JP2002018068A - 弾球遊技機 - Google Patents

弾球遊技機

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JP2002018068A
JP2002018068A JP2000199708A JP2000199708A JP2002018068A JP 2002018068 A JP2002018068 A JP 2002018068A JP 2000199708 A JP2000199708 A JP 2000199708A JP 2000199708 A JP2000199708 A JP 2000199708A JP 2002018068 A JP2002018068 A JP 2002018068A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】コストダウンを図ること。前扉への2枚の透明
板の組み付けを簡単に行える弾球遊技機を提供するこ
と。 【解決手段】上部扉30の後面30Bには、この窓部3
1を覆うように、正方形状(405mm×405mm)
の外ガラス板(外側透明板)51(図5参照)を含むガ
ラス板保持部材76(図4参照)が装着されている。こ
のガラス板保持部材76の後面(後述するスペーサ71
の後側には、正方形状(405mm×405mm)の内
ガラス板(内側透明板)52が装着されている。ガラス
板保持部材76は、外ガラス板51および内ガラス板5
2を所定間隔を隔てた状態で積層保持している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【従来の技術】弾球遊技機の代表例であるパチンコ機
は、たとえば外枠に片開き可能に取り付けられる前扉枠
に正面形状が矩形形状の遊技盤が装着されるようになっ
ている。この遊技盤には、ガードレールによって円形形
状の遊技領域が区画されている。通常、前扉枠には遊技
盤の前方に矩形形状の窓部が形成されている。この窓部
に四角枠状のガラス扉が片開き可能に取り付けられてお
り、このガラス扉には、405mm×405mmのサイ
ズの正方形状のガラス板が2枚所定間隔を介した状態で
取り付けられている。そして、ガラス扉および前扉枠が
閉じられた状態では、遊技者がこの2枚のガラス板を介
して遊技盤の円形形状の遊技領域を視認することができ
るようになっている(たとえば、実公平6−30224
号、特開平10−314411号公報参照)。
【0002】一方、最近では、遊技盤を保持する部材の
前面側に、遊技盤の前方領域をほぼ全て覆うことができ
る前扉をこの部材に対して片開き可能に取り付け、遊技
領域前方に円形形状の窓部を形成したタイプのパチンコ
機が提案されている。このタイプのパチンコ機において
は、円形形状の窓部のサイズが遊技領域とほぼ同じ大き
さに設定されており、このため、従来は正面側から視認
されていた遊技盤の四隅を前扉で覆い、この箇所に対応
する前扉上の位置に飾りランプ等の装飾部材が配置可能
となっている。これにより、パチンコ機の前面が遊技領
域だけが露出したすっきりとしたデザインとなり、遊技
者に新鮮味を与えることができる。
【0003】このタイプのパチンコ機においては、ガラ
ス板として円形形状に裁断されたものが用いられてい
る。具体的には、各ガラス板をそれぞれ異なる環状枠に
嵌め込むとともに、この環状枠同士を接合した後、前扉
の後方にねじ締結によって固定している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、円形形状に裁
断された透明板は、その裁断行程にコストがかかるため
に非常に高価であり、このような高価な円形形状のガラ
ス板を用いたのではパチンコ機全体としてコストアップ
していまう。また、2枚の円形形状ガラス板を前扉に組
み付けるためには、上述のような複雑な構成の2つの環
状枠を用いる必要があり、その組み付け作業が困難とな
ってしまう。
【0005】そこで、この発明の目的は、安価な透明板
で前扉の任意形状の窓部を覆い、これにより、コストダ
ウンを図ることができる弾球遊技機を提供することであ
る。また、この発明の他の目的は、前扉への2枚の透明
板の組み付けが簡単な弾球遊技機を提供することであ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段および発明の効果】上記の
目的を達成するための請求項1記載の発明は、前面に遊
技領域が形成された遊技盤が装着される本体に、上記遊
技盤の前方を覆うように前扉が片開き可能に取り付けら
れるとともに、この前扉に上記遊技盤の遊技領域に対応
する窓部が形成された弾球遊技機であって、内側および
外側の2枚の透明板を所定間隔に規制するスペーサを有
し、2枚の透明板をスペーサを挟んだ状態に保持できる
とともに、上記前扉の窓部を覆うように後方から組み付
けられる透明板保持部材を備え、上記透明板保持部材に
は上記前扉の窓部に対応する開口が形成されており、上
記窓部、上記一対の透明板および上記開口を介して、上
記前扉の前方から上記遊技盤の遊技領域を視認できるよ
うになっていることを特徴とする弾球遊技機である。
【0007】請求項1記載の発明の構成によれば、前扉
の後面側に、外側透明板および内側透明板を積層保持す
ることができる透明板保持部材が組み付けられている。
2枚の透明板を積層保持するために、各透明板と前扉の
窓部の形状とを異なる形状としてもよく、このため透明
板として任意の形状のものを用いることができる。たと
えば2枚の透明板を透明板保持部材に装着しこの透明板
保持部材を前扉に組み付けることによって透明板の前扉
への取付けが達成される。このため、透明板の着脱作業
を簡易に行えるとともに、透明板を前扉に取り付けるた
めの部材を部品点数が少なくかつ簡単な構成のものにで
きる。また、取付け後は2枚の透明板が前扉の後面に配
置するようになるので、前方から不正に透明板が取り外
されるおそれもない。
【0008】透明板保持部材は角形の2枚の透明板を積
層保持できるものであることが好ましい。この角形に
は、たとえば正方形状、長方形状が含まれる。この場合
には、たとえば窓部が円形形状のものである場合に、そ
の窓部に対応する円形形状の透明板を用いなくても、比
較的安価な正方形状または長方形状の透明板を用いるこ
とが可能である。これにより、高価な円形形状の透明板
を用いていた従来の方式と比較してコストダウンを図る
ことができる。
【0009】さらに、スペーサは板状のものであること
が好ましい。2枚の透明板は前扉の後方に取り付けられ
るので、たとえば円形形状の窓部に角形の透明板を用い
るときには、前扉によって透明板の隅部分は覆われるよ
うになる。この場合にスペーサを板状のものとすると、
透明板の隅部をスペーサで支持することも可能であり、
これにより、2枚の透明板が透明板保持部材によってし
っかり保持することができる。
【0010】なお、透明板とは、ガラス板、樹脂板等を
含む趣旨である。請求項2記載の弾球遊技機は、請求項
1記載の弾球遊技機において、上記スペーサの後面側に
は、上記内側透明板を上記スペーサの後面側に案内する
一対のガイドが配設されており、上記一対のガイドは、
上記スペーサの後面側に上記内側透明板を上方から挿入
することができるように上下方向に延びるものであり、
上記透明板保持部材には、上記内側透明板の下端辺を受
け止めるための受止め突起が形成されていることを特徴
とするものである。
【0011】請求項2記載の発明の構成によれば、内側
透明板の左右側端部(端辺)を、ガイドにあてがった後
に、下方へ押し込むと、内側透明板はスペーサの後面側
へと案内され、内側透明板の着脱が簡単に行える。特
に、スペーサの外郭の正面形状が略矩形形状である場合
には、この一対のガイドは上記一対の上記スペーサの後
面側の対向する2辺に配設されており、透明板の相対向
する一辺を受けるものであることが好ましい。
【0012】また、内側透明板の下端辺を受け止めるた
めの受止め突起が形成されているので、挿入された内側
透明板の下端縁が位置決め突起に当接し、内側透明板は
所定位置で保持されるようになる。これにより、内側透
明板の装着がよりスムーズに行える。なお、内側透明板
の挿入、抜取りは上方からでなく、側方から行うことも
できる。
【0013】請求項3記載の弾球遊技機は、請求項1ま
たは2記載の弾球遊技機において、上記透明板保持部材
には、上記内側透明板を上記スペーサ側に押し付けるた
めの押付け用金具が配設されていることを特徴とするも
のである。請求項3記載の発明の構成によれば、押付け
用金具を用いて、内側透明板を常時スペーサ側に押し付
けることにより、取付け後の内側透明板にぐらつきがな
い。これにより、より確実に内側透明板が透明板保持部
材に保持される。
【0014】押付け用金具は、内側透明板を直接押し付
けるものであることが好ましい。また、この押付け用金
具は複数配設されていることが好ましく、たとえば左右
に一対ずつ配設されていることが好ましい。請求項4記
載の弾球遊技機は、請求項3記載の弾球遊技機におい
て、上記押付け用金具は、上記スペーサに取り付けられ
るベース部、当該ベース部に取り付けられた軸、およ
び、当該軸に挿嵌されたねじりコイルばねを備え、当該
ねじりコイルばねの一端部に押さえ部材が取り付けられ
ているとともに、他端部に長手の操作部材が取り付けら
れており、当該操作部材を上記ベース部側に押し倒し、
上記操作部材および上記べース部にそれぞれ設けられた
係合部同士を互いに係合させることにより、上記内側透
明板を、上記スペーサ側に押し付けることを特徴とする
ものである。
【0015】請求項4記載の発明の構成によれば、操作
部材を前方側に押し倒すことにより、内側透明板をスペ
ーサに取りつけることができ、再度操作部材を押す等す
ることにより、両係合部同士の係合を簡単に解除するこ
とができる。したがって、内側透明板の透明板保持部材
への固定および固定解除を簡単に行えるので、内側透明
板の着脱が容易に行える。
【0016】
【発明の実施の形態】以下では、この発明の実施の形態
に係るパチンコ機を、添付図面を参照して詳細に説明す
る。この発明の一実施形態として、パチンコ機について
説明するが、この発明は、パチンコ機の他、アレンジボ
ール機その他の弾球遊技機にも適用できるものである。
図1はパチンコ機1の正面図である。このパチンコ機1
は、遊技島200(図4参照)内に設置される外枠10
(図2参照)と、外枠10に取り付けられた本体ベース
20(図2参照)と、本体べース20の前面を覆うよう
に外枠10に取り付けられた上部扉(前扉)30および
下部扉40とを備えている。
【0017】上部扉30および下部扉40は、たとえば
樹脂製のものであり、正面形状がそれぞれ矩形形状のも
のである。上部扉30は、外枠10の左辺に相当する枠
辺11Aに沿う軸線まわりに回動自在に取り付けられて
おり、図1に示すように外枠10および本体ベース20
の前面20Aを覆う状態と、本体ベース20の手前側に
開いた状態とに開閉可能になっている。下部扉40も、
外枠10の左辺に相当する枠辺11Aに沿う軸線まわり
に回動自在に取り付けられており、図1に示すように外
枠10および本体ベース20の前面20Aを覆う状態
と、本体ベース20の手前側に開いた状態とに開閉可能
になっている。
【0018】上部扉30には、中央部に大きな円形形状
の窓部31が形成されている。上部扉30の前面30A
のうち窓部31が形成されていない領域には、複数のラ
ンプ32〜35が配設されている。具体的には、これら
のランプとして、たとえばパチンコ球が遊技盤22上の
入賞口(図示しない)に入球したことを報知するための
報知ランプ(装飾部材)32、後述する上部タンク13
4にパチンコ球がないことを報知するための玉切れ報知
ランプ(装飾部材)33、遊技の雰囲気を盛り上げるた
めの遊技ランプ(装飾部材)34、および、遊技状態が
遊技者に有利な特別遊技になったことを報知するための
大当たりランプ(装飾部材)35が備えられている。大
当りランプ35は、たとえば6つのLED35Aを備え
たものである。
【0019】下部扉40の前面40Aには、上受け皿4
3が配置されており、その下方には下受け皿44が配置
されている。下部扉40には、後述する賞品球払出装置
143から各受け皿43,44に払い出される賞品球が
通過する上受け皿排出口45および下受け皿排出口46
が形成されている。下部扉40の下方右側には、遊技の
際にパチンコ球を発射するための操作ハンドル45が設
けられている。図2は上部扉および下部扉を手前側に開
いた状態を示す斜視図である。本体ベース20は、外枠
10の左辺に相当する枠辺11Aに沿う軸線まわりに回
動自在に取り付けられており、外枠10の手前側に開い
た状態と外枠10内に収容される状態とに開閉可能にな
っている。
【0020】本体ベース20の前面20Aには、遊技盤
22を収容するための収容凹部21が形成されており、
その収容凹部21の側端部(図2で示す左奥側)には、
遊技盤22を収容するための長手枠の保持部27が回動
自在に取り付けられている。遊技盤22を本体ベース2
0の前面20A側から保持部27に挿入した後、収容凹
部21に押し入れることによって、本体ベース20に対
する遊技盤22の装着が行え、遊技盤22を手前側に引
き出した後、保持部27から遊技盤22を抜き取ること
によって本体ベース20からの遊技盤22の取外しが行
えるようになっている。
【0021】遊技盤22を装着し本体ベース20を閉じ
るとともに、上部扉30を閉じた状態では、窓部31の
後方に遊技盤22の遊技領域が位置するようにされてい
る。上部扉30の後面30Bには、正方形状(405m
m×405mm)の外ガラス板(外側透明板)51(図
3参照)および内ガラス板(内側透明板)52を含むガ
ラスユニットGが窓部31を覆うように組み付けられて
いる。このため、上部扉30を閉じた状態では、窓部3
1、ガラス板51,52、ならびに、ガラスユニットG
のガラス板保持部材76に形成された後述する開口9
8,99(図5参照)を介して、前方側から遊技盤22
の遊技領域が視認できるようになっている。
【0022】言い換えれば、この実施形態に係るパチン
コ機1は遊技盤22の空きスペースが視認されず、遊技
領域だけを視認できるすっきりとしたデザインとなって
いるから、遊技者に新鮮さを与えることができる。そし
て、上部扉30には遊技盤22の空きスペースの前方領
域に遊技者から視認できる新たなスペースが形成される
こととなり、この実施形態ではこのスペースに上述のよ
うに複数のランプ32〜35を配設している。
【0023】図3は、この発明の一実施形態に係るパチ
ンコ機の後面側から見た分解斜視図である。まず、外枠
10について具体的に説明する。外枠10は、略長方形
の四辺をなすように配置された上枠片11、下枠片1
2、左枠片13および右枠片14の4つの枠片と、下枠
片12の上方に、下枠片12と平行に架け渡される載置
片12Aとを枠組みしたものである。
【0024】左右の枠片13,14は、遊技島200内
に収容できる程度の幅を有しており、その上方部は後ろ
端面側が切り欠かれている。左枠片13および右枠片1
4には、ランプ32〜35等を制御するための制御基板
2A等を収容した基板ボックス2がそれぞれ2つずつ配
設されている。後述するように、本体ベース20は閉じ
た状態で外枠10の前側半分に収容されるようになって
おり、このため、基板ボックス2は本体ベース20の後
面20Bが基板ボックス2に当たらないように、左右の
枠片13,14の後方寄りに配置されている。
【0025】上枠片11は、その後ろ端面が左右の枠片
13、14の後ろ端面とほぼ面一とされていて、左端
(図3で示す右側)によりやや真ん中寄りでは後ろ端面
から突片15が突出している。この突片15の下面に
は、本体ベース20を支持するための第1連結金具16
が固定されている。また、上枠片11の前側の端面に
は、その左端部(図3で示す右側)に上部扉30を支持
するための第2連結金具18が配設されている。この第
2連結金具18には小孔18aが形成されている。
【0026】載置片12Aは、外枠10内に収容される
本体ベース20の下面を受け止めるためのものであり、
その上面には第3連結金具17が固定されている。第3
連結金具17は、本体ベース20を取り付けるための突
起(回動支点)17Aを有している。この第3連結金具
17が載置片12Aに固定された状態で、突起17Aは
載置片12Aの幅方向の中央部に位置している。載置片
12Aの前側の端面には、その左端部(図3で示す右
側)に、第4連結金具19が配設されている。この第4
連結金具19には小孔19aが形成されている。
【0027】一方、本体ベース20は、その幅が外枠1
0の奥行きのほぼ半分の寸法に設定されている。外枠1
0の前側半分に本体ベース20が収容されるようになっ
ている。この本体ベース20の後面20B側には、図3
に示すように裏機構盤131が取り付けられている。次
に、本体ベース20および上部扉30の外枠10への取
付構造について説明する。
【0028】本体ベース20の上端面20Cの左側端部
(図3で示す右側)には第5連結金具24が固定されて
いる。この第5連結金具24は、重ね合わされた2枚の
平板を回動支点23で軸支したものであり、上側の平板
には前後方向に延びた長孔24aが形成されている。本
体ベース20の下端面20Dにはその前後方向の中央部
に小孔26が形成されている。第5連結金具24が長孔
24aを介して外枠10の第1連結金具16に固定され
るとともに、小孔26は外枠10の下枠片12の上面に
形成された突起17aに嵌められている。これにより、
本体ベース20が回動支点23および突起17aを中心
として回動可能となっている。
【0029】次に、上部扉30の外枠10への取付構造
について説明する。下部扉40の下左端部(図3で示す
右側)には、前方側へと突出する第6連結金具42が固
定されている。この第6連結金具42には小孔42aが
形成されている。また、下部扉40の上左端部(図3で
示す右側)には、前方側へと突出する第7連結金具49
が固定されている。この第7連結金具49には小孔49
aが形成されている。
【0030】一方、上部扉30の上左端部(図3で示す
右側)には、前方側へと突出する第8連結金具41が固
定されている。この第8連結金具41には小孔41aが
形成されている。また、上部扉30の下左端部(図3で
示す右側)には、前方側へと突出する第9連結金具39
が固定されている。この第9連結金具39には小孔39
aが形成されている。下部扉40の小孔42を介して軸
50が下方から小孔19aに挿通され、下部扉40が外
枠10に取り付けられるようになっている。また、この
下部扉40の外枠10への取付けと同時に、上部扉30
の外枠10への取付が行なわれる。すなわち、第7連結
金具49の小孔41aを介して第2連結金具18の小孔
18aに軸48が挿入されるとともに、第9連結金具3
9の小孔を介して第7連結金具49の小孔49aに軸4
7が挿入される。これにより、上部扉30が外枠10お
よび下部扉40に取り付けられた状態では、上部扉30
は軸48,47を回動支点として回動可能になってお
り、右側を手前側に開くことができる。
【0031】ところで、図4に示すように、本体ベース
20の回動支点23および回動支点として機能する突起
17aの前後方向の位置は、閉じられた本体ベース20
の前面20Aが外枠10の前端面10Aよりも後方に退
避するように、外枠10の幅方向の中央部に設定されて
いる。これに対し、上部扉30の回動支点48,47は
外枠10の前端面10Aにほぼ沿って位置している。つ
まり、上部扉30は、外枠10に本体べース20の回動
支点23,19とは側面視で同鉛直線上にない別の回動
支点48,47を中心として回動可能にされている。
【0032】したがって、パチンコ機1の使用状態であ
る上部扉30および下部扉40を閉じた状態では、外枠
10の前方は上部扉30や下部扉40しか存在せず、本
体ベース20が閉じられた状態で上部扉30および下部
扉40に加え外枠10の前方に本体ベース20の一部が
突出する従来の方式と比較してその外観をよりすっきり
としたものとすることができる。また、外枠10の前方
に上部扉30および下部扉40しか存在しないので、同
じ幅の外枠10を用いたときに、パチンコ機1全体の厚
みをやや薄くすることができる。このようにパチンコ機
1の厚みが薄くされるので図4に示すように、上部扉3
0が遊技島200から前方に突出しないようにすること
もできる。これにより、その外観をよりすっきりとした
ものとすることができる。
【0033】また、上部扉30、本体ベース20ではな
く、外枠10に直接取り付けられている。このため、ガ
ラス板51,52が取り付けられた上部扉30の重量が
本体ベース20に加わらず、比較的軽い力で本体ベース
20の外枠10側への引き出し/押入れが行える。さら
にまた、本体ベース20を外枠10に取り付けるための
連結金具16,17,24と、上部扉30を外枠10取
り付けるための連結金具18,41とを別個の連結金具
としているので、本体ベース20ならびに上部扉30お
よび下部扉40を共通の連結金具で支持する場合と比較
して、各連結金具16,17,18,24,41で受け
る荷重が小さく、各連結金具16,17,18,24,
41の寿命を延ばすことが可能である。さらに、各連結
金具16,17,18,24,41で受ける荷重が小さ
いので、簡単な構成の連結金具16,17,18,2
4,41を用いてもその強度が十分に足りる。
【0034】次に、上部扉30の後面に組み付けられる
ガラスユニットGについて説明する。図5はガラスユニ
ットGの分解斜視図である。ガラスユニットGは、スペ
ーサ71と前面板72とからなるガラス板保持部材76
に、外ガラス板51および内ガラス板52を所定間隔を
空けて積層保持させたものである。前面板72は略正方
形状のものである。前面板72は、板状の板金を加工し
て形成したものであり、後方に折り曲げた折曲げ片74
がその全周にわたって設けられている。前面板72の中
央領域には、上部扉30の窓部31と対応する円形形状
の開口99が形成されている。
【0035】前面板72には、開口99の周囲に、上部
扉30の後述するフック361,362,371,37
2,381,391と係合する受け部77〜79が設け
られている。各受け部77〜79は、前面板72の板金
の一部を前方側に切り出して形成されたものである。前
面板72の右端辺(図5で示す左側)は2つの突片81
が上下方向に間隔を開けて配設されている。前面板72
の左端辺(図5で示す右側)にも、2つの突片81が上
下方向に間隔を開けて配設されている。各突片81は、
折曲げ片74の先端部から外方に向けて折り曲げられて
形成されたものである。各突片81にはねじ孔811が
形成されており、このねじ孔811に後方からねじ止め
できるようになっている。
【0036】前面板72の上端辺には上方に突出した2
つの突片83が設けられている。前面板72の下端辺に
は下方に突出した2つの突片84が設けられている。こ
れらの突片83,84は、前面板72の板金を折曲げ片
74の先端部から外方に向けて折り曲げたものであり、
その略中央部にねじ挿通孔831,841が形成されて
いる。スペーサ71は、外形形状が略正方形となる樹脂
製の板状部材であり、その中央領域には上部扉30の窓
部31と対応する円形形状の開口98が形成されてい
る。スペーサ71は、格子状に組み合わされたリブ85
によって構成されており、このため、外ガラス板51と
内ガラス板52との間隔を所定間隔に保ちつつ、スペー
サ71の重量を低減できる。
【0037】スペーサ71の前面側には、右側端辺(図
5で示す左側)および左側端辺(図5で示す右側)に沿
って、外ガラス板51を収容するための外ガラス板収容
空間を区画する突条78,79が配設されている。突条
78,79は、スペーサ71よりも前方に突出するもの
であり、図示しないがスペーサ71の上端部から下端部
まで延びている。スペーサ71の後面側には、右側端辺
(図5で示す左側)および左側端辺(図5で示す右側)
に沿って、内ガラス板52を収容するための内ガラス板
収容空間を区画するガイド87,88が配設されてい
る。ガイド87,88は、スペーサ71よりも後方に突
出するものであり、スペーサ71の上端部から下端部ま
で延びている。このガイド87,88間に内ガラス板5
2が上方から挿入することができるようになっており、
ガイド87,88はこの挿入時に正方形状の内ガラス板
52の右端辺52a(図5で示す左側)および左端辺5
2b(図5で示す右側)を受け止める。スペーサ71の
下端辺71cには、その左端部から右端部にわたって、
内ガラス板52が内ガラス板収容空間に挿入された内ガ
ラス板52の下端辺(下端縁)52cを受け止めるため
の受止め突条(受止め突起)86が後方に突出してい
る。各ガイド87,88の後面87B,88Bには、そ
の上部および下部にそれぞれ、内ガラス板収容空間に収
容された内ガラス板52をスペーサ71側に押し付ける
ための押付け用金具100が配置されている。なお、内
ガラス板52の一端辺に対応して押付け用金具100を
2つ設ける構成としているが、1つであってもよいし、
3つ以上であってもよい。
【0038】スペーサ71の左側端面(図5で示す右
側)には、2つの突起89が形成されており、また、図
5では図示しないが、これと同様の2つの突起89がス
ペーサ71の右側端面(図5で示す左側)にも形成され
ている。この突起89には、ねじ挿通孔891が形成さ
れている。スペーサ71の前面71A側に形成された外
ガラス板収容空間に外ガラス板51が嵌め込んだ後、そ
の前面71A側を前面板72で覆い、ねじ91をねじ挿
通孔891を通してねじ孔811にねじ締結する。この
状態で外ガラス板51はスペーサ71と前面板72とで
挟まれ、これにより、外ガラス板51が外ガラス板収容
空間内に確実に保持される。
【0039】スペーサ71は板状のものであるので、外
ガラス板51の隅部がスペーサ71および前面板で支持
でき、これにより外ガラス板51がガラス板保持部材7
6によってしっかり保持されることとなる。なお、スペ
ーサ71に形成される開口98および前面板72に形成
される開口99は、上部扉30の窓部31と同じ円形形
状とし、そのサイズもそれぞれ窓部31と同程度のもの
が望ましいが、本体ベース20および上部扉30を閉じ
た状態で上部扉30の窓部31を阻害しないサイズであ
れば、その形状は、円形形状に限られず、矩形形状、楕
円形形状であってもよい。
【0040】次に、各ガイド87,88の後面87B,
88Bに配設される押付け用金具100について詳細に
説明する。各押付け用金具100は同一の構成のもので
ある。図6は、押付け用金具100の構造を示す斜視図
である。図6では、4つの押付け用金具100のうち左
上部の押付け用金具100を例にとって説明している。
押付け用金具100は、略コ字状のベース部101を備
えている。具体的には、ベース部101は、ガイド87
の後面87Bに取り付けられる底面板102と底面板1
02の両端辺から立ち上がった一対の側面板103,1
04とを備えている。側面板103,104の上端部間
には、軸105が架け渡されており、この軸105の周
囲にねじりコイルばね106が回動自在に挿嵌されてい
る。ねじりコイルばね106の一端部106aには、円
柱形状の押さえローラ(押さえ部)107が取り付けら
れており、ねじりコイルばね106の他端部106bに
は長手のレバー(操作部材)108が取り付けられてい
る。レバー108の左端部には、係合突片(係合部)1
09が形成されておりねじりコイルばね106の中立状
態ではねじりコイルばね106の両端部106a,10
6bがずれている。押さえローラ107およびレバー1
08はねじりコイルばね106に取り付けられており、
押さえローラ107はレバー108の操作に応じて変位
するようになっている。
【0041】側面板103(図6で示す右側)には係合
孔(係合部)110が形成されており、レバー108を
前面側へ押し倒した状態で、係合突片109を係合孔1
10に嵌め入れることができるようになっている。レバ
ー108を前方側に押し倒すと、押さえローラ107が
前方へと変位し、内ガラス板52の後面と当接するよう
になる。その後、レバー108をねじりコイルばね10
6の抗力に反して、さらに前方側に押し倒した後、係合
突片109を係合孔110に嵌め入れる。係合突片10
9を係合孔110に嵌め込んだ状態では押さえローラ1
07が内ガラス板52を前方側に押し付けることとな
る。
【0042】また、再度レバー108を前方側へと軽く
押し付けた後、レバー108を右側へと引き抜くと、係
合突片109と係合孔110との係合を解除されて、内
ガラス板52の固定が解除される。たとえば内ガラス板
52が破損したときには、4つの押付け用金具100を
順次に操作して、内ガラス板52の押付けを解除した
後、内ガラス板52を上方に引き抜くことが可能であ
る。このように簡単に内ガラス板52の固定/固定解除
を行えるので、内ガラス板52が破損したときには、遊
技店で内ガラス板52だけを取り替えることも可能であ
る。ガラス板保持部材76は上部扉30から取り外し
て、他のガラス板保持部材と交換することもできるし、
上部扉30から取り外したガラス板保持部材76のねじ
91を外して外ガラス板51だけを交換することもでき
る。
【0043】また、押付け用金具100の押さえローラ
107がゴム部材であるので、内ガラス板52を傷つけ
ることなく、確実に押さえ付けることができる。さら
に、押さえローラ107が円柱形状を有しているので、
確実な押え付けが可能である。なお、押付け用金具10
0には押さえローラ107を1つ配置することとした
が、各押付け用金具100に2つ以上の押さえローラ1
07が配設されていてもよい。
【0044】また、内ガラス板52をスペーサ71側に
押し付ける押付け用金具100をスペーサ71自体に配
設することとしているが、この押付け用金具100を上
部扉30や、前面板72に配設することとしてもよい。
図7は、ガラスユニットGを上部扉30の後面30Bに
組み付ける様子を説明するための図である。上部扉30
の後面30Bには、円形形状の窓部31の周縁部に、ガ
ラスユニットGの組付けのための4つの取付け板36〜
39が固定されている。この取付け板36〜39は上部
扉30の四隅寄りに配置されており、4つの取付け板3
6〜39のうち上側の2つの取付け板36,37には、
それぞれ上方に向かって延びる2つのフック361,3
62,371,372が設けられている。また、下側の
2つの取付け板38,39には、それぞれ、上方に向か
って延びる1つのフック381,391が設けられてい
る。フック361,362,371,372,381,
391は、各取付け板36〜39の一部を後方側に切り
出した後に、上方へと折り曲げて形成したものである。
【0045】上部扉30の後面30Bには、窓部31の
上方部に、2つの突起61が形成されている。この2つ
の突起61は、それぞれ、上部扉30の左端部および右
端部寄りに設けられている。窓部31の下方部には、2
つの突起62が形成されている。この2つの突起62
も、それぞれ、上部扉30の左端部および右端部寄りに
設けられている。各突起61,62にはねじ止め孔61
1,621が形成されており、後方からねじをねじ止め
することができるようになっている。
【0046】窓部31の左側方および右側方には、ガラ
スユニットGの組付け時にガラスユニットGの左側縁お
よび右側縁を受け止めて、ガラスユニットGの左右方向
の位置決めを行う一対のガイド部材311,312が形
成されている。各ガイド部材311,312は鉛直方向
に延びている。上部扉30には、窓部31の上方に、そ
の前後面30A,30Bを貫通する小孔65が形成され
ている。上部扉30のランプ35からの配線ケーブル
(配線)66がこの小孔65を通して後面30B側に引
き出されている。上部扉30の左上隅部および右端部寄
りには、それぞれ前後面30A,30Bを貫通する小孔
67,68が形成されており、各小孔67,68から
は、ランプ32〜34につながった電気配線69,70
が後面30B側に引き出されている。
【0047】ガラスユニットGの上部扉30への装着は
以下のようにして行う。すなわち、まず一体化されたガ
ラスユニットGの左右両側端辺を一対のガイド311,
312の内側側面311a,312aにあてがって、ガ
ラスユニットGの左右方向の位置決めを行った後、上部
扉30の後面30Bの6つのフック361,362,3
71,372,381,391に、前面板72の前面7
2Aの受け部77〜79を引っ掛ける。このガラスユニ
ットGのフック361,362,371,372,38
1,391への引っ掛けにより、ガラスユニットGが上
部扉30への仮止めが達成される。上部扉30に取り付
けられた取付け板36〜39の取付け位置は、この仮止
め状態で突起61,62のねじ孔611,621が前面
板72の突片83,84に形成されたねじ挿通孔83
1,841と対向する(位置が合う)ように設定されて
いる。ガラスユニットGの仮止め後、スペーサ71の後
方から、ねじ挿通孔831,841を介してねじをねじ
孔611,621に締結し、これによってガラスユニッ
トGの上部扉30の後面30Bへの装着が達成される。
このように、ガラスユニットGの仮止め状態でねじ締結
を行うので、ねじ挿通孔891とねじ孔811との位置
合わせが行え、ねじ止め作業を容易に行える。
【0048】このガラスユニットGの組付け状態では、
6つのフック361,362,371,372,38
1,391および4箇所の突片83,84で、ガラスユ
ニットGの重量が受けられる。このため、フック36
1,362,371,372,381,391でガラス
板保持部材76を支持するので、ねじ止め点数を4箇所
としてもガラスユニットGを確実に固定できる。なお、
上述の説明では、外ガラス板51および内ガラス板52
の双方装着したガラス板保持部材76を上部扉30に組
み付けるものとして説明したが、外ガラス板51だけを
装着したガラスユニットGを上部扉30に組み付け、そ
の後ガラスユニットGに内ガラス板52を装着するもの
であってもよいのはもちろんのことである。
【0049】図8は、パチンコ機1の後面構造を簡略化
して示す斜視図である。本体ベース20の後面20B側
には、ランプ32〜34から延び出した電気配線69,
70およびランプ35から延び出した配線ケーブル66
が布線されている。本体ベース20の後面20Bの左下
には(図8で示す右下)の位置には、裏機構盤131を
除いた箇所に中継基板121が配置されている。中継基
板121には、配線ケーブル66の端部に取り付けられ
た第1コネクタ122が備えられている。中継基板12
1には、電気配線69の端部に取り付けられた第2コネ
クタ126が設けられている。電気配線70の端部に取
り付けられた第3コネクタ127も中継基板121に設
けられている。電気配線69,70および配線ケーブル
66は全て中継基板121に集約され、それらの外部回
路への接続部として第4コネクタ123が設けられてい
る。
【0050】本体ベース20の上端面20Cには、下方
へと窪む段部124(通過用凹部)が形成されている。
配線ケーブル66は、段部124を通って本体ベース2
0の後方へと引き出されている。また、ランプ32〜3
4から上部扉30の後方に引き出された電気配線69,
70は、本体ベース20の側端辺(面)を通って後方へ
と引き出されている。中継基板121は、外枠10に配
置された制御基板2Aと配線ケーブル125を介して接
続されており、これによりランプ32〜35の制御が行
われるようになっている。これらを制御するための制御
基板2Aとの電気的接続が第1〜第4コネクタ122,
126,127,123によってすっきりまとめられて
いるから、ランプ32〜35の取付け等の際に、ランプ
32〜35と制御基板2Aとの電気的な接続を容易に外
せる。
【0051】このように、ランプ35からの配線ケーブ
ル66が本体ベース20の上端面20Cに形成された段
部124を通って後方へと引き出されているとともに、
ランプ32〜34からの電気配線69,70が本体ベー
ス20の側方から後方へと引き出されているので、遊技
盤22の交換の際に、これらランプ32〜35からの配
線が邪魔になることがない。なお、上述の説明では、段
部124を設けることとしたが、本体ベース20の前面
と後面とを貫通する貫通孔が形成され、この貫通孔を通
って、ランプ32〜35からの配線が後方へと引き出さ
れるものであってもよい。なお、段部124は、本体ベ
ース20のうち遊技盤22が配置される領域から退避す
る位置であればよい。
【0052】次に、裏機構盤131について説明する。
裏機構盤131の中央部の上方には、上部タンク134
および下部タンク135が上下に積層した状態に配置さ
れている。上部タンク134には、このパチンコ機1が
設置された遊技機島内に設けられた球循環機構(図示せ
ず)からパチンコ球が供給されるようになっている。上
部タンク134の底面は、中央部に近づくにつれて下が
った傾斜面となっており、その最下部には、上部タンク
134と下部タンク135とを連通する連通口136が
形成されている。これにより、上記球循環機構から上部
タンク134内に供給されたパチンコ球は、上部タンク
134の底面中央部の連通口136に向けて転動し、こ
の連通口136から下部タンク135に供給される。
【0053】下部タンク135の底面は、連通口136
に対向する位置を最上部とする傾斜面となっており、上
部タンク134から連通口136を介して供給されてく
るパチンコ球は、この下部タンク135の底面の傾斜に
よって左右に振り分けられるようになっている。そし
て、その左右に振り分けられたパチンコ球は、それぞれ
下部タンク135の底面に形成された図示しない流出口
から球整流部141,151に流入するようになってい
る。
【0054】下部タンク135の最上部には、その下方
にセンサ収納用のセンサ収納容器137が連設されてお
り、下部タンク135の下面に形成された図示しない開
口を介して、センサ138の操作部材140が上方に突
出するようになっている。センサ138には検出器13
9が内蔵されており、操作部材140は、上方に突出す
るように弾性的に付勢されている。センサ138からは
電気配線138Aが引き出されており、電気配線の端部
に設けられた第5コネクタが中継基板121につながっ
ている。これにより、センサ138からのオンオフ信号
が制御基板2Aに与えられるようになっており、パチン
コ球が下部タンク135から溢れたときには、玉切れ報
知ランプ32が点灯されるようになっている。
【0055】下部タンク135の底面は、連通口136
に対向する位置を最上部とする傾斜面となっているの
で、上部タンク134から連通口136を介して供給さ
れてくるパチンコ球は、上部タンク134の底面中央部
の連通口136に向けて転動する。したがって、パチン
コ球が通路内に溜まっているときには、パチンコ球の重
みによって操作部材140が下部タンク135内から退
避することになる。図示しない流出口から流出するパチ
ンコ球は、それぞれパチンコ球を一列に整列させるため
の球整流部141,151に流入する。球整流部14
1,151のパチンコ球流通方向下流側の端部は、それ
ぞれ、球流通管142,152を介して賞球払出装置1
43および貸球払出装置153に接続されている。これ
により、球整流部141に流入したパチンコ球は、一列
に整列して球流通管142に流れ込み、この球流通管1
42を通って賞球払出装置143に供給される。一方、
球整流部151に流入したパチンコ球は、一列に整列し
て球流通管152に流れ込み、この球流通管152を通
って貸球払出装置153に供給される。
【0056】賞球払出装置143および貸球払出装置1
53は、裏機構盤131の中央部を隔てて左右に配置さ
れている。賞球払出装置143は、遊技盤22に配置さ
れている入賞口にパチンコ球が入球すると、これに応答
して作動し、予め定める個数(たとえば7個または13
個)のパチンコ球を賞球として払い出す。賞球払出装置
143から払い出される賞球は、球流通管144を通っ
て、裏機構盤131の下部に配置された球合流導出部材
160に流入するようになっている。賞球払出装置14
3から払い出される賞球は、上受け皿排出口45を通っ
て上受け皿43に排出されるか、この上皿113に排出
しきれずに下受け皿排出口46を通って下受け皿44に
排出される。
【0057】一方、貸球払出装置153から払い出され
る貸球は、球流通管154を通って、球合流導出部材1
60内の途中部に流入するようになっている。これによ
り、賞球払出装置153から払い出される賞球は、上受
け皿排出口45を通って上受け皿43に排出されるか、
この上皿113に排出しきれずに下受け皿排出口46を
通って下受け皿44に排出される。以上によりこの発明
の実施形態によれば、安価な矩形形状のガラス板51,
52を用いて円形形状の窓部31を覆うので、ガラス板
を窓部31の形状に合わせた円形形状とする従来の方式
と比較してコストダウンを図れる。
【0058】また、簡単な構成で、ガラス板51,52
を上部扉30に取り付けることができ、その着脱作業も
簡単に行える。さらにまた、ガラス板51,52が上部
扉30の後面30B側に積層保持されるので、前方から
不正にガラス板51,52が取り外されるおそれがな
い。なお、上述の説明では、正方形状のガラス板51,
52を使用する場合について説明したが、長方形状のガ
ラス板を使用することもできる。
【0059】また、上部扉30窓部31は円形形状とし
て説明したが、楕円形形状であってもよい。この場合に
正方形状や長方形状のガラス板51,52を用いること
ができる。さらに、窓部31が略矩形形状である場合に
も、この取付け構造を採用できるのは言うまでもない。
さらにまた、ガラス板51,52を使用するものとして
説明したが、ガラス板51,52でなくたとえばアクリ
ル等の樹脂板を使用することもできる。
【0060】さらに、上述の説明では、上下方向に延び
る一対のガイド87,88を用いて、内ガラス板52の
上方からの挿入、抜取りを行なうものとして説明した
が、これに限られず、一対のガイドが左右方向に左右方
向に延びていて側方から内ガラス板52の挿入、抜取り
を行えるようにすることもできる。さらにまた、上述の
説明では、板状のスペーサ71を用いることとしたが、
板状以外のスペーサで、内ガラス板収容空間と外ガラス
板収容空間とを仕切る構成とすることもできる。
【0061】さらに、上述の説明では、取付け板36〜
39が前面板72に設けられた構成を例示しているが、
ガラスユニットGを上部扉30に取り付けるための取付
け部がスペーサ71側に設けられており、このスペーサ
71に前面板72が取り付けられた構成とすることもで
きる。さらにまた、前面板72を省略することもでき
る。この場合には、外ガラス板51をスペーサ72にし
っかり保持できる構成であればよい。
【0062】その他、特許請求の範囲に記載された事項
の範囲で種々の設計変更を施すことが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態に係るパチンコ機の正面
図である。
【図2】上部扉および下部扉を手前側に開いた状態を示
す斜視図である。
【図3】この発明の一実施形態に係るパチンコ機の後面
側から見た分解斜視図である。
【図4】パチンコ機を遊技島内に設置した状態を示す概
略断面図である。
【図5】ガラス板保持部材の分解斜視図である。
【図6】押付け用金具の構造を示す斜視図である。
【図7】ガラスユニットを上部扉から取り外した状態を
示す分解斜視図である。
【図8】パチンコ機の後面構造を簡略化して示す斜視図
である。
【符号の説明】
1 パチンコ機 2 基板ボックス 2A 制御基板 10 外枠(本体) 10A 前端面(前面) 20 本体ベース(本体) 20A 前面 30 上部扉(前扉) 30B 後面 31 窓部 51 外ガラス板(外側透明板) 52 内ガラス板(内側透明板) 52a,52b 側端辺(一辺) 52c 下端辺 71 スペーサ 72 前面板 86 突条(受止め突起) 87,88 ガイド 98,99 開口 100 押付け用金具 101 ベース部 105 軸 106a 一端部 106b 他端部 107 押さえローラ(押さえ部) 108 レバー(操作部材)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】前面に遊技領域が形成された遊技盤が装着
    される本体に、上記遊技盤の前方を覆うように前扉が片
    開き可能に取り付けられるとともに、この前扉に上記遊
    技盤の遊技領域に対応する窓部が形成された弾球遊技機
    であって、 内側および外側の2枚の透明板を所定間隔に規制するス
    ペーサを有し、2枚の透明板をスペーサを挟んだ状態に
    保持できるとともに、上記前扉の窓部を覆うように後方
    から組み付けられる透明板保持部材を備え、 上記透明板保持部材には上記前扉の窓部に対応する開口
    が形成されており、上記窓部、上記一対の透明板および
    上記開口を介して、上記前扉の前方から上記遊技盤の遊
    技領域を視認できるようになっていることを特徴とする
    弾球遊技機。
  2. 【請求項2】上記スペーサの後面側には、上記内側透明
    板を上記スペーサの後面側に案内する一対のガイドが配
    設されており、 上記一対のガイドは、上記スペーサの後面側に上記内側
    透明板を上方から挿入することができるように上下方向
    に延びるものであり、 上記透明板保持部材には、内側透明板の下端辺を受け止
    めるための受止め突起が形成されていることを特徴とす
    る請求項1記載の弾球遊技機。
  3. 【請求項3】上記透明板保持部材には、上記内側透明板
    を上記スペーサ側に押し付けるための押付け用金具が配
    設されていることを特徴とする請求項1または2記載の
    弾球遊技機。
  4. 【請求項4】上記押付け用金具は、上記スペーサに取り
    付けられるベース部、当該ベース部に取り付けられた
    軸、および、当該軸に挿嵌されたねじりコイルばねを備
    え、 当該ねじりコイルばねの一端部に押さえ部材が取り付け
    られているとともに、他端部に長手の操作部材が取り付
    けられており、 当該操作部材を上記ベース部側に押し倒し、上記操作部
    材および上記べース部にそれぞれ設けられた係合部同士
    を互いに係合させることにより、上記内側透明板を、上
    記スペーサ側に押し付けることを特徴とする請求項3記
    載の弾球遊技機。
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