JPH0814936A - 電子式計数値記憶装置 - Google Patents
電子式計数値記憶装置Info
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- JPH0814936A JPH0814936A JP17356194A JP17356194A JPH0814936A JP H0814936 A JPH0814936 A JP H0814936A JP 17356194 A JP17356194 A JP 17356194A JP 17356194 A JP17356194 A JP 17356194A JP H0814936 A JPH0814936 A JP H0814936A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 記憶しているデータを更新する単位計数値=
単位走行距離に相当する単位パルス数に満たないパルス
数も記憶することができる。 【構成】 処理手段2は、パルス信号が単位パルス数に
達した最新の更新タイミング毎に、下位桁側の計数値を
含むその計数値以下に対応するパルス数を2つ以上の複
数の領域に区分けされた不揮発性の記憶手段3のエリア
bにデータとして書き込む(更新する)ために前回の更
新タイミングで更新されたアドレスを求めて次のアドレ
スを更新し、最新の更新タイミングにおいて計数値の下
位桁側に上位桁側への桁上がりが生じた場合には、上位
桁側を記憶手段3のエリアaにデータとして書き込むた
めに前回の更新タイミングで更新されたアドレスを求め
て次のアドレスを更新し、記憶手段3の前記更新された
アドレスに書き込まれたデータより前記最新の更新タイ
ミングにおける計数値(走行距離)を求める。
単位走行距離に相当する単位パルス数に満たないパルス
数も記憶することができる。 【構成】 処理手段2は、パルス信号が単位パルス数に
達した最新の更新タイミング毎に、下位桁側の計数値を
含むその計数値以下に対応するパルス数を2つ以上の複
数の領域に区分けされた不揮発性の記憶手段3のエリア
bにデータとして書き込む(更新する)ために前回の更
新タイミングで更新されたアドレスを求めて次のアドレ
スを更新し、最新の更新タイミングにおいて計数値の下
位桁側に上位桁側への桁上がりが生じた場合には、上位
桁側を記憶手段3のエリアaにデータとして書き込むた
めに前回の更新タイミングで更新されたアドレスを求め
て次のアドレスを更新し、記憶手段3の前記更新された
アドレスに書き込まれたデータより前記最新の更新タイ
ミングにおける計数値(走行距離)を求める。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、被測定個所の変化に応
じたパルス信号を計数してパルス数(変化量)を求め、
これに応じたデータを電子的に記憶する装置に関する。
じたパルス信号を計数してパルス数(変化量)を求め、
これに応じたデータを電子的に記憶する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】電子式計数値記憶装置として、特公平1
−29407号公報で開示されているような電子式オド
メータがある。これは、車輪の回転数に応じたパルス信
号のパルス数を計数して求まる走行距離(計数値)が所
定の単位走行距離(単位計数値)毎に、EEPROMの
ような不揮発性メモリで記憶しているそれまでの走行距
離に応じたデータに前記単位走行距離に応じたデータを
加えることにより記憶している走行距離を更新し、同時
に、更新された最新のデータから走行距離を求めるもの
である。
−29407号公報で開示されているような電子式オド
メータがある。これは、車輪の回転数に応じたパルス信
号のパルス数を計数して求まる走行距離(計数値)が所
定の単位走行距離(単位計数値)毎に、EEPROMの
ような不揮発性メモリで記憶しているそれまでの走行距
離に応じたデータに前記単位走行距離に応じたデータを
加えることにより記憶している走行距離を更新し、同時
に、更新された最新のデータから走行距離を求めるもの
である。
【0003】斯る電子式オドメータでは、車両の停車時
すなわちイグニッションスイッチをオフにした時には、
単位走行距離に満たない走行距離であっても、これを何
らかの手段で保持しておき、再度の車両の走行時すなわ
ちイグニッションスイッチをオンにした時には、その走
行距離を前記保持した単位走行距離に満たない走行距離
に連続して加算しないと、正確な走行距離は計数できな
い。このため、通常は単位走行距離に満たない走行距離
をRAMのような揮発性メモリで保持しており、この揮
発性メモリは、常時バッテリにより電源が供給されてい
るため、その揮発性メモリが保持している内容は、バッ
テリが正常である限り維持されるようになっている。
すなわちイグニッションスイッチをオフにした時には、
単位走行距離に満たない走行距離であっても、これを何
らかの手段で保持しておき、再度の車両の走行時すなわ
ちイグニッションスイッチをオンにした時には、その走
行距離を前記保持した単位走行距離に満たない走行距離
に連続して加算しないと、正確な走行距離は計数できな
い。このため、通常は単位走行距離に満たない走行距離
をRAMのような揮発性メモリで保持しており、この揮
発性メモリは、常時バッテリにより電源が供給されてい
るため、その揮発性メモリが保持している内容は、バッ
テリが正常である限り維持されるようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このように、バッテリ
を搭載し、かつ、そのバッテリが安定状態を保つことを
前提としているため、例えばバッテリを搭載しないオフ
ロードタイプのオートバイ,スノーモービル、又はジェ
ットスキー等には使用できないばかりか、バッテリを搭
載しているものであっても、バッテリに異常(電圧低下
や外れ等)が生じると、前記単位走行距離に満たない走
行距離が消失して、この消えた走行距離が誤差となって
しまうという問題があった。
を搭載し、かつ、そのバッテリが安定状態を保つことを
前提としているため、例えばバッテリを搭載しないオフ
ロードタイプのオートバイ,スノーモービル、又はジェ
ットスキー等には使用できないばかりか、バッテリを搭
載しているものであっても、バッテリに異常(電圧低下
や外れ等)が生じると、前記単位走行距離に満たない走
行距離が消失して、この消えた走行距離が誤差となって
しまうという問題があった。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記課題を解
決するため、測定個所の変化に応じたパルス信号を計数
して計数値を求め、この計数値に応じたデータを更新し
ながら記憶するとともに、記憶している前記データから
前記計数値を求める電子式計数値記憶装置において、前
記計数値に応じたデータを更新しながら記憶するために
2つ以上の複数の領域に区分けされ、この複数の領域の
1つで前記計数値の上位桁側に関するデータを、他の領
域の少なくとも1つの領域で前記計数値の下位桁側に関
するデータを、夫々更新しながら記憶する不揮発性メモ
リからなる記憶手段と、入力した前記パルス信号のパル
ス数が所定の単位パルス数に達した最新の更新タイミン
グ毎に、前記下位桁側の前記計数値を含むその計数値以
下に対応する前記パルス数を前記記憶手段の下位桁側用
の領域に前記データとして書き込むために、前回の更新
タイミングで更新されたアドレスを求めて次のアドレス
を更新し、前記最新の更新タイミングにおいて前記下位
桁側に前記上位桁側への桁上がりが生じた場合には、前
記上位桁側の前記計数値を前記記憶手段の上位桁側用の
前記領域に前記データとして書き込むために、前回の更
新タイミングで更新されたアドレスを求めて次のアドレ
スを更新し、同時に前記記憶手段の前記更新されたアド
レスに書き込まれた前記データより前記最新の更新タイ
ミングにおける前記計数値を求める処理手段と、を有す
るものである。
決するため、測定個所の変化に応じたパルス信号を計数
して計数値を求め、この計数値に応じたデータを更新し
ながら記憶するとともに、記憶している前記データから
前記計数値を求める電子式計数値記憶装置において、前
記計数値に応じたデータを更新しながら記憶するために
2つ以上の複数の領域に区分けされ、この複数の領域の
1つで前記計数値の上位桁側に関するデータを、他の領
域の少なくとも1つの領域で前記計数値の下位桁側に関
するデータを、夫々更新しながら記憶する不揮発性メモ
リからなる記憶手段と、入力した前記パルス信号のパル
ス数が所定の単位パルス数に達した最新の更新タイミン
グ毎に、前記下位桁側の前記計数値を含むその計数値以
下に対応する前記パルス数を前記記憶手段の下位桁側用
の領域に前記データとして書き込むために、前回の更新
タイミングで更新されたアドレスを求めて次のアドレス
を更新し、前記最新の更新タイミングにおいて前記下位
桁側に前記上位桁側への桁上がりが生じた場合には、前
記上位桁側の前記計数値を前記記憶手段の上位桁側用の
前記領域に前記データとして書き込むために、前回の更
新タイミングで更新されたアドレスを求めて次のアドレ
スを更新し、同時に前記記憶手段の前記更新されたアド
レスに書き込まれた前記データより前記最新の更新タイ
ミングにおける前記計数値を求める処理手段と、を有す
るものである。
【0006】また、電源のオフが検出された最新の更新
タイミング毎に、前記処理手段が、前記下位桁側の前記
計数値を含むその計数値以下に対応する前記パルス数を
前記記憶手段の下位桁側用の領域に前記データとして書
き込むために、前回の更新タイミングで更新されたアド
レスを求めて次のアドレスを更新し、前記最新の更新タ
イミングにおいて前記下位桁側に前記上位桁側への桁上
がりが生じた場合には、前記上位桁側の前記計数値を前
記記憶手段の上位桁側用の前記領域に前記データとして
書き込むために、前回の更新タイミングで更新されたア
ドレスを求めて次のアドレスを更新し、同時に前記記憶
手段の前記更新されたアドレスに書き込まれた前記デー
タより前記最新の更新タイミングにおける前記計数値を
求めるために、電源のオン・オフを検出する電源検出手
段を有するものである。
タイミング毎に、前記処理手段が、前記下位桁側の前記
計数値を含むその計数値以下に対応する前記パルス数を
前記記憶手段の下位桁側用の領域に前記データとして書
き込むために、前回の更新タイミングで更新されたアド
レスを求めて次のアドレスを更新し、前記最新の更新タ
イミングにおいて前記下位桁側に前記上位桁側への桁上
がりが生じた場合には、前記上位桁側の前記計数値を前
記記憶手段の上位桁側用の前記領域に前記データとして
書き込むために、前回の更新タイミングで更新されたア
ドレスを求めて次のアドレスを更新し、同時に前記記憶
手段の前記更新されたアドレスに書き込まれた前記デー
タより前記最新の更新タイミングにおける前記計数値を
求めるために、電源のオン・オフを検出する電源検出手
段を有するものである。
【0007】
【作用】単位パルス数に満たないパルス数も記憶手段で
保持することができるため、バッテリを搭載しないオフ
ロードタイプのオートバイ,スノーモービル、又はジェ
ットスキー等の車両に好適であるばかりか、バッテリを
搭載している車両であっても、バッテリに異常が生じた
際の計数値の消失を防ぐことができる。
保持することができるため、バッテリを搭載しないオフ
ロードタイプのオートバイ,スノーモービル、又はジェ
ットスキー等の車両に好適であるばかりか、バッテリを
搭載している車両であっても、バッテリに異常が生じた
際の計数値の消失を防ぐことができる。
【0008】
【実施例】以下、本発明をバッテリを搭載しない車両用
電子式オドメータに適用した添付図面に記載の実施例に
基づき説明する。図1は構成を説明する概略ブロック
図、図2は記憶手段の全体構成を説明する説明図、図3
は記憶手段の一部構成を説明する説明図、図4は処理手
段による記憶手段への更新の処理を説明する説明図、図
5は処理手段による記憶手段への更新の処理を説明する
説明図である。
電子式オドメータに適用した添付図面に記載の実施例に
基づき説明する。図1は構成を説明する概略ブロック
図、図2は記憶手段の全体構成を説明する説明図、図3
は記憶手段の一部構成を説明する説明図、図4は処理手
段による記憶手段への更新の処理を説明する説明図、図
5は処理手段による記憶手段への更新の処理を説明する
説明図である。
【0009】図1において、1は走行距離に比例してパ
ルス信号を出力する距離検出手段(変化検出手段)、2
は距離検出手段1からのパルス信号を入力して後述する
処理を行う処理手段、3は処理手段2からの指示により
それまでの走行距離(計数値)に応じたデータを記憶す
ると共に単位走行距離(単位計数値)毎に更新される記
憶手段、4は処理手段2からの指示により0.1kmを最
小表示桁とする6桁表示を行う表示手段5を駆動するた
めの駆動手段、6はイグニッションスイッチのオン・オ
フを検出して処理手段2へ出力するイグニッション検出
手段(電源検出手段)である。
ルス信号を出力する距離検出手段(変化検出手段)、2
は距離検出手段1からのパルス信号を入力して後述する
処理を行う処理手段、3は処理手段2からの指示により
それまでの走行距離(計数値)に応じたデータを記憶す
ると共に単位走行距離(単位計数値)毎に更新される記
憶手段、4は処理手段2からの指示により0.1kmを最
小表示桁とする6桁表示を行う表示手段5を駆動するた
めの駆動手段、6はイグニッションスイッチのオン・オ
フを検出して処理手段2へ出力するイグニッション検出
手段(電源検出手段)である。
【0010】距離検出手段1は、車両のトランスミッシ
ョン等の走行距離測定個所(測定個所)に設置されて、
1km走行に対して5200パルスの割合(積算率)でパ
ルス信号を出力する磁気センサ等の検出素子、及び波形
整形回路等の付属回路を含んでいる。
ョン等の走行距離測定個所(測定個所)に設置されて、
1km走行に対して5200パルスの割合(積算率)でパ
ルス信号を出力する磁気センサ等の検出素子、及び波形
整形回路等の付属回路を含んでいる。
【0011】処理手段2は、距離検出手段1からのパル
ス信号のパルス数を計数するカウンタ,所定の処理プロ
グラムが記憶されたRAM,その処理プログラムに従い
所定の処理を実行するCPU等を有するマイクロコンピ
ュータからなり、本実施例では計数したパルス数が0.
1kmに設定した単位走行距離に相当する数すなわち52
0パルス(単位パルス数)に達した時又はイグニッショ
ンスイッチのオフを検出した時(これらを更新タイミン
グという。ただし、この更新タイミングは、後述するよ
うに、記憶手段3のエリアa,bを必ずしも同時に更新
させるものではない。)に、後述する手順により、記憶
手段3のアドレスを更新してデータを書き込み、記憶手
段3で記憶しているデータを更新する。同時に、更新さ
れた最新のデータにより求まる走行距離を表示手段5で
表示するように駆動手段4を制御する。この処理手段2
は、本実施例のようにバッテリを搭載していない車両に
おいては、イグニッションスイッチのオフの更新タイミ
ングにおいて記憶手段3の更新を行うために電解コンデ
ンサ等の補助電源を有する構成であるが、バッテリを搭
載している車両においては、常時電源が供給されている
構成、又はバッテリを搭載していない車両における前記
構成の何れかを採る。
ス信号のパルス数を計数するカウンタ,所定の処理プロ
グラムが記憶されたRAM,その処理プログラムに従い
所定の処理を実行するCPU等を有するマイクロコンピ
ュータからなり、本実施例では計数したパルス数が0.
1kmに設定した単位走行距離に相当する数すなわち52
0パルス(単位パルス数)に達した時又はイグニッショ
ンスイッチのオフを検出した時(これらを更新タイミン
グという。ただし、この更新タイミングは、後述するよ
うに、記憶手段3のエリアa,bを必ずしも同時に更新
させるものではない。)に、後述する手順により、記憶
手段3のアドレスを更新してデータを書き込み、記憶手
段3で記憶しているデータを更新する。同時に、更新さ
れた最新のデータにより求まる走行距離を表示手段5で
表示するように駆動手段4を制御する。この処理手段2
は、本実施例のようにバッテリを搭載していない車両に
おいては、イグニッションスイッチのオフの更新タイミ
ングにおいて記憶手段3の更新を行うために電解コンデ
ンサ等の補助電源を有する構成であるが、バッテリを搭
載している車両においては、常時電源が供給されている
構成、又はバッテリを搭載していない車両における前記
構成の何れかを採る。
【0012】記憶手段3は、不揮発性メモリ例えば汎用
の1キロビットのシリアルEEPROM(沖電気工業株
式会社の商品名MSM16951RS)を1個使用し、
図2で示すように、2バイト(b16〜b1の16ビッ
ト)×63ワード(アドレス00〜63)構成となって
いる。そして、アドレス00〜09のエリアaでは、走
行距離の上位桁側用として上位1〜5桁目を、図3
(a)で示すように、各アドレスの4ビット単位(b16
〜b13,b12〜b9,b8〜b5,b4〜b1)で記憶
されるデータで各々を10進値により記憶し、アドレス
の下位1桁を走行距離の上位5桁目として利用してお
り、このエリアaのデータを最大2種類として、その切
り変わりのアドレスを検出することにより、前回の更新
タイミングで使用したアドレスの検出に使用する(詳し
くは後述する)。また、アドレス10〜49のエリアb
では、走行距離の下位桁側用として上位6桁目(100
mの桁の走行距離)を含むその走行距離以下に対応する
パルス数(上位6桁目を含む1km未満の走行距離に積算
率を乗算して求まる)を、図3(b)で示すように、各
アドレスの下位13ビット(b13〜b1)で16進数に
より記憶し、残りの上位3ビットb16,b15,b14は
「0,0,0」又は「1,1,1」のどちらかとして、
この「0」と「1」との切り変わりのアドレスを検出す
ることにより、前回の更新タイミングで使用したしたア
ドレスの検出に使用する(詳しくは後述する)。なお、
アドレス50〜63は本実施例では未使用となってい
る。
の1キロビットのシリアルEEPROM(沖電気工業株
式会社の商品名MSM16951RS)を1個使用し、
図2で示すように、2バイト(b16〜b1の16ビッ
ト)×63ワード(アドレス00〜63)構成となって
いる。そして、アドレス00〜09のエリアaでは、走
行距離の上位桁側用として上位1〜5桁目を、図3
(a)で示すように、各アドレスの4ビット単位(b16
〜b13,b12〜b9,b8〜b5,b4〜b1)で記憶
されるデータで各々を10進値により記憶し、アドレス
の下位1桁を走行距離の上位5桁目として利用してお
り、このエリアaのデータを最大2種類として、その切
り変わりのアドレスを検出することにより、前回の更新
タイミングで使用したアドレスの検出に使用する(詳し
くは後述する)。また、アドレス10〜49のエリアb
では、走行距離の下位桁側用として上位6桁目(100
mの桁の走行距離)を含むその走行距離以下に対応する
パルス数(上位6桁目を含む1km未満の走行距離に積算
率を乗算して求まる)を、図3(b)で示すように、各
アドレスの下位13ビット(b13〜b1)で16進数に
より記憶し、残りの上位3ビットb16,b15,b14は
「0,0,0」又は「1,1,1」のどちらかとして、
この「0」と「1」との切り変わりのアドレスを検出す
ることにより、前回の更新タイミングで使用したしたア
ドレスの検出に使用する(詳しくは後述する)。なお、
アドレス50〜63は本実施例では未使用となってい
る。
【0013】この記憶手段3の更新(書き込み)回数
は、最大記憶走行距離99999.9kmにおいて、イグ
ニッションスイッチのオン・オフを60万回(10年×
165回/日)繰り返すと仮定すると、エリアaの同一
アドレスには、99999.9km÷1km÷10アドレス
≒1万回、エリアbの同一アドレスには、99999.
9km÷0.1km÷40アドレス+60万回÷40アドレ
ス≒4万回となり、使用する前記汎用の不揮発性メモリ
の更新制限回数である5万回より少なく、使用に際して
問題ないことが分かる。なお、イグニッションスイッチ
のオフを検出した時に前回のイグニッションスイッチの
オンを検出した時からパルス信号が入力されてない場合
には更新をしないものとしている。
は、最大記憶走行距離99999.9kmにおいて、イグ
ニッションスイッチのオン・オフを60万回(10年×
165回/日)繰り返すと仮定すると、エリアaの同一
アドレスには、99999.9km÷1km÷10アドレス
≒1万回、エリアbの同一アドレスには、99999.
9km÷0.1km÷40アドレス+60万回÷40アドレ
ス≒4万回となり、使用する前記汎用の不揮発性メモリ
の更新制限回数である5万回より少なく、使用に際して
問題ないことが分かる。なお、イグニッションスイッチ
のオフを検出した時に前回のイグニッションスイッチの
オンを検出した時からパルス信号が入力されてない場合
には更新をしないものとしている。
【0014】表示手段5は、蛍光表示管や液晶表示素子
や発光ダイオード等のデジタル式表示部材からなり、制
御手段2が駆動手段4を制御することにより前記イグニ
ッションスイッチがオンの時のみ、前記の更新タイミン
グで更新された最新の走行距離xxxxx.x(xは0
〜9)kmを表示する。
や発光ダイオード等のデジタル式表示部材からなり、制
御手段2が駆動手段4を制御することにより前記イグニ
ッションスイッチがオンの時のみ、前記の更新タイミン
グで更新された最新の走行距離xxxxx.x(xは0
〜9)kmを表示する。
【0015】次に、処理手段2による記憶手段3への実
際の更新の処理について、図4を用いながら説明する。
際の更新の処理について、図4を用いながら説明する。
【0016】初期状態(走行距離が00000.0km)
の記憶手段3のデータは、図4(a)のように、エリア
aでは、前記走行距離の上位1〜4桁目の「0000」
をデータとして、走行距離の上位5桁目の「0」で決ま
るアドレス00に記憶しており、走行が開始すると走行
距離に応じてアドレス01以降のアドレスを指定しなが
らそのアドレスのデータを更新するために、アドレス0
0以外のアドレス01〜09には、アドレス00のデー
タとは異なるデータである「9999」がセットされて
いる。このデータは、アドレス00のデータと異なれば
良く「9999」に限らない。
の記憶手段3のデータは、図4(a)のように、エリア
aでは、前記走行距離の上位1〜4桁目の「0000」
をデータとして、走行距離の上位5桁目の「0」で決ま
るアドレス00に記憶しており、走行が開始すると走行
距離に応じてアドレス01以降のアドレスを指定しなが
らそのアドレスのデータを更新するために、アドレス0
0以外のアドレス01〜09には、アドレス00のデー
タとは異なるデータである「9999」がセットされて
いる。このデータは、アドレス00のデータと異なれば
良く「9999」に限らない。
【0017】また、エリアbでは、前記走行距離の上位
6桁目(100mの桁の走行距離)を含むその走行距離
以下に対応するパルス数(初期状態では1km未満の走行
距離は0mだからパルス数も0パルス)を16進数で
「0000(0000、カッコ内の数値は10進数に換
算したものである。以下同じ)」として最初のアドレス
10の下位13ビットに記憶しておき、残りの上位3ビ
ットでこのアドレス10を切り変えたことを示す「0
(実際は3ビットにより「000」と記憶しているが、
説明の簡素化のために1桁で示し、下線を付す。以下同
じ。)を記憶しており、データの全体は「00000」
となっている。走行が開始すると走行距離に応じてアド
レス11以降のアドレスを指定しながらそのアドレスの
データを更新するために、アドレス10以外のアドレス
11〜49には、アドレス10のデータとは異なるデー
タとして「11FFF」がセットされている。このデー
タの先頭の「1(前記説明の通り、実際は3ビットによ
り「111」と記憶している。以下同じ。)」は、アド
レス11以降のデータが更新されていないことを示して
いる。また、他のデータ「1FFF」は、アドレス10
のデータである「0000」と異なれば良く「1FF
F」に限らない。なお、データの先頭の「0」又は
「1」はアドレス10〜49が更新されて一周するとそ
の意味は反対となり、「1」がそのアドレスを切り変え
たことを示し、もう一周すると再び「0」がそのアドレ
スを切り変えたことを示し、以後同様動作を繰り返す。
6桁目(100mの桁の走行距離)を含むその走行距離
以下に対応するパルス数(初期状態では1km未満の走行
距離は0mだからパルス数も0パルス)を16進数で
「0000(0000、カッコ内の数値は10進数に換
算したものである。以下同じ)」として最初のアドレス
10の下位13ビットに記憶しておき、残りの上位3ビ
ットでこのアドレス10を切り変えたことを示す「0
(実際は3ビットにより「000」と記憶しているが、
説明の簡素化のために1桁で示し、下線を付す。以下同
じ。)を記憶しており、データの全体は「00000」
となっている。走行が開始すると走行距離に応じてアド
レス11以降のアドレスを指定しながらそのアドレスの
データを更新するために、アドレス10以外のアドレス
11〜49には、アドレス10のデータとは異なるデー
タとして「11FFF」がセットされている。このデー
タの先頭の「1(前記説明の通り、実際は3ビットによ
り「111」と記憶している。以下同じ。)」は、アド
レス11以降のデータが更新されていないことを示して
いる。また、他のデータ「1FFF」は、アドレス10
のデータである「0000」と異なれば良く「1FF
F」に限らない。なお、データの先頭の「0」又は
「1」はアドレス10〜49が更新されて一周するとそ
の意味は反対となり、「1」がそのアドレスを切り変え
たことを示し、もう一周すると再び「0」がそのアドレ
スを切り変えたことを示し、以後同様動作を繰り返す。
【0018】イグニッション検出手段6(図1参照、以
下同じ)でイグニッションスイッチがオンされたことを
処理手段2(図1参照、以下同じ)が受けると、記憶手
段3のエリアaからデータの切り変わりアドレスすなわ
ちアドレス00とそのデータである「0000」より前
回の更新タイミングでの走行距離の上位1〜5桁である
00000kmを求め、エリアbから上位3ビットの切り
変わりアドレスすなわちアドレス10とその下位13ビ
ットのデータである「0000」のパルス数と積算率よ
り前回の更新タイミングでの走行距離の上位6桁である
0mを求め、エリアa,bの合計により前回の更新タイ
ミングでの走行距離00000.0kmを得る。同時に、
この走行距離を駆動手段4(図1参照、以下同じ)を介
して表示手段5で表示させる(このように記憶手段3の
更新と同時に表示手段5の表示も変わるが、以下の説明
では特に必要と認められない限り、表示についての説明
は省略する)。
下同じ)でイグニッションスイッチがオンされたことを
処理手段2(図1参照、以下同じ)が受けると、記憶手
段3のエリアaからデータの切り変わりアドレスすなわ
ちアドレス00とそのデータである「0000」より前
回の更新タイミングでの走行距離の上位1〜5桁である
00000kmを求め、エリアbから上位3ビットの切り
変わりアドレスすなわちアドレス10とその下位13ビ
ットのデータである「0000」のパルス数と積算率よ
り前回の更新タイミングでの走行距離の上位6桁である
0mを求め、エリアa,bの合計により前回の更新タイ
ミングでの走行距離00000.0kmを得る。同時に、
この走行距離を駆動手段4(図1参照、以下同じ)を介
して表示手段5で表示させる(このように記憶手段3の
更新と同時に表示手段5の表示も変わるが、以下の説明
では特に必要と認められない限り、表示についての説明
は省略する)。
【0019】そして、車両が走行を開始すると、距離検
出手段1(図1参照、以下同じ)が走行に応じて出力す
るパルス信号を処理手段2が計数する。車両が0.1km
(単位走行距離)走行すると、距離検出手段1から処理
手段2へ520パルス(単位パルス数)が入力され、こ
れを受けて処理手段2は記憶手段3のエリアbのアドレ
ス11の上位3ビットに切り変わりを示す「0」を、下
位13ビットにパルス数である「0208(052
0)」を夫々データとして書き込む(図4(b)参
照)。
出手段1(図1参照、以下同じ)が走行に応じて出力す
るパルス信号を処理手段2が計数する。車両が0.1km
(単位走行距離)走行すると、距離検出手段1から処理
手段2へ520パルス(単位パルス数)が入力され、こ
れを受けて処理手段2は記憶手段3のエリアbのアドレ
ス11の上位3ビットに切り変わりを示す「0」を、下
位13ビットにパルス数である「0208(052
0)」を夫々データとして書き込む(図4(b)参
照)。
【0020】更に、車両が0.1km走行すると、距離検
出手段1から処理手段2へ520パルスが入力され、こ
れを受けて処理手段2は記憶手段3のエリアbのアドレ
ス12の上位3ビットに切り変わりを示す「0」を、下
位13ビットにパルス数である「0410(104
0)」を、夫々データとして書き込む(図4(c)参
照)。
出手段1から処理手段2へ520パルスが入力され、こ
れを受けて処理手段2は記憶手段3のエリアbのアドレ
ス12の上位3ビットに切り変わりを示す「0」を、下
位13ビットにパルス数である「0410(104
0)」を、夫々データとして書き込む(図4(c)参
照)。
【0021】車両が当初より0.9km走行すると、この
走行の間において0.1km毎に記憶手段3のエリアbの
アドレスを順次更新しながら書き込みを繰り返し、記憶
手段3のエリアbは、アドレス10〜19の上位3ビッ
トに切り変わりを示す「0」を有し、アドレス10〜1
9の下位13ビットには0.1km走行毎に520パルス
ずつ加算されたデータが、夫々書き込まれている。アド
レス20〜49は、初期状態のままである(図4(d)
参照)。
走行の間において0.1km毎に記憶手段3のエリアbの
アドレスを順次更新しながら書き込みを繰り返し、記憶
手段3のエリアbは、アドレス10〜19の上位3ビッ
トに切り変わりを示す「0」を有し、アドレス10〜1
9の下位13ビットには0.1km走行毎に520パルス
ずつ加算されたデータが、夫々書き込まれている。アド
レス20〜49は、初期状態のままである(図4(d)
参照)。
【0022】そして、車両が当初より1.0km走行する
と、エリアbのアドレス20の上位3ビットに切り変わ
りを示す「0」を、下位13ビットには前回のデータで
ある「4680(アドレス19のデータ)」に520パ
ルスを加えた「1450(5200)」ではなく「00
00(0000)」を、夫々データとして書き込む。こ
の場合は、下位桁側に上位桁側への桁上がりが生じた場
合であり、処理手段2は、記憶手段3のエリアaへ走行
距離の1km以上の走行距離を記憶させるため、データの
切り変わりアドレスとしてデータである「0000」と
「9999」の境目のアドレス00を求め、このアドレ
ス00を前回の更新タイミングで使用したアドレスとし
て、アドレス00のデータである「0000」から前回
の書き込みが00000kmで行われたことを求め、これ
にエリアbから繰り上がってきた1kmを加算して最新の
走行距離を00001kmとして、上位5桁目の「1」よ
りアドレス01を指定してそのアドレス01にデータで
ある「0000」を書き込む(図4(e)参照)。
と、エリアbのアドレス20の上位3ビットに切り変わ
りを示す「0」を、下位13ビットには前回のデータで
ある「4680(アドレス19のデータ)」に520パ
ルスを加えた「1450(5200)」ではなく「00
00(0000)」を、夫々データとして書き込む。こ
の場合は、下位桁側に上位桁側への桁上がりが生じた場
合であり、処理手段2は、記憶手段3のエリアaへ走行
距離の1km以上の走行距離を記憶させるため、データの
切り変わりアドレスとしてデータである「0000」と
「9999」の境目のアドレス00を求め、このアドレ
ス00を前回の更新タイミングで使用したアドレスとし
て、アドレス00のデータである「0000」から前回
の書き込みが00000kmで行われたことを求め、これ
にエリアbから繰り上がってきた1kmを加算して最新の
走行距離を00001kmとして、上位5桁目の「1」よ
りアドレス01を指定してそのアドレス01にデータで
ある「0000」を書き込む(図4(e)参照)。
【0023】次に、処理手段2による記憶手段3への他
の更新の処理について図5を用いながら説明する。
の更新の処理について図5を用いながら説明する。
【0024】図5(a)は、走行距離が12341.8
kmの場合の記憶手段3のデータの状態を示している。
kmの場合の記憶手段3のデータの状態を示している。
【0025】この時から車両が0.3km走行した後で
は、記憶手段3のデータの状態は図5(b)のようにな
る。すなわち、0.1km毎の更新タイミングでエリアb
が順次アドレスを更新しながら520パルスずつ加算し
たパルス数がデータとしてエリアbの下位13ビットに
書き込まれ、上位3ビットはそのアドレスが更新された
ことを示す「0」に変えられている。途中、走行距離1
2342.0kmの更新タイミングにおいて、0.9kmか
ら0.0kmへ変わる桁上げすなわち1km桁への桁上げが
行われ、エリアaのアドレス02のデータが更新されて
いる。
は、記憶手段3のデータの状態は図5(b)のようにな
る。すなわち、0.1km毎の更新タイミングでエリアb
が順次アドレスを更新しながら520パルスずつ加算し
たパルス数がデータとしてエリアbの下位13ビットに
書き込まれ、上位3ビットはそのアドレスが更新された
ことを示す「0」に変えられている。途中、走行距離1
2342.0kmの更新タイミングにおいて、0.9kmか
ら0.0kmへ変わる桁上げすなわち1km桁への桁上げが
行われ、エリアaのアドレス02のデータが更新されて
いる。
【0026】そして、0.05km走行後にイグニッショ
ンスイッチがオフされた更新タイミングの発生を処理手
段2が検出すると、0.05kmに積算率を乗算したパル
ス数である260パルスを、エリアbの前回の更新タイ
ミングで使用されたアドレスの次のアドレスに書き込む
もので、記憶手段3のデータの状態は図5(c)のよう
になる。この時、当然に表示手段5での表示は消える。
ンスイッチがオフされた更新タイミングの発生を処理手
段2が検出すると、0.05kmに積算率を乗算したパル
ス数である260パルスを、エリアbの前回の更新タイ
ミングで使用されたアドレスの次のアドレスに書き込む
もので、記憶手段3のデータの状態は図5(c)のよう
になる。この時、当然に表示手段5での表示は消える。
【0027】再びイグニッションスイッチがオンされた
ことを処理手段2が受けると、処理手段2は記憶手段3
のエリアa,bから前回の更新タイミングで使用された
夫々のアドレスすなわちアドレス02,XX+4を求
め、前者のデータ及びアドレスの下位1桁より走行距離
の上位桁側である12342kmを求め、一方、後者のデ
ータである030C(0720)パルスは0.1kmの整
数倍に積算率を乗算した値ではないことから、その一つ
前のアドレスXX+3のデータである0208(052
0)パルスより走行距離の下位桁側である0.1kmを求
め、合計により前回の更新タイミング(イグニッション
スイッチがオフされた時)で表示していた走行距離を1
2342.1kmとして求め、表示手段5で表示させる。
ことを処理手段2が受けると、処理手段2は記憶手段3
のエリアa,bから前回の更新タイミングで使用された
夫々のアドレスすなわちアドレス02,XX+4を求
め、前者のデータ及びアドレスの下位1桁より走行距離
の上位桁側である12342kmを求め、一方、後者のデ
ータである030C(0720)パルスは0.1kmの整
数倍に積算率を乗算した値ではないことから、その一つ
前のアドレスXX+3のデータである0208(052
0)パルスより走行距離の下位桁側である0.1kmを求
め、合計により前回の更新タイミング(イグニッション
スイッチがオフされた時)で表示していた走行距離を1
2342.1kmとして求め、表示手段5で表示させる。
【0028】しかし、処理手段2は、エリアbの最新の
更新アドレスがアドレスXX+4であることを認識して
おり、そのデータである030C(0780)パルスよ
り0.1kmの整数倍に積算率を乗算した値を減算して2
60パルスを求め、この結果、このまま走行すれば0.
05km走行後に更新タイミングを迎えることを認識す
る。
更新アドレスがアドレスXX+4であることを認識して
おり、そのデータである030C(0780)パルスよ
り0.1kmの整数倍に積算率を乗算した値を減算して2
60パルスを求め、この結果、このまま走行すれば0.
05km走行後に更新タイミングを迎えることを認識す
る。
【0029】0.05km走行後の更新タイミングを迎え
る前にイグニッションスイッチがオフされた時には、そ
の時までカウントしたパルス数を、エリアbの次のアド
レスXX+5に書き込む。
る前にイグニッションスイッチがオフされた時には、そ
の時までカウントしたパルス数を、エリアbの次のアド
レスXX+5に書き込む。
【0030】このように、このような電子式オドメータ
では、単位走行距離に満たない走行距離(計数値)も記
憶手段3で保持することができるため、バッテリを搭載
しないオフロードタイプのオートバイ,スノーモービ
ル、又はジェットスキー等の車両に好適であるばかり
か、バッテリを搭載している車両であっても、バッテリ
に異常が生じた際の走行距離の消失を防ぐことができ
る。
では、単位走行距離に満たない走行距離(計数値)も記
憶手段3で保持することができるため、バッテリを搭載
しないオフロードタイプのオートバイ,スノーモービ
ル、又はジェットスキー等の車両に好適であるばかり
か、バッテリを搭載している車両であっても、バッテリ
に異常が生じた際の走行距離の消失を防ぐことができ
る。
【0031】特に、下位桁側の走行距離(100mの
桁)を含むその走行距離以下に対応するパルス数を1パ
ルス単位で記憶することができるため、精度良く走行距
離を保持することができる。
桁)を含むその走行距離以下に対応するパルス数を1パ
ルス単位で記憶することができるため、精度良く走行距
離を保持することができる。
【0032】なお、前記実施例では、記憶手段3が2つ
の領域(エリアa,b)に区分けされていたが、頻繁に
更新される領域(前記実施例ではエリアb)を分割し
て、合計で3つ以上の領域として構成しても良い。これ
により、同一アドレスにおける更新制限回数を更に少な
くすることができる。
の領域(エリアa,b)に区分けされていたが、頻繁に
更新される領域(前記実施例ではエリアb)を分割し
て、合計で3つ以上の領域として構成しても良い。これ
により、同一アドレスにおける更新制限回数を更に少な
くすることができる。
【0033】また、記憶手段3での記憶方法として、本
願出願人の先願である米国特許第5103411号に記
載のように、アドレスの2桁を走行距離の何れか2桁と
して利用しながら記憶する方法でも良い。
願出願人の先願である米国特許第5103411号に記
載のように、アドレスの2桁を走行距離の何れか2桁と
して利用しながら記憶する方法でも良い。
【0034】また、前記実施例では、下位桁側の走行距
離(計数値)を含むその計数値以下に対応するパルス数
を記憶手段3の下位桁側用の領域であるエリアbにデー
タとして16進数により書き込み、上位桁側の計数値を
記憶手段3の上位桁側用の領域であるエリアaにデータ
として10進数により書き込んでいたが、どちらも10
進数又は16進数あるいは他の形式の何れによる書き込
みが選択できる。
離(計数値)を含むその計数値以下に対応するパルス数
を記憶手段3の下位桁側用の領域であるエリアbにデー
タとして16進数により書き込み、上位桁側の計数値を
記憶手段3の上位桁側用の領域であるエリアaにデータ
として10進数により書き込んでいたが、どちらも10
進数又は16進数あるいは他の形式の何れによる書き込
みが選択できる。
【0035】また、本発明は、前記実施例で述べた車両
用の電子式オドメータの他にも、例えば車両の使用時間
を計数値として記憶及び表示するアワメータにも実施す
ることができる等、その利用分野は広い。
用の電子式オドメータの他にも、例えば車両の使用時間
を計数値として記憶及び表示するアワメータにも実施す
ることができる等、その利用分野は広い。
【0036】
【発明の効果】本発明によれば、単位パルス数に満たな
いパルス数も記憶手段で保持することができるため、バ
ッテリを搭載しないオフロードタイプのオートバイ,ス
ノーモービル、又はジェットスキー等の車両に好適であ
るばかりか、バッテリを搭載している車両であっても、
バッテリに異常が生じた際の計数値の消失を防ぐことが
でき、特に計数値である走行距離に関するデータが頻繁
に更新され、かつ、精度良く保持することが要求される
車両用の電子式オドメータとして利用するのに好適であ
る。
いパルス数も記憶手段で保持することができるため、バ
ッテリを搭載しないオフロードタイプのオートバイ,ス
ノーモービル、又はジェットスキー等の車両に好適であ
るばかりか、バッテリを搭載している車両であっても、
バッテリに異常が生じた際の計数値の消失を防ぐことが
でき、特に計数値である走行距離に関するデータが頻繁
に更新され、かつ、精度良く保持することが要求される
車両用の電子式オドメータとして利用するのに好適であ
る。
【図1】本発明の実施例の構成を説明するための概略ブ
ロック図。
ロック図。
【図2】同上実施例の記憶手段の全体構成を説明する説
明図。
明図。
【図3】同上実施例の記憶手段の一部構成を説明する説
明図。
明図。
【図4】同上実施例の処理手段による記憶手段への更新
の処理を説明する説明図。
の処理を説明する説明図。
【図5】同上実施例の処理手段による記憶手段への更新
の処理を説明する説明図。
の処理を説明する説明図。
1 距離検出手段(変化検出手段) 2 処理手段 3 記憶手段 4 駆動手段 5 表示手段 6 イグニッション検出手段(電源検出手段)
Claims (2)
- 【請求項1】 測定個所の変化に応じたパルス信号を計
数して計数値を求め、この計数値に応じたデータを更新
しながら記憶するとともに、記憶している前記データか
ら前記計数値を求める電子式計数値記憶装置において、 前記計数値に応じたデータを更新しながら記憶するため
に2つ以上の複数の領域に区分けされ、この複数の領域
の1つで前記計数値の上位桁側に関するデータを、他の
領域の少なくとも1つの領域で前記計数値の下位桁側に
関するデータを、夫々更新しながら記憶する不揮発性メ
モリからなる記憶手段と、 入力した前記パルス信号のパルス数が所定の単位パルス
数に達した最新の更新タイミング毎に、前記下位桁側の
前記計数値を含むその計数値以下に対応する前記パルス
数を前記記憶手段の下位桁側用の領域に前記データとし
て書き込むために、前回の更新タイミングで更新された
アドレスを求めて次のアドレスを更新し、前記最新の更
新タイミングにおいて前記下位桁側に前記上位桁側への
桁上がりが生じた場合には、前記上位桁側の前記計数値
を前記記憶手段の上位桁側用の前記領域に前記データと
して書き込むために、前回の更新タイミングで更新され
たアドレスを求めて次のアドレスを更新し、同時に前記
記憶手段の前記更新されたアドレスに書き込まれた前記
データより前記最新の更新タイミングにおける前記計数
値を求める処理手段と、を有することを特徴とする電子
式計数値記憶装置。 - 【請求項2】 電源のオフが検出された最新の更新タイ
ミング毎に、前記処理手段が、前記下位桁側の前記計数
値を含むその計数値以下に対応する前記パルス数を前記
記憶手段の下位桁側用の領域に前記データとして書き込
むために、前回の更新タイミングで更新されたアドレス
を求めて次のアドレスを更新し、前記最新の更新タイミ
ングにおいて前記下位桁側に前記上位桁側への桁上がり
が生じた場合には、前記上位桁側の前記計数値を前記記
憶手段の上位桁側用の前記領域に前記データとして書き
込むために、前回の更新タイミングで更新されたアドレ
スを求めて次のアドレスを更新し、同時に前記記憶手段
の前記更新されたアドレスに書き込まれた前記データよ
り前記最新の更新タイミングにおける前記計数値を求め
るために、電源のオン・オフを検出する電源検出手段を
有することを特徴とする請求項1に記載の電子式計数値
記憶装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6173561A JP2979965B2 (ja) | 1994-06-30 | 1994-06-30 | 電子式計数値記憶装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6173561A JP2979965B2 (ja) | 1994-06-30 | 1994-06-30 | 電子式計数値記憶装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0814936A true JPH0814936A (ja) | 1996-01-19 |
JP2979965B2 JP2979965B2 (ja) | 1999-11-22 |
Family
ID=15962841
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6173561A Expired - Lifetime JP2979965B2 (ja) | 1994-06-30 | 1994-06-30 | 電子式計数値記憶装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2979965B2 (ja) |
-
1994
- 1994-06-30 JP JP6173561A patent/JP2979965B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2979965B2 (ja) | 1999-11-22 |
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