JPH06149850A - 製品素材と注文の引当方法およびシステム - Google Patents

製品素材と注文の引当方法およびシステム

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JPH06149850A
JPH06149850A JP32115992A JP32115992A JPH06149850A JP H06149850 A JPH06149850 A JP H06149850A JP 32115992 A JP32115992 A JP 32115992A JP 32115992 A JP32115992 A JP 32115992A JP H06149850 A JPH06149850 A JP H06149850A
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JP32115992A
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Tomohiro Sato
智宏 佐藤
Tamiyoshi Ishikawa
民芳 石川
Kimiaki Kotohata
公昭 琴畑
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SHINNITSUTETSU JOHO TSUSHIN SYST KK
Nippon Steel Corp
Nippon Steel Information and Communication Systems Inc
Original Assignee
SHINNITSUTETSU JOHO TSUSHIN SYST KK
Nippon Steel Corp
Nippon Steel Information and Communication Systems Inc
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P90/00Enabling technologies with a potential contribution to greenhouse gas [GHG] emissions mitigation
    • Y02P90/30Computing systems specially adapted for manufacturing

Abstract

(57)【要約】 【目的】 客先からの注文に応じて鋼板製品を製造する
場合に、注文の製品素材への最適な引き当てを短時間で
実現するとともに、余剰在庫および歩留りを最適状態に
管理することができるようにする。 【構成】 複数種類の製品の注文および複数種類の余剰
素材である鋼片を、注文グルーピング部2および鋼片グ
ルーピング部5により特性に基づいてそれぞれグルーピ
ングし、引当可否判定&引当対象決定部7により、上記
グループ単位に特性を基準にして引き当て可否を判定す
る。そして、その結果とグループ単位の量と単重とを基
準にして、注文を余剰素材に引き当てるか新たに製品素
材を製造するかを決定する。以上の判定および決定の結
果に基づいて、引当処理部9により、引当対象とされた
各鋼片への注文の板取りの組み合わせを決定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、客先からの注文に応じ
て製品を製造する場合の製品素材への注文の引き当ての
際に、余剰在庫と歩留りを最適状態に管理することを可
能にする製品素材と注文の引当方法およびシステムに関
するものである。
【0002】
【従来の技術】鋼板製品を大別すると、切り板製品とコ
イル製品とがある。切り板製品は、その製品素材である
鋼片(通常、スラブともいう)を注文の板寸法(厚み)
に圧延した後、所定の幅、長さに剪断して出荷するもの
である。この切り板製品の注文があったときは、複数の
注文製品を歩留りが最適となるように板取りの組み合わ
せをして、製品素材である1つの鋼片に引き当てる(割
り当てる)必要がある。
【0003】その引き当てに際しては、注文製品を新た
な素材から製造する場合と、過去に生じた余剰素材から
製造する場合とがある。従来、どちらの製品素材を使用
するかは、引き当て処理される順番や人間の意思によっ
て決定されていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】注文製品と製品素材の
引き当て時の組み合わせにおいて、注文製品を新たな素
材から製造する場合は、歩留りが最適となるように注文
同士の板取りの組み合わせをするのみでよい。しかし、
余剰素材を使用する場合は、製品素材である複数の鋼片
と複数の注文の全てを板取りの組み合わせ対象とする必
要がある。しかしながら、これは膨大な数の組み合わせ
の試行となるため、過大な労力と長大な時間とを要する
こととなる。
【0005】そこで、通常は複数の鋼片の中から任意に
1つの鋼片を抽出し、その抽出した鋼片に対して複数の
注文で板取りの組み合わせを実施し、一定の条件を満足
したときのみその結果を採用する。そして次に他の鋼片
を1つ任意に抽出し、再度板取りの組み合わせを実施す
るといった方法により注文の余剰素材への引き当てを行
っていた。
【0006】ところで、大量生産工程における少量多品
種の切り板鋼板の製造においては、余剰素材の発生が不
可避であるが、注文を余剰素材へ引き当てる場合は、注
文の組み合わせ結果に丁度見合う製品素材である鋼片が
存在する可能性が少ないために、注文製品を新たな素材
から製造する場合に比べて歩留りの大幅な低下を招く。
【0007】従来の注文引当方法では、上述のように、
一方で限定された枠内での引き当てとなるので、低歩留
りで注文を余剰素材に引き当てし、他方で新たに素材を
製造するので、その製造の際に新たに組余りの余剰素材
が発生する。そして、そこで生じた余剰素材は、再度低
歩留りで引き当てされるといった歩留り低下の悪循環が
生じてしまうという問題があった。
【0008】また、従来の余剰素材である鋼片への注文
の引当方法では、1つの鋼片については適切な注文の引
き当てであっても、そこで引き当てた注文は他の鋼片と
のより最適な引き当ての可能性が内在しており、引き当
ての最適化が不十分となっているという問題があった。
【0009】本発明はこのような問題に鑑みてなされた
ものであり、短時間で最適な注文の製品素材への引き当
てを可能にすることを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の製品素材と注文
の引当方法は、複数種類の製品の注文および複数種類の
余剰素材を予め特性に基づいてそれぞれグルーピング
し、上記グループ単位に特性を基準にして引き当て可否
を判定することを特徴とするものである。
【0011】また、本発明の他の特徴とするところは、
複数種類の製品の注文を製品素材に引き当てる際に、複
数種類の製品の注文および複数種類の余剰素材を予め特
性に基づいてそれぞれグルーピングし、上記グループ単
位に特性を基準にして引き当て可否を判定し、その結果
とグループ単位の量と単重とを基準にして、注文を余剰
素材に引き当てするか、新たに素材を製造するかを余剰
在庫と歩留りが最適状態となるように決定するようにし
たものである。
【0012】また、本発明の他の特徴とするところは、
複数種類の製品の注文と複数種類の余剰素材との引き当
てをする方法において、複数種類の製品の注文および複
数種類の余剰素材を予め特性に基づいてそれぞれグルー
ピングし、上記グループ単位に特性を基準にして引き当
て可否を判定し、引き当て可能となった注文のグループ
と余剰素材毎に歩留りが最適となるように板取りの組み
合わせを行うようにしたものである。
【0013】また、本発明の製品素材と注文の引当シス
テムは、複数種類の製品の注文情報を記憶する注文情報
記憶手段と、複数種類の余剰素材情報を記憶する余剰素
材情報記憶手段と、上記注文情報記憶手段に記憶された
注文情報および上記余剰素材情報記憶手段に記憶された
余剰素材情報をそれぞれ特性に基づいてグルーピングす
るグルーピング手段と、上記グルーピング手段によりグ
ルーピングされた注文情報と余剰素材情報とを記憶する
グルーピング情報記憶手段と、上記グルーピング情報記
憶手段に記憶されたグルーピング情報に基づいて、グル
ープ単位に特性を基準にして注文の余剰素材への引き当
て可否を判定する引当可否判定手段と、上記引当可否判
定手段による判定結果とグループ単位の量と単重情報と
を用いて注文を余剰素材に引き当てするか新たに注文に
対応する製品素材を製造するかを決定する引当対象決定
手段と、上記引当対象決定手段による決定により引き当
て可能となった注文のグループと余剰素材のグループ毎
に歩留りが最適となるように板取りの組み合わせを行う
引当処理手段とを有することを特徴とするものである。
【0014】
【作用】以上のように本発明によれば、複数の注文と複
数の余剰素材とをそれぞれ特性に基づいてグルーピング
し、その特性を基準にしてグループ毎に引き当て可否の
判定を行うようにすることにより、注文と余剰素材の全
ての組み合わせについて引き当て可否の判定をする場合
に比べて、注文と余剰素材との引き当て可否判定を短時
間で実現することが可能となる。
【0015】また、複数の注文と複数の余剰素材とをそ
れぞれ特性に基づいてグルーピングし、その特性を基準
にしてグループ毎に引き当て可否の判定を行い、その結
果とグループ毎の量と単重とを基準にして、注文を余剰
素材に引き当てするか新たに素材を製造するかを決定す
るようにすることにより、余剰素材引き当てによる歩留
りの低下の悪循環を回避することが可能となる。
【0016】また、複数の注文と複数の余剰素材を引き
当てする際に、複数の注文と複数の余剰素材である鋼片
とをそれぞれ特性に基づいてグルーピングし、その特性
を基準にしてグループ毎に引き当て可否を判定し、引き
当て可能な注文と鋼片のグループ毎に板取りの組み合わ
せを行うようにすることにより、組み合わせに要する時
間が短縮されると同時に最適な歩留りの引き当てが可能
となる。
【0017】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1は、本発明による製品素材と注文の引当シス
テムの要素的特徴を示すブロック図である。図1におい
て、1は注文入力部11から入力した複数種類の鋼板製
品の注文情報を格納する注文情報メモリ、4は余剰素材
である複数種類の鋼片の情報を格納する鋼片情報メモリ
である。
【0018】注文グルーピング部2は、注文情報メモリ
1に格納された注文情報を、所定の特性(例えば、注文
製品の成分、内部品質、板厚あるいは規格などを単独あ
るいは組み合わせた特性)を基準としてグルーピング
し、これをグルーピング注文情報メモリ3に格納する。
また、鋼片グルーピング部5は、鋼片情報メモリ4に格
納された鋼片情報を、注文の場合と同様に上記のような
特性を基準としてグルーピングし、これをグルーピング
鋼片情報メモリ6に格納する。
【0019】引当可否判定&引当対象決定部7では、先
ず、上述のようにしてグルーピングした各注文グループ
と鋼片グループとの引き当ての可否を、各グループの特
性を基準にしてグループ単位で判定する。ここで、引き
当て可能な鋼片グループがないと判定した注文グループ
については、その注文グループに含まれる各注文は、全
て新たに製造する素材に引き当てる決定をする。また、
引き当て可能な鋼片グループがあると判定された注文グ
ループについては、引き続き、その注文グループと鋼片
グループが有する総量および単重(製品1つあたりの重
量)情報を用いて引き当ての可否を決定する。
【0020】このとき、注文グループに含まれる注文製
品を引当対象候補の鋼片グループに含まれる余剰素材の
みで全て製造することができるときに限り、その注文グ
ループをその鋼片グループに引き当てる決定をする。ま
た、注文グループに含まれる全ての注文製品を引当対象
候補の鋼片グループに含まれる余剰素材のみでは製造す
ることができず、一部の注文製品については新たな素材
から製造する必要がある場合で、新たに組余りの余剰素
材が発生しない場合には、その注文グループを引当対象
候補の鋼片グループに引き当てる決定をするが、新たに
余剰素材が発生してしまうような場合は、この注文グル
ープの注文は全て新たに製造する素材に引き当てる決定
をする。
【0021】以上のようにして決定した注文の引当対象
(余剰素材または新たに製造する素材)に関する情報
は、引当対象情報メモリ8に格納される。そして、引当
処理部9は、この引当対象情報に従い、引き当てを行う
べきグループの各注文と各鋼片間で板取りの組み合わせ
をして各注文を各鋼片に引き当てる(割り当てる)処理
を行う。この処理結果は引当結果情報メモリ10に格納
され、表示部12は、この引当結果情報メモリ10に格
納された情報を表示する。
【0022】なお、上記注文グルーピング部2、鋼片グ
ルーピング部5、引当可否判定&引当対象決定部7およ
び引当処理部9は、例えばCPU、RAM、プログラム
ROM等から成るコンピュータシステムにより構成さ
れ、注文情報メモリ1、グルーピング注文情報メモリ
3、鋼片情報メモリ4、グルーピング鋼片情報メモリ
6、引当対象情報メモリ8および引当結果情報メモリ1
0は磁気ディスク等の各種情報記録媒体により構成さ
れ、また、注文入力部11はキーボード、表示部12は
CRT、液晶等のディスプレイ装置およびプリントアウ
ト装置により構成されている。
【0023】図2は、図1に示した注文情報メモリ1お
よび鋼片情報メモリ4にそれぞれ格納された注文情報と
鋼片情報の内容の一例を示す模式図である。注文の中に
は客先の要求によって成分や材質、サイズ、注文枚数な
どが種々異なるものが多数存在し(注文1、注文2、・
・・、注文M)、また、鋼片(余剰素材)の中にも同様
に成分や材質、サイズなどが種々異なるものが多数存在
する(鋼片1、鋼片2、・・・、鋼片N)。
【0024】図3は、グルーピング部2、5によりグル
ーピング処理され、グルーピング注文情報メモリ3およ
びグルーピング鋼片情報メモリ6にそれぞれ格納された
グルーピング注文情報およびグルーピング鋼片情報の内
容の一例を示す模式図である。
【0025】ここで、例えば注文グループαは、特性情
報としてα1を持つ注文のグループで、注文1、注文
4、・・・、注文nを含んでいる。また、量はそれぞれ
30トンで、単重の分布情報α2を持っている。注文グ
ループβ、γ、・・・についても同様に、それぞれ特有
の特性、量、単重分布の情報を保有している。また、鋼
片グループAは、特性情報としてA1を持つ鋼片のグル
ープで、鋼片1、鋼片3、・・・、鋼片nを含んでい
る。また、量はそれぞれ50トンで、単重の分布情報A
2を持っている。鋼片グループB、C、・・・について
も同様に、それぞれ特有の特性、量、単重分布の情報を
保有している。
【0026】図4は、図3に示したグルーピング情報に
基づいた引当可否判定&引当対象決定部7による注文グ
ループと鋼片グループのグループ単位での引き当て可否
の判定結果の一例を示すマトリクスである。ここで、注
文グループαは、鋼片グループAに対しては特性、量、
単重の全てについて引き当て可であり、鋼片グループ
B、Cに対しては引き当て不可であることを示してい
る。また、注文グループβには、引き当て可能な鋼片グ
ループは存在しない。また、注文グループγは、鋼片グ
ループBに対して特性で引き当て可能であるが、量、単
重では引き当て不可であることを示している。
【0027】つまり、ここでは特性、量(総重量)、単
重(製品1つあたりの重量)の全ての点で引き当て可能
な場合を○、特性では引き当て可能であるが、量、単重
では引き当て不可である場合を△、特性で引き当て不可
な場合を×で表している。この判定結果から、実際の鋼
片と注文の板取りの組み合わせ単位を示した図5に示す
ように、注文グループαと鋼片グループAが板取りの組
み合わせ対象(引当対象)と決定される。
【0028】図6は、引当処理部9による引き当て処理
の処理結果の一例を示す模式図で、各鋼片に対して注文
が複数枚組み合わされて引き当てられた状態を示してい
る。これによれば、注文グループαと鋼片グループAの
引き当て結果として、注文1、注文4、注文nはそれぞ
れ鋼片3、鋼片nに引き当てされている。また、鋼片1
には引き当てされる注文はなく、この鋼片1は再度余剰
素材として保管される。
【0029】注文グループβについては、図4に示した
ように、引き当て可能な鋼片グループが全く存在しない
ので、この注文グループβは、注文同士の板取りの組み
合わせをされて全て新たに製造する素材に引き当てられ
ている。また、注文グループγについては、図4に示し
たように、特性では鋼片グループBに引き当て可能であ
るが、量および単重の点においては引き当て不可である
ので、この注文グループγは、注文同士の板取りの組み
合わせをされて全て新たに製造する素材に引き当てられ
ている。
【0030】図7は、引当処理部9による引き当て処理
時の板取りの組み合わせ例を示す模式図である。板取り
には長手方向の組み合わせ、倍尺方向の組み合わせ等の
各種パターンが存在するが、この板取りの組み合わせは
歩留りが最良となるようにレイアウトするようにしてい
る。
【0031】以上説明したように、本発明では複数の注
文と複数の余剰素材とをそれぞれ特性に基づいてグルー
ピングし、その特性を基準にしてグループ毎に引き当て
可否の判定を行う。そして、引き当て可能なグループ毎
に、量と単重を基準にして注文グループが引当対象候補
の鋼片グループの余剰素材で全量引き当て可能かどうか
の判定を行い、引き当てが可能ならば余剰素材に引き当
てする。
【0032】また、注文グループが余剰素材で全量引き
当てできずに一部の新たな素材を製造する必要がある場
合は、注文量が製造ロットを満足しないことによる組余
りの余剰素材が発生しないときは余剰素材への引き当て
を行うが、新たに余剰素材が発生するときは余剰素材へ
の引き当てを断念し、新たな素材を製造して引き当てを
行う。
【0033】このようにして、注文を余剰素材に引き当
てするか新たな素材を製造するか決定することにより、
一方で注文を低歩留りで余剰素材に引き当てし、他方で
新たに素材を製造することにより組余りの余剰素材が発
生し、そこで生じた余剰素材が再度低歩留りで引き当て
されるといった歩留り低下の悪循環を回避することが可
能となる。
【0034】同時に、複数の注文と複数の余剰素材を引
き当てする際に、複数の注文と複数の余剰素材である鋼
片を特性を基準にしてグルーピングし、そのグループ毎
に引き当て可否を判定し、引き当て可能な注文と鋼片の
グループ毎に板取りの組み合わせを行うことにより、組
み合わせ時間が短縮されると同時に最適な歩留りの引き
当てが可能となる。
【0035】次に、製品素材と注文の引当処理の処理手
順を図8に基づいて説明する。先ず、ステップS1で注
文グルーピング部2により注文情報をグルーピングし、
ステップS2で鋼片グルーピング部5により鋼片情報を
グルーピングする。次に引当可否判定&引当対象決定部
7が、ステップS3で、そのグルーピング結果を用いて
グループ単位での引当可否の判定を行い、ステップS4
で、その判定結果に基づいて各注文グループについての
引当対象鋼片を決定する。
【0036】以上の処理が終了すると、引当処理部9は
ステップS6で、上記ステップS4で引当対象と決定さ
れた注文グループと鋼片グループの情報をメモリ8から
読み込み、ステップS8で、各鋼片に対する各注文の板
取り組み合わせを全ての注文の引き当てが完了するまで
繰り返し行う。そして、全ての注文の引き当てが完了す
ると、次の引当対象グループを読み込むためにステップ
S5に戻る。以下、同様にして全ての引当対象グループ
について板取り組み合わせの処理が完了するまで、ステ
ップS5〜ステップS8の処理を繰り返し行う。
【0037】最後に、ステップS5において、全ての注
文について板取り組み合わせの処理が完了したと判断し
たときは、ステップS9に移行して、メモリ10の引当
結果情報を更新した後、ステップS10で、引当結果リ
ストを出力して処理を終了する。なお、上記の処理を、
この一連の引当処理の完了後の注文手配のタイミングで
繰り返し実施するようにしても良い。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、複
数の注文と複数の余剰素材とをそれぞれ特性に基づいて
グルーピングし、その特性を基準にしてグループ単位で
注文と余剰素材の引き当て可否の判定を行うようにした
ので、注文と余剰素材の全ての組み合わせについて引当
可否の判定をする場合に比べて、注文と余剰素材との引
き当て可否判定を短時間で実現することが可能となる。
【0039】また、上述のようなグループ単位での引き
当て可否の判定結果とグループ毎の量と単重とを基に注
文を余剰素材に引き当てするか注文に対応する新たな素
材を製造するかを決定するようにすることにより、余剰
素材引き当てによる歩留り低下の悪循環を回避し、余剰
在庫と歩留りを最適状態に管理することが可能となる。
【0040】また、複数の注文と複数の余剰素材を引き
当てする際に、上述のようなグループ単位での引き当て
可否の判定結果に基づいて引き当て可能とされた注文グ
ループと鋼片グループ毎に板取りの組み合わせを行うよ
うにした場合には、板取りの組み合わせ時間を短縮する
ことができるとともに、最適な歩留りの引き当てが可能
となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による製品素材と注文の引当システムの
要素的特徴を示すブロック図である。
【図2】注文情報と鋼片情報の内容の一例を示す模式図
である。
【図3】グルーピング注文情報およびグルーピング鋼片
情報の内容の一例を示す模式図である。
【図4】注文と余剰素材のグループ単位での引き当て可
否判定の結果の一例を示すマトリクス図である。
【図5】注文と鋼片の板取りの組み合わせ単位を示す模
式図である。
【図6】引き当て処理結果の一例を示す模式図である。
【図7】注文の鋼片への引き当て時における板取り組み
合わせの一例を示す模式図である。
【図8】引き当て処理の処理手順を示すフローチャート
である。
【符号の説明】
1 注文情報メモリ 2 注文グルーピング部 3 グルーピング注文情報メモリ 4 鋼片情報メモリ 5 鋼片グルーピング部 6 グルーピング鋼片情報メモリ 7 引当可否判定&引当対象決定部 8 引当対象情報メモリ 9 引当処理部 10 引当結果情報メモリ 11 注文入力部 12 表示部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 琴畑 公昭 東海市東海町5−3 新日鉄情報通信シス テム株式会社中部支社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数種類の製品の注文および複数種類の
    余剰素材を予め特性に基づいてそれぞれグルーピング
    し、上記グループ単位に特性を基準にして引き当て可否
    を判定することを特徴とする製品素材と注文の引当方
    法。
  2. 【請求項2】 複数種類の製品の注文を製品素材に引き
    当てる際に、複数種類の製品の注文および複数種類の余
    剰素材を予め特性に基づいてそれぞれグルーピングし、
    上記グループ単位に特性を基準にして引き当て可否を判
    定し、その結果とグループ単位の量と単重とを基準にし
    て、注文を余剰素材に引き当てするか、新たに製品素材
    を製造するかを余剰在庫と歩留りが最適状態となるよう
    に決定することを特徴とする製品素材と注文の引当方
    法。
  3. 【請求項3】 複数種類の製品の注文と複数種類の余剰
    素材との引き当てをする方法において、複数種類の製品
    の注文および複数種類の余剰素材を予め特性に基づいて
    それぞれグルーピングし、上記グループ単位に特性を基
    準にして引き当て可否を判定し、引き当て可能となった
    注文のグループと余剰素材毎に歩留りが最適となるよう
    に板取りの組み合わせを行うことを特徴とする製品素材
    と注文の引当方法。
  4. 【請求項4】 複数種類の製品の注文情報を記憶する注
    文情報記憶手段と、 複数種類の余剰素材情報を記憶する余剰素材情報記憶手
    段と、 上記注文情報記憶手段に記憶された注文情報および上記
    余剰素材情報記憶手段に記憶された余剰素材情報をそれ
    ぞれ特性に基づいてグルーピングするグルーピング手段
    と、 上記グルーピング手段によりグルーピングされた注文情
    報と余剰素材情報とを記憶するグルーピング情報記憶手
    段と、 上記グルーピング情報記憶手段に記憶されたグルーピン
    グ情報に基づいて、グループ単位に特性を基準にして注
    文の余剰素材への引き当て可否を判定する引当可否判定
    手段と、 上記引当可否判定手段による判定結果とグループ単位の
    量と単重情報とを用いて注文を余剰素材に引き当てする
    か新たに注文に対応する製品素材を製造するかを決定す
    る引当対象決定手段と、 上記引当対象決定手段による決定により引き当て可能と
    なった注文のグループと余剰素材のグループ毎に歩留り
    が最適となるように板取りの組み合わせを行う引当処理
    手段とを有することを特徴とする製品素材と注文の引当
    システム。
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