JP7288188B2 - 在庫引当計画の立案装置、方法及びプログラム - Google Patents
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Description
非特許文献1には、中間製品と注文の引き当て計画最適化問題を、2部グラフマッチング問題として定式化し、メタヒューリスティクスベースの最適化技術を用いて、中間製品と注文の最適な組み合わせを求める手法が開示されている。
特許文献1及び非特許文献1では、上記のような中間製品の加工による損失については考慮されていない。
[1] 中間製品に注文を引き当てる在庫引当計画を立案する在庫引当計画の立案装置であって、
前記中間製品の形状を含む中間製品の情報、及び要求する形状を含む注文の情報を取り込む入力手段と、
前記中間製品の情報と前記注文の情報とを比較して、引当可否条件に基づいて、当該中間製品と当該注文とが引当可能であるか否か判定する引当可否判定手段と、
引き当て可能な前記中間製品と前記注文との組み合わせに対して、前記中間製品を加工する場合に発生する屑の発生量である屑化量を、前記中間製品に前記注文を引き当てる引当量に応じて計算するための、単位引当量あたりの屑化量である屑化係数を用いて設定され、前記屑化量を抑えつつ、引当量を増やすように目的関数で定式化された最適化問題を求解する求解手段とを備えたことを特徴とする在庫引当計画の立案装置。
[2] 前記屑化係数は、前記中間製品の端を切断する場合に発生する屑のための屑化係数と、前記中間製品を分割する場合に発生する屑のための屑化係数とを含むことを特徴とする[1]に記載の在庫引当計画の立案装置。
[3] 前記中間製品は板状であって、その巾が調整可能であり、
前記屑化係数は、前記調整可能な巾に応じて定められた値であることを特徴とする[1]又は[2]に記載の在庫引当計画の立案装置。
[4] 前記屑化係数を計算する屑化量計算手段をさらに備えることを特徴とする[1]乃至[3]のいずれか一つに記載の在庫引当計画の立案装置。
[5] 前記目的関数は、引当量に(1-単位引当量あたりの屑化量)を乗じた値の合計を表す関数であることを特徴とする[1]乃至[4]のいずれか一つに記載の在庫引当計画の立案装置。
[6] 前記引当量及び前記屑化量は重量であることを特徴とする[1]乃至[5]のいずれか一つに記載の在庫引当計画の立案装置。
[7] 前記最適化問題において、前記引当量と前記屑化量との合計に対する制約条件を設定することを特徴とする[1]乃至[6]のいずれか一つに記載の在庫引当計画の立案装置。
[8] 前記制約条件に対して妥当不等式を導入することを特徴とする[7]に記載の在庫引当計画の立案装置。
[9] 製鋼工程で発生する中間製品である余材スラブに注文を引き当てる在庫引当計画を立案することを特徴とする[1]乃至[8]のいずれか一つに記載の在庫引当計画の立案装置。
[10] 中間製品に注文を引き当てる在庫引当計画を立案する在庫引当計画の立案方法であって、
前記中間製品の形状を含む中間製品の情報、及び要求する形状を含む注文の情報を取り込む入力ステップと、
前記中間製品の情報と前記注文の情報とを比較して、引当可否条件に基づいて、当該中間製品と当該注文とが引当可能であるか否か判定する引当可否判定ステップと、
引き当て可能な前記中間製品と前記注文との組み合わせに対して、前記中間製品を加工する場合に発生する屑の発生量である屑化量を、前記中間製品に前記注文を引き当てる引当量に応じて計算するための、単位引当量あたりの屑化量である屑化係数を用いて設定され、前記屑化量を抑えつつ、引当量を増やすように目的関数で定式化された最適化問題を求解する求解ステップとを有することを特徴とする在庫引当計画の立案方法。
[11] 中間製品に注文を引き当てる在庫引当計画を立案するためのプログラムであって、
前記中間製品の形状を含む中間製品の情報、及び要求する形状を含む注文の情報を取り込む入力手段と、
前記中間製品の情報と前記注文の情報とを比較して、引当可否条件に基づいて、当該中間製品と当該注文とが引当可能であるか否か判定する引当可否判定手段と、
引き当て可能な前記中間製品と前記注文との組み合わせに対して、前記中間製品を加工する場合に発生する屑の発生量である屑化量を、前記中間製品に前記注文を引き当てる引当量に応じて計算するための、単位引当量あたりの屑化量である屑化係数を用いて設定され、前記屑化量を抑えつつ、引当量を増やすように目的関数で定式化された最適化問題を求解する求解手段としてコンピュータを機能させるためのプログラム。
本実施形態では、製鉄業における製鋼工程で発生する中間製品である余材スラブ(以下、単にスラブとも呼ぶ)に注文を引き当てるプロセスに対して本発明を適用する例を説明する。
図1に、実施形態に係る在庫引当計画の立案装置100の機能構成を示す。在庫引当計画の立案装置100は、スラブに注文を引き当てる在庫引当計画を立案するものであり、以下に述べるように、最適化問題を設定、求解することにより、スラブに注文を引き当てる重量である引当量を求める。
在庫引当計画の立案装置100は、入力部101と、引当可否判定部102と、屑化量計算部103と、制約条件設定部104と、目的関数設定部105と、求解部106と、判定部107と、出力部108とを備える。
目的関数設定部105は、決定変数である引当量、及び屑化量計算部103で計算した屑化係数を用いて、引当量を求める最適化問題の目的関数を設定する。目的関数は、その最大化により、屑の発生を許容するが屑化量を抑えつつ、引当量を増やすように設定される。
なお、本実施形態では、制約条件設定部104及び目的関数設定部105が、本発明でいう最適化問題設定手段として機能する。
出力装置110は、出力部108から送信された求解結果を出力するディスプレイ等の表示装置である。なお、出力装置110は、音声情報を出力するスピーカ等の音声出力装置等や、出力部108から送信された求解結果を不図示の記憶領域に保存、登録する記憶装置等であってもよい。
図2は、実施形態に係る庫引当計画の立案装置100による在庫引当計画の立案方法を示すフローチャートである。
ステップS1において、入力部101は、データベース200から、スラブの情報と、注文の情報とを取り込む。表1に、スラブの情報の例を示す。スラブID毎に、スラブ材質、品質(スラブ特性値)、形状(スラブ巾、スラブ単重、スラブ長さ)が紐付けられている。また、表2に、注文の情報の例を示す。注文ID毎に、注文が要求する注文材質、注文が要求する品質(注文特性値)、注文が要求する形状(注文巾)、引当条件に関する情報(注文投入量、引当量の上下限値)が紐付けられている。なお、スラブ特性値及び注文特性値は、点数の高い方が品質として優れていることを意味する。
余材スラブは、注文の引当後に、スラブ巾が調整され、下工程である熱延工程において熱延コイルに加工される。熱延工程で圧延する前には、スラブ巾を注文巾に合うように調整しなければならない。この調整は、サイジングプレス機等の加工機を用いて行うのが一般的である。しかしながら、サイジングプレスで圧下可能な巾は、スラブの硬さ等の材質によって上限制約がある。このため、上限制約以上に巾差があるスラブと注文を紐付けるためには、下工程に余材スラブを投入する前に、余材スラブを長手方向に沿って切断して巾を調整しなければならない。この場合に、余材スラブを切断すると屑が発生するため、できる限り屑が発生しないようなスラブと注文の組み合わせを求める必要がある。なお、本実施形態では、サイジングプレスで圧下可能な巾の上限制約はすべてのスラブで300[mm]と仮定した。
本願発明者は、引当量が可変であるときに、スラブに注文を引き当てたときの屑化量を計算するためには、引当量に比例して屑化量が計算可能なモデルの構築が必要であると考えた。そして、このモデル構築のためには、引当可能と判定されたスラブと注文の組み合わせに対して、単位引当量あたりの屑化量、つまり屑化係数として与えることが有効であることを見出した。これにより、引当量及び屑化量を同時に最適化する最適化問題を構築することができる。
一つ目は、図3(a)に示すように、スラブ301の端を長手方向に沿って切断するケースである。このケースでは、切断されたスラブの端片は屑302となる。本実施形態において、この屑を切断屑と呼ぶ。
二つ目は、図3(b)に示すように、巾が広いスラブ301の中央部を長手方向に沿って切断して、二枚のスラブ301-1、301-2に分割した後に、各スラブ301-1、301-2に注文を引き当てるケースである。図3(b)に示すように、分割後のスラブ301-1、301-2には、異なる注文wi1、wi2が引き当てられることがある。このケースでは、中央部の切断代が屑303となる。本実施形態において、この屑を分割屑と呼ぶ。また、本実施形態において、切断代はすべてのスラブ一律で10[mm]と仮定した。
なお、一枚のスラブを二枚のスラブに分割した後に、さらに、そのスラブの端を長手方向に沿って切断して、注文を引き当てるケースでは、切断屑が発生する。
また、実業務ではスラブを長手方向に沿って三分割や四分割する状況も少なからず存在するが、切断屑、分割屑の発生割合に比べて十分少ないため、解の最適性に大きな影響を及ぼすことはない。また、後述する本実施形態における定式化手法を用いれば、三分割や四分割したスラブも同様の手法で定式化可能である。
(集合の定義)
I:注文の集合
J:スラブの集合
S:S={0、1、2} 0:分割なし、1:分割後一本目、2:分割後二本目
δw:サイジングプレスによって調整可能な巾(本例ではδw=300[mm])
γ:分割時の切断代
wS j:スラブjのスラブ巾
wi:注文iの注文巾
mS ij:スラブjに注文iを引き当てるときの屑化係数
巾差が調整可能巾δw以下である場合(wS j-wi≦δw)、サイジングプレスによって巾差を調整可能であるため、切断屑は発生しない。一方、巾差が調整可能巾δwを超える場合(wS j-wi>δw)、サイジングプレスだけでは巾差を調整不能であるため、切断屑が発生する。
本実施形態において、スラブの端を切断する巾は、巾差から、調整可能巾δwを引いた巾だけであるとする(wS j-wi-δw)。例えばスラブ巾1500[mm]の余材スラブに、注文巾1100[mm]の注文を引き当てる場合、余材スラブは端100[mm]を切断し、スラブ巾1400[mm]の余材スラブとしてから下工程に搬送される。このように、巾差を、サイジングプレスによって調整可能な巾差、つまりδwになるように調整すれば、切断屑を可能な限り抑えることができる。
単位引当量あたりの切断屑化量は、スラブの密度が均一であると仮定して、スラブの端を切断する巾(wS j-wi-δw)を注文巾wiで割った値で与える。例えばスラブ巾1500[mm]の余材スラブに、注文巾1100[mm]の注文を引き当てする場合、余材スラブは端100[mm]を切断しなければならない。したがって、屑化係数mS ijは、(1500-1100-300)/1100=1/11となる。例えばこのスラブに10[トン]の注文を割り当てる場合、その切断屑化量は(1/11)×10≒0.9[トン]となる。
巾差が調整可能巾δw以下である場合(wS j-wi≦δw)、サイジングプレスによって巾差を調整可能であるため、分割屑だけが発生する。一方、巾差が調整可能巾δwを超える場合(wS j-wi>δw)、サイジングプレスだけでは巾差を調整不能であるため、分割屑及び切断屑が発生する。
単位引当量あたりの分割屑化量は、中央部の切断代γを注文巾wiで割った値で与える。
また、単位引当量あたりの分割及び切断屑化量は、スラブの端を切断する巾(wS j-wi-δw)と中央部の切断代γを足し合わせたものを注文巾wiで割った値で与える。
本実施形態では、在庫引当計画問題として、切断屑及び分割屑を考慮した最適化問題である混合整数計画問題を定式化する。
(集合の定義)
I:注文の集合
J:スラブの集合
NS i:注文iに引き当て可能なスラブの集合
NS j:スラブjに引き当て可能な注文の集合
Cj:スラブjに引き当て可能な色(下工程製造種類)の集合
S:S={0、1、2} 0:分割なし、1:分割後一本目、2:分割後二本目
xS ij:スラブjに注文iを引き当てる重量である引当量
zS ij:1 スラブjに注文iを引き当てる
0 その他
ySC j:1 スラブjに色Cを引き当てる
0 その他
hj:1 スラブjを分割する
0 スラブjを分割しない
oS ij:スラブjへの注文iの引当回数
ai:注文iの投入量
bS j:スラブjのスラブ単重
C(i):注文iの色(下工程製造種類)
d:1スラブに引当可能な色の上限数
e:1スラブに引当可能な重量の下限値
M:大きな値
mS ij:スラブjに注文iを引き当てるときの屑化係数
TL i:注文iの引当量の下限値
TH i:注文iの引当量の上限値
制約条件(2)は、引当量と屑化量の合計がスラブ単重以下であるとの上限制約を規定する。
制約条件(3)は、下工程負荷制約であり、下工程で切断が必要になる注文の種類はd個以下であることを規定する。
制約条件(4)は、最小紐付け制約であり、スラブに注文を引き当てる場合、最適eトン以上引き当てることを規定する。
制約条件(5)は、スラブを分割するかしないかを判定するための変数を規定する。z0 ijが1である場合、スラブを切断しないので、hj=0となることを規定する。
制約条件(6)も同様に、z1 ijが1である場合、スラブを切断するので、hj=1となることを規定する。
制約条件(7)も同様に、z2 ijが1である場合、スラブを切断するので、hj=1となることを規定する。
制約条件(8)、(9)は、変数間の整合性を取るための制約である。
制約条件(10)~(12)は、各変数の取りうる範囲を規定する。
制約条件(13)は、引当量は、引当量の上下限値の整数倍に収まっていることを規定する。
まず、hjは0-1変数であり、x0 ij>0∀i,jのとき、hj=0が成り立つ。したがって、S=0のとき、スラブに対する紐付け条件に対して、式(14)の不等式が成立する。よって、スラブに対する紐付け条件は、S=0のとき、式(15)の不等式で置換することができる。
目的関数は、式(18)のように、屑の発生を許容するが屑化量を抑えつつ、引当量を増やすように在庫引当計画を立案するために、引当量xS ijに(1-屑化係数mS ij)を乗じた値の合計を表す関数であり、それを最大化するものとなっている。
なお、式(18)の目的関数は一例であり、その最大化又は最小化により、屑の発生を許容するが屑化量を抑えつつ、引当量を増やすように設定されるものであれば、限られるものではない、
実施例1では、実施形態の手法(本手法と呼ぶ)と、切断屑及び分割屑の発生を許容しない比較手法とを比較した。なお、1スラブに引当可能な色の上限数d=1とした。また、1スラブに引当可能な重量の下限値e=5[トン]とした。また、切断代γを10[mm]、サイジングプレスによって調整可能な巾δwを300[mm]とした。
本手法での引当可否条件は、表3に示したとおりである。
比較手法での引当可否条件を、表4に示す。スラブ巾が注文巾よりも大きく、スラブ特性値1、2が注文特性値1、2よりも優れていれば、引当可能であるとする点は本手法と同様であるが、スラブ巾と注文巾の差は300[mm]以内として与えられているため、切断屑及び分割屑を許容した引き当ては行われない。
実施例2では、制約条件(2)のまま在庫引当計画問題を求解した場合と、式(14)~式(17)の妥当不等式を導入して在庫引当計画問題を求解した場合とを比較した。
図4に、妥当不等式を導入した場合と、導入しない場合の目的関数の値の収束を比較した結果を示す。401が妥当不等式を導入した場合の特性線を、402が導入しない場合の特性線である。図4に示すように、妥当不等式を導入した方が解の収束が早いことがわかる。このように最適化問題に対して妥当不等式を導入することで、計算時間を短縮化させることができる。
また、本発明を適用した在庫引当計画の立案装置は、例えばCPU、ROM、RAM等を備えたコンピュータ装置により実現される。なお、本発明を適用した在庫引当計画の立案装置は、単体のコンピュータ装置で構成されることに限られず、例えば複数のコンピュータ装置が協働して在庫引当計画の立案装置として機能するような形態としてもよい。
また、本発明は、本発明の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、このシステム或いは装置のコンピュータがプログラムを読み出して実行することによっても実現可能である。
101:入力部
102:引当可否判定部
103:屑化量計算部
104:制約条件設定部
105:目的関数設定部
106:求解部
107:判定部
108:出力部
Claims (11)
- 中間製品に注文を引き当てる在庫引当計画を立案する在庫引当計画の立案装置であって、
前記中間製品の形状を含む中間製品の情報、及び要求する形状を含む注文の情報を取り込む入力手段と、
前記中間製品の情報と前記注文の情報とを比較して、引当可否条件に基づいて、当該中間製品と当該注文とが引当可能であるか否か判定する引当可否判定手段と、
引き当て可能な前記中間製品と前記注文との組み合わせに対して、前記中間製品を加工する場合に発生する屑の発生量である屑化量を、前記中間製品に前記注文を引き当てる引当量に応じて計算するための、単位引当量あたりの屑化量である屑化係数を用いて設定され、前記屑化量を抑えつつ、引当量を増やすように目的関数で定式化された最適化問題を求解する求解手段とを備えたことを特徴とする在庫引当計画の立案装置。 - 前記屑化係数は、前記中間製品の端を切断する場合に発生する屑のための屑化係数と、前記中間製品を分割する場合に発生する屑のための屑化係数とを含むことを特徴とする請求項1に記載の在庫引当計画の立案装置。
- 前記中間製品は板状であって、その巾が調整可能であり、
前記屑化係数は、前記調整可能な巾に応じて定められた値であることを特徴とする請求項1又は2に記載の在庫引当計画の立案装置。 - 前記屑化係数を計算する屑化量計算手段をさらに備えることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の在庫引当計画の立案装置。
- 前記目的関数は、引当量に(1-単位引当量あたりの屑化量)を乗じた値の合計を表す関数であることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の在庫引当計画の立案装置。
- 前記引当量及び前記屑化量は重量であることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の在庫引当計画の立案装置。
- 前記最適化問題において、前記引当量と前記屑化量との合計に対する制約条件を設定することを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の在庫引当計画の立案装置。
- 前記制約条件に対して妥当不等式を導入することを特徴とする請求項7に記載の在庫引当計画の立案装置。
- 製鋼工程で発生する中間製品である余材スラブに注文を引き当てる在庫引当計画を立案することを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載の在庫引当計画の立案装置。
- 中間製品に注文を引き当てる在庫引当計画を立案する在庫引当計画の立案方法であって、
前記中間製品の形状を含む中間製品の情報、及び要求する形状を含む注文の情報を取り込む入力ステップと、
前記中間製品の情報と前記注文の情報とを比較して、引当可否条件に基づいて、当該中間製品と当該注文とが引当可能であるか否か判定する引当可否判定ステップと、
引き当て可能な前記中間製品と前記注文との組み合わせに対して、前記中間製品を加工する場合に発生する屑の発生量である屑化量を、前記中間製品に前記注文を引き当てる引当量に応じて計算するための、単位引当量あたりの屑化量である屑化係数を用いて設定され、前記屑化量を抑えつつ、引当量を増やすように目的関数で定式化された最適化問題を求解する求解ステップとを有することを特徴とする在庫引当計画の立案方法。 - 中間製品に注文を引き当てる在庫引当計画を立案するためのプログラムであって、
前記中間製品の形状を含む中間製品の情報、及び要求する形状を含む注文の情報を取り込む入力手段と、
前記中間製品の情報と前記注文の情報とを比較して、引当可否条件に基づいて、当該中間製品と当該注文とが引当可能であるか否か判定する引当可否判定手段と、
引き当て可能な前記中間製品と前記注文との組み合わせに対して、前記中間製品を加工する場合に発生する屑の発生量である屑化量を、前記中間製品に前記注文を引き当てる引当量に応じて計算するための、単位引当量あたりの屑化量である屑化係数を用いて設定され、前記屑化量を抑えつつ、引当量を増やすように目的関数で定式化された最適化問題を求解する求解手段としてコンピュータを機能させるためのプログラム。
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