JPH08144645A - 扉枠構造 - Google Patents

扉枠構造

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Publication number
JPH08144645A
JPH08144645A JP30700494A JP30700494A JPH08144645A JP H08144645 A JPH08144645 A JP H08144645A JP 30700494 A JP30700494 A JP 30700494A JP 30700494 A JP30700494 A JP 30700494A JP H08144645 A JPH08144645 A JP H08144645A
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JP
Japan
Prior art keywords
frame
door
frame material
wall
frame structure
Prior art date
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Pending
Application number
JP30700494A
Other languages
English (en)
Inventor
Akihiko Terakado
明彦 寺門
Motomu Yanagi
求 柳
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Forestry Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Forestry Co Ltd
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Publication date
Application filed by Sumitomo Forestry Co Ltd filed Critical Sumitomo Forestry Co Ltd
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Publication of JPH08144645A publication Critical patent/JPH08144645A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】様々な壁厚に適応するとともに壁厚が大きい場
合の枠材の大型化を回避し、さらに、取付け並びに解体
が容易でなおかつ扉の手前と向こう側とで枠材のデザイ
ンに変化をつける。 【構成】本発明の扉枠構造は、開口2の左側縁部におい
て当該縁部の一方の側に第1の枠材としての枠材11a
を取り付けるとともに他方の側に第2の枠材としての枠
材12aを取り付けてある。また、枠材11aには長溝
20aを形成してあり、額縁19aを当該長溝20aに
嵌着してある。枠材11aおよび枠材12aの間には、
戸当たり18を形成した介装部材13aを嵌め込んであ
り、壁の露出断面を覆って外から見えないようにしてあ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、建具を嵌め込むための
扉枠構造に係り、特に、住宅の間仕切り壁に用いる扉枠
構造に関する。
【0002】
【従来の技術】建物の外壁や間仕切り壁に開口を設けて
扉を取り付ける場合、壁体の開口に建具枠を固着し、当
該建具枠に扉等の建具を嵌め込むのが一般的である。
【0003】図4(a)、(b)は、従来の扉枠構造の一例を
示した水平断面図である。従来の扉枠構造は、これらの
図でわかるように竪枠あるいは方立てと呼ばれる枠材1
a、1bを壁の開口2の縁部に沿って対向配置してあ
り、壁面仕上げ材3の見切り部分にはそれぞれ額縁4、
4を両側から嵌め込んである。また、枠材1bには、扉
5の行き過ぎを防止する戸当たり6を突設してある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の扉枠構造においては、額縁の取り付け方によ
って多少の壁厚の違いは吸収できるものの、かかる調整
代はごくわずかであって基本的には壁の厚みに応じたサ
イズの枠材を用いなければならないという問題があっ
た。
【0005】また、壁厚が大きい場合には枠材もそれに
見合った大きさに形成する必要があるため、製作コスト
が割高になるという問題も生じていた。
【0006】また、内装材や建具の形状、模様あるいは
色調を部屋ごとに使い分けることによって各部屋に個性
をもたせることがあるが、従来の扉枠構造においては、
扉の手前と向こう側とで枠材のデザインに変化をつけよ
うとしても、構造上、困難が多かった。
【0007】さらに、壁の厚みが大きくてそれに相応す
る大きさの枠材を用いる場合には、釘等の取付け箇所が
多くなって取付けに時間がかかる一方、修理や解体の際
にも取り外しに大変な労力を伴うという問題も生じてい
た。
【0008】本発明は、上述した事情を考慮してなされ
たもので、様々な壁厚に適応するとともに壁厚が大きい
場合の枠材の大型化を回避可能な扉枠構造を提供するこ
とを目的とする。
【0009】また、本発明は、取付け並びに解体が容易
で、なおかつ扉の手前と向こう側とで枠材のデザインに
変化をつけることが可能な扉枠構造を提供することを目
的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の扉枠構造は請求項1に記載したように、所
定の厚みをもつ壁の開口縁部に沿った一方の側に第1の
枠材を取り付けるとともに他方の側に第2の枠材を取り
付け、当該第1の枠材および第2の枠材の間に所定の介
装部材を取り付けて前記壁の露出断面を覆うように構成
したものである。
【0011】また、本発明の扉枠構造は、請求項1の介
装部材に戸当たりを設けたものである。
【0012】また、本発明の扉枠構造は、請求項1の枠
材のうち、少なくとも一方の枠材に所定の長溝を形成す
るとともに、所定の額縁を前記長溝に嵌着するようにし
たものである。
【0013】
【作用】本発明の扉枠構造においては、2つの枠材を壁
の一方の側と他方の側とにそれぞれ別々に取り付け、そ
れらの枠材の隙間に介装部材を取り付けて壁断面が見え
ないようにしてある。そのため、壁厚が大きくなっても
枠材のサイズは一定のままでよい。なお、介装部材は、
様々な厚みをもつ壁に適応できるように異なるサイズの
ものを取り揃えておく必要があるが、当該介装部材は、
枠材とは違って建具重量を支持する必要がない。そのた
め、材料強度や部材厚等を小さくすることによって比較
的低コストでさまざまなサイズのものを製造することが
できる。
【0014】ここで、戸当たりを設ける位置を枠材では
なく介装部材とすることにより、枠材のサイズをさらに
小型化あるいは簡略化することができるとともに、介装
部材を交換することによって戸当たりの傷みを容易に修
理することができる。
【0015】また、枠材に所定の長溝を形成するととも
に、所定の額縁を前記長溝に嵌着するようにしておけ
ば、ある程度の壁厚の違いを介装部材を取り替えること
なく吸収することができる。
【0016】
【実施例】以下、本発明の扉枠構造の実施例について、
添付図面を参照して説明する。なお、従来技術と実質的
に同一の部品等については同一の符号を付してその説明
を省略する。
【0017】図1(a)、(b)は、本実施例の扉枠構造を示
した水平断面図であり、それぞれ開口を挟んで対向配置
された様子を示したものである。
【0018】本実施例の扉枠構造は、図1(a) でわかる
ように、開口2の左側縁部において当該縁部の一方の側
(同図では上側)に第1の枠材としての枠材11aを取
り付けるとともに他方の側(同図では下側)に第2の枠
材としての枠材12aを取り付けてある。また、枠材1
1aおよび枠材12aは、釘15で柱14に固着してあ
り、枠材11aには蝶番16を介して扉5を回動自在に
取り付けてある。また、枠材11aの釘孔には、釘15
を隠すためのキャップ17を嵌め込んである。なお、合
板等で構成した調整部材41aを必要に応じて枠材11
aと柱14との間に挟み込むことにより、柱14に対す
る枠材11aの取付け位置を調整するのがよい。
【0019】これらの枠材11aおよび枠材12aは、
同一の材料で形成する必要はなく、それぞれの側の部屋
のデザインに合わせて異なる形状、模様あるいは色調と
してもよい。特に、枠材12aの方には、建具重量を負
担させる必要はないので、デザインを優先した材料選択
が可能である。
【0020】また、枠材11aには長溝20aを形成し
てあり、額縁19aを当該長溝20aに嵌着してある。
【0021】枠材11aおよび枠材12aの間には、戸
当たり18を形成した介装部材13aを嵌め込んであ
り、壁の露出断面を覆って外から見えないようにしてあ
る。介装部材13aは、長尺状の基板の両縁を折り曲げ
てほぼコの字状に形成してあり、介装部材13aを嵌め
込んだときに当該折り曲げ部が枠材11a、12aの対
向する側面に当接するようになっている。一方、戸当た
り18は、長手方向に連続した突条として形成してもよ
いし、所定の間隔ごとに形成してもよい。また、戸当た
り18は、振動等を吸収できるように介装部材13aよ
りも比較的柔かい材質で形成するとともに、これらをプ
ラスチック等で一体形成するのがよい。
【0022】ここで、介装部材13aは、様々な厚みを
もつ壁に適応できるように異なるサイズのものを取り揃
えておく。なお、当該介装部材13aは、枠材11aと
は違って建具重量を支持する必要がないので、材料強度
や部材厚等は比較的小さくてよく、デザインを優先して
材質、形状等を選択することができる。
【0023】開口2の右側縁部も図1(b) に示すように
左側縁部とほぼ同様に構成してあり、第1の枠材として
の枠材11b、第2の枠材としての枠材12bをそれぞ
れ釘15で柱14に固着し、枠材11bに形成した長溝
20bに額縁19bを嵌着するとともに、枠材11bお
よび枠材12bの間には、戸当たり18を形成した介装
部材13bを嵌め込んである。
【0024】枠材11bおよび枠材12bについても、
それぞれの形状、模様あるいは色調に変化をつけてもよ
いし、介装部材13bについても、様々な壁厚に対応で
きるようにいくつかのサイズのものを取り揃えておくの
がよい。
【0025】図2は、本実施例の扉枠構造をそれぞれ異
なる壁厚に対して適用した様子を示したものである。な
お、開口の左側についてだけ説明し、右側についてはほ
ぼ同様であるので詳細な説明は省略する。
【0026】まず、図2(a) は、図1の壁よりも若干厚
みが大きい壁に対し、介装部材13aはそのままとし、
長溝20aに対する額縁19aの嵌着の深さを浅くする
ことによって当該壁厚の変化を吸収したものである。
【0027】次に、図2(b) は、壁の厚みがもっと大き
くなった場合に、介装部材13aよりもサイズが大きな
介装部材21を枠材11aと枠材12aの間に嵌め込ん
で壁厚を調整したものである。
【0028】次に、図2(c) は、図1の壁よりも薄い壁
に対し、介装部材13aよりもサイズが小さな介装部材
22を枠材11aと枠材12aの間に嵌め込んで壁厚を
調整したものである。
【0029】以上説明したように、本実施例の扉枠構造
によれば、2つの枠材を壁の一方の側と他方の側とにそ
れぞれ別々に取り付け、それらの枠材の隙間に介装部材
を取り付けて壁断面が見えないようにしたので、枠材自
体は壁厚に関わらず一定寸法のものを用いることができ
る。そのため、枠材の製造コストを低減することができ
る。
【0030】なお、壁厚を調整するため、介装部材にさ
まざまなサイズのものを用意しておく必要があるが、当
該介装部材には建具を支持する強度を持たせる必要がな
いので、材料強度や部材厚等を小さくすることによって
比較的低コストでさまざまなサイズのものを用意してお
くことができる。
【0031】また、壁厚が大きい場合にも比較的小さな
サイズの枠材で足りるため、従来のように製造コストが
割高となるおそれもない。
【0032】また、壁の一方の側と他方の側とで枠材の
形状、模様あるいは色彩を変えることができるので、各
枠材をそれぞれの部屋のデザインや色調に合わせて最も
適したものにすることが可能となる。
【0033】また、壁厚が大きい場合でも枠材のサイズ
を比較的小さくすることができるため、釘の打込み箇所
が少なくなり、取付けが容易になる。また、例えばクロ
スの張り替えを行うために枠材をいったん取り外す必要
が生じた場合、壁厚が大きい場合だと、従来であれば取
付けが大変な分だけ取り外しにも手間がかかったが、本
実施例によれば、枠材のサイズが比較的小さいため、取
り外しが容易であり、特に、一方の部屋のクロスだけを
張り替える場合には、対応する側の枠材だけを取り外せ
ばよい。
【0034】また、戸当たりを設ける位置を枠材ではな
く介装部材としたので、枠材のサイズをさらに小型化あ
るいは簡略化することができるとともに、介装部材を交
換することによって戸当たりの傷みを容易に修理するこ
とができる。
【0035】また、枠材に所定の長溝を形成するととも
に、所定の額縁を前記長溝に嵌着するようにしたので、
ある程度の壁厚の違いを介装部材を取り替えることなく
吸収することができる。
【0036】上述の実施例では、両側に通常の部屋が隣
接する場合について説明したが、一方の部屋が例えば物
置である場合には、当該物置側の開口縁部にはさほどの
意匠性は要求されないことがある。このような場合に
は、本実施例の扉枠構造を構成する枠材の一方を省略し
てもよい。図3(a) は、物置31側の開口縁部をクロス
32を巻き込んで仕上げる一方、当該縁部における枠材
並びに介装部材の取付けを省略した様子を示したもので
ある。
【0037】また、図3(b) に示すように、物置31の
間仕切り壁33の厚みが小さい場合にも、同様に一方の
枠材および介装部材の取付けを省略してもよい。なお、
本変形例では、見切り近傍に簡単な戸当たり34を設け
てある。
【0038】また、本実施例では、一方の側の枠材11
a、11bだけに額縁を嵌着し、他方の側の枠材12
a、12bは額縁の機能も合わせ持った一体型として構
成したが、当該他方の側においても枠材と額縁とを別体
に形成してもよい。かかる構成によれば、額縁の嵌着深
さを変えることによる壁厚調整を壁の両側で行うことが
可能となる。
【0039】
【発明の効果】以上述べたように、本発明の扉枠構造
は、所定の厚みをもつ壁の開口縁部に沿った一方の側に
第1の枠材を取り付けるとともに他方の側に第2の枠材
を取り付け、当該第1の枠材および第2の枠材の間に所
定の介装部材を取り付けて前記壁の露出断面を覆うよう
に構成したので、様々な壁厚に適応するとともに壁厚が
大きい場合の枠材の大型化を回避することができる。ま
た、取付け並びに解体が容易で、なおかつ扉の手前と向
こう側とで枠材のデザインに変化をつけることができ
る。
【0040】
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例に係る扉枠構造の水平断面図。
【図2】本実施例に係る扉枠構造の作用を示す水平断面
図。
【図3】本実施例の変形例を示す水平断面図。
【図4】従来の扉枠構造を示す水平断面図。
【符号の説明】
11a、11b 枠材(第1の枠材) 12a、12b 枠材(第2の枠材) 13a、13b、21、22 介装部材 18 戸当たり 19a、19b 額縁

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の厚みをもつ壁の開口縁部に沿った
    一方の側に第1の枠材を取り付けるとともに他方の側に
    第2の枠材を取り付け、当該第1の枠材および第2の枠
    材の間に所定の介装部材を取り付けて前記壁の露出断面
    を覆うように構成したことを特徴とする扉枠構造。
  2. 【請求項2】 前記介装部材に戸当たりを設けた請求項
    1記載の扉枠構造。
  3. 【請求項3】 前記枠材のうち、少なくとも一方の枠材
    に所定の長溝を形成するとともに、所定の額縁を前記長
    溝に嵌着するようにした請求項1記載の扉枠構造。
JP30700494A 1994-11-16 1994-11-16 扉枠構造 Pending JPH08144645A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009127266A (ja) * 2007-11-22 2009-06-11 Panasonic Electric Works Co Ltd 開閉建具の開口縦枠取付構造
JP2011111862A (ja) * 2009-11-30 2011-06-09 Sumitomo Forestry Co Ltd 下地部材

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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20030924