JPH01219850A - 複写作業予約装置 - Google Patents

複写作業予約装置

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JPH01219850A
JPH01219850A JP63044433A JP4443388A JPH01219850A JP H01219850 A JPH01219850 A JP H01219850A JP 63044433 A JP63044433 A JP 63044433A JP 4443388 A JP4443388 A JP 4443388A JP H01219850 A JPH01219850 A JP H01219850A
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JP63044433A
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Tsutomu Ochiai
勉 落合
Shizuo Mizuno
水野 鎭雄
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Fuji Xerox Co Ltd
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Publication date
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P90/00Enabling technologies with a potential contribution to greenhouse gas [GHG] emissions mitigation
    • Y02P90/02Total factory control, e.g. smart factories, flexible manufacturing systems [FMS] or integrated manufacturing systems [IMS]

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  • Cleaning In Electrography (AREA)
  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)
  • Multi-Process Working Machines And Systems (AREA)
  • General Factory Administration (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、複写に関する複数の作業現場、即ち、複写作
業あるいは複写後の製本(のり付け、折り、台紙、穴あ
け等)等の複写に付帯する作業に係る作業現場を対象と
して、複写依頼内容に基づいて決定される複数の工程に
対応した各作業現場での作業時間帯予約を行なう装置に
関する。
[従来の技術] 一日の複写件数の多大な企業内等においては各種文書の
複写を専門に行なう部署を設けてその処理を効率的に行
なうようにしている。
このような部署における複写に関する作業状況は、概ね
次のようなものである。
複写機等が設置された複数の作業現場を有し、この各作
業現場にて作業者は複写依頼に係る原稿について、例え
ば、コピーサイズ、部数、縮小、拡大等の具体的な依頼
内容に従ってコピーを行なつでいる。上記複写依頼は当
該部署にて一括して受付けられ、その後、具体的な依頼
内容が記された依頼人と共に原稿が作業依頼棚等に保管
される。
そして、各作業現場の作業者は複写依頼に係る一連の作
業が終了する毎にコピー済の用紙と原稿とを作業完了棚
等に返却する一方、当該作業現場に割付けられている新
たな依頼原稿についての作業を行なっている。
上記のような状況において、当該部署に受付けられた複
写依頼を各作業現場に割付けなけばならないが、従来、
例えば、特定の管理者がそれを行なっている。即ち、当
該管理者が各作業現場での作業状況を常時把握し、受付
けられた複写依頼について対象となる作業現場の空き時
間に当該複写依頼に対応した作業を割付け、作業状況−
覧表上にて当該作業時間帯の予約等を行なっている。
[発明が解決しようとする課題] ところで、上記のような各作業現場での作業予約がなさ
れる複写専門の部署では、複写依頼件数が増大してくる
と、効率的な作業が実現できず、また、複写の依頼者に
対する正確な納期解答ができない等、サービスの低下を
きたすことになる。
それは、依頼件数が増大すると、複写態様が多種にわた
る現状では特定の管理者が各作業現場での作業状況を把
握することが困難になるからである。
そこで、本発明の課題は、各作業現場の状況を把握して
的確な予約ができるようにすることである。
[課題を解決すめための手段] 本発明は、第1図に示すように、複写に関する複数の作
業現場(1(1)、 1 (2)、・・・、 1 (n
) )を対象として、複写依頼り内容に基づいて決定さ
れる作業工程に対応した各作業現場(1(i)、 1 
(i+1)。
・・・、 1 (i+j) )での作業時間帯予約を行
なう装置を前提ととしている。そして、当該複写作業予
約装置において、上記課題を解決するための技術的手段
は、作業現場(1(1)、 1 (2)、・・・、 1
 (n) )に対応して予約された時間帯を保持する予
約テーブル2と、複写依頼(D)内容に基づく作業現場
(1(i)、 1 (i+1)、・・・、 1 (i+
j) )での工数を演算する工数演算手段3と、上記複
写依頼(D)内容に基づく作業現場(1(i)、 1 
(i+1)、・・・、 1 (i+j) )について、
所定の下限時刻以前の検索範囲を設定する後検索範囲設
定手段4と、より後の作業工程から前の作業工程に向っ
て順に、上記後検索範囲設定手段4にて設定される検索
範囲について対応づる予約テーブル2を検索し、当該作
業現場について演算された工数より大きい空き時間が存
在しているときに当該工数に対応した時間帯を復づめに
より予約する後づめ時間帯予約手段5と、上記後検索範
囲設定手段4及び後づめ時間帯予約手段5での時間帯予
約が現在時刻と希望納期との間で可能か否かを判別する
後づめ予約判別手段6と、この後づめ予約判別手段6に
て予約が可能でないと判別されたときに、上記複写依頼
(D)内容に基づく作業現場(1(i)、 1 (i+
1)、・・・、 1 (i+j) )について、所定の
上限時刻以降の検索範囲を設定する前検索範囲設定手段
8と、より前の作業工程から後の作業工程に向って順に
、上記前検索範囲設定手段8にて設定される検索範囲に
ついて対応する上記予約テーブル2を検索し、当該作業
現場について演算された工数に対応した時間帯を確保し
て予約する前づめ時間帯予約手段9とを備えたものであ
る。
上記後づめ時間帯予約手段5にて行なわれる後づめによ
る予約とは、より遅い時間帯となるよう予約するもので
ある。また、前づめ時間帯予約手段9にて行なわれる前
づめによる予約とは、できるだけ早い時間帯となるよう
予約するものであり、その予約態様は、上限時刻から順
に検索して当該工数以上の空き時間が存在した場合に前
ずめにて予約する態様、また、既予約時間帯を前あるい
は後に移動させて当該工数に対応した時間帯を確保して
予約する態様等がある。
[作用] 複写依頼り内容に基づいて当該複写依頼りにそった作業
工程が決定され、この作業工程を実現する最適な作業現
場1 (i)、 1 (i+1)、・・・、 1(i+
j)が全体の作業現場1 (1)、 1 (2)、・・
・、1(n)から選択される。
工数演算手段3は複写依頼り内容に基づいて上記選択し
た作業現場1 (i)、 1 (i+1)、・・・、 
1 (i+j)での工数を演算する。この状態で、まず
、最終作業工程に対応した作業現場1 (i+j)につ
いて、後検索範囲設定手段4が所定の下限時刻以前の検
索範囲を設定する。この下限時刻は、例えば、複写依頼
りにおける希望納期に基づいて定められる。
そして、後づめ時間帯予約手段5が当該作業現場1 (
i+j)に対する予約テーブル2を後検索範囲設定手段
4にて設定した検索範囲について検索し、当該作業現場
1 (i+j)について演算された工数より大きい空き
時間が存在しているときにその空き時間内で当該工数に
対応した時間帯を後づめにより予約する。即ち、予約テ
ーブル2内に作業現場1 (i+j)に対応させて上記
予約時間帯が保持される。このように最終作業工程に対
応した作業現場1 (i+j)についての予約が終了す
ると、後検索範囲設定手段4が最終作業工程から一つ手
前の作業工程に対応した作業現場1 (i+j−1)に
ついて、所定の下限時刻以前の検索範囲を設定する。こ
の下限時刻は、例えば、上記最終作業工程1 (i+j
)に対する予約時間帯の開始時刻に基づいて定められる
。そして、後づめ時間帯予約手段5が、当該作業現場1
 (i+j−1)に対する予約テーブル2を上記設定し
た検索範囲について検索し、当該作業現場1 (i+j
−1)について演算された工数より大きい空き時間が存
在しているときに当該工数に対応した時間帯を後づめに
より予約する。即ち、予約テーブル2内に作業現場1(
i+j−1)に対応させて上記予約時間帯が保持される
以下、同様に、予約テーブル2上での予約が終了する毎
に、対象とする作業現場を順次−つずつ手前の作業工程
に対応したものに移行し、それれぞれの作業現場1(k
)について、後検索範囲設定手段4が、例えば、直後の
作業工程に対応した作業現場1 (k+1)に対して既
になされている予約時間帯の開始時刻に基づいて定めた
所定の下限時刻以前の検索範囲を設定し、更に、後づめ
時間帯予約手段5が当該検索範囲について予約テーブル
2を検索し、当該作業現場1(k)について演算れた工
数より大きい空き時間が存在しているときに当該工数に
対応した時間帯を後づめにより予約する。
このように、後工程から前工程に向って予約処理を続け
、第1作業工程に対応した作業現場1(1)についての
予約が終了した時点で当該複写依頼りに対する予約が終
了する。
上記のような予約処理の過程で、後検索範囲設定手段4
にて設定される検索範囲内にとがい作業現場について演
算された工数より大きな空き時間がない場合には、予約
が成立しない。そこで、後づめ予約判別手段6が現在時
刻と希望納期との間で予約が可能でない判別すると、前
検索範囲設定手段8と前づめ時間帯予約手段9とが有効
になる。
まず、第一作業工程に対応した作業現場1(i)につい
て、前検索範囲設定手段8が所定の上限時刻以陣の検索
範囲を設定する。この上限時刻は、例えば、現在時刻と
の関連にて定められる。そして、前づめ時間帯予約手段
9が第一作業工程に対応した作業現場1(i)に対する
予約テーブル2を上記前検索範囲設定手段8にて設定し
た検索範囲について検索し、当該作業現場1(i)につ
いて演算された工数に対応した時間帯を確保して予約す
る。即ち、予約テーブル2内に作業現場1(i)に対応
させて上記予約時間帯が保持される。このように、第一
作業工程に対応した作業現場1(i)についての予約が
終了すると、前検索範囲設定手段8が第一作業工程にか
ら一つ後の作業工程に対応した作業現場1 (++1)
について、所定の上限時刻以降の検索範囲を設定する。
この上限時刻は、例えば、第一作業工程に対応した作業
現場1(i)に対する上記予約時間帯の終了時刻に基づ
いて定められる。
そして、前づめ時間帯予約手段9が当該作業現場1(+
+1)につ対する予約テーブル2を上記設定した検索範
囲について検索し、当該作業工程1 (++1>につい
て演算された工数に対応した時間帯を確保して予約する
。即ち、予約テープ2ル内に作業現場1(++1)に対
応させて上記予約時間帯が保持される。
以下、同様に、予約テーブル2上での予約が終了する毎
に、対象とする作業現場を順次−つずつ襖の工程に対応
したものに移行し、夫々の作業現場1(1)について、
前検索範囲設定手段8が、例えば、直前の作業工程に対
応した作業現場1(III−1)に対して既になされて
いる予約時間帯の終了に基づく等して定めた所定の上限
時刻以降の検索範囲を設定し、更に、前づめ時間帯予約
手段9が当該検索範囲について予約テーブル2を検索し
、当該作業現場1(I)について演算された工数に対応
した時間帯を確保して予約する。このように、より前工
程から後工程に向って予約処理を続け、最終作業工程に
対応した作業現場1 (i+j)についての予約が終了
した時点で当該複写依頼りに対する予約が終了する。
上記のように前工程から順に前づめにて予約を行なう場
合には、最終作業工程に対応した作業用111 (i+
j)に対する予約時間帯の終了時刻は多くの場合、希望
納期を超過することになる。ただし、予約不成立という
事態は防げる。
なお、上記のような処理に従って予約テーブル2上での
予約がなされると、例えば、この予約テーブルを参照し
て各作業現場に対する作業指示、あるいは、実際の作業
進度との比較による進捗管理等の処理が行なわれること
になる。
[実施例コ 以下、本発明の実施例を目次に示す順に従って説明する
目次 [1]システムの基本構成 [2]システムの起動 [3]複写依頼受付 [4]工程設定 [5]テーブル (5−1)構造化テーブル ■共通情報 ■複写情報 ■単独後処理情報 ■同一後処理情報 ■具体的内容 (5−2)構造化チェーンテーブル (5−3)マシン予約テーブル [6]予約 (6−1)前提 (6−2)候補作業現場の選択 (6−3)工数演算 (6−4)予約演算 ■概要 ■後方向予約 a、後づめ検索範囲の設定(その1) b、後づめ予約 C1後づめ検索、−囲の設定(その2)d、予約の流れ ■前方向予約 a、対象の設定 す、前づめ検索範囲の設定(その1) C1前方向順ガベージ d、前づめ検索範囲の設定(その2) e、予約の流れ [7]依頼回答 [8〕複写作業 [9]完了 [10]間合せ [11]まとめ なお、本発明の主要部に係る実施例は“[5]テーブル
”及び“[6]予約”の各項にて説明する。
[1]システムの基本構成 第2図は本発明に係る複写作業予約装置が適用される複
写作業管理システムの基本構成例を示す図である。この
例は、作業現場が8箇所(W 31゜Ws2. Ws3
. W4s、 Ws5. Ws6. Ws7. Ws8
)あり、その4か所(WS1〜Ws4)については複写
機が設置され、実際のコピーを行なう作業現場、他の4
箇所(Ws5〜Ws8)は、穴あけ、折り、半丁合い、
合紙、糊付け、製本等の後処理に関する作業現場である
同図において、20は当該システム全体の統轄的制御を
行なうホストコンピュータであり、通常のオフィスコン
ピュータ程度の規模をもつものである。このホストコン
ピュータ20内のメモリ、CPU等の機能にて本発明に
係る複写作業予約装置が実現されている。ホストコンピ
ュータ20には2台のプリンタ21.22が接続され、
その−方のプリンタ21が複写依頼に対する作業指示票
をプリントアウトするもの、他方のプリンタ22がシス
テム内の種々の集計情報をプリントアウトするものであ
る。23は複写依頼の受付は場所に設置さた受付端末装
置であり、この受付端末装置23はキーボード、デイス
プレィ、簡易型のプリンタ、及び制御部ににて構成され
ている。そして、複写の依頼者等か依頼内容に関する情
報をキーボード操作によって順次当該受付端末装置23
に入力するようになっている。受付端末装置23におけ
るプリンタは入力された複写依頼内容を印字するもので
、プリントアウトされたものがそのまま依頼票の依頼者
用控えとなる。
第1の作業現場Wslは実際のコピーを行なう作業現場
であり、所定の機能を有する複写135と共に、キーボ
ード、デイスプレィ、制御部でなる端末装置(複写端末
装置という)24が設置されている。この複写端末装置
24は作業現場Wslの作業員が作業状況、例えば、割
付けられた作業の開始、中断、終了等の情報を予め定め
たキー操作によって入力するもので、この入力情報はホ
ストコンピュータ20に伝送されて作業の進捗管理情報
として活用される。また、ホストコンピュータ20から
送出される例えば、本日行なうべき作業のスケジュール
、個々の作業に関する内容情報等が複写端末装置24の
デイスプレィに表示されるようになっている。第2の作
業現場Ws2.第3の作業現場WS3.第4の作業現場
Ws4もまた実際のコピーを行なう作業現場あり、第1
の作業現場と同様夫々対応した複写機36,37.38
及び複写端末装置25.26.27が設置されている。
第5の作業用jiWs5乃至第8の作業用@ W S8
はコピー済みの用紙に対する後処理を行なう作業現場で
、特に、第5及び第6の作業現場Ws5. Ws6では
、穴あけ、折り、台紙等の第一段階の後処理を行ない、
第7及び第8の作業現場Ws7. Ws8では、糊付け
、綴じ、製本等の最終段階の後処理を行なうよう設定さ
れている。この後処理を行なうべき各作業現場には、夫
々対応する作業台39゜40.41.42が設置される
と共に、上記第1乃至第4の作業現場WS1〜WS4と
同様にキーボード、デイスプレィ、制御部でなる端末装
置(後処理端末装置)28,29.30.31が当該作
業台の一角に設置されている。この後処理端末装置は上
記複写端末装置と同様の機能を有し、当該作業現場での
作業状況の入力、作業情報の表示等を行なうものとなっ
ている。
また、同第2図において、45は作業完了機であり、複
写依頼内容に従ってなされた作業が終了して得られるコ
ピー済み用紙とその原稿とが揃えられてこの作業完了機
45に収納される。作業完了機45の上には端末袋M(
完了端末装置)32が設置されており、この完了端末装
置32は、−連の作業が終了した際に当該作業を特定す
る番号を入力する共に作業終了の情報を入力するため、
また、特定の複写依頼に対する作業の進行状況を間合わ
せるため等に用いられるものである。50は中継器であ
り、この中継器30はホストコンピュータ20と各端末
装置24.25.26.27゜28.29.30.31
.32とを接続するもので、各端末装置から入力された
情報は中継器30を介してホストコンピュータ20に伝
送され、また、ホストコンピュータ20からの制御情報
及び表示情報が中継器50を介して目的とする端末装置
に伝送されるようになっている。
なお、各複写機、作業台、作業完了機、複写依頼の受付
カウンタ(図示路)、受付端末装置等のレイアウトは一
連の作業の流れを考慮し、効率良く作業が行なえる作業
環境を実現すべく適宜設定される。
[2]システムの起動 各作業現場の作業員、受付カウンタのオペレータ等が当
該場所に設置された端末装置23乃至32の電源を投入
すると、その端末装置は自己診断を行ない、その結果は
ホストコンピュータ20に報告される。その後、オペレ
ータ等による主要プログラムの立ち上げ時にホストコン
ピュータ20から自己診断結果が正常であった各端末装
置にタイマ校正用のデータが所定のタイミングで送出さ
れ、ホストコンピュータ20と各端末装置23乃至32
との間で時刻合せが実行される。上記自己診断の結果、
異常がホストコンピュータ20自身で発生した場合には
システムダウンとなり、受付端末装置23、複写端末装
置24乃至27、後処理端末装置28乃至31、完了端
末装置32で異常が発生した場合には、当該異常端末装
置を切離してシステムを構築する。なお、システムから
切離された端末装置は機能が復帰した(修理等による)
時点でシステムへの割込みが可能である。
上記のようにして、システムの起動が完了すると、複写
依頼の受付業務が開始される。以下、当該システム内で
の処理内容を説明する。
[3]複写依頼受付 依頼者が受付カウンタで依頼票に所定の事項を記入し、
当該複写依頼についての事務手続が完了すると、受付端
末装置23でのキー操作により複写依頼内容の入力を依
頼者等が行なう。
まず、依頼者が、本人あるいはその所属する部門に付与
されたコード番号(依頼者コード)の入力操作を行ない
、当該依頼者コードの照合がとられると、具体的な複写
依頼内容の入力が許容される。その模、受付端末装置2
3のデイスプレィに表示されるメツセージに従って、複
写依頼内容をキー人力する。その結果、例えば、第3図
に示すような内容の複写依頼が受付けられる。この第3
図に示す複写依頼内容は、” A4100枚、A350
枚、A210枚の各サイズのシート状原稿を対象とした
片面複写(S/S)であって、そのコピー済み用紙をA
4サイズに揃えて全体を糊付けしたものを30部作る″
ものである。なお、A3の原稿状態が特に悪く、自動原
稿搬送装置(ADF)にかけることができないものとす
る。依頼者は原稿の種類毎(例えば、サイズ毎、あるい
はシート原稿、ブック原稿の別等)にその依頼内容(コ
ピーサイズ、使用用紙、後処理等)を入力し、その原稿
種に対する依頼内容について°′項番′°が付与される
。第3図の場合は、A3原稿に対する等倍複写に関して
項番111 IIが、A2原稿に対する縮小複写(A2
−A3 )に関して項番i2′°が、A4原稿に対する
等倍複写に関して項番3パが夫々付与される。そして、
項番°゛1”及び項番″2”の依頼についてはその項番
で特定される複写内容独自の後処理(単独後処理)とし
て“折り”が指定され、当該複写依頼全体を対蒙とした
後処理(同一後処理)として゛のり付け″が指定される
。なお、この例の場合、最大6項番までの設定が可能と
なっている。
上記のような複写依頼内容の入力操作が終了すると、依
頼者が当該入力内容を確認して修正箇所がなければ、希
望納期、例えば゛本日17:00”の入力を行なう。こ
れにより、例えば、第3図に示すような内容の複写依頼
が受付けられたことになり、その情報が受付端末装置2
3からホストコンピュータ20に転送される。
[4]工程設定 上記のようにして、受付端末装置23から入力された複
写依頼情報がホストコンピュータ20に転送されると、
ホストコンピュータ20はその依頼(ジョブ)を特定す
る番号(JOB番号)を付与した後、その内容を解析し
て作業工程を決定する。
この作業工程は項番で特定される内容毎に決定されるが
、第3図に示すジョブについては、例えば、第4図に示
すように決定される。即ち、項番1について ■稈■・・・状態の悪いA3原稿(50枚)を等倍で1
部コピー 工程■・・・工程■でコピー済み用紙を原稿にして等倍
にて29部コピー ■稈■・・・工程■、■にて得られた合計30部のA3
のコピー済み用紙をA4サイズに折る項番2について ■稈■・・・A2原1(10枚)をA3への縮小で30
部コピー 工程■・・・工程■で得られた30部のA3コピー済み
用紙をA4サイズに折る 項番3について 項番■・・・A4原稿(100枚)を等倍で30部コピ
ー 項番1.2.3共通工程 ■程■・・・上記工程■■■で得られたA4サイズのコ
ピー済み用紙を30部のり付け のように決定される。
上記工程は、当該システム内にて効率的な作業が大川す
るよう所定のアルゴリズムに従って決定される。例えば
、上記項番“1″におけるA3原稿のコピーについては
、原稿の状態が悪く、そのままでは自動原稿搬送装置(
ADF)の利用ができないことから、まず、元の原稿に
ついて1部だけコピーをとった後にそのコピー済み用紙
を新たな原稿としてADF利用によりコピーをとるよう
工程が設定されている。
[5]テーブル ホストコンピュータ20は内部のメモリに各種のテーブ
ルを構築しており、その主なものは、第5図に示すよう
な構造化テーブル、第6図に示すような構造化チェーン
テーブル、また、第7図に示すようなマシン予約テーブ
ル等である。
これらのテーブルの内容は以下の通りである。
(5−1)構造化テーブル 構造化テーブルはジョブ毎にその内容を登録するもので
、大きく、共通情報、複写情報、単独後処理情報、同一
後処理情報にて構成されている(第5図(a)参照)。
■共通情報 ジョブ全体に共通な情報が登録される。具体的には、 O当該ジョブの各項番について後述する構造化チェーン
テーブル内での位置を指示するポインタ 最前ポインタ・・・当該ジョブにおける各項番の最前工
程の位置 を指す 最終ポインタ・・・当該ジョブにおける各項番の最終工
程の位置 を指す ○当該ジョブを構成する項番の個数(最大6)Oジョブ
の受付時刻(後述する予約が完了した時点で登録される
) O希望納期 Oジョブ終了予定時刻(後述する予約の結果に基づいて
登録される) O依頼者コード番号 ■複写情報 複写を行なう各工程における内容情報が登録される。具
体的には、 O複写種類(rpc、ジアゾ、印刷等、なお、本例の場
合PPCに限られる) O使用用紙の種類 O複写モード(片面→片面、片面→両面、両面→両面等
) O原稿サイズ O原稿枚数 O原稿状態〈良/悪) O複写サイズ 0複写部数 O付帯複写情報 O開始時刻(予約決定時に登録される)○終了時刻(予
約決定時に登録される)○中断時刻(当該作業実行中に
作業現場の複写端末装置での入力により登録される)O
中断時間(作業再開時に複写端末装置での再始動入力に
基づいて登録される) O予約作業現場(当該工程を実現するものとして最終的
に決定した作業現場) O候補作業現場(当該工程を実現することが可能な全て
の作業現場) ○工数(候補作業現場全てについての工数が登録される
) 等である。
■単独後処理情報 単独後処理工程の内容情報が登録される。具体的には、 O単独侵処理個数(当該工程で行なうべき後処理の個数
) O単独侵処理コード(後処理の内容、例えば、穴あけ、
折り、台紙等を示すコード番号)O単独後処理付加コー
ド ○開始時刻(予約決定時に登録される)Q終了時刻(予
約決定時に登録される)○中断時刻(当該作業実行中に
作業現場の複写端末装置での入力により登録される)○
中断時間(作業再開時に複写端末装置での再始動入力に
基づいて登録される) ○予約作業現場(当該工程を実現するものとして最終的
に決定した作業現場) O候補作業現場(当該工程を実現することが可能な全て
の作業現場) O工数(候補作業現場全てについての工数が登録される
) 等である。
■同一後処理情報 当該ジョブにおける同一後処理の内容情報が登録される
。具体的には、上記単独後処理とその項目は略同様で、 O同一後処理個数 O同−後処理合せ項番(同−後l18理の対染となる項
番) O同一後処理コード(後処理の内容、例えば、のり付け
、綴じ、製本等) O同−後処理付加コード O開始時刻 ○終了時刻 ○中断時刻 O中断時間 O予約作業現場 O候補作業現場 ○工数 等である。
■具体的内容 上述した第4図に示すような工程が設定されると、その
工程の情報が構造化テーブルに登録され、その内容は第
5図(b)乃至(e)のようになる。
◎共通情報(第5図(b)参照) 項番1,2.3に対応したポインタ値・・・最終ポイン
タ値、最前ポインタ値 項番の個数・・・3 希望の納期−・・17:00 依頼者コード番号・・・ 12345 ◎複写情報(第5図(c)参照) 各工程の「複写種類」から「付帯複写情報」までの各項
目の内容が第5図(C)に示すように登録される。この
とぎ、工程■の情報がアドレス”°100”、工程■の
情報がアドレス゛″150”、工程■の情報がアドレス
“’200 ” 、■程■の情報が“250 ”を夫々
先頭アドレスとして格納される。
◎単独後処理情報(第5図(d)参照)各工程の「単独
処理コードJ及び「単独処理コードJの各項目内容が第
5図(d)のように登録される。このとき、■程■の情
報がアドレス” 300”、工程■の情報がアドレス゛
330″を夫々先頭アドレスとして格納される。
◎同一後処理情報(第5図(e)参照)肯定■について
「同一後処理個数」 [同−後処理合せ番号」 「同−
後処理コードJの各項目内容が第5図(e)に示すよう
に登録される。このとき、アドレス゛360”を先頭ア
ドレスとして当該同一後処理に関する情報が格納される
(5−2)構造化チェーンテーブル 構造化チェーンテーブルはジョブの項番毎に工程順序の
情報を格納するもので、工程番号、実施ポインタ、次工
程ポインタ、前工程ポインタにて構成される。
○工程番号(NO)・・・工程の順番を表わす○実施ポ
インタ・・・当該工程の内容情報が格納される構造化テ
ーブル内の先頭アドレスを指すもので、そのアドレス以
降に当該項番、工程に対応するジョブ内容が格納されて
いること   ゛を意味する。
0次工程ポインタ・・・構造化チェーンテーブルにおけ
る同−項番内での次の工程位置を示すもの O前工程ポインタ・・・構造化チェーンテーブルにおけ
る前の工程位置を指すもの 第5図(b)〜(e)に示す構造化テーブルが構築され
た場合、構造化チェーンテーブルは第6図に示すように
、項番゛1”については4工程(■■■■)の先頭アド
レスがその順序に従って実施ポインタに順次格納され(
100→150→300→360 ) 、更に、項番゛
2”については3工程(■■■)の先頭アドレス(20
0→330→360)が、項番“3″については2工程
(■■)の先頭アドレス(250→360)がその順序
に従って夫々対応する実施ポインタに格納されている。
なお、各項番において、最終工程は先頭アドレス“36
0 ”で特定される同一後処理の工程のとなっている。
また、次工程ポインタには実施ポインタ内のアドレスに
て特定される工程の次の工程を特定する工程番号が格納
される。
このような構造化チェーンテーブルを参照することで当
該ジョブに対する工程順序が認識される。
(5−3)マシン予約テーブル マシン予約テーブルは、例えば第7図に示すように、設
置機器(複写機、後処理装置等)にて特徴付けられる各
作業現場毎に各ジョブの作業時間帯(開始時刻、終了時
刻)、工数等が格納される。
次作業ポインタは同じ作業現場での次の作業についての
情報が入っている位置を指すポインタ、前作業ポインタ
は同じ作業現場での前の作業についての情報が入ってい
る位置を指すポインタ、データポインタは当該作業に関
する具体的な内容が入っている構造化テーブルの位置を
指すポインタである。
このマシン予約テーブルは後述するような予約処理の結
果が格納されるものである。
[6]予約 複写依頼に対して工程設定がなされ、各工程についての
内容情報が前述のような各種テーブルに格納されてホス
トコンピュータ20にてジョブ内容が認識されると、そ
のテーブル内の情報に基づいて行なわれる具体的な予約
処理に移行する。
(6−1)前提 当該システムでは、作業現場Ws4に設置した複写機3
8はA4サイズコピーを優先的に行なうよう設定してい
る。また、他の複写機及び後処理に関しては特に優先順
位の設定はない。優先順位の設定は任意に行ない得るも
ので、システム構築の際、予めホストコンピュータ20
内に当該優先情報がインプットされる。
第4図に示した工程設定を対象として説明する。
(6−2)候補作業現場の選択 各工程について実現可能な作業現場を選択する。
工程■・・・A3原稿についての等倍複写候補として作
業現場Wsl、 Ws2゜WS3が選択される。
工程■・・・A3原稿についての等倍複写候補として作
業現場WS1. WS2゜WS3が選択される。
工程■・・・折り(単独後処理) 候補として作業現場Ws5. Ws6が選択される。
■程■・・・A2原稿についてA3への縮小複写候補と
して作業現場WS3が選択され る。
工程■・・・折り(単独後処理) 候補として作業現場Ws5. Ws6が選択される。
工程■・・・A4原稿についての等倍複写候補として作
業現場Wsl、 Ws2゜Ws3. Ws4が選択され
る。
■程■・・・のり付け(同一後処理) 候補として作業現場WS7.WS8が選択される。
このように各工程について選択された候補の作業現場は
各工程に対応した上記構造化テープの「候補作業現場」
の項に登録される(第5図(C)〜<e)  参照) 
(6−3)工数演算 上記のように各工程について候補となる作業現場が選択
されると、夫々の作業現場で当該工程を実行するにあた
っての作業工数下を演算する。作業工数下の演算は、上
記構造化テーブルを参照して各工程の作業内容に基づき
その候補となる作業現場での■数丁を所定の演算式に従
って算出する。
このa算式は、複写作業現場WS1. Ws2. Ws
3゜Ws4、単独後処理作業現場WS5. WS6、同
−後処理用1i!Ws7. Wa8について夫々、例え
ば、次のようなものである。
複写作業現場 T=A+ [a+m−b+n @c+m−n −d]×
H・・・(1) aニー回当りのモード設定と原稿セット時間 すニー枚当りの原稿交換時間 プラテン(手動交換)・・・bl 自動原稿搬送装置・・・b2 C:ソータビン当りの用紙取出し時間 d:コビーー枚当りの複写時間 m:依頼原稿枚数 n:依頼複写部数 A:各事業所固有の移動時間等 H:余裕(能率) 単独後処理作業現場及び同−後処理作業現場上記(1)
式において、 a:準備時間 b:原稿枚数に比例する作業時間 C:複写部数に比例する作業時間 d:総複写枚数(原稿枚数×複写枚数)に比例する作業
時間 m:依頼原稿枚数 n:依頼複写部数 A:各事業所固有の移動時間等 H二余裕(能率) このように演算された各候補作業現場での作業■数丁は
上記構造化テーブルの該当する項に格納される。その結
果は、例えば、第5図(C)〜(e)の「工数」の欄に
示すようになる。
(6−4)予約演算 ■概要 上記のようにして各工程に対して選択された候補作業現
場についての工数演算が終了すると、上述したようなマ
シン予約テーブル(第7図参照)の内容を参照しながら
当該演算された作業工数に基づいて実際の予約演算が行
なわれる。予約演算の処理は、基本的に、依頼者の希望
納期を順守するために後の工程から順に予約を行なう“
後方向予約″と、できるだけ速くジョブを終了するため
に前の工程から順に予約を行なう゛前方向予約″からな
っている。この″゛侵方向予約″は項番111 IIか
ら順に項番毎に最終工程から前工程に向って順次子約を
行なうもので、゛前方向予約”は前工程から後工程に向
って順次子約を行なうものである。
従って、本実施例の場合゛後方向予約″は、■程■→■
→■→■→■→■→■ の順で予約演算が実行され、゛″前方向予約°′は、例
えば、 ■程■→■→■→■→■→■→■ の順で予約演算が実行される。
そして、実際の予約演算は“後方向予約″が先行して行
なわれ、この“後方向予約″にて予約が不成立の場合に
゛前方向予約”に移行する。
予約演算の具体的な処理は、例えば、第8図及び第12
図に示すフローチャートに従って行なわれる。
■後方向予約 まず、項番“1”における最終工程■(同一後処理工程
)を対象として、通常の依頼か否か(1−17、予約済
みか否か(1−2) 、?J2写工程か否か(1−3)
の各判別がなされた後、当該工程■に対して選択された
候補作業現場Ws7. WS8についてその検索順序が
決定される(2−1)。この検索順序は、後処理工程で
は特に優先的に選択しなければならない作業現場がない
ことから、各作業現場W s7゜Ws8に対応したマシ
ン予約テーブル(第7図)を参照して予約可能範囲(例
えば、現詩点から翌々日の稼働終了時までの間等)の作
業について空き時間の多い順に決定される。これは、各
作業現場での作業の戸1付けが偏らないようにするため
である。例えば、<Ws7→Ws13)の順に検索順序
が決定されると、作業現場Ws7について予約時間帯の
検索範囲が設定される(2−2)。
a、後づめ検索範囲の設定(その]) この作業現場WS7についての予約時間帯検索範囲の設
定(後づめ検索範囲設定)は、当該作業現場が最終工程
に対応したものであることから、第9図に示すように、
その下限時刻t72が当該ジョブについての希望納期t
 e  (=17:00・・・構造化テーブルの共通情
報参照)に決定される。これは、希望納期までに最終工
程たる作業現場WS7での作業を終了させることを意味
する。次に、検索範囲の上限時刻t1については、次式
に従って決定される。
t1=(現在時刻tn)+(余裕時間Δtx)+(残り
前工程工数の最大総計)・・・(2)これは、前工程で
の作業が終了するまでは当該作業現場での作業を開始す
ることができないことを意味する。この最終工程■の場
合、検索範囲の上限時刻t71は具体的に、 t 71= t n  +Δ tx に従って決定される。これは、最終工程■が同一後処理
の工程であることから、その前工程として全項番の工程
が対象とななつ、その全ての候補作業現場について演算
された工数が考慮されている。
このようにして予約時間帯の検索範囲が上限時刻t71
から下限時刻t72の間に決定されると、マシン予約テ
ーブルをその範囲内で検索して空き時間帯の状態をチエ
ツクしく2−3) 、当該作業現場Ws7について演算
された工数777に対応した時間帯の空きがあれば(2
−4) 、対応するマシン予約テーブルに登録(予約)
する(2−8)。
b、後づめ予約 上記空き時間のチエツク及び登録(後づめ予約)は次の
ようになされる。
例えば、第10図に示すように、対象となるマシン予約
テーブル上において、設定された下限時刻t2から上限
時刻t1に向って検索し、まだ登録のされていない空き
時間帯を捜す。その過程で対象となる工数Tと空き時間
帯とを比較し、当該工数下より小さい時間帯E (a)
  (T >Δta)のときは更に上方への検索を続行
し、■数丁以上の時間帯E(b)(T≦Δtb)が存在
したときに、■数丁のジョブを当該時間帯E (b)の
より遅い時刻方向の時間帯部分に0録する。即ち、第1
0図(b)に示すように、対象となるジョブは既登録ジ
ョブ1と2との間で既登録ジョブ2側につめて予約され
る。
具体的な予約(登録)は、対象となるジョブを特定する
ジョブ番号、154番、予約された開始予定時刻及び終
了時刻等を当該作業用5WS7に対応したマシン予約テ
ーブルに書込むことによってなされる。例えば、工数T
 77=1800sec、 (30分)の場合、第9図
に示すように、希望納期t e=17:00より前にお
ける開始時刻16:20及び終了時刻16:50が書込
まれる。また、このマシン予約テーブルへの書込みと同
時に、構造化テーブルにおいて工程■について作成され
た同一後処理情報の予約作業現場の欄に当該作業現場W
s7が、更に、当該予約に係る開始時刻及び終了時刻が
夫々の欄に書込まれる(第5図(e)参照)。
上記のような処理の結果、作業現場WS7について後づ
め予約が成立しなかった場合、即ち、上限時刻t71か
ら下限時刻t72との範囲内で当該作業現場での必要工
数T77以上の空き時間が存在しない場合は、■程■に
ついての他の候補作業現場WS8を対象として同様の後
づめ予約に関する処理を行なう(2−4,2−5)。そ
して、作業現場Ws8について後づめ予約が成立すれば
、同様に当該作業現場WS8に対応したマシン予約テー
ブルに工数T78に相当する時間帯の開始時刻及び終了
時刻等が書込まれると共に、構造化テーブルの対応する
欄への書込みが行なわれる。
C0後づめ検索範囲の設定(その2) 上記のように“後づめ予約″によって、当該ジョブにつ
いて工程■での予約が成立した模は、当該項番゛1”に
おける工程■の前工程■を対象として予約処理が行なわ
れる。この工程■は後処理工程(単独後処理)であるの
で、基本的には、上記工程■と同様、第8図におけるス
テップ(2−1)乃至(2−7)に従って処理が行なわ
れるが、後づめ検索範囲の設定(2−2)の処理では、
その検索範囲の下限時刻が後工程■について予約された
当該ジョブの開始時刻に決定される。例えば、第9図に
示すように、後工程■を実現する作業現場WS7での当
該開始時刻が16°20の場合、工程■を実現する作業
現場WS5についての検索範囲の下限時刻t52は同1
6:20に決定される。また、検索範囲の上限時刻t5
1は、上述した工程■の場合と同様、当該工程■より前
の工程での最大工数を考え、t 51= t n+Δt
 x + (lIlax(T21.T22.T23)+
max(T11.T12.T13))のように決定され
る。
d、予約の流れ ■程■についての予約が成立すると、更に、前工程とな
る工程■を対象とした予約処理が行なわれる。この工程
■は複写工程であることから、その処理は、第8図にお
けるステップ(1−3)からステップ(3−1)側の処
理に移行してゆく。
この複写工程を対象とした工程の予約処理は、まず、当
該工程■に対して選択された候補作業現場Ws1. W
s2. Ws3についてその検索順序が決定される。複
写工程では、優先的に選択しなければならない作業現場
として作業現場WS4(A4コピーが対象)が設定され
ているが、当該工程■に対しては、作業現場WS4が候
補となっていないことから(候補のものは全て普通の作
業現場)、この検索順序は、上述した後処理工程と同様
に、各作業現場Ws1. Ws2. Ws3に対応した
マシン予約テーブルを参照して予約可能範囲について空
き時間の多い順に決定される。そして、その検索順序に
従って、上述したような“後づめ予約”による予約処理
がなされる(3−2乃至3−5)。その過程で、当該工
数Tに対応した空き時間が確保できた場合には、対応す
るマシン予約テーブルに当該ジョブに対応させてその開
始時刻、及び終了時刻等が書込まれると共に、構造化テ
ーブルへの対応する情報の書込みがなされる(3−8)
。この工程■を対象とした予約処理が終了した後は、■
程■を対象として同様の処理が実行され、この工程■の
予約が成立すると、項番゛1″から項番II 2 I+
の工程を対象とした予約に移行する(4−1.4−2.
4−3) 、項番゛2″においては予約対象の順序は工
程■→工程■の順になる。そして、■程■は後処理工程
(単独後処理)であるので、第8図におけるステップ(
2−1)乃至(2−8)に従って処理がなされ、工程■
は複写工程であるので、ステップ(3−1)乃至(3−
8)に従って処理がなされる。なお、上記工程■を対象
として、作業現場Ws5またはWS6での検索範囲の下
限時刻t52またはt62は、直侵の工程、即ち、前述
したように工程■を実現−するものとして決定された作
業用1!Ws7での予約時間帯の作業開始時刻(例えば
、16:20・・・第9図参照)に定められる。
この点は工程■の場合と同様である。この項番“2′′
に関する予約が同様に成立した侵は(各テーブルへの必
要事項の書込み終了後)、項番“3”の工程を対象とし
た予約に移行する。ここでは、■程■を対象とした予約
処理がなされる。この複写工程■に対して選択された候
補作業現場Ws1゜Ws2. Ws3. WS4につい
ての検索順序は、作業現場Ws4が優先的に選択すべき
作業現場であることから、まず、作業用5WS4での検
索からなされる。
この優先作業現場WS4についての予約が成立しなかっ
たときに、残りの候補作業現場WSI、 WS2゜WS
3について上述したようなアルゴリズムで決定される順
序にて後づめ予約”の処理がなされる。
上記作業現場Ws4. Wsl、 Ws2. Ws3に
ついての各検索過程において、対応する工数分の空き時
間が確保されると、各テーブルへの対応する情報の書込
みが上述したのと同様に行なわれ、この工程■が最終項
番の先頭工程であることから、当該工程■についての予
約が終了した時点で、ジョブ全体についての予約演算が
終了する(4−1乃至4−4)。
■前方向予約 a、対象の設定 上述した“後づめ予約″の処理の過程で、いずれかの工
程において、いずれの候補作業現場についてもその予約
が成立しなかった場合には、以後、後づめ予約″での予
約演算は行なわず、その予約不成立となった工程が含ま
れる項番をNG項番として記憶しく2−6または3−6
) 、このNG項番の情報に基づいて後方向予約エラー
処理を行なう(2−7または3−7)。この後方向予約
エラー処理は、上記NG項番に基づいてその時点までに
当該ジョブについて各種テーブルに書込んだ情報のキャ
ンセル等の処理を行なうものである。後方向予約エラー
の処理が終了した後は、後述するような゛前方向予約”
に移行する。例えば、第11図(a)に示すように、項
番11111の工程■→■→■についての予約は成立し
たが(Dに)、次の工程■についての予約が不成立とな
った場合には(NG )、NG項番として項番゛°1”
が記憶され、予約処理に従って既に各種テーブル内に書
込まれた工程■■■を対象とした当該ジョブの情報がキ
ャンセルされ、当該項番“1”を含めた以降の項番に属
する工程、即ち、いまだ予約演算の対象となっていない
工程も含めて■程■から工程■に至る全ての工程が“前
方向予約”の対象となるよう設定される(斜線工程)。
また、第11図(b)に示すように、項番“1″の工程
■■■■についての予約は全て成立し、項番“2′′の
工程■についての予約も成立したが(Dに)、工程■に
ついての予約が不成立となった場合には(NG)、NG
項番として項番“2”が記憶され、予約処理に従って既
に各種テーブルに書込まれた工程■■及び同一後処理の
工程■を対象とした当該ジョブの情報がキャンセルされ
、当該項番“2”を含めた以降の項番に属する工程及び
同一後処理工程、即ち、いまだ予約演算の対象となって
いない工程も含めて当該工程■から工程■に至る各工程
が“前方向予約″の対象となるよう設定される(斜線工
程)。
このように゛前方向予約”の対象となる工程が設定され
ると、第12図に示すフローに従った“前方向予約”処
理に移行する。
例えば、第11図(b)に示すように、工程■から工程
■までについては、上記“後方向予約”によって予約が
成立し、その他の工程、即ち、工程■から■程■に至る
各工程が“前方向予約”の対象となる場合を想定する。
通常依頼か否かの確認を行なった後、NG項番情報及び
当該予約の対象となる最前工程■(第−工程)の構造化
テーブル上でのアドレスをポインタにセットして(5−
1,5−2,5−3) 、具体的な処理に移行する。
b、前づめ検索範囲の設定(その1) 各工程に対して選択された作業現場についての検索順序
は上記“後方向予約”の場合と同様、複写工程を実現す
る優先的な作業現場WS4を最優先する以外は、予約可
能範囲での空き時間の多い作業現場を上位の順位に設定
している。
まず、対象となる工程のなかで最前となる工程■につい
て複写工程であることの確認がなされた後(5−6)に
、当該工程の唯一の候補作業現場Ws3に対する予約時
間帯の検索範囲が設定される(6−1)。具体的には、
当該候補作業現場Ws3に対応したマシン予約テーブル
を参照し、現時点で作業現場Ws3にて実施されている
ジョブの終了予定時刻に余裕時間を考慮した時刻に上限
時刻t31が定められる。即ち、現在時刻との関連で、
この現在時刻にできるだけ近い時刻にて定められる(原
稿配布等の時間が考慮される〉。また、下限時t32は
予約可能範囲の最終時〈例えば、翌々日の稼働終了時)
に定められる。
C1前方向順ガベージ このようにして予約時間帯の検索範囲が上限時刻t31
から下限時刻t32の間に決定されると、この検索範囲
内において、“前方向順ガベージ″に従った予約処理が
行なわれる(6−2 、6−3.6−41゜この°゛前
方向順ガベージ″の具体的な処理は次のようになされる
。例えば、第13図(a)に示すように、上記のように
して決定した検索範囲について上限時刻t1から遅い時
刻方向に順次検索し、その過程で、空き時間Δta、Δ
tb、・・・を順次加算してゆく。そして、その加算毎
にその総計と対象となる工数T(作業現場Ws3の場合
T43)とを比較し、その総計が当該工数下より小さい
ときには更に後方への検索を続行し、当該空き時間の総
計が工数1以上(例えば、■≦Δta十Δtb+Δtc
)となったときに、上記上限時刻t1から始まるそれま
での検索範囲を移動範囲Aとして設定する。このように
、移動範囲Aが設定されると、この移動範囲A内に既に
登録されているジョブを移動対象ジョブとして記憶する
。この場合、既登録ジョブ1,2が移動対象ジョブとな
る。
次いで、■数Tのジョブを移動範囲Aの下限時刻にて終
了するよう予約する場合に、当該移動範囲A内に存在す
る各既登録ジョブの移動しなければならない時間を算出
する。この既登録ジョブの移動はその予約時間帯を前方
にずらすように行なわれる。これは、当該移動ジョブに
ついての前工程作業が当該時刻において終了している場
合があり、その移動が許容される可能性が高いからであ
る。例えば、第13図の例で、■数Tが■=Δtc+Δ
tb+Δt゛ 0くΔt°≦Δta となる場合、各既登録ジョブの移動すべき時間は、既登
録ジョブ1についてはΔt°、既登録ジョブ2について
は(Δtb+Δt’)となる。そして、この移動により
各ジョブの開始時刻が、既登録ジョブ1については時刻
ts1から時刻tmlに、既登録ジョブ2については時
刻tS2から時刻to+2に夫々移動することになるが
、この移動後の各開始時刻が夫々のジョブの前工程での
作業終了時刻より後であるか否かを判別することにより
、当該ジョブの移動が可能であるか否かを判別する。こ
の判別の結果、可能である場合には(6−5) 、当該
作業現場に対応したマシン予約テーブルの既登録ジョブ
1.2についての予約情報が修正きれると共に、新たな
ジョブについて工数下に相当する時間帯の開始時刻及び
終了時刻等の同マシン予約テーブルへの書込みがなされ
、更に、■登録ジョブ1.2に対応した他の構造化テー
プの当該作業現場(予約対象となっている作業現場)に
ついて既に登録されている開始時刻及び終了時刻の修正
と、新たなジョブに対応した構造化テーブルの当該工程
について開始時刻及び終了時刻の書込みがなされる(6
−8)。また、上記のようなジョブの移動が可能でない
と判別された場合には、既登録ジョブ1の終了時刻を上
限時刻としてそれ以降の新たな移動範囲を設定し、上記
と同様の処理を行なう。そして、それでも予約が可能で
ない場合には、更に、移動範囲の上限時刻を順次既σ録
ジョブ2の終了時刻、既登録ジョブ3の終了時刻・・・
にずらして最初に設定した検索範囲の下限時刻t2に至
るまで同様の処理(前方向順ガベージ)を繰り返す。
なお、対象となる工程の各候補作業現場について予約が
成立するまで上記゛前方向順ガベージ″に従った処理が
なされる。■程■の場合は、候補作業現場はWs3唯一
であるので、この作業現場Ws3についての予約が成立
しなければその時点で予約演算は終了する。
なお、対象となる工数Tが最初の空き時間Δtaより小
さければ、ジョブの移動を行なわず、上限時刻t1から
当該ジョブが開始するよう予約する。
d、前づめ検索範囲の設定(その2) 上記のようにして工程■について゛前方同順ガベージ′
°に従った予約が成立した後は、■程■を対象とした処
理が行なわれる。この工程■は後処理工程(単独後処理
)であるので第12図におけるステップ(7−1)乃至
(7−5)に従ってなされる。
工程■での検索順序がWS5→Ws6の順で決定されて
いると、まず、作業現場Ws5について上記と同様の“
前方同順ガベージパ処理がなされるが(7−3) 、こ
の場合、検索範囲の上限時刻t51は、上記のように前
工程■を実現する作業現場WS3について予約した結果
得られた当該ジョブの終了時刻に余裕時間を考慮して決
定される(7−2)。なお、下限時刻については上記と
同様に本日の稼働終了時刻に設定される。
e、予約の流れ この工程■について作業現場WS5またはWS6での予
約が成立すると(6−8) 、工程■を対象とした処理
に移行する。■程■は複写工程であり、また、その候補
作業現場として優先作業現場Ws4を含んでいることか
ら、まず、この作業現場Ws4についての検索範囲の設
定(6−1) 、前方向順ガベージ処理(6−6,6−
7) 、の各処理を行ない、この作業現場WS4での予
約が成立しなかった場合に、残りの作業現場WS1. 
WS2. WS3について同様の処理がなされる(6−
1.6−2゜6−3.6−4.6−5)。なお、■程■
を歯対象とした検索範囲は、当該工程■が項番“2″に
属するものであり、上記項番゛1”の工程■■とは独立
して設定できる。従って、この工程■での検索範囲の上
限時刻は例えば、現在時刻を基準に定められる。
上記の過程で、いずれかの作業現場についての予約が成
立したときにその作業現場に対する当該ジョブの登録が
なされる(6−8)。
上記工程■の予約が成立すると、次いで、工程■を対象
とした処理に移行する。この工程■は後処理工程、特に
同一後処理工程であるので、第12図におけるステップ
(7−1)から(8−4)に移行し、具体的には、ステ
ップ(9−1)乃至(9−6)に従ってその処理がなさ
れる。■程■での検索順序が作業現場Ws7→Ws8の
順で決定されていると、まず、作業現場WS7について
当該流れの処理が行なわれる。このとき、検索範囲の上
限時刻t71は、各項番の最終工程、具体的には、項番
111 IIの工程■、項番“2”の工程■、項番“3
″の工程■について既に予約済みとなった当該ジョブに
ついての終了時刻のうち最も遅い時刻に定められる(9
−1) 、、これは、同一後処理は、それ以前の全ての
処理が終了していることが前提となって実施可能となる
からである。このように検索範囲が決定された後の処理
は上述した°°前方向順ガベージ″と同様のものである
。そして、この最終工程■についての予約が成立したと
きに、当該ジョブ全体(複写依頼)に対する作業予約が
成立したものとなる。
上記の処理の過程で、いずれかの工程で、いずれの候補
作業現場についても対象となる工数Tに対応した空き時
間が確保されなかった場合には、“予約混雑エラー″処
理(6−9,7−6、9−5)に移行する。この予約混
雑エラー処理は、その時点までに当該ジョブに関してマ
シン予約テーブル、構造化テーブル等各秤テーブルに書
込んだ情報を消去するものである。
なお、上記処理は通常の依頼に対するものであるが、再
スケジュールを要するもの、例えば、依頼内容の変更が
ある場合、マシンダウンがあった場合、前日の残りジョ
ブの予約を行なう場合などは、上記通常依頼のように゛
後方向予約”を先行して行なわず、直接゛前方向予約″
の処理に移行する(1−1.5−1)。これは、このよ
うに再スケジュールすべきジョブについてはできるだけ
早く作業を行なわせる必要があるからである。なお、こ
の場合、当該ジョブについては前処理として変更した項
番情報のセット(5−4)及び変更した最前の工程につ
いてのポインタセット(5−5)等の処理を行なう。
[7]依頼回答 上記のように“後方向予約”あるいは“前方向予約”に
より設定された工程全てについての予約が成立すると、
依頼者に対して納期回答を行なう(10−1)。具体的
には、ホストコンピュータ20から上記予約結果及び決
定された納期に関する情報等が受付端末装置23に伝送
される。受付端末装置23はこれらの情報を受信すると
、当該情報に基づいて作成した依頼回答票を2枚プリン
トアウトする。この依頼回答票の1枚は依頼者の控えと
なり、他の1枚は当該複写依頼に関する原稿に添附して
受付カウンタに提出される。また、ホストコンピュータ
20は上記のように受付端末装置23に伝送した情報と
同様の情報をプリンタ21に送り、このプリンタ21か
らその情報が作業指示票としてプリントアウトされる。
この作業指示票は上述した項番毎に作成され、第4図に
示すよう工程設定がなされたジョブについては例えば表
−1乃至表−3に示すように各項番にて特定される作業
内容が記載される。そして、作業管理者が受付カウンタ
に提出された原稿に添附された依頼回答票の内容と作業
指示票の内容とを確認して同じジョブ番号のものに当該
作業指示票を更に添附して所定の原稿保管棚に収納する
。このとき、原稿は各項番の対象となる原稿毎に分割さ
れ、夫々の分割原稿について対応する上記作業指示票が
添附され、特に、項番ii 1 ++に対応した分割原
稿に対しては更に上記依頼回答票が添附される。なお、
作業指示票を受付端末装置23のプリンタにて打出すこ
とも可能である。
一方、上述したような予約処理において、依頼者の希望
納期以内に予約が成立しなかった場合には、ホストコン
ピュータ20からその旨の情報が受付端末装置23に伝
送され、受付端末装置23はその旨を表示する。このよ
うに、依頼者の予約が成立しなかった場合には、依頼者
自身がそれを了承して受付端末装置23にて所定のキー
操作入力を行なうと、その旨がホストコンピュータ20
に伝送され、上記納期回答と同様の処理が決定された納
期にて行なわれる。
なお、全く予約が成立しなかった場合、あるいは依頼者
が納期に関して納得いかない場合には、マニュアルによ
る予約変更処理が一定の範囲内で可能である。この予約
変更は、予約状況を示すホストコンピュータ20のデイ
スプレィを見ながら依頼内容の優先度を考慮しつつキー
操作によって当該依頼と既に予約されている他のジョブ
の作業時間帯順序を変更するものである。これは、原則
として同じ作業現場に割当てられたジョブを対象として
行なわれる。当該複写依頼の割込みによって納期が変更
されたジョブについては、その担当者にその旨を通知す
ることになる。このマニュアルによる予約は、他のジョ
ブについても納期が変更することになるので、特に、緊
急を要する依頼のみを対象とするものである。
〔81複写作業 上記のようにして予約が成立した後は、当該複写依頼に
ついては予約された工程順序での作業が実行される。
即ち、作業管理者は原稿保管棚に収納された原稿に添附
される作業指示票を確認して、当該ジョブを行なうべき
最初の工程となる作業現場に当該原稿を配布する。例え
ば、第4図に示す工程設定がなされたジョブについてみ
ると、項番“1′′に対応した原稿が■程■について予
約された作業現場Ws1に、項番“2″に対応した原稿
が工程■について予約された作業現場Ws3に、項番“
3”に対応した原稿が工程■について予約された作業現
場Ws4に夫々配布される。
一方、ホストコンピュータ20は各作業現場に対応して
作成されているマシン予約テーブルを常時参照しており
、例えば、作業現場WS1について予約された当該ジョ
ブの実行が可能な時刻になると、開始命令を作業現場W
s1に設置した複写端末装置24に送り、この複写端末
装置24のデイスプレィに当該ジョブの開始命令が表示
される。このように開始命令がなされると、この作業現
場Ws1の作業員は上記のように既に配布されている当
該ジョブに係る原稿の複写、例えば、A3サイズの原稿
50枚についての等倍複写を開始する。作業員はこの複
写作業を開始する際、複写端末装置24に対して作業開
始の所定のキー操作入力を行なう。すると、この開始情
報が当該複写端末装置24からホストコンピュータ20
に伝送され、ホストコンピュータ20はこの開始情報の
入力時刻に基づいて構造化テーブルの工程■に対応した
複写情報の開始時側柵(第5図(C)参照)に当該作業
開始時刻を書込む。また、作業が開始された後、マシン
トラブル等何等かの原因により作業を中断する場合には
、作業者は複写端末装置24に対して所定のキー操作を
入力を行なう。すると、この中断情報が複写端末装置2
4からホストコンピュータ20に伝送され、ホストコン
ピュータ20はこの中断情報の入力時刻に基づいて構造
化テーブルの中断時側柵に当該中断開始時刻を書込む。
そして、更に、マシン修理が終了等してこの中断が解除
された場合には作業者は、複写端末装置24に対して中
断解除の所定キー操作を行ない、複写端末装置24から
ホストコンピュータ2oに中断解除の情報が伝送される
と、ホストコンピュータ20はこの中断解除情報の入力
時刻及び上記中断情報の入力時刻に基づいて作業の中段
時間を演算する。そして、この演算した時間を構造化テ
ーブルの中断時間側に書込む。更に、当該ジョブに関す
る複写作業が終了すると、作業者は複写端末装置24に
対して作業終了の所定キー操作を行ない、複写端末装置
24からホストコンピュータ20に作業終了情報が伝送
されると、ホストコンピュータ20はこの作業終了情報
の入力時刻に基づいて構造化テーブルの終了時側柵に当
該作業終了時刻を書込む。
このようにして、作業の開始、中断、再開、終了の作業
情報は各作業現場に設置した端末装置からホストコンピ
ュータ20に伝送され、それらの情報が対応する構造化
テーブルの各欄に書込まれていく。これにより、ホスト
コンピュータ20は構造化テーブルを参照することによ
り各作業現場での作業状況を常時監視することが可能と
なる。
上記のようにして作業が終了すると、その結果得られた
複写済み用紙と原稿が次の工程を実現する作業現場に運
ばれる。例えば、■程■を実現する作業現場Ws1での
作業が終了した場合、工程■を実現する作業現場もWS
lであることがら(第5図(C)構造化テーブル参照)
、この場合には各種書類はそのまま当該作業現場に止め
られ、ホストコンピュータ20からの開始指示にて工程
■に対応した作業が当該作業現場Ws1にて実行される
その際もその作業状況は逐次ホストコンピュータ20に
報告される。そして、当該工程■についての作業が終了
すると、その結果えられた複写済み用紙及び原稿が次の
工程■(折り・・・単独後処理工程)を実現する作業現
場Ws5に運ばれ、この作業現場WS5にて上記と同様
の手順によって作業h;実行される。
上記のように項番“1”に対応した作業と平行して、項
番“2″及び“3”に対応した作業が行なわれ、夫々の
最終工程での作業が終了すると、各原稿及び複写済み用
紙は工程■を実現する作業現場WS7に運ばれる。この
作業現場Ws7では各項番に対応した作業の最終工程と
なる作業現場WS5(工程■)、WS3(工程■)、W
S4(工程■)からの原稿等か全て揃った時点で、ホス
トコンピュータ20からの開始指令がなされ、当該作業
現場Ws7の作業員は後処理端末30のデイスプレィで
の開始表示を確認して当該“のり付け”(同一後処理)
作業を開始する。この作業現場でもホストコンピュータ
20に対する状況報告は上述と同様後処理端末装置30
を介して行なわれる。
[9]完了 上記のようにして当該ジョブの最終工程■となる作業現
場Ws7での作業が終了すると、この作業用1iWs7
の作業員が原稿と仕上り品(例えば、のり付けされたA
4サイズのコピー済み資料30部)を作業指示票、依頼
回答票と共に作業完了棚45に収納する。このとき、作
業完了81145に載置された完了端末装置32に対し
て完了キー操作と共に完了した複写依頼のジョブ番号を
キー人力する。
すると、完了端末8置32から完了情報とジョブ番号情
報がホストコンピュータ20に伝送され、この各情報を
受信したホストコンピュータ20はこの複写依頼を内部
の完了リストに加える。
[101間合せ 複写依頼の進捗状況を間合わせる場合、完了端末装M3
2、受付端末装置23及びホストコンピュータ20の操
作によって行なえる。
例えば、完了端末装置32の操作による場合、間合せキ
ーの操作と共に問合せの対象となる複写依頼のジョブ番
号のキー操作を行なうと、この間合せ情報及びジョブ番
号情報がホストコンピュータ20に伝送される。すると
、ホストコンピュータ20は受信したジョブ番号に対応
した構造化テーブル及び上記完了リストを参照し、この
指定されたジョブが現在どのような状態にあるかを検索
する。そして、その検索結果、例えば、“複写作業実施
中”゛模処理作業待機中″゛後処理作業実施中”等の情
報がホストコンピュータ20から完了端末装置32に返
送され、その旨が当該完了端末装置232のデイスプレ
ィに表示される。
また、依頼者からの電話による間合せについては、ホス
トコンピュータ20のオペレータにより直接ホストコン
ピュータ20に対する間合せ操作が行なわれ、上記と同
様の処理によってその結果がホストコンピュータ20の
デイスプレィに表示される。そして、当該オペレータが
依頼者に対して電話による回答を行なう。
[11]まとめ 上記のようなシステムでは、複写依頼内容に基づいて設
定される作業工程に対応した各作業現場での作業時間帯
予約を行なう際に、より後工程に対応した作業現場から
当該工数に対応した空き時間がある場合に順次予約を行
ない(後づめ予約)、この手法にて予約が成立しない場
合に、より前工程に対応した作業現場から既登録ジョブ
についての移動を行なって空き時間を確保しつつ順次予
約を行なう(前方向順ガベージ)ようにしたため、依頼
件数が増大してもその依頼状況を考慮したうえでの予約
ができ、各依頼について希望納期により近い時刻にて当
該ジョブが完成するような態様での予約が可能となる。
そして、納期どうりに完了しない場合であっても、より
早い時期に当該ジョブが完成するような態様での予約が
可能となる。
また、各作業現場での作業状況(開始、中断、再開、終
了等)をホストコンピュータ20に報告するようにし、
ホストコンピュータ20内においてその作業状況を常に
把握し樽るようにしているため、各作業の進捗管理、依
頼者に対する作業状況の報告サービス等が可能となる。
なお、本発明は上記システムにて実現されるものに限定
されるものではない。
例えば、依頼内容を解析して当該依頼内容を処理すべき
工程の設定(工程設定)を自動的に行なうようにしてい
るが、このようなものに限定されず、作業員が依頼内容
について解析して決定した工程をホストコンピュータ2
0にインプットするようにしてもよい。
また、予約演算において、後づめ検索範囲の上限時刻は
前工程の工数、余裕時間を考慮して決定しているが、そ
の余裕時間の考慮のしかたは任意に決められるもので、
また、当該上限時刻を一律に現在時刻とすることも可能
である。この事情は前づめ検索範囲の下限時刻について
も同様である。
更に、最初の工程を対像とした前づめ検索範囲の上限時
刻についても、現在作業中のジョブの終了時刻(現在時
刻に関連している)に考慮すべき余裕時間は任意に定め
られ、また、現在時刻そのものに設定してもよい。当該
上限時刻を現在時刻に設定した場合、予約の際、現在実
行してしているジョブの予約時間帯は予約済みとして他
の既登録ジョブと同等に扱われるだけである。
後方向順ガベージ(移動時間帯予約手段に対応)での既
登録ジョブの移動態様は上記実施例に限定されず、例え
ば、後方向に移動するものでもよい。
また、各ジョブの移動値についても可能な移動量を調べ
た後に決定するようにしてもよい。
前方向順ガベージ(前づめ時間帯予約手段に対応)での
既登録ジョブの移vJ態様は上記実施例に限定されず、
例えば、後方向に移動するものでもよい。また、各ジョ
ブの移動量についても可能な移動量を調べた後に決定す
るようにしてもよい。
更に、予約しようとする工数以上の空き時間が存在すれ
ば移動を伴わな(ともよい。
上記システムにおいて受付端末装置23はキーボードに
よって情報入力を行なうものであるが、その入力装置と
してOCR(オプティカルカードリーダ)を利用すれば
、当該システム利用者の使い勝手は更に良いものとなる
[発明の効果] 以上説明してきたように、本発明によれば、より後工程
に対応した作業現場から当該工数に対応した空き時間が
ある場合に順次子約を行ない、この手法にて予約が成立
しない場合に、より前工程に対応した作業現場から空き
時間を確保しつつ順次子約を行なうようにしたため、複
写態様が多種にわたる依頼件数が増大しても、常に各作
業現場について既登録ジョブについての状況を把握した
的確な予約が可能となる。その結果、当該予約に基づい
てなされる各作業現場での作業が効率的に行なえるよう
になる一方、依頼者に対する正確な納期回答が可能にな
る等、サービスの向上も図られる。
表−1 表−2 表−3
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の構成を示すブロック図、第2図は本発
明に係る複写作業予約装置を実現するシステムの全体構
成例を示す図、第3図は複写依頼の具体的な内容例を示
す図、第4図は工程の設定例を示す図、第5図は構造化
テーブルを示す図、第6図は構造化チェーンテーブルを
示す図、第7図はマシン予約テーブルを示す図、第8図
は予約演算処理の一例を示すフローチャート、第9図は
後づめ検索範囲の設定例を示す図、第10図は後づめ予
約の例を示す図、第11図は前方向予約の対象となる工
程例を示す図、第12図は第8図に示す処理につづく予
約演算処理を示すフローチャート、第13図は前方向順
ガベージの例を示す図である。 [符号の説明] 1(1)〜1(n)・・・作業現場 2・・・予約テーブル 3・・・工数演算手段 4・・・後検索範囲設定手段 5・・・後づめ時間帯予約手段 6・・・後づめ予約判別手段 8・・・前検索範囲設定手段 9・・・前づめ時間帯予約手段 20・・・ホストコンピュータ 23・・・受付端末装置 24〜27・・・複写端末装置 28〜31・・・後処理端末装置 32・・・完了端末装置 35〜38・・・複写磯 D・・・複写依頼 WSI〜WS8・・・作業現場 特許出願人  富士ゼロックス株式会社代 理 人  
弁理士  中村 智廣 (外3名) 第5図(a) 第S図(b) 第5図(C) 第7図 (a) 第5図(d) 第5図(e) 同一後処理情報 第10図 (a)(b) 第11図 (a) (b) 第13

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 複写に関する複数の作業現場{(1(1)、1(2)、
    ・・・、1(n)}を対象として、複写依頼(D)内容
    に基づいて決定される作業工程に対応した作業現場{(
    1(i)、1(i+1)、・・・、1(i+j)}での
    作業時間帯予約を行なう装置であつて、 作業現場{(1(1)、1(2)、・・・、1(n)}
    に対応して予約された時間帯を保持する予約テーブル(
    2)と、複写依頼(D)内容に基づく作業現場{(1(
    i)、1(i+1)、・・・、1(i+j)}での工数
    を演算する工数演算手段(3)と、 上記複写依頼(D)内容に基づく作業現場{1(i)、
    1(i+1)、・・・、1(i+j)}について、所定
    の下限時刻以前の検索範囲を設定する後検索範囲設定手
    段(4)と、 より後の作業工程から前の作業工程に向つて順に、上記
    後検索範囲設定手段(4)にて設定される検索範囲につ
    いて対応する予約テーブル(2)を検索し、当該作業現
    場について演算された工数より大きい空き時間が存在し
    ているときに当該工数に対応した時間帯を後づめにより
    予約する後づめ時間帯予約手段(5)と、 上記後検索範囲設定手段(4)及び後づめ時間帯予約手
    段(5)での時間帯予約が現在時刻と希望納期との間で
    可能か否かを判別する後づめ予約判別手段(6)と、 この後づめ予約判別手段(6)にて予約が可能でないと
    判別されたときに、上記複写依頼(D)内容に基づく作
    業現場{1(i)、1(i+1)、・・・、1(i+j
    )}について、所定の上限時刻以降の検索範囲を設定す
    る前検索範囲設定手段(8)と、 より前の作業工程から後の作業工程に向つて順に、上記
    前検索範囲設定手段(8)にて設定される検索範囲につ
    いて対応する上記予約テーブル(2)を検索し、当該作
    業現場について演算された工数に対応した時間帯を確保
    して予約する前づめ時間帯予約手段(9)とを備えたこ
    とを特徴する複写作業予約装置。
JP63044433A 1988-02-29 1988-02-29 複写作業予約装置 Expired - Lifetime JP2621302B2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08150703A (ja) * 1994-11-30 1996-06-11 Dainippon Printing Co Ltd 生産機械の稼働計画自動立案装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08150703A (ja) * 1994-11-30 1996-06-11 Dainippon Printing Co Ltd 生産機械の稼働計画自動立案装置

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