JPH08141180A - パチンコ機の開閉部材枢支構造 - Google Patents

パチンコ機の開閉部材枢支構造

Info

Publication number
JPH08141180A
JPH08141180A JP28022294A JP28022294A JPH08141180A JP H08141180 A JPH08141180 A JP H08141180A JP 28022294 A JP28022294 A JP 28022294A JP 28022294 A JP28022294 A JP 28022294A JP H08141180 A JPH08141180 A JP H08141180A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
receiving member
hinge
shaft
hinge receiving
shaft hole
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP28022294A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3570568B2 (ja
Inventor
Eisaku Obayashi
栄作 大林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
MASHIRO KENKYU KAIHATSU KK
Original Assignee
MASHIRO KENKYU KAIHATSU KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by MASHIRO KENKYU KAIHATSU KK filed Critical MASHIRO KENKYU KAIHATSU KK
Priority to JP28022294A priority Critical patent/JP3570568B2/ja
Publication of JPH08141180A publication Critical patent/JPH08141180A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3570568B2 publication Critical patent/JP3570568B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Pinball Game Machines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 パチンコ機への開閉部材の取付作業を簡単に
する。 【構成】 内枠21に上ヒンジ受け部材22を軸ピン2
7を介して上下回動可能に取り付けると共に、この上ヒ
ンジ受け部材22をねじりコイルばね32により下方へ
付勢する。上ヒンジ受け部材22の基端部に、下方への
回動角を規制するストッパ部28を形成し、上ヒンジ受
け部材22の先端部分には傾斜面部31を形成する。裏
部品パック33を内枠11に取り付ける場合には、ま
ず、下側のヒンジ軸35を下ヒンジ受け部材23の軸穴
24に嵌め込み、次いで、裏部品パック33の上部側を
内枠21側に押し込むと、ヒンジ軸34が上ヒンジ受け
部材22の傾斜面部31をねじりコイルばね32に抗し
て押し上げながら軸穴29側へ摺動し、最終的に、ねじ
りコイルばね32のばね力により上ヒンジ受け部材22
の軸穴29がヒンジ軸34に嵌まり込んだ状態になり、
取付が完了する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、パチンコ機の所定位置
に、取付後に開閉回動が必要な部材(例えば内枠,裏部
品パック等)をヒンジ機構により開閉回動可能に枢支す
るパチンコ機の開閉部材枢支構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、パチンコ機においては、遊技
中のトラブル発生時,修理時,遊技盤の交換時等に、ガ
ラス扉,内枠,裏部品パック等を開放して作業する必要
がある。このため、これらの開閉部材は、パチンコ機の
所定位置にヒンジ機構により開閉回動可能に枢支されて
いる。例えば、遊技盤を保持する内枠の枢支構造は、図
7に示すように、パチンコ機の外枠11の上下両側部に
それぞれヒンジ受け部材12を取り付けると共に、内枠
13の上下両側部にそれぞれヒンジ軸14を有するヒン
ジプレート15を取り付け、上下2箇所のヒンジ軸14
をそれぞれヒンジ受け部材12の軸穴16に嵌合するこ
とにより、内枠13を外枠11に開閉回動可能に枢着す
るようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来構成では、外
枠11に内枠13に取り付ける場合に、上下2箇所のヒ
ンジ受け部材12の軸穴16に対して、上下2箇所のヒ
ンジ軸14を同時に位置合わせして嵌合しなければなら
ない。ところが、内枠13は比較的大きくて重量がある
ため、作業者が内枠13を持ち上げながら上下2箇所の
ヒンジ軸14を同時に2箇所の軸穴16に位置合わせし
て嵌合する作業は手間がかかって、内枠13の取付作業
をスムーズに行うことができず、作業能率が悪いもので
あった。また、内枠13を外枠11から取り外す場合
も、上下2箇所のヒンジ軸14を同時にヒンジ受け部材
12の軸穴16から抜き出さなければならず、取外し作
業も面倒であった。このような取付・取外し作業の面倒
さは、内枠13に限らず、裏部品パック,ガラス扉等の
他の開閉部材についても事情は全く同じである。
【0004】本発明はこのような事情を考慮してなされ
たものであり、従ってその目的は、パチンコ機の所定位
置への開閉部材の取付・取外し作業を簡単に行うことが
できるパチンコ機の開閉部材枢支構造を提供することに
ある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のパチンコ機の開閉部材枢支構造は、パチン
コ機の所定位置に、取付後に開閉回動が必要な開閉部材
を上下2箇所でヒンジ軸とヒンジ受け部材の軸穴との嵌
合により開閉回動可能に枢支するものにおいて、いずれ
か一方のヒンジ受け部材を、前記ヒンジ軸に嵌合する嵌
合位置とその嵌合を外れる非嵌合位置との間を上下方向
に変位可能に構成すると共に、当該ヒンジ受け部材を前
記嵌合位置へ付勢する付勢手段を備えた構成としたもの
である(請求項1)。
【0006】この場合、上下変位する方のヒンジ受け部
材の先端部に、前記非嵌合位置側へ傾斜する傾斜面部を
設けても良い(請求項2)。更に、この傾斜面部に、前
記ヒンジ軸を前記軸穴へガイドするガイド溝を形成する
ようにしても良い(請求項3)。
【0007】
【作用】本発明の請求項1の構成によれば、いずれか一
方のヒンジ受け部材が、ヒンジ軸に嵌合する嵌合位置と
その嵌合を外れる非嵌合位置との間を上下方向に変位可
能となっている。従って、開閉部材の取付時には、ま
ず、上下変位しない方のヒンジ受け部材の軸穴にヒンジ
軸を嵌合し、次いで、上下変位する方のヒンジ受け部材
を非嵌合位置へ変位させながら、当該ヒンジ受け部材の
軸穴にヒンジ軸を嵌合する。これにより、上下2箇所の
ヒンジ軸を同時に2箇所の軸穴に位置合わせ・嵌合する
必要が無くなり、上下2箇所のヒンジ軸と軸穴との位置
合わせ・嵌合を1箇所ずつ順番に行うことができる。し
かも、上下変位する方のヒンジ受け部材は付勢手段によ
り嵌合位置へ付勢されているので、当該ヒンジ受け部材
の軸穴とヒンジ軸との嵌合状態は付勢手段により安定的
に保持される。
【0008】一方、開閉部材を取り外す場合には、上下
変位する方のヒンジ受け部材を付勢手段に抗して非嵌合
位置へ変位させれば、それまで嵌合していたヒンジ軸が
当該ヒンジ受け部材の軸穴から抜け出した状態になる。
この状態で、開閉部材のヒンジ軸が外れた側を当該ヒン
ジ受け部材に当たらない位置まで傾動させた後、開閉部
材の他方側のヒンジ軸を軸穴から抜きだせば、開閉部材
の取外し作業が完了する。従って、開閉部材の取外しに
ついても、上下2箇所のヒンジ軸を同時に軸穴から抜き
出す必要が無く、上下2箇所のヒンジ軸の抜出しを1箇
所ずつ順番に行うことができる。
【0009】また、請求項2では、上下変位する方のヒ
ンジ受け部材の先端部に、非嵌合位置側へ傾斜する傾斜
面部が設けられているので、開閉部材の取付時に、ヒン
ジ軸の先端をヒンジ受け部材の傾斜面部に突き当てて軸
穴側へ押し込めば、ヒンジ軸の先端が傾斜面部を軸穴側
に摺動するに従って、ヒンジ受け部材が付勢手段に抗し
て非嵌合位置側へ押し上げ(又は押し下げ)られる。こ
のため、開閉部材の取付時に、ヒンジ受け部材を指等で
摘んで非嵌合位置へ変位させる作業が不要となる。
【0010】更に、請求項3では、開閉部材の取付時
に、前記ヒンジ受け部材の傾斜面部に設けられたガイド
溝によってヒンジ軸が軸穴へスムーズに案内され、当該
ヒンジ軸の位置合わせ・嵌合が一層容易になる。
【0011】
【実施例】以下、本発明を裏部品パックの枢支構造に適
用した第1実施例を図1乃至図3に基づいて説明する。
内枠21の上下両側にはそれぞれ金属製のヒンジ受け部
材22,23が取り付けられている。下側のヒンジ受け
部材(以下「下ヒンジ受け部材」という)23は、従来
と同じく、ビス(図示せず)等により内枠21の下部に
固定され、下ヒンジ受け部材23の軸穴24の位置は動
かない。
【0012】これに対し、上側のヒンジ受け部材(以下
「上ヒンジ受け部材」という)22は、図2及び図3に
示すように、内枠21の上部にビス25で固定された取
付金具26に軸ピン27を介して上下方向に回動可能に
支持されている。この上ヒンジ受け部材22の基端部に
は、下方への回動角を規制するためのストッパ部28が
直角下向きに折曲形成され、このストッパ部28が取付
金具26に当接して回動が止められる位置が、上ヒンジ
受け部材22に形成された軸穴29を後述するヒンジ軸
34に嵌合する嵌合位置となる。
【0013】この上ヒンジ受け部材22の先端部分に
は、斜め上向きに傾斜する傾斜面部31が一体に折曲形
成されている。また、この上ヒンジ受け部材22を枢支
する軸ピン27には、付勢手段としてねじりコイルばね
32が装着され、このねじりコイルばね32の両端部を
それぞれ取付金具26と上ヒンジ受け部材22とに掛け
ることにより、上ヒンジ受け部材22を下方の嵌合位置
へ回動付勢するようにしている。
【0014】一方、開閉部材である裏部品パック33
は、図示はしないが、賞球タンク,球レール,賞球排出
装置,集合樋等の各種の裏部品を裏パック扉に組み付け
てユニット化したものである。この裏部品パック33の
上下両側には、それぞれヒンジ軸34,35を固着した
取付金具36,37がビス38(図3参照)により取り
付けられている。この場合、上側のヒンジ軸34は上向
きに固定されて上ヒンジ受け部材22の軸穴29に下方
から嵌合され、下側のヒンジ軸35は下向きに固定され
て下ヒンジ受け部材23の軸穴24に上方から嵌合され
る。また、各ヒンジ軸34,35は、各軸穴24への嵌
合をスムーズに行うために、先端部分がテーパ状に形成
されている。
【0015】次に、裏部品パック33を内枠11に取り
付ける手順を説明する。まず、図1(a)に二点鎖線で
示すように、下側のヒンジ軸35を下ヒンジ受け部材2
3の軸穴24に嵌め込む。次いで、この裏部品パック3
3の上部側を下ヒンジ受け部材23の軸穴24を支点に
して図1(a)の矢印Aで示すように内枠21側へ回動
すると、やがて、ヒンジ軸34の上端が上ヒンジ受け部
材22の傾斜面部31に突き当たる。この状態で、裏部
品パック33の上部側を内枠21側に押し込むと、ヒン
ジ軸34の上端が傾斜面部31を軸穴29側に摺動する
に従って、ヒンジ軸34が上ヒンジ受け部材22をねじ
りコイルばね32に抗して押し上げながら軸穴29側へ
摺動する。これにより、ヒンジ軸34の先端が軸穴29
に合致すると、ねじりコイルばね32のばね力により上
ヒンジ受け部材22が下方の嵌合位置に押し下げられ
て、その軸穴29がヒンジ軸34に嵌まり込んだ状態に
保持され、裏部品パック33の取付作業が完了する。
【0016】このように、上ヒンジ受け部材22を上下
動可能に取り付けることにより、上下2箇所のヒンジ軸
34,35を同時に2箇所の軸穴24,29に位置合わ
せ・嵌合する必要が無くなり、上下2箇所のヒンジ軸3
4,35と軸穴24,29との位置合わせ・嵌合を1箇
所ずつ順番に行うことができて、裏部品パック33の取
付作業をスムーズに行うことができ、作業能率を向上す
ることができる。しかも、上下回動する上ヒンジ受け部
材22はねじりコイルばね32により嵌合位置へ付勢さ
れているので、上ヒンジ受け部材22の軸穴29とヒン
ジ軸34との嵌合状態をねじりコイルばね32のばね力
により保持することができて、取付状態も安定させるこ
とができる。
【0017】しかも、上ヒンジ受け部材22の先端部
に、非嵌合位置側へ傾斜する傾斜面部31が設けられて
いるので、図1(a)に示すように、裏部品パック33
の取付時に、ヒンジ軸34の先端を上ヒンジ受け部材2
2の傾斜面部31に突き当てて軸穴29側へ押し込め
ば、ヒンジ軸34の先端が傾斜面部31を軸穴29側に
摺動するに従って、上ヒンジ受け部材22がねじりコイ
ルばね32に抗して自動的に非嵌合位置側(上側)へ徐
々に押し上げられる。このため、裏部品パック33の取
付時に、上ヒンジ受け部材22を指等で摘んで非嵌合位
置へ変位させる作業が不要となり、取付作業性が一層向
上する。
【0018】一方、裏部品パック33を取り外す場合に
は、上ヒンジ受け部材22の傾斜面部31を指で摘んで
ねじりコイルばね32に抗して上方に持ち上げる。これ
により、上ヒンジ受け部材22が非嵌合位置まで回動さ
れると、それまで嵌合していたヒンジ軸34が上ヒンジ
受け部材22の軸穴29から抜け出た状態になる。この
状態で、裏部品パック33の上部側を上ヒンジ受け部材
22に当たらない位置[図1(a)に二点鎖線で示す位
置]まで傾動させた後、裏部品パック33の下部側のヒ
ンジ軸35を軸穴24から抜きだせば、裏部品パック3
3の取外し作業が完了する。従って、裏部品パック33
の取外しについても、上下2箇所のヒンジ軸34,35
を同時に軸穴24,29から抜き出す必要が無く、上下
2箇所のヒンジ軸34,35の抜出しを1箇所ずつ順番
に行うことができて、裏部品パック33の取外しも極め
て簡単に行うことができる。
【0019】以上説明した第1実施例では、上ヒンジ受
け部材22の傾斜面部31を平面状に形成したが、湾曲
状等の曲面状に形成しても良い。また、図4に示す本発
明の第2実施例のように、傾斜面部31に、ヒンジ軸3
4を軸穴29へガイドするガイド溝41を形成するよう
にしても良い。
【0020】この第2実施例によれば、裏部品パック3
3の取付時に、上ヒンジ受け部材22の傾斜面部31の
ガイド溝41にヒンジ軸34の上端を突き当てて裏部品
パック33を軸穴29側に押し込めば、ガイド溝41に
よってヒンジ軸34が軸穴29へスムーズに案内され、
当該ヒンジ軸34の軸穴29への位置合わせ・嵌合が一
層容易になる。この場合、ガイド溝41を軸穴29まで
延長しても良いことは言うまでもない。
【0021】上述した第1及び第2実施例では、いずれ
も上ヒンジ受け部材22を軸ピン27を介して上下動可
能に取り付け、ねじりコイルばね32により上ヒンジ受
け部材22を下方(嵌合位置側)へ付勢するようにした
が、図5に示す本発明の第3実施例のように、上ヒンジ
受け部材42と取付ベース43とをプラスチックにより
一体成形し、プラスチックの弾性を利用して上ヒンジ受
け部材42を上下変位できるようにすると共に、上ヒン
ジ受け部材42自体に付勢手段としての機能を持たせる
ようにしても良い。
【0022】この上ヒンジ受け部材42にも、軸穴43
と傾斜面部44とを形成し、必要に応じて、ヒンジ軸3
4を案内するガイド溝を形成するようにしても良い。ま
た、上ヒンジ受け部材42の基部に開口部45を形成す
ることによって、上ヒンジ受け部材42の変形性を高め
るようにしているが、開口部45に代えて、切欠部を形
成したり、上ヒンジ受け部材42の基部の厚みを部分的
に薄くすることで、上ヒンジ受け部材42の変形性を高
めるようにしても良い。
【0023】以上説明した各実施例では、上ヒンジ受け
部材22,42を上下変位可能(上下回動可能)に構成
したが、図5に示す本発明の第4実施例のように、下ヒ
ンジ受け部材51を上下変位可能(上下回動可能)に構
成しても良い。
【0024】この第4実施例では、上ヒンジ受け部材5
0を内枠21の上端部に固定し、裏部品パック33の上
端部に取付金具52を介して下向きに固定したヒンジ軸
53を、上ヒンジ受け部材50の軸穴54に上方から挿
入する。一方、下ヒンジ受け部材51の枢支構造は前述
した第1実施例の上ヒンジ受け部材22の枢支構造と同
じ(但し取付向きが上下反対)であり、第1実施例と同
一部分には同一符号を付して説明を省略する。
【0025】この第4実施例において、裏部品パック3
3を取り付ける場合には、内枠21の上端部に固定した
上ヒンジ受け部材50の軸穴54に、裏部品パック33
の上端部側のヒンジ軸53を上方から挿入する。次い
で、裏部品パック33の下部側を内枠21側に押し込め
ば、ヒンジ軸35が下ヒンジ受け部材51をねじりコイ
ルばね32に抗して押し下げながら軸穴29側へ摺動
し、最終的に、ヒンジ軸35の先端が軸穴29に合致す
ると、ねじりコイルばね32のばね力により下ヒンジ受
け部材51が嵌合位置に押し上げられてその軸穴29が
ヒンジ軸35に嵌まり込んだ状態に保持され、裏部品パ
ック33の取付作業が完了する。
【0026】一方、裏部品パック33を取り外す場合に
は、下ヒンジ受け部材51の傾斜面部31を指で摘んで
ねじりコイルばね32に抗して押し下げて軸穴29をヒ
ンジ軸35から抜き出した後、上側のヒンジ軸53を上
ヒンジ受け部材50の軸穴54から上方に抜き出せば良
い。
【0027】以上説明した各実施例は、本発明を裏部品
パック33の枢支構造に適用したものであるが、これ以
外に、例えば外枠に開閉回動可能に枢支される内枠2
1,ガラス扉等の他の開閉部材の枢支構造に本発明を適
用しても良く、また、ヒンジ軸34,35,53の取付
構造を適宜変更しても良い等、本発明は要旨を逸脱しな
い範囲内で種々変更して実施できることは言うまでもな
い。
【0028】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の請求項1の構成によれば、いずれか一方のヒンジ受け
部材を上下変位可能に構成することにより、上下2箇所
のヒンジ軸を同時に2箇所の軸穴に位置合わせ・嵌合す
る必要が無くなり、上下2箇所のヒンジ軸と軸穴との位
置合わせ・嵌合を1箇所ずつ順番に行うことができて、
開閉部材の取付作業をスムーズに行うことができ、作業
能率を向上することができる。同様に、開閉部材の取外
しも1箇所ずつ順番に行うことができて、取外し作業も
スムーズに行うことができる。しかも、上下変位する方
のヒンジ受け部材を付勢手段により嵌合位置へ付勢する
ようにしたので、当該ヒンジ受け部材の軸穴とヒンジ軸
との嵌合状態を付勢手段により保持することができて、
取付状態も安定させることができる。
【0029】更に、請求項2では、上下変位する方のヒ
ンジ受け部材の先端部に、非嵌合位置側へ傾斜する傾斜
面部を設けたので、開閉部材の取付時に、ヒンジ軸の先
端をヒンジ受け部材の傾斜面部に突き当てて軸穴側へ押
し込むだけで、当該ヒンジ受け部材を付勢手段に抗して
非嵌合位置側へ押し上げ(又は押し下げ)ることができ
て、当該ヒンジ受け部材を指等で摘んで非嵌合位置へ変
位させる作業が不要となり、取付作業性を一層向上する
ことができる。
【0030】しかも、請求項3では、開閉部材の取付時
に、前記ヒンジ受け部材の傾斜面部に設けられたガイド
溝によってヒンジ軸を軸穴へスムーズに案内することが
できて、当該ヒンジ軸の位置合わせ・嵌合を更に容易に
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を裏部品パックの枢支構造に適用した第
1実施例を示す要部の破断側面図で、(a)は裏部品パ
ックの着脱時の途中状態を示す図、(b)は裏部品パッ
クの取付状態を示す図
【図2】上ヒンジ受け部材とヒンジ軸との関係を示す斜
視図
【図3】裏部品パックの上側の枢支構造を示す縦断側面
【図4】本発明の第2実施例における上ヒンジ受け部材
とヒンジ軸との関係を示す斜視図
【図5】本発明の第3実施例における上ヒンジ受け部材
の斜視図
【図6】本発明の第4実施例における裏部品パックの枢
支構造を示す破断側面図
【図7】従来の内枠の枢支構造を説明するための要部の
破断側面図
【符号の説明】
21…内枠、22…上ヒンジ受け部材、23…下ヒンジ
受け部材、24…軸穴、27…軸ピン、28…ストッパ
部、29…軸穴、31…傾斜面部、32…ねじりコイル
ばね(付勢手段)、33…裏部品パック(開閉部材)、
34,35…ヒンジ軸、41…ガイド溝、42…上ヒン
ジ受け部材、43…軸穴、44…傾斜面部、50…上ヒ
ンジ受け部材、51…下ヒンジ受け部材、53…ヒンジ
軸、54…軸穴。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パチンコ機の所定位置に、取付後に開閉
    回動が必要な開閉部材を上下2箇所でヒンジ軸とヒンジ
    受け部材の軸穴との嵌合により開閉回動可能に枢支する
    パチンコ機の部材枢支構造において、 いずれか一方のヒンジ受け部材を、前記ヒンジ軸に嵌合
    する嵌合位置とその嵌合を外れる非嵌合位置との間を上
    下方向に変位可能に構成すると共に、当該ヒンジ受け部
    材を前記嵌合位置へ付勢する付勢手段を備えたことを特
    徴とするパチンコ機の開閉部材枢支構造。
  2. 【請求項2】 上下変位する方のヒンジ受け部材の先端
    部には、前記非嵌合位置側へ傾斜する傾斜面部が設けら
    れていることを特徴とする請求項1に記載のパチンコ機
    の開閉部材枢支構造。
  3. 【請求項3】 前記傾斜面部には、前記ヒンジ軸を前記
    軸穴へガイドするガイド溝が形成されていることを特徴
    とする請求項2に記載のパチンコ機の開閉部材枢支構
    造。
JP28022294A 1994-11-15 1994-11-15 パチンコ機の開閉部材枢支構造 Expired - Fee Related JP3570568B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP28022294A JP3570568B2 (ja) 1994-11-15 1994-11-15 パチンコ機の開閉部材枢支構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP28022294A JP3570568B2 (ja) 1994-11-15 1994-11-15 パチンコ機の開閉部材枢支構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH08141180A true JPH08141180A (ja) 1996-06-04
JP3570568B2 JP3570568B2 (ja) 2004-09-29

Family

ID=17622020

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP28022294A Expired - Fee Related JP3570568B2 (ja) 1994-11-15 1994-11-15 パチンコ機の開閉部材枢支構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3570568B2 (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006020767A (ja) * 2004-07-07 2006-01-26 Toyo Kasei Kk 蝶着装置
JP2006175178A (ja) * 2004-12-24 2006-07-06 Chuto Sangyo Kk ゲーム機用上部蝶番
JP2008049001A (ja) * 2006-08-28 2008-03-06 Adachi Light Co Ltd 伸縮型ヒンジ装置及び遊技機
JP2010131186A (ja) * 2008-12-04 2010-06-17 Olympia:Kk 遊技機用ヒンジ機構
US20120106091A1 (en) * 2010-10-28 2012-05-03 Hon Hai Precision Industry Co., Ltd. Support mechanism and electronic device using the same
JP2020112301A (ja) * 2019-01-10 2020-07-27 東芝ライフスタイル株式会社 冷蔵庫

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006020767A (ja) * 2004-07-07 2006-01-26 Toyo Kasei Kk 蝶着装置
JP2006175178A (ja) * 2004-12-24 2006-07-06 Chuto Sangyo Kk ゲーム機用上部蝶番
JP2008049001A (ja) * 2006-08-28 2008-03-06 Adachi Light Co Ltd 伸縮型ヒンジ装置及び遊技機
JP2010131186A (ja) * 2008-12-04 2010-06-17 Olympia:Kk 遊技機用ヒンジ機構
US20120106091A1 (en) * 2010-10-28 2012-05-03 Hon Hai Precision Industry Co., Ltd. Support mechanism and electronic device using the same
US8514556B2 (en) * 2010-10-28 2013-08-20 Hong Fu Jin Precision Industry (Shenzhen) Co., Ltd. Electronic device with support mechanism
JP2020112301A (ja) * 2019-01-10 2020-07-27 東芝ライフスタイル株式会社 冷蔵庫

Also Published As

Publication number Publication date
JP3570568B2 (ja) 2004-09-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH08141180A (ja) パチンコ機の開閉部材枢支構造
JP4320460B2 (ja) 縦型遊技機の開閉連結装置
JP4459510B2 (ja) ゲーム機用蝶番
JP4320459B2 (ja) 縦型遊技機の開閉連結装置
JP2000135358A (ja) パチンコ機
JP2004229746A (ja) 遊技機枠
JP4315411B2 (ja) 遊技機における開閉体のヒンジ構造
JP3859210B2 (ja) 幕板の支持装置
JPH114945A (ja) 弾球遊技機
JP2002295118A (ja) ドア開閉装置
JP3261326B2 (ja) パチンコ遊技機のガラス扉開放保持構造
JP4570813B2 (ja) 遊技機
JPH1176552A (ja) 弾球遊技機
JP3546414B2 (ja) 隠し支持金具
JP3872215B2 (ja) パチンコ機用蝶番
JP4142392B2 (ja) 遊技機
JP2577344Y2 (ja) 扉のヒンジ装置
JPS5828393Y2 (ja) 電子機器の筐体
JPH08215395A (ja) パチンコ機の蝶着装置
JP2003334359A (ja) 遊技機用のヒンジ
JP2003088657A (ja) 遊技機
JP2002239173A (ja) 遊技機
JP4895002B2 (ja) 遊技機のヒンジ機構
JPH1176551A (ja) 弾球遊技機
JP3072502B2 (ja) オーバーヘッドドア

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040331

A521 Written amendment

Effective date: 20040524

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Effective date: 20040617

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20040617

R150 Certificate of patent (=grant) or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100702

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130702

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130702

Year of fee payment: 9

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees