JP2506730Y2 - プレス型間距離測定器 - Google Patents

プレス型間距離測定器

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JP2506730Y2
JP2506730Y2 JP10286491U JP10286491U JP2506730Y2 JP 2506730 Y2 JP2506730 Y2 JP 2506730Y2 JP 10286491 U JP10286491 U JP 10286491U JP 10286491 U JP10286491 U JP 10286491U JP 2506730 Y2 JP2506730 Y2 JP 2506730Y2
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卓博 荒巻
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Mitsubishi Motors Corp
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、プレス装置の上型及び
下型の型表面に異常凸部がないかどうかを検出するため
に、上型と下型との間の距離を測定する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、プレス加工をおこなうプレス装置
の上型または下型のいずれかの型表面に異常凸部がない
かどうかを検査する検査方法は、図4〜図8に示すもの
であった。
【0003】すなわち、プレス装置に上型1と下型3を
取付け(図4)、上型1と下型3のいずれかの型表面に
光明丹5(ペンキ様のもの)を塗り(図5)、両方の型
1,3をゆっくり合わせた後(図6)、再び型1,3を
離して他方の型に光明丹5がくっついてる箇所を探すも
のであった(図7)。光明丹5がくっついてる箇所は、
その箇所だけ周りよりも突出している異常凸部であるの
で、表面を削るなどの修正を行い(図8の白抜矢印で示
した部分)、再び光明丹を塗り同様の工程を繰り返して
いた(図5〜図8)。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来技術によれば、1箇所の異常凸部を修正した後、再び
他の箇所に異常凸部があれば同様に修正をおこない、そ
のようにして何回も同様の工程(図5〜図8)を繰り返
えし、多数回プレス装置を上下させる必要があり面倒で
あった。
【0005】本考案は、以上の問題点を解決するために
成されたもので、プレス装置を上下させずに型表面の異
常凸部を容易に検出することのできるプレス型間距離測
定器の提供を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本考案は、前記目的を達
成するために、プレス加工をおこなう2つの型の一方の
型に設けられたガイドポストと他方の型に設けられたガ
イドポスト受凹部とに両端を支持させる支持体と、該支
持体に設けられ先端が上記型の押圧方向に直交する平面
内で移動するリンクアームと、該リンクアームの先端に
2個設けられ、前記平面から前記2つの型の表面までの
垂直距離をそれぞれ測定するレーザー距離計と、その測
定結果から型の表面の異常凸部を検出する演算手段と、
検出結果を表示する表示手段と、を備えたものである。
【0007】
【作用】以上の構成によれば、プレス装置に2つの型を
取付け、一方の型に設けられたガイドポストと、他方の
型に設けられたガイドポスト受凹部との間に支持材の両
端を支持させる。そして、支持体に設けられたリンクア
ームを、型の押圧方向に直交する平面内で移動させる。
リンクアームの先端に設けられている2個のレーザー距
離器は、それぞれ一方の型あるいは他方の型の型表面ま
での距離を測定する。この距離は、上記表面からの垂直
距離であり、したがって測定された距離は、型が押圧を
おこなう際に互いに対向する点間のものである。これら
の測定結果から型の表面の異常凸部を検出する演算方法
には種々のものが考えられ、たとえば2つの計測した距
離の和を求めるものがある。この和は、異常凸部が存在
しなければ常に一定のはずである。従って、この一定値
からずれた点が異常凸部として検出され、この検出結果
は表示手段により表示される。このような距離の測定を
型の表面全面に渡っておこなえば、プレス装置を全く動
かさずに異常凸部を全面にわたって検出することができ
る。
【0008】
【実施例】以下本考案の一実施例を図1及び図2に基づ
いて説明する。
【0009】図1に示すように、この実施例のプレス装
置は、上下に2つの型、すなわち上型1及び下型3を備
えている。これら2つの型1,3は、下型3に対し上型
1が押圧することでプレス加工をおこなう。下型3には
凸状のガイドポスト(直径60〜100mm程度)7が
設けられ、上型1にはガイドポスト受凹部9が設けられ
る。このようなガイドポスト7により、プレス動作の際
に上型1がガイドされ、上下型間の位置決めをすること
ができる。
【0010】このようなガイドポスト7とガイドポスト
受凹部9とを利用して、支持体11の両端を支持させ
る。すなわち、柱状の支持体11の下端には円錐状の凹
部13(図2)が形成され、前記ガイドポスト7が挿入
されるようになっている。同様に、上端には円錐状の凸
部15が形成され、ガイドポスト受凹部9に挿入される
ようになっている。それぞれが円錐形状となっているこ
とにより、ガイドポスト7及びガイドポスト受凹部9の
寸法が所定の範囲内にあれば、該寸法の異なる型に対し
ても支持体11を支持させることができる。
【0011】支持体11は、外筒17と、この外筒17
に挿入される内柱19とから成る。両者は、外筒17に
設けられた固定ネジ21によって、支持体11全体の上
下方向の長さを調整した状態で固定され得る。これによ
り、支持体11全体の寸法Aは、たとえば500〜80
0mmの範囲で伸縮できる。また、外筒17の外周に
は、円筒状のヒンジベース23が固定ネジ25によって
固定される。これにより、ヒンジベースの高さ寸法B
は、たとえば200〜400mmの範囲で移動できる。
このヒンジベース23に対し、第1のアーム27がヒン
ジ結合されている。このヒンジ結合により、第1のアー
ム27は支持体11に対し直角な面上を回動できる。ま
た、第1のアーム27の先端には、第2のアーム28が
ヒンジ結合されている。この第2のアーム28も支持体
11に対し直角な面内を動く。この第1及び第2のアー
ム27,28により、リンクアーム29が構成されてい
る。第2のアーム28の先端には、上下を向く2個のレ
ーザー距離計31,33が設けられる。これらのレーザ
ー距離計31,33は、前記支持体11が両端をガイド
ポスト7とガイドポスト受凹部9に対し支持されている
ことから、プレス動作方向、すなわち型の押圧方向に配
置されることになるので、押圧方向に直交する平面内で
移動できる。上側のレーザー距離計31は、前記平面か
ら上型1の型表面までの垂直距離L1を測定する。下側
の距離計33は、前記平面から下型3の型の表面までの
垂直距離L2を測定する。
【0012】これらの測定結果は演算手段として設けた
演算装置37へ入力され、前記測定された2つの距離L
1,L2の和が求められる。この和は型表面のほとんどの
部分で一定のはずである。この一定値からはずれた和の
値が検出されたときは、その測定がおこなわれていた点
が異常凸部となる。この検出結果の表示手段となる表示
器35は、たとえば前記和の値をデジタル値で表示する
ものであってもよいし、次々と変化する和の値をグラフ
で示すものであってもよい。さらには、前記和の値が前
記一定値からどれだけ外れたら異常凹部とするからとい
うしきい値を設定し、その設定値を超えた場合には光や
音のアラームで知らせるものとしてもよい。
【0013】以上説明したように、この実施例によれ
ば、プレス動作、すなわち上型1を上下させることなく
型表面の全面にわたって異常凸部を検出することがで
き、検出作業が容易となる。
【0014】また、支持体11は、ガイドポスト7に対
し、すなわち型に対して直接取付けられるので、異常が
検出された場合には、その異常凸部が型表面のどの箇所
に存在するのかを正確に見つけられる。このとき、レー
ザー距離計31,33が可視レーザー光を使用するもの
であれば、さらに異常凸部の箇所を簡単に見つけること
ができる。すなわち、レーザー光が照らしている箇所を
目視してその箇所を修正し、2つの距離の和が一定値に
近付くかどうかを見ながらさらに修正を続けることがで
きるので、修正作業が極めて容易となる。
【0015】また、図2中のA寸法及びB寸法を調整す
ることで、異なる型のみならず異なるプレス装置におい
ても使用が可能となる。
【0016】さらに、支持体11をガイドポスト7とガ
イドポスト受凹部9に対して支持させることで押圧方向
に配置でき、簡単なリンクアーム29により、リンクア
ーム29の先端を前記押圧方向と直交する平面内で移動
させることができ、しかもレーザー距離計の姿勢が変ら
ないので、レーザー距離計は常に前記平面からの垂直距
離を測定できる。すなわち、2つのレーザー距離計が測
定をおこなう点は押圧の際に対向する点であり、距離の
測定が斜めにおこなわれ対向しない点の測定がおこなわ
れるというようなことを防止できる。
【0017】以上の実施例においては、プレス動作は上
下方向に行われるものであったが、他の実施例において
は、水平方向に行われるものであっても構わない。ま
た、演算手段は2つの距離の和を求めるものであった
が、他の実施例においては、より微小な異常凸部を検出
するため、レーザー距離計を平面内で移動させたときの
測定値の変化量が、2つのレーザー距離計で等しいかど
うかを演算するものであってもよい。異常凸部が存在し
なければ変化量は同じはずである。よって、変化量の差
が一定のしきい値を超えたときに異常であると検出する
ことができる。変化量を比較するため、異常凸部の大き
さが小さい場合であっても容易に検出できる。
【0018】
【考案の効果】以上説明したように、本考案によればレ
ーザー距離計により2つの型の表面までの距離を型表面
の全面において測定することで、従来のようにプレス装
置を動かすことなく、型表面の異常凸部を全面にわたっ
て検出することが可能となる。従って、異常凸部の検出
作業が容易におこなわれる。
【0019】また、ガイドポストとガイドポスト受凹部
に支持させた支持体にリンクアームを設けるというよう
な簡単な構成により、リンクアームの先端のレーザー距
離計を型の押圧方向に直交する平面内で移動させること
ができるので、距離の測定がおこなわれる型表面の点
は、正確に、押圧の際に対向する2つの点となり、誤っ
て斜めに測定がおこなわれ、対向しない2点間の測定が
おこなわれてしまうということを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す概略全体図である。
【図2】図1の要部を示す拡大斜視図である。
【図3】図1の型を示す斜視図である。
【図4】従来のプレス装置の型を示す側面図である。
【図5】図4の型表面に光明丹を塗った図である。
【図6】図5の型を合わせた図である。
【図7】図6の型を離した図である。
【図8】図7において判明した異常凸部の位置を示す図
である。
【符号の説明】
1 上型 3 下型 5 光明丹 7 ガイドポスト 9 ガイドポスト受凹部 11 支持体 17 外筒 19 内柱 21,25 固定ネジ 23 ヒンジベース 27 第1のアーム 28 第2のアーム 29 リンクアーム 31,33 レーザー距離計 35 表示器(表示手段) 37 演算装置(演算手段)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】プレス加工をおこなう2つの型の一方の型
    に設けられたガイドポストと他方の型に設けられたガイ
    ドポスト受凹部とに両端を支持させる支持体と、該支持
    体に設けられ先端が上記型の押圧方向に直交する平面内
    で移動するリンクアームと、該リンクアームの先端に2
    個設けられ、前記平面から前記2つの型の表面までの垂
    直距離をそれぞれ測定するレーザー距離計と、その測定
    結果から型の表面の異常凸部を検出する演算手段と、検
    出結果を表示する表示手段と、を備えたプレス型間距離
    測定器。
JP10286491U 1991-11-19 1991-11-19 プレス型間距離測定器 Expired - Lifetime JP2506730Y2 (ja)

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JP10286491U JP2506730Y2 (ja) 1991-11-19 1991-11-19 プレス型間距離測定器

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JP10286491U JP2506730Y2 (ja) 1991-11-19 1991-11-19 プレス型間距離測定器

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JPH0545512U JPH0545512U (ja) 1993-06-18
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DE102020104485A1 (de) 2020-02-20 2021-08-26 Bleistahl-Produktions Gmbh & Co Kg. Vorrichtung zur Werkzeugvermessung in Maschinen
JP2022170189A (ja) * 2021-04-28 2022-11-10 コマツ産機株式会社 測長用治具

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JPH0545512U (ja) 1993-06-18

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