JPH08143569A - 抗腫瘍物質be−43472類 - Google Patents

抗腫瘍物質be−43472類

Info

Publication number
JPH08143569A
JPH08143569A JP30435394A JP30435394A JPH08143569A JP H08143569 A JPH08143569 A JP H08143569A JP 30435394 A JP30435394 A JP 30435394A JP 30435394 A JP30435394 A JP 30435394A JP H08143569 A JPH08143569 A JP H08143569A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
salt
methanol
compound
formula
streptomyces
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP30435394A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Kushida
宏 串田
Shigeru Nakajima
中島  茂
Tomoko Koyama
智子 小山
Hajime Suzuki
肇 鈴木
Katsuhisa Ojiri
勝久 小尻
Hiroyuki Suda
寛之 須田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
MSD KK
Original Assignee
Banyu Phamaceutical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Banyu Phamaceutical Co Ltd filed Critical Banyu Phamaceutical Co Ltd
Priority to JP30435394A priority Critical patent/JPH08143569A/ja
Publication of JPH08143569A publication Critical patent/JPH08143569A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Preparation Of Compounds By Using Micro-Organisms (AREA)
  • Micro-Organisms Or Cultivation Processes Thereof (AREA)
  • Heterocyclic Carbon Compounds Containing A Hetero Ring Having Oxygen Or Sulfur (AREA)
  • Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】 一般式 【化1】 [式中、R1は水素原子又はヒドロキシ基を、R2は水素
原子又はメチル基を示す]で表される化合物又はその薬
学的に許容しうる塩及びその製造法。 【効果】本発明に係る化合物は腫瘍細胞の増殖を強く阻
害し、医薬の分野で有用である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は医薬の分野で有用であ
り、より具体的には腫瘍細胞の増殖を阻害して抗腫瘍作
用を有する新規化合物群、その製造法及びその用途並び
に該化合物を産生する微生物に関するものである。
【0002】
【従来の技術】癌化学療法の分野においては、既に多く
の化合物が医薬品として実用化されている。しかしなが
らさまざまな種類の腫瘍に対してその効果は必ずしも充
分ではなく、また臨床上これらの薬剤に対する腫瘍細胞
の耐性現象が明らかにされるにつれ、その臨床的応用性
は複雑化している[第47回日本癌学会総会記事、12
頁〜15頁(1988年)等参照]。
【0003】このような状況下、癌治療の分野において
は常に新規抗腫瘍物質の開発が求められている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記の希求に
応えることのできる新規な抗腫瘍物質を提供することを
目的とするものである。即ち、既存の抗腫瘍物質が充分
に効果を発揮できない種々の腫瘍に対しても抗腫瘍効果
を発揮する化合物を提供することが本発明が解決しよう
とする課題である。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記の課
題を解決すべく、抗腫瘍活性を有する物質について微生
物二次代謝産物を広くスクリーニングした結果、一般式
[I]で表される化合物が優れた抗腫瘍作用を示すこと
を見いだして本発明を完成した。
【0006】即ち、本発明は新規な一般式[1]
【0007】
【化4】 [式中、R1は水素原子又はヒドロキシ基を、R2は水素
原子又はメチル基を示す]で表される化合物又はその薬
学的に許容しうる塩、その製法及び用途、並びに式
[I]の化合物を産生する能力を有するストレプトミセ
ス(Streptomyces)属に属する微生物に関
するものである。
【0008】以下に本発明に係る新規な抗腫瘍性物質B
E−43472類の物理化学的な性状を示す。
【0009】ここで、一般式[I]のR1がヒドロキシ
基であり、R2が水素原子である化合物をBE−434
72A、R1及びR2が水素原子である化合物をBE−4
3472B、R1がヒドロキシ基であり、R2がメチル基
である化合物をBE−43472C、R1が水素原子で
あり、R2がメチル基である化合物をBE−43472
Dとそれぞれ称する。
【0010】下記にNMR測定における略号の意味を示
す。
【0011】s : シングレット d : ダブレット t : トリプレット q : カルテット m : マルチプレット br: ブロード J : カップリング定数 Hz: ヘルツBE−43472Aの物理化学的性状 性状 ;黄橙色アモルファス状固体若しくは結晶 分子式 ;C322410 質量分析;[高分解能FAB−MS](M+H)+とし
て: 実測値 569.1443 計算値 569.1447 比旋光度;[α]20 D=+501°(c 1.0,DM
SO) 紫外部吸収スペクトル;λmax(MeOH,nm)2
30,262,285(sh),360,415 赤外部吸収スペクトル;(KBr,cm-1)3500,
2926,2362,1625,1583,1456,
1275,1211,1092,814,6111 H−NMRスペクトル(500MHz,CDCl3)δ
ppm:13.9(1H,s),12.6(1H,
s),11.9(1H,s),7.77(1H,d,J
=7.6Hz),7.56(1H,t,J=7.9H
z),7.49(1H,d,J=7.9Hz),7.4
6(1H,br,s),7.39(1H,d,J=7.
6Hz),6.96(1H,br,s),6.91(1
H,d,J=7.9Hz),5.10(1H,q,J=
6.7Hz),3.06(1H,d,J=18.0H
z),2.73(1H,d,J=18.0Hz),2.
39(3H,s),1.62(3H,d,J=6.7H
z),1.43(3H,s)13 C−NMRスペクトル(125MHz,CDCl3
δppm:190.3(s),186.9(s),18
1.8(s),175.7(s),162.4(s),
161.7(s),157.5(s),148.2
(s),138.1(s),137.7(d),13
7.4(s),134.6(s),132.4(s),
130.6(d),124.4(d),121.5
(d),120.5(d),119.9(s),11
9.1(d),118.4(d),116.7(s),
114.2(s),113.3(s),102.0
(s),84.7(s),84.0(d),73.1
(s),60.5(s),42.1(t),25.5
(q),22.0(q),16.9(q) 溶解性;メタノール、ジメチルスルホキシド等の有機溶
媒に溶け易く、水に溶けにくい。
【0012】酸性、中性、塩基性物質の区別;弱酸性物
質 Rf値;0.5[メルク社製キーゼルゲル60F254使
用、展開溶媒:クロロホルム/メタノール(10:
1)] また本発明化合物は塩の形で存在することができ、その
ような塩としては例えばナトリウム塩、カリウム塩等の
アルカリ金属塩、例えばトリメチルアミン塩、トリエチ
ルアミン塩、ジシクロヘキシルアミン塩、エタノールア
ミン塩、ジエタノールアミン塩、トリエタノールアミン
塩、プロカイン塩等の脂肪族アミン塩、例えばN,N−
ジベンジルエチレンジアミン塩等のアラルキルアミン
塩、例えばピリジン塩、ピコリン塩、キノリン塩、イソ
キノリン塩等の複素芳香族アミン塩、例えばテトラメチ
ルアンモニウム塩、テトラエチルアンモニウム塩、ベン
ジルトリメチルアンモニウム塩、ベンジルトリエチルア
ンモニウム塩、ベンジルトリブチルアンモニウム塩、メ
チルトリオクチルアンモニウム塩、テトラブチルアンモ
ニウム塩等の第4級アンモニウム塩、アルギニン塩、リ
ジン塩等の塩基性アミノ酸塩等が挙げられる。
【0013】BE−43472Bの理化学的性状 性状 ;赤褐色アモルファス状固体若しくは結晶 分子式 ;C32249 質量分析;[高分解能FAB−MS](M+H)+とし
て: 実測値 553.1501 計算値 553.1498 比旋光度;[α]20 D=+612°(c 1.0,DM
SO) 紫外部吸収スペクトル;λmax(MeOH,nm)2
30,262,285(sh),360,415 赤外部吸収スペクトル;(KBr,cm-1)3427,
2927,2362,1616,1583,1456,
1273,1084,814,6111 H−NMRスペクトル(500MHz,CDCl3)δ
ppm:14.4(1H,s),12.7(1H,
s),12.0(1H,s),7.85(1H,d,J
=7.6Hz),7.55−7.60(3H,m),
7.33(1H,d,J=7.6Hz),7.06(1
H,br,s),6.94(1H,dd,J=7.3,
1.8Hz),5.01(1H,m),2.85(1
H,d,J=16.5Hz),2.75(1H,d,J
=16.5Hz),2.43(1H,d,J=5.5H
z),2.42(3H,s),1.66(3H,d,J
=6.8Hz),1.40(3H,s)13 C−NMRスペクトル(125MHz,CDCl3
δppm:189.4(s),186.8(s),18
2.0(s),178.1(s),162.5(s),
161.8(s),156.0(s),147.9
(s),143.5(s),137.5(d),13
7.0(s),134.3(s),132.6(s),
127.7(d),124.3(d),121.5
(d),121.4(s),120.4(d),11
9.1(d),118.8(d),117.3(s),
114.4(s),113.0(s),102.0
(s),80.9(d),71.1(s),65.1
(d),56.3(s),44.4(t),29.7
(q),24.7(q),22.0(q) 溶解性;メタノール、ジメチルスルホキシド等の有機溶
媒に溶け易く、水に溶けにくい。
【0014】酸性、中性、塩基性物質の区別;弱酸性物
質 Rf値;0.5[メルク社製キーゼルゲル60F254使
用、展開溶媒:クロロホルム/メタノール(10:
1)] また本発明化合物は塩の形で存在することができ、その
ような塩としては例えばナトリウム塩、カリウム塩等の
アルカリ金属塩、例えばトリメチルアミン塩、トリエチ
ルアミン塩、ジシクロヘキシルアミン塩、エタノールア
ミン塩、ジエタノールアミン塩、トリエタノールアミン
塩、プロカイン塩等の脂肪族アミン塩、例えばN,N−
ジベンジルエチレンジアミン塩等のアラルキルアミン
塩、例えばピリジン塩、ピコリン塩、キノリン塩、イソ
キノリン塩等の複素芳香族アミン塩、例えばテトラメチ
ルアンモニウム塩、テトラエチルアンモニウム塩、ベン
ジルトリメチルアンモニウム塩、ベンジルトリエチルア
ンモニウム塩、ベンジルトリブチルアンモニウム塩、メ
チルトリオクチルアンモニウム塩、テトラブチルアンモ
ニウム塩等の第4級アンモニウム塩、アルギニン塩、リ
ジン塩等の塩基性アミノ酸塩等が挙げられる。
【0015】BE−43472Cの理化学的性状 性状 ;黄色アモルファス状固体若しくは結晶 分子式 ;C332610 質量分析;[高分解能FAB−MS](M+H)+とし
て: 実測値 583.1624 計算値 583.1621 比旋光度;[α]20 D=+320°(c 0.5,DM
SO) 紫外部吸収スペクトル;λmax(MeOH,nm)2
25,260,360赤外部吸収スペクトル;(KB
r,cm-1)3487,2937,1666,160
8,1591,1458,1327,1275,123
0,1047,812,6061 H−NMRスペクトル(500MHz,CDCl3)δ
ppm:13.9(1H,s),11.9(1H,
s),7.79(1H,d,J=7.6Hz),7.6
5(1H,br,s),7.49−7.54(2H,
m),7.35(1H,d,J=7.6Hz),7.0
8(1H,br,s),6.88(1H,dd,J=
7.9,1.5Hz),5.07(1H,q,J=6.
7Hz),4.00(3H,s),3.00(1H,
d,J=18.0Hz),2.76(1H,d,J=1
8.0Hz),2.46(3H,s),1.67(3
H,d,J=6.7Hz),1.37(3H,s)13 C−NMRスペクトル(125MHz,CDCl3
δppm:190.6(s),182.9(s),18
1.0(s),175.3(s),161.6(s),
160.2(s),157.4(s),146.1
(s),137.8(s),137.7(d),13
7.7(s),134.9(s),134.0(s),
129.3(d),120.5(d),120.3
(d),119.5(s),119.4(s),11
8.9(d),118.8(d),118.7(s),
118.5(d),113.4(s),101.9
(s),84.5(s),84.4(d),72.8
(s),60.5(s),56.3(q),42.1
(t),25.5(q),22.2(q),16.9
(q) 溶解性;メタノール、ジメチルスルホキシド等の有機溶
媒に溶け易く、水に溶けにくい。
【0016】酸性、中性、塩基性物質の区別;弱酸性物
質 Rf値;0.5[メルク社製キーゼルゲル60F254使
用、展開溶媒:クロロホルム/メタノール(10:
1)] また本発明化合物は塩の形で存在することができ、その
ような塩としては例えばナトリウム塩、カリウム塩等の
アルカリ金属塩、例えばトリメチルアミン塩、トリエチ
ルアミン塩、ジシクロヘキシルアミン塩、エタノールア
ミン塩、ジエタノールアミン塩、トリエタノールアミン
塩、プロカイン塩等の脂肪族アミン塩、例えばN,N−
ジベンジルエチレンジアミン塩等のアラルキルアミン
塩、例えばピリジン塩、ピコリン塩、キノリン塩、イソ
キノリン塩等の複素芳香族アミン塩、例えばテトラメチ
ルアンモニウム塩、テトラエチルアンモニウム塩、ベン
ジルトリメチルアンモニウム塩、ベンジルトリエチルア
ンモニウム塩、ベンジルトリブチルアンモニウム塩、メ
チルトリオクチルアンモニウム塩、テトラブチルアンモ
ニウム塩等の第4級アンモニウム塩、アルギニン塩、リ
ジン塩等の塩基性アミノ酸塩等が挙げられる。
【0017】BE−43472Dの理化学的性状 性状 ;赤褐色アモルファス状固体若しくは結晶 分子式 ;C33269 質量分析;[高分解能FAB−MS](M+H)+とし
て: 実測値 567.1632 計算値 567.1655 比旋光度;[α]20 D=+204°(c 0.25,D
MSO) 紫外部吸収スペクトル;λmax(MeOH,nm)2
26,260,360(sh),370,390(s
h) 赤外部吸収スペクトル;(KBr,cm-1)3452,
2927,1668,1610,1458,1327,
1275,1232,1047,810,6061 H−NMRスペクトル(500MHz,CDCl3)δ
ppm:14.4(1H,s),12.0(1H,
s),7.80(1H,d,J=7.6Hz),7.6
9(1H,br,s),7.65(1H,dd,J=
7.9,1.2Hz),7.54(1H,t,J=7.
9Hz),7.26(1H,d,J=7.6Hz),
7.11(1H,br,s),6.91(1H,dd,
J=7.9,1.2Hz),4.98(1H,dq,J
=6.7,5.2Hz),4.02(3H,s),2.
84(1H,d,J=16.4Hz),2.73(1
H,d,J=16.4Hz),2.47(3H,s),
2.41(1H,d,J=5.2Hz),1.64(3
H,d,J=6.7Hz),1.39(3H,s)13 C−NMRスペクトル(125MHz,CDCl3
δppm:189.5(s),183.1(s),18
0.8(s),178.2(s),161.6(s),
160.2(s),155.6(s),145.9
(s),143.4(s),137.5(d),13
7.2(s),134.8(s),133.6(s),
126.4(d),120.6(s),120.4
(d),120.2(d),119.7(s),11
9.4(s),119.3(d),118.8(d),
118.5(d),113.0(s),102.1
(s),80.7(d),71.3(s),65.3
(d),56.4(s),56.3(q),44.4
(t),29.6(q),24.8(q),22.1
(q) 溶解性;メタノール、ジメチルスルホキシド等の有機溶
媒に溶け易く、水に溶けにくい。
【0018】酸性、中性、塩基性物質の区別;弱酸性物
質 Rf値;0.5[メルク社製キーゼルゲル60F254使
用、展開溶媒:クロロホルム/メタノール(10:
1)] また本発明化合物は塩の形で存在することができ、その
ような塩としては例えばナトリウム塩、カリウム塩等の
アルカリ金属塩、例えばトリメチルアミン塩、トリエチ
ルアミン塩、ジシクロヘキシルアミン塩、エタノールア
ミン塩、ジエタノールアミン塩、トリエタノールアミン
塩、プロカイン塩等の脂肪族アミン塩、例えばN,N−
ジベンジルエチレンジアミン塩等のアラルキルアミン
塩、例えばピリジン塩、ピコリン塩、キノリン塩、イソ
キノリン塩等の複素芳香族アミン塩、例えばテトラメチ
ルアンモニウム塩、テトラエチルアンモニウム塩、ベン
ジルトリメチルアンモニウム塩、ベンジルトリエチルア
ンモニウム塩、ベンジルトリブチルアンモニウム塩、メ
チルトリオクチルアンモニウム塩、テトラブチルアンモ
ニウム塩等の第4級アンモニウム塩、アルギニン塩、リ
ジン塩等の塩基性アミノ酸塩等が挙げられる。
【0019】BE−43472類の生物学的活性(抗腫
瘍作用) 抗腫瘍性物質BE−43472類のマウス実験腫瘍細胞
に対する増殖阻止作用を決定するため、試験管内で試験
を行なった。マウス白血病細胞P388に対する抗腫瘍
作用試験は、BE−43472類をジメチルスルホキシ
ドに溶解した後、ジメチルスルホキシドで逐次希釈して
から、牛胎児血清10%含有RPMI1640培地(2
0mMの2−メルカプトエタノールを含む)に加え検液
とした。1×103個の腫瘍細胞を含む細胞培養培地
(牛胎児血清10%含有RPMI1640培地、20m
Mの2−メルカプトエタノールを含む)50μlを96
穴マイクロプレートに分注し、37℃で24時間、5%
CO2下で培養した後に上記の検液を50μlを加え、
37℃で72時間、5%CO2下で培養後、MTT測定
法により対照群と比較した。
【0020】マウス大腸癌細胞colon 26に対す
る抗腫瘍試験は、BE−43472類をジメチルスルホ
キシドに溶解した後ジメチルスルホキシドで逐次希釈し
てから、牛胎児血清10%含有RPMI1640培地に
加え検液とした。1×103個の腫瘍細胞を含む細胞培
養培地(牛胎児血清10%含有RPMI1640培地)
100μlを96穴マイクロプレートに分注し、37℃
で24時間、5%CO2下で培養した後に上記の検液1
00μlを加え、37℃で72時間、5%CO2下で培
養後、50%トリクロロ酢酸で固定し、0.4%スルホ
ローダミンBで染色後、10mMトリス液を用いて細胞
から色素を抽出した。450nmを対照波長として55
0nmに於ける吸光度を測定して対照群と比較した。そ
の結果、BE−43472類は両腫瘍細胞に対し、強い
増殖阻止活性を示し、50%増殖阻害濃度(IC50)は
第1表の通りであった。
【0021】更に、BE−43472類のヒト腫瘍細胞
に対する抗腫瘍活性を試験管内で試験した。細胞は、ヒ
ト大腸癌細胞DLD−1、ヒト肺癌細胞PC−13及び
ヒト胃癌細胞MKN−45を使用し、細胞培養用培地
は、全ての腫瘍細胞共に牛胎児血清10%含有RPMI
1640培地を用い、上記のマウス大腸癌細胞colo
n 26細胞に対する抗腫瘍試験と同様の方法を用いて
測定した。その結果、BE−43472類はヒト腫瘍細
胞に対しても強い増殖阻害活性を示し、その50%増殖
阻止濃度(IC50)は第1表の通りであった。
【0022】
【表1】 上述したようにBE−43472類はマウス及びヒトの
腫瘍細胞に対し顕著な増殖阻止作用を示す。従って、本
発明はヒトをはじめとする哺乳動物の抗腫瘍剤として有
用である。
【0023】次にBE−43472類の製造法について
説明する。
【0024】本発明の抗腫瘍性物質BE−43472類
の製造に使用する微生物又はその変異株は、抗腫瘍性物
質BE−43472類を生産するものならばいずれでも
良いが、例えば以下の菌学的性状を有する微生物が挙げ
られる。 1.形態 A43472株は、よく伸長し分岐する基生菌糸と気菌
糸を形成し、輪生岐及び菌糸の分断は認められない。気
菌糸上には胞子の長い連鎖(10〜50個)を作り、そ
の形態は、らせん状である。胞子の表面は平滑で大きい
が1.2〜0.9×0.9〜0.6μmの卵形であり、
胞子のう、鞭毛胞子、及び菌核等の特殊な器官は観察さ
れない。 2.各種寒天平板培地における培養性状 各種寒天平板培地において、28℃、14日間培養した
結果を第2表に示す。
【0025】
【表2】 3.生育温度(イースト・麦芽寒天培地、14日間培
養) 10℃: 生育せず 15℃: 生育良好、気菌糸形成せず 18℃: 生育良好、気菌糸形成僅少 22℃: 生育非常に良好、気菌糸形成良好 26℃: 生育及び気菌糸形成非常に良好 29℃: 生育及び気菌糸形成非常に良好 37℃: 生育非常に良好、気菌糸形成良好 40℃: 生育及び気菌糸形成良好 43℃: 生育及び気菌糸形成良好 48℃: 生育せず 4.生理学的諸性質 (1)ゼラチンの液化 陽性 (グルコース・ペプトン・ゼラチン培地) (2)スターチの加水分解 陽性 (スターチ・無機塩寒天培地) (3)脱脂粉乳の凝固 陽性 (スキムミルク培地) (4)脱脂粉乳のペプトン化 陽性 (スキムミルク培地) (5)メラニン様色素の生成 陰性 (6)食塩耐性 食塩含有量10%以下で生育 (チロシン寒天培地) 5.炭素源の利用能 プリドハム・ゴドリーブ寒天を基礎培地とし、下記各種
糖を添加して28℃14日間培養した。炭素源の利用能
の結果を第3表に示す。
【0026】
【表3】 6.細胞壁組成 LL−ジアミノピメリン酸とグリシンが検出された。
【0027】以上の菌学的諸性質よりA43472株は
放線菌ストレプトミセス属に属すると考えられる。した
がってA43472株をストレプトミセス エスピー
A43472(Streptomyces sp.A4
3472)と称することとした。
【0028】尚、本菌株は通商産業省工業技術院生命工
学工業技術研究所に寄託されており、受託番号はFER
M P−14478である。
【0029】本発明で使用する抗腫瘍性物質BE−43
472類を生産する微生物の変異株は、例えばX線若し
くは紫外線等の照射処理、例えばナイトロジェンマスタ
ード、アザセリン、亜硝酸、2−アミノプリン若しくは
N−メチル−N’−ニトロ−N−ニトロソグアニジン
(NTG)等の変異誘起剤による処理、ファージ接触、
形質転換、形質導入又は接合等の通常用いられる菌種変
換処理方法によりBE−43472類生産菌を変異させ
た微生物である。
【0030】本発明のBE−43472類を製造するに
あたり、BE−43472類の生産菌株を栄養源含有培
地に接種して好気的に発育させることにより、BE−4
3472類を含む培養物が得られる。栄養源としては、
放線菌の栄養源として公知のものが使用できる。炭素源
としては例えば、市販されているブドウ糖、麦芽糖、デ
ンプン、庶糖、糖蜜又はデキストリンなどが単独又は混
合物として用いられる。窒素源としては、例えば市販さ
れている大豆粉、コーンステイープリカー、肉エキス、
酵母エキス、乾燥酵母、綿実粉、ペプトン、小麦胚芽、
魚粉、ミートミール、脱脂米ヌカ、脱脂肉骨粉、無機ア
ンモニウム塩又は硝酸ナトリウムなどが単独又は混合物
として用いられる。無機塩としては、例えば市販されて
いる炭酸カルシウム、塩化ナトリウム、塩化カリウム、
硫酸マグネシウム、臭化ナトリウム、ホウ酸ナトリウム
又は各種リン酸塩等を使用することができる。その他必
要に応じて、例えば鉄、マンガン、亜鉛、コバルト、モ
リブデン酸等の重金属塩を微量添加することもできる。
また、発泡の激しい場合には消泡剤として、例えば大豆
油若しくは亜麻仁油等の植物油、例えばオクタデカノー
ル等の高級アルコール類、又は各種シリコン化合物など
を適宜添加してもよい。これらのもの以外でも、該生産
菌が利用し、BE−43472類の生産に役立つもの例
えば3−(N−モルホリノ)プロパンスルホン酸又はホ
ウ酸ナトリウムなどであれば、いずれも使用することが
できる。
【0031】培養方法としては、一般の微生物代謝産物
の生産方法と同様に行なえばよく、固体培養でも液体培
養でもよい。液体培養の場合は、静置培養、攪拌培養、
振とう培養又は通気培養等のいずれを実施してもよい
が、特に振盪培養又は深部通気攪拌培養が望ましい。培
養温度は15〜43℃が適当であるが、好ましくは22
〜37℃である。好ましい培地のpHは4〜8の範囲
で、培養時間は48時間〜240時間、好ましくは72
時間〜168時間である。培養物から目的とするBE−
43472類を採取するには、微生物の生産する代謝物
から採取するのに通常使用される分離手段を適宜利用す
ることができる。
【0032】BE−43472類は培養濾液中及び菌体
中に存在するので、培養濾液又は菌体より通常の分離手
段、例えば溶媒抽出法、イオン交換樹脂法又は吸着若し
くは分配クロマトグラフィー法及びゲル濾過法などを単
独又は組み合わせて行なうことにより精製できる。
【0033】好ましい分離精製の例として次の方法が挙
げられる。まず培養液を濾過し、菌体を得る。得られた
菌体をメタノール又はアセトン等の有機溶媒を用いて抽
出する。得られた粗抽出物について、水−酢酸エチル分
配を行ない、酢酸エチルを留去後得られる抽出物につい
てシリカゲルクロマトグラフィー(クロロホルム/メタ
ノールで溶出)などを行なうことにより、BE−434
72類を粉末又は固体として得ることができる。
【0034】本発明の化合物BE−43472類は腫瘍
細胞の増殖を阻害し、抗腫瘍効果を発揮するが、本発明
化合物を抗腫瘍剤として使用する際の投与形態としては
各種の形態を選択でき、例えば錠剤、カプセル剤、散
剤、顆粒剤若しくは液剤等の経口剤、又は例えば溶液若
しくは懸濁液等の殺菌した液状の非経口剤が挙げられ
る。
【0035】固体の製剤は、そのまま錠剤、カプセル
剤、顆粒剤又は粉末の形態として製造することもできる
が、適当な添加物を使用して製造することもできる。そ
のような添加物として、例えば乳糖若しくはブドウ糖等
の糖類、例えばトウモロコシ、小麦若しくは米等のデン
プン類、例えばステアリン酸等の脂肪酸類、例えばメタ
ケイ酸アルミン酸マグネシウム若しくは無水リン酸カル
シウム等の無機塩類、例えばポリビニルピロリドン若し
くはポリアルキレングリコール等の合成高分子類、例え
ばステアリン酸カルシウム若しくはステアリン酸マグネ
シウム等の脂肪酸塩類、例えばステアリルアルコール若
しくはベンジルアルコール等のアルコール類、例えばメ
チルセルロース、カルボキシメチルセルロース、エチル
セルロース若しくはヒドロキシプロピルメチルセルロー
ス等の合成セルロース誘導体類、又は、水、ゼラチン、
タルク、植物油、アラビアゴム等通常用いられる添加物
が挙げられる。
【0036】これらの錠剤、カプセル剤、顆粒剤及び粉
末等の固形製剤は一般的には0.1〜100重量%、好
ましくは5〜100重量%の有効成分を含む。
【0037】液状製剤は、水、アルコール類又は例えば
大豆油、ピーナッツ油若しくはゴマ油等の植物由来の油
など液状製剤において通常用いられる適当な添加剤を使
用し、懸濁液、シロップ剤若しくは注射剤等の形態とし
て製造される。
【0038】特に、非経口的に筋肉内注射、静脈注射又
は皮下注射で投与する場合の適当な溶剤としては、例え
ば注射用蒸留水、塩酸リドカイン水溶液(筋肉注射
用)、生理食塩水、ブドウ糖水溶液、エタノール、静脈
内注射用液体(例えばクエン酸及びクエン酸ナトリウム
等の水溶液)若しくは電解質溶液(点滴静注及び静脈内
注射用)など、又はこれらの混合溶液が挙げられる。
【0039】これらの注射剤はあらかじめ溶解したもの
のほか、粉末のままあるいは適当な添加剤を加えたもの
を用時溶解する形態もとり得る。これらの注射液は通
常、0.1〜10重量%、好ましくは1〜5重量%の有
効成分を含む。
【0040】又、経口投与の懸濁剤又はシロップ剤等の
液剤は、0.5〜10重量%の有効成分を含む。
【0041】本発明の化合物の実際に好ましい投与量
は、使用される化合物の種類、配合された組成物の種
類、適用頻度及び治療すべき特定部位、宿主及び腫瘍に
よって変化することに注意すべきである。例えば、1日
あたりの成人の投与量は、経口投与の場合、10〜50
0mgであり、非経口投与、好ましくは静脈注射の場
合、1日あたり、10〜100mgである。なお、投与
回数は投与方法及び症状によって異なるが、1回ないし
5回である。
【0042】
【実施例】以下に、実施例を挙げて本発明を具体的に説
明するが、本発明はこれらによって何ら限定されるもの
ではない。
【0043】実施例1:BE−43472類の製造法 斜面軟寒天培地に接種した放線菌A43472株をグル
コース0.1%、デキストリン2.0%、魚粉0.5
%、グルテンミール1.0%、酵母エキス0.1%、塩
化ナトリウム0.1%、硫酸マグネシウム0.05%、
硫酸亜鉛0.00008%、塩化カルシウム0.05
%、硫酸第一鉄0.0002%、塩化第一銅0.000
04%、塩化マンガン0.00004%、塩化コバルト
0.00004%、ほう酸ナトリウム0.00008
%、モリブデン酸アンモニウム0.00024%、3−
(N−モルホリノ)プロパンスルホン酸0.5%からな
る培地(pH6.8)100mlを含む500ml容の
三角フラスコ4本に接種し、28℃で72時間、回転振
盪機(毎分180回転)上で培養した。この培養液を2
mlずつ上記の培地を100mlを含む500ml容の
三角フラスコ100本に接種し28℃で96時間、回転
振盪機(毎分180回転)上で培養した。
【0044】このようにして得られた培養液(10L)
から濾過により菌体を分離し、この菌体にメタノール8
Lを加え、数時間攪拌後、菌体を濾去し、メタノール抽
出液を得た。メタノール抽出液のメタノールを減圧下に
留去し、残渣に脱イオン水600mlを加え、6N H
ClでpH2に調整後、酢酸エチル3Lを加えて抽出し
た。水層にメチルエチルケトン3Lを加えて再び抽出
し、酢酸エチル抽出液と合わせた。得られた有機層を減
圧下に濃縮乾固した。残渣にクロロホルム800mlを
加えて溶解した後にシリカゲルのクロマト塔(3.0×
35cm)にかけ、クロロホルム/メタノールの混合溶
媒(50:1→10:1)で順次溶出した。溶出した活
性画分を減圧下に濃縮乾固し、BE−43472A、B
E−43472B、BE−43472C及びBE−43
472Dを含む混合物1.85gを得た。
【0045】実施例2:BE−43472類の製造法 実施例1で得られた混合物1.85gのうち500mg
をクロロホルム6.25mlとメタノール6.25ml
に溶解し、ODSカラム(富士シリシア社製、chro
matorexTM ODS DU0005MT,20×
250mm)に0.5mlずつ25回に分けてかけ、
0.1%のトリフルオロ酢酸を含む85%メタノールを
移動相とする分取高速液体クロマトグラフィーに付し、
BE−43472Aを含む画分、BE−43472Bを
含む画分、BE−43472Cを含む画分、及びBE−
43472Dを含む画分を得た。それぞれの画分を減圧
下に濃縮乾固し、BE−43472Aの黄橙色粉末を1
70mg、BE−43472Bの赤褐色粉末を61.6
mg、BE−43472Cの黄色粉末を127mg、及
びBE−43472Dの赤褐色粉末を53.4mg得
た。
【0046】以下に本発明の化合物の製剤例を示すが、
本発明の化合物の製剤は本製剤例に限定されるものでは
ない。
【0047】製剤例1 本物質(BE−43472類) 10部 重質酸化マグネシウム 15部 乳糖 75部 を均一に混合して、350μm以下の粉末状又は細粒状
の散剤とする。この散剤をカプセル容器に入れカプセル
剤とした。
【0048】製剤例2 本物質(BE−43472類) 45部 澱粉 15部 乳糖 16部 結晶性セルロース 21部 ポリビニルアルコール 3部 蒸留水 30部 を均一に混合した後、破砕造粒して乾燥し、次いで篩別
して直径1410〜177μmの大きさの顆粒剤とし
た。
【0049】製剤例3 製剤例2と同様の方法で顆粒剤を作製した後、この顆粒
剤96部に対してステアリン酸カルシウム3部を加えて
圧縮成形し直径10mmの錠剤を作製した。
【0050】製剤例4 製剤例2の方法で得られた顆粒剤90部に対して結晶性
セルロース10部及びステアリン酸カルシウム3部を加
えて圧縮成形し、直径8mmの錠剤とした後、これにシ
ロップゼラチン、沈降性炭酸カルシウム混合懸濁液を加
えて糖衣錠を作製した。
【0051】
【発明の効果】本発明に記載するBE−43472類
は、マウス及びヒトの腫瘍細胞に対して強い増殖抑制効
果を示すことから、医薬の分野で癌の治療剤として有用
である。
【0052】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C12R 1:465) (72)発明者 鈴木 肇 茨城県つくば市大久保3番地 萬有製薬株 式会社つくば研究所内 (72)発明者 小尻 勝久 茨城県つくば市大久保3番地 萬有製薬株 式会社つくば研究所内 (72)発明者 須田 寛之 茨城県つくば市大久保3番地 萬有製薬株 式会社つくば研究所内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一般式[I] 【化1】 [式中、R1は水素原子又はヒドロキシ基を、R2は水素
    原子又はメチル基を示す]で表される化合物又はその薬
    学的に許容しうる塩。
  2. 【請求項2】ストレプトミセス(Streptomyc
    es)属に属し、一般式[I] 【化2】 [式中、R1は水素原子又はヒドロキシ基を、R2は水素
    原子又はメチル基を示す]で表される化合物を産生する
    能力を有する微生物又はその変異株を培養し、一般式
    [I]で表される化合物を採取し、要すれば薬学的に許
    容しうる塩とすることを特徴とする一般式[I]で表さ
    れる化合物又はその薬学的に許容しうる塩の製造法。
  3. 【請求項3】微生物又はその変異株が、ストレプトミセ
    ス エスピー(Streptomyces sp.)で
    ある請求項2記載の製造法。
  4. 【請求項4】一般式:[I] 【化3】 [式中、R1は水素原子又はヒドロキシ基を、R2は水素
    原子又はメチル基を示す]で表される化合物又はその薬
    学的に許容しうる塩を有効成分とする抗腫瘍剤。
  5. 【請求項5】一般式[I]で表される化合物を産生する
    能力を有するストレプトミセス(Streptomyc
    es)属に属する微生物又はその変異株。
  6. 【請求項6】微生物が、ストレプトミセス エスピー
    A43472(Streptomyces sp.A4
    3472)である請求項5記載の微生物又はその変異
    株。
JP30435394A 1994-11-14 1994-11-14 抗腫瘍物質be−43472類 Pending JPH08143569A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP30435394A JPH08143569A (ja) 1994-11-14 1994-11-14 抗腫瘍物質be−43472類

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP30435394A JPH08143569A (ja) 1994-11-14 1994-11-14 抗腫瘍物質be−43472類

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08143569A true JPH08143569A (ja) 1996-06-04

Family

ID=17932002

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP30435394A Pending JPH08143569A (ja) 1994-11-14 1994-11-14 抗腫瘍物質be−43472類

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH08143569A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2009008508A1 (ja) 2007-07-11 2009-01-15 Microbial Chemistry Research Foundation スルフォスチン、及びスルフォスチン関連化合物を有効成分とした抗腫瘍剤

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2009008508A1 (ja) 2007-07-11 2009-01-15 Microbial Chemistry Research Foundation スルフォスチン、及びスルフォスチン関連化合物を有効成分とした抗腫瘍剤

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3010675B2 (ja) 抗腫瘍性物質be―13793c
JPH08143569A (ja) 抗腫瘍物質be−43472類
JPH10147594A (ja) 抗腫瘍性物質be−43547類
JPH0987284A (ja) 抗腫瘍性物質be−42303類
JPH041179A (ja) 抗腫瘍性物質be―14106
JPH08198874A (ja) 抗腫瘍性物質be−48021
JPH10168054A (ja) 抗腫瘍性物質be−41926
JPH1121263A (ja) 抗腫瘍性物質be−45985類
JPH07278041A (ja) 抗腫瘍性物質be−24811及びその製造法
JPH06306074A (ja) 抗腫瘍性物質be−32030類
JPH09208575A (ja) 抗腫瘍性物質be−52440類及びその製造法
JPH1067725A (ja) 抗腫瘍性物質be−52211
JPH10101676A (ja) 抗腫瘍性物質be−56384及びその製造法
JP2000178274A (ja) 抗腫瘍性物質be−54017及びその製造法
JPH0987285A (ja) 抗腫瘍性物質be−45653
JPH08198861A (ja) 抗腫瘍性物質be−39907b
JPH107557A (ja) 抗腫瘍性物質スピロラキシン
JPH1059975A (ja) 抗腫瘍性物質be−54238類及びその製造法
JP2002173477A (ja) 抗腫瘍性物質及びその製造法
JPH0341069A (ja) 抗腫瘍性物質be―13793類
JPH09241257A (ja) 抗腫瘍性物質be−41956類及びその製造法
JPH0725893A (ja) 抗腫瘍性物質be−13793x及びbe−13793xa
JPH0426625A (ja) リゾリピン類を有効成分とする抗腫瘍剤
JPH06228121A (ja) 抗腫瘍性物質be−26554類
JPH10101663A (ja) 抗腫瘍性物質be−51068及びその製造法