JPH08215395A - パチンコ機の蝶着装置 - Google Patents

パチンコ機の蝶着装置

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JPH08215395A
JPH08215395A JP4503595A JP4503595A JPH08215395A JP H08215395 A JPH08215395 A JP H08215395A JP 4503595 A JP4503595 A JP 4503595A JP 4503595 A JP4503595 A JP 4503595A JP H08215395 A JPH08215395 A JP H08215395A
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昭夫 野原
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 組付作業が極めて容易であると共に、取り外
しも極めて容易なパチンコ機の蝶着装置を提供する。 【構成】 上固定部材40aの縁部に向けて受入溝40
1を形成し、該受入溝401の奥部に対応する位置に嵌
着孔91を有する弾着部材9を設け、上回動部材40b
には受入溝401及び嵌着孔91に挿入可能な上回動支
軸43を突設し、下固定部材には下回動支軸を突設する
と共に、下回動部材には下軸孔を開設し、弾着部材9を
変形させることにより上回動支軸43を嵌着孔91に挿
入して、上回動支軸43を嵌着孔91で軸支すると共
に、下回動支軸を下軸孔で軸支することにより回動自在
に構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、パチンコ機の外枠に
対して前枠を着脱自在に且つ回動自在に軸着するパチン
コ機の蝶着装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】パチンコ機は、外枠と呼ばれる矩形の枠
体の一側に、遊技盤や機構枠等を取り付けた前枠と呼ば
れる板状部材の一側を蝶着装置を介して着脱自在且つ回
動自在に軸着してある。そして、この蝶着装置は、外枠
と前枠の一側縁を開閉自在に蝶着する上下二組の蝶着体
からなり、上蝶着体は上部固定部材に設けた軸受部に、
上部回動部材に下向きに設けたピンを軸着し、また下蝶
着体は下部固定部材に上向きに設けたピンを、下部回動
部材に設けた軸受孔に軸着することにより、これらのピ
ンを支点に前枠を外枠に対して開閉自在に構成している
(例えば、実開昭64−20888号公報)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来の蝶着装置は、上下のピンをほゞ同時に軸受部及
び軸受孔に挿着しなければならず、また軸受部の孔が作
業中見難いので、組付作業が困難であった。しかも、前
枠には遊技盤や機構枠等が取り付けられているのでかな
りの重量になっており、これを持ち上げながら組付作業
を行うのは、辛い仕事であった。一方、従来の蝶着装置
では、前枠を外すときには上記とは逆に重い前枠を持ち
上げなければならないので、やはり辛い作業であった。
本発明は上記に鑑み提案されたもので、組付作業が極め
て容易であると共に、取り外しも極めて容易なパチンコ
機の蝶着装置を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明は、外枠と前枠の一側縁を開閉自在に蝶着する上
下二組の蝶着体からなり、両蝶着体は、外枠に止着する
上固定部材及び下固定部材と、前枠に止着する上回動部
材及び下回動部材とを有し、上下蝶着体の何れか一方の
固定部材には、厚さ方向に弾性を有すると共に嵌着孔を
開設した弾着部材の基端側を設け、上記一方の固定部材
に対応する回動部材には、上記嵌着孔に挿入可能な第1
回動支軸を突設し、上記一方の固定部材または弾着部材
の先端側には、上記第1回動支軸を嵌着孔に誘導する誘
導手段を形成し、他方の固定部材には第2回動支軸を形
成すると共に、対応する回動部材には軸孔を形成し、上
記第2回動支軸を軸孔に挿入すると共に、上記第1回動
支軸を弾着部材の弾性に抗して誘導手段により嵌着孔方
向に押し込むことにより、上記第1回動支軸を嵌着孔に
嵌合させて回動自在に蝶着するようにしたものである。
【0005】
【作用】固定部材または弾着部材に形成した誘導手段に
よって、回動部材に形成した回動支軸を弾着部材に開設
した嵌着孔に誘導して嵌合させることができ、固定部材
と回動部材とを回動自在に軸着し、弾着部材の弾性変形
によって回動支軸を着脱自在とすることができる。
【0006】
【実施例】以下、本発明を図示の一実施例について説明
すると、図1はパチンコ機1の正面図、図2は前枠2の
正面図及び右側面図、図3は外枠3の正面図である。
【0007】パチンコ機1は、窓部を有した額縁状の前
枠2の一側を外枠3に対して蝶着装置4を介して開閉可
能に蝶着し、上記窓部の上方部分にはガラスを装着した
ガラス枠ユニット5を開閉可能に軸着し、上記前枠2及
びガラス枠ユニット5を施錠装置6で施錠可能にする。
また、ガラス枠ユニット5の下方部分には上皿71等を
設けた上受皿ユニット7を設け、前枠2の下方部分には
下皿81や打球の飛距離を調整する操作ハンドル82等
を設けた下受皿ユニット8を設ける。また、上記前枠2
の窓部には遊技盤(図示せず)を後方から臨ませる。
尚、上記下受皿ユニット8の前面部分は、例えば合成樹
脂等によって形成された前枠下カバー83によって覆わ
れている。
【0008】上記前枠2は例えば合成樹脂によって形成
され、前枠基板21、ガラス枠ユニット5、上受皿ユニ
ット7、下受皿ユニット8、及び機構枠10等を主な構
成要素としている。
【0009】一方、上記外枠3は、図3に示すように、
所定の大きさの木板からなる上横枠31aと左縦枠31
bと下横枠31cと右横枠31dとを、矩形に枠組して
構成する。また、下横枠31cの上面には下横桟部材3
2を横架してある。そして、上記上横枠31aと左縦枠
31bとを接合する上側左側縁部分には上蝶着体40を
構成すると共に補強部材を兼ねる上固定部材40aを設
ける。尚、上記下横桟部材32の前面には、例えば合成
樹脂等によって形成した外枠下カバー35が添設してあ
る。
【0010】一方、左縦枠31bと下横桟部材32とが
衝接する部分には、下蝶着体41を構成する下固定部材
41aを設ける。また、上横枠31aと右縦枠31dが
衝接する部分の内側、右縦枠31dと下横枠31cが衝
接する部分の内側、及び左縦枠31bと下横枠31cが
衝接する部分の内側には、夫々補強金具33を設ける。
また、各枠材31a,31b,31c,31dを互いに
接続する部分には、ダボ34が埋め込んである。
【0011】本発明に係る蝶着装置4は、上記したよう
に前枠2を外枠3に対して開閉可能に蝶着するためのも
のであって、その概略は、外枠3と前枠2の一側縁を開
閉自在に蝶着する上下2組の蝶着体40,41からな
り、両蝶着体40,41は、外枠3に止着する上固定部
材40a及び下固定部材41aと、前枠2に止着する上
回動部材40b及び下回動部材41bとを有する。ま
た、上下の蝶着体40,41の何れか一方の固定部材、
例えば図示の実施例では上固定部材40aに、後述する
嵌着孔91を有する弾着部材9を設けている。また、こ
の上固定部材40aに対応する上回動部材40bには、
上記嵌着孔91に嵌入可能な第1回動支軸として上回動
支軸43を突設している。そして、上記上固定部材40
aまたは弾着部材9には、上回動支軸43を嵌着孔91
へ誘導するために、後述する誘導手段を形成する。尚、
上回動支軸43の上部は、テーパー面43aが形成さ
れ、弾着部材9の先端部分及び嵌着孔91に誘導し易く
なっている。
【0012】一方、他方の下蝶着体41は、下固定部材
41aと下回動部材41bとからなり、下固定部材41
aには第2回動支軸として下回動支軸412を突設し、
下回動部材41bには下軸孔411が開設してある。そ
して、上記上回動支軸43を嵌着孔91で軸支すると共
に、下回動支軸412を下軸孔411で軸支することに
より回動自在に構成するものである。
【0013】次に、蝶着装置4の詳細を説明すると、上
蝶着体40は、木材を矩形に枠組してなる外枠3の上横
枠31aと左縦枠31bとが接合される上側左側縁部分
に止着する上固定部材40aと、前枠2の上側左側縁に
止着する上回動部材40bとからなる。
【0014】上記上固定部材40aは、ほゞL字状に屈
曲する金属製の部材であって、上面板が外枠3の前縁よ
りも延出している。この上面板の前縁には、図示の実施
例によれば、後述する前枠2に設けた上回動支軸43を
受け入れて当該上回動支軸43を弾着部材9の嵌着孔9
1へ誘導するための誘導手段として、前縁に向けて開口
するほゞU字状の受入溝401を設ける。そして、この
受入溝401を覆うように、厚さ方向に弾性を有する板
材、例えば板バネからなる弾着部材9の基端側をビス9
2、或はリベット等の止着手段により上固定部材40a
の上面板に取り付ける。尚、図6では、弾着部材9の一
部を欠截して上記受入溝401を表している。
【0015】上記した弾着部材9は、例えば図10に示
すように、板状の部材であって、同図(B)において上
下方向に弾性を有している。換言すると、上下方向に弾
性変形可能である。また、この弾着部材9には、上回動
支軸43の先端部分が嵌入可能な嵌着孔91が開設して
ある。更に、図において左側縁付近には、弾着部材9を
上固定部材40aに取り付けるための取付孔93が開設
してあり、上記ビス92を挿通する。一方、右側縁に
は、先端部分を例えば約30度程度の角度で上向きに屈
曲させて、案内片94を形成している。尚、上記弾着部
材9を上固定部材40aに取り付けた状態では、嵌着孔
91は前記した誘導手段としての受入溝401の奥部に
位置する。
【0016】一方、前枠2の上端面に止着する上回動部
材40bは、前枠2の前端よりも延出した位置に、上回
動支軸43が突設してある。また、図示の実施例では、
ガラス枠ユニット5を軸着するためのスライドピン(図
示せず)を挿通する通孔402が開設してある(図7
(A)参照)。
【0017】また、下蝶着体41は、前枠2の左側下部
に止着する下回動部材41bと、外枠3の左側下部に止
着する下固定部材41aとからなり、下回動部材41b
には下固定部材41aの下回動支軸412を挿通する下
軸孔411が開設してある。尚、この下軸孔411は、
上記下回動支軸412を挿通し易くするためのテーパー
411Aが形成されている(図4参照)。
【0018】次に、上記のように構成した本実施例の蝶
着装置4による前枠2の外枠3に対する組付及びその作
用を、図7ないし図9及び他の図面を適宜参照しながら
説明する。尚、これらの図面では、前枠2や外枠3の図
示を省略しているが、両枠体に取り付けられたものとし
て説明する。
【0019】組付作業は極めて容易であって手順を追っ
て説明すると、先ず、前枠2を外枠3の前方に、即ち図
7に示すように、上固定部材40aの前方に上回動部材
40bを位置させる。
【0020】次に、下固定部材41aの下回動支軸41
2を、下回動部材41bの下軸孔411に挿通すると共
に、上回動部材40bの上回動支軸43を上固定部材4
0aの受入溝401に臨ませると共に、上回動支軸43
の上端を弾着部材9の案内片94に当接させる。そし
て、前枠2を矢印X方向に移動させて、上回動支軸43
を受入溝401内に押し込む。
【0021】すると、弾着部材9の案内片94を上回動
支軸43の上端が押し上げるので、弾着部材9が持ち上
げられて弾性変形する(図8参照)。
【0022】そして、更に前枠2を矢印X方向に移動さ
せると、上回動支軸43が誘導手段として上固定部材4
0aに設けた受入溝401の奥まで受け入れられると共
に、上回動支軸43の先端が弾着部材9の嵌着孔91に
嵌入し、弾着部材9が元の状態に戻って当該上回動支軸
43の先端付近が嵌着孔91に嵌合した状態となる。即
ち、上回動支軸43が回動自在に軸着され、前枠2が外
枠3に対して回動自在に蝶着された状態となる。
【0023】上記のような状態では前枠2の開閉が自在
である。また、上回動支軸43が弾着部材9の嵌着孔9
1に嵌合し、しかも前枠2に設けた上回動部材40bの
上面側に外枠3に設けた上固定部材40aが位置してい
るので、前枠2を持ち上げることができずに、前枠2が
外れる恐れがない。
【0024】一方、案内片94に指を掛けるなどして弾
着部材9を上方に変形させると、嵌着孔9から上回動支
軸43が簡単に抜けるので、この状態で前枠2を手前に
引き出すようにすれば、上固定部材40aの受入溝40
1から上回動支軸43を離脱させることができ、上固定
部材40aから上回動部材40bを外すことができる。
【0025】上記のような構成の本実施例によれば、下
固定部材41aの下回動支軸412を下回動部材41b
の下軸孔411に挿入した状態で、上回動支軸43を上
固定部材40aの受入溝401に挿入することができ、
前枠2を持ち上げて上下の回動支軸43,412をほゞ
同時に軸孔に挿入する必要がなく、組付作業が極めて容
易である。
【0026】一方、離脱も極めて容易であって、弾着部
材9を上方へ弾性変形させた状態で、前枠2を単に手前
へ若干引き出せばよい。従って、従来のように重い前枠
2を上方へ持ち上げる必要がないし、蝶着された状態で
は持ち上げることができないので、遊技中に誤って前枠
2が外れる恐れがなく安全性が極めて高い。
【0027】また、本発明に係る蝶着装置4は、誘導手
段を弾着部材9側に形成することもできる。即ち、図1
1に示すように、弾着部材9の先端側の両側縁部分を斜
めに屈曲させて一対の屈曲片95を形成するのである。
この屈曲片95は、開口した先端側の幅が広く、弾着部
材9の厚み方向下側へ若干突出している。従って、この
ような構成の弾着部材9を、取付孔93に通したビス9
2で上固定部材40aに取り付けるときは、前記した実
施例のように上固定部材40aに受入溝401が形成さ
れていなくても、上回動部材40bの上回動支軸43を
一対の屈曲片95によって嵌着孔91の方向に誘導する
ことができる。
【0028】即ち、上回動部材40bの上回動支軸43
を、上固定部材40aに取り付けた弾着部材9の先端側
に誘導手段として形成した左右の屈曲片95の前方に臨
ませ、矢印X方向に移動させる。すると、上回動支軸4
3の上端が案内片94の下面に当接して弾着部材9が上
方に弾性変形して上回動支軸43を受け入れる。このと
き、上回動支軸43が左右にずれると、屈曲片95に当
接するので修正されて嵌着孔91へ誘導され、上回動支
軸43が嵌着孔91に嵌入する。
【0029】そして、上回動支軸43が弾着部材9の嵌
着孔91に嵌合した状態では、前記実施例と同様に、上
固定部材40aと上回動部材40bとで上蝶着体40を
回動自在に構成することができる。一方、上回動支軸4
3を弾着部材9から外す場合には、弾着部材9の案内片
94に指を掛けるなどして当該弾着部材9を上方へ弾性
変形させた状態で、上固定部材40a即ち前枠2を若干
手前へ引き出せば、上回動支軸43を嵌着孔91から外
すことができる。
【0030】この実施例によれば、前記した実施例と同
様に、前枠2の着脱が容易であると共に、蝶着装置4の
構成を更に簡略化することができ、実用的価値が極めて
高い。
【0031】更に本発明は、図12に示すような弾着部
材9を適用することもできる。この実施例における弾着
部材9は、当該弾着部材9の下面側に、上固定部材40
aの受入溝401内に位置する切起係止片96を形成し
ている。そして、この切起係止片96に上回動部材40
bに設けた上回動支軸43が係止して、当該上回動部材
40b、即ち前枠2を回動自在に軸着するように構成し
てある。
【0032】この実施例における弾着部材9も前記した
各実施例と同様に弾性を有する板状の部材である。ま
た、この弾着部材9には、上回動支軸43の先端部分が
嵌入可能な嵌着孔91が開設してあり、図において左側
縁付近には、弾着部材9を上固定部材40aに取り付け
るための取付孔93が開設してあり、ビス92或はリベ
ット等を挿通して固定する。一方、右側縁には、円弧状
に形成した操作部97が形成してある。尚、上記弾着部
材9を上固定部材40aに取り付けた状態では、嵌着孔
91は受入溝401の奥部に位置すると共に、切起係止
片96が受入溝401の入口付近に位置して、上固定部
材40aの上面側が平坦になるように構成してある。ま
た、上記操作部97が上固定部材40aの外縁から若干
延出して指を掛け易いように形成してある。
【0033】尚、この実施例における弾着部材9では、
上記切起係止片96の係止縁96aが直線的に形成して
あるが、円弧状に形成してもよい。また、上記嵌着孔9
1の大きさは上回動支軸43が丁度嵌入するように当該
上回動支軸43の直径とほゞ等しい。
【0034】上記のように形成した弾着部材9を用いた
蝶着装置4による前枠2の外枠3に対する着脱は、前記
した実施例と同様にして行うことができ、着脱操作が極
めて容易である。尚、図13では、前枠2や外枠3の図
示を一部省略しているが、上固定部材40a及び上回動
部材40bは両枠体に取り付けられたものとして説明す
る。即ち、外枠3には、皿孔によって形成した止着孔4
08に通した皿ネジ(図示せず)を螺着することによっ
て上固定部材40aが取り付けてある。一方、前枠2に
は上回動部材40bが止着孔409に通したネジによっ
て取り付けてある。
【0035】先ず、前枠2を外枠3に装着するには、前
記実施例と同様に、下固定部材41aの下回動支軸41
2を、下回動部材41bの下軸孔411に挿通すると共
に、上回動部材40bの上回動支軸43を上固定部材4
0aの受入溝401に臨ませる(図13(B)参照)。
そして、矢印X方向に上回動部材40bを押し込むと、
切起係止片96と上回動支軸43とが当接するので、弾
着部材9が一旦上方へ弾性変形して上回動支軸43の通
過を許容した後、元の状態に復帰するので上回動支軸4
3が嵌着孔91内に嵌入して、上回動支軸43の上端付
近が切起係止片96の係止縁96aに係止して、前枠2
が外枠3に対して回動自在に蝶着された状態となる(図
13(C)参照)。尚、図13に示す実施例では、前枠
2(上回動部材40b)がほゞ90度開いた状態で装着
する場合を示しているが、前記した実施例のように上回
動部材40bを閉じた状態で装着することもできる。
【0036】一方、前枠2を外枠3から外す場合には、
弾着部材9の操作部97に指を掛けるなどして当該弾着
部材9を上方に若干引き上げて切起係止片96と上回動
支軸43との係止を解いて前枠2を引き出すようにすれ
ば、上回動部材40b(前枠2)を上固定部材40a
(外枠3)から外すことができる。
【0037】このような実施例によれば、上回動部材4
0b(前枠2)の上回動支軸43が弾着部材9から突出
しないと共に、弾着部材9にも上側に向いた突出部分が
なくなる。従って、突出部分が皆無となるので、組立作
業員や遊技店の店員、或は遊技者等の指や身体が触れて
誤作動を起こさないばかりではなく、怪我をすることが
なく、安全性が極めて高い蝶着装置を提供可能である。
【0038】以上本発明を図面の実施例について説明し
たが、本発明は上記した実施例に限定されるものではな
く、特許請求の範囲に記載した構成を変更しない限り適
宜に実施できる。例えば、図示の実施例においては、上
蝶着体の固定部材に弾着部材を設けているが、下固定部
材に弾着部材を設けるようにしてもよい。
【0039】
【発明の効果】以上要するに本発明は、外枠と前枠の一
側縁を開閉自在に蝶着する上下二組の蝶着体からなり、
両蝶着体は、外枠に止着する上固定部材及び下固定部材
と、前枠に止着する上回動部材及び下回動部材とを有
し、上下蝶着体の何れか一方の固定部材には、厚さ方向
に弾性を有すると共に嵌着孔を開設した弾着部材の基端
側を設け、上記一方の固定部材に対応する回動部材に
は、上記嵌着孔に挿入可能な第1回動支軸を突設し、上
記一方の固定部材または弾着部材の先端側には、上記第
1回動支軸を嵌着孔に誘導する誘導手段を形成し、他方
の固定部材には第2回動支軸を形成すると共に、対応す
る回動部材には軸孔を形成し、上記第2回動支軸を軸孔
に挿入すると共に、上記第1回動支軸を弾着部材の弾性
に抗して誘導手段により嵌着孔方向に押し込むことによ
り、上記第1回動支軸を嵌着孔に嵌合させて回動自在に
蝶着するようにしたので、一方の固定部材の第2回動支
軸を回動部材の軸孔に挿入した状態で、他方の第1回動
支軸を誘導手段によって弾着部材の嵌着孔へ誘導するこ
とができると共に、嵌着孔に嵌合させて回動自在に軸支
することができる。従って、従来の蝶着装置のように上
下の第1回動支軸及び第2回動支軸をほゞ同時に軸孔に
挿入する必要がなく、組付作業が極めて容易であって作
業能率が著しく向上する。しかも、蝶着された通常の状
態では第1回動支軸が嵌着孔から離脱することがない。
一方、第1回動支軸を離脱させることも極めて容易であ
って、弾着部材を弾性変形させた状態で、前枠を手前へ
若干引き出せばよく、取り外し作業も能率良く行うこと
ができる。そして、従来の蝶着装置のように重い前枠を
上方へ持ち上げる必要がなく、しかも弾着部材を変形さ
せないと回動支軸が離脱しないので、誤って外枠から前
枠が外れる恐れがない。また、弾着部材を突出部分がな
いように形成すれば、指や身体が触れても怪我をするこ
とがないので、外枠が誤って外れないことと相俟って安
全性が極めて高い。
【図面の簡単な説明】
【図1】パチンコ機の正面図である。
【図2】前枠の正面図及び右側面図である。
【図3】外枠の正面図である。
【図4】外枠及び前枠の左側面図である。
【図5】外枠及び前枠の平面図である。
【図6】上固定部材の平面図である。
【図7】上固定部材と上回動部材の組付法の第1説明図
であって、(A)は平面図、(B)は側面図である。
【図8】上固定部材と上回動部材の組付法の第2説明図
であって、(A)は平面図、(B)は側面図、(C)は
C部の拡大図である。
【図9】上固定部材と上回動部材の組付法の第3説明図
であって、(A)は平面図、(B)は側面図である。
【図10】弾着部材を示し、(A)は平面図、(B)は
側面図である。
【図11】弾着部材の他の実施例を示し、(A)は斜視
図、(B)は平面図、(C)は側面図である。
【図12】弾着部材の更に他の実施例を示し、(A)は
平面図、(B)は同図(A)のB−B線における断面図
である。
【図13】上記弾着部材を用いた更に他の実施例による
上固定部材と上回動部材の組付状態の説明図であり、
(A)は組み付ける前、(B)は上回動支軸を嵌着孔に
挿入する直前、(C)は上回動支軸を嵌着孔に挿入した
状態を示す。
【符号の説明】
1 パチンコ機 2 前枠 3 外枠 4 蝶着装置 9 弾着部材 40 上蝶着体 40a 上固定部材 40b 上回動部材 41 下蝶着体 41a 下回動部材 41b 下回動部材 411 下軸孔 412 第2回動支軸としての下回動支軸 401 誘導手段としての受入溝 43 第1回動支軸としての上回動支軸 91 嵌着孔 94 案内片 95 誘導手段としての屈曲片 96 切起係止片 97 操作部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外枠と前枠の一側縁を開閉自在に蝶着す
    る上下二組の蝶着体からなり、 両蝶着体は、外枠に止着する上固定部材及び下固定部材
    と、前枠に止着する上回動部材及び下回動部材とを有
    し、 上下蝶着体の何れか一方の固定部材には、厚さ方向に弾
    性を有すると共に嵌着孔を開設した弾着部材の基端側を
    設け、 上記一方の固定部材に対応する回動部材には、上記嵌着
    孔に挿入可能な第1回動支軸を突設し、 上記一方の固定部材または弾着部材の先端側には、上記
    第1回動支軸を嵌着孔に誘導する誘導手段を形成し、 他方の固定部材には第2回動支軸を形成すると共に、対
    応する回動部材には軸孔を形成し、 上記第2回動支軸を軸孔に挿入すると共に、上記第1回
    動支軸を弾着部材の弾性に抗して誘導手段により嵌着孔
    方向に押し込むことにより、上記第1回動支軸を嵌着孔
    に嵌合させて回動自在に蝶着することを特徴とするパチ
    ンコ機の蝶着装置。
  2. 【請求項2】 誘導手段を、固定部材の縁部に向けて開
    口する受入溝によって形成した請求項1に記載したパチ
    ンコ機の蝶着装置。
  3. 【請求項3】 誘導手段を、弾着部材の先端側に設けた
    屈曲片によって形成した請求項1に記載したパチンコ機
    の蝶着装置。
  4. 【請求項4】 弾着部材の嵌着孔の縁部に、第1回動支
    軸が係止可能な切起係止片を設けた請求項1ないし請求
    項3の何れかに記載したパチンコ機の蝶着装置。
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