JPH08145189A - 密封装置 - Google Patents
密封装置Info
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- JPH08145189A JPH08145189A JP6315780A JP31578094A JPH08145189A JP H08145189 A JPH08145189 A JP H08145189A JP 6315780 A JP6315780 A JP 6315780A JP 31578094 A JP31578094 A JP 31578094A JP H08145189 A JPH08145189 A JP H08145189A
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- Japan
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- slinger
- housing
- sealing device
- seal body
- dust
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-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16C—SHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
- F16C33/00—Parts of bearings; Special methods for making bearings or parts thereof
- F16C33/72—Sealings
- F16C33/76—Sealings of ball or roller bearings
- F16C33/78—Sealings of ball or roller bearings with a diaphragm, disc, or ring, with or without resilient members
- F16C33/7869—Sealings of ball or roller bearings with a diaphragm, disc, or ring, with or without resilient members mounted with a cylindrical portion to the inner surface of the outer race and having a radial portion extending inward
- F16C33/7879—Sealings of ball or roller bearings with a diaphragm, disc, or ring, with or without resilient members mounted with a cylindrical portion to the inner surface of the outer race and having a radial portion extending inward with a further sealing ring
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16C—SHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
- F16C33/00—Parts of bearings; Special methods for making bearings or parts thereof
- F16C33/72—Sealings
- F16C33/76—Sealings of ball or roller bearings
- F16C33/80—Labyrinth sealings
- F16C33/805—Labyrinth sealings in addition to other sealings, e.g. dirt guards to protect sealings with sealing lips
Landscapes
- Sealing With Elastic Sealing Lips (AREA)
- Sealing Using Fluids, Sealing Without Contact, And Removal Of Oil (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】ラビリンス機能と遠心力による振り切り機能を
兼ね備えたスリンガ付きの密封装置を提供する。 【構成】スリンガ１に、ハウジング５の外周と所定間隔
でもって対向するように密封対象流体側Ｏに向かって折
曲される外側折曲部１１を設けると共に、スリンガの一
部に切欠き１７を円周方向に複数設け、切欠き１７の内
径端に、ハウジング５の内周と所定間隔でもって対向す
るように密封対象流体側Ｏに向かって延びる内側折曲部
１６を設けたことを特徴とする。
兼ね備えたスリンガ付きの密封装置を提供する。 【構成】スリンガ１に、ハウジング５の外周と所定間隔
でもって対向するように密封対象流体側Ｏに向かって折
曲される外側折曲部１１を設けると共に、スリンガの一
部に切欠き１７を円周方向に複数設け、切欠き１７の内
径端に、ハウジング５の内周と所定間隔でもって対向す
るように密封対象流体側Ｏに向かって延びる内側折曲部
１６を設けたことを特徴とする。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、回転軸封部に用いられ
る密封装置に関し、特にシール本体の大気側にスリンガ
を設けたものに関する。
る密封装置に関し、特にシール本体の大気側にスリンガ
を設けたものに関する。
【０００２】
【従来の技術】従来のこの種の密封装置としては、たと
えば図３(ａ)に示すようなものがある。すなわち、ハウ
ジング１０５と回転軸１０７間に装着されるシール本体
１０２と、このシール本体１０２の大気側に配置される
スリンガ１１０と、から構成されている。
えば図３(ａ)に示すようなものがある。すなわち、ハウ
ジング１０５と回転軸１０７間に装着されるシール本体
１０２と、このシール本体１０２の大気側に配置される
スリンガ１１０と、から構成されている。
【０００３】このスリンガ１１０は、内径端が回転軸１
０７に固定されて回転軸１１０と共回りし、外径側の自
由端部がハウジング１０５の端面と軸方向に所定間隔の
軸方向隙間を隔てて対向するように配置されている。
０７に固定されて回転軸１１０と共回りし、外径側の自
由端部がハウジング１０５の端面と軸方向に所定間隔の
軸方向隙間を隔てて対向するように配置されている。
【０００４】特に、この従来例では、スリンガ１１０の
外径端を密封対象流体側に折曲してハウジング１０５外
周を覆い、この環状折曲部１１０ａとハウジング１０５
の外周面との間に径方向隙間を形成して軸方向隙間と共
にラビリンス部１１１を構成し、シール本体１０２の摺
動面へのダストの浸入を防止していた。
外径端を密封対象流体側に折曲してハウジング１０５外
周を覆い、この環状折曲部１１０ａとハウジング１０５
の外周面との間に径方向隙間を形成して軸方向隙間と共
にラビリンス部１１１を構成し、シール本体１０２の摺
動面へのダストの浸入を防止していた。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来の密封装置にあっては、ラビリンス部１１１によ
ってダストが浸入しにくくなっている反面、スリンガ１
１０とシール本体１０２間の空間に浸入したダストや泥
水等が空間内に滞留しやすく、ダストや泥がこびりつく
おそれがある。
た従来の密封装置にあっては、ラビリンス部１１１によ
ってダストが浸入しにくくなっている反面、スリンガ１
１０とシール本体１０２間の空間に浸入したダストや泥
水等が空間内に滞留しやすく、ダストや泥がこびりつく
おそれがある。
【０００６】また、スリンガ１１０とシール本体１０２
間の空間内に熱がこもりやすく、シール部が高熱になる
という問題もあった。
間の空間内に熱がこもりやすく、シール部が高熱になる
という問題もあった。
【０００７】このような問題を解消するものとして、従
来から図３(ｂ)に示すように、スリンガ１０１の外径端
に折曲部を設けないでストレートとし、さらに外径端に
フィン１０３を設けてダストや泥水等を遠心力によって
振り切るようにしたものが知られている。
来から図３(ｂ)に示すように、スリンガ１０１の外径端
に折曲部を設けないでストレートとし、さらに外径端に
フィン１０３を設けてダストや泥水等を遠心力によって
振り切るようにしたものが知られている。
【０００８】このようにすれば、スリンガ１０１とシー
ル本体１０２間のダスト等の滞留を防止でき、また、遠
心力による空気の流れによってシール本体１０２の摺動
発熱を冷却する空冷効果も期待できる。
ル本体１０２間のダスト等の滞留を防止でき、また、遠
心力による空気の流れによってシール本体１０２の摺動
発熱を冷却する空冷効果も期待できる。
【０００９】しかし、このストレートタイプのものはラ
ビリンス機能がなく、スリンガ１０１とシール本体１０
２間の隙間が径方向に開いているために、どうしてもダ
ストや泥水等が浸入しやすいという問題があった。
ビリンス機能がなく、スリンガ１０１とシール本体１０
２間の隙間が径方向に開いているために、どうしてもダ
ストや泥水等が浸入しやすいという問題があった。
【００１０】本願発明は、上記した従来技術の課題を解
決するためになされたもので、その目的とするところ
は、ラビリンス機能と遠心力による振り切り機能を兼ね
備えたスリンガ付きの密封装置を提供することにある。
決するためになされたもので、その目的とするところ
は、ラビリンス機能と遠心力による振り切り機能を兼ね
備えたスリンガ付きの密封装置を提供することにある。
【００１１】
【課題を達成するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明にあっては、ハウジングの軸孔と回転軸間に
装着されるシール本体と、該シール本体の大気側にハウ
ジングの端面と軸方向に所定間隔を隔てて配置され内径
端が回転軸に固定されるスリンガと、を備えた密封装置
において、前記スリンガに、ハウジングの外周と所定間
隔でもって対向するように密封対象流体側に向かって折
曲される外側折曲部を設けると共に、スリーブの一部に
切欠きを円周方向に複数設け、前記切欠きの端縁に、ハ
ウジングの内周と所定間隔でもって対向するように密封
対象流体側に向かって延びる内側折曲部を設けたことを
特徴とする。
に、本発明にあっては、ハウジングの軸孔と回転軸間に
装着されるシール本体と、該シール本体の大気側にハウ
ジングの端面と軸方向に所定間隔を隔てて配置され内径
端が回転軸に固定されるスリンガと、を備えた密封装置
において、前記スリンガに、ハウジングの外周と所定間
隔でもって対向するように密封対象流体側に向かって折
曲される外側折曲部を設けると共に、スリーブの一部に
切欠きを円周方向に複数設け、前記切欠きの端縁に、ハ
ウジングの内周と所定間隔でもって対向するように密封
対象流体側に向かって延びる内側折曲部を設けたことを
特徴とする。
【００１２】シール本体には、スリンガに摺動自在に密
封接触するダストリップが設けられていることを特徴と
する。
封接触するダストリップが設けられていることを特徴と
する。
【００１３】回転軸に固定されるスリンガの内径端に
は、シール本体が摺動自在に密封接触するスリーブ部が
一体的に設けられていることを特徴とする。
は、シール本体が摺動自在に密封接触するスリーブ部が
一体的に設けられていることを特徴とする。
【００１４】
【作用】本発明にあっては、静止時には外側折曲部と内
側折曲部は円周方向に不連続であるが、回転時には見か
け上連続面となる。そのため、ハウジングの外周面と外
側折曲部の回転面、ハウジングの内周面と内側折曲部の
回転面、さらにハウジング端面と切欠きの回転面間に見
かけ上のラビリンス部が出来、ダストや泥水等の浸入を
防止できる。
側折曲部は円周方向に不連続であるが、回転時には見か
け上連続面となる。そのため、ハウジングの外周面と外
側折曲部の回転面、ハウジングの内周面と内側折曲部の
回転面、さらにハウジング端面と切欠きの回転面間に見
かけ上のラビリンス部が出来、ダストや泥水等の浸入を
防止できる。
【００１５】また、切欠き形態とすることで、いずれの
回転方向でも切欠きの側辺部に発生する遠心力での空気
の流れで、空冷効果や浸入ダスト及び泥水等の排出が促
進される。
回転方向でも切欠きの側辺部に発生する遠心力での空気
の流れで、空冷効果や浸入ダスト及び泥水等の排出が促
進される。
【００１６】さらに、シール本体のダストリップがスリ
ンガに密封接触している場合には、ダストリップの耐久
性向上が図れる。
ンガに密封接触している場合には、ダストリップの耐久
性向上が図れる。
【００１７】また、スリーブ部を一体とすれば、治具等
を切欠きを通してシール本体に係合させることができる
ので、シール本体とスリンガとの最適な位置関係を保た
せて装着作業を行うことができる。特に、スリンガにダ
ストリップを接触させている場合には、ダストの接触代
を正確に規定することができる。
を切欠きを通してシール本体に係合させることができる
ので、シール本体とスリンガとの最適な位置関係を保た
せて装着作業を行うことができる。特に、スリンガにダ
ストリップを接触させている場合には、ダストの接触代
を正確に規定することができる。
【００１８】
【実施例】以下に本発明を図示の実施例に基づいて説明
する。
する。
【００１９】図１は本発明の一実施例に係る密封装置を
示すもので、この密封装置は、シール本体２と、このシ
ール本体２の大気側に配置されるスリンガ１と、から構
成されている。
示すもので、この密封装置は、シール本体２と、このシ
ール本体２の大気側に配置されるスリンガ１と、から構
成されている。
【００２０】シール本体２はハウジング５の軸孔５１と
回転軸７間に装着されるもので、ハウジング５の軸孔５
１に嵌着される金属環２１と、金属環２１の内径端に一
体的に焼き付けられる回転軸７外周に摺動自在に接触す
るゴム状弾性体製の主シールリップ２３と、この主シー
ルリップ２３の大気側に配置され回転軸７に対して摺動
自在に接触するダスリップ２５と、このダストリップ２
５のさらに大気側に配置されスリンガ１に対して摺動自
在に密封接触する端面ダストリップ２４と、から構成さ
れている。主シールリップ２３の背面には、緊迫力を付
与するバネ部材２６が装着されている。
回転軸７間に装着されるもので、ハウジング５の軸孔５
１に嵌着される金属環２１と、金属環２１の内径端に一
体的に焼き付けられる回転軸７外周に摺動自在に接触す
るゴム状弾性体製の主シールリップ２３と、この主シー
ルリップ２３の大気側に配置され回転軸７に対して摺動
自在に接触するダスリップ２５と、このダストリップ２
５のさらに大気側に配置されスリンガ１に対して摺動自
在に密封接触する端面ダストリップ２４と、から構成さ
れている。主シールリップ２３の背面には、緊迫力を付
与するバネ部材２６が装着されている。
【００２１】金属環２１は、ハウジング５の軸孔５１内
周に嵌着される外筒部２１１と、外筒部の大気側端部か
ら半径方向外方に向かって延びてハウジング５の端面に
当接する環状のフランジ部２１２と、外筒部２１１の密
封対象流体側端部から折曲部２１３を介して折り返され
る内筒部２１４と、内筒部２１１の大気側端部からさら
に半径方向内方に向かって延びる内向きフランジ部２１
５と、から構成されており、上記主シールリップ２３，
ダストリップ２５及び端面ダストリップ２４は、内向き
フランジ部２１５に接合されている。なお、金属環２１
の密封対象流体側Ｏの側面はゴム状弾性体２２が被覆さ
れている。
周に嵌着される外筒部２１１と、外筒部の大気側端部か
ら半径方向外方に向かって延びてハウジング５の端面に
当接する環状のフランジ部２１２と、外筒部２１１の密
封対象流体側端部から折曲部２１３を介して折り返され
る内筒部２１４と、内筒部２１１の大気側端部からさら
に半径方向内方に向かって延びる内向きフランジ部２１
５と、から構成されており、上記主シールリップ２３，
ダストリップ２５及び端面ダストリップ２４は、内向き
フランジ部２１５に接合されている。なお、金属環２１
の密封対象流体側Ｏの側面はゴム状弾性体２２が被覆さ
れている。
【００２２】一方、スリンガ１は内径端が回転軸に固定
される段付きワッシャ形状で、ハウジング５の端面と対
向する第１端面部１２と、この第１端面部１２の内側に
位置し、端面ダストリップ２４が摺動接触する第２端面
部１４と、を備えている。第２端面部１４は第１端面部
１２よりも軸方向大気側に突出しており、第１端面部１
２と第２端面部１４の境界部が第１円筒部１３によって
連結されている。また、第２端面部１４の内径端から軸
方向密封対象流体側Ｏに向かって第２円筒部１５が延び
ており、この第２円筒部１５が回転軸７外周に嵌合固定
されている。
される段付きワッシャ形状で、ハウジング５の端面と対
向する第１端面部１２と、この第１端面部１２の内側に
位置し、端面ダストリップ２４が摺動接触する第２端面
部１４と、を備えている。第２端面部１４は第１端面部
１２よりも軸方向大気側に突出しており、第１端面部１
２と第２端面部１４の境界部が第１円筒部１３によって
連結されている。また、第２端面部１４の内径端から軸
方向密封対象流体側Ｏに向かって第２円筒部１５が延び
ており、この第２円筒部１５が回転軸７外周に嵌合固定
されている。
【００２３】そして、スリンガ１の外径端、この実施例
では第１端面部１２の外径端には、ハウジング５の外周
と所定間隔でもって対向するように密封対象流体側Ｏに
向かって折曲される外側折曲部１１が設けられ、さら
に、外径端から半径方向内方に向かって延びる切欠き１
７が円周方向に複数設けられている。各切欠き１７の側
辺はスリンガの中心から放射線状に形成されている。
では第１端面部１２の外径端には、ハウジング５の外周
と所定間隔でもって対向するように密封対象流体側Ｏに
向かって折曲される外側折曲部１１が設けられ、さら
に、外径端から半径方向内方に向かって延びる切欠き１
７が円周方向に複数設けられている。各切欠き１７の側
辺はスリンガの中心から放射線状に形成されている。
【００２４】各切欠き１７の内径端には、ハウジング５
の内周と所定間隔でもって対向するように密封対象流体
側０に向かって延びる内側折曲部１６が設けられてい
る。
の内周と所定間隔でもって対向するように密封対象流体
側０に向かって延びる内側折曲部１６が設けられてい
る。
【００２５】上記構成の密封装置にあっては、静止時に
は外側折曲部１１と内側折曲部１６は円周方向に不連続
であるが、回転時には見かけ上連続面と同等の遮蔽効果
を発揮する。そのため、ハウジング５の外周面５２と外
側折曲部１１の回転面、ハウジング５の内周面と内側折
曲部１６の回転面、さらにハウジング５の端面と切欠き
１７の回転面に見かけ上のラビリンス部２０が構成さ
れ、ダストや泥水等の浸入を防止できる。
は外側折曲部１１と内側折曲部１６は円周方向に不連続
であるが、回転時には見かけ上連続面と同等の遮蔽効果
を発揮する。そのため、ハウジング５の外周面５２と外
側折曲部１１の回転面、ハウジング５の内周面と内側折
曲部１６の回転面、さらにハウジング５の端面と切欠き
１７の回転面に見かけ上のラビリンス部２０が構成さ
れ、ダストや泥水等の浸入を防止できる。
【００２６】また、切欠き１７を設けることで、左右い
ずれの回転方向でも切欠き１７の側辺に発生する遠心力
での空気の流れで、空冷効果や浸入ダスト及び泥水等の
排出が促進される。すなわち、図中時計回りに回転する
と（実線矢印の方向）、遠心力によって回転方向後方に
位置する側辺に沿う空気流が生じ、図中反時計回りに回
転すると（破線矢印方向）、逆側の側辺に沿う空気流が
生じる。
ずれの回転方向でも切欠き１７の側辺に発生する遠心力
での空気の流れで、空冷効果や浸入ダスト及び泥水等の
排出が促進される。すなわち、図中時計回りに回転する
と（実線矢印の方向）、遠心力によって回転方向後方に
位置する側辺に沿う空気流が生じ、図中反時計回りに回
転すると（破線矢印方向）、逆側の側辺に沿う空気流が
生じる。
【００２７】図２には、本発明の他の実施例に係る密封
装置が示されている。
装置が示されている。
【００２８】この第２実施例は、スリンガ１の内径端
に、シール本体２の主シールリップ２３が摺動自在に接
触するスリーブ部１８を一体的に設けたものである。そ
の他の構成及び作用については上記実施例と同様である
ので、同一の構成部分については同一の符号を付してそ
の説明を省略する。
に、シール本体２の主シールリップ２３が摺動自在に接
触するスリーブ部１８を一体的に設けたものである。そ
の他の構成及び作用については上記実施例と同様である
ので、同一の構成部分については同一の符号を付してそ
の説明を省略する。
【００２９】このように、スリーブ部１８を一体とすれ
ば、シール本体２とスリンガ１を一体にして一部品とし
てハウジング５に組み込むことができ、組み込み作業が
容易となる。
ば、シール本体２とスリンガ１を一体にして一部品とし
てハウジング５に組み込むことができ、組み込み作業が
容易となる。
【００３０】特に、組み込みに際し、スリンガ１の切欠
き１７からシール本体２のフランジ部２１２を押すよう
に設計された組み込み治具４を用いれば、シール本体２
とスリンガ１の最適な位置関係を保たせて密封装置を装
着することができる。
き１７からシール本体２のフランジ部２１２を押すよう
に設計された組み込み治具４を用いれば、シール本体２
とスリンガ１の最適な位置関係を保たせて密封装置を装
着することができる。
【００３１】組み込み治具４は、スリンガ１の第２端面
部１４を押すスリンガ当接部４１と、切欠き１７を通し
てフランジ部２１２に当接するシール本体当接部４２と
を有している。このスリンガ当接部４１とシール本体当
接部４２を、それぞれスリンガ１の第２端面部１４とシ
ール本体２のフランジ部２１２に同時に当接させて、押
し込めば端面ダストリップ２４の接触代が適正値に設定
することができる。
部１４を押すスリンガ当接部４１と、切欠き１７を通し
てフランジ部２１２に当接するシール本体当接部４２と
を有している。このスリンガ当接部４１とシール本体当
接部４２を、それぞれスリンガ１の第２端面部１４とシ
ール本体２のフランジ部２１２に同時に当接させて、押
し込めば端面ダストリップ２４の接触代が適正値に設定
することができる。
【００３２】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
スリンガに外側折曲部を設けると共に切欠きを設けて内
側折曲部を形成したので、静止時には外側折曲部、内側
折曲部が円周方向に不連続であるが、回転時には見かけ
上連続面と同等の遮蔽効果を発揮して、ハウジングの端
面及び内外周との間に見かけ上のラビリンス部が出来、
ダストや泥水等の浸入を有効に防止でき、耐ダスト性向
上を図ることができる。
スリンガに外側折曲部を設けると共に切欠きを設けて内
側折曲部を形成したので、静止時には外側折曲部、内側
折曲部が円周方向に不連続であるが、回転時には見かけ
上連続面と同等の遮蔽効果を発揮して、ハウジングの端
面及び内外周との間に見かけ上のラビリンス部が出来、
ダストや泥水等の浸入を有効に防止でき、耐ダスト性向
上を図ることができる。
【００３３】また、切欠き形態とすることで、いずれの
回転方向でも切欠きのへりに発生する遠心力による空気
の流れで、空冷効果や浸入ダスト及び泥水等の排出が促
進され、ラビリンス効果と相まって一層の耐ダスト性向
上を図ることができる。
回転方向でも切欠きのへりに発生する遠心力による空気
の流れで、空冷効果や浸入ダスト及び泥水等の排出が促
進され、ラビリンス効果と相まって一層の耐ダスト性向
上を図ることができる。
【００３４】さらに、シール本体のダストリップがスリ
ンガに密封接触している場合には、ダストリップの耐久
性向上が図れる。
ンガに密封接触している場合には、ダストリップの耐久
性向上が図れる。
【００３５】また、スリーブ部を一体とすれば、治具等
を切欠きを通してシール本体に係合させることができる
ので、シール本体とスリンガとの最適な位置関係を保た
せて装着作業を行うことができる。
を切欠きを通してシール本体に係合させることができる
ので、シール本体とスリンガとの最適な位置関係を保た
せて装着作業を行うことができる。
【００３６】特に、スリンガにダストリップを接触させ
ている場合には、ダストの接触代を正確に規定すること
ができる。
ている場合には、ダストの接触代を正確に規定すること
ができる。
【図１】図１(ａ)は本発明の一実施例に係る密封装置の
要部断面図、同図(ｂ)はスリンガの半断面図、同図(ｃ)
はスリンガの半平面図である。
要部断面図、同図(ｂ)はスリンガの半断面図、同図(ｃ)
はスリンガの半平面図である。
【図２】図２は本発明の他の実施例に係る密封装置の要
部断面図である。
部断面図である。
【図３】図３(ａ)，(ｂ)は従来の密封装置の要部断面図
である。
である。
１ スリンガ １１ 外側折曲部 １２ 第１端面部 １３ 第１円筒部 １４ 第２端面部 １５ 第２円筒部 １６ 内側折曲部 １７ 切欠き １８ スリーブ部 ２０ ラビリンス部 ２ シール本体 ２１ 金属環 ２１１ 外筒部 ２１２ フランジ部 ２１３ 折曲部 ２１４ 内筒部 ２１５ 内向きフランジ部 ２２ ゴム状弾性体 ２３ 主シールリップ ２４ 端面ダストリップ ２５ ダストリップ ２６ バネ部材 ４ 組み込み治具 ４１ スリンガ当接部 ４２ シール本体当接部 ５ ハウジング ５１ 軸孔 ５２ 外周部 ７ 回転軸 Ｏ密封対象流体側 Ａ大気側
Claims (3)
- 【請求項１】 ハウジングの軸孔と回転軸間に装着され
るシール本体と、該シール本体の大気側にハウジングの
端面と軸方向に所定間隔を隔てて配置され内径端が回転
軸に固定されるスリンガと、を備えた密封装置におい
て、 前記スリンガに、ハウジングの外周と所定間隔でもって
対向するように密封対象流体側に向かって折曲される外
側折曲部を設けると共に、スリンガの一部に切欠きを円
周方向に複数設け、 前記切欠きの端縁に、ハウジングの内周と所定間隔でも
って対向するように密封対象流体側に向かって延びる内
側折曲部を設けたことを特徴とする密封装置。 - 【請求項２】 シール本体には、スリンガに摺動自在に
密封接触するダストリップが設けられていることを特徴
とする請求項１に記載の密封装置。 - 【請求項３】 回転軸に固定されるスリンガの内径端に
は、シール本体が摺動自在に密封接触するスリーブ部が
一体的に設けられていることを特徴とする請求項１また
は２に記載の密封装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
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