JP2017126228A - 中間品の流用可否を考慮した生産計画作成方法 - Google Patents

中間品の流用可否を考慮した生産計画作成方法 Download PDF

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Abstract

【課題】流用してはならない中間品が他の製品の製造に使用されることを防止する生産スケジューラ及び方法及び記録媒体を提供すること。
【解決手段】流用可能であるか否かを示す情報(流用可否フラグ)を付加された中間品の定義情報を含む製造工程情報を受け付け、生産計画作成において、中間品の在庫を注文別、中間品別に管理する管理手段と、中間品の流用可否フラグと在庫情報から在庫品の流用可否を判断する手段を持つことを特徴とする生産計画作成方法、装置、およびプログラム。
【選択図】図4(a)

Description

本発明は、工業製品の生産計画を作成する技術であって、特に中間品の注文をまたがった流用の可否を考慮した生産計画を作成する技術に関する。
<生産スケジューラ>
一般的に、工業製品は、顧客からの注文などの需要にしたがって、様々な機器を使って、1つまたは複数の作業工程を経て製造される。個々の製品における、製造するための1つまたは複数の作業工程を、本発明では「製造工程」と呼ぶ。
このような工業製品の生産に必要となるのが、製造作業の計画、すなわち、いつ、何を、どの機械を使って、どれだけの量を製造するか、といった情報である。本発明ではこの情報を「生産計画」と呼ぶ。
製造工程が複雑であったり、異なる製造工程の別製品を同じ工場内で製造していたりする場合などは、生産計画を人手で作成するには非常に時間がかかり、また間違いも発生しやすいため、生産スケジューラと呼ばれる生産計画を作成するソフトウェアが使われる。
生産スケジューラは、一般的に、製造に使用される機器の情報と、全ての製品の製造工程の情報と、顧客からの注文情報を受け付けて、生産計画を作成するものである。
<中間品と完成品>
中間品と完成品について説明する。
上述の通り、工業製品は1つまたは複数の作業工程を経て作られるが、その個々の作業工程で製造される中間生成物を、一般的に「中間品」と呼ぶ。また、中間品のうち、それがさらに別の作業工程の材料とならないもの、すなわち工業製品そのものである場合、特にそれを一般的に「完成品」と呼ぶ。ただし、本文書においては、完成品も広義の中間品であるので、中間品と完成品を合わせて「中間品」と呼ぶこととする。
<在庫の発生>
使用する機器によっては、製造できる中間品の最小の個数が決まっていたり、製造個数の単位が1ではない場合があるために、各作業工程において、注文に必要な数量を超える数量の中間品を製造することがある。また、顧客からの追加注文などに備えて、予め注文数よりも多い数量の中間品を製造することもある。これらの理由により、どの作業工程にも使われる予定のない中間品が発生することがある。これを一般的に「在庫」と呼ぶ。
<従来の生産スケジューラ>
従来の生産スケジューラは、製造工程情報が同じであれば、製造される中間品も同じものであり、注文によって変わることがないことを前提としている。
また、従来の生産スケジューラは、製造に使用される機器の情報の中に、製造できる中間品の最小の個数や製造個数単位の情報や、予め余分に製造する量や注文数に対する割合を設定でき、それらにしたがって、各作業工程で製造する中間品の個数を決めている。そして、それによって発生した中間品の在庫の状況を管理しながら、生産計画を作成することができる。
中間品の在庫の状況を管理しながら生産計画を作成するとは、ある注文に対する生産計画を作成する際、もし、中間品の在庫があれば、その在庫を流用することで製造作業時間を短縮するような生産計画を作成するということである。
<生産対象が印刷製品の場合>
しかし、生産計画を行う対象製品の中に印刷物、特に顧客から印刷内容のデータを受け取り、そのデータを印刷するような、いわゆるオンデマンド印刷と言われる印刷製品がある場合は、上記の在庫品の流用について考慮すべき問題がある。
オンデマンド印刷では、印刷内容のデータが異なれば、当然印刷結果が異なるため、注文によって異なる印刷内容データを使う製品の場合は、その中間品は、注文をまたがって在庫を流用することができない。
したがって、生産スケジューラは、このような製品に対する生産計画を作成する際には、中間品に対する在庫の流用を行わないようにしなければならない。
さらに、流用が可能な中間品と流用が不可能な中間品が混在するような場合は、中間品によって流用可否を判断しなければならないが、従来の生産スケジューラは、そのような判断手段を持たない。
ここでは印刷製品を例に説明したが、この問題は、印刷製品に限ったことではなく、製造工程が同じでも注文によって中間品が異なる工業製品全てについて言えることである。
中間品の流用を考慮した生産計画の作成方法として、特許文献1には、ある中間品が別の中間品の代替品として流用が可能かどうかの情報を持たせる方法が開示されている。
また、特許文献2には、注文をまたがって品質にばらつきのある中間品の在庫を流用する際に、オーバーグレードを起こさない流用方法が開示されている。
特開2003−295926号公報 特開平11−250142号公報
上記の通り、従来の生産スケジューラでは、注文別に中間品の管理を行うことができていないことにより、誤って中間品の在庫を流用する生産計画を作成してしまうおそれがあることが課題である。
この課題を回避する単純な方法として、ユーザーが、製品毎に1つである製品の製造工程定義を、さらに注文毎に行う方法が考えられる。
しかし、この方法の場合は製品の製造工程の定義の数が膨大になってしまうため、データの入力や管理の手間を考えると現実的な解決手段ではない。
また、特許文献1では、同じ中間品の流用可否を判断しなければならない上記の課題を解決することはできない。
さらに、特許文献2では、流用はできる前提で、どの在庫中間品を選ぶかを課題にしているのであって、中間品の流用可否自体を判断しなければならない上記の課題には適用できない。
そこで、本発明は、上記の課題に鑑み、流用してはならない中間品が他の注文の製造時に流用されることを防止する生産スケジューラ及び方法及び記録媒体を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明に係る生産計画作成装置は、
生産計画を作成する生産計画作成装置であって、
中間品それぞれについて、注文が異なる場合でも流用が可能かどうかの情報を保持する流用可否情報保持手段と(図3(b))、
在庫管理対象の中間品を、注文によって別々のものとして識別して在庫管理する中間品在庫管理手段と(図5)、
流用可否情報と在庫状況に基づき、中間品の流用可否を判断する中間品流用判断手段(408)
を備えることを特徴とする。
本発明に係る生産計画作成装置によれば、流用してはならない中間品が他の注文で流用されてしまう生産計画を作成することを防止することができる。また、各中間品に対して、注文が異なる場合でも流用が可能かどうかの情報を設定できるため、ユーザーが意図的に中間品の流用の可否を選択できる。
クライアントPC、プリントサーバーの構成の一例を示すブロック図 実施例1のアプリケーションの概要図 製造工程情報の一例 実施例1のアプリケーションの処理フローチャート 実施例1のアプリケーションの処理フローチャート 実施例1のアプリケーションの処理フローチャート 在庫管理情報の例 実施例1のアプリケーションの処理の具体例 実施例2のアプリケーションの論理構成を表した図 実施例2のアプリケーションのユーザーインターフェース例 実施例2のアプリケーションの処理フローチャート 実施例2のアプリケーションのユーザーへの通知画面例
以下、本発明を実施するための最良の形態について図面を用いて説明する。
<コンピュータの構成>
図1は実施例のアプリケーションを実行するコンピュータの構成の一例を示すブロック図である。
101はRAM102に格納されている制御プログラムに従って本装置全体の制御を行うCPUである。102はCPU101が実行するプログラムや、文書画像等のデータを格納するRAM等の内部記憶部である。103はCPU101の制御の下にネットワークとの接続を行なってデータ等を送受信するネットワークインターフェースである。104はデータを保存する磁気ディスク等の外部記憶装置である。105はディスプレイ、106はキーボード、107はマウス等のポインティングデバイスである。
次に、図1で示すコンピュータの構成にしたがって、実施例のアプリケーションがどのように動作するかを説明する。
RAM102に格納されているアプリケーションのプログラムは、所定の動作を行うために、次のような各動作を行う。
RAM102に格納されているOS(Operating System)の機能を必要に応じて使用する。RAM102に一時記憶する内部データの内容の読み書きを行う。ネットワークインターフェース103を通じて別のコンピュータ上にデータがある場合など、必要に応じてデータの送受信を行う。外部記憶装置104上でデータの読み書きを行う。ディスプレイ105にユーザーインターフェースや処理結果等の視覚情報を表示する。キーボード106やポインティングデバイス107からユーザーの入力を受け付ける。
以下、実施例のアプリケーションの動作を説明するにあたり、上記で説明した個々のデバイスの動作については省略する。
<アプリケーションの概要>
本実施例のアプリケーションの概要を図2を用いて説明する。
図2(a)は本実施例のアプリケーションの入出力関係を概念的に示した図である。
本実施例のアプリケーション(生産計画作成アプリケーション201)は、生産現場で使用する機器の情報202と、製造する製品の製造工程の情報203と、製品に対する注文情報204を入力とし、生産計画205を作成するものである。
機器情報202には、例えば、機器の名前や、処理能力や、その機器がどのような作業が可能か等の、生産現場の機器に関する情報が入っている。製造工程情報203には、製品を製造するのにどのような作業工程があるか、各作業工程でどのような材料を必要とするか、等の情報が入っている。注文情報204には、どの製品を、どれだけの量、いつまでに必要か、等の情報が入っている。生産計画205は、入力情報(202、203、204)の制約を満たしながら、どの機器で、どの時間帯に、どの注文の作業、をすればよいかを表す情報である。生産計画205の詳細については、具体例を用いて後述する。
機器情報202、製造工程情報203、注文情報204、生産計画205は、コンピュータ内では、例えばRAM102上のデータ構造であったり、外部記憶装置104内のXMLデータやリレーショナルデータベース等といった、何らかの形式で保持される。
本実施例は、どのような保持形式でも適用可能であるため、以後のこれら情報に関しては概念的な表現で説明し、情報をどのような形式で保持するかについては言及しない。
図2(b)は本実施例のアプリケーションの論理構成を表した図である。
206は、ユーザーからの情報の入力や、情報の表示など様々なデータの出力を担う入出力部である。207は、入力された情報を基に生産計画205を作成する生産計画作成部である。208は、製品製造における中間品の流用可否情報を保持する中間品流用可否情報保持部である。
中間品の流用と流用可否情報についての詳細は、この後詳しく述べる。
209は、中間品の在庫の状況を管理する中間品在庫管理部である。210は、生産計画作成部207からの問い合わせを受け付け、中間品の流用が可能であるかどうかを判断する中間品流用可否判断部である。
<製造工程情報の例>
図3(a)は製造工程情報203の一例として、印刷製品である製本冊子の製造工程を概念的に表したものである。
製本冊子306は、表紙印刷工程301によって印刷された表紙304と、本文印刷工程302によって印刷された本文305を、製本工程303によって製本することによって完成する。ここで、図3(a)の例において、表紙304と本文305と製本冊子306が中間品である(用紙Aや用紙Bは製造作業によって製造されるものではないので中間品ではない。)。ここで示した例では、表紙304の印刷内容は注文によらず同じであり、一方本文305の印刷内容は注文によって異なるものとする。
このような印刷製品の例として、例えば、顧客から写真データを入稿してもらい、これを本文として印刷し、共通の表紙で製本する、顧客のオリジナルのフォトブックなどが挙げられる。この場合、表紙304は注文が異なっても、在庫があれば他の注文で流用が可能であるので、流用が可能であることを示す情報を表紙304の定義に付加している。一方、本文305は、注文が異なる場合は、在庫があっても他の注文で流用が不可能であるので、流用が不可能であることを示す情報を本文305の定義に付加している。また、製本冊子306は、流用不可である本文が構成部品として含まれるため、在庫があっても他の注文で流用が不可能であるので、流用が不可能であることを示す情報を製本冊子306の定義に付加している。以降、流用が可能であるか不可能であるかを示す情報を、「流用可否情報」と呼ぶ。
図3(b)はユーザーが製造工程情報203のうち、各中間品の流用可否情報を編集するためのユーザーインターフェースの一例である。
図3(b)で示すように、各中間品は中間品を識別する識別子(「中間品識別子」列307)と中間品の名称(「中間品名」列308)と流用可否情報(「流用可」列309)を持っている。ユーザーは、ポインティングデバイス107等を使って、「流用可」列309のチェックボックスにチェックを入れることで、その中間品が他の注文で流用可能であることを設定できる。アプリケーションは、ユーザーによる「流用可」列309のチェックボックスのチェック状態の変更を受け付けると、各中間品の流用可否情報を更新する。
このようにして設定された各中間品の流用可否情報は、中間品流用可否情報保持部208によって保持される。
<アプリケーションの処理>
図4(a)は本実施例のアプリケーションにおいて、生産計画作成部207が生産計画を作成する時の処理全体の流れを示したものである。
最初に、入出力部206で、生産計画を作成する前提条件となる、入力データ群を受け付け、データ内容をRAM102に保持する(401)。ここで、入力データ群とは、図2(a)で示した機器情報202と、製造工程情報203と、注文情報204である。このとき、図3(b)のユーザーインターフェースを表示し、ユーザーから製造工程情報203の一部である各中間品の流用可否情報の編集を受け付けてもよい。401の処理の結果、中間品流用可否情報保持部208には、各製品の各中間品の流用可否情報が保持される。
次に、注文それぞれについて、以降の処理を行う(402)。
注文を必要に応じて複数に分割する(403)。注文の分割は、機器によって一度に製造できる量に上限がある等、様々な理由により行われることがある。以降の説明で、分割された個々の注文の断片を、「子注文」と呼ぶ。ここで、作業を、いつ、どの機械を使って、どれだけの数量行うかを決定することを、「割付け」と呼ぶ。
各子注文について(404)、処理対象を最終中間品である完成品に設定した上で(405)、生産計画作成部207が、処理対象の製造に必要な作業の抽出とその作業の割付けを行う(406)。
図4(b)は図4(a)の「処理対象の製造に必要な作業の抽出とその作業の割付け(406)」の内部処理を示したものである。
最初に、処理対象が中間品であるかどうかを検査し、中間品でない場合は処理を終了する(407)。中間品でない場合とは、印刷工場における印刷用紙など、他の製造作業によって作られるものではない場合である。
407で処理対象が中間品であった場合、次にその中間品において、中間品流用可否判断部210から流用可能な在庫数を取得する(408)。
408で取得した流用可能な在庫数が、必要量以上である場合は処理を終了する(409)。
408で取得した流用可能な在庫数が、必要量に達しない場合は、必要量から流用可能な在庫数を引いた、不足分の処理対象中間品を製造するための作業の割付けを行う(410)。
そして、410の結果、在庫中間品に増減が発生した場合は、中間品在庫情報の更新を行う(411)。中間品在庫情報とその更新作業については、後で詳しく述べる。
次に、処理対象を現在の処理対象の中間品の製造に必要な材料とし(412)、図4(b)の処理を再帰呼び出しする(413)。ここで、現在の処理対象の中間品の製造に必要な材料が複数ある場合は、材料それぞれについて、製造に必要な作業の抽出と割付け(413)の処理を行う。
図5は中間品在庫管理部209が、中間品の在庫の管理をするための情報(以下、中間品在庫管理情報)の例を、概念的に表したものである。
図5で示すように、中間品の在庫数は、その中間品の中間品識別子と、その中間品がどの注文に対して製造されたかを表す注文識別子と、在庫がどの日時から存在するかを表す日時情報によって管理される。例えば、501の行で表わされる中間品は、中間品識別子は「I−02」であり、注文識別子は「Order−013」であり、2015年3月10日の15時00分から100個の在庫が存在することを示している。
本実施例のアプリケーション内の各部は、中間品在庫管理部209へ問い合わせることにより、どの中間品識別子、注文識別子を持った中間品が、いつから、どれだけの数量存在するかを取得することができる。
この中間品在庫管理情報は、図4のフローチャートの411の処理において、410での作業の割付け結果に基づいて中間品在庫管理部209によって更新される。
410は、処理対象の中間品の必要数から、408で取得した流用可能な在庫数を引いた、不足分の製造作業を割りつける処理である。したがって、410の処理の結果、どの中間品識別子のどの注文識別子の中間品が、いつ、どれだけの数量、増減するかがわかる。
例えば、図5の状態の中間品在庫管理情報の状態から、410の処理の結果、501の行で表わされる中間品を、2015年3月10日16時に50個流用することが決定したとする。このとき、利用できる在庫、つまり生産計画上、未だ使用予定がない中間品の数は、100(元の個数)−50(流用する個数)=50個となるため、501の行の在庫数の列は50に更新される。
図4(c)は図4(b)の408の処理内容を表したものであり、すなわち、中間品流用可否判断部210の内部処理を表したものである。
最初に、対象の中間品と同じ中間品識別子307の中間品の在庫が存在するかを中間品在庫管理部209へ問い合わせ、存在しなければ流用できる在庫はないと判断し、0を返して終了する(414)。
414で存在した場合は、次に412で存在した在庫中間品の注文識別子が、対象の中間品のものと同じかどうかを中間品在庫管理部209へ問い合わせ、同じであれば判断417へジャンプする。
415で違う場合は、次に対象の中間品の流用可否を中間品流用可否情報保持部208へ問い合わせ、流用不可であれば流用できる在庫がないと判断し、0を返して終了する(416)。
416で流用可能である場合は、流用可能な在庫中間品の数量を中間品在庫管理部209へ問い合わせて取得し、流用できる在庫数量を返して終了する(417)。
<アプリケーションの処理の具体例>
図6を使って、図4のフローチャートに従った生産計画作成処理の例を説明する。
製造をする対象物は、図3で示した製本形式の印刷物であり、図6(a)はその印刷物に対する注文の状況を示している。
図6(a)によると、注文はOrder−001とOrder−002の2件あり、Order−001の納期は3月1日であり注文数は300部、Order−002の納期は3月2日であり注文数は200部である。
図6(b)は図6(a)の注文を満たす生産計画作成結果を、ガントチャート状に表したものである。
図6(b)の縦方向には、使用する機器が並んでいる。この例では、印刷機A601と、印刷機B602と、製本機603があり、表紙印刷301は印刷機A601が、本文印刷302は印刷機B602が、製本303は製本機603がそれぞれ行うように、予め定義されているとする。また、印刷機A601は、500部単位でしか作業が行えないことが、機器情報202で定義されているとする。
図6(b)の横方向は時間を表しており、どの機器がどの時間帯に作業をするのかを、その機器の行に帯状の領域を描くことで表現している。帯状の領域の中の文字列は、注文の名前を示している。Order−001について、表紙印刷は3月1日に500部、本文印刷は3月1日に300部、製本は3月1日に300部行うことが分かる。表紙印刷は、本来ならば300部でよいが、上記の機器の定義により、Order−001に対する製造の時点で500部製造している。また、Order−002については、表紙印刷は行わず、本文印刷は3月2日に200部、製本は3月2日に200部行うことが分かる。
ここで、Order−002に対する表紙印刷を行わない理由について説明する。
図3で示した製本形式の印刷物において、表紙304は製本工程303の材料であり、かつ、他の注文で製造されたものを流用可能な中間品である。そのため、Order−002に対する製本作業を開始する図6中の点線位置604に相当する日時に在庫が存在する場合は、それを流用可能である。図6の例では、Order−001の製造時に、500部表紙の製造しており、そのうち300部はOrder−001で使用するため、604の時点で200部の在庫が存在する。したがって、Order−001の製造時に作った200部の表紙をOrder−002の製本作業の材料として流用できるため、Order−002に対する表紙印刷は不要と判断している。
以上、説明した技術によれば、中間品毎に流用可否情報を保持し、さらに中間品毎、注文毎に在庫状況を管理し、これらの情報に基づいて、生産計画作成の際に、中間品の流用の可否を判断できるようになる。そうしたことにより、流用可能な中間品と流用不可能な中間品が混在する製品を扱う生産現場において、流用不可能な中間品を流用してしまうといった、誤った生産計画を作成することを防ぐことができる。また、中間品毎に流用可否情報を設定できるようにしたことにより、同一製品であっても注文ごとに別の製品として識別できるため、製品の定義数の増大を防止することができる。
本発明の別の実施形態として、流用可能在庫の問い合わせを行う、実施例1のアプリケーションの付加機能を図7を使って説明する。この機能は、生産現場において、生産計画にない突発的な中間品の需要があった場合などに、現在の中間品の在庫状況や、その中間品の流用可否情報から、流用できる中間品があるかを問い合わせることができる。
本実施例の機能は、実施例1のアプリケーションにより予め生産計画が作成された状態で使用するものとする。そして、中間品流用可否情報保持部208によって保持される中間品流用可否情報や、中間品在庫管理部209によって管理される中間品在庫管理情報は実施例1のアプリケーションと共有しているものとする。
図7(a)は本実施例の機能を実現するためのアプリケーションの論理構成である。入出力部と、生産計画作成部と、中間品流用可否情報保持部と、中間品在庫管理部については、実施例1と同様であるため、説明を省略する。
701は、実施例1にも登場した中間品流用可否判断部であるが、実施例1のものと少し処理が異なるため、詳細を後に述べる。702は、ユーザーから流用可能在庫の問い合わせを受け付ける、流用可能在庫問い合わせ受付部である。
図7(b)は流用可能在庫問い合わせ受付部702のユーザーインターフェースの例である。
ユーザーは、このユーザーインターフェースで、中間品の需要にかかる注文の注文識別子703と、中間品識別子704と、必要な数量705を入力し、「問い合わせ」ボタン706を押す。アプリケーションは、ユーザーの問い合わせボタン706の押下を受け付けると、流用可能な中間品が存在するか否か、また存在する場合はその数量を回答する。
図7(c)は本実施例のアプリケーションにおける、ユーザーの「問い合わせ」ボタン706押下後の、中間品流用可否判断部701の処理を表したフローチャートである。
最初に、問い合わせの中間品と同じ中間品識別子の中間品の在庫が存在するかを中間品在庫管理部209へ問い合わせ、存在しなければ流用できる在庫がないことをユーザーへ通知して終了する(707)。
707で存在した場合は、次に707で存在した在庫中間品の注文識別子が、問い合わせの中間品のものと同じかどうかを中間品在庫管理部209へ問い合わせ、同じであれば710へジャンプする(708)。
708で違う場合は、次に対象の中間品の流用可否を中間品流用可否情報保持部208へ問い合わせ、流用不可であれば流用できる在庫がないことをユーザーへ通知して終了する(709)。709で流用可能である場合は、流用可能な在庫中間品の数量を中間品在庫管理部209へ問い合わせて取得し、流用できる在庫数量をユーザーへ通知して終了する(710)。
図7(d)は流用可能な在庫の問い合わせの結果をユーザーに示す画面の例である。
この画面では、問い合わせ対象の中間品と数量711に対して、流用可能な在庫の数量712と、在庫が足りない場合は不足している数量713をユーザーに通知する。例えば図7(d)は、図7(b)のユーザーインターフェースでの問い合わせ内容に対して、図7(c)の処理の結果、流用可能数量が150個あったときのユーザーへの通知画面の様子を示している。
以上、説明した技術によれば、流用可能な中間品を照会できるようにしたことにより、ユーザーは照会した情報にしたがって、適切に在庫中間品の利用をすることができる。
[他の実施形態]
実施例1において、アプリケーションの入力データとして、機器情報202と、製造工程情報203と、注文情報204を示したが、他にも、生産計画に有用な情報であれば、どのような情報を入力しても構わない。生産計画に有用な情報とは、例えば、製造作業員の勤務予定や操作できる機器の情報などである。
実施例1において、生産計画データの表現方法として、図6(b)のようなガントチャート状のものを示したが、ユーザーが知りたい情報を表示できるものであれば、他のどのような表現方法を使っても構わない。他の表現方法とは、例えば、各作業の開始や終了日時を単にリスト形式で表示するなどである。
実施例1において、流用可否情報保持手段は、図3(b)のようなユーザーインターフェースによってユーザーから取得する方法を示したが、中間品毎の流用可否情報を保持することができれば、他のどのような方法でも構わない。中間品毎の流用可否情報を保持する方法とは、例えば、中間品の流用可否情報が別のシステムに存在し、そこから情報をインポートするなどが考えられる。
実施例1において、中間品在庫管理手段は、図5のように、中間品識別子と注文識別子と在庫開始日時とともに在庫数を管理する方法を示したが、これを拡張し、他の情報とともに管理しても構わない。例えば、在庫終了日時も管理したり、在庫の時間毎の増減を関数で表し、これを管理してもよい。
実施例2において、ユーザーから情報の入力を受け付ける方法として、図7(a)で示したようなユーザーインターフェースを示したが、必要な情報をユーザーから受け付けることができるものであれば、他のどのような方法でも構わない。他の方法とは、例えば、予めユーザーが入力情報を記載したデータファイルを用意しておき、それをアプリケーションが読み込むなどの方法である。
101 CPU、102 RAM、103 ネットワークインターフェース、
104 外部記憶装置、105 ディスプレイ、106 キーボード、
107 ポインティングデバイス、201 生産スケジューラ、202 機器情報、
203 製造工程情報、204 注文情報、205 生産計画、301 表紙印刷作業、
302 本文印刷作業、303 製本作業、304 表紙、305 本文、
306 製本冊子、307 中間品識別子列、308 中間品名列、309 流用可列、
501 中間品在庫管理情報、601 印刷機A、602 印刷機B、603 製本機、
604 Order−002の開始日時を表す線、701 注文識別子、
702 中間品識別子、703 数量、704 「問い合わせ」ボタン

Claims (9)

  1. 生産計画を作成する生産計画作成装置であって、
    中間品それぞれについて、注文が異なる場合でも流用が可能かどうかの情報を保持する流用可否情報保持手段と(図3(b))、
    在庫管理対象の中間品を、注文によって別々のものとして識別して在庫管理する中間品在庫管理手段と(図5)、
    流用可否情報と在庫状況に基づき、中間品の流用可否を判断する中間品流用可否判断手段(408)
    を備えることを特徴とする生産計画作成装置。
  2. 中間品在庫管理手段は、中間品の識別子と、注文の識別子と、時間毎の中間品の在庫数を管理することを特徴とする請求項1に記載の生産計画作成装置(図3(b))。
  3. 中間品流用可否判断手段は、
    流用判断対象の中間品と同じ中間品識別子を持つ中間品の在庫状況と(411)、流用判断対象の中間品と同じ中間品識別子で、かつ同じ注文識別子を持つ中間品の在庫状況と(412)、流用判断対象の中間品に付加されている流用可否情報に基づいて注文が異なる場合でも流用可能かどうかを判断する(413)ことを特徴とする請求項1に記載の生産計画作成装置。
  4. 生産計画を作成する生産計画作成方法であって、
    中間品それぞれについて、注文が異なる場合でも流用が可能かどうかの情報を保持する流用可否情報保持手段と(図3(b))、
    在庫管理対象の中間品を、注文によって別々のものとして識別して在庫管理する中間品在庫管理手段と(図5)、
    流用可否情報と在庫状況に基づき、中間品の流用可否を判断する中間品流用可否判断手段(408)
    を備えることを特徴とする生産計画作成方法。
  5. 中間品在庫管理手段は、中間品の識別子と、注文の識別子と、時間毎の中間品の在庫数を管理することを特徴とする請求項4記載の生産計画作成方法(図3(b))。
  6. 中間品流用可否判断手段は、
    流用判断対象の中間品と同じ中間品識別子を持つ中間品の在庫状況と(411)、流用判断対象の中間品と同じ中間品識別子で、かつ同じ注文識別子を持つ中間品の在庫状況と(412)、流用判断対象の中間品に付加されている流用可否情報に基づいて注文が異なる場合でも流用可能かどうかを判断する(413)ことを特徴とする請求項4に記載の生産計画作成方法。
  7. 生産計画を作成する生産計画作成プログラムであって、
    中間品それぞれについて、注文が異なる場合でも流用が可能かどうかの情報を保持する流用可否情報保持手段と(図3(b))、
    在庫管理対象の中間品を、注文によって別々のものとして識別して在庫管理する中間品在庫管理手段と(図5)、
    流用可否情報と在庫状況に基づき、中間品の流用可否を判断する中間品流用可否判断手段(408)
    を備えることを特徴とする生産計画作成プログラム。
  8. 中間品在庫管理手段は、中間品の識別子と、注文の識別子と、時間毎の中間品の在庫数を管理することを特徴とする請求項7に記載の生産計画作成プログラム(図3(b))。
  9. 中間品流用可否判断手段は、
    流用判断対象の中間品と同じ中間品識別子を持つ中間品の在庫状況と(411)、流用判断対象の中間品と同じ中間品識別子で、かつ同じ注文識別子を持つ中間品の在庫状況と(412)、流用判断対象の中間品に付加されている流用可否情報に基づいて注文が異なる場合でも流用可能かどうかを判断する(413)ことを特徴とする請求項7に記載の生産計画作成プログラム。
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