JPH09167180A - 鉄鋼製品の生産管理システム - Google Patents
鉄鋼製品の生産管理システムInfo
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- JPH09167180A JPH09167180A JP32998095A JP32998095A JPH09167180A JP H09167180 A JPH09167180 A JP H09167180A JP 32998095 A JP32998095 A JP 32998095A JP 32998095 A JP32998095 A JP 32998095A JP H09167180 A JPH09167180 A JP H09167180A
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Classifications
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- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
- Y02P90/00—Enabling technologies with a potential contribution to greenhouse gas [GHG] emissions mitigation
- Y02P90/30—Computing systems specially adapted for manufacturing
Landscapes
- Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)
- General Factory Administration (AREA)
- Control Of Metal Rolling (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 余材の在庫を極力低減することができ、且
つ、迅速な引当が可能な鉄鋼製品の生産管理システムを
提供する。 【解決手段】 鉄鋼製品の生産管理システムにおいて、
生産途中で発生する余材に対して注文仕様を引当てる途
中発生余材引当て手段を有する。この途中発生余材引当
て手段は、注文仕様情報が記憶される注文仕様情報記憶
手段と、生産計画情報が記憶される生産計画情報記憶手
段と、製造中の各ラインのオンラインの作業実績に基づ
いて、生産計画情報を修正して生産中の途中情報を作成
する生産状況情報作成手段と、生産状況情報を記憶する
生産状況情報記憶手段と、注文仕様情報と生産状況情報
とを比較することにより引当ての可否を判断する手段と
を備えている。
つ、迅速な引当が可能な鉄鋼製品の生産管理システムを
提供する。 【解決手段】 鉄鋼製品の生産管理システムにおいて、
生産途中で発生する余材に対して注文仕様を引当てる途
中発生余材引当て手段を有する。この途中発生余材引当
て手段は、注文仕様情報が記憶される注文仕様情報記憶
手段と、生産計画情報が記憶される生産計画情報記憶手
段と、製造中の各ラインのオンラインの作業実績に基づ
いて、生産計画情報を修正して生産中の途中情報を作成
する生産状況情報作成手段と、生産状況情報を記憶する
生産状況情報記憶手段と、注文仕様情報と生産状況情報
とを比較することにより引当ての可否を判断する手段と
を備えている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は多量の注文品を生産
する鉄鋼製品の生産管理システム、特に、冷延鋼板の生
産計画に基づく注文品の引当て工程の管理に関する。
する鉄鋼製品の生産管理システム、特に、冷延鋼板の生
産計画に基づく注文品の引当て工程の管理に関する。
【0002】
【従来の技術】冷延鋼板の生産計画に基づく注文品の引
当て工程の管理については、例えば「鉄鋼のIE」vol.
17 No.1(January 1979) のP.59〜60に一つの生
産管理方法が紹介されている。これは、主に最終工程に
おいて、生産計画ロットの実際の格付け結果に基づい
て、その格付けで引当できる上位オーダーを順次引当て
ることによって、下位の格付けになった材料をすみやか
に格付け可能な製品に引当てるようにした工程の管理方
法である。
当て工程の管理については、例えば「鉄鋼のIE」vol.
17 No.1(January 1979) のP.59〜60に一つの生
産管理方法が紹介されている。これは、主に最終工程に
おいて、生産計画ロットの実際の格付け結果に基づい
て、その格付けで引当できる上位オーダーを順次引当て
ることによって、下位の格付けになった材料をすみやか
に格付け可能な製品に引当てるようにした工程の管理方
法である。
【0003】図7はその処理過程を示したフローチャー
トである。この生産管理方法においては、オーダー併採
による大ロット運用・紐付生産方式が採用されており、
素材とオーダーとは中間工程においてはルーズな紐付関
係で流し、最終工程の指示段階で、素材に対するオーダ
ーの引当指示を行っている。この方法を、「120%紐
付」と呼称している。ここで、例えば、材料請求段階に
おいて、オーダー量40屯に対して歩留80%として5
0屯の素材を請求し、最終工程まで50屯素材が到着し
た場合の引当を例に挙げて説明する。「120%」と
は、素材量50屯に対してオーダー量85屯(当初より
採取予定のオーダー:40屯プラス余材・用途変更救済
用オーダー:45屯)を引当しているように、素材量を
上回る十二分な量のオーダーを紐付している所からきて
いる。「120%紐付」は、素材量を上回る量の計画内
オーダー及び余材・用途変更救済用オーダー紐付を事前
に行っておき、ライン作業時に、高歩留・用途不向とい
った変動がおきても、オーバーロール発生品、スクラッ
プ等の量を最小に抑える事を主目的に開発した計算機に
よる自動引当方法である。
トである。この生産管理方法においては、オーダー併採
による大ロット運用・紐付生産方式が採用されており、
素材とオーダーとは中間工程においてはルーズな紐付関
係で流し、最終工程の指示段階で、素材に対するオーダ
ーの引当指示を行っている。この方法を、「120%紐
付」と呼称している。ここで、例えば、材料請求段階に
おいて、オーダー量40屯に対して歩留80%として5
0屯の素材を請求し、最終工程まで50屯素材が到着し
た場合の引当を例に挙げて説明する。「120%」と
は、素材量50屯に対してオーダー量85屯(当初より
採取予定のオーダー:40屯プラス余材・用途変更救済
用オーダー:45屯)を引当しているように、素材量を
上回る十二分な量のオーダーを紐付している所からきて
いる。「120%紐付」は、素材量を上回る量の計画内
オーダー及び余材・用途変更救済用オーダー紐付を事前
に行っておき、ライン作業時に、高歩留・用途不向とい
った変動がおきても、オーバーロール発生品、スクラッ
プ等の量を最小に抑える事を主目的に開発した計算機に
よる自動引当方法である。
【0004】次に、図7のフローチャートを参照しなが
ら120%紐付処理について説明する。 I.計画内オーダーの引当 併採されている計画内オーダー(材料請求段階から採取
する予定のオーダー)を、今回の指示対象となった素材
に対して、オーダーの採取予定量・歩留・製品単重等を
考慮のうえ引当てる。その際、最終工程に素材が到着す
るまでの間に、一部の計画を見ると、予定したオーダー
量を満足できない程、素材量不足になっている場合があ
る。こうした場合でしかも各オーダーの持つ重量許容下
限値量を目標とすれば、計画内オーダー全てを満足させ
る余地があれば、各オーダーの未達成を防止すべく、採
取予定量を調整変更し()、引当量を決定する()
といった細かい配慮もしている。
ら120%紐付処理について説明する。 I.計画内オーダーの引当 併採されている計画内オーダー(材料請求段階から採取
する予定のオーダー)を、今回の指示対象となった素材
に対して、オーダーの採取予定量・歩留・製品単重等を
考慮のうえ引当てる。その際、最終工程に素材が到着す
るまでの間に、一部の計画を見ると、予定したオーダー
量を満足できない程、素材量不足になっている場合があ
る。こうした場合でしかも各オーダーの持つ重量許容下
限値量を目標とすれば、計画内オーダー全てを満足させ
る余地があれば、各オーダーの未達成を防止すべく、採
取予定量を調整変更し()、引当量を決定する()
といった細かい配慮もしている。
【0005】II.余材・用途変更救済用オーダーの引
当 引当対象とするオーダーは、原則的に未手配オーダーで
あるが、多種・多様なオーダーがあり、これらを次の5
つのグループに管理上分類し、〜のオーダー財源グ
ループ間の引当優先順は、マスターにより自在にコント
ロールできる仕様にしている()。 継続オーダー:定常的に同一諸元内容の受注のあるオ
ーダーで、当引当時点では未手配量なくとも翌月には受
注する見込みがあり、該当オーダーのサイズで余分に製
品採取しておく事ができる。オーダーを受注した段階で
書類上の変更のみで正引当を行う事が可能である。 同一オーダー:該当計画内のオーダーで、未手配量の
あるオーダーを意味し、引当可否の厚・幅・規格等の諸
技術条件チェックをする必要がなく、しかも製品が向先
的にまとまり、製品採取後の管理面で利点がある。
当 引当対象とするオーダーは、原則的に未手配オーダーで
あるが、多種・多様なオーダーがあり、これらを次の5
つのグループに管理上分類し、〜のオーダー財源グ
ループ間の引当優先順は、マスターにより自在にコント
ロールできる仕様にしている()。 継続オーダー:定常的に同一諸元内容の受注のあるオ
ーダーで、当引当時点では未手配量なくとも翌月には受
注する見込みがあり、該当オーダーのサイズで余分に製
品採取しておく事ができる。オーダーを受注した段階で
書類上の変更のみで正引当を行う事が可能である。 同一オーダー:該当計画内のオーダーで、未手配量の
あるオーダーを意味し、引当可否の厚・幅・規格等の諸
技術条件チェックをする必要がなく、しかも製品が向先
的にまとまり、製品採取後の管理面で利点がある。
【0006】一般オーダー:多種多様の属性を持って
いて、オーダー諸元と運用仕様(素材実績例えば厚・幅
・規格・製品内径・表面仕上等)に関して許容のチェッ
クを行い、ライン作業性・製造原価等の要素を考慮した
引当を行っている。 特殊オーダー:幅・規格等の引当条件が緩やかなオー
ダーであり、殆ど当引当に依存している。 梱包質材:製鉄所に於いて製品を梱包する際に使用す
る質材であり、タイムリィーな引当が必要とされてい
る。 上記のオーダーの引当処理はビジコンのバッチ処理にて
日1回、ライン作業の前日に行っているが、緊急時に
は、人手にて引当オーダーを選択決定して指示できるオ
ンライン・リアルタイム指示システムも用意されてい
る。
いて、オーダー諸元と運用仕様(素材実績例えば厚・幅
・規格・製品内径・表面仕上等)に関して許容のチェッ
クを行い、ライン作業性・製造原価等の要素を考慮した
引当を行っている。 特殊オーダー:幅・規格等の引当条件が緩やかなオー
ダーであり、殆ど当引当に依存している。 梱包質材:製鉄所に於いて製品を梱包する際に使用す
る質材であり、タイムリィーな引当が必要とされてい
る。 上記のオーダーの引当処理はビジコンのバッチ処理にて
日1回、ライン作業の前日に行っているが、緊急時に
は、人手にて引当オーダーを選択決定して指示できるオ
ンライン・リアルタイム指示システムも用意されてい
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記の生産管理方法
は、引当優先順を予め決めた自動引き当てシステムであ
って、格落ち品の幅広い救済が可能であり、歩留を向上
させる効果がある。しかしながら、上記の生産管理方法
は最終段階にならないと対応がとれないので、工程途中
の情報が反映されておらず、余材の在庫が増加するとい
う問題点があった。
は、引当優先順を予め決めた自動引き当てシステムであ
って、格落ち品の幅広い救済が可能であり、歩留を向上
させる効果がある。しかしながら、上記の生産管理方法
は最終段階にならないと対応がとれないので、工程途中
の情報が反映されておらず、余材の在庫が増加するとい
う問題点があった。
【0008】本発明は、上記のような問題点を解決する
ためになされたものであり、余材の在庫を極力低減する
ことができ、且つ、迅速な引当が可能な鉄鋼製品の生産
管理システムを提供することを目的とする。
ためになされたものであり、余材の在庫を極力低減する
ことができ、且つ、迅速な引当が可能な鉄鋼製品の生産
管理システムを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の一つの態様に係
る鉄鋼製品の生産管理システムは、生産途中で発生する
余材に対して注文仕様を引当てる途中発生余材引当て手
段を具備している。本発明の他の態様に係る鉄鋼製品の
生産管理システムにおいて、途中発生余材引当て手段
は、注文仕様情報が記憶される注文仕様情報記憶手段
と、生産計画情報が記憶される生産計画情報記憶手段
と、製造中の各ラインのオンライン作業実績に基づい
て、生産計画情報を修正して生産中の途中情報を作成す
る生産状況情報作成手段と、生産状況を記憶する生産状
況情報記憶手段と、注文仕様情報と生産状況情報とを比
較することにより引き当ての可否を判断する手段とを備
えている。
る鉄鋼製品の生産管理システムは、生産途中で発生する
余材に対して注文仕様を引当てる途中発生余材引当て手
段を具備している。本発明の他の態様に係る鉄鋼製品の
生産管理システムにおいて、途中発生余材引当て手段
は、注文仕様情報が記憶される注文仕様情報記憶手段
と、生産計画情報が記憶される生産計画情報記憶手段
と、製造中の各ラインのオンライン作業実績に基づい
て、生産計画情報を修正して生産中の途中情報を作成す
る生産状況情報作成手段と、生産状況を記憶する生産状
況情報記憶手段と、注文仕様情報と生産状況情報とを比
較することにより引き当ての可否を判断する手段とを備
えている。
【0010】本発明においては、例えば本社から注文仕
様情報(:ロール設定オーダー)を受け取り、既に製造
に入っている生産計画ロットの内、余材発生量があり、
且つ製造緒元が見合うものがあれば、製造中の各ライン
のオンライン作業実績に基づいて更新された生産計画情
報(:冷延計画DB)を用いて生産中の途中情報を作成
し、注文仕様情報と生産状況情報とを比較することによ
り引き当ての可否を判断する。引き当てられた余材はそ
のときから注文仕様に基づく生産計画ロットに組み込ま
れ生産される。製造中の各ラインのオンライン作業実績
は、最終工程作業でなければ、どの時点でも良く、各ポ
イントの実績状況により余材量を把握し、各ポイントの
実績状況により異諸元(計画とは異なる諸元)のオーダ
ーでも引当可能にしている。
様情報(:ロール設定オーダー)を受け取り、既に製造
に入っている生産計画ロットの内、余材発生量があり、
且つ製造緒元が見合うものがあれば、製造中の各ライン
のオンライン作業実績に基づいて更新された生産計画情
報(:冷延計画DB)を用いて生産中の途中情報を作成
し、注文仕様情報と生産状況情報とを比較することによ
り引き当ての可否を判断する。引き当てられた余材はそ
のときから注文仕様に基づく生産計画ロットに組み込ま
れ生産される。製造中の各ラインのオンライン作業実績
は、最終工程作業でなければ、どの時点でも良く、各ポ
イントの実績状況により余材量を把握し、各ポイントの
実績状況により異諸元(計画とは異なる諸元)のオーダ
ーでも引当可能にしている。
【0011】なお、生産計画ロットとは、いくつかの注
文仕様を複合して、歩留・能率が適切となるように組み
替えられた注文仕様の組み合わせ単位をいい、素材の標
準寸法と組み替えられた注文仕様の重量は通常一致しな
いので、生産中の材料には余材が含まれている。生産中
に予定外の状況が発生し、目的の引当が不可能となっ
て、余材が増える場合もある。しかし、本発明において
は、生産計画ロットの生産状況は余材の発生状況につい
て、発生量と対象オーダーが生産工程中の数カ所で生産
計画情報(:冷延計画DB)に反映され、引当可能な注
文仕様情報は生産中の余材に対して向け先と納期を引当
てるので、余材が実質的に減少する。
文仕様を複合して、歩留・能率が適切となるように組み
替えられた注文仕様の組み合わせ単位をいい、素材の標
準寸法と組み替えられた注文仕様の重量は通常一致しな
いので、生産中の材料には余材が含まれている。生産中
に予定外の状況が発生し、目的の引当が不可能となっ
て、余材が増える場合もある。しかし、本発明において
は、生産計画ロットの生産状況は余材の発生状況につい
て、発生量と対象オーダーが生産工程中の数カ所で生産
計画情報(:冷延計画DB)に反映され、引当可能な注
文仕様情報は生産中の余材に対して向け先と納期を引当
てるので、余材が実質的に減少する。
【0012】
【発明の実施の形態】図3は冷延鋼板の製造工程の概略
を示した説明図であり、冷延鋼板は、酸洗板の製造、冷
間圧延、焼鈍、鍍金の処理を経て生産される。この生産
手順のときの本発明の実施形態を図1に基づいて説明す
る。
を示した説明図であり、冷延鋼板は、酸洗板の製造、冷
間圧延、焼鈍、鍍金の処理を経て生産される。この生産
手順のときの本発明の実施形態を図1に基づいて説明す
る。
【0013】図1は本発明の一実施形態に係る鉄鋼製品
の生産管理システムの概略を示したフローチャートであ
り、図に示される番号順(100,110,120,・・・)にデー
タベースの構成、処理の実際の流れを順番に説明する。 (100.)ロール設定オーダー(:注文仕様情報) 本社よりロール設定オーダー(製造要望オーダーとその
屯数が指定される)を一貫スケジュールシステム経由で
冷延システムが受ける。空家充当システムはこのオーダ
ーに基づいて次の処理を行う。このロール設定オーダー
は、図4に示されるように、注文番号に対する品種、規
格、製品サイズ、需要家等のデータから構成されてい
る。 (110.)冷延計画DB(:生産計画情報) 冷延計画DBは、図5に示されるように、冷延計画番号
に対して品種、グレード、素材サイズ、鋼種等ののデー
タから構成されており、図示の例はオーダー=50屯に
対して素材=60屯が流れている場合のものである。途
中工程ライン実績採取手段104により製造途中計画の
うち、余材発生部分(図6.参照)のある計画を抜き出
し、当処理の対象計画とし、冷延計画DBに修正を加え
る。 余材発生部分=計画内素材量合計−(当初採取予定オー
ダー÷歩留)の合計値
の生産管理システムの概略を示したフローチャートであ
り、図に示される番号順(100,110,120,・・・)にデー
タベースの構成、処理の実際の流れを順番に説明する。 (100.)ロール設定オーダー(:注文仕様情報) 本社よりロール設定オーダー(製造要望オーダーとその
屯数が指定される)を一貫スケジュールシステム経由で
冷延システムが受ける。空家充当システムはこのオーダ
ーに基づいて次の処理を行う。このロール設定オーダー
は、図4に示されるように、注文番号に対する品種、規
格、製品サイズ、需要家等のデータから構成されてい
る。 (110.)冷延計画DB(:生産計画情報) 冷延計画DBは、図5に示されるように、冷延計画番号
に対して品種、グレード、素材サイズ、鋼種等ののデー
タから構成されており、図示の例はオーダー=50屯に
対して素材=60屯が流れている場合のものである。途
中工程ライン実績採取手段104により製造途中計画の
うち、余材発生部分(図6.参照)のある計画を抜き出
し、当処理の対象計画とし、冷延計画DBに修正を加え
る。 余材発生部分=計画内素材量合計−(当初採取予定オー
ダー÷歩留)の合計値
【0014】図6は製造途中計画の状態を示した説明図
である。同図のaは素材量と当初採取予定オーダーとの
差であるが、このaについては計画立案後、零に近いの
が望ましいが、併採・スラブの組み合わせ等により或る
値を持つことになる。また、製造段階に入っても素材量
やオーダーは刻々変化するため、aの値も変化する。こ
の余材発生部分aに歩留を考慮して引当可能オーダーを
検索して追加する。
である。同図のaは素材量と当初採取予定オーダーとの
差であるが、このaについては計画立案後、零に近いの
が望ましいが、併採・スラブの組み合わせ等により或る
値を持つことになる。また、製造段階に入っても素材量
やオーダーは刻々変化するため、aの値も変化する。こ
の余材発生部分aに歩留を考慮して引当可能オーダーを
検索して追加する。
【0015】(120.)余材製品DB 製品DBのうち、当初予定量より多く採取され出荷待ち
在庫となっているもの、及び、未手配オーダーに引当て
られているもの(120%紐付けにより採取された製
品)を抜き出し対象製品とする。
在庫となっているもの、及び、未手配オーダーに引当て
られているもの(120%紐付けにより採取された製
品)を抜き出し対象製品とする。
【0016】(130.)空家充当処理 ここでは、当週ロール設定オーダーを受けて次の処理を
行う。 ・仮紐製品及び仮手配にて製造中のオーダーを本紐にす
る。 ・余材製品の転用引当を行う。 ・計画空家(余材発生量予定量)へオーダー追加を行
う。
行う。 ・仮紐製品及び仮手配にて製造中のオーダーを本紐にす
る。 ・余材製品の転用引当を行う。 ・計画空家(余材発生量予定量)へオーダー追加を行
う。
【0017】次に、図2に示された空家充当処理の処理
過程を示したフローチャートに基づいて更に詳細に説明
する。 仮紐付製品の本紐化:仮紐製品及び全採取余材製品に
ついて注文番号でマッピングして1W(:1週間)の設
定量に達するまで引当てを行う。なお、仮紐付製品と
は、仮紐のため余材製品扱いとなっていた製品に該当す
るオーダーがロール設定されたとき、無条件に引当てら
れる製品である。 余材内併採の本紐付:仮手配(余材内併採、バイパス
等)で流れている仮オーダーについて、1W設定量に見
合う量を本紐付に変更する。
過程を示したフローチャートに基づいて更に詳細に説明
する。 仮紐付製品の本紐化:仮紐製品及び全採取余材製品に
ついて注文番号でマッピングして1W(:1週間)の設
定量に達するまで引当てを行う。なお、仮紐付製品と
は、仮紐のため余材製品扱いとなっていた製品に該当す
るオーダーがロール設定されたとき、無条件に引当てら
れる製品である。 余材内併採の本紐付:仮手配(余材内併採、バイパス
等)で流れている仮オーダーについて、1W設定量に見
合う量を本紐付に変更する。
【0018】製品の転用引当:余材製品(仮紐付・全
採取余材)について転用して引当可能なものを1W設定
量に達するまで引当てる(引当条件はオーダー検索に同
じである)。検索方法には次の3種類がある。 a)製品の表示変更引当て:需要家名を変更(製品貼付
のラベル貼替え)をして引当てる。 b)製品の梱包変更引当て:製品の梱包をしなおして引
当てる。 c)製品の再ライン作業引当て:製品を再度最終ライン
を通して引当てる。(サンプル採取・内径変更・トリム
作業等)
採取余材)について転用して引当可能なものを1W設定
量に達するまで引当てる(引当条件はオーダー検索に同
じである)。検索方法には次の3種類がある。 a)製品の表示変更引当て:需要家名を変更(製品貼付
のラベル貼替え)をして引当てる。 b)製品の梱包変更引当て:製品の梱包をしなおして引
当てる。 c)製品の再ライン作業引当て:製品を再度最終ライン
を通して引当てる。(サンプル採取・内径変更・トリム
作業等)
【0019】この製品の引当てa)〜c)の処理におい
ては次の処理が行われる。 1)同一品種・シートコイル別に、オーダーの製品巾以
下の製品を全件テーブル展開する。 2)オーダーを1件読み、展開されている製品全てと引
当て条件チェックを行う。条件チェックは、サイズ・規
格・目付量……等約60項目について行う。 3)条件チェックを満たすものが複数ある場合には ・全て同一諸元のもの ・引当て可能範囲内で条件を満たしているもの の順に該当オーダーのロール設定量を満足するか、条件
を満たす製品が無くなるまで引当てを行う。この時、上
記処理が a) の時には、全ての条件が満たされて梱
包型式のみが異なる場合には、当然、引当てはなされな
いこととなる。該当データがb)の処理の時ならば引当
てられることとなる。
ては次の処理が行われる。 1)同一品種・シートコイル別に、オーダーの製品巾以
下の製品を全件テーブル展開する。 2)オーダーを1件読み、展開されている製品全てと引
当て条件チェックを行う。条件チェックは、サイズ・規
格・目付量……等約60項目について行う。 3)条件チェックを満たすものが複数ある場合には ・全て同一諸元のもの ・引当て可能範囲内で条件を満たしているもの の順に該当オーダーのロール設定量を満足するか、条件
を満たす製品が無くなるまで引当てを行う。この時、上
記処理が a) の時には、全ての条件が満たされて梱
包型式のみが異なる場合には、当然、引当てはなされな
いこととなる。該当データがb)の処理の時ならば引当
てられることとなる。
【0020】計画空家充当:未完了の冷延計画の余材
発生予定量に相当する部分に採取可能オーダーを引当追
加する(引当条件は120%紐付に同じ)。 この計画空家充当の処理 においては次の処理が行われ
る。 1)同一品種・シートコイル別に、計画(素材)の酸洗
後幅以下のオーダーを200件テーブル展開する。 2)計画を1件読み、展開されているオーダー全てと引
当て条件チェックを行う。条件チェックは、サイズ・規
格・目付量……等約50項目について行う。 3)条件チェックを満たしたオーダーが複数ある場合に
は、デメリット計算を行い、その値の小さい順に引当て
を行う。このとき、計画と同一諸元の場合をデメリット
=0として計算する。なお、製造中計画のため、計画諸
元と同等かそれ以下のものしか引当てはできない。ここ
で、デメリット計算の項目を挙げると次のとおりであ
る。 ・鋼種のグレードによる値差 ・焼鈍(焼きコード)のグレードによる値差 ・トリム代の有無・トリムによる損失量を金額換算 本実施形態においては、以上の各項目毎に値差(単価)
を入力できるマスターを保有している。
発生予定量に相当する部分に採取可能オーダーを引当追
加する(引当条件は120%紐付に同じ)。 この計画空家充当の処理 においては次の処理が行われ
る。 1)同一品種・シートコイル別に、計画(素材)の酸洗
後幅以下のオーダーを200件テーブル展開する。 2)計画を1件読み、展開されているオーダー全てと引
当て条件チェックを行う。条件チェックは、サイズ・規
格・目付量……等約50項目について行う。 3)条件チェックを満たしたオーダーが複数ある場合に
は、デメリット計算を行い、その値の小さい順に引当て
を行う。このとき、計画と同一諸元の場合をデメリット
=0として計算する。なお、製造中計画のため、計画諸
元と同等かそれ以下のものしか引当てはできない。ここ
で、デメリット計算の項目を挙げると次のとおりであ
る。 ・鋼種のグレードによる値差 ・焼鈍(焼きコード)のグレードによる値差 ・トリム代の有無・トリムによる損失量を金額換算 本実施形態においては、以上の各項目毎に値差(単価)
を入力できるマスターを保有している。
【0021】4)仕掛ポイントにより異諸元オーダーの
引当てを行う(優先順は特に考慮無し)。引当て可能諸
元は表1に示されるとおりである。仕掛ポイントで鍍金
以前ならば、異鍍金量材の併採(鍍金量併採)を認めて
いる。表1に示される他の項目はどの仕掛ポイントで
も、可能範囲内での併採を認めている。但し、いずれも
鍍金ライン・最終ラインでオーダー単位の諸元内容で作
業が可能な項目に限られる。なお、図2において、波線
で囲まれた部分の処理については、表2に示されるよう
に、マスターコントロールにより、a)〜c)、計画空
家充当の処理順序が変更できる。
引当てを行う(優先順は特に考慮無し)。引当て可能諸
元は表1に示されるとおりである。仕掛ポイントで鍍金
以前ならば、異鍍金量材の併採(鍍金量併採)を認めて
いる。表1に示される他の項目はどの仕掛ポイントで
も、可能範囲内での併採を認めている。但し、いずれも
鍍金ライン・最終ラインでオーダー単位の諸元内容で作
業が可能な項目に限られる。なお、図2において、波線
で囲まれた部分の処理については、表2に示されるよう
に、マスターコントロールにより、a)〜c)、計画空
家充当の処理順序が変更できる。
【0022】
【表1】
【0023】
【表2】
【0024】冷延オンラインで引当できた量を一貫ス
ケジュールに返し、その残量を材料請求に繋げる。
ケジュールに返し、その残量を材料請求に繋げる。
【0025】ここで、上述の空家充当処理と図7又は後
述の(170.)の120%紐付との相違点の要約すると次の
とおりである。120%紐付においては、未手配のオー
ダーを全て対象にして引当てを行い(最終ライン指示時
のみ)、格落救済用オーダーも引当て、採取された製品
は全て仮紐付製品となる(出荷はできない)。一方、本
発明の空家充当処理においては、ロール設定がされたオ
ーダーを対象にして引当てを行い(製品・計画の2種類
の引当てがある。)、格落救済用という考え方はなく、
採取された製品は全て出荷対象となり、120%紐付で
採取された製品が当システムの引当の対象となってい
る。
述の(170.)の120%紐付との相違点の要約すると次の
とおりである。120%紐付においては、未手配のオー
ダーを全て対象にして引当てを行い(最終ライン指示時
のみ)、格落救済用オーダーも引当て、採取された製品
は全て仮紐付製品となる(出荷はできない)。一方、本
発明の空家充当処理においては、ロール設定がされたオ
ーダーを対象にして引当てを行い(製品・計画の2種類
の引当てがある。)、格落救済用という考え方はなく、
採取された製品は全て出荷対象となり、120%紐付で
採取された製品が当システムの引当の対象となってい
る。
【0026】(140.)ロール設定オーダー(空家充当
後) 引当てした量を設定して一貫スケジュールシステムへ返
す。一貫スケジュールシステムでは引当てられた量の残
量について、併採〜計画立案作業を開始する。
後) 引当てした量を設定して一貫スケジュールシステムへ返
す。一貫スケジュールシステムでは引当てられた量の残
量について、併採〜計画立案作業を開始する。
【0027】(150.)引当てられた製品DB 通常作業で採取された製品と同様に出荷の対象となる。 (160.)冷延計画DB(空家充当後) 引当てられたオーダーは当初採取予定オーダーとして冷
延計画DBに登録され、最終ラインで製品採取され出荷
される。 (170.)最終指示(120%紐付) 最終ライン指示で120%紐付システムにより余材紐付
けが行われ(余材・格落救済)、余材製品ができる。こ
の製品は未手配オーダーより採取しているため在庫製品
となり、空家充当の財源となる。この120%紐付シス
テムは図7において説明したとおりである。
延計画DBに登録され、最終ラインで製品採取され出荷
される。 (170.)最終指示(120%紐付) 最終ライン指示で120%紐付システムにより余材紐付
けが行われ(余材・格落救済)、余材製品ができる。こ
の製品は未手配オーダーより採取しているため在庫製品
となり、空家充当の財源となる。この120%紐付シス
テムは図7において説明したとおりである。
【0028】(180.)計画変更システム 主な機能として(冷延計画DB、冷延コイルDBに対し
て行う。)、次の4ケースがある。 a)コイルのカット(:コイルに異常等が発生し予定オ
ーダーの採取不可となった時) b)コイルの追加(:上記aの理由で素材が不足となっ
たとき) c)オーダーのカット(:製造中にオーダー仕様変更等
が発生し採取不能となった時) d)オーダーの追加(:上記cの理由で余材発生量が多
くなった時) このシステムではアラームが出て異常を把握することが
できるが、上記のa〜dのどのケースについても自動で
カット・追加は行われない。また、異常でなく、本社や
工場要望等により使用される場合もある。なお、本シス
テムにおいては異常発生をアラームリストにより知らせ
た後の事後処理は、上記のa〜dのケースはお互いに処
理が絡み合っているので、人手判断が必須となってい
る。
て行う。)、次の4ケースがある。 a)コイルのカット(:コイルに異常等が発生し予定オ
ーダーの採取不可となった時) b)コイルの追加(:上記aの理由で素材が不足となっ
たとき) c)オーダーのカット(:製造中にオーダー仕様変更等
が発生し採取不能となった時) d)オーダーの追加(:上記cの理由で余材発生量が多
くなった時) このシステムではアラームが出て異常を把握することが
できるが、上記のa〜dのどのケースについても自動で
カット・追加は行われない。また、異常でなく、本社や
工場要望等により使用される場合もある。なお、本シス
テムにおいては異常発生をアラームリストにより知らせ
た後の事後処理は、上記のa〜dのケースはお互いに処
理が絡み合っているので、人手判断が必須となってい
る。
【0029】製造途中計画に変更が生じた場合、例えば
素材に異常が発生した場合には、仕掛ポイントにより対
応可能であれば製造諸元を変更して採取予定オーダーを
保証する(表1.参照)。諸元変更不可の場合には、人
手により次のいずれかの方法が取られるが、その結果は
次回の空家充当システムへ反映される。 1)該当素材を当計画よりカットし、別の素材があれば
補充する。 2)採取予定オーダーを当計画よりカットする。 また、製造途中のオーダーに仕様変更があった場合につ
いても同様に、上記の1)、2)のいずれかの処置が行
われる。
素材に異常が発生した場合には、仕掛ポイントにより対
応可能であれば製造諸元を変更して採取予定オーダーを
保証する(表1.参照)。諸元変更不可の場合には、人
手により次のいずれかの方法が取られるが、その結果は
次回の空家充当システムへ反映される。 1)該当素材を当計画よりカットし、別の素材があれば
補充する。 2)採取予定オーダーを当計画よりカットする。 また、製造途中のオーダーに仕様変更があった場合につ
いても同様に、上記の1)、2)のいずれかの処置が行
われる。
【0030】本実施形態によれば以上の説明から明らか
なように次のような効果が得られている。 (1)本実施形態においては、向け先及び納期が設定さ
れた注文仕様を対象としているので、余材に引当てがで
きたときは、そのまま出荷することができる。このた
め、工場末端で在庫となることがなく、余材の在庫が増
えないという効果がある。 (2)本実施形態においては、複数の管理ポイントを通
過したとき、生産計画ロットの生産状況を把握するの
で、注文の変更や追加及び製造諸元の変更などがあった
場合でも速やかに変更に見合った引当ができる効果があ
る。 (3)本実施形態においては、製造中の計画には各ライ
ンの作業実績が冷延計画DBを中心に、オンラインで消
し込まれており、冷延コイルの重量・欠陥の発生有無等
が刻々と登録され変化しており(表1.参照)、本実施
形態の空家充当システムにおいては、この最新情報を基
に素材量・オーダー量を把握して処理を行っている。従
って、本実施形態によれば、複数の管理ポイントでその
時点の素材量を把握して引当てが行われるので、素材量
に見合ったオーダー引当てが可能である。 (4)本実施形態においては、余材在庫製品についても
対象としているので、120%紐付けシステムで発生す
る在庫製品を人手を介さずに、出荷対象製品に変更でき
る。
なように次のような効果が得られている。 (1)本実施形態においては、向け先及び納期が設定さ
れた注文仕様を対象としているので、余材に引当てがで
きたときは、そのまま出荷することができる。このた
め、工場末端で在庫となることがなく、余材の在庫が増
えないという効果がある。 (2)本実施形態においては、複数の管理ポイントを通
過したとき、生産計画ロットの生産状況を把握するの
で、注文の変更や追加及び製造諸元の変更などがあった
場合でも速やかに変更に見合った引当ができる効果があ
る。 (3)本実施形態においては、製造中の計画には各ライ
ンの作業実績が冷延計画DBを中心に、オンラインで消
し込まれており、冷延コイルの重量・欠陥の発生有無等
が刻々と登録され変化しており(表1.参照)、本実施
形態の空家充当システムにおいては、この最新情報を基
に素材量・オーダー量を把握して処理を行っている。従
って、本実施形態によれば、複数の管理ポイントでその
時点の素材量を把握して引当てが行われるので、素材量
に見合ったオーダー引当てが可能である。 (4)本実施形態においては、余材在庫製品についても
対象としているので、120%紐付けシステムで発生す
る在庫製品を人手を介さずに、出荷対象製品に変更でき
る。
【0031】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、ロールが
設定されたオーダーを対象にして、既に製造を開始して
いる計画の余材発生部分に、引当可能オーダーを追加す
ることにようにしたので、余材の在庫を極力低減するこ
とができ、且つ、迅速な引当が可能になっている。
設定されたオーダーを対象にして、既に製造を開始して
いる計画の余材発生部分に、引当可能オーダーを追加す
ることにようにしたので、余材の在庫を極力低減するこ
とができ、且つ、迅速な引当が可能になっている。
【図1】本発明の一実施形態係る鉄鋼製品の生産管理シ
ステムの概略を示したフローチャートである。
ステムの概略を示したフローチャートである。
【図2】図1の空家充当システムの詳細を示したフロー
チャートである。
チャートである。
【図3】冷延鋼板の製造工程の概略を示した説明図であ
る。
る。
【図4】ロール設定オーダーのデータ構成例の説明図で
ある。
ある。
【図5】冷延計画DBのデータ構成例の説明図である。
【図6】製造途中計画の状態を示した説明図である。
【図7】120%紐付の処理過程を示したフローチャー
トである。
トである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 戸川 徳日己 東京都千代田区丸の内一丁目1番2号 日 本鋼管株式会社内 (72)発明者 今井 秀行 東京都千代田区丸の内一丁目1番2号 日 本鋼管株式会社内 (72)発明者 小土井 章夫 東京都千代田区丸の内一丁目1番2号 日 本鋼管株式会社内 (72)発明者 薦田 光三 東京都港区港南一丁目8番27号 株式会社 エヌ・ケー・エクサ内
Claims (2)
- 【請求項1】 鉄鋼製品の生産管理システムにおいて、
生産途中で発生する余材に対して注文仕様を引当てる途
中発生余材引当て手段を具備したことを特徴とする鉄鋼
製品の生産管理システム。 - 【請求項2】 前記途中発生余材引当て手段は、注文仕
様情報が記憶される注文仕様情報記憶手段と、生産計画
情報が記憶される生産計画情報記憶手段と、製造中の各
ラインのオンラインの作業実績に基づいて、前記生産計
画情報を修正して生産中の途中情報を作成する生産状況
情報作成手段と、前記生産状況情報を記憶する生産状況
情報記憶手段と、前記注文仕様情報と前記生産状況情報
とを比較することにより引当ての可否を判断する手段と
を備えていることを特徴とする請求項1記載の鉄鋼製品
の生産管理システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32998095A JPH09167180A (ja) | 1995-12-19 | 1995-12-19 | 鉄鋼製品の生産管理システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32998095A JPH09167180A (ja) | 1995-12-19 | 1995-12-19 | 鉄鋼製品の生産管理システム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09167180A true JPH09167180A (ja) | 1997-06-24 |
Family
ID=18227430
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP32998095A Pending JPH09167180A (ja) | 1995-12-19 | 1995-12-19 | 鉄鋼製品の生産管理システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09167180A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001318713A (ja) * | 2000-05-09 | 2001-11-16 | Nec Corp | Ml情報の社内指定読替処理方法および装置 |
KR100385393B1 (ko) * | 2000-06-21 | 2003-05-27 | 안유백 | 인터넷을 이용한 철강 관련 온-라인 서비스 시스템 |
KR100431841B1 (ko) * | 1999-09-21 | 2004-05-20 | 주식회사 포스코 | 철강제조 공정손실 분석방법 |
JP2007233780A (ja) * | 2006-03-02 | 2007-09-13 | Hitachi Ltd | 現場プロセス状況対応作業支援システム及び現場プロセス状況対応作業支援方法 |
JP2018147168A (ja) * | 2017-03-03 | 2018-09-20 | 株式会社神戸製鋼所 | 充当業務支援方法及び充当業務支援装置 |
-
1995
- 1995-12-19 JP JP32998095A patent/JPH09167180A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100431841B1 (ko) * | 1999-09-21 | 2004-05-20 | 주식회사 포스코 | 철강제조 공정손실 분석방법 |
JP2001318713A (ja) * | 2000-05-09 | 2001-11-16 | Nec Corp | Ml情報の社内指定読替処理方法および装置 |
KR100385393B1 (ko) * | 2000-06-21 | 2003-05-27 | 안유백 | 인터넷을 이용한 철강 관련 온-라인 서비스 시스템 |
JP2007233780A (ja) * | 2006-03-02 | 2007-09-13 | Hitachi Ltd | 現場プロセス状況対応作業支援システム及び現場プロセス状況対応作業支援方法 |
JP2018147168A (ja) * | 2017-03-03 | 2018-09-20 | 株式会社神戸製鋼所 | 充当業務支援方法及び充当業務支援装置 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20030819 |