JP2014085743A - 配置データ生成装置、配置データ生成方法、配置データ生成プログラム - Google Patents

配置データ生成装置、配置データ生成方法、配置データ生成プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】材料の歩留まりと仕分け作業時間とのいずれを優先させるかに応じて、最適な配置データを生成することができる配置データ生成装置を提供する。
【解決手段】組み合わせパターン作成部110は、複数の種類の部品を種類ごとに設定された員数だけ切り出すために、材料に対して部品を割り当てる際に、複数の種類の部品を種類ごとに複数の姿勢で組み合わせた部品組み合わせパターンを作成し、複数の部品のまとまりを組部品として、複数の種類の組部品を複数の姿勢で組み合わせた複数の組部品組み合わせパターンを作成する。組み合わせパターン選択部120は、ラップ量算出部111で算出した部品間のラップ量が最も大きい組み合わせパターンを選択する。配置決定部130は、選択された組み合わせパターンで配列された全ての部品を1または複数本の材料に割り当てる配置を決定して、配置データを生成する。
【選択図】図2

Description

本発明は、加工機によって所定長さのパイプ材または鋼材から複数の形状の部品を切断する際に用いる配置データを生成する配置データ生成装置、配置データ生成方法、配置データ生成プログラムに関する。
例えばレーザを用いてパイプ材または鋼材である材料を切断する加工機がある。この種の加工機は、NC装置によって制御される。NC装置は、材料を切断する処理の手順を規定する切断プログラムに従って加工機を制御する。所定長さの材料から複数の形状の部品を切断する際には、それぞれの形状の部品をどのような姿勢でどのような順で材料に割り当てて材料を切断するかという配置を決める必要がある。この場合の配置はネスティングとも称される。加工機による材料の切断を制御する切断プログラムは、配置の情報を示す配置データを用いて材料を切断する処理の手順を規定する。
特開2001−184112号公報
従来、加工機によって材料を切断する際には、材料の歩留まりを極力よくすることが求められていた。ここでの歩留まりとは、必要な材料の本数と部品を切断した後の材料の残りである残材のことであり、必要な材料の本数が少なく、残材が多ければ歩留まりがよいということである。ところが、材料の歩留まりを向上させようとすると、種類の異なる部品が不規則に配列し、材料を加工後の部品の仕分け作業に多くの時間を要することがあった。
そこで、材料の歩留まりと仕分け作業時間とのいずれを優先させるかという条件に応じて、最適な配置データを生成することができる配置データ生成装置、配置データ生成方法、配置データ生成プログラムが求められている。
本発明はこのような要望に対応するため、材料の歩留まりと仕分け作業時間とのいずれを優先させるかという条件に応じて、最適な配置データを生成することができる配置データ生成装置、配置データ生成方法、配置データ生成プログラムを提供することを目的とする。
本発明は、上述した従来の技術の課題を解決するため、所定長さの1または複数本の材料より、複数の種類の部品をそれぞれの種類ごとに設定された員数だけ切り出すために、前記材料に対して前記部品を割り当てる際に、前記それぞれの種類の部品に対して設定されている前記材料の周方向への回転の可否及び前記材料の長手方向への反転の可否を示す第1の設定情報と、前記それぞれの種類の部品を前記材料の周方向に回転させる際の回転ピッチを示す第2の設定情報とに基づいて、前記複数の種類の部品を種類ごとに複数の姿勢で組み合わせた部品組み合わせパターンを作成し、前記それぞれの種類の部品に対して作成した複数の部品組み合わせパターンのうちから選択した部品組み合わせパターンによる複数の部品のまとまりを組部品として、前記複数の種類の組部品を複数の姿勢で組み合わせた複数の組部品組み合わせパターンを作成する組み合わせパターン作成部と、前記複数の部品組み合わせパターンそれぞれにおける隣接する部品間のラップ量と、前記複数の組部品組み合わせパターンそれぞれにおける隣接する組部品間のラップ量とを算出するラップ量算出部と、前記複数の部品組み合わせパターンのうちから、前記ラップ量算出部で算出した前記部品間のラップ量が最も大きい部品組み合わせパターンを選択し、前記複数の組部品組み合わせパターンのうちから、前記ラップ量算出部で算出した前記組部品間のラップ量が最も大きい組部品組み合わせパターンを選択することにより、前記複数の種類の全ての部品の配列を決定する組み合わせパターン選択部と、前記組み合わせパターン選択部によって決定された配列の前記複数の種類の全ての部品を、材料端側余裕巾と部品間さん巾とを含めて前記材料に割り当てるのに必要な前記材料の本数を算出して、算出した1または複数本の前記材料に前記全ての部品を割り当てる配置を決定して配置データを生成する配置決定部とを備えることを特徴とする配置データ生成装置を提供する。
上記の配置データ生成装置において、前記配置決定部は、部品の移動の可否を示す第3の設定情報によって部品の移動が可とされており、移動可能な部品が存在する場合に、歩留まりを向上させるために部品を移動させて配置を修正して、修正した配置に基づいて配置データを生成することが好ましい。
上記の配置データ生成装置において、同じ種類の部品が不連続に配置されることを許容して歩留まりを優先する歩留まり優先モードと、同じ種類の部品を連続的にまとめて配置するまとめ配置モードとのいずれかを設定するモード設定部を備え、前記組み合わせパターン作成部は、前記モード設定部によって前記まとめ配置モードに設定されているとき、前記部品組み合わせパターンと前記組部品組み合わせパターンを作成することが好ましい。
上記の配置データ生成装置において、前記組み合わせパターン作成部は、前記モード設定部によって前記歩留まり優先モードに設定されているとき、前記第1及び第2の設定情報に基づいて、前記複数の種類の全ての部品を任意の順番で組み合わせた複数の組み合わせパターンを作成し、前記ラップ量算出部は、前記複数の組み合わせパターンそれぞれにおける隣接する部品間のラップ量を算出し、前記組み合わせパターン選択部は、前記複数の組み合わせパターンのうちから、前記ラップ量算出部で算出した前記部品間のラップ量が最も大きい組み合わせパターンを選択し、前記配置決定部は、前記組み合わせパターン選択部によって選択された組み合わせパターンによる配列の前記複数の種類の全ての部品を、前記材料端側余裕巾と前記部品間さん巾とを含めて前記材料に割り当てるのに必要な前記材料の本数を算出して、算出した1または複数本の前記材料に前記全ての部品を割り当てる配置を決定して配置データを生成することが好ましい。
また、本発明は、上述した従来の技術の課題を解決するため、所定長さの1または複数本の材料より、複数の種類の部品をそれぞれの種類ごとに設定された員数だけ切り出すために、前記材料に対して前記部品を割り当てる際に、前記それぞれの種類の部品に対して設定されている前記材料の周方向への回転の可否及び前記材料の長手方向への反転の可否を示す第1の設定情報と、前記それぞれの種類の部品を前記材料の周方向に回転させる際の回転ピッチを示す第2の設定情報とに基づいて、前記複数の種類の部品を種類ごとに複数の姿勢で組み合わせた部品組み合わせパターンを作成する第1のステップと、前記第1のステップにて作成された前記複数の部品組み合わせパターンそれぞれにおける隣接する部品間のラップ量を算出する第2のステップと、前記第1のステップにて前記それぞれの種類の部品に対して作成された複数の部品組み合わせパターンのうちから、前記第2のステップにて算出された前記部品間のラップ量が最も大きい部品組み合わせパターンを選択する第3のステップと、前記第3のステップにて選択された部品組み合わせパターンによる複数の部品のまとまりを組部品として、前記複数の種類の組部品を複数の姿勢で組み合わせた複数の組部品組み合わせパターンを作成する第4のステップと、前記第4のステップにて作成された前記複数の組部品組み合わせパターンそれぞれにおける隣接する組部品間のラップ量を算出する第5のステップと、前記第4のステップにて作成された前記複数の組部品組み合わせパターンのうちから、前記第5のステップにて算出された前記組部品間のラップ量が最も大きい組部品組み合わせパターンを選択することにより、前記複数の種類の全ての部品の配列を決定する第6のステップと、前記第6のステップにて決定された配列の前記複数の種類の全ての部品を、材料端側余裕巾と部品間さん巾とを含めて前記材料に割り当てるのに必要な前記材料の本数を算出する第7のステップと、前記第7のステップにて算出された1または複数本の前記材料に前記全ての部品を割り当てる配置を決定して配置データを生成する第8のステップとを含むことを特徴とする配置データ生成方法を提供する。
上記の配置データ生成方法において、前記第8のステップは、部品の移動の可否を示す第3の設定情報によって部品の移動が可とされており、移動可能な部品が存在する場合に、歩留まりを向上させるために部品を移動させて配置を修正して、修正した配置に基づいて配置データを生成することが好ましい。
上記の配置データ生成方法において、同じ種類の部品が不連続に配置されることを許容して歩留まりを優先する歩留まり優先モードと、同じ種類の部品を連続的にまとめて配置するまとめ配置モードとのいずれに設定されているかを判定する第9のステップをさらに含み、前記第9のステップにて前記まとめ配置モードに設定されていると判定されたとき、前記第1のステップにて前記部品組み合わせパターンを作成し、前記第4のステップにて前記組部品組み合わせパターンを作成することが好ましい。
上記の配置データ生成方法において、前記第9のステップにて前記歩留まり優先モードに設定されていると判定されたとき、前記第1及び第2の設定情報に基づいて、前記複数の種類の全ての部品を任意の順番で組み合わせた複数の組み合わせパターンを作成する第10のステップと、前記第10のステップにて作成された前記複数の組み合わせパターンそれぞれにおける隣接する部品間のラップ量を算出する第11のステップと、前記第10のステップにて作成された前記複数の組み合わせパターンのうちから、前記第11のステップにて算出された前記部品間のラップ量が最も大きい組み合わせパターンを選択する第12のステップと、前記第12のステップにて選択された組み合わせパターンによる配列の前記複数の種類の全ての部品を、前記材料端側余裕巾と前記部品間さん巾とを含めて前記材料に割り当てるのに必要な前記材料の本数を算出する第13のステップと、前記第13のステップにて算出された1または複数本の前記材料に前記全ての部品を割り当てる配置を決定して配置データを生成する第14のステップとをさらに含むことが好ましい。
さらに、本発明は、上述した従来の技術の課題を解決するため、コンピュータに、所定長さの1または複数本の材料より、複数の種類の部品をそれぞれの種類ごとに設定された員数だけ切り出すために、前記材料に対して前記部品を割り当てる際に、前記それぞれの種類の部品に対して設定されている前記材料の周方向への回転の可否及び前記材料の長手方向への反転の可否を示す第1の設定情報と、前記それぞれの種類の部品を前記材料の周方向に回転させる際の回転ピッチを示す第2の設定情報とに基づいて、前記複数の種類の部品を種類ごとに複数の姿勢で組み合わせた部品組み合わせパターンを作成させる第1のステップと、前記第1のステップにて作成された前記複数の部品組み合わせパターンそれぞれにおける隣接する部品間のラップ量を算出させる第2のステップと、前記第1のステップにて前記それぞれの種類の部品に対して作成された複数の部品組み合わせパターンのうちから、前記第2のステップにて算出された前記部品間のラップ量が最も大きい部品組み合わせパターンを選択させる第3のステップと、前記第3のステップにて選択された部品組み合わせパターンによる複数の部品のまとまりを組部品として、前記複数の種類の組部品を複数の姿勢で組み合わせた複数の組部品組み合わせパターンを作成させる第4のステップと、前記第4のステップにて作成された前記複数の組部品組み合わせパターンそれぞれにおける隣接する組部品間のラップ量を算出させる第5のステップと、前記第4のステップにて作成された前記複数の組部品組み合わせパターンのうちから、前記第5のステップにて算出された前記組部品間のラップ量が最も大きい組部品組み合わせパターンを選択させることにより、前記複数の種類の全ての部品の配列を決定させる第6のステップと、前記第6のステップにて決定された配列の前記複数の種類の全ての部品を、材料端側余裕巾と部品間さん巾とを含めて前記材料に割り当てるのに必要な前記材料の本数を算出させる第7のステップと、前記第7のステップにて算出された1または複数本の前記材料に前記全ての部品を割り当てる配置を決定して配置データを生成させる第8のステップとを実行させることを特徴とする配置データ生成プログラムを提供する。
上記の配置データ生成プログラムにおいて、前記コンピュータに、前記第8のステップにて、部品の移動の可否を示す第3の設定情報によって部品の移動が可とされており、移動可能な部品が存在する場合に、歩留まりを向上させるために部品を移動させて配置を修正して、修正した配置に基づいて配置データを生成させる処理を実行させることが好ましい。
上記の配置データ生成プログラムにおいて、前記コンピュータに、同じ種類の部品が不連続に配置されることを許容して歩留まりを優先する歩留まり優先モードと、同じ種類の部品を連続的にまとめて配置するまとめ配置モードとのいずれに設定されているかを判定させる第9のステップをさらに実行させ、前記第9のステップにて前記まとめ配置モードに設定されていると判定されたとき、前記第1のステップにて前記部品組み合わせパターンを作成させ、前記第4のステップにて前記組部品組み合わせパターンを作成させる処理を実行させることが好ましい。
上記の配置データ生成プログラムにおいて、前記コンピュータに、前記第9のステップにて前記歩留まり優先モードに設定されていると判定されたとき、前記第1及び第2の設定情報に基づいて、前記複数の種類の全ての部品を任意の順番で組み合わせた複数の組み合わせパターンを作成させる第10のステップと、前記第10のステップにて作成された前記複数の組み合わせパターンそれぞれにおける隣接する部品間のラップ量を算出させる第11のステップと、前記第10のステップにて作成された前記複数の組み合わせパターンのうちから、前記第11のステップにて算出された前記部品間のラップ量が最も大きい組み合わせパターンを選択させる第12のステップと、前記第12のステップにて選択された組み合わせパターンによる配列の前記複数の種類の全ての部品を、前記材料端側余裕巾と前記部品間さん巾とを含めて前記材料に割り当てるのに必要な前記材料の本数を算出させる第13のステップと、前記第13のステップにて算出された1または複数本の前記材料に前記全ての部品を割り当てる配置を決定して配置データを生成させる第14のステップとをさらに実行させることが好ましい。
本発明の配置データ生成装置、配置データ生成方法、配置データ生成プログラムによれば、材料の歩留まりと仕分け作業時間とのいずれを優先させるかという条件に応じて、最適な配置データを生成することができる。
一実施形態の配置データ生成装置を含む配置データの作成から材料の切断までを行うシステムを示すブロック図である。 一実施形態の配置データ生成装置の概念的な構成を示すブロック図である。 一実施形態で用いる材料の複数の種類の例を示す平面図である。 一実施形態において材料より切り出す部品の種類を示す平面図である。 図2中の部品回転・反転可否設定部103に設定されている部品の回転の可否及び反転の可否の設定情報を示す図である。 図4に示す3種類の部品の回転の可否及び反転の可否に基づいた複数の組み合わせパターンの一部を示す図である。 図2中の部品回転ピッチ設定部104に設定されている部品の回転ピッチの設定情報を示す図である。 2つの部品の回転の可否及び反転の可否の設定の違いによるラップ量の違いを示す図である。 一実施形態の配置データ生成装置における全体的な動作を示すフローチャートである。 図9中のステップS2の詳細を示すフローチャートである。 ラップ量が同じ組み合わせパターンの例を示す図である。 歩留まり優先モードにおける材料への配置の例を示す図である。 図9中のステップS3の詳細を示すフローチャートである。 図2中の組み合わせパターン作成部110とラップ量算出部111と組み合わせパターン選択部120で実行される、1つの種類の複数の部品をどのように組み合わせるかを決定するための具体的な手順を説明するためのフローチャートである。 同じ種類の複数の部品がどのように組み合わされていくかを説明するための図である。 図2中の組み合わせパターン作成部110とラップ量算出部111と組み合わせパターン選択部120で実行される、複数の組部品をどのように組み合わせるかを決定するための具体的な手順を説明するためのフローチャートである。 2つの組部品を組み合わせる際の回転の可否及び反転の可否によって存在する複数のケースを示す図である。 3つの組部品がどのように組み合わされていくかを説明するための図である。 3種類の合計14個の部品をまとめ配置モードで配列させた組み合わせパターンと材料への配置の例を示す図である。 部品移動可否の設定情報が部品移動可に設定されている場合の部品の移動による配置の修正を説明するための図である。 一実施形態で用いる材料の複数の種類の他の例を示す平面図である。 図21に示す3種類の合計48個の部品をまとめ配置モードで配列させた組み合わせパターンによる配置と、一部の部品を移動させて修正した配置を示す図である。
以下、一実施形態の配置データ生成装置、配置データ生成方法、配置データ生成プログラムについて、添付図面を参照して説明する。
まず、図1に示すCAM10とNC装置3とレーザ加工機4とよりなるシステムを用いて、配置データの作成から材料の切断までに全体的な流れについて説明する。一実施形態の配置データ生成装置1は、所定長さのパイプ材または鋼材である材料から複数の種類の部品を切断する際に用いる配置データを生成する。切断プログラム作成装置2は、配置データを用いて材料の切断を制御する切断プログラムを作成する。配置データ生成装置1と切断プログラム作成装置2は、1台のCAM(Computer Aided Manufacturing)10によって構成することが可能である。
切断プログラムはNC装置3に入力され、NC装置3内蔵の記憶部または外付けされた記憶部に記憶される。NC装置3は、切断プログラムに従ってレーザ加工機4を制御する。レーザ加工機4はレーザを用いて材料を切断する。ここではレーザ加工機4としているが、レーザ以外を用いて材料を切断する加工機であってもよい。
図2を用いて、配置データ生成装置1の概念的な構成とその動作である配置データ生成方法について説明する。配置データ生成装置1をコンピュータによって構成した場合、配置データ生成装置1の動作は、配置データ生成プログラムに基づいてコンピュータによって実行される処理を示している。
図2において、モード設定部101には、材料を切断して複数の部品を得る際のモードとして、歩留まり優先モードとまとめ配置モードとのいずれかのモードが設定されている。歩留まり優先モードとは、同じ種類の部品が不連続に配置されることを許容して、必要な材料の本数を極力少なくし、部品を切断した後の材料の残りである残材を極力多くするように配置するモードである。まとめ配置モードとは、基本的には同じ種類の部品を連続的に配置するモードである。後述するように、まとめ配置モードであっても、歩留まりをよくするために、一部の部品が不連続に配置される場合がある。
部品種類・部品員数設定部102には、材料より切り出す部品の種類と、切り出す部品の数である員数とが設定されている。本実施形態では、図3に示す円筒状のパイプ材を材料200とし、材料200から図4の(a)に示す部品20aを6個、図4の(b)に示す部品20bを4個、図4の(c)に示す部品20cを4個、切り出す場合を例に説明する。材料200の一方の端部のハッチングを付している部分は、レーザ加工機4で材料200を加工する際に把持されて、部品を切り出すことができないデッドゾーン200dzである。材料200のパイプ材としては、図3に示す丸パイプの他、角パイプであってもよく、アングルまたはチャンネルの鋼材であってもよい。
部品回転・反転可否設定部103には、それぞれの部品20a〜20cを配置する際に回転させてもよいか否か、反転させてもよいか否かが設定されている。部品回転・反転可否設定部103には、図5に示すように、回転不可・反転不可の設定1、回転可・反転不可の設定2、回転可・反転可の設定3のいずれかに設定されているものとする。なお、回転とは、部品20a〜20cをパイプ材である材料200の周方向に回転させること、反転とは、図4における部品20a〜20cを材料200の長手方向に反転させることである。
部品20aを6個、部品20bを4個、部品20cを4個、配置するとき、回転可であるか回転不可であるか、反転可であるか反転不可であるかによって、例えば図6の(a)〜(j)に示すように、部品20a,20b,20cの姿勢を異ならせた複数の組み合わせパターンがある。図6は、組み合わせパターンの一部を例示したものである。
部品回転ピッチ設定部104には、部品20a〜20cを回転させる際の回転ピッチが設定されている。図7に示すように、部品の断面形状が丸パイプを切断した円であれば、回転ピッチは1度,90度,180度のいずれかに設定される。回転ピッチ1度とは、1度ごとの自由回転を意味する。断面形状が角パイプを切断した正方形であれば、回転ピッチは90度,180度のいずれかに設定される。断面形状が長角パイプを切断した長方形であれば、回転ピッチは180度に設定される。本実施形態では、部品20a〜20cは丸パイプを切断した形状であるので、回転ピッチは1度,90度,180度のいずれかに設定される。
材料長設定部105には、材料200の長さが設定されている。デッドゾーン200dzの長さは、レーザ加工機4の種類に応じて一様に決まる。例えば後述する配置決定部130にデッドゾーン200dzの長さを設定しておき、材料長設定部105に材料200の長さを設定すれば、配置決定部130は、デッドゾーン200dzを除いた部分の長さを得ることができる。勿論、材料長設定部105に、材料200の長さからデッドゾーン200dzを除いた部分の長さを設定してもよい。材料端側余裕巾・部品間さん巾設定部106には、材料端側余裕巾と部品間さん巾が設定されている。
図3における材料200の左側端部より部品を切り出す際、左側端部(先端部)の例えば10mm程度シフトさせた位置から部品を切り出す。この部品を最初に切り出す前にシフトさせる部分の長さを材料端側余裕巾と称する。また、1つの部品を切り出した後に次の部品を切り出す際にも、1つの部品を切り出した後の端部から例えば10mm程度をシフトした位置から次の部品を切り出す。この2つの部品の間に設けている部分の長さを部品間さん巾と称する。
部品移動可否設定部107には、まとめ配置モードに設定されているときに、一部の部品を移動させてもよいか否かが設定されている。ここでの部品移動可否とは、まとめ配置モードに設定されている状態で、歩留まりを向上させるために、同じ種類の部品が連続的に切断されるように配置された状態から、一部の部品を移動させて、部品の連続性を崩すことを許可するか否かということである。
以上のモード設定部101〜部品移動可否設定部107それぞれの設定は、オペレータが、CAM10に接続されているキーボードやマウス等の操作入力部によって入力するか、CAM10に接続されているディスプレイの画面上に設定したソフトウェアによる操作ボタンによって入力すればよい。
組み合わせパターン作成部110には、モード設定部101〜部品回転ピッチ設定部104それぞれに設定された設定情報が入力される。組み合わせパターン作成部110は、部品種類・部品員数設定部102で設定されている種類の部品を、設定されている員数だけ、種々の姿勢で組み合わせる複数の組み合わせパターンを作成する。
本実施形態では、組み合わせパターン作成部110は、部品20aを6個、部品20bを4個、部品20cを4個の合計14個の部品をどのような姿勢でどのような配列で組み合わせるかの複数の組み合わせパターンを作成する。組み合わせパターン作成部110が作成する組み合わせパターンは、後述するように、モード設定部101に設定されているモードによって異なる。
組み合わせパターン作成部110は、部品回転・反転可否設定部103にそれぞれの部品20a〜20cに対して設定されている設定1〜3のいずれかの設定に従って、複数の組み合わせパターンを作成する。組み合わせパターン作成部110は、部品20a〜20cを回転させる際に、部品回転ピッチ設定部104で設定されている回転ピッチで部品20a〜20cを回転させる。
ラップ量算出部111は、それぞれに組み合わせパターンにおける隣接する2つの部品のラップ量を算出する。ラップ量とは、隣接する2つの部品が重なり合っている、材料200の長手方向の距離である。図8を用いて、2つの部品のラップ量について説明する。図8では説明の都合上、部品20a〜20cとは異なる部品20A〜20Cを例にする。それぞれ2つの部品20A〜20Cを区別するために、左側に配置している部品20A〜20Cを20A1,20B1,20C1、右側に配置している部品20A〜20Cを20A2,20B2,20C2としている。
図5の設定1〜3で、反転の“あり”と“なし”及び回転角度を図示のように設定したとき、部品20A1,20A2のラップ量、部品20B1,20B2のラップ量、部品20C1,20C2のラップ量は図示のとおりとなる。図8におけるX軸方向は材料200の長手方向に相当する。なお、回転とはX軸方向の回転、反転とはX軸とZ軸に垂直な軸を中心として反転である。
ラップ量算出部111で算出されたそれぞれに組み合わせパターンにおけるそれぞれの隣接する2つの部品のラップ量は、組み合わせパターン選択部120に入力される。部品20a〜20cの14個の部品を配列させたとき、それぞれの隣接する2つの部品におけるラップ量が最大となる組み合わせパターンであれば、必要な材料200の本数が最も少なくなり、材料200の残材が最も多くなる。即ち、歩留まりが最もよくなる。組み合わせパターン選択部120は、ラップ量算出部111より入力されたラップ量に基づいて、組み合わせパターン作成部110によって生成された複数の組み合わせパターンのうちの1つを選択する。
配置決定部130には、材料長設定部105〜部品移動可否設定部107それぞれに設定された設定情報が入力される。配置決定部130は、まず、材料長設定部105で設定されている材料200の長さからデッドゾーン200dzの長さを引いた長さの範囲内に、選択された組み合わせパターンが示す配列の部品20a〜20cを、材料端側余裕巾・部品間さん巾設定部106で設定された材料端側余裕巾と部品間さん巾を含めて割り当てるには、材料200が何本必要であるかを算出する。
そして、配置決定部130は、必要な本数の材料200に対し、材料200の長さからデッドゾーン200dzの長さを引いた長さの範囲内に、材料端側余裕巾と部品間さん巾を含めて、選択された組み合わせパターンが示す配列の部品20a〜20cを、順次割り当てていく。
配置決定部130は、1または複数本の材料200に部品20a〜20cの全てを割り当てて配置を終了した後、部品移動可否設定部107で部品移動可に設定されていて、歩留まりを向上させることができる場合には、一部の部品を移動させて材料200への部品20a〜20cの配置を修正する。この一部の部品を移動させて配置を修正して、歩留まりを向上させるのは、まとめ配置モードに設定されているときのみである。
1または複数本の材料200への部品20a〜20cの配置が最終的に決定したら、配置決定部130は、最終的に決定した配置に基づいて配置データを生成して出力する。前述のように、切断プログラム作成装置2は、配置データ生成装置1が作成した配置データを用いて材料200を切断するための切断プログラムを作成する。
次に、配置データ生成装置1のさらに具体的な動作についてフローチャートを用いて説明する。まず図9を用いて、配置データ生成装置1における全体的な動作について説明する。
図9において、組み合わせパターン作成部110は、ステップS1にて、歩留まり優先モードに設定されているか否かを判定する。歩留まり優先モードに設定されていれば(YES)、組み合わせパターン作成部110,組み合わせパターン選択部120,配置決定部130は、ステップS2にて、歩留まり優先モードの配置データを生成する。歩留まり優先モードに設定されていなければ(即ち、まとめ配置モードに設定されていれば)(NO)、組み合わせパターン作成部110,組み合わせパターン選択部120,配置決定部130は、ステップS3にて、まとめ配置モードの配置データを生成する。
図10を用いて、ステップS2の詳細について説明する。図10に示すように、ステップS2は、ステップS21〜S23を含む。図10において、組み合わせパターン作成部110は、ステップS21にて、それぞれの部品(部品20a〜20c)の回転可否・反転可否を考慮して、複数種類の部品を任意の順番で種々の姿勢で組み合わせた複数の組み合わせパターンを作成する。組み合わせパターン選択部120は、ステップ22にて、複数の組み合わせパターンの中から、それぞれの隣接する部品のラップ量が最大の組み合わせパターンを選択する。
部品20a〜20cの14個の部品の場合、14個の部品を1列に配列させれば、13箇所のラップ量それぞれが最大になるような組み合わせパターンを選択すればよい。ここで再び図8に示す部品20Bを例にすると、図11の(a),(b)に示すように、3つの部品20Bとして部品20B1,20B2,20B3を配列させたとする。図11の(a)の部品20B2,20B3間のラップ量と、図11の(b)の部品20B2,20B3間のラップ量とは同じである。このようにラップ量が同じ場合には、隣接する2つの部品の端部が平行に対向する方(当接させた場合に接触する方)を選択すればよい。
図11の(a),(b)では、部品間さん巾を省略した状態を示している。図11の(a)では、部品20B2の右側端部20B2eと部品20B3の左側端部20B3eとが接触する。図11の(b)では、部品20B2の右側端部20B2eと部品20B3の左側端部20B3eとの間には所定の角度があり、両者は接触しない。
配置決定部130は、ステップS23にて、設定された材料長の材料200に、選択された組み合わせパターンの順でそれぞれの部品20a〜20cを、材料端側余裕巾と部品間さん巾を含めて割り当てて配置を決定し、配置データを生成する。
図12は、図10のステップS21〜S23によって生成された配置データによる材料200への部品20a〜20cの配置を示している。ここでは、材料200は2本必要であり、合計14個の部品20a〜20cは2本の材料200に分割されて配置されている。1本目の材料200を材料200、2本目の材料200を材料200とする。材料200には、1つの部品20b、3つの部品20a、3つの部品20c、1つの部品20bが割り当てられ、材料200には1つの部品20b、3つの部品20a、1つの部品20c、1つの部品20bが割り当てられている。
材料200,200の先端部には、材料端側余裕巾で設定した幅の先端シフト部Psが設けられ、隣接する2つの部品間には、部品間さん巾で設定した幅の部品間シフト部Pgが設けられている。材料200の最後の部品20bよりデッドゾーン200dz側の部分は残材200rとなる。以上のようにして、配置データ生成装置1は、歩留まり優先モードに設定されている場合には、部品20a〜20cが分散されて配置されたとしても、歩留まりが最もよくなるように配置を決定して、配置データを生成する。
次に、図13を用いて、ステップS3の詳細について説明する。図13に示すように、ステップS3は、ステップS31〜S39を含む。図13において、組み合わせパターン作成部110は、ステップS31にて、それぞれの種類の部品ごとに、回転可否・反転可否を考慮して、同じ種類の複数の部品を組み合わせた複数の組み合わせパターンを作成する。ここでの組み合わせパターンを部品組み合わせパターンとする。本実施形態では、部品20a〜20cの3種類の部品を切り出すので、部品20a〜20cそれぞれに対して複数の部品組み合わせパターンを作成する。
組み合わせパターン選択部120は、ステップS32にて、それぞれの種類の部品ごとに、複数の部品組み合わせパターンの中から、隣接する部品のラップ量が最大の部品組み合わせパターンを選択する。このステップS31,S32によって、部品20a〜20cのそれぞれで、最も好ましい部品組み合わせパターンが決まる。部品20a〜20cのそれぞれで決定した部品組み合わせパターンの情報は、組み合わせパターン作成部110に戻される。
組み合わせパターン作成部110は、ステップS33にて、それぞれの種類で選択した部品組み合わせパターンで決定した同じ種類の複数の部品のまとまりを1つの組部品とし、それぞれの種類の組部品を組み合わせた複数の組み合わせパターンを作成する。ここでの組み合わせパターンを組部品組み合わせパターンとする。部品20aでは6個の部品20aの配列が決定し、部品20b,20cでは、それぞれ4個の部品20b,20cの配列が決定している。ステップS33では、6個の部品20aと4個の部品20b,20cそれぞれがまとまった1つ組としての組部品とみなし、部品20a〜20cそれぞれの組部品の組部品組み合わせパターンを作成する。
組み合わせパターン選択部120は、ステップS34にて、複数の組部品組み合わせパターンの中から、2つの組部品の端部の部品どうしである隣接する部品のラップ量が最大の組部品組み合わせパターンを選択する。配置決定部130は、ステップS35にて、設定された材料長の材料200に、選択された組部品組み合わせパターンの順で部品20a〜20cそれぞれの組部品を、材料端側余裕巾と部品間さん巾を含めて割り当てて配置を決定する。
配置決定部130は、ステップS36にて、部品移動可否設定部107の設定によって、部品移動可に設定されているか否かを判定する。部品移動可に設定されていれば(YES)、配置決定部130は処理をステップS37に移行させ、部品移動可に設定されていなければ(NO)、配置決定部130は処理をステップS39に移行させる。
配置決定部130は、ステップS37にて、移動可能な部品があるか否かを判定する。移動可能な部品があれば(YES)、配置決定部130は、ステップS38にて、部品を移動させて、材料200への部品の配置を修正した後に、ステップS39へと移行させる。移動可能な部品がなければ(NO)、配置決定部130は処理をステップS39に移行させる。
配置決定部130は、ステップS39にて、ステップS35にて決定した配置、または、ステップS38にて修正した配置に基づいて、配置データを生成する。以上のようにして、配置データ生成装置1は、まとめ配置モードに設定されている場合には、基本的には部品20a〜20cが分散されて配置されないよう、部品20a〜20cそれぞれをまとめて配置して配置データを生成する。但し、部品移動可に設定されている場合には、一部の部品が不連続に配置されることを許容して、歩留まりを向上させた配置データを生成する。
さらに図14を用いて、組み合わせパターン作成部110とラップ量算出部111と組み合わせパターン選択部120で実行される、1つの種類の複数の部品をどのように組み合わせるかを決定するための具体的な手順について説明する。図14は、概略的な手順を記載した図13のステップS31,S32で実際に実行される具体的な手順の例を示している。図14は、簡略化のため員数を2とした場合を示している。
図14において、ラップ量算出部111は、ステップS311にて、組み合わせパターン作成部110によって、第1の部品を反転なし、回転0度とし、第2の部品を反転なし、回転0度とした部品組み合わせパターンで、第1,第2の2つの部品のラップ量を算出する。ここでの2つの部品とは、部品20aにおける2つの部品、部品20bにおける2つの部品、部品20cにおける2つの部品ということである。
組み合わせパターン作成部110は、ステップS312にて、図5に示す設定1〜3のいずれかの設定に基づいて、部品の回転が可であるか否かを判定する。部品の回転が可であれば、ラップ量算出部111は、ステップS313にて、組み合わせパターン作成部110によって、第1の部品を反転なし、回転0度とし、第2の部品を反転なし、図7に示すいずれかの角度に設定された回転ピッチごとに回転させたそれぞれの部品組み合わせパターンで、第1,第2の2つの部品のラップ量を算出する。
組み合わせパターン作成部110は、ステップS314にて、設定1〜3のいずれかの設定に基づいて、部品の反転が可であるか否かを判定する。部品の反転が可であれば、ラップ量算出部111は、ステップS315にて、組み合わせパターン作成部110によって、第1の部品を反転なし、回転0度とし、第2の部品を反転あり、いずれかの角度に設定された回転ピッチごとに回転させたそれぞれの部品組み合わせパターンで、第1,第2の2つの部品のラップ量を算出する。組み合わせパターン選択部120は、ステップS316にて、ラップ量が最大となる組み合わせを決定する。
員数が3以上であれば、第2の部品に隣接して配置する第3の部品を図14と同様にしてどのように組み合わせるかを決定し、図14と同様の処理を員数だけ繰り返す。
図15を用いて例えば6個の部品20aがどのように組み合わされていくかについて説明する。第1の部品としての部品20aを部品20a1、第2の部品としての部品20aを部品20a2、第3の部品としての部品20aを部品20a3…とする。
図15において、図14の1回目の処理で、部品20a1と部品20a2とを図示のような配置で組み合わせることが決定される。図14の2回目の処理で、部品20a2に対して部品20a3を図示のような配置で組み合わせることが決定される。図14の3回目の処理で、部品20a3に対して部品20a4を図示のような配置で組み合わせることが決定される。以降、同様にして最後の部品20a6まで順次部品20aを配置する組み合わせが決定されていく。部品20b,20cでも同様の処理が実行される。
本実施形態においては、6個の部品20aを組み合わせた組部品、4個の部品20bを組み合わせた組部品、4個の部品20cを組み合わせた組部品それぞれの組み合わせパターンが決定される。
次に、図16を用いて、組み合わせパターン作成部110とラップ量算出部111と組み合わせパターン選択部120で実行される、複数の組部品をどのように組み合わせるかを決定するための具体的な手順について説明する。図16は、概略的な手順を記載した図13のステップS33,S34で実際に実行される具体的な手順の例を示している。図16でも、簡略化のため組部品の数(部品の種類)を2とした場合を示している。
第1の組部品と第2の組部品とを組み合わせる場合、回転可であるか回転不可であるか、反転可であるか反転不可であるかによって、図17に示すように9つのケースの組み合わせが存在する。図16は、図17のケース9の場合について示す。
図16において、ラップ量算出部111は、ステップS331にて、組み合わせパターン作成部110によって、第1の組部品を反転なし、回転0度とし、第2の組部品を反転なし、回転0度とした組部品組み合わせパターンで、第1,第2の2つの組部品のラップ量を算出する。第1の組部品と第2の組部品とのラップ量とは、互いに隣接する第1の組部品における端部の部品と第2の組部品における端部の部品とのラップ量ということである。ここでの2つの組部品とは、部品20aの組部品、部品20bの組部品、部品20cの組部品のうちの任意の2つの組部品である。
ラップ量算出部111は、ステップS332にて、組み合わせパターン作成部110によって、第1の組部品を反転なし、回転0度とし、第2の組部品を反転なし、設定された回転ピッチごとに回転させたそれぞれの組部品組み合わせパターンで、第1,第2の2つの組部品のラップ量を算出する。ラップ量算出部111は、ステップS333にて、組み合わせパターン作成部110によって、第1の組部品を反転なし、回転0度とし、第2の組部品を反転あり、設定された回転ピッチごとに回転させたそれぞれの組部品組み合わせパターンで、第1,第2の2つの組部品のラップ量を算出する。
ラップ量算出部111は、ステップS334にて、組み合わせパターン作成部110によって、第1の組部品を反転あり、回転0度とし、第2の組部品を反転なし、設定された回転ピッチごとに回転させたそれぞれの組部品組み合わせパターンで、第1,第2の2つの組部品のラップ量を算出する。ラップ量算出部111は、ステップS335にて、組み合わせパターン作成部110によって、第1の組部品を反転あり、回転0度とし、第2の組部品を反転あり、設定された回転ピッチごとに回転させたそれぞれの組部品組み合わせパターンで、第1,第2の2つの組部品のラップ量を算出する。
組み合わせパターン選択部120は、ステップS336にて、ラップ量が最大となる組み合わせを決定する。
部品の種類が3以上であれば組部品の数が3以上となるので、第2の組部品に隣接して配置する第3の組部品を図16と同様にしてどのように組み合わせるかを決定し、図16と同様の処理を組部品の数だけ繰り返す。
図18を用いて3つの組部品がどのように組み合わされていくかについて説明する。図18は、部品20aの組部品を第1の組部品、部品20bの組部品を第2の組部品、部品20cの組部品を第3の組部品とした例である。図18では簡略化のため、部品20aを3個、部品20b,20cをそれぞれ2個としている。第1の組部品を20a-ALL、第2の組部品を20b-ALL、第3の組部品を20c-ALLとする。
図18において、図16の1回目の処理で、第1の組部品20a-ALLに対して第2の組部品20b-ALLを図示のような配置で組み合わせることが決定される。図16の2回目の処理で、第2の組部品20b-ALLに対して第3の組部品20c-ALLを図示のような配置で組み合わせることが決定される。
図16では簡略化した記載としたが、組部品の数が3以上であれば、組部品を組み合わせる順序が複数存在するので、全ての順序の組み合わせによる組部品組み合わせパターンの中から、ラップ量が最大となる組み合わせを決定することが必要となる。組部品の数を、組部品20a-ALL,組部品20b-ALL,組部品20c-ALLの3つとすると、次の6つの組み合わせパターンが存在する。組み合わせパターン選択部120は、次の6つの組部品組み合わせパターンの中から、ラップ量が最大となって、歩留まりが最もよい組部品組み合わせパターンを選択する。
(1)20a-ALL,20b-ALL,20c-ALL
(2)20a-ALL,20c-ALL,20b-ALL
(3)20b-ALL,20a-ALL,20c-ALL
(4)20b-ALL,20c-ALL,20a-ALL
(5)20c-ALL,20a-ALL,20b-ALL
(6)20c-ALL,20b-ALL,20a-ALL
(1)と(6)、(2)と(4)、(3)と(5)は順序を逆にしたのみであるので、2つの歩留まりは同じとなる。従って、歩留まりが最もよい組部品組み合わせパターンは2つ存在する。歩留まりが最もよい2つの組部品組み合わせパターンのいずれか1つを選択すればよい。
以上のようにして、本実施形態の部品20aが6個、部品20b,20cがそれぞれ4個の場合、組み合わせパターン選択部120によって、図19の(a)に示す組み合わせパターンが選択される。配置決定部130は、図19の(a)のように配列された部品20a〜20cを、材料200に割り当てる配置を決定する。材料200の長さからデッドゾーン200dzの長さを引いた長さをLとする。配置決定部130は、長さLの範囲内に、図19の(a)の組み合わせパターンが示す配列の部品20a〜20cを、材料端側余裕巾と部品間さん巾を含めて割り当てる。
配置決定部130は、図19の(b)に示すように、1本目の材料200に5個の部品20aを割り当て、2本目の材料200に1個の部品20aと4個の部品20bと3個の部品20cが割り当て、3本目の材料200に1個の部品20cを割り当てる。
配置決定部130は、図19の(b)に示す割り当てをそのまま最終的な配置として決定し、配置データを生成してもよいが、本実施形態では、6個目の部品20a以降を周方向に180度回転させて、図20の(a)に示すように、部品20a〜20cを材料200〜200に配置させた状態を最終的な配置とする。
配置決定部130は、部品移動可否設定部107によって部品移動可に設定されている場合には、材料200に配置されている部品20cを材料200における右端の部品20aの右側に移動させて、配置を修正する。図19の(b)に示す割り当てそのままを最終的な配置とすると、材料200に配置されている部品20cを材料200に移動させることはできない。6個目の部品20a以降を周方向に180度回転させた配置とすることにより、最後の部品20cが周方向に180度回転し、最後の部品20cを材料200に移動させることができる。
これによって、必要な材料200は材料200,200の2本のみとなり、歩留まりのよい配置とすることができる。
ここでは、6個目の部品20a以降を周方向に180度回転させた配置としたが、最後の部品20cのみを周方向に180度回転させてもよい。部品移動可否設定部107によって部品移動可に設定されていない場合には、図20の(a)に示す配置ではなく、図19の(b)に示す割り当てそのままを最終的な配置としてもよい。
次に、まとめ配置モードに設定されている場合に、材料200から、図21の(a)に示す部品20aを25個、図21の(b)に示す部品20dを11個、図21の(c)に示す部品20cを12個、切り出す場合について説明する。配置決定部130が、組み合わせパターン選択部120が選択した組み合わせパターンが示す配列の部品20a,20c,20dを割り当てると、図22の(a)となる。図22の(a)より分かるように、組み合わせパターン選択部120が選択した組み合わせパターンは部品20a,20c,20dの順となっている。配置決定部130は部品20a,20c,20dを7本の材料200〜200に割り当てている。
図22の(a)では、材料200,材料200における5つの部品20aを周方向に180度回転させた配置としている。このようにすると、材料200〜200では、材料200と同じ加工をすればよいことになるので都合がよい。このように、部品を周方向に回転させることにより複数の材料で同じ加工とすることができる場合には、同じ配置となるように配置を修正した上で配置データを生成することが好ましい。
図22の(a)では、部品20dそれぞれを区別するよう、20d1〜20d11と名称を付している。配置決定部130は、部品移動可否設定部107によって部品移動可に設定されている場合には、図22の(b)に示すように、部品20d2〜20d11を図示のようなそれぞれの位置に移動させることができる。部品20d2〜20d11を材料200〜200のどこに移動させるかは任意であり、図22の(b)は単なる例である。部品を移動させる場合には、最後の材料200の最後に配置されている部品から順に移動させていけばよい。
図22の(b)の場合には、必要な材料200は材料200〜200の6本のみとなり、しかも、材料200には残材が発生して、歩留まりのよい配置とすることができる。
以上説明した本実施形態においては、モード設定部101に、歩留まり優先モードとまとめ配置モードとのいずれかのモードを設定して、歩留まり優先モードとまとめ配置モードとを選択できるようにしたが、まとめ配置モードのみとしてもよい。まとめ配置モードのみとした場合でも、部品移動可否設定部107による部品移動可否の設定によって、仕分け作業時間を優先する場合には同じ種類の部品が連続的に配置されるように配置データを生成し、歩留まりを優先する場合には一部の部品を移動させて歩留まりを向上させた配置データを生成することができる。
図1においては、配置データ生成装置1と切断プログラム作成装置2とを1台のCAM10によって構成しているが、配置データ生成装置1と切断プログラム作成装置2とを別々のCAMで構成して、配置データ生成装置1と切断プログラム作成装置2とが離れて配置されている場合には、配置データ生成装置1で作成した配置データ生成プログラムを切断プログラム作成装置2に伝送すればよい。配置データ生成プログラムをインターネット、構内LAN等のネットワークで切断プログラム作成装置2に伝送することができる。配置データ生成プログラムをコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録して、切断プログラム作成装置2に提供することも可能である。
本発明は以上説明した本実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々変更可能である。
1 配置データ生成装置
2 切断プログラム作成装置
3 NC装置
4 レーザ加工機
10 CAM
20a,20b,20c, 20d 部品
101 モード設定部
102 部品種類・部品員数設定部
103 部品回転・反転可否設定部
104 部品回転ピッチ設定部
105 材料長設定部
106 材料端側余裕巾・部品間さん巾設定部
107 部品移動可否設定部
110 組み合わせパターン作成部
111 ラップ量算出部
120 組み合わせパターン選択部
130 配置決定部
200 材料

Claims (12)

  1. 所定長さの1または複数本の材料より、複数の種類の部品をそれぞれの種類ごとに設定された員数だけ切り出すために、前記材料に対して前記部品を割り当てる際に、前記それぞれの種類の部品に対して設定されている前記材料の周方向への回転の可否及び前記材料の長手方向への反転の可否を示す第1の設定情報と、前記それぞれの種類の部品を前記材料の周方向に回転させる際の回転ピッチを示す第2の設定情報とに基づいて、前記複数の種類の部品を種類ごとに複数の姿勢で組み合わせた部品組み合わせパターンを作成し、前記それぞれの種類の部品に対して作成した複数の部品組み合わせパターンのうちから選択した部品組み合わせパターンによる複数の部品のまとまりを組部品として、前記複数の種類の組部品を複数の姿勢で組み合わせた複数の組部品組み合わせパターンを作成する組み合わせパターン作成部と、
    前記複数の部品組み合わせパターンそれぞれにおける隣接する部品間のラップ量と、前記複数の組部品組み合わせパターンそれぞれにおける隣接する組部品間のラップ量とを算出するラップ量算出部と、
    前記複数の部品組み合わせパターンのうちから、前記ラップ量算出部で算出した前記部品間のラップ量が最も大きい部品組み合わせパターンを選択し、前記複数の組部品組み合わせパターンのうちから、前記ラップ量算出部で算出した前記組部品間のラップ量が最も大きい組部品組み合わせパターンを選択することにより、前記複数の種類の全ての部品の配列を決定する組み合わせパターン選択部と、
    前記組み合わせパターン選択部によって決定された配列の前記複数の種類の全ての部品を、材料端側余裕巾と部品間さん巾とを含めて前記材料に割り当てるのに必要な前記材料の本数を算出して、算出した1または複数本の前記材料に前記全ての部品を割り当てる配置を決定して配置データを生成する配置決定部と、
    を備えることを特徴とする配置データ生成装置。
  2. 前記配置決定部は、部品の移動の可否を示す第3の設定情報によって部品の移動が可とされており、移動可能な部品が存在する場合に、歩留まりを向上させるために部品を移動させて配置を修正して、修正した配置に基づいて配置データを生成することを特徴とする請求項1記載の配置データ生成装置。
  3. 同じ種類の部品が不連続に配置されることを許容して歩留まりを優先する歩留まり優先モードと、同じ種類の部品を連続的にまとめて配置するまとめ配置モードとのいずれかを設定するモード設定部を備え、
    前記組み合わせパターン作成部は、前記モード設定部によって前記まとめ配置モードに設定されているとき、前記部品組み合わせパターンと前記組部品組み合わせパターンを作成することを特徴とする請求項1または2に記載の配置データ生成装置。
  4. 前記組み合わせパターン作成部は、前記モード設定部によって前記歩留まり優先モードに設定されているとき、前記第1及び第2の設定情報に基づいて、前記複数の種類の全ての部品を任意の順番で組み合わせた複数の組み合わせパターンを作成し、
    前記ラップ量算出部は、前記複数の組み合わせパターンそれぞれにおける隣接する部品間のラップ量を算出し、
    前記組み合わせパターン選択部は、前記複数の組み合わせパターンのうちから、前記ラップ量算出部で算出した前記部品間のラップ量が最も大きい組み合わせパターンを選択し、
    前記配置決定部は、前記組み合わせパターン選択部によって選択された組み合わせパターンによる配列の前記複数の種類の全ての部品を、前記材料端側余裕巾と前記部品間さん巾とを含めて前記材料に割り当てるのに必要な前記材料の本数を算出して、算出した1または複数本の前記材料に前記全ての部品を割り当てる配置を決定して配置データを生成する
    ことを特徴とする請求項3記載の配置データ生成装置。
  5. 所定長さの1または複数本の材料より、複数の種類の部品をそれぞれの種類ごとに設定された員数だけ切り出すために、前記材料に対して前記部品を割り当てる際に、前記それぞれの種類の部品に対して設定されている前記材料の周方向への回転の可否及び前記材料の長手方向への反転の可否を示す第1の設定情報と、前記それぞれの種類の部品を前記材料の周方向に回転させる際の回転ピッチを示す第2の設定情報とに基づいて、前記複数の種類の部品を種類ごとに複数の姿勢で組み合わせた部品組み合わせパターンを作成する第1のステップと、
    前記第1のステップにて作成された前記複数の部品組み合わせパターンそれぞれにおける隣接する部品間のラップ量を算出する第2のステップと、
    前記第1のステップにて前記それぞれの種類の部品に対して作成された複数の部品組み合わせパターンのうちから、前記第2のステップにて算出された前記部品間のラップ量が最も大きい部品組み合わせパターンを選択する第3のステップと、
    前記第3のステップにて選択された部品組み合わせパターンによる複数の部品のまとまりを組部品として、前記複数の種類の組部品を複数の姿勢で組み合わせた複数の組部品組み合わせパターンを作成する第4のステップと、
    前記第4のステップにて作成された前記複数の組部品組み合わせパターンそれぞれにおける隣接する組部品間のラップ量を算出する第5のステップと、
    前記第4のステップにて作成された前記複数の組部品組み合わせパターンのうちから、前記第5のステップにて算出された前記組部品間のラップ量が最も大きい組部品組み合わせパターンを選択することにより、前記複数の種類の全ての部品の配列を決定する第6のステップと、
    前記第6のステップにて決定された配列の前記複数の種類の全ての部品を、材料端側余裕巾と部品間さん巾とを含めて前記材料に割り当てるのに必要な前記材料の本数を算出する第7のステップと、
    前記第7のステップにて算出された1または複数本の前記材料に前記全ての部品を割り当てる配置を決定して配置データを生成する第8のステップと、
    を含むことを特徴とする配置データ生成方法。
  6. 前記第8のステップは、部品の移動の可否を示す第3の設定情報によって部品の移動が可とされており、移動可能な部品が存在する場合に、歩留まりを向上させるために部品を移動させて配置を修正して、修正した配置に基づいて配置データを生成することを特徴とする請求項5記載の配置データ生成方法。
  7. 同じ種類の部品が不連続に配置されることを許容して歩留まりを優先する歩留まり優先モードと、同じ種類の部品を連続的にまとめて配置するまとめ配置モードとのいずれに設定されているかを判定する第9のステップをさらに含み、
    前記第9のステップにて前記まとめ配置モードに設定されていると判定されたとき、前記第1のステップにて前記部品組み合わせパターンを作成し、前記第4のステップにて前記組部品組み合わせパターンを作成する
    ことを特徴とする請求項5または6に記載の配置データ生成方法。
  8. 前記第9のステップにて前記歩留まり優先モードに設定されていると判定されたとき、
    前記第1及び第2の設定情報に基づいて、前記複数の種類の全ての部品を任意の順番で組み合わせた複数の組み合わせパターンを作成する第10のステップと、
    前記第10のステップにて作成された前記複数の組み合わせパターンそれぞれにおける隣接する部品間のラップ量を算出する第11のステップと、
    前記第10のステップにて作成された前記複数の組み合わせパターンのうちから、前記第11のステップにて算出された前記部品間のラップ量が最も大きい組み合わせパターンを選択する第12のステップと、
    前記第12のステップにて選択された組み合わせパターンによる配列の前記複数の種類の全ての部品を、前記材料端側余裕巾と前記部品間さん巾とを含めて前記材料に割り当てるのに必要な前記材料の本数を算出する第13のステップと、
    前記第13のステップにて算出された1または複数本の前記材料に前記全ての部品を割り当てる配置を決定して配置データを生成する第14のステップと、
    をさらに含むことを特徴とする請求項7記載の配置データ生成方法。
  9. コンピュータに、
    所定長さの1または複数本の材料より、複数の種類の部品をそれぞれの種類ごとに設定された員数だけ切り出すために、前記材料に対して前記部品を割り当てる際に、前記それぞれの種類の部品に対して設定されている前記材料の周方向への回転の可否及び前記材料の長手方向への反転の可否を示す第1の設定情報と、前記それぞれの種類の部品を前記材料の周方向に回転させる際の回転ピッチを示す第2の設定情報とに基づいて、前記複数の種類の部品を種類ごとに複数の姿勢で組み合わせた部品組み合わせパターンを作成させる第1のステップと、
    前記第1のステップにて作成された前記複数の部品組み合わせパターンそれぞれにおける隣接する部品間のラップ量を算出させる第2のステップと、
    前記第1のステップにて前記それぞれの種類の部品に対して作成された複数の部品組み合わせパターンのうちから、前記第2のステップにて算出された前記部品間のラップ量が最も大きい部品組み合わせパターンを選択させる第3のステップと、
    前記第3のステップにて選択された部品組み合わせパターンによる複数の部品のまとまりを組部品として、前記複数の種類の組部品を複数の姿勢で組み合わせた複数の組部品組み合わせパターンを作成させる第4のステップと、
    前記第4のステップにて作成された前記複数の組部品組み合わせパターンそれぞれにおける隣接する組部品間のラップ量を算出させる第5のステップと、
    前記第4のステップにて作成された前記複数の組部品組み合わせパターンのうちから、前記第5のステップにて算出された前記組部品間のラップ量が最も大きい組部品組み合わせパターンを選択させることにより、前記複数の種類の全ての部品の配列を決定させる第6のステップと、
    前記第6のステップにて決定された配列の前記複数の種類の全ての部品を、材料端側余裕巾と部品間さん巾とを含めて前記材料に割り当てるのに必要な前記材料の本数を算出させる第7のステップと、
    前記第7のステップにて算出された1または複数本の前記材料に前記全ての部品を割り当てる配置を決定して配置データを生成させる第8のステップと、
    を実行させることを特徴とする配置データ生成プログラム。
  10. 前記コンピュータに、
    前記第8のステップにて、部品の移動の可否を示す第3の設定情報によって部品の移動が可とされており、移動可能な部品が存在する場合に、歩留まりを向上させるために部品を移動させて配置を修正して、修正した配置に基づいて配置データを生成させる処理を実行させることを特徴とする請求項9記載の配置データ生成プログラム。
  11. 前記コンピュータに、
    同じ種類の部品が不連続に配置されることを許容して歩留まりを優先する歩留まり優先モードと、同じ種類の部品を連続的にまとめて配置するまとめ配置モードとのいずれに設定されているかを判定させる第9のステップをさらに実行させ、
    前記第9のステップにて前記まとめ配置モードに設定されていると判定されたとき、前記第1のステップにて前記部品組み合わせパターンを作成させ、前記第4のステップにて前記組部品組み合わせパターンを作成させる処理を実行させる
    ことを特徴とする請求項9または10に記載の配置データ生成プログラム。
  12. 前記コンピュータに、
    前記第9のステップにて前記歩留まり優先モードに設定されていると判定されたとき、
    前記第1及び第2の設定情報に基づいて、前記複数の種類の全ての部品を任意の順番で組み合わせた複数の組み合わせパターンを作成させる第10のステップと、
    前記第10のステップにて作成された前記複数の組み合わせパターンそれぞれにおける隣接する部品間のラップ量を算出させる第11のステップと、
    前記第10のステップにて作成された前記複数の組み合わせパターンのうちから、前記第11のステップにて算出された前記部品間のラップ量が最も大きい組み合わせパターンを選択させる第12のステップと、
    前記第12のステップにて選択された組み合わせパターンによる配列の前記複数の種類の全ての部品を、前記材料端側余裕巾と前記部品間さん巾とを含めて前記材料に割り当てるのに必要な前記材料の本数を算出させる第13のステップと、
    前記第13のステップにて算出された1または複数本の前記材料に前記全ての部品を割り当てる配置を決定して配置データを生成させる第14のステップと、
    をさらに実行させることを特徴とする請求項11記載の配置データ生成プログラム。
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