JP3034725U - 遊技店の幕板装置 - Google Patents

遊技店の幕板装置

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JP3034725U
JP3034725U JP1996008117U JP811796U JP3034725U JP 3034725 U JP3034725 U JP 3034725U JP 1996008117 U JP1996008117 U JP 1996008117U JP 811796 U JP811796 U JP 811796U JP 3034725 U JP3034725 U JP 3034725U
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桂 高草木
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株式会社北斗
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 島から外したり分解することなく、内部に収
設した照明装飾装置等の配線接続や保守点検を容易に可
能な幕板装置を提供する。 【解決手段】 前カバーフレームと、開閉可能な表示カ
バー固定フレームと、表示カバーと、内部に収設する中
フレームと備え、前カバーフレームの背板31には周囲
に段差331を設けた窓孔33を開設し、この窓孔33
に点検蓋37を開閉自在に臨ませて点検窓を形成し、点
検蓋37の上縁にほゞT字状に延出させた連結片371
を窓孔33の上縁部分に開設した連結孔332に挿入し
て連結片371の端部を折り曲げることにより、点検蓋
37を背板31に対して開閉自在に止着した。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
この考案は、遊技店において遊技機を列設して構成した島の上部に配置する遊 技店の幕板装置に関し、特に前カバーフレームに開設した窓孔に点検蓋を開閉自 在に臨ませて点検窓を形成した幕板装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
パチンコ機やスロットマシンを配設する遊技店においては、遊技機を列設して 所謂遊技島を構成し、遊技機の上方には球やコインを補給する補給樋や遊技店の 管理コンピュータと各遊技機とを結ぶ信号線や給電線等が配設してある。これら の樋や配線を外部から見えないように遊技島の上部を幕板装置によって覆ってお り、この幕板装置は保守点検のために開閉可能に構成してある。また、幕板装置 の内部には、ランプや蛍光管を収設して照明装飾装置を構成しているものがある 。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の幕板装置は、各構成部材を各々ネジ止めして組立ていた ので大変な手間を要し、コストの高いものとなっていた。また、各製品にバラツ キが生じ易く安定した品質を保てないのが現状である。 一方、従来の幕板装置では、内部に収設した照明装飾装置等の配線接続や保守 点検を行なうには、当該幕板装置を島から外したり、一部を分解しないと行なえ ないという問題点があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記問題点を解決するため本考案は、遊技店の島の躯体に取り付けるための基 板となる前カバーフレームと、この前カバーフレームに開閉可能に取り付ける表 示カバー固定フレームと、透光性を備える表示カバーと、前カバーフレームの内 部に収設する中フレームとを備える幕板装置であって、前カバーフレームの背板 には窓孔を開設し、この窓孔に点検蓋を開閉自在に臨ませて点検窓を形成したも のである。そして、この点検窓を通して幕板装置内部の保守点検が可能になる。
【0005】
【考案の実施の形態】
本考案は、遊技機を列設して構成する遊技島において遊技機の上方に配設する 幕板装置であって、遊技店の島の躯体に取り付けるための基板となる前カバーフ レームと、この前カバーフレームに開閉可能に取り付ける表示カバー固定フレー ムと、透光性を備える表示カバーと、前カバーフレームの内部に収設する中フレ ームとを備え、前カバーフレームの背板には窓孔を開設し、この窓孔に点検蓋を 開閉自在に臨ませて点検窓を形成したものである。 上記点検窓は、上縁にほゞT字状に延出する連結片を備える点検蓋と、背板に 開設した窓孔の上縁部分に上記連結片を挿通可能に且つ係止可能に開設した連結 孔とを備え、該連結孔に上記連結片を挿入して端部を折り曲げることにより、点 検蓋を背板に対して開閉自在に止着するとよい。
【0006】
【実施例】
以下、本考案の一実施例を図面を参照して説明する。本考案に係る幕板装置1 の概略は、遊技店の島2の躯体21に取り付けるための基板となる前カバーフレ ーム3と、この前カバーフレーム3に開閉可能に取り付ける表示カバー固定フレ ーム4と、透光性を備える表示カバー5と、内部に収設する中フレーム6とを基 本的な構成部材とする。
【0007】 前カバーフレーム3は、板金加工して形成した箱枠状の部材であって、背板3 1の周囲に側板32が立ち上って前面側が解放している。背板31のほゞ中央に は窓孔33を開設すると共に、背板31の隅部付近には後述する中フレーム6を 取り付ける取付脚34を設ける。また、上縁部分には後述する表示カバー固定フ レーム4を回動自在に軸着する軸受部35を設け、下縁部分には表示カバー固定 フレーム4を止着するための取着手段が設けてある。更に、上記窓孔33の上方 には、配線引出し口39が開設してある。
【0008】 取付脚34は、後述する中フレーム6を前カバーフレーム3の背板31に対し て所定の間隔離して取り付けるためのスペーサとして機能する部材であって、所 謂ハット型の断面形状を有する比較的短尺な部材である。即ち、取付脚34は、 中フレーム6の裏面に接する上端部341の側縁から側面部342が下向に延出 し、該側面部342の下縁に外向きに広がる取付部343を備えている。尚、こ の取付脚34を前カバーフレーム3に固定するには、スポット溶接等、適宜な固 定手段を利用できる。また、この取付脚34の高さは、中フレーム6の裏面側に 配設する配線基板、電源基板、ヒューズ、外部接続用のコンセント、各幕板装置 とのコントロールコネクターの接続用外部取り出し口金具等、接続手段等を収設 するのに充分な高さとする。
【0009】 図示した実施例では、取付脚34は、背板31の上側に設ける第1取付脚34 aと、下側に設ける第2取付脚34bとがある。第1取付脚34aには、後述す る中フレーム6の上縁側をワンタッチで止着するため、当該中フレーム6に設け た挿入係止片61を受入可能な切欠係止孔344を設ける。一方、第2取付脚3 4bには中フレーム6に設けた起立片62を受入可能な切欠挿入孔345を設け る。
【0010】 上記切欠係止孔344は、第1取付脚34aの上端部341と下側の側面部3 42とが屈曲して連接する下側角部に、上端部341と下側の側面部342に跨 って開設してある。従って、この切欠係止孔344に対しては、中フレーム6の 挿入係止片61を下側或は斜め下側前方から挿入することができる。そして、一 旦切欠係止孔344へ挿入した挿入係止片61は、上端部341の裏面に係止す るので、表側に脱落することがない。
【0011】 一方、第2取付脚34bに設ける切欠挿入孔345は、上端部341と上側の 側面部342とが屈曲して連接する上側角部に、上端部341と上側側面部34 2とに跨って開設してある。従って、この切欠挿入孔345へは、前記上側に位 置する挿入係止片61を切欠係止孔344へ挿入させた状態のときに、中フレー ム6の起立片62を前面側から挿入することができる。
【0012】 そして、後述する中フレーム6は、挿入係止片61と起立片62とを夫々切欠 係止孔344または切欠挿入孔345へ挿入させると共に係止させた状態では、 取付脚34から簡単に外れることはないが、安全のためにビス止めする。このビ ス止めは、取付脚34の上端部341の適宜な位置に設けたネジ孔346に、中 フレーム6に開設した取付孔65を合せ、この取付孔65に通したビス91を上 記ネジ孔346に螺着して行なう。尚、ビス91を飾りビスにすれば工具を用い ることなく着脱可能である。
【0013】 尚、上記した実施例では、第1取付脚34aと第2取付脚34bとを別部材と して形成しているが、一つの部材で共用することもできる。即ち、上端部341 の上縁部分に切欠挿入孔345を開設すると共に、下縁部分に切欠係止孔344 を開設し、何れかを選択して使用すればよい。また、ネジ孔346は、上端部3 41の側方に設けておけば、挿入係止片61や起立片62の邪魔になることがな い。上記のような共用可能な取付脚34を利用すれば、部品数を減らすことがで きるし、取付位置を間違えることもない。
【0014】 中フレーム6は、照明、装飾用の蛍光管等を配置するための基板となる板状の 部材である。即ち、中フレーム6は、矩形の板材の各外縁を屈曲させて見掛け上 の厚みを持たせた部材である。この中フレーム6には、前記したように前カバー フレーム3に対する取付作業に利用する挿入係止片61及び起立片62を設ける 。
【0015】 挿入係止片61は、上側の角部付近に切起状に形成したもので、裏面側に一段 下がると共に、上縁に向けて舌片状に延出し、更に先端を若干下向きに屈曲させ ている。尚、先端は、挿入が容易なようにテーパー状になっている。
【0016】 この挿入係止片61を前記した切欠係止孔344へ挿入するときは、図3(B )に鎖線で示したように、斜め下方から挿入し、その後、背面側へ回動させる。 すると、一段下がった部分に、取付脚34の上端部341が納まり、上端部34 1の裏面側に挿入係止片61が係止する。この係止した挿入係止片61は、挿入 時と逆の径路を辿らないと脱落することがない。即ち、前面側へは、挿入係止片 61と上端部341との係止により外れないし、後述する起立片62が切欠挿入 孔345の縁に係止するので、下方へずり落ちることもない。従って、通常は、 挿入係止片61が切欠挿入孔345から容易に脱落することがない。
【0017】 一方、下縁側の隅付近には上記したように起立片62を設ける。この起立片6 2は、前記したように中フレーム6の裏面側にほゞ直角に切起してあり、上縁側 に設けた挿入係止片61を切欠係止孔344へ挿入した状態で中フレーム6を回 動させたときに、切欠挿入孔345へ嵌入するように形成してある。従って、こ の起立片62は、切欠挿入孔345の前後方向へのみ抜き差し可能であるので、 中フレーム6が下方へ抜け落ちることを防止する。
【0018】 上記のような構成を有する取付脚34、並びに中フレーム6に設けた挿入係止 片61及び起立片62によるときは、中フレーム6が取付脚34に対して言い換 えると前カバーフレーム3に対して着脱自在となる。そして、この中フレーム6 の着脱作業は、例えば組立工程における前カバーフレーム3を作業台に載置した 状態でも、また遊技店の遊技島2に設置した後の起立する状態であっても容易に 可能である。
【0019】 中フレーム6には、装飾或は照明装置の光源、即ちランプや蛍光管等を配設す るためのソケットの位置決め用に位置決め孔63を設ける。この位置決め孔63 は、多様な蛍光管の配置形態に柔軟に対応できるように、所定の関係を維持しつ つ多数開設する。例えば、大型の蛍光管を横方向に配設するために、第1位置決 め孔群63aを設けると共に、小型の蛍光管を横方向に配設するために、第2位 置決め孔群63bを設け、更に同じく小型の蛍光管を縦方向に配設するために、 第3位置決め孔群63cを設ける。
【0020】 各位置決め孔63…は、蛍光管のソケットを形成するブラケット金具81から 対向して突出する一対の爪片82が嵌入可能な大きさ及び間隔に開設し、一つの ブラケット金具81について2組宛に設けている。
【0021】 上記した各位置決め孔63…の近傍には、取付ネジを螺着するネジ孔64を設 ける。尚、このネジ孔64は、ブラケット金具81の取付通孔82に対応して少 なくとも対角線上に一組配設するとよい。また、前記した位置決め孔63は、ブ ラケット金具81の取付ばかりではなく、遮光板等の取付にも利用可能である。
【0022】 また、図示した中フレーム6の裏面側には、配線を集約して前記前カバーフレ ーム3の配線引出し口39へ導く配線ダクト66が設けてある。
【0023】 一方、図示していないが、中フレーム6の裏面側には、配線基板や蛍光管を駆 動するための電源基板、或はヒューズ、外部接続用のコンセント、各幕板装置と のコントロールコネクターの接続用外部取り出し口金具等、接続手段等を適宜に 配設する。そして、蛍光管の配置を変更すると、幕板装置の雰囲気を大幅に変更 することができる。このとき、前記したように、中フレーム6には、多数の位置 決め孔63が設けてあるので、必要に応じて選択すれば、蛍光管等の多様な配置 に対応することができる。
【0024】 そして、中フレーム6には、前記した蛍光管ばかりではなく、必要な配線基板 や電源基板等を、予め集約して形成してあるので、前記した取付脚34や挿入係 止片61及び起立片62の構成と相俟って迅速な交換が可能である。そこで、こ の中フレーム6を標準化或は規格化しておけば、蛍光管等の配置を変えた中フレ ーム6と交換するだけで異る雰囲気を有する多彩な幕板装置1とすることができ る。
【0025】 幕板装置1、換言すると前カバーフレーム3は、島2の躯体21に回動自在に 取り付ける。即ち、島2の内部に配設した補給樋や配線類の保守点検を行なうと き、或は幕板装置1自体の保守点検を行なうために、解放できるように島2の躯 体21に対して回動自在に取り付けなければならない。
【0026】 このため、この実施例の幕板装置1は左右一対の取付手段を備えており、一方 の取付手段は、蝶番71の一片を固定した台座プレート72と、この台座プレー ト72と共に島2の躯体21を挟着する添設プレート73とからなり、上記蝶番 71の他片を前カバーフレーム3の背板31にネジ等で止着してなる。
【0027】 また、取付手段の他方、図8では左側の取付手段には、幕板装置1を上方へ回 動させて解放した際に、この開放状態を維持するための支持手段を設ける。この 支持手段は、上記した取付手段の一方の台座プレート72の一側に、回動可能に 板状の支持アーム74を軸着して構成する。
【0028】 上記支持アーム74の基端には、当該支持アーム74を回動自在に軸着するた めの軸孔部75を形成すると共に、回動範囲を規制するためのストッパ部76を 形成する。また、支持アーム74の上縁部分には、回動させた前カバーフレーム 3を下面側から支持する支持部77を形成すると共に、蝶番71との競合を避け るための逃げ部78を形成する。
【0029】 一方、台座プレート72の一側には、上記支持アーム74を軸着するための軸 受部79を設ける。この軸受部79は、台座プレート72の一側の上縁及び下縁 をフランジ状に屈曲させて軸受片79a、79bを形成し、この軸受片79a、 79bに軸孔を設けて構成する。そして、両軸受片79a、79bの間に前記し た支持アーム74の軸受部75を位置させ、上側の軸受片79aの軸孔から支持 アーム74の軸受部75及び下側の軸受片79bの軸孔に向けて軸ピン791を 一連に挿通する。
【0030】 また、上記支持アーム74を台座プレート72に重ねて収納したときには、こ の重合状態を維持するように、当該支持アーム74の下縁に張出部74aを設け 、この張出部74aを前記した下側の軸受片79bに対して適度な抵抗を持って 接触するようにする。即ち、支持アーム74を引き出すときに若干の力を必要と すると共に、収納する際にも若干の力を加えて嵌入させるように構成する。この ような構成にしておけば、支持アーム74が不用意に回動して前カバーフレーム 3の裏面側、即ち背板31を傷つける恐れがなくなる。
【0031】 前記取付手段を構成する台座プレート72は、島2の躯体21である横桟の上 面に沿う天板部72aと、この天板部72aからほゞ直角に垂下して前カバーフ レーム3の背面に沿う前面部72bとを備えるほゞL字状の金具である。そして 、上記天板部72aには、取付に使用する通しボルトを挿通する通孔721を開 設する。一方、前面部72bには、縦方向に延びる長孔722を開設する。この 長孔722は、添設プレート73を位置調整可能に取り付けるためのものである 。
【0032】 添設プレート73は、上板部73aと前板部73bとを備えるL字状の金具で あって、上板部73aには上記台座プレート72の通孔721と対応する位置に 開孔731を有し、また前板部73bには上記長孔722に対応してネジ孔73 2を設ける。
【0033】 上記のような取付手段では、台座プレート72の前面部の裏面側に添設プレー ト73の前板部73bを添設し、前面部72bの長孔722に通したネジを前板 部73bのネジ孔732に螺合させれば、台座プレート72と添設プレート73 とを一体にすることができる。このとき、長孔722を設けているので、天板部 72aと上板部73aとの間隔を自由に調整することができる。即ち、島2を構 成する躯体21の厚みに合せて間隔を調整可能である。
【0034】 また、支持アーム74を備える左側の取付手段も上記と同様にして取り付ける ことができる。尚、蝶番71の厚みを確保してあるので、支持アーム74が介在 していても取付に際して支障がない。
【0035】 取付手段を前カバーフレーム3へ取付けるには、蝶番71を利用して行なう。 即ち、蝶番71の一片に開設してある取付孔711に通したネジを、前カバーフ レーム3の背面に設けたネジ孔に螺合して行なう。
【0036】 前記したような取付手段及び支持手段によれば、幕板装置1を開閉自在に島2 へ取付ることができるばかりではなく、解放した幕板装置1をそのまま支持する ことができる。即ち、図7に示すように、幕板装置1を持ち上げて一旦約90度 回動させて支持アーム74を引き起こし、その後、幕板装置1から手を離しても 、支持アーム74の支持部77に幕板装置1が上方から載るので、幕板装置1が 元に戻って閉止してしまうことがない。従って、保守点検の際に、幕板装置1を 手で支えている必要がなく便利である。尚、支持アーム74を引き起こす際、ス トッパ部76を設けているので、最も効率的に支持可能なほゞ90度引き起こし た状態で止めることができる。
【0037】 一方、引き起こした支持アーム74を戻り回動させて納めれば、幕板装置1の 回動が自由となって当該幕板装置1の裏面側下縁が、パチンコ機11等の上方に 設けた飾り板22に前面側から当接して、島2の上部の開口部分を閉止する。支 持アーム74を戻り回動させて納めるときには、前記したように張出部74を下 側の軸受片79bに抵抗を持って係止させる。尚、上記飾り板22には、呼び出 しランプ12が設けてある。
【0038】 更に、前カバーフレーム3の背板31には窓孔33を開設し、この窓孔33を 板状の点検蓋37で開閉自在に塞いで点検窓を構成する。上記窓孔33は、背板 31を打ち抜いて開口させたもので、周縁部に段差331を設けている。また、 この段差331内に点検蓋37の縁374が密接して納まるようにしている。
【0039】 この点検蓋37の上縁には連結片371を形成する。連結片371は、ほゞT 字状に延出しており、3個所に設けてある。これらの連結片371は、幅が広が って横に延びる頭部371aと、この頭部371aよりもやや幅狭の頸部371 bとを備えている。また、連結片371の頸部371bは若干屈曲して頭部37 1aの平面と点検蓋本体の平面との位置を板厚程度ズラしている。このため、前 記した背板31の段差331と協働して、背板31の表面と点検蓋37の縁37 4の表面とを一致させることができる。
【0040】 一方、前カバーフレーム3には、上記連結片371に対応する連結孔332を 開設する。この連結孔332は、前記段差331を設けた窓孔33の上縁部分に 位置する。また、連結孔332は、上記連結片371の頭部371aが通過可能 な横長部332aと、頸部371bが通過可能な幅狭部332bとを複合させた 形状となっている。
【0041】 点検蓋37を前カバーフレーム3に取り付けるには、連結片371の頭部37 1aを連結孔332の横長部332aに挿入し、頸部371bが幅狭部332b に嵌まるようにする。そして、頭部371aを折り曲げて、連結孔332から抜 けないようにする。この状態では、段差331内に点検蓋37の縁374が納ま って、背板31と点検蓋37の表面が揃う。尚、図示の実施例では、窓孔33の 下縁から止着片333を延出させ、この止着片333にネジ孔334を設け、こ のネジ孔334に向けて点検蓋37の取付孔372に通したネジ92を螺合させ て、点検蓋37を止着している。
【0042】 一方、点検蓋37を開くには、上記ネジ92を外せばよい。この点検蓋37を 開くときは、幕板装置1を回動させて前記した支持アーム74で支えた状態で行 なうので、点検蓋37は幅狭部332bに係止した頭部371aを回動軸として 自重で回動し、点検蓋37が開く。この状態で作業を行なっても、折り曲げた頭 部が371aが連結孔332の縁に係止するので、点検蓋37が外れて落下する 恐れがなく、安全に作業を行える。
【0043】 上記点検蓋37には、図9に示すように膨出部373を設けることもできる。 即ち、点検蓋37に絞り加工を施すことにより、縁374を残して後方へ向けて 7〜8mm程度膨出させるのである。このように膨出部373を設けるときは、 中フレーム6との間隔を大きく取ることができ、配線基板等を収設する場合に有 利になると共に、強度アップを図ることができる。尚、膨出部373を設けても 、前カバーフレーム3と島2の躯体21との間隔を蝶番71の厚みにより10m m程度確保してあるので支障をきたすことがない。
【0044】 上記のような構成の点検窓によれば、当該点検窓から幕板装置1の内部、特に 中フレーム6の裏面側に配設する配線類の保守点検を容易に行なうことができる 。しかも、この保守点検の際に、点検蓋37が作業の邪魔になることもない。
【0045】 表示カバー5を取り付けて前記した中フレーム6を覆う表示カバー固定フレー ム4は、前カバーフレーム3に対して上縁側を軸として開閉可能である。このた め、表示カバー固定フレーム4の上縁部分には、側板42から内向きに突出して 開閉軸となるボス軸41を突設する。このボス軸41は、先端にフランジ411 を有し、側板42にカシメて構成してあり、カシメ部が側板42から外側に突出 しないように、側板42の一部を凹まして形成している。そして、図示の実施例 では、図11(E)及び(F)に示すように、上記ボス軸41の一部をカットし てD軸を形成している。
【0046】 尚、表示カバー5は、透光性を有していれば、どのような材質であってもよく 、曇りガラス等であってもよいが、例えば半透明のアクリル樹脂、AS樹脂、A BS樹脂、ポリカーボネート樹脂等、合成樹脂材が成型性や重量、強度、或は着 色性等の点で有利である。
【0047】 一方、前カバーフレーム3の上縁には、上記D型のボス軸41に対応する切欠 状の軸受部35を設ける。この軸受部35は、前記ボス軸41の短径とほゞ同じ 幅の入口を有すると共に下方で当該ボス軸41の直径とほゞ同径に拡径する開口 351を側板32に設けると共に、前記フランジ411が通過可能な幅及び厚み の開口352を上面側の側板32に矩形に設けてなる。尚、図示の実施例では、 上面側の側板32の側縁から折曲片321を延設すると共に、この折曲片321 と側板32の上面とに掛けて、U字型の開口351及び矩形の開口352を一連 に開設した後、当該折曲片321を折曲することにより、U字型の開口351が 側面に位置し、矩形の開口352が上面に位置するように構成している。
【0048】 上記のような軸受部35において、ボス軸41のフランジ411を矩形の開口 352に上方から挿通して、ボス軸41をU字型の開口351に挿入すれば、当 該ボス軸41がU字型の開口351の縁によって支持されて、表示カバー固定フ レーム4を前カバーフレーム3に対して開閉可能に軸着できる。このとき、ボス 軸41の挿入方向が定まっているので、設定した向きでないと挿入することがで きないが、逆に所定の向きでないと外れることがないので、表示カバー固定フレ ーム4が不用意に外れて落下する危険もない。尚、図示の実施例では、上記軸受 部35を、折曲片321に形成しているが、若干厚肉な別部材として溶接等によ り固着してもよい。
【0049】 一方、前カバーフレーム3の下縁側の両端、即ち下側の角部には、表示カバー 固定フレーム4を閉止するときのガイド及び当該前カバーフレーム3の補強材と して機能する角金具38を設ける。この角金具38は、左右の角部で共用できる ように左右対称であって、ほゞ直角に屈曲した基板381の外縁部分に取着手段 として機能するバネ材382を取り付ける切欠383を備えている。また、上縁 部分を内側へ屈曲させて、表示カバー固定フレーム4がスムーズに所定の位置に 納まるようにガイド部384を形成している。更に、角金具38を構成する基板 381には、表示カバー固定フレーム4を固定するためのネジ孔385を設けて いる。尚、このネジ孔385は下面側に位置するものを利用する。
【0050】 基板381の側面に位置する切欠383には、例えばステンレス板を曲げ加工 して屈曲係止部386を形成したバネ材382を設ける。即ち、表示カバー固定 フレーム4を解放した状態では、上記屈曲係止部386が基板381から突出し ている。一方、表示カバー固定フレーム4を閉止するときには、当該表示カバー 固定フレーム4の側板42でバネ材382が押されて弾性変形し、屈曲係止部3 86が表示カバー固定フレーム4の側板42に開設した角穴421に嵌入する。 すると、バネ材382が戻り変形して屈曲係止部386が角穴421に嵌入して 係止する。
【0051】 前記した下面側のネジ孔385には、例えば工具なしで操作できる飾りネジ9 3を螺着して表示カバー固定フレーム4を止着する。尚、表示カバー固定フレー ム4の下面には、後縁へ開口する切欠孔を設け、この切欠孔へ上記飾りネジ93 を通して止着する。このように後縁へ向けて開口する切欠孔によれば、表示カバ ー固定フレーム4を上縁側のボス41で構成した回動軸を支点として開閉すると きに、飾りネジ93を全部外すことなく緩めるだけで開閉可能である。
【0052】 尚、図示の実施例では、取着手段として機能するバネ材382を設けているが 、このバネ材を省略して単にネジ止めするように簡略化してもよい。ネジ止めの 場合であっても、表示カバー固定フレーム4を正しい位置へ導くことができると 共に、開閉自在とすることができる。
【0053】 以上本考案を図面の実施例について説明したが、本考案は上記した実施例に限 定されるものではなく、実用新案登録請求の範囲に記載した構成を変更しない限 り適宜に実施できる。
【0054】
【考案の効果】
本考案は上記したような形態で実施され、以下に記載されるような効果を奏す る。 遊技店の島の躯体に取り付けるための基板となる前カバーフレームと、この前 カバーフレームに開閉可能に取り付ける表示カバー固定フレームと、透光性を備 える表示カバーと、前カバーフレームの内部に収設する中フレームとを備えてな り、前カバーフレームの背板には窓孔を開設し、この窓孔に点検蓋を開閉自在に 臨ませて点検窓を形成したので、この点検窓から幕板装置の内部、特に中フレー ムの裏面側に配設する配線類の保守点検を容易に行なうことができる。しかも、 この保守点検の際に、点検蓋が作業の邪魔になることがない。 また、点検蓋に設けた連結片の端部を折り曲げて連結孔の縁に係止させている ので、点検蓋が外れて落下する恐れがなく安全に作業を行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る幕板装置の概略を示す分解斜視図
である。
【図2】幕板装置の縦断面図である。
【図3】前カバーフレームに対する中フレームの取付構
造を示し、(A)は正面図、(B)は縦断面図である。
【図4】中フレームの正面図である。
【図5】蛍光管のブラケット金具を示し、(A)は大型
のブラケット金具を示す斜視図、(B)は小型のブラケ
ット金具を示す斜視図、(C)はブラケット金具の側面
図である。
【図6】遊技店の島の概略を示す斜視図である。
【図7】幕板装置を配置した島の一部を欠截した側面図
であって、(A)は幕板装置の開放状態を示し、(B)
は幕板装置の閉止状態を示す。
【図8】(A)は幕板装置の取付手段及び支持手段を示
す分解斜視図、(B)は支持手段の横断面図である。
【図9】点検窓の周囲を示し、(A)は前カバーフレー
ムの要部及び点検蓋の正面図、(B)は点検蓋を外した
状態の縦断面図、(C)は点検蓋を装着して窓孔を閉止
した状態の縦断面図である。
【図10】前カバーフレームと表示カバー固定フレーム
との係脱関係の説明図であって、(A)は分離した状態
の一部欠截側面図、(B)は組付けた状態の側面図、
(C)は分離した状態の上側要部の斜視図、(D)は分
離した状態の下側要部の斜視図である。
【図11】前カバーフレームと表示カバー固定フレーム
とにおける軸受部とボス軸、並びに角金具の説明図であ
って、上記図10のA−A線及びB−B線の断面、並び
に軸受部分の側面図を示し、(A)、(C)及び(E)
は組付け直前の状態、(B)、(D)及び(F)は組付
け完了状態を夫々示す。
【符号の説明】
1 幕板装置 2 島 3 前カバーフレーム 4 表示カバー固定フレーム 5 表示カバー 6 中フレーム 21 躯体 31 背板 32 側板 33 窓孔 37 点検蓋 332 連結孔 371 連結片

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遊技機を列設して構成する遊技島におい
    て遊技機の上方に配設する幕板装置であって、 遊技店の島の躯体に取り付けるための基板となる前カバ
    ーフレームと、この前カバーフレームに開閉可能に取り
    付ける表示カバー固定フレームと、透光性を備える表示
    カバーと、前カバーフレームの内部に収設する中フレー
    ムとを備え、 前カバーフレームの背板には窓孔を開設し、この窓孔に
    点検蓋を開閉自在に臨ませて点検窓を形成したことを特
    徴とする遊技店の幕板装置。
  2. 【請求項2】 上記点検窓は、上縁にほゞT字状に延出
    する連結片を備える点検蓋と、背板に開設した窓孔の上
    縁部分に上記連結片を挿通可能に且つ係止可能に開設し
    た連結孔とを備え、該連結孔に上記連結片を挿入して端
    部を折り曲げることにより、点検蓋を背板に対して開閉
    自在に止着した請求項1に記載の遊技店の幕板装置。
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