JP7205080B2 - 印刷工程管理システム及び印刷工程管理プログラム - Google Patents

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Description

本発明は、印刷工程管理システム及び印刷工程管理プログラムに関する。
特許文献1には、ジョブ実行までの一連の操作手順を表現した操作画面フローを作成して当該装置の操作支援を行う画像形成装置、画面フロー作成方法及びプログラムを提供することを課題とし、画像形成装置は、画面情報と、表示画面でのキー操作による設定状態を示す設定操作情報と、表示画面の画面遷移順序を示す画面順序情報と、を含む画面フロー作成情報を取得する画面フロー作成情報取得手段と、画面フロー作成情報に基づいて、表示画面におけるキー操作による設定状態を表現した画面イメージを作成し、画面イメージを画面遷移順に並べた画面フローを作成する画面フロー作成手段と、表示画面のカスタマイズを行う表示画面カスタマイズ手段と、変更された画面情報に基づいて取得された画面フロー作成情報を修正する画面フロー作成情報修正手段とを有し、画面フロー作成手段は、修正された画面フロー作成情報に基づいて画面フローを作成することが開示されている。
特許文献2には、画像形成装置に対して利用する機能を設定する場合において、利用者の利便性を向上させることを課題とし、画像形成装置における利用可能な機能のうちページ単位での設定が可能なページ処理機能を適用するページ範囲を、適用するページ処理機能毎に受け付け、前記画像形成装置における利用可能な機能のうち画像形成出力後に実行される後処理機能を適用するページ範囲を、適用する後処理機能毎に受け付け、前記後処理機能が適用されるページ範囲と、前記後処理機能が適用されるページ範囲のうち前記画像処理機能が適用されるページ範囲とを関連付けて、各ページ範囲に適用される機能の種類が識別可能なように、各ページ範囲に適用される機能の一覧を表示部に表示させることが開示されている。
特許文献3には、分割されたジョブデータそれぞれに基づいて複数の異なるデバイスに出力された各印刷結果を正しい内容及び順序で統合しやすくすることを課題とし、画像形成出力対象の画像の情報である出力対象画像情報を分割した複数の部分出力対象画像情報に基づく記録媒体上への画像形成出力の実行を制御する画像形成出力制御装置において、分割の内容を示す分割情報を取得し、分割情報に基づいて、複数の部分出力対象画像情報の分割構成及び複数の部分出力対象画像情報に基づく画像形成出力のそれぞれの出力先を示す分割構成情報を提示し、分割情報に基づいて、出力対象画像情報に基づいて画像形成出力される全体部分における部分出力対象画像情報に基づいて画像形成出力される部分の位置を把握するための情報である部分位置把握情報の記録媒体上への画像形成出力の実行を制御することが開示されている。
特許文献4には、印刷ジョブを管理している印刷システムに、現在印刷中の印刷ジョブと同程度の優先順位の印刷ジョブが投入されたとき、多連印刷を使って同時に印刷を行うことを課題とし、印刷中の印刷ジョブと後から投げられた印刷ジョブを多連印刷を使って印刷することで、同時に印刷できることが開示されている。
特許文献5には、従来は、作業者による作業を必要とする工程を作業者が実行する際に、作業者による作業を必要としない工程が完了するのを待たなければならず、作業時間にオーバーヘッドが生じてしまっていたことを課題とし、注文データを受注する受注するステップ、注文データを登録するステップ、管理者により設定されたスケジュールに応じて、登録された注文データに基づく商品の製造を指示するステップと、を有し、注文データに基づく商品を製造する工程において作業者による作業を必要としない工程が含まれているか否かを判定し、作業者による作業を必要としない工程が含まれている場合、注文データに基づく商品の製造をスケジューリングの対象から除外して該工程の開始を指示することが開示されている。
特許文献6には、一連の印刷工程の各処理デバイスの進捗状況を適時表示して、それぞれの処理デバイスの担当者が視覚的に確認することを課題とし、管理サーバーは、一連の印刷工程に適応した処理情報をいずれかの処理デバイスに送信し、各処理デバイスから通知される通知情報を収集して、各印刷工程の進捗状況および各処理デバイスの処理状況を連係表示するための表示データを生成し、該生成される表示データを各処理デバイスに送信し、各処理デバイスでは、管理サーバーから送信される表示データを取得し、複数の処理デバイス中で選択される処理デバイスを基準として連係する処理デバイスの進捗状況を表示デバイスに動的に切り替え表示する構成を特徴とすることが開示されている。
特許文献7には、各企業間をまたがるワークフローを構築することができ、動的な特定の条件に限定したディスカウント情報を提示できることが可能な印刷受注装置、方法およびプログラムを提供することを課題とし、顧客は受注サイトに対して見積もりを依頼し、受注サイトは見積もり条件と登録された工程定義とに基づいてプロトタイプを作成し、プロトタイプにしたがってワークフローを構築するための実際の工程を検索するとともに、見積もり条件を少しずつ変更した類似条件を設定し、類似条件に適合する工程も検索し、検索された工程からディスカウント情報を作成し、検索された工程および作成されたディスカウント情報からワークフローを構築し、ワークフローの工程の情報から見積もりを自動計算し、受注サイトは見積もりおよびディスカウント情報を顧客に対して提示し、顧客は見積もりを吟味した結果、納得がいった場合は、受注サイトに対して印刷物の発注を行うことが開示されている。
特許文献8には、複数の構成コンポーネントを組み合わせて成果物を生成する印刷処理において、印刷処理に必要なデータが揃っていない状態をオペレーターに報知し、また、各構成コンポーネントの処理状態を管理することを課題とし、印刷データ送信サーバーと通信可能な情報処理装置であって、指定されたスケジュールにしたがって構成コンポーネントの印刷指示を印刷データ送信サーバーに送信し、印刷指示を処理できないことを示す応答が印刷データ送信サーバーから通知された場合、印刷指示の警告メッセージを含む警告画面を表示し、また、各構成コンポーネントの処理状態を取得し、処理状態リストを作成して表示することが開示されている。
特許文献9には、連結機能を実現する際の子機の候補となる画像処理装置のリストを好適に表示する画面を生成し、子機の選択が容易になる画像処理装置を提供することを課題とし、連結印刷の親機機能を有する画像処理装置であって、連結印刷の子機機能を有し前記画像処理装置との通信を行う、他の画像処理装置の識別情報を保持する子機リスト保持手段と、前記他の画像処理装置の中から、印刷ジョブを振り分ける子機を選択する子機選択画面を生成する子機選択画面生成手段とを有することが開示されている。
特許文献10には、印刷ワークフローからのモバイル用文書を生成するシステムと方法を提供することを課題とし、システムは、複数の文書を確定する印刷ジョブを受信するインタフェースを有するワークフローを含む装置であり、ワークフローサーバーは、順序づけられたアクティビティのセットを含む印刷ワークフローにより、プリントショップのデバイスに、文書に実行するよう命令するコントローラを含み、コントローラは、モバイルバージョンは印刷ジョブが処理されている間に、文書からの内容を記録し、また、コントローラは、モバイルデバイスに表示する文書を特定し、モバイルバージョンの文書を生成するテンプレートを特定し、コントローラは、さらに、文書のために記憶された内容をテンプレートに挿入して、モバイルバージョンの文書を生成し、モバイルバージョンの文書をモバイルデバイスに提供することが開示されている。
特許文献11には、印刷システムのためのワークフローを生成するシステム等を提供することを課題とし、システムは、プリントショップで利用可能な複数のアクティビティのそれぞれをワークフローに順序づける要件を記憶するメモリを有し、システムは、ワークフローをグラフィカル提示することができるグラフィカルユーザーインタフェース(GUI)をさらに有し、ワークフローは、印刷ジョブを処理するために実行するアクティビティの順序づけられたサブセットを含み、GUIはさらに、利用可能なアクティビティをグラフィカル提示し、ユーザーが利用可能なアクティビティをワークフロー上にドラッグしてワークフローを変更することを可能にすることができ、システムは、アクティビティがユーザーによってドラッグされることを検出し、そのアクティビティのための要件が満足されるワークフローにおける位置を決定し、決定された位置をハイライト表示するようGUIを操作することができる処理システムをさらに有することが開示されている。
特開2011-051163号公報 特開2015-207056号公報 特開2016-162242号公報 特開2007-087042号公報 特開2014-194649号公報 特開2005-165634号公報 特開2008-009863号公報 特開2014-215976号公報 特開2008-129353号公報 特開2016-212869号公報 特開2014-164765号公報
ペーパーレス化や電子出版の普及により、印刷業界では大量部数の出版のような大規模な印刷ジョブが減っている。そのため、大量部数印刷を前提としていたオフセット印刷機をはじめとする印刷工程(例えば、(1)入稿、(2)前処理、(3)印刷、(4)後処理、(5)検品、(6)配送といった一連の印刷処理の各工程)の各処理装置の稼働率も下がり、印刷コスト上昇の一因となっている。印刷装置の稼働率を上げるため、少部数印刷のような小規模な印刷ジョブであっても複数まとめることによって大規模な印刷ジョブとして処理するいわゆるグループジョブが注目されている。
グループジョブを適用することによって、それぞれの印刷工程処理装置の稼働率は向上するが、一つの印刷ジョブの中には例えば注文主が異なる複数の印刷ジョブ、あるいは納期が異なる複数の印刷ジョブが混在する場合が生じる。
そのため、注文主が注文した印刷ジョブについて破棄(キャンセルともいわれる)を請求した場合、当該印刷ジョブに係る処理は複数の印刷工程あるいは印刷工程処理装置で実行されているため、どの処理を破棄すればよいのか、現場の印刷処理装置の操作者は特定することが容易でない。
一方で、印刷処理装置の操作者は作業指示にしたがって担当する印刷処理を遂行すればよく、処理中の印刷ジョブの含まれる注文主が異なる印刷注文を考慮する必要はない。このように、グループジョブにおいては、正常処理中/作業指示変更中などによって印刷ジョブの進捗管理画面の構成が変わり得る。
本発明は、異なる複数の印刷ジョブをまとめたグループジョブの進捗状況を注文単位/グループ単位/部品単位のような複数の観点で把握されるようにする印刷工程管理システム及び印刷工程管理プログラムを提供することを目的としている。
かかる目的を達成するための本発明の要旨とするところは、次の各項の発明に存する。なお、以下の「請求項」とあるのは、出願当初の請求項である。
請求項1の発明は、複数の印刷部品から構成される印刷製品の印刷情報を取得し、印刷製品毎に製品識別子を付与する取得手段と、前記取得手段が取得した印刷製品の印刷情報を印刷部品毎の部品印刷情報に分割し、分割した部品印刷情報毎に部品識別子を付与する分割手段と、部品印刷情報に含まれる部品印刷属性に応じて複数の部品印刷情報を一つにまとめるグループ印刷情報を生成し、生成したグループ印刷情報毎にグループ識別子を付与する生成手段と、一の印刷製品に係る製品識別子と、当該印刷製品を構成する印刷部品に係る部品識別子とを対応付け、さらに当該印刷部品の部品印刷情報を含むグループ印刷情報に係るグループ識別子を対応付けて管理する識別子管理手段を有する印刷工程管理システムである。
請求項2の発明は、印刷製品に係る注文の破棄を受け付ける受付手段をさらに有し、前記受付手段が破棄を受け付けた場合に、前記識別子管理手段は破棄される印刷製品に関連する印刷部品、グループ印刷情報を当該印刷製品に対応する製品識別情報に対応付けられている部品識別子及びグループ識別子によって特定する、請求項1に記載の印刷工程管理システムである。
請求項3の発明は、印刷製品に関連するグループ印刷情報と部品印刷情報それぞれの処理状況を用いて、当該印刷製品の製造状況を表示する管理画面を表示する表示手段をさらに有し、前記表示手段は、当該管理画面において破棄される印刷製品の部品印刷情報を他の部品印刷情報と識別可能に表示する、請求項2に記載の印刷工程管理システムである。
請求項4の発明は、破棄される印刷製品に関連するグループ印刷情報の処理が行われていない印刷工程処理装置に対し、当該グループ印刷情報の処理を中止する旨を指示する中止指示手段をさらに有する請求項2に記載の印刷工程管理システムである。
請求項5の発明は、前記生成手段は、破棄される印刷製品に関連するグループ印刷情報の処理が行われていない印刷工程処理装置に対して、破棄される印刷製品に関連する部品印刷情報を除いてグループ印刷情報を生成し直す、請求項2に記載の印刷工程管理システムである。
請求項6の発明は、コンピュータを、複数の印刷部品から構成される印刷製品の印刷情報を取得し、印刷製品毎に製品識別子を付与する取得手段と、前記取得手段が取得した印刷製品の印刷情報を印刷部品毎の部品印刷情報に分割し、分割した部品印刷情報毎に部品識別子を付与する分割手段と、部品印刷情報に含まれる部品印刷属性に応じて複数の部品印刷情報を一つにまとめるグループ印刷情報を生成し、生成したグループ印刷情報毎にグループ識別子を付与する生成手段と、一の印刷製品に係る製品識別子と、当該印刷製品を構成する印刷部品に係る部品識別子とを対応付け、さらに当該印刷部品の部品印刷情報を含むグループ印刷情報に係るグループ識別子を対応付けて管理する識別子管理手段として機能させるための印刷工程管理プログラムである。
請求項1の印刷工程管理システムによれば、異なる複数の印刷ジョブをまとめたグループジョブの進捗状況を注文単位/グループ単位/部品単位のような複数の観点で把握することができる。
請求項2の印刷工程管理システムによれば、印刷製品に係る注文の破棄を受け付けた場合に、破棄される印刷製品に関連する印刷部品、グループ印刷情報を特定することができる。
請求項3の印刷工程管理システムによれば、破棄される印刷製品の部品印刷情報を他の部品印刷情報と識別可能に表示することができる。
請求項4の印刷工程管理システムによれば、破棄される印刷製品に関連するグループ印刷情報の処理が行われていない印刷工程処理装置に対し、そのグループ印刷情報の処理を中止させることができる。
請求項5の印刷工程管理システムによれば、破棄される印刷製品に関連するグループ印刷情報の処理が行われていない印刷工程処理装置に対して、破棄される印刷製品に関連する部品印刷情報を除いたグループ印刷情報を処理させることを可能とする。
請求項6の印刷工程管理プログラムによれば、異なる複数の印刷ジョブをまとめたグループジョブの進捗状況を注文単位/グループ単位/部品単位のような複数の観点で把握することができる。
本実施の形態の構成例についての概念的なモジュール構成図である。 本実施の形態を利用したシステム構成例を示す説明図である。 本実施の形態による処理例を示すフローチャートである。 印刷ジョブテーブル、オーダー印刷ジョブテーブルのデータ構造例を示す説明図である。 分割パーツテーブル、パーツ印刷ジョブテーブルのデータ構造例を示す説明図である。 同属性パーツテーブル、出力テーブルのデータ構造例を示す説明図である。 本実施の形態による処理例を示す説明図である。 本実施の形態による処理例を示す説明図である。 本実施の形態による処理例を示す説明図である。 印刷状況等表示画面の表示例を示す説明図である。 印刷状況等表示画面の表示例を示す説明図である。 本実施の形態による処理例を示すフローチャートである。 本実施の形態による処理例を示すフローチャートである。 注文の印刷製品がキャンセルされた場合の印刷状況等表示画面の表示例を示す説明図である。 注文の印刷製品がキャンセルされた場合の印刷状況等表示画面の表示例を示す説明図である。 本実施の形態を実現するコンピュータのハードウェア構成例を示すブロック図である。
まず、本実施の形態を説明する前に、その前提となる技術等について説明する。なお、この説明は、本実施の形態の理解を容易にすることを目的とするものである。
以前から、印刷業界において、印刷ワークフローを利用して出力装置で印刷出力される印刷成果物の内容は多種多様である。例えば、用紙種類から印字属性、要求画質、後処理等さまざまな要素に基づいて出力工程が実行されている。
この印刷工程における印刷成果物の生産性は、作業を行うオペレーターの熟練度に依存している。また、印刷成果物の内容(指定用紙種類、要求画質等)の複雑度が増すに比例して、出力中のオペレーターによる作業が増え効率性を損ねており、またミスを誘発する温床ともなっていた。また、管理する出力装置が増えれば増えるほどにオペレーター(作業者)の運用負荷が増していた。
そこで、前述した特許文献に記載されているように、オペレーターの負荷軽減を図る仕組みや、印刷ワークフローを導入することで印刷成果物及び出力装置の情報を一元管理する仕組みが考案されたが、複雑な印刷ジョブにおける出力装置の効率的な運用には依然として課題がある。
例えば、製本を行う印刷ジョブのように印刷ジョブ中に多種多様な用紙を要求する場合、複数の異なる製本ジョブを受け付けた際に、印刷装置によっては用紙供給手段(用紙トレイを含む)の数が不足し、オペレーターによる用紙の入れ替え作業が発生する。
また、大量の枚数となる印刷ジョブを出力する場合には複数台の印刷装置で分散出力するケースがあるが、それぞれの印刷装置で頻繁に用紙交換・トナー補充等のオペレーター作業が頻繁に発生すると、印刷装置の稼働率が低下し、生産性が低下するとともにミスを誘発しやすくなる。
複数の印刷部品から構成される印刷成果物について、印刷部品単位の集合体毎(グループ)の進捗管理を行うことが求められている。
以下、図面に基づき本発明を実現するにあたっての好適な一実施の形態の例を説明する。
図1は、本実施の形態の構成例についての概念的なモジュール構成図を示している。
なお、モジュールとは、一般的に論理的に分離可能なソフトウェア(コンピュータ・プログラム)、ハードウェア等の部品を指す。したがって、本実施の形態におけるモジュールはコンピュータ・プログラムにおけるモジュールのことだけでなく、ハードウェア構成におけるモジュールも指す。それゆえ、本実施の形態は、それらのモジュールとして機能させるためのコンピュータ・プログラム(コンピュータにそれぞれの手順を実行させるためのプログラム、コンピュータをそれぞれの手段として機能させるためのプログラム、コンピュータにそれぞれの機能を実現させるためのプログラム)、システム及び方法の説明をも兼ねている。ただし、説明の都合上、「記憶する」、「記憶させる」、これらと同等の文言を用いるが、これらの文言は、実施の形態がコンピュータ・プログラムの場合は、記憶装置に記憶させる、又は記憶装置に記憶させるように制御するという意味である。また、モジュールは機能に一対一に対応していてもよいが、実装においては、1モジュールを1プログラムで構成してもよいし、複数モジュールを1プログラムで構成してもよく、逆に1モジュールを複数プログラムで構成してもよい。また、複数モジュールは1コンピュータによって実行されてもよいし、分散又は並列環境におけるコンピュータによって1モジュールが複数コンピュータで実行されてもよい。なお、1つのモジュールに他のモジュールが含まれていてもよい。また、以下、「接続」とは物理的な接続の他、論理的な接続(データの授受、指示、データ間の参照関係、ログイン等)の場合にも用いる。「予め定められた」とは、対象としている処理の前に定まっていることをいい、本実施の形態による処理が始まる前はもちろんのこと、本実施の形態による処理が始まった後であっても、対象としている処理の前であれば、そのときの状況・状態にしたがって、又はそれまでの状況・状態にしたがって定まることの意を含めて用いる。「予め定められた値」が複数ある場合は、それぞれ異なった値であってもよいし、2以上の値(もちろんのことながら、全ての値も含む)が同じであってもよい。また、「Aである場合、Bをする」という記載は、「Aであるか否かを判断し、Aであると判断した場合はBをする」の意味で用いる。ただし、Aであるか否かの判断が不要である場合を除く。また、「A、B、C」等のように事物を列挙した場合は、断りがない限り例示列挙であり、その1つのみを選んでいる場合(例えば、Aのみ)を含む。
また、システム又は装置とは、複数のコンピュータ、ハードウェア、装置等がネットワーク(一対一対応の通信接続を含む)等の通信手段で接続されて構成されるほか、1つのコンピュータ、ハードウェア、装置等によって実現される場合も含まれる。「装置」と「システム」とは、互いに同義の用語として用いる。もちろんのことながら、「システム」には、人為的な取り決めである社会的な「仕組み」(社会システム)にすぎないものは含まない。
また、各モジュールによる処理毎に又はモジュール内で複数の処理を行う場合はその処理毎に、対象となる情報を記憶装置から読み込み、その処理を行った後に、処理結果を記憶装置に書き出すものである。したがって、処理前の記憶装置からの読み込み、処理後の記憶装置への書き出しについては、説明を省略する場合がある。なお、ここでの記憶装置としては、ハードディスク、RAM(Random Access Memory)、外部記憶媒体、通信回線を介した記憶装置、CPU(Central Processing Unit)内のレジスタ等を含んでいてもよい。
本実施の形態である印刷工程管理システム100は、取得した印刷情報にしたがって印刷工程処理装置230に印刷製品の製造(プリプレス等の前処理、印刷、製本等の後処理等を含む)を行わせるものであって、図1の例に示すように、印刷情報取得モジュール105、分割モジュール115、生成モジュール125、識別子管理モジュール135、受付モジュール140、破棄処理モジュール145、表示モジュール160を有している。
以下に、用語の定義を行う。
印刷製品(印刷成果物、プロダクトともいわれる)とは、最終的に顧客に納品する成果物である。例えば、本、チラシ等が該当する。
印刷部品(パーツともいわれる)とは、印刷製品を構成するものである。例えば、本を構成する表紙、本文、等がある。一般的には、印刷製品は複数の印刷部品から構成されている。ただし、チラシのように、1つの印刷部品から構成されている印刷製品もある。
グループとは、複数の印刷部品を、印刷工程処理装置230で処理しやすいようにまとめたものである。複数の異なる印刷製品の印刷部品が1つのグループを構成することもある。なお、チラシのように印刷データを印刷すれば印刷製品が完成するような場合には、印刷製品がグループを構成することもある。換言すると、一の印刷工程処理装置で共通して処理することができる複数の印刷ジョブはグループを構成することが可能である。
例えば、複数の印刷製品の表紙(印刷部品の一例)をまとめて1つのグループを作成し、表紙用のカット紙プリンター(印刷工程処理装置230の一例)で出力することが行われる。また、複数の印刷製品の本文(印刷部品の一例)をまとめて1つのグループを作成し、本文用の連帳プリンターで出力することが行われる。
印刷情報取得モジュール105は、製品識別子付与モジュール110を有しており、分割モジュール115、識別子管理モジュール135と接続されている。
印刷情報取得モジュール105は、複数の印刷部品から構成される印刷製品の印刷情報を取得する。ここで「印刷情報」とは、印刷ジョブのことを言い、印刷データと印刷処理の内容を特定する印刷属性(ジョブプロパティ)を少なくとも含んでいる。
そして、製品識別子付与モジュール110は、印刷製品毎に製品識別子を付与する。
分割モジュール115は、部品識別子付与モジュール120を有しており、印刷情報取得モジュール105、生成モジュール125、識別子管理モジュール135と接続されている。
分割モジュール115は、印刷情報取得モジュール105が取得した印刷製品の印刷情報を印刷部品毎の部品印刷情報に分割する。ここで「部品印刷情報」とは、印刷部品に係る部品印刷ジョブのことを言い、部品印刷データと当該印刷部品に係る印刷処理の内容を特定する部品印刷属性(部品ジョブプロパティ)を少なくとも含んでいる。
そして、部品識別子付与モジュール120は、分割した部品印刷情報毎に部品識別子を付与する。
生成モジュール125は、グループ識別子付与モジュール130を有しており、分割モジュール115、識別子管理モジュール135と接続されている。
生成モジュール125は、部品印刷情報に含まれる部品印刷属性に応じて複数の部品印刷情報を一つにまとめるグループ印刷情報を生成する。ここで「グループ印刷情報」は、グループジョブとも言われる。
そして、グループ識別子付与モジュール130は、生成したグループ印刷情報毎にグループ識別子を付与する。
識別子管理モジュール135は、印刷情報取得モジュール105、分割モジュール115、生成モジュール125、破棄処理モジュール145、表示モジュール160と接続されている。
識別子管理モジュール135は、一の印刷製品に係る製品識別子と、その印刷製品を構成する印刷部品に係る部品識別子とを対応付け、さらに、その印刷部品の部品印刷情報を含むグループ印刷情報に係るグループ識別子を対応付けて管理する。
そして、識別子管理モジュール135は、グループ印刷情報を印刷工程処理装置230に割り振って、印刷工程処理装置230に印刷製品の製造(プリプレス、印刷、製本等の後処理等を含む)を行わせる。
受付モジュール140は、破棄処理モジュール145と接続されている。
受付モジュール140は、ユーザーによる操作を受け付ける。例えば、印刷製品に係る注文(オーダーともいわれる)の破棄(キャンセルともいわれる)を受け付ける。具体的には、受付モジュール140は、タッチパネルを兼ねる液晶ディスプレイを制御して、ユーザーの操作を受け付ける。この他、マウス、キーボード、カメラ、マイク等を用いたユーザーの操作(視線、ジェスチャ、音声等も含む)を受け付けるようにしてもよい。
破棄処理モジュール145は、特定モジュール150、中止指示モジュール155を有しており、識別子管理モジュール135、受付モジュール140と接続されている。
破棄処理モジュール145は、受付モジュール140によって印刷製品に係る注文の破棄が受け付けられた場合に、その破棄に関する処理を行う。
特定モジュール150は、識別子管理モジュール135を制御して、その破棄の対象となる印刷部品、グループ印刷情報を特定する。そして、中止指示モジュール155は、特定モジュール150によって特定された印刷部品、グループ印刷情報の処理を行っている印刷工程処理装置230を制御する。
より具体的には、受付モジュール140が破棄を受け付けた場合に、特定モジュール150は、識別子管理モジュール135を用いて、破棄される印刷製品に関連する印刷部品、グループ印刷情報を、その印刷製品に対応する製品識別情報に対応付けられている部品識別子及びグループ識別子によって特定する。つまり、受付モジュール140は、注文破棄を受け付けた場合に、中止する印刷ジョブ(印刷部品、グループ印刷情報)を特定することを行う。なお、ここでの中止対象となる印刷ジョブは、複数の印刷工程処理装置230によって処理されている場合がある。
中止指示モジュール155は、破棄される印刷製品に関連するグループ印刷情報の処理が行われていない印刷工程処理装置230に対し、そのグループ印刷情報の処理を中止する旨を指示する。なお、破棄される印刷情報が含まれているグループ印刷情報は中止の対象としなくてもよい。
また、生成モジュール125は、破棄される印刷製品に関連するグループ印刷情報の処理が行われていない印刷工程処理装置230に対して、破棄される印刷製品に関連する部品印刷情報を除いてグループ印刷情報を生成し直すようにしてもよい。その後、識別子管理モジュール135は、生成し直されたグループ印刷情報を対応する印刷工程処理装置230に送信し、その印刷工程処理装置230に印刷処理を行わせるようにしてもよい。
表示モジュール160は、識別子管理モジュール135と接続されている。
表示モジュール160は、印刷製品に関連するグループ印刷情報と部品印刷情報それぞれの処理状況を用いて、その印刷製品の製造状況を表示する管理画面を表示する。具体例について、図10、図11の例を用いて後述する。
そして、表示モジュール160は、管理画面において破棄される印刷製品の部品印刷情報を他の部品印刷情報と識別可能に表示するようにしてもよい。ここで「識別可能に表示」とは、「破棄される印刷製品の部品印刷情報」の形態を、破棄されていない印刷製品の部品印刷情報の形態と異なる表示にすることである。形態として、文字、図形、記号等の付加、変更等の他に、形状、模様、色彩(文字色、背景色等を含む)、動的に変化すること(例えば、フラッシュ、アニメーション等)、点滅(点滅における変更対象は、点滅を行うか否か、点滅を行っている期間、点滅の間隔等がある)、又は、これらの組み合わせであってもよい。具体例について、図14、図15の例を用いて後述する。
図2は、本実施の形態を利用したシステム構成例を示す説明図である。
ユーザー使用端末210a、ユーザー使用端末210b、ユーザー使用端末210c、印刷情報管理サーバー220a、印刷情報管理サーバー220b、印刷工程管理システム100は、通信回線290aを介してそれぞれ接続されている。
印刷工程処理装置230a、印刷工程処理装置230b、印刷工程処理装置230c、印刷工程処理装置230d、印刷工程処理装置230e、印刷工程処理装置230f、印刷工程管理システム100は、通信回線290bを介してそれぞれ接続されている。
通信回線290a、通信回線290bは、無線、有線、これらの組み合わせであってもよく、例えば、通信インフラとしてのインターネット、イントラネット等であってもよい。また、印刷工程管理システム100による機能は、クラウドサービスとして実現してもよい。
印刷工程管理システム100は、ユーザー使用端末210又は印刷情報管理サーバー220から印刷ジョブを取得する。そして、それらの印刷ジョブにしたがって、グループ印刷情報を生成して、そのグループ印刷情報を、いずれかの印刷工程処理装置230に送信して、印刷工程処理装置230で印刷処理を行わせる。なお、印刷工程処理装置230として、プリンター(印刷装置)の他、パンチ穴あけ機、ステープラー、製本機等を含んでいてもよい。さらに、配送を管理する情報処理装置(荷物追跡システム)等を含んでいてもよい。
例えば、印刷工程管理システム100は、以下の処理を行う。
ユーザー使用端末210又は印刷情報管理サーバー220から、複数の印刷部品から構成される複数の印刷成果物の印刷ジョブが印刷工程管理システム100に投入される。印刷工程管理システム100は、印刷成果物の印刷ジョブにオーダーIDを付与した上で、印刷部品単位に分解してそれぞれパーツIDを付与する。
次の段階で、分解された各パーツIDは、オーダーID毎に設定される印刷情報(順序情報、指定用紙種類、カラー/白黒、後処理等)に基づき、印刷属性情報がそれぞれのパーツIDに対してセットされる。
印刷属性情報がセットされた各印刷部品について、同じ属性をもつ他のオーダーIDの印刷部品を集めてグルーピングする。そして、まとめられたグループ毎に出力IDを付与する。印刷工程管理システム100は、出力IDの印刷情報を、それぞれの出力IDの印刷に適した印刷工程処理装置230に振り分け、送信する。
また、印刷工程管理システム100の表示装置には、印刷ジョブのリスト(一覧)をオーダーID単位、又は、出力ID単位で切り替えて表示させることができる。そして、オーダーID単位、又は、出力ID単位での進捗確認、キャンセル、変更が実施できる。
図3は、本実施の形態による処理例を示すフローチャートである。
ステップS302では、印刷情報取得モジュール105は、印刷ジョブを取得する。
ステップS304では、製品識別子付与モジュール110は、印刷ジョブに対して、オーダーIDを付与する。
例えば、ステップS302では印刷ジョブテーブル400を取得し、ステップS304ではオーダー印刷ジョブテーブル470を生成する。図4は、印刷ジョブテーブル400、オーダー印刷ジョブテーブル470のデータ構造例を示す説明図である。
図4(a)は、印刷ジョブテーブル400のデータ構造例を示す説明図である。印刷ジョブテーブル400は、依頼日時欄410、印刷ジョブ名欄415、依頼者ID欄420、納期欄425、部数欄430、ページ数欄435、部品数欄440、部品Aページ数欄445、部品A用紙種類欄450、部品Aカラー/白黒印刷欄455、部品A印刷データ欄460を有している。依頼日時欄410は、依頼日時(年、月、日、時、分、秒、秒以下、又はこれらの組み合わせであってもよい)を記憶している。印刷ジョブ名欄415は、印刷ジョブ名を記憶している。依頼者ID欄420は、本実施の形態において、依頼者(又は、ユーザー使用端末210、印刷情報管理サーバー220であってもよい)を一意に識別するための情報(依頼者ID:IDentification)を記憶している。納期欄425は、その印刷製品の納期を記憶している。部数欄430は、部数(本の場合は冊数)を記憶している。ページ数欄435は、ページ数(本の場合は1冊のページ数)を記憶している。部品数欄440は、部品数を記憶している。この後、この部品数の数だけ、部品Aページ数欄445から部品A印刷データ欄460までの欄が続く。部品Aページ数欄445は、部品Aのページ数を記憶している。部品A用紙種類欄450は、部品Aの用紙種類(例えば、厚紙、普通紙等を示す情報)を記憶している。部品Aカラー/白黒印刷欄455は、部品Aがカラー印刷であるか白黒印刷であるかを示す情報を記憶している。部品A印刷データ欄460は、部品Aの印刷データ(印刷される内容を示すデータであって、例えば、PDF(Portable Document Format)等のファイル形式がある)を記憶している。部品Aとして、例えば、背表紙がある。その他に、見返し、扉、本文、うら表紙、カバー、チラシ等がある。
図4(b)は、オーダー印刷ジョブテーブル470のデータ構造例を示す説明図である。
オーダー印刷ジョブテーブル470は、印刷ジョブテーブル400にオーダーID欄405を付加したデータ構造を有している。つまり、オーダー印刷ジョブテーブル470は、オーダーID欄405、依頼日時欄410、印刷ジョブ名欄415、依頼者ID欄420、納期欄425、部数欄430、ページ数欄435、部品数欄440、部品Aページ数欄445、部品A用紙種類欄450、部品Aカラー/白黒印刷欄455、部品A印刷データ欄460を有している。オーダーID欄405は、本実施の形態において、オーダーを一意に識別するための情報(オーダーID:IDentification)を記憶している。なお、オーダーIDは、製品識別子の一例である。
ステップS306では、分割モジュール115は、印刷ジョブ内の印刷部品毎に、部品印刷ジョブに分割する。
ステップS308では、部品識別子付与モジュール120は、部品印刷ジョブに対して、パーツIDを付与する。
例えば、ステップS306では分割パーツテーブル500を生成し、ステップS308ではパーツ印刷ジョブテーブル570を生成する。図5は、分割パーツテーブル500、パーツ印刷ジョブテーブル570のデータ構造例を示す説明図である。
図5(a)は、分割パーツテーブル500のデータ構造例を示す説明図である。分割パーツテーブル500は、オーダーID欄510、部品Aページ数欄515、部品A用紙種類欄520、部品Aカラー/白黒印刷欄525、部品A印刷データ欄530を有している。オーダーID欄510は、オーダーIDを記憶している。部品Aページ数欄515は、印刷ジョブテーブル400の部品Aページ数欄445に相当し、部品Aのページ数を記憶している。部品A用紙種類欄520は、印刷ジョブテーブル400の部品A用紙種類欄450に相当し、部品Aの用紙種類を記憶している。部品Aカラー/白黒印刷欄525は、印刷ジョブテーブル400の部品Aカラー/白黒印刷欄455に相当し、部品Aがカラー印刷であるか白黒印刷であるかを示す情報を記憶している。部品A印刷データ欄530は、印刷ジョブテーブル400の部品A印刷データ欄460に相当し、部品Aの印刷データを記憶している。
図5(b)は、パーツ印刷ジョブテーブル570のデータ構造例を示す説明図である。
パーツ印刷ジョブテーブル570は、分割パーツテーブル500にパーツID欄505を付加したデータ構造を有している。つまり、パーツ印刷ジョブテーブル570は、パーツID欄505、オーダーID欄510、部品Aページ数欄515、部品A用紙種類欄520、部品Aカラー/白黒印刷欄525、部品A印刷データ欄530を有している。パーツID欄505は、本実施の形態において、パーツを一意に識別するための情報(パーツID)を記憶している。なお、パーツIDは、部品識別子の一例である。
ステップS310では、生成モジュール125は、部品印刷ジョブの属性に応じて、複数の部品印刷ジョブをまとめて、グループ印刷情報を生成する。
ステップS312では、グループ識別子付与モジュール130は、グループ印刷情報に対して、出力IDを付与する。
例えば、ステップS310では同属性パーツテーブル600を生成し、ステップS312では出力テーブル670を生成する。図6は、同属性パーツテーブル600、出力テーブル670のデータ構造例を示す説明図である。
図6(a)は、同属性パーツテーブル600のデータ構造例を示す説明図である。
同属性パーツテーブル600は、パーツ数欄610、パーツID欄615等を有している。パーツ数欄610は、パーツ数を記憶している。この後、このパーツ数の数だけ、パーツID欄615の欄が続く。パーツID欄615は、パーツIDを記憶している。
図6(b)は、出力テーブル670のデータ構造例を示す説明図である。出力テーブル670は、同属性パーツテーブル600に出力ID欄605を付加したデータ構造を有している。つまり、出力テーブル670は、出力ID欄605、パーツ数欄610、パーツID欄615等を有している。出力ID欄605は、本実施の形態において、出力を一意に識別するための情報(出力ID)を記憶している。なお、出力IDは、グループ識別子の一例である。
ステップS314では、識別子管理モジュール135は、オーダーID、パーツID、出力IDを対応付けて管理する。例えば、オーダー印刷ジョブテーブル470、パーツ印刷ジョブテーブル570、出力テーブル670によって、オーダーID、パーツID、出力IDが対応付けられている。また、オーダーID、パーツID、出力IDを対応付けたテーブルを生成してもよい。
ステップS316では、印刷工程処理装置230に出力IDを割り振る。具体的には、その出力IDに適した印刷を行うことができる印刷工程処理装置230を選択すればよい。例えば、表紙用の厚紙でまとめられた出力IDのグループ印刷ジョブに対して、その表紙用の厚紙に印刷することができる印刷工程処理装置230を選択すればよい。
図7は、本実施の形態による処理例を示す説明図である。特に、図3の例に示したフローチャートのステップS302、ステップS304に対応する処理例である。
例えば、ユーザー使用端末210aから印刷ジョブ710A、ユーザー使用端末210bから印刷ジョブ710B、ユーザー使用端末210cから印刷ジョブ710Cを、印刷工程管理システム100に送信する。
印刷工程管理システム100は、印刷ジョブ710A、印刷ジョブ710B、印刷ジョブ710Cを受信する。印刷ジョブ710Aは、印刷成果物A:700Aを得るための印刷ジョブである。印刷ジョブ710Bは、印刷成果物B:700Bを得るための印刷ジョブである。印刷ジョブ710Cは、印刷成果物C:700Cを得るための印刷ジョブである。そして、印刷ジョブ710Aに対してオーダーID:001を付与し、印刷ジョブ710Bに対してオーダーID:002を付与し、印刷ジョブ710Cに対してオーダーID:003を付与する。
図8は、本実施の形態による処理例を示す説明図である。特に、図3の例に示したフローチャートのステップS306、ステップS308、ステップS310、ステップS312、ステップS314に対応する処理例である。
まず、各印刷ジョブ710内をパーツに分解し、そのパーツにパーツIDを付与する。
印刷ジョブ710A内には、1-001部品(背表紙)721、1-002部品(見返し)722、1-003部品(扉)723、1-004部品(本文ページ)724、1-005部品(扉)725、1-006部品(見返し)726、1-007部品(うら表紙)727、1-008部品(カバー)728、1-009部品(帯)729があり、これらをパーツ毎に分解して、各パーツにパーツIDを付与する。例えば、1-001部品(背表紙)721は、パーツID:1-001である。
印刷ジョブ710B内には、2-001部品(背表紙)731、2-002部品(見返し)732、2-003部品(扉)733、2-004部品(本文ページ)734、2-005部品(扉)735、2-006部品(見返し)736、2-007部品(うら表紙)737があり、これらをパーツ毎に分解して、各パーツにパーツIDを付与する。
印刷ジョブ710C内には、3-001部品A(チラシA)741、3-002部品B(チラシB)742、3-003部品D(チラシD)743、3-004部品C(チラシC)744があり、これらをパーツ毎に分解して、各パーツにパーツIDを付与する。
次に、これらをパーツの種類(部品印刷属性の一例)毎に分類し、グループを生成する。パーツの種類として、用紙の種類、例えば、背表紙用の用紙、扉用の用紙、見返し用の用紙、本文用の用紙、チラシ用の用紙等がある。
背表紙、うら表紙からなる1-001部品(背表紙)721、1-007部品(うら表紙)727、2-001部品(背表紙)731、2-007部品(うら表紙)737を1つのグループとして、出力ID:10001:751を付与する。なお、この背表紙、うら表紙は、同じ用紙を用いるものである。
扉からなる1-003部品(扉)723、1-005部品(扉)725、2-003部品(扉)733、2-005部品(扉)735を1つのグループとして、出力ID:10002:752を付与する。
見返しからなる1-002部品(見返し)722、2-002部品(見返し)732を1つのグループとして、出力ID:10003:753を付与する。
見返しからなる1-006部品(見返し)726、2-006部品(見返し)736を1つのグループとして、出力ID:10004:754を付与する。
本文ページからなる1-004部品(本文ページ)724、2-004部品(本文ページ)734を1つのグループとして、出力ID:10005:755を付与する。
カバー、帯からなる1-008部品(カバー)728、1-009部品(帯)729を1つのグループとして、出力ID:10006:756を付与する。なお、このカバー、帯は、同じ用紙を用いるものである。
チラシB、チラシCからなる3-002部品B(チラシB)742、3-004部品C(チラシC)744を1つのグループとして、出力ID:10007:757を付与する。なお、このチラシB、チラシCは、同じ用紙を用いるものである。
チラシA、チラシDからなる3-001部品A(チラシA)741、3-003部品D(チラシD)743を1つのグループとして、出力ID:10008:758を付与する。なお、このチラシA、チラシDは、同じ用紙を用いるものである。
この時点で、オーダーID、パーツID、出力IDが対応付けられている。具体的には、1-001部品(背表紙)721の「1-001」の最初の「1」は、オーダーID:001に対応し、その1-001部品(背表紙)721は、出力ID:10001:751を構成しているので、オーダーID、パーツID、出力IDが対応付けられていることになる。
図9は、本実施の形態による処理例を示す説明図である。
印刷工程処理装置230cに、出力ID:10007:757、出力ID:10008:758を割り振る。印刷工程処理装置230cは、チラシ印刷に適した印刷装置である。
印刷工程処理装置230dに、出力ID:10003:753、出力ID:10004:754、出力ID:10006:756を割り振る。印刷工程処理装置230dは、見返し、カバー等の印刷に適した印刷装置である。
印刷工程処理装置230eに、出力ID:10001:751、出力ID:10002:752を割り振る。印刷工程処理装置230eは、背表紙、扉等の印刷に適した印刷装置である。
印刷工程処理装置230fに、出力ID:10005:755を割り振る。印刷工程処理装置230fは、本文ページの印刷に適した印刷装置である。
このように、印刷工程処理装置230に同じ属性でまとめられたグループ印刷ジョブを割り振るので、各印刷工程処理装置230では効率的な出力処理を行うことができる。例えば、用紙給紙手段の用紙の入れ替え等の処理が、特定の印刷工程処理装置230を用いて印刷製品毎の印刷ジョブを出力させた場合よりも少なくなる。
図10は、印刷状況等表示画面1000の表示例を示す説明図である。表示モジュール160による処理結果の例を示すものである。
表示モジュール160は、識別子管理モジュール135が管理しているデータ(オーダーID、パーツID、出力IDの対応付け、出力IDを割り振った印刷工程処理装置230のID)と、印刷工程処理装置230のステータス(処理状況)を取得して、印刷状況等表示画面1000又は印刷状況等表示画面1100を表示する。なお、印刷状況等表示画面1000又は印刷状況等表示画面1100は、印刷工程管理システム100の表示装置に表示してもよいし、ユーザー使用端末210等の表示装置にWebブラウザ等を用いて表示してもよい。
印刷状況等表示画面1000には、オーダーID欄1005、パーツID欄1010、出力ID欄1015、内容欄1020、納期欄1025、部数欄1030、パーツ内容欄1035、ステータス欄1040、印刷工程処理装置欄1045を表示する。オーダーID欄1005には、オーダーIDを表示する。パーツID欄1010には、パーツIDを表示する。出力ID欄1015には、出力IDを表示する。内容欄1020には、内容を表示する。納期欄1025には、納期を表示する。部数欄1030には、部数を表示する。パーツ内容欄1035には、パーツ内容を表示する。ステータス欄1040には、ステータス(プリント完了、プリント中、プリンター待ち等)を表示する。印刷工程処理装置欄1045には、その印刷ジョブが割り振られた印刷工程処理装置の名称を表示する。
この印刷状況等表示画面1000は、オーダーID単位で表示したものである。つまり、同じオーダーIDである印刷ジョブをまとめて表示している。例えば、オーダーID欄1005を左端に表示して、オーダーID:001の印刷ジョブは、9つの印刷ジョブに分割され、プリンターD、E、Fでのステータスを知ることができる。
図11は、印刷状況等表示画面1100の表示例を示す説明図である。表示モジュール160による処理結果の例を示すものである。
印刷状況等表示画面1100には、出力ID欄1105、オーダーID欄1110、パーツID欄1115、内容欄1120、納期欄1125、部数欄1130、パーツ内容欄1135、ステータス欄1140、印刷工程処理装置欄1145を表示する。出力ID欄1105には、出力IDを表示する。オーダーID欄1110には、オーダーIDを表示する。パーツID欄1115には、パーツIDを表示する。内容欄1120には、内容を表示する。納期欄1125には、納期を表示する。部数欄1130には、部数を表示する。パーツ内容欄1135には、パーツ内容を表示する。ステータス欄1140には、ステータスを表示する。印刷工程処理装置欄1145には、印刷工程処理装置を表示する。
この印刷状況等表示画面1100は、出力ID単位で表示したものである。つまり、同じ出力IDである印刷ジョブをまとめて表示している。例えば、出力ID欄1105を左端に表示して、出力ID:10001の印刷ジョブは、4つの印刷ジョブからなり、プリンターEでのステータスを知ることができる。
図12、図13は、本実施の形態による処理例を示すフローチャートである。印刷工程管理システム100が、注文のキャンセルを受け付けた場合の処理を説明する。
ステップS1200では、オーダーキャンセル処理を開始する。
ステップS1202では、キャンセル対象となっているオーダーIDが存在するか否かを判断し、存在する場合はステップS1208へ進み、存在しない場合はステップS1204へ進む。
ステップS1204では、印刷制御装置表示(UI)で、エラー表示を行う。例えば、そのオーダーIDはありません。又は、既に印刷完了している場合は、その旨をエラー表示としてもよい。
ステップS1208では、オーダーIDに属するパーツを検出する。例えば、パーツ印刷ジョブテーブル570を用いればよい。ステップS1208の後は、ステップS1210とステップS1214の両方の処理を行う。
ステップS1210では、印刷制御装置表示(UI)で、該当するパーツをハイライト表示する。
ステップS1214では、各パーツがグルーピングされた出力IDを検索する。例えば、出力テーブル670を用いればよい。ステップS1214の後は、ステップS1216とステップS1220の両方の処理を行う。
ステップS1216では、印刷制御装置表示(UI)で、該当する出力IDをハイライト表示する。
ステップS1220では、検索した出力IDの送信先(出力装置)を検索する。図3の例で示したフローチャート内のステップS316で割り振った印刷工程処理装置230を検索すればよい。ステップS1220の後は、ステップS1222とステップS1226の両方の処理を行う。
ステップS1222では、印刷制御装置表示(UI)で、該当する出力装置をハイライト表示する。
ステップS1226では、該当する出力IDの出力装置でのステータスを判断し、「出力待ち」の場合はステップS1228へ進み、「出力中」の場合はステップS1232へ進み、「出力済み」の場合はステップS1238へ進む。
ステップS1228では、出力装置に該当する出力IDとパーツIDを指定してキャンセル指示する。
ステップS1230では、出力装置上でのキャンセルを実行する。ステップS1230の後は、ステップS1244の処理を行う。
ステップS1232では、該当パーツIDの出力をキャンセル指示する。
ステップS1234では、出力装置上での出力キャンセルを実行する。
ステップS1236では、該当パーツの出力後に出力済みシートの破棄を指示する仕分け紙を挿入する。ステップS1236の後は、ステップS1242とステップS1244の両方の処理を行う。
ステップS1238では、出力装置上に該当パーツを破棄するよう出力装置表示部(UI)上で指示する。ステップS1238の後は、ステップS1244の処理を行う。
ステップS1242では、オペレーターは、出力済み印刷物を除去する。
ステップS1244では、印刷制御装置および出力装置のジョブ一覧を更新する。つまり、印刷制御装置表示部(UI、図14の例に示す印刷状況等表示画面1000)、出力装置表示部(UI、図15の例に示す印刷状況等表示画面1100)に表示する。
また、キャンセルされたオーダーIDは、複数の出力IDの印刷ジョブ(グループ印刷ジョブ)内に含まれている場合があるので、その出力IDの印刷ジョブを生成し直すようにしてもよい。つまり、その出力IDの印刷ジョブから、キャンセルされたオーダーID内のパーツIDの印刷ジョブを削除すればよい。
図14は、注文の印刷製品がキャンセルされた場合の印刷状況等表示画面1000の表示例を示す説明図である。
オーダーID:002に対して、キャンセルが受け付けられた場合を示している。印刷状況等表示画面1000では、対象1410内を赤い背景にし(他の行は、白い背景)、対象1410のオーダーがキャンセルされることを示している。
図15は、注文の印刷製品がキャンセルされた場合の印刷状況等表示画面1100の表示例を示す説明図である。
オーダーID:002に対して、キャンセルが受け付けられた場合を示している。印刷状況等表示画面1100では、対象1502等内を赤い背景にし(他の行は、白い背景)、対象1502等がキャンセルされることを示している。印刷状況等表示画面1100では、出力IDの印刷ジョブの内のキャンセルするオーダーIDに該当するパーツIDに係る印刷ジョブをキャンセルすることになる。つまり、識別子管理モジュール135によって、オーダーID、パーツID、出力IDの対応が管理されているので、これからキャンセルするオーダーIDに対応するパーツID、出力IDを抽出し、それに対応する印刷状況等表示画面1100内の行を赤い背景にすればよい。
図16を参照して、本実施の形態の印刷工程管理システム100のハードウェア構成例について説明する。図16に示す構成は、例えばパーソナルコンピュータ(PC)等によって構成されるものであり、スキャナー等のデータ読み取り部1617と、プリンター等のデータ出力部1618を備えたハードウェア構成例を示している。
CPU(Central Processing Unit)1601は、前述の実施の形態において説明した各種のモジュール、すなわち、印刷情報取得モジュール105、製品識別子付与モジュール110、分割モジュール115、部品識別子付与モジュール120、生成モジュール125、グループ識別子付与モジュール130、識別子管理モジュール135、受付モジュール140、破棄処理モジュール145、特定モジュール150、中止指示モジュール155、表示モジュール160等の各モジュールの実行シーケンスを記述したコンピュータ・プログラムにしたがった処理を実行する制御部である。
ROM(Read Only Memory)1602は、CPU1601が使用するプログラムや演算パラメータ等を格納する。RAM(Random Access Memory)1603は、CPU1601の実行において使用するプログラムや、その実行において適宜変化するパラメータ等を格納する。これらはCPUバス等から構成されるホストバス1604により相互に接続されている。
ホストバス1604は、ブリッジ1605を介して、PCI(Peripheral Component Interconnect/Interface)バス等の外部バス1606に接続されている。
キーボード1608、マウス等のポインティングデバイス1609は、操作者により操作されるデバイスである。ディスプレイ1610は、液晶表示装置又はCRT(Cathode Ray Tube)等があり、各種情報をテキストやイメージ情報として表示する。また、ポインティングデバイス1609とディスプレイ1610の両方の機能を備えているタッチスクリーン等であってもよい。その場合、キーボードの機能の実現について、キーボード1608のように物理的に接続しなくても、画面(タッチスクリーン)上にソフトウェアでキーボード(いわゆるソフトウェアキーボード、スクリーンキーボード等ともいわれる)を描画して、キーボードの機能を実現するようにしてもよい。
HDD(Hard Disk Drive)1611は、ハードディスク(フラッシュ・メモリ等であってもよい)を内蔵し、ハードディスクを駆動し、CPU1601によって実行するプログラムや情報を記録又は再生させる。ハードディスクには、印刷ジョブテーブル400、オーダー印刷ジョブテーブル470、分割パーツテーブル500、パーツ印刷ジョブテーブル570、同属性パーツテーブル600、出力テーブル670等が格納される。さらに、その他の各種データ、各種コンピュータ・プログラム等が格納される。
ドライブ1612は、装着されている磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、又は半導体メモリ等のリムーバブル記録媒体1613に記録されているデータ又はプログラムを読み出して、そのデータ又はプログラムを、インタフェース1607、外部バス1606、ブリッジ1605、及びホストバス1604を介して接続されているRAM1603に供給する。なお、リムーバブル記録媒体1613も、データ記録領域として利用可能である。
接続ポート1614は、外部接続機器1615を接続するポートであり、USB、IEEE1394等の接続部を持つ。接続ポート1614は、インタフェース1607、及び外部バス1606、ブリッジ1605、ホストバス1604等を介してCPU1601等に接続されている。通信部1616は、通信回線に接続され、外部とのデータ通信処理を実行する。データ読み取り部1617は、例えばスキャナーであり、ドキュメントの読み取り処理を実行する。データ出力部1618は、例えばプリンターであり、ドキュメントデータの出力処理を実行する。
なお、図16に示す印刷工程管理システム100のハードウェア構成は、1つの構成例を示すものであり、本実施の形態は、図16に示す構成に限らず、本実施の形態において説明したモジュールを実行可能な構成であればよい。例えば、一部のモジュールを専用のハードウェア(例えば特定用途向け集積回路(Application Specific Integrated Circuit:ASIC)等)で構成してもよく、一部のモジュールは外部のシステム内にあり通信回線で接続している形態でもよく、さらに図16に示すシステムが複数互いに通信回線によって接続されていて互いに協調動作するようにしてもよい。また、特に、パーソナルコンピュータの他、携帯情報通信機器(携帯電話、スマートフォン、モバイル機器、ウェアラブルコンピュータ等を含む)、情報家電、ロボット、複写機、ファックス、スキャナー、プリンター、複合機(スキャナー、プリンター、複写機、ファックス等のいずれか2つ以上の機能を有している画像処理装置)などに組み込まれていてもよい。
なお、説明したプログラムについては、記録媒体に格納して提供してもよく、また、そのプログラムを通信手段によって提供してもよい。その場合、例えば、前記説明したプログラムについて、「プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体」の発明として捉えてもよい。
「プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、プログラムのインストール、実行、プログラムの流通等のために用いられる、プログラムが記録されたコンピュータで読み取り可能な記録媒体をいう。
なお、記録媒体としては、例えば、デジタル・バーサタイル・ディスク(DVD)であって、DVDフォーラムで策定された規格である「DVD-R、DVD-RW、DVD-RAM等」、DVD+RWで策定された規格である「DVD+R、DVD+RW等」、コンパクトディスク(CD)であって、読出し専用メモリ(CD-ROM)、CDレコーダブル(CD-R)、CDリライタブル(CD-RW)等、ブルーレイ・ディスク(Blu-ray(登録商標) Disc)、光磁気ディスク(MO)、フレキシブルディスク(FD)、磁気テープ、ハードディスク、読出し専用メモリ(ROM)、電気的消去及び書換可能な読出し専用メモリ(EEPROM(登録商標))、フラッシュ・メモリ、ランダム・アクセス・メモリ(RAM)、SD(Secure Digital)メモリーカード等が含まれる。
そして、前記のプログラムの全体又はその一部は、前記記録媒体に記録して保存や流通等させてもよい。また、通信によって、例えば、ローカル・エリア・ネットワーク(LAN)、メトロポリタン・エリア・ネットワーク(MAN)、ワイド・エリア・ネットワーク(WAN)、インターネット、イントラネット、エクストラネット等に用いられる有線ネットワーク、又は無線通信ネットワーク、さらにこれらの組み合わせ等の伝送媒体を用いて伝送させてもよく、また、搬送波に乗せて搬送させてもよい。
さらに、前記のプログラムは、他のプログラムの一部分若しくは全部であってもよく、又は別個のプログラムと共に記録媒体に記録されていてもよい。また、複数の記録媒体に分割して記録されていてもよい。また、圧縮や暗号化等、復元可能であればどのような態様で記録されていてもよい。
100…印刷工程管理システム
105…印刷情報取得モジュール
110…製品識別子付与モジュール
115…分割モジュール
120…部品識別子付与モジュール
125…生成モジュール
130…グループ識別子付与モジュール
135…識別子管理モジュール
140…受付モジュール
145…破棄処理モジュール
150…特定モジュール
155…中止指示モジュール
160…表示モジュール
210…ユーザー使用端末
220…印刷情報管理サーバー
230…印刷工程処理装置
290…通信回線

Claims (4)

  1. 複数の印刷部品から構成される印刷製品の印刷情報を取得し、印刷製品毎に製品識別子を付与する取得手段と、
    前記取得手段が取得した印刷製品の印刷情報を印刷部品毎の部品印刷情報に分割し、分割した部品印刷情報毎に部品識別子を付与する分割手段と、
    部品印刷情報に含まれる部品印刷属性に応じて複数の部品印刷情報を一つにまとめるグループ印刷情報を生成し、生成したグループ印刷情報毎にグループ識別子を付与する生成手段と、
    一の印刷製品に係る製品識別子と、当該印刷製品を構成する印刷部品に係る部品識別子とを対応付け、さらに当該印刷部品の部品印刷情報を含むグループ印刷情報に係るグループ識別子を対応付けて管理する識別子管理手段と、
    印刷製品に係る注文の破棄を受け付ける受付手段
    を有し、
    前記受付手段が破棄を受け付けた場合に、前記識別子管理手段は破棄される印刷製品に関連する印刷部品、グループ印刷情報を特定し、
    前記生成手段は、破棄される印刷製品に関連するグループ印刷情報の処理が行われていない印刷工程処理装置に対して、破棄される印刷製品に関連する部品印刷情報を除いてグループ印刷情報を生成し直す、
    印刷工程管理システム。
  2. 印刷製品に関連するグループ印刷情報と部品印刷情報それぞれの処理状況を用いて、当該印刷製品の製造状況を表示する管理画面を表示する表示手段
    をさらに有し、
    前記表示手段は、当該管理画面において破棄される印刷製品の部品印刷情報を他の部品印刷情報と識別可能に表示する、
    請求項に記載の印刷工程管理システム。
  3. 破棄される印刷製品に関連するグループ印刷情報の処理が行われていない印刷工程処理装置に対し、当該グループ印刷情報の処理を中止する旨を指示する中止指示手段
    をさらに有する請求項に記載の印刷工程管理システム。
  4. コンピュータを、
    複数の印刷部品から構成される印刷製品の印刷情報を取得し、印刷製品毎に製品識別子を付与する取得手段と、
    前記取得手段が取得した印刷製品の印刷情報を印刷部品毎の部品印刷情報に分割し、分割した部品印刷情報毎に部品識別子を付与する分割手段と、
    部品印刷情報に含まれる部品印刷属性に応じて複数の部品印刷情報を一つにまとめるグループ印刷情報を生成し、生成したグループ印刷情報毎にグループ識別子を付与する生成手段と、
    一の印刷製品に係る製品識別子と、当該印刷製品を構成する印刷部品に係る部品識別子とを対応付け、さらに当該印刷部品の部品印刷情報を含むグループ印刷情報に係るグループ識別子を対応付けて管理する識別子管理手段と、
    印刷製品に係る注文の破棄を受け付ける受付手段
    として機能させ、
    前記受付手段が破棄を受け付けた場合に、前記識別子管理手段は破棄される印刷製品に関連する印刷部品、グループ印刷情報を特定し、
    前記生成手段は、破棄される印刷製品に関連するグループ印刷情報の処理が行われていない印刷工程処理装置に対して、破棄される印刷製品に関連する部品印刷情報を除いてグループ印刷情報を生成し直す、
    印刷工程管理プログラム。
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