JPH1038605A - 車両保守時期報知装置 - Google Patents

車両保守時期報知装置

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JPH1038605A
JPH1038605A JP19060096A JP19060096A JPH1038605A JP H1038605 A JPH1038605 A JP H1038605A JP 19060096 A JP19060096 A JP 19060096A JP 19060096 A JP19060096 A JP 19060096A JP H1038605 A JPH1038605 A JP H1038605A
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JP
Japan
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vehicle
unit
value
setting
input
Prior art date
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JP19060096A
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English (en)
Inventor
Mitsuhiro Natsume
充啓 夏目
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Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】簡単な構成で車両機器又はそれに用いる経時劣
化材料又は消耗材料の点検又は交換又は補充の時期から
なる所定の車両保守作業時期の到来を正確に報知可能な
装置を提供する。 【解決手段】車両走行距離又はエンジン駆動時間に対応
する信号を車両側から入力し、それを累算して累積走行
距離又は累積エンジン駆動時間からなる累積値を算出す
る。この累積値は、予め記憶する車両保守作業時期に相
当する累積走行距離又は累積エンジン駆動時間の設定値
と比較され、累積値が設定値以上となった場合にそれが
報知される。本装置では、予め設定された設定値を所望
の値に変更可能としたので、車両保守作業(例えばオイ
ル交換)が必要となる時期に相当する設定値が、使用す
るオイルのグレード、気候条件、走行環境などにより変
動しても、それに応じてサービスサイドで個々に書き直
すことができ、車両保守作業が遅れ過ぎたり、早すぎた
りする弊害を防止できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両保守作業時期の到
来を運転者に報知する車両保守時期報知装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車のオイルやオイルフィルタ
の交換は、その運転者が一々、記憶していて行ったり、
又は、その自動車を定期的に点検するサービス組織が記
録を見て行ったり、あるいはオイルの汚れ具合を適当な
間隔で運転者やスタンドマンが目視検査して行ったりし
ていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】車両の適当な間隔での
オイル交換はその燃費経済や故障発生の防止や車両寿命
の延長の点で重要であるものの、従来ではこのオイル交
換やオイルフィルタ交換の時期管理は、上記したように
定期点検サービス組織が管理する以外は正確でなく、そ
れらを失念して燃費や信頼性の低下を招くという大きな
問題を生じていた。また、定期点検サービス組織が管理
する場合でも、運行管理者が車両をこの組織に持ち込む
のを忘れたりする場合には、同様の不具合が生じてしま
う。
【0004】更に、オイルやオイルフィルタの劣化は車
両の走行距離又はエンジンの運転時間の累計に応じて劣
化するので、交換を単に定期的に行う場合、期間内の走
行距離が多い場合には交換が遅れるて上記問題を生じ、
期間内の走行距離が少ない場合には交換が早すぎてオイ
ルや作業費用の無駄が生じてしまう。そこで本発明者ら
は、上記問題の一つの解決策として、車両に搭載する例
えばECUのような電子制御装置に予めオイル交換が必
要な所定の累積走行距離又は累積エンジン駆動時間(設
定値)を書き込んでおき、前回のオイル交換から累算し
た車両の累積走行距離又は累積エンジン駆動時間がこの
設定値に達したらそれを運転者に表示するという方法を
考えた。
【0005】しかしながら、オイル交換が必要となる累
積走行距離又は累積エンジン駆動時間は、使用するオイ
ルのグレード、気候条件、走行環境などにより変動する
ので、ECUに上記設定値を一律に書き込んでしまう
と、ある場合には交換時期が遅すぎる結果となり、ある
場合には交換時期が早すぎる結果となった。このような
問題は、上記したオイルやオイルフィルタの交換の他
に、ブレーキパッドなどの消耗部品の交換などにおいて
も同様に発生する。
【0006】本発明は上記問題点に鑑みなされたもので
あり、簡単な構成で車両機器又はそれに用いる経時劣化
材料又は消耗材料の点検又は交換又は補充の時期からな
る所定の車両保守作業時期の到来を正確に報知可能な車
両保守時期報知装置を提供することを、その目的として
いる。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の装置によ
れば、車両走行距離又はエンジン駆動時間に対応する信
号を車両側から入力し、それを累算して累積走行距離又
は累積エンジン駆動時間からなる累積値を算出する。こ
の累積値は、予め記憶する車両保守作業時期に相当する
累積走行距離又は累積エンジン駆動時間の設定値と比較
され、累積値が設定値以上となった場合にそれが報知さ
れる。これにより、運転者に確実に車両保守時期を報知
することができる。その後、車両保守作業例えばオイル
交換が終了すれば前回の累積値をリセットし、次の累算
に備える。
【0008】本発明では特に上記設定値を所望の値に変
更可能としたので、車両保守作業(例えばオイル交換)
が必要となる時期に相当する上記設定値が、使用するオ
イルのグレード、気候条件、走行環境などにより変動し
ても、それに応じてサービスサイドで個々に書き直すこ
とができ、これにより車両保守作業が遅れ過ぎたり、早
すぎたりする弊害を防止できるとともに、一々、運転者
が常にそれを記憶しているという面倒もなく、容易かつ
確実に車両の燃費や信頼性や耐久性を良好なレベルに維
持できるという優れた効果を奏する。
【0009】請求項2記載の装置によれば請求項1記載
の装置において更に、装置の各部は回路基板に搭載され
て単一のケースに収容されるので、コンパクトに形成す
ることができ、取り付け、取り外し、特に車両への後付
けが容易となる。請求項3記載の装置によれば請求項2
記載の装置において更に、車両の他の制御機能を有する
電子制御装置(ECU)とは別に車両に装着されるの
で、この車両保守時期報知機能を必要とする車両にだけ
必要に応じて装着したり、又は現在運行中の車両に装着
することができる。更に、上記他のECUとは別個に配
置できるので、運転者に報知し易く、かつ、累積値のリ
セットや設定値の変更が容易で、しかも他の機器の邪魔
にならない場所に配設することが容易となり、使い勝手
が向上する。
【0010】請求項4記載の装置によれば請求項3記載
の装置において更に、発光表示により報知を行う報知部
と累積値リセットや設定値変更のためのスイッチ部とを
ケースの前面に配設し、この前面を運転者側に(室内)
に露出させたので、発光表示による報知、累積値リセッ
トや設定値変更の作業が容易となる。請求項5記載の装
置によれば請求項4記載の装置において更に、表示パタ
ーンをもつとともに上記スイッチ部を覆う被覆兼表示プ
レートをケースの前面に脱着可能に装着して被覆兼表示
プレートがスイッチ部を被覆するので、誤ってこのスイ
ッチ部を作動させてしまう不具合を防止できる。
【0011】請求項6記載の装置によれば請求項5記載
の装置において更に、異なる表示パタンを有する複数種
類の被覆兼表示プレートの中から所望のものを選択して
ケースに装着するとともに、装着した前記プレートが表
示する表示パターンに対応する設定値を設定値記憶部に
書き込むので、異なる種類の車両保守作業の報知が簡単
にできる。
【0012】請求項7記載の装置によれば請求項6記載
の装置において更に、被覆兼表示プレートは、表示パタ
ーンが印刷された表示シールを光透過可能なカバープレ
ートに貼り付けて形成されているので、表示シールの交
換だけで被覆兼表示プレートの取り替えを行うことがで
きる。請求項8記載の装置によれば請求項1記載の装置
において更に、車両走行又はエンジン駆動の停止期間に
装置への給電を再起動可能に遮断するとともに、車両走
行又はエンジン駆動の開始を検出して前記各部への給電
を開始し、給電遮断直前に累積値を不揮発性の累積値記
憶部へ書き込み、給電開始直後に累積値記憶部の累積値
を計数部へ読み込むので、電力消費を低減するととも
に、車両バッテリがはずされてもデータを保持すること
ができる。
【0013】請求項9記載の装置によれば請求項8記載
の装置において更に、車両側で検出するイグニッション
(IG)信号に基づいてエンジン駆動の開始、停止を検
出するので、センサを必要とすることなく容易にエンジ
ン駆動を検出できる。また、このイグニッション(I
G)信号のハイレベル期間をカウントすれば入力端子を
追加することなく累積エンジン駆動時間を算出すること
ができる。
【0014】請求項10記載の装置によれば請求項8記
載の装置において更に、車両側で検出する車速信号に基
づいて車両走行の開始、停止を検出するので、センサを
必要とすることなく容易にエンジン駆動を検出できる。
また、この車速信号を累積(積分)するだけで入力端子
を追加することなく累積走行距離を算出することができ
る。
【0015】請求項11記載の装置によれば請求項1乃
至10のいずれかに記載の装置において更に、オイルの
交換時期を報知する用途に用いられる。このようにすれ
ば、車両の保守において重要なオイル交換を適切なタイ
ミングで容易に管理することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】本発明の車両保守時期報知装置
は、上記説明したオイル交換やオイルフィルタの交換の
時期を決定する場合の他に、タイヤローテーション時期
を決定する場合などにも応用することができる。また、
累積走行距離が所定の記憶設定値を超える場合、又は、
累積エンジン駆動時間が所定の記憶設定値を超える場合
の他に、累積エンジン駆動時間及び累積走行距離の両方
を算出してどちらかがそれぞれの設定値を超える場合に
も報知を行うようにしてもよい。更に、報知は光学表示
の他、音響表示や音声表示も当然可能である。
【0017】本発明の好適な態様を以下の実施例を参照
して説明する。 (実施例)以下、本発明の車両保守時期報知装置の一実
施例を図1を参照して説明する。この装置は、自動車の
操作パネルの盲穴に嵌め込まれたケース1に収容されて
おり、ケース1の後壁面から配線2が出ている。配線2
は、4本のケーブル21〜24からなり、ケーブル21
は車両の接地端子に接続され、ケーブル22は車両の車
速センサ(図示せず)と車両の電子制御装置(ECU)
とを接続してECUに車速信号を伝送する車速信号線
(図示せず)にエレタップ25を通じて接続されてい
る。同様に、ケーブル23は車両のイグニッションスイ
ッチ(図示せず)から延在するIG線(図示せず)にエ
レタップ26を通じて接続されている。更に、ケーブル
24は車両のバッテリの高位電源端子(図示せず)から
延在する+B線(図示せず)にエレタップ27を通じて
接続されている。28は配線の途中に介設されたコネク
タである。ケース1の前面には、被覆兼表示プレート3
が装着されている。
【0018】ケース1に収容されたこの装置の回路4を
図2を参照して説明する。回路4は、4ビットのマイコ
ン40と、マイコン40の設定入力端と接地線との間に
接続されてマイコン40に設定値を設定する設定スイッ
チ41、42と、マイコン40の出力端と定電源電圧V
ccとの間に接続される発光ダイオード43、44と、
マイコン40に接続されて後述する累積値及び設定値を
記憶する不揮発性メモリ45と、バッテリ電圧(+B電
圧)を+5Vの定電源電圧Vccに変換する定電圧電源
回路46と、入力信号電圧の波形を角形(矩形波)に成
形する波形整形回路47、48とを備えている。設定ス
イッチ41はオイル交換時期として所望の累積走行距離
を上記設定値として設定するためのスイッチであり、設
定スイッチ42はタイヤローテーション時期として所望
の累積走行距離を設定値として設定するためのスイッチ
である。発光ダイオード43はオイル交換時期の到来を
表示し、発光ダイオード44はタイヤローテーション時
期の到来を表示する。定電圧電源回路46から出力され
た定電源電圧Vccはマイコン40と、不揮発性メモリ
45の電源端子に給電されている。rは発光ダイオード
43、44の電流を制限するための抵抗である。
【0019】次に、この回路の動作を図3〜図5のフロ
ーチャートを参照して説明する。図3、図4のフローチ
ャートにおいて、まず車両のイグニッションスイッチ
(図示せず)がオンされてそれからイグニッション(I
G)信号が波形整形回路48を通じてマイコン40に入
力されるとルーチンが起動される。次に、現在、設定モ
ードへ進むべきかどうかを判別する(100)。
【0020】設定モードへの移行は、イグニッションス
イッチ(図示せず)の操作によるイグニッション(I
G)信号の制御と設定スイッチ41の制御とに行う。具
体的には、設定スイッチ41をオンしつつイグニッショ
ンスイッチを2回(ただし一回のオン期間は2秒以下)
オンし、その後、設定スイッチ41をオフしつつイグニ
ッションスイッチを1回(ただし一回のオン期間は2秒
以下)オンし、その後、両スイッチを同時にオンするこ
とにより、設定モードへ移行するものとする。
【0021】設定モードへの移行がステップ100で検
出された場合には、このルーチンの実行が最初であるか
否か、すなわち設定値がまだ設定されていないかどうか
を判別し(101)、未設定であればステップ112へ
進んでその設定を行い、設定済であれば発光ダイオード
43が点灯中かどうかを調べ(102)、点灯中であれ
ばステップ104へ進み、そうでなければステップ11
2へ進む。
【0022】ステップ112では、累積値(累積走行距
離)のリセットを行う。但し、予めオイル交換作業は終
了しているはずのものとする。具体的に説明すれば、設
定スイッチ41のオンが3秒以上持続して入力されたか
どうかを調べ(104)、されたなら累積値(累積走行
距離)を記憶する不揮発性メモリ45に0を書き込み
(106)、3秒以上入力されなければ累積値のリセッ
トは入力されなかったものとしてステップ108へ進
む。
【0023】次に、オイル交換時期の設定値の変更を行
う。具体的に説明すれば、設定スイッチ41のオンが3
秒以上持続して入力されたかどうかを再度調べ(10
8)、されたなら現在記憶しているオイル交換時期の設
定値を再設定するために予めそれを0にリセットし(1
10)、3秒以上入力されなければオイル交換時期の設
定値の変更は要求されていないものとしてステップ11
6へ進む。
【0024】ステップ112では、設定スイッチ41の
2秒以内のオンの回数をカウントし、カウント値に基づ
いて設定値すなわちオイル交換時期となる累積走行距離
をマイコン40のメモリに内蔵されたマップからサーチ
し、それを新たな設定値として不揮発性メモリ45に書
き込む(114)。上記マップは、入力されるカウント
値と設定値すなわちオイル交換時期となる累積走行距離
に対応する累積車速パルス数との関係を示すものであっ
て、この実施例では、カウント値2は2000km、カ
ウント値3は3000km、カウント値4は4000k
m、カウント値5は5000kmに対応している。した
がって、設定値を変更するには、設定値のリセット(1
10)の後、2秒以内の設定スイッチ41のオンを必要
回数行えばよい。
【0025】次のステップ116では、不揮発性メモリ
45からマイコン40に前回までの累積値すなわち累積
走行距離に相当する上記累積車速パルス数が読み込ま
れ、更に設定値すなわちオイル交換時期となる累積走行
距離に相当する累積車速パルス値が読み込まれる。その
後、再度、イグニッション(IG)信号がオンかどうか
を確認し(118)、オンであれば後述する割り込みル
ーチンで算出された現時点の累積走行距離(累積値)が
上記設定値を超えたかどうかを調べ(120)、超えて
いなければフラグFを0にリセットして(122)、ス
テップ128へ進み、超えていればオイル交換時期が到
来したものと判断して発光ダイオード43を点灯し(1
24)、フラグFを1にセットして(126)、ステッ
プ128へ進む。
【0026】ステップ128では、オイル交換時期到来
までの残りの累積値(累積走行距離)を表示させるため
に設定スイッチ41がオンされたかどうかを調べ、オン
していれば、設定値から累積値を引いてその差を発光ダ
イオード43の点滅回数で報知する。例えば、発光ダイ
オード43が1秒間隔で2回点滅すればオイル交換まで
の残り距離は2000kmであり、1回点滅すれば10
00kmであるとする。
【0027】一方、ステップ118にてイグニッション
(IG)信号がローレベルであれば、車両の運転(エン
ジンの駆動)が停止されたものとしてマイコン40が保
持する累積値を再度、不揮発性メモリ45に書き込んで
(132)、ルーチンを終了する。次に、上記した累積
値(累積走行距離)を算出する割り込みルーチンを図5
のフローチャートを参照して説明する。
【0028】この割り込みルーチン(200)は、車両
の車速センサ(図示せず)から入力する車速パルスをカ
ウントすることにより累積走行距離を算出するものであ
って、この実施例では車速パルスのエッジ検出毎に実施
される。この車速センサは車輪により駆動されて距離メ
ータを駆動するために車速に反比例する周期でパルス電
圧を出力するものであって、周知であるので説明は省略
する。
【0029】まず、車速信号線から波形整形回路47を
通じて入力された今回の車速パルスと前回の車速パルス
との間の時間(パルス間隔)を調べて(202)、それ
が所定時間未満であれば車速センサのチャッタリングな
どによる偽信号であると判断してメインルーチンにリタ
ーンし、そうでなければフラグFが0であるかどうかを
調べ(204)、0であれば累積走行距離が設定値未満
と判断して車速パルスをカウントして累積パルス値(累
積走行距離)の前回値(累積車速パルス数)に加算し、
これにより累積値すなわち累積走行距離の今回値を求め
(206)、フラグFが1であればカウンタが初期状態
まで回るのを防ぐためにメインルーチンに直接リターン
する。
【0030】発光ダイオード44はタイヤローテーショ
ンの時期を報知するための発光ダイオードであり、設定
スイッチ42はタイヤローテーションの時期の設定、そ
の累積値のリセットを行うためのスイッチであり、それ
らの動作は上記説明したオイル交換時期報知のための発
光ダイオード43、設定スイッチ41と全く同じである
ので、その説明を省略する。
【0031】なお、このフローチャートにおいて以下の
変更は当然可能である。まず、車速信号のパルスをカウ
ントして累積走行距離を求める代わりにイグニッション
スイッチのオン時間すなわちイグニッション(IG)信
号のハイレベル期間をカウントしてそれを累積エンジン
駆動時間と見做して、それが所定値を超える場合に発光
ダイオード43を点灯することもできる。また、イグニ
ッション(IG)信号の入力によりルーチンを起動する
代わりに車速パルスの入力が生じた場合にルーチンを起
動し、この車速パルスの入力が所定時間以上ない場合に
ルーチンを終了することもできる。このようにすれば、
回路の入力信号として車速信号とイグニッション(I
G)信号のどちらかだけを採用するだけでよく、配線や
構成を簡素とすることができる。
【0032】またこの実施例では、イグニッション(I
G)信号の受信直後の設定スイッチ41とイグニッショ
ンスイッチとを用いて、上述した各種の設定をおこなっ
ているので、少ないスイッチ数と少ない配線数でこれら
の設定を実現することができる。更に、本実施例では、
オイル交換時期の到来を表示する発光ダイオード43を
用い、その点滅により次回のオイル交換までの残りの累
積値(累積走行距離)を表示するので、簡素な回路構成
で使い勝手を向上することができる。
【0033】被覆兼表示プレート3をケース1の前面に
装着する方法を図6を参照して説明する。被覆兼表示プ
レート3の裏面中央部にはケース1の前面壁10に設け
た嵌合穴15に嵌合可能な嵌合突起31が設けられてい
る。また、ケース1の前面には矩形輪状の溝16、17
が凹設されており、被覆兼表示プレートの裏面には溝1
6、17と嵌合可能に小突起32、33が設けられてお
り、これらの嵌合により被覆兼表示プレート3の回り止
めがなされている。
【0034】18、19はケース1の前面壁10に貫孔
された小孔であり、これら小孔18、19にボールペン
の先端などを差し込んでケース1の内部の設定スイッチ
41、42を押圧することにより、設定スイッチ41、
42の操作が行われる。ケース1の前面壁10及び被覆
兼表示プレート3は半透明に形成されており、ケース1
の内部の回路基板(図示せず)に搭載されてケース1の
発光する発光ダイオード43、44の光はこれらケース
1の前面壁10及び被覆兼表示プレート3を透過して前
方へ向けて放射される。被覆兼表示プレート3の前面に
は、図7に示すように黒色の表示シール5が貼着されて
いる。
【0035】表示シール5の上部にはオイル交換時期表
示用のマーク(透明)が形成され、表示シール5の下部
にはタイヤローテーション時期表示用のマーク(透明)
が形成されている。発光ダイオード43はオイル交換時
期表示用のマーク(透明)に近接して配設され、発光ダ
イオード44はタイヤローテーション時期表示用のマー
ク(透明)に近接して配設され、これにより、発光表示
がなされる。
【0036】なお、その他の交換時期又は補充時期を表
示するには表示シール5の代わりに他のマークが印刷さ
れた表示シールを貼り、設定値を変更すればよい。 (実施例のその他の効果)本実施例によれば、オイル交
換時期(設定値)を所望の値に変更可能としたので、車
両保守作業(例えばオイル交換)が必要となる設定値
が、使用するオイルのグレード、気候条件、走行環境な
どにより変動しても、それに応じてサービスサイドで個
々に書き直すことができ、これにより車両保守作業が遅
れ過ぎたり、早すぎたりする弊害を防止できるととも
に、一々、運転者が常にそれを記憶しているという面倒
もなく、容易かつ確実に車両の燃費や信頼性や耐久性を
良好なレベルに維持できるという優れた効果を奏する。
【0037】また、この装置は単一のケース1に収容さ
れているので、コンパクトに形成することができ、取り
付け、取り外し、特に車両への後付けが容易となる。ま
た、この装置は、車両の他の制御機能を有する電子制御
装置(ECU)とは別に車両に独立に装着されるので、
この車両保守時期報知機能を必要とする車両にだけ必要
に応じて装着したり、又は現在運行中の車両に装着する
ことができる他、運転者に報知し易く、かつ、累積値の
リセットや設定値の変更が容易で、しかも他の機器の邪
魔にならない場所に配設することが容易となり、使い勝
手が向上する。
【0038】また、発光ダイオード43、44と設定ス
イッチ41、42とをケース1の前面に配設し、この前
面を運転者側に(室内)に露出させたので、発光表示に
よる報知、累積値リセットや設定値変更の作業が容易と
なる。また、表示パターン(マーク)をもつとともに設
定スイッチを覆う被覆兼表示プレート3をケース1の前
面に脱着可能に装着して被覆兼表示プレート3が設定ス
イッチ41、42を被覆するため、誤ってこの設定スイ
ッチ41、42を作動させてしまう不具合を防止でき
る。
【0039】また、被覆兼表示プレート3に表示パター
ン(マーク)が印刷された表示シール5を貼り付けてい
るので、表示シールの交換だけで表示情報の変更を行う
ことができる。また、不揮発性の累積値記憶部を用いて
いるので、電力消費を低減するとともに、車両バッテリ
が外されてもデータを保持することができる。
【0040】特に本装置は、オイルの交換時期を報知す
る用途に用いられる。このようにすれば、車両の保守に
おいて重要なオイル交換を適切なタイミングで容易に管
理することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の車両保守時期報知装置の一実施例を
示す側面図である。
【図2】 図1の装置の回路を示すブロック回路図であ
る。
【図3】 図1の回路の動作を示すフローチャートであ
る。
【図4】 図1の回路の動作を示すフローチャートであ
る。
【図5】 図1の回路の動作を示すフローチャートであ
る。
【図6】 (a)被覆兼表示プレート3の側面図であ
る。 (b)被覆兼表示プレート3の裏面図である。 (c)ケース1の正面図である。
【図7】 表示シールを示す正面図である。
【符号の説明】
1はケース、3は被覆兼表示プレート、5は表示シー
ル、22、23はケーブル(入力部)、40はマイコン
(計数部、判定部、設定値設定部)、45じゃ不揮発性
メモリ(設定値記憶部)、43、44は発光ダイオード
(報知部)、41、42は設定スイッチ(リセットスイ
ッチ部兼設定値設定スイッチ部)。

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】車両走行距離又はエンジン駆動時間に関連
    する信号が入力される入力部と、 この入力部から入力される前記信号を累算して累積走行
    距離又は累積エンジン駆動時間からなる累積値を算出す
    る計数部と、 所定の車両機器又はそれに用いる経時劣化材料又は消耗
    材料の点検又は交換又は補充の時期からなる所定の車両
    保守作業時期に相当する累積走行距離又は累積エンジン
    駆動時間の設定値を書換え可能に記憶する設定値記憶部
    と、 前記累積値と前記設定値とを比較して前記累積値が前記
    設定値以上となった場合に報知信号を出力する判定部
    と、 前記報知信号の入力により前記時期の到来を報知する報
    知部と、 操作により前記累積値をリセットするリセットスイッチ
    部と、 操作により前記設定値の変更を指令する設定値設定スイ
    ッチ部と、 この設定値設定スイッチ部からの前記指令の入力により
    前記設定値記憶部に記憶された前記設定値を所望値に変
    更する設定値設定部と、 を備えて車両に搭載されることを特徴とする車両保守時
    期報知装置。
  2. 【請求項2】前記各部は単一のケースに収容された回路
    基板に搭載されることを特徴とする請求項1記載の車両
    保守時期報知装置。
  3. 【請求項3】前記入力部から延設されて前記車両の所定
    の配線乃至端子に接続される配線を有して車両の他の制
    御機能を有する電子制御装置とは別に車両に着脱可能に
    装着されることを特徴とする請求項2記載の車両保守時
    期報知装置。
  4. 【請求項4】発光表示する前記報知部と前記両スイッチ
    部とは、前記ケースの前面に配設されて、前記車両に前
    記ケースの前面が露出する姿勢で装着されることを特徴
    とする請求項3記載の車両保守時期報知装置。
  5. 【請求項5】前記報知部の発光により表示される所定の
    表示パターンを有するとともに前記報知部及び前記両ス
    イッチ部を覆って前記ケースの前面に着脱可能に装着さ
    れる被覆兼表示プレートを有することを特徴とする請求
    項4記載の車両保守時期報知装置。
  6. 【請求項6】それぞれ異なる前記表示パタンを有する複
    数種類の前記被覆兼表示プレートの中から所望のものを
    選択して前記ケースに装着するとともに、装着した前記
    プレートが表示する前記表示パターンに関連する前記設
    定値を前記設定値記憶部に書き込むことを特徴とする請
    求項5記載の車両保守時期報知装置。
  7. 【請求項7】前記被覆兼表示プレートは、光透過可能な
    カバープレートと、前記表示パターンを有して前記カバ
    ープレートに貼り付けられた表示シールとを有すること
    を特徴とする請求項6記載の車両保守時期報知装置。
  8. 【請求項8】前記入力部から入力される前記信号に基づ
    いて車両走行又はエンジン駆動の停止を検出して前記各
    部への給電を再起動可能に遮断するとともに、前記入力
    部から入力される前記信号に基づいて車両走行又はエン
    ジン駆動の開始を検出して前記各部への給電を開始する
    給電制御部と、前記給電遮断直前に前記計数部の前記累
    積値を不揮発性の累積値記憶部へ書き込むとともに、前
    記給電開始直後に前記累積値記憶部の前記累積値を前記
    計数部へ読み込む累積値書き込み部とを有することを特
    徴とする請求項1記載の車両保守時期報知装置。
  9. 【請求項9】前記給電制御部は、イグニッション(I
    G)信号に基づいて前記エンジン駆動の開始、停止を検
    出することを特徴とする請求項8記載の車両保守時期報
    知装置。
  10. 【請求項10】前記給電制御部は、車速信号に基づいて
    前記車両走行の開始、停止を検出することを特徴とする
    請求項8記載の車両保守時期報知装置。
  11. 【請求項11】前記オイルの交換時期を報知する請求項
    1乃至10のいずれかに記載の車両保守時期報知装置。
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