械が印刷機である場合には、割当手段が、最適評
    価を受けた割当候補領域に品目の処理予定を割り当てる
    方法を複数有し、その中から品目に応じて最適な割当方
    法を選択する機能を有していることを特徴とする生産機
    械の稼働計画自動立案装置。
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