JPH0814879A - タイヤの外形寸法測定方法及び測定装置 - Google Patents

タイヤの外形寸法測定方法及び測定装置

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JPH0814879A
JPH0814879A JP15317294A JP15317294A JPH0814879A JP H0814879 A JPH0814879 A JP H0814879A JP 15317294 A JP15317294 A JP 15317294A JP 15317294 A JP15317294 A JP 15317294A JP H0814879 A JPH0814879 A JP H0814879A
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JP
Japan
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tire
distance
sensor
conveyor
measured
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JP15317294A
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Inventor
Takao Kokubu
孝夫 國分
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Bridgestone Corp
Original Assignee
Bridgestone Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 自動車用タイヤの幅及び外径寸法を連続して
短時間で精度良く測定する。 【構成】 タイヤ3を搬送するコンベア1と、第1の基
準位置11からタイヤ側面3aまでの距離を測定するた
めに上方に設けている第1のセンサー5と、第2及び第
3の基準位置12,13からタイヤ外周面3bまでの距
離をそれぞれ測定するために左右に設けている第2及び
第3のセンサー6,7と、前記それぞれの距離とそれぞ
れの基準長さとからタイヤ3の幅W及び外径Tを演算す
る記憶演算手段とから構成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車用等のタイヤの
幅及び外径寸法を測定するための方法と装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】本発明に一見類似した従来の技術として
下記のようなものがある。 (1)タイヤ等の被検体の外形状計測装置。この技術
は、特開平5−187843号公報に記載のもので、タ
イヤ等の被検体を1個毎必ずタイヤ回転機構に把持させ
前記タイヤ等の被検体の外形状をレーザー等の光学式距
離計で測定し、凹凸部に対応するサンプリングデータを
除去補正する信号補正手段によりタイヤ等の被検体の1
本内の外形状を精度良く測定するものである。 (2)円筒体測定装置。この技術は、特開平1−195
309号公報に記載のもので、円筒体を1個毎必ず載置
台に固定し円筒体とセンサーとを前記円筒体の軸心廻り
に相対回転することにより前記センサーで前記円筒体の
径、周長、厚さ等を測定するものであり、前記センサー
はレーザー等の光学的センサー又は過電流距離センサ
ー、静電容量型距離計などの磁気、静電容量などにより
測定する電気式センサーなどの非接触型センサーを用い
ている。 (3)光学的センサーをアレイ状に組み合わせて測定す
る方法。この技術は、投受光器からなる多数の光学的セ
ンサーを、タイヤを挟んだ上下及び左右の対向位置に直
線状に配置し、タイヤが上下及び左右に直線状に配列さ
れた多数の前記投受光器の間を前記直線と直交する方向
に移動するときに、前記投受光器間を遮光した投受光器
の数によってタイヤの幅及び外径を測定する方法であ
る。 (4)光学的カメラによる測定方法。この技術は、光学
的カメラと光源を、タイヤの上方及び左右に配置し、撮
像カメラで取り込んだタイヤの画像情報を画像処理装置
で処理した後、演算装置により演算処理することにより
タイヤの幅及び外径を測定するものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
従来技術にはいずれも下記のような課題がある。 (1)タイヤ等の被検体の外形状計測装置。この技術に
よれば、タイヤ等の被検体を1個毎必ずタイヤ回転機構
に把持させて測定するので前記タイヤ等の被検体を1個
処理するためのサイクルタイムが長い。又、この技術は
タイヤ等の被検体の1本内の外形状を精度良く測定する
ためのもので、本発明の目的の一つである多数のタイヤ
の幅と外径の寸法を連続的に早く精度良く測定したい場
合には、この技術は使用できない。 (2)円筒体測定装置。この技術も、円筒体を1個毎必
ず載置台に固定し円筒体とセンサーとを前記円筒体の軸
心廻りに相対回転することにより前記円筒体の径、周
長、厚さ等を測定するので、前記円筒体を1個処理する
ためのサイクルタイムが長い。そのため、本発明の目的
の一つである多数のタイヤの幅と外径を連続的に早く測
定したい場合には、この技術も使用することはできな
い。 (3)光学的センサーをアレイ状に組み合わせて測定す
る方法。この技術によれば次のような課題がある。タイ
ヤの幅及び外径を精度良く測定するためには数百個の光
学的センサーを直線状に配置する必要があり、コスト的
に高価になる。また、前記数百個の光学的センサーの一
つ一つが完全に動作して初めて計測器の機能を果たす
が、数百個の光学的センサーには寿命のバラツキもあ
り、それら一つ一つを維持管理することは大変に困難な
ことである。また、タイヤの幅及び外径を測定する精度
は、直線状に配列した光学的センサーの密度に依存す
る。しかしながら、光学的センサーはお互いの干渉の問
題とそれ自体の単体の大きさにより、その集密度はあま
り期待できず、この技術での測定精度はせいぜい±5m
m程度である。 (4)光学的カメラによる測定方法。この技術によれば
次のような課題がある。カメラ、照明、画像処理装置と
非常に高価な構成となる。また、カメラの調整や光源の
寿命による照度変化等保守管理が繁雑であり、複雑な構
成に起因する機械的・ソフト的調整にかなりの工数を必
要とする。また、タイヤの幅及び外径を測定する精度
は、主として撮像カメラと画像処理装置とによる画像の
分解能に依存し、高機能なものを使用すれば±1mm以
内を実現するのは可能である。しかしながら、タイヤは
幅や外径において種々の大きさがありこの範囲が広いの
で、カメラの視差によりタイヤの幅の測定が正確に行え
ない場合が生じ、この場合の測定精度はせいぜい±5m
m程度となる。
【0004】そこで、本発明の目的は、このような従来
の種々の課題を解決して、タイヤを一か所に停止させる
ことなく流しながら連続してタイヤの幅及び外径を精度
良く短時間で測定出来、しかも、後述するように、非接
触センサーとして光学的センサーではなく超音波センサ
ーを使用することにより、比較的安価で、維持管理が容
易な優れた技術を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】このような目的は、請求
項1に記載のように、コンベア上面に水平に載置された
状態で搬送されるタイヤの幅を測定する方法であって、
前記コンベアの幅方向中央部の上方に配置した非接触式
の第1のセンサーから前記タイヤの上側の側面までの距
離をタイヤ1本分にわたり連続的に測定し、この測定し
た前記距離の最小値と、前記第1のセンサーと前記コン
ベア上面との間の距離に相当する第1の基準長さとの差
を求めることにより、前記コンベア上のタイヤの幅を測
定する方法により、タイヤの幅を測定することが可能と
なり、また、請求項2に記載のように、コンベア上面に
水平に載置された状態で搬送されるタイヤの外径を測定
する方法であって、前記タイヤを挟んで水平な対向位置
にそれぞれ配置した非接触式の第2のセンサー及び第3
のセンサーから前記タイヤの外周面までの各々の距離を
タイヤ1本分にわたり連続的に測定し、この測定した前
記各々の距離の和の最小値と、前記第2のセンサーと前
記第3のセンサーとの間の距離に相当する第2の基準長
さとの差を求めることにより、前記コンベア上のタイヤ
の外径を測定する方法により、タイヤの外径を測定する
ことが可能となり、さらに、上述のタイヤの幅を測定す
る方法とタイヤの外径を測定する方法とを併用すること
により、タイヤの幅及び外径の双方を測定することが可
能となる。
【0006】また、請求項4に記載のように、コンベア
上面に水平に載置されたタイヤを搬送する前記コンベア
と、第1の基準位置から前記タイヤの上側の側面までの
垂直方向距離Xをタイヤ1本分にわたり連続的に測定す
る非接触式の第1のセンサーとを具備するとともに、前
記第1の基準位置と前記コンベア上面との間の距離に相
当する第1の基準長さHと前記距離Xの最小値XS との
差H−XS によって前記タイヤの幅Wを演算する記憶・
演算手段を含んでなるタイヤの幅を測定するタイヤ外形
寸法測定装置とすることにより、タイヤの幅を測定する
ことが可能となり、また、請求項5に記載のように、コ
ンベア上面に水平に載置されたタイヤを搬送する前記コ
ンベアと、第2の基準位置から前記タイヤの外周面まで
の水平方向距離Y2 をタイヤ1本分にわたり連続的に測
定する非接触式の第2のセンサーと、前記タイヤを挟ん
で前記第2の基準位置と水平な対向位置にある第3の基
準位置から前記タイヤの外周面までの水平方向距離Y3
をタイヤ1本分にわたり連続的に測定する非接触式の第
3センサーとを具備するとともに、第2の基準位置と第
3の基準位置との間の距離に相当する第2の基準長さD
と前記距離Y2 ,Y3の和の最小値(Y2 +Y3S
の差D−(Y2 +Y3S によって前記タイヤの外径T
を演算する記憶・演算手段を含んでなるタイヤの外径を
測定するタイヤ外形寸法測定装置とすることにより、タ
イヤの外径を測定することが可能となり、さらに、上述
のタイヤの幅を測定するタイヤ外形寸法測定装置とタイ
ヤの外径を測定するタイヤ外形寸法測定装置とを併用す
ることにより、タイヤの幅及び外径の双方を測定するこ
とが可能となる。
【0007】
【作用】次に、本発明の作用について述べる。請求項1
及び請求項4に記載の発明によれば、コンベア上面に水
平に載置されたタイヤが搬送されている間に、前記コン
ベアの幅方向中央部の上方に配置している非接触式の第
1のセンサーが、この第1のセンサーの先端の第1の基
準位置から前記タイヤの上側の側面までの垂直方向距離
Xをタイヤ1本分にわたり連続的に測定する。そして、
前記第1の基準位置と前記コンベア上面との間の距離に
相当する第1の基準長さHと、タイヤ1本分にわたり連
続的に測定した前記垂直方向距離Xの最小値XS との差
であるH−XS を記憶・演算手段により演算して前記タ
イヤの幅Wを算出するようにしている。
【0008】請求項2及び請求項5に記載の発明によれ
ば、コンベア上面に水平に載置されたタイヤが搬送され
ている間に、前記コンベアの幅方向両側の側面の上方に
前記タイヤを挟んで水平な対向位置にそれぞれ配置して
いる非接触式の第2のセンサー及び第3のセンサーで、
前記タイヤの外周面までの各々の水平方向の距離をタイ
ヤ1本分にわたり連続的に測定する。そして、前記第2
のセンサーの先端の第2の基準位置と前記第3のセンサ
ーの先端の第3の基準位置との間の距離に相当する第2
の基準長さDと、前記第2の基準位置から前記タイヤの
外周面までの水平方向の距離Y2 と前記第3の基準位置
から前記タイヤの外周面までの水平方向の距離Y3 との
和Y2 +Y3 の最小値(Y2 +Y3S との差であるD
−(Y2 +Y3S を記憶・演算手段により演算して前
記タイヤの外径Tを算出するようにしている。
【0009】また、請求項3及び請求項6に記載の発明
によれば、前記第1のセンサー及び前記第2のセンサ
ー,前記第3のセンサーを併用することが出来る。そし
てそれらを併用することにより、コンベア上面に水平に
載置されたタイヤが搬送されている間に、前記タイヤの
幅及び外径の双方を同時に測定することができる。
【0010】
【実施例】次に、本発明に係わる一実施例を図を参照し
ながら説明する。図1は一実施例の要部を示す斜視図
で、ベルトコンベア等からなるコンベア1は図示しない
駆動手段により駆動されており、このコンベア1の上面
2に自動車用等のタイヤ3が水平に載置され搬送される
ようになっている。まず最初に、請求項1及び請求項4
に記載の幅を測定する場合の方法及び装置について説明
する。符号4は前記コンベア1を幅方向に跨ぐようにし
て強固に固定されている門形のフレームで、このフレー
ム4のコンベア1の幅方向中央部には、前記タイヤ3の
幅Wを測定するための公知の超音波センサーからなる非
接触式の第1のセンサー5を垂直方向の下方に向けて設
けている。また、このフレーム4のわずか下流側で、コ
ンベア1の上面2よりもわずか上方には、タイヤ3の通
過完了検出用として一対の投受光器からなる光学センサ
ー14a,14bを設けている。
【0011】第1のセンサー5の先端部から出た超音波
はタイヤ3の上側の側面3aに当たると反射し戻ってく
る。第1のセンサー5は、この戻ってきた超音波を同じ
第1のセンサー5の先端部の受信部で受けることによ
り、第1のセンサー5の先端に設定した第1の基準位置
11とタイヤ3の上側の側面3aとの間の垂直方向の距
離Xを測定するようになっている。第1のセンサー5は
外形寸法測定装置の電源(図示していない)がonにな
っている間は常に作動しているので、図4に示すよう
に、タイヤ3がコンベア上面2に水平に載置され矢印方
向に搬送されることにより、第1のセンサー5はタイヤ
1本分にわたり連続的に前記距離Xをアナログ値で測定
する。そして、このアナログ値の信号は幅測定器アンプ
20で増幅され配線21を経由して、図2のA/D変換
器22へ出力される。
【0012】図4で、前記第1の基準位置11と前記コ
ンベア上面2との間の距離に相当する第1の基準長さH
は、固定値であり前もってあらかじめ物差し等の別手段
で正確に測定しておく。そして、前記タイヤ1本分にわ
たり連続的に測定した前記距離Xの最小値XS と前記第
1の基準長さHとの差H−XS を算出すればタイヤ3の
幅Wを得ることができる。そこで、前記第1の基準長さ
Hの値及び演算式W=H−XS 等をタイヤ幅算出演算器
28に前もってインプットすることにより演算基準を設
定する。図5において、線15は、第1のセンサー5が
測定した基準位置11から前記側面3aまでの距離の変
化量を示す線で、縦軸に距離を示している。また、
0,T0 はそれぞれ図4のM,Tに対応した位置とな
っている。
【0013】図2において、A/D変換器22に入力さ
れたアナログ値の信号は、まず最初にデジタル値に変換
される。そして、このA/D変換器22にはデジタル値
に変換された測定値を平均処理することによりなだらか
にするためのフィルター機能が内蔵されており、常に、
連続する2個以上の測定値の移動平均を行い、得られた
移動平均値を比較演算器23へ出力する。なお、移動平
均による平均処理をせずに、次工程の比較演算処理に移
行することもできる。比較演算器23では、まず、入力
されてくる最初の2個の数値を比較し、小さい方の数値
だけを最小値メモリー24に入力し記憶しておく。その
後も次々に比較演算器23に数値が入力されてくる度
に、この数値と前回最小値メモリー24に入力し記憶さ
せていた数値とを比較し、小さい方の数値を最小値メモ
リー24に記憶させる。なお、A/D変換器22、比較
演算器23、最小値メモリー24等で記憶・比較演算装
置27を構成している。このような比較演算を、光学セ
ンサー14a,14bからタイヤ通過完了信号33が送
られて来るまで、タイヤ1本分にわたり連続的に行う。
そして、タイヤ検出器アンプ32からタイヤ通過完了信
号33が入力されると、それまで最小値メモリー24に
記憶していた最小値XS を工学的データ変換器26へ出
力する。工学的データ変換器26は、入力された無単位
の最小値XS を単位付きの最小値XS に、例えば50を
50mmのように変換し、タイヤ幅算出演算器28へ出
力する。タイヤ幅算出演算器28に入力された前記単位
付きの最小値XS は、予め入力されていた第1の基準長
さHの値と前記演算式W=H−XS からタイヤ3の幅W
が算出され、例えば第1の基準長さHの値が200mm
であれば、デジタル出力器29へ、200mmと50m
mとの差150mmが出力される。そして、幅Wを入力
されたデジタル出力器29は表示器30へ幅Wを出力
し、表示器30に例えば150mmと表示される。
【0014】また、デジタル出力器29は表示器30へ
の幅Wの出力の他に、B.C.D.(Binary C
oded Decimal,2進化10進数)、又はバ
イナリイ信号(2進数)等に変換し、例えばパソコン等
に入力しタイヤサイズの認識等に使用することもでき
る。なお、工学的データ変換器26、タイヤ幅算出演算
器28、デジタル出力器29等で幅算出演算・デジタル
出力装置31を構成し、前記記憶・比較演算装置27と
幅算出演算・デジタル出力装置31とで記憶・演算手段
25を構成している。なお、前記記憶・比較演算装置2
7では常に2個の数値を比較し、小さい方の数値だけを
最小値メモリー24に入力し記憶しておくことにより最
小値XS を算出するようにしたが、常に2個の数値を比
較する方法でなくタイヤ1本分の測定値をすべてメモリ
ーに記憶させておき、タイヤ通過信号33が入力される
と、それまで記憶させていたタイヤ1本分の測定値すべ
ての中で一番小さい値を最小値XS とする方法とするこ
ともできる。
【0015】次に、請求項1及び請求項4の発明に係る
本実施例の作用を図9のフローチャートに従い説明す
る。まず、ステップ100では、第1の基準長さH、演
算式W=H−XS 等の演算基準が設定される。次のステ
ップ101で外形測定装置の電源を入れ装置の運転が開
始され、次のステップ102で第1のセンサー5により
距離の測定が開始される。次いでステップ103では、
コンベア1の運転が開始される。この運転により、コン
ベア1の上面2に水平に載置されたタイヤ3が搬送され
てくる。ステップ104では、第1のセンサー5により
測定された第1の基準位置11と前記側面3aとの間の
距離Xの測定値(アナログ値)が幅測定器アンプ20に
より増幅される。次のステップ105でA/D変換器2
2に距離Xのアナログ値の測定値が取り込まれ、次いで
ステップ106では、A/D変換器22により距離Xの
アナログ値の測定値がデジタル値に変換される。
【0016】次のステップ107では、A/D変換器2
2により、デジタル値に変換された距離Xの測定値の平
均処理が行われれる。具体的には、連続して入力されて
来る測定値の隣接する例えば2個の平均値を次から次に
求める移動平均を行うことにより平均処理が行われる。
そして、このようにして求められた移動平均値は、距離
Xの測定値が平均処理された距離Xの測定データとして
次ステップに送られる。ステップ108では、比較演算
器23に連続して送られてくる平均処理された距離Xの
測定データどうしが比較され、大小の判断をされる。詳
細に述べるとまず、最初に隣接して来る2個の測定デー
タの大小が比較され、小さい方の測定データは次工程の
最小値メモリー24へ送られる。そして次からは、比較
演算器23に連続して送られてくるすべての前記測定デ
ータが1個毎に、前記最小値メモリー24に最小値とし
て記憶されている測定データと比較され、小さい方の測
定データだけが新たな最小値として次ステップ109の
最小値メモリー24へ送られる。ステップ109では、
このようにして常に、最小値メモリー24に最小値が記
憶される。一方、ステップ108で大きいと判定される
と、ステップ110へ移行する。
【0017】次のステップ110では、タイヤ3が外形
寸法測定装置を通過完了したかどうかの判断が行われ、
光学センサー14a,14bが遮光から通光に変わる
と、肯定判定される。肯定判定されると、タイヤ1本分
の測定が終了したことを意味するので、タイヤ3の幅W
を算出するために次のステップに移行する。と同時にス
テップ105からステップ109までの機能は一瞬停止
し、ステップ109で最小値メモリー24に記憶されて
いたデータは全て消去される。しかし、前記一瞬停止す
るのは時間にして0.1秒位であり、すぐに次の測定値
の取り込みが開始される。そのため、タイヤ3が連続し
てコンベア1に搬送されて来ても支障はない。なお、ス
テップ110において、否定判定の場合は、タイヤ3の
1本分の測定がまだ完了していないので、ステップ10
5へ戻り上記処理を繰り返す。ステップ111では、工
学的データ変換器26で最小値XS が工学単位付きに変
換される。次のステップ112では、タイヤ幅算出演算
器28で演算式W=H−XS によりタイヤ3の幅Wが演
算され算出される。次のステップ113では、タイヤ3
の幅Wが工学単位付きでデジタル出力器29から表示器
30へ出力されたり、B.C.D.信号、又はバイナリ
信号等でパソコン等へ出力される。このステップ113
でタイヤ1本分の測定・演算処理は終了するが、ステッ
プ113からはステップ105へ戻り、次のタイヤが搬
送されてくると、ステップ105〜113を繰り返す。
また、次のタイヤの測定・演算処理中は、デジタル出力
器29及び表示器30は前のタイヤの測定値をそれぞれ
出力、表示したままであり、次のタイヤの測定・演算処
理が終了した時点で、デジタル出力器29及び表示器3
0は次のタイヤの測定値をそれぞれ出力、表示する。
【0018】次に、請求項2及び請求項5に記載のタイ
ヤの外径を測定する場合の方法及び装置について説明す
る。図1において、門型のフレーム4を構成している両
側の垂直部で、前記タイヤ3の上側の側面3aとコンベ
ア1の上面2との中間付近の高さ位置には、それぞれ超
音波センサーからなる非接触式の第2のセンサー6と第
3のセンサー7を、同一の高さでお互いが向き合った水
平方向に設けている。なお、前記第2のセンサー6と第
3のセンサー7の取りつけ高さをそれぞれ調節出来るよ
うにすることも可能である。図6において、第2のセン
サー6はその先端に設定した第2の基準位置12とタイ
ヤ3の外周面3bとの間の水平方向の距離Y2 を、第3
のセンサー7はその先端に設定した第3の基準位置13
とタイヤ3の外周面3bとの間の水平方向の距離Y3
を、それぞれ測定するようにしている。第2のセンサー
6及び第3のセンサー7は外形寸法測定装置の電源がo
nになっている間は常に作動しているので、図6に示す
ように、タイヤ3がコンベア1の上面2に水平に載置さ
れ矢印方向に搬送されることにより、第2のセンサー6
および第3のセンサー7はタイヤ1本分にわたり連続的
にそれぞれ前記距離Y2及びY3 をアナログ値で測定す
る。そして、このアナログ値の信号はそれぞれ外径測定
器アンプ40,42とで増幅され、それぞれ配線41と
配線43を経由して、図3に示す、加算器44で加算さ
れA/D変換器45へ出力される。
【0019】図6で、前記第2の基準位置12と前記第
3の基準位置13との間の距離に相当する第2の基準長
さDは、固定値であり前もってあらかじめ物差し等の別
手段で正確に測定しておく。そして、タイヤ1本分にわ
たり連続的にそれぞれ測定した前記距離Y2 及び前記距
離Y3 の和の最小値(Y2 +Y3S と前記第2の基準
長さDとの差D−(Y2 +Y3S を演算し算出すれば
タイヤ3の外径Tを得ることができる。そこで、前記第
2の基準長さDの値及び演算式T=D−(Y2+Y3S
等をタイヤ外径算出演算器51に前もってインプット
することにより演算基準を設定する。図7に示す線16
は、前述した図6において第2のセンサー6が測定した
基準位置12からタイヤ3の外周面3bまでの距離Y2
の変化量を示す線で、縦軸に距離を示している。また、
同様に図8に示す線17は、前述した図6において第3
のセンサー7が測定した基準位置13から前記外周面3
bまでの距離Y3 の変化量を示す線で、縦軸に距離を示
している。なお、T0 はタイヤ3の外径Tに近似してい
る。
【0020】図3において、A/D変換器45に入力さ
れたアナログ値の信号は、まず最初にデジタル値に変換
される。そして、このA/D変換器45には、デジタル
値に変換された測定値を平均処理することによりなだら
かにするためのフィルター機能が内蔵されており、常
に、連続する2個以上の測定値の移動平均を行い、得ら
れた移動平均値を比較演算器46へ出力する。なお、移
動平均による平均処理をせずに、次工程の比較演算処理
に移行することもできる。比較演算器46では、まず、
入力されてくる最初の2個の数値を比較し、小さい方の
数値だけを最小値メモリー47に入力し記憶しておく。
その後も次々に比較演算器46に数値が入力されてくる
度に、この数値と前回最小値メモリー47に入力し記憶
させていた数値とを比較し、小さい方の数値を最小値メ
モリー47に記憶させる。なお、加算器44、A/D変
換器45、比較演算器46、最小値メモリー47等で記
憶・比較演算装置50を構成している。このような比較
演算を、光学センサー14a,14bからタイヤ通過完
了信号33が送られて来るまで、タイヤ1本分にわたり
連続的に行う。そしてタイヤ通過完了信号33が入力さ
れると、それまで最小値メモリー47に記憶していた最
小値(Y2 +Y3S を工学的データ変換器49に出力
する。工学的データ変換器49は、入力された無単位の
最小値(Y2 +Y3S を単位付きの最小値(Y2 +Y
3S に、例えば100を100mmのように変換し、
タイヤ外径算出演算器51へ出力する。タイヤ外径算出
演算器51に入力された前記単位付きの最小値(Y2
3S は、予め入力されていた第2の基準長さDの値
と前記演算式T=D−(Y2 +Y3S からタイヤ3の
外径Tが算出され、例えば第2の基準長さDの値が10
00mmであれば、1000mmと100mmとの差9
00mmが、デジタル出力器52へ出力される。そし
て、外径Tを入力されたデジタル出力器52は表示器5
3へ外径Tを出力し、表示器53に例えば900mmと
表示される。
【0021】また、デジタル出力器52は表示器53へ
の外径Tの出力の他に、B.C.D.(Binary
Coded Decimal,2進化10進数)、又は
バイナリイ信号(2進数)等に変換し、例えばパソコン
等に入力しタイヤサイズの認識等に使用することもでき
る。なお、工学的データ変換器49、タイヤ外径算出演
算器51、デジタル出力器52等で外径算出演算・デジ
タル出力装置54を構成し、前記記憶・比較演算装置5
0と外径算出演算・デジタル出力装置54とで記憶・演
算手段48を構成している。なお、前記記憶・比較演算
装置50では常に2個の数値を比較し、小さい方の数値
だけを最小値メモリー47に入力し記憶しておくことに
より最小値(Y2 +Y3S を算出するようにしたが、
常に2個の数値を比較する方法でなくタイヤ1本分の測
定値をすべてメモリーに記憶させておき、タイヤ通過信
号が入力されると、それまで記憶させていたタイヤ1本
分の測定値すべての中で一番小さい値を最小値(Y2
3S とする方法とすることもできる。
【0022】次に、請求項2及び請求項5の発明に係る
本実施例の作用を図10のフローチャートに従い説明す
るが、図9のフローチャートの内容と詳細が同じ部分に
ついては重複を避けるために記述をしない。まず、ステ
ップ200では、第2の基準長さD、演算式T=D−
(Y2 +Y3S 等の演算基準が設定される。次のステ
ップ201で外形測定装置の電源を入れ装置の運転が開
始され、次のステップ202で第2のセンサー6及び第
3のセンサー7によりそれぞれ距離の測定が開始され
る。次いでステップ203では、コンベア1の運転が開
始される。この運転により、コンベア1の上面2に水平
に載置されたタイヤ3が搬送されてくる。ステップ20
4では、第2のセンサー6により測定された第2の基準
位置12とタイヤ3の外周面3bとの間の距離Y2 の測
定値(アナログ値)が外径測定器アンプ40により、又
第3のセンサー7により測定された第3の基準位置13
と前記外周面3bとの間の距離Y3 の測定値(アナログ
値)が外径測定器アンプ42によりそれぞれ増幅され
る。次のステップ205では、前記距離Y2 のアナログ
測定値と前記距離Y3 のアナログ測定値とが加算器44
により加算される。次いでステップ206でA/D変換
器45に加算された距離(Y2 +Y3 )のアナログ測定
値が取り込まれ、次いでステップ207では、A/D変
換器45により距離(Y2 +Y3 )のアナログ値がデジ
タル値に変換される。
【0023】次のステップ208では、A/D変換器4
5により、デジタル値に変換された前記距離(Y2 +Y
3 )の測定値の平均処理が行われれる。ステップ209
では、比較演算器46に連続して送られてくる平均処理
された距離(Y2 +Y3 )の数値どうしが比較され、大
小の判断をされる。そして、小さい方の数値だけが新た
な最小値として次ステップ210の最小値メモリー47
へ送られる。ステップ210では、このようにして常
に、最小値メモリー47に最小値が記憶される。一方、
ステップ209で大きいと判定されると、ステップ21
1へ移行する。
【0024】次のステップ211では、タイヤ3が外形
寸法測定装置を通過完了したかどうかの判断が行われ、
肯定判定されると、タイヤ3の外径Tを算出するために
次のステップに移行する。と同時にステップ206から
ステップ210までの機能は一瞬停止し、ステップ21
0で最小値メモリー47に記憶されていたデータは全て
消去される。しかし、前記一瞬停止するのは時間にして
0.1秒位であり、すぐに次の測定値の取り込みが開始
される。そのため、タイヤ3が連続してコンベア1に搬
送されて来ても支障はない。なお、ステップ211にお
いて、否定判定の場合は、ステップ206へ戻り上記処
理を繰り返す。ステップ212では、工学的データ変換
器49で最小値(Y2 +Y3S が工学単位付きに変換
される。次のステップ213では、タイヤ外径算出演算
器51で演算式T=D−(Y2 +Y3S によりタイヤ
3の外径Tが演算され算出される。次のステップ214
では、タイヤ3の外径Tが工学単位付きでデジタル出力
器52から表示器53へ出力されたり、B.C.D.信
号、又はバイナリ信号等でパソコン等へ出力される。こ
のステップ213でタイヤ1本分の測定・演算処理は終
了するが、ステップ213からはステップ206へ戻
り、次のタイヤが搬送されてくると、ステップ206〜
213を繰り返す。また、次のタイヤの測定・演算処理
中は、デジタル出力器52及び表示器53は前のタイヤ
の測定値をそれぞれ出力、表示したままであり、次のタ
イヤの測定・演算処理が終了した時点で、デジタル出力
器52及び表示器53は次のタイヤの測定値をそれぞれ
出力、表示する。
【0025】次に、請求項3及び請求項6に記載のタイ
ヤの幅及び外径の双方を測定する場合について述べる。
請求項1及び請求項4に記載の幅を測定する場合の方法
及び装置について説明した内容と、請求項2及び請求項
5に記載のタイヤの外径を測定する場合の方法及び装置
について説明した内容との双方を併用し、図1に示すよ
うな構成とすればタイヤの幅及び外径の双方を同時に測
定することができる。なお、本実施例においては、第1
のセンサー5、第2のセンサー6、第3のセンサー7
を、いずれも超音波センサーとしているが、レーザー変
位センサーを使用することも可能である。
【0026】次に、実施例の効果を、タイヤの幅及び外
径の双方を測定するようにした場合で述べる。 (1)装置のコスト効果。装置の構成がシンプルで、光
学式センサーの使用個数が少ないので、従来技術と比較
して、装置のコストが約10分の1となった。 (2)装置を調整、維持する上での効果。センサーの取
り付けが簡単で、機械的調整箇所はセンサー取り付けネ
ジ1か所となった。このため再調整や校正が不要となっ
た。また、センサーは全て同一仕様でよいため予備品管
理や保守管理が簡素化され、調整及び初期立ち上げもセ
ンサー単体の持つオフセット調整のみで良くなった。 (3)精度上の効果。本発明の技術によれば、測定精度
は超音波センサーを使用した場合で±2mm程度レーザ
ー式センサーを使用した場合で±0.1mm程度とな
る。これは従来の技術で説明した光学的センサーをアレ
イ状に組み合わせて測定する方法や光学的カメラによる
測定方法の精度±5mm程度に比べると、精度上の効果
は2倍以上となっている。 (4)測定時間の効果。本発明の技術によれば、1本の
タイヤの幅及び外径の双方を測定する時間は約1〜2秒
と早く、従来の技術で説明したタイヤを1本毎に装置に
把持し測定する技術に比べて、サイクルタイムが著しく
短縮され生産性が格段に向上した。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
タイヤをコンベア上で搬送しながら連続的に測定するこ
とが出来るので処理時間が短かく、構成がシンプルなの
で装置のコストも安く、またコンベア上以外には余分な
スペースを必要としない。そして、装置の維持管理や調
整が容易で、測定精度も良く、極めて大きな効果を得る
ことが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の要部を示す斜視図である。
【図2】実施例の第1のセンサーの制御系に係るブロッ
ク図である。
【図3】実施例の第2及び第3のセンサーの制御系に係
るブロック図である。
【図4】実施例のタイヤの幅を測定する方法を説明する
ための説明用側面図である。
【図5】実施例の第1のセンサーが測定したチャートで
ある。
【図6】実施例のタイヤの外径を測定する方法を説明す
るための説明用平面図である。
【図7】実施例の第2のセンサーが測定したチャートで
ある。
【図8】実施例の第3のセンサーが測定したチャートで
ある。
【図9】タイヤの幅を測定する場合の制御系のフローチ
ャートである。
【図10】タイヤの外径を測定する場合の制御系のフロ
ーチャートである。
【符号の説明】
1:コンベア 3:タイヤ 3a:側面 3b:外周面 5:第1のセンサー 6:第2のセン
サー 7:第3のセンサー 11:第1の基準
位置 12:第2の基準位置 13:第3の基
準位置 25,48:記憶・演算手段 54:外径算出演
算・デジタル出力装置 H:第1の基準長さ D:第2の基準
長さ W:タイヤの幅 T:タイヤの外
径 X,Y2 ,Y3 :距離 XS :最小値 (Y2 +Y3S :Y2 とY3 との和の最小値

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンベア上面に水平に載置された状態で
    搬送されるタイヤの幅を測定する方法であって、前記コ
    ンベアの幅方向中央部の上方に配置した非接触式の第1
    のセンサーから前記タイヤの上側の側面までの距離をタ
    イヤ1本分にわたり連続的に測定し、この測定した前記
    距離の最小値と、前記第1のセンサーと前記コンベア上
    面との間の距離に相当する第1の基準長さとの差を求め
    ることにより、前記コンベア上のタイヤの幅を測定する
    ことを特徴とするタイヤ外形寸法測定方法。
  2. 【請求項2】 コンベア上面に水平に載置された状態で
    搬送されるタイヤの外径を測定する方法であって、前記
    タイヤを挟んで水平な対向位置にそれぞれ配置した非接
    触式の第2のセンサー及び第3のセンサーから前記タイ
    ヤの外周面までの各々の距離をタイヤ1本分にわたり連
    続的に測定し、この測定した前記各々の距離の和の最小
    値と、前記第2のセンサーと前記第3のセンサーとの間
    の距離に相当する第2の基準長さとの差を求めることに
    より、前記コンベア上のタイヤの外径を測定することを
    特徴とするタイヤ外形寸法測定方法。
  3. 【請求項3】 コンベア上面に水平に載置された状態で
    搬送されるタイヤの幅及び外径の双方を測定する方法で
    あって、前記コンベアの幅方向中央部の上方に配置した
    非接触式の第1のセンサーから前記タイヤの上側の側面
    までの距離をタイヤ1本分にわたり連続的に測定し、こ
    の測定した前記距離の最小値と、前記第1のセンサーと
    前記コンベア上面との間の距離に相当する第1の基準長
    さとの差を求めることにより前記コンベア上のタイヤの
    幅を、 また、前記タイヤを挟んで水平な対向位置にそれぞれ配
    置した非接触式の第2のセンサー及び第3のセンサーか
    ら前記タイヤの外周面までの各々の距離をタイヤ1本分
    にわたり連続的に測定し、この測定した前記各々の距離
    の和の最小値と、前記第2のセンサーと前記第3のセン
    サーとの間の距離に相当する第2の基準長さとの差を求
    めることにより前記コンベア上のタイヤの外径を、 測定することを特徴とするタイヤ外形寸法測定方法。
  4. 【請求項4】 コンベア上面に水平に載置されたタイヤ
    を搬送する前記コンベアと、第1の基準位置から前記タ
    イヤの上側の側面までの垂直方向距離Xをタイヤ1本分
    にわたり連続的に測定する非接触式の第1のセンサーと
    を具備するとともに、前記第1の基準位置と前記コンベ
    ア上面との間の距離に相当する第1の基準長さHと前記
    距離Xの最小値XS との差H−XS によって前記タイヤ
    の幅Wを演算する記憶・演算手段を含んでなるタイヤの
    幅を測定するタイヤ外形寸法測定装置。
  5. 【請求項5】 コンベア上面に水平に載置されたタイヤ
    を搬送する前記コンベアと、第2の基準位置から前記タ
    イヤの外周面までの水平方向距離Y2 をタイヤ1本分に
    わたり連続的に測定する非接触式の第2のセンサーと、
    前記タイヤを挟んで前記第2の基準位置と水平な対向位
    置にある第3の基準位置から前記タイヤの外周面までの
    水平方向距離Y3 をタイヤ1本分にわたり連続的に測定
    する非接触式の第3センサーとを具備するとともに、第
    2の基準位置と第3の基準位置との間の距離に相当する
    第2の基準長さDと前記距離Y2 ,Y3 の和の最小値
    (Y2 +Y3S との差D−(Y2 +Y3S によって
    前記タイヤの外径Tを演算する記憶・演算手段を含んで
    なるタイヤの外径を測定するタイヤ外形寸法測定装置。
  6. 【請求項6】 コンベア上面に水平に載置されたタイヤ
    を搬送する前記コンベアと、第1の基準位置から前記タ
    イヤの上側の側面までの垂直方向距離Xをタイヤ1本分
    にわたり連続的に測定する非接触式の第1のセンサー
    と、第2の基準位置から前記タイヤの外周面までの水平
    方向距離Y2 をタイヤ1本分にわたり連続的に測定する
    非接触式の第2のセンサーと、前記タイヤを挟んで前記
    第2の基準位置と水平な対向位置にある第3の基準位置
    から前記タイヤの外周面までの水平方向距離Y3 をタイ
    ヤ1本分にわたり連続的に測定する非接触式の第3セン
    サーとを具備するとともに、 前記第1の基準位置と前記コンベア上面との間の距離に
    相当する第1の基準長さHと前記距離Xの最小値XS
    の差H−XS によって前記タイヤの幅Wを、 また、第2の基準位置と第3の基準位置との間の距離に
    相当する第2の基準長さDと前記距離Y2 ,Y3 の和の
    最小値(Y2 +Y3S との差D−(Y2 +Y3S
    よって前記タイヤの外径Tを、 それぞれ演算する記憶・演算手段を含んでなるタイヤの
    幅及び外径の双方を測定するタイヤ外形寸法測定装置。
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