JP2577344Y2 - 扉のヒンジ装置 - Google Patents

扉のヒンジ装置

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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、キャビネットの扉のヒ
ンジ装置に関し、更に詳しくは、複数のアームを組み合
わせることでキャビネット本体からの扉の持ち出し量を
大きく設けてなるヒンジ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種のヒンジ装置としては、例えば特
公昭59−11032号公報に記載されたヒンジがあ
る。このヒンジは、扉と取付枠とにわたってアームの両
端部を枢着し、2本の支持アームの基端部を扉と取付枠
とに前記アームの枢着軸に近接してそれぞれ枢着し、扉
側支持アームの先端部と前記アームの長手方向中間部と
にわたってスライドアームの両端部を枢着し、取付枠側
支持アームの先端部とスライドアームの長手方向中間部
とを相互に枢着したものであり、複数のアームで取付枠
と扉とを連結することにより、取付枠からの扉の持ち出
し量を大きく設定してなるものである。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ヒンジにおいては、扉は単にアームで取付枠に取り付け
ているだけであり、扉を勢いよく開け閉めすると危険で
あるだけでなく、扉を閉める際に取付枠に衝突して大き
な音がする。そこで、本考案では、扉の持ち出し量を大
きく設けてなる扉において、扉が自動的に閉じるように
するとともに、この閉じる動作を一定の力で行うことで
扉の開け閉めを静かに行うことができ、しかも持ち出し
た扉の回動動作が円滑に行われるようにしたヒンジ装置
を提供せんとするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの本考案に係るヒンジ装置は、先端部をキャビネット
本体の開口部を開閉する扉に枢着し基端部を前記キャビ
ネット本体に設けた案内溝に装着した連結アームと、一
端を前記キャビネット本体における案内溝より開口部寄
り部位に枢着し長手方向中間部を前記連結アームの長手
方向中間部に枢着した第1アームと一端を前記扉に枢着
して他端を前記第1アームの他端に枢着した第2アーム
とからなる屈曲アームとを備えてなるキャビネットにお
ける扉のヒンジ装置において、前記連結アームの基端部
に対する案内溝を、平面視でキャビネット本体の奥行き
方向へ延びる第1案内部と該第1案内部の前端に連接し
てキャビネット本体の間口方向に沿って斜めに開口部側
へ延び、かつキャビネット本体の奥側を凸とする湾曲部
を形成してなる第2案内部とにより構成し、前記連結ア
ームとキャビネット本体との間には、連結アームの基端
部を前記第1案内部に沿ってキャビネット本体の奥側に
引き込み付勢する一方、第2案内部に位置するときの連
結アームの基端部を当該第2案内部の側面に押圧付勢す
る弾性付勢手段を設けるとともに、前記連結アームの基
端部が前記第1案内部にあるときには、回転体の両側か
ら突設した一対の突軸の一方を前記連結アームの基端部
と第1アームとの枢着点との中間位置に設けた係合部に
係合させる一方、他方の突軸を引張バネによりキャビネ
ット本体の奥側へ引き込み付勢することにより、連結ア
ームをキャビネット本体の開口部側へ付勢して該連結ア
ーム基端部の前記弾性付勢手段による第1案内部に沿っ
たキャビネット本体奥側への引き込み付勢を緩和して扉
を一定の力で閉じるようにするとともに、前記連結アー
ムの基端部が前記第2案内部にあるときには、前記引張
バネによる回転体の回転が規制されて前記一方の突軸と
連結アームの係合部との係合が解除されるようにした回
転ダンパーを設けてなる。
【0005】
【作用】前記のような本考案に係る扉のヒンジ装置によ
る扉の開閉は、連結アームと屈曲アームとによって支持
された状態で扉がキャビネット本体に対して開閉する。
このとき、扉を開くときには連結アームを扉が閉じる方
向へ付勢している弾性付勢手段の付勢力に抗して扉が開
かれ、また反対に扉を閉じるときには、前記弾性付勢手
段の付勢力によって扉は自動的に閉じるが、扉が所定の
角度まで閉じ、連結アームの基端部が第1案内部に至る
と、連結アームの係止部が回転ダンパーの一方の突軸に
係合することで扉が閉じる方向へ付勢している弾性付勢
手段の力が緩和され、一定の力で扉を閉じる。また、持
ち出された扉が回動する際に連結アームの基端部が摺動
移動する案内溝の第2案内部にキャビネット本体の奥側
を凸とする湾曲部を設けたことから、持ち出された扉の
回動に伴う連結アーム基端部の該第2案内部内における
摺動移動がより円滑に行われ、扉の開閉動作が円滑に行
われる。
【0006】
【実施例】以下、図面に示した実施例に基づいて本考案
を更に詳細に説明する。
【0007】本考案に係る扉のヒンジ装置は、キャビネ
ット本体1とこれを開閉する扉との間に上下1対取り付
けられるものであるが、図1〜図3はキャビネット本体
1の上部と扉2の上部との間に取り付けられたヒンジ装
置を下から見た状態を示すものであって、図1は扉2を
閉じた状態、図2は扉2をキャビネット本体1の前方へ
約90゜開けた状態、更に、図3は扉2を隣接するキャ
ビネット100の扉102の前面側に重なるまで180
゜全開にした状態を示すものであり、また、図4はこの
ヒンジ装置を側面から見た状態を示すものである。
【0008】このヒンジ装置は、先端部を扉2に枢着
し、基端部をキャビネット本体1に設けた案内溝8に装
着した連結アーム3と、一端を前記キャビネット本体1
における案内溝8より開口部寄り部位に枢着し長手方向
中間部を前記連結アーム3の長手方向中間部に枢着した
第1アーム5と一端を前記扉2に枢着して他端を前記第
1アーム5の他端に枢着した第2アーム6とからなる屈
曲アーム4とを備え、扉2が前記連結アーム3、および
第1アーム5と第2アーム6との2本のアームを屈曲自
在に連結してなる前記屈曲アーム4によってキャビネッ
ト本体1に開閉自在に取り付けられている。前記連結ア
ーム3は、基端部に設けた摺動軸31がキャビネット本
体1の天板11下面の隅角部に取り付けられた取付板7
にキャビネット本体1の内奥部から開口方向に向かう中
間部82を屈曲して、平面視でキャビネット本体1の奥
行き方向へ延びる第1案内部8aと該第1案内部8aの
前端に連接してキャビネット本体1の開口方向へ延び、
かつ、キャビネット本体1の奥側を凸とする湾曲部84
を形成してなる第2案内部8bとで略く字形に形成され
た案内溝8内に摺動自在に嵌入されるとともに、鉤状に
屈曲形成された先端部が扉2の内面に固着された上下2
段の取付金具21の上段22へ枢着軸32にて枢着され
ている。また、前記屈曲アーム4は、基端部を前記取付
板7における案内溝8よりも開口部寄り部位の取付板7
に枢着された第1アーム5と、基端部を扉2に枢着され
た第2アーム6との2本のアームの先端部同士が枢着軸
41により相互に枢着されて屈曲自在に連結されてい
る。前記第1アーム5は短辺52と長辺53とで略く字
形に屈曲形成されており、前記短辺52の基端部が取付
板7上に枢着軸51にて枢着されるとともに、長辺53
の長手方向中間部が枢着軸54にて前記連結アーム3の
長手方向中間部に枢着されている。一方、第2アーム6
の基端部は前記扉2内面の取付金具21の下段23へ枢
着軸61により枢着されている。また、前記連結アーム
3基端部の摺動軸31とキャビネット天板11適所との
間には引張バネ9等の弾性付勢手段が設けられており、
連結アーム3基端部の摺動軸31を前記第1案内部8a
に沿ってキャビネット本体1の奥側へ案内溝8の内奥端
部81へ向って引き込み付勢する一方、前記第2案内部
8bに位置するときの連結アーム3基端部の摺動軸31
を当該第2案内部8bの奥側側面に押圧付勢してなる。
更に、取付板7上には回転ダンパー12が取り付けられ
ており、該回転ダンパー12から両側に突出した回転体
13の一方の突軸14は前記連結アーム3基端部の摺動
軸31と該連結アーム3と第1アーム5との枢着軸54
との中間部に突設した係合部33へ係合されており、ま
た回転体13の他方の突軸15と取付板7との間が引張
バネ16にて連結されて、突軸15がキャビネット本体
1の内奥部側へ向かって弾性付勢され、連結アーム3基
端部の摺動軸31が案内溝3の第1案内部8aにあると
きには引張バネ9によるキャビネット本体1奥側への引
き込み付勢を緩和して扉2を一定の力で閉じるようにす
るとともに、連結アーム3基端部の摺動軸31が案内溝
8の第2案内部8bにあるときには、前記他方の突軸1
5がストッパー17に当止して回転体13の回転が規制
されて前記一方の突軸14と連結アーム3の係合部33
との係合が解除されるようにしてなる。
【0009】次に、上記ヒンジ装置による扉2の開閉動
作を説明する。先ず、図1に示した扉2を閉じた状態に
おいては、連結アーム3基端部の摺動軸31が案内溝8
におけるキャビネット本体1内奥端部81に位置してお
り、また、連結アーム3の中間部に設けた係止部33に
回転ダンパー12の突軸14が係合した状態にある。こ
の閉扉状態から本ヒンジ装置を取り付けた側を中心とし
て扉2を開く方向へ回動すると、扉2は連結アーム3と
の枢着軸32を回動軸として回動するが、この扉2の回
動にともなって該扉2に連結された屈曲アーム4の第2
アーム6の枢着軸61がキャビネット本体1の前方へ引
き出され、該第2アーム6に屈曲自在に連結された第1
アーム5が取付板7との枢着軸51を中心として前方へ
回転する、と同時に該第1アーム5と枢着軸54にて連
結された連結アーム3がキャビネット本体1の前方へ移
動することで該連結アーム3先端の扉2との枢着軸32
が前方へ移動する。即ち、扉2は前記枢着軸32を中心
として閉扉状態から開扉方向へ回動するとともに、該扉
2の回動中心である連結アーム3との枢着軸32の前方
への移動によってキャビネット本体1の前方へ大きく持
ち出される。このとき、連結アーム3基端部の摺動軸3
1は引張バネ9の引張力に抗して内奥端部81から中間
屈曲部82に向かって案内溝8の第1案内部8a内を略
直線状に摺動する。そして、扉2が図2に示すようにキ
ャビネット本体1に対して略90゜まで開放されると、
前記摺動軸31は案内溝8の中間屈曲部82にまで達す
る。
【0010】前記のように図1に示す完全に閉じた状態
の扉2が図2に示すように略90゜まで開放されるまで
の間は、回転ダンパー12の回転体13は、一方の突軸
15が引張バネ16によってキャビネット本体1の内奥
部側へ引っ張られて他方の突軸14が連結アーム3の係
合部33と係合したままの状態でキャビネット本体1の
前面側へ回動するが、扉2が略90゜まで開放される
と、前記突軸15は取付板7に設けたストッパー17に
当止するので、回転体13はそれ以上の回転が規制され
る。また、前記のように、閉扉状態から扉2が90゜開
放されるまでの動作時には、枢着軸32を中心とする扉
2の回動によって屈曲アーム4の第2アーム6が前方へ
引き出され、それにともなって第1アーム5が回動して
該第1アーム5に連結された連結アーム3がキャビネッ
ト本体1の前方へ移動するが、このとき、連結アーム3
基端部の摺動軸31は、案内溝8内をその内奥部81か
ら中間屈曲部82に向かって第1案内部8a内を略直線
的に移動することで、扉2のキャビネット本体1前方へ
の持ち出しと、90゜までの回動動作とが同時に、かつ
円滑に行われる。また、この扉2が閉扉状態から略90
゜開放されるまでは、扉2はキャビネット本体1の側方
に突出することがないので、扉2が邪魔になって隣接す
るキャビネット100の扉101が開けられなくなる、
といったことはない。
【0011】次に、この90゜開扉状態から、更に扉2
を大きく開放してゆくと、扉2は連結アーム3先端部と
の枢着軸32を回動軸として更に外側へ大きく回動して
ゆくが、この扉2の回動にともなって屈曲アーム4の第
2アーム6も更に外側へ回動して第1アーム5を回動さ
せ、これにより該第1アーム5に連結された連結アーム
3が屈曲アーム4の第1アーム5との枢着軸54を中心
として回動して連結アーム3基端部の摺動軸31が案内
溝8における中間屈曲部82からキャビネット本体1の
前面側端部83に向かって第1案内部8a内を摺動す
る。そして、図3に示すように扉2が180゜開放され
た状態では隣接するキャビネット100の扉101前面
側に重なる状態となる。
【0012】この90゜〜180゜の開扉動作時には、
案内溝8の中間屈曲部82から前側端部83にかけての
第2案内部8bは、連結アーム3の摺動軸31をキャビ
ネット本体1の内奥部へ向かって付勢してなる引張バネ
9の作用方向に対する角度が大きいことから、連結アー
ム3基端部の摺動軸31を中間屈曲部82に向かって引
き戻す引張バネ9の作用が軽減され、扉2の開放動作が
軽くなる。この90゜〜180゜の開扉動作時において
は、連結アーム3の扉2との枢着軸32は外側へ向かっ
て多少は移動するものの、この枢着軸32の側方への移
動に較べて扉側アーム6は大きく回動する。また、この
とき、連結アーム3他端の摺動軸31は、扉2の回動動
作に応じて前記第1アーム5との枢着軸54を中心とし
て円運動することから、図示したように、この扉2の9
0゜〜180゜開扉時における回動動作を円滑に行うた
めに、案内溝8の第2案内部8bに前記摺動軸31の円
運動の軌跡に対応してキャビネット本体1の奥側を凸と
する略円弧状の湾曲部84を形成しておくことで、扉2
の回動に伴う連結アーム3の摺動軸31の移動がより円
滑に行われて連結アーム3の移動と屈曲アーム4の第2
アーム6の回動とが同時にかつ円滑に行われ、もって扉
2の開扉動作が円滑に行われるのである。
【0013】次に、図3のように扉2の全開状態から再
び扉2を閉じる場合には、前記と反対の動作で扉2が閉
じられるが、扉2が90゜まで閉じられて連結アーム3
の摺動軸31が図2に示すように案内溝8の中間屈曲部
82にまで達した後は、該中間屈曲部82からキャビネ
ット本体1の内奥端部81にかけての第1案内部8aと
引張バネ9の引張方向との角度が小さくなることから、
摺動軸31は引張バネ9の引張力が効果的に作用して該
第1案内部8a内を内奥端部81に向かって摺動移動
し、これにより扉2は自動的に図1に示す全閉状態にま
で回動するが、このとき前記90゜開放状態から後は回
転ダンパー12の突軸14が再び連結アーム3の係合部
33と係合するので、扉2の閉止方向の動作に伴い連結
アーム3が案内溝8の第1案内部8a内を内奥端部81
へ向かって摺動する際には、該回転ダンパー12の緩衝
作用によって引張バネ9による連結アーム3の動きが緩
和され、扉2は必要以上に勢いよく閉じることなく一定
の力で静かに閉じるのである。
【0014】尚、上記のヒンジ装置はキャビネットの上
下に1対設けてもよいが、引張バネ9や回転ダンパー1
2はどちらか一方のみとして、他方は連結アーム3と屈
曲アーム4とで扉2を支持するだけでもよい。また、上
記実施例では、案内溝8は扉2が略90゜開放される位
置に中間屈曲部82を形成しているが、この中間屈曲部
82の位置は特に90゜に限定されるものではなく、例
えば、扉2が略30゜開放する位置で案内溝8を屈曲さ
せた場合には、扉2が30゜開放された位置から引張バ
ネ9による閉扉作用を強化するとともに、この位置から
回転ダンパー12を作用させて扉2を一定の力で閉じる
ようにすることができる。
【0015】
【考案の効果】以上のように、本考案に係る扉のヒンジ
装置によれば、先端部をキャビネット本体の開口部を開
閉する扉に枢着し基端部を前記キャビネット本体に設け
た案内溝に装着した連結アームと、一端を前記キャビネ
ット本体における案内溝より開口部寄り部位に枢着し長
手方向中間部を前記連結アームの長手方向中間部に枢着
した第1アームと一端を前記扉に枢着して他端を前記第
1アームの他端に枢着した第2アームとからなる屈曲ア
ームとの組み合わせにより、キャビネット本体からの扉
の持ち出し量を多くすることができ、かつ、前記連結ア
ームの基端部に対する案内溝を、平面視でキャビネット
本体の奥行き方向へ延びる第1案内部と該第1案内部の
前端に連接してキャビネット本体の間口方向に沿って斜
めに開口部側へ延び、かつキャビネット本体の奥側を凸
とする湾曲部を形成してなる第2案内部とにより構成し
たことで、キャビネット本体から持ち出された扉の回動
時には連結アーム基端部が第2案内部の湾曲部に沿って
円滑に移動することでキャビネット本体から持ち出され
た扉の回動動作がより円滑に行われる。さらに、扉は弾
性付勢手段の作用によって自動的に閉じるが、扉が一定
角度まで閉じたときには、この弾性付勢手段による扉の
閉止動作が回転ダンパーにより緩和されることで、一定
の力で扉を閉じることができるので扉が必要以上に勢い
よく閉じるといったこともなく、扉を閉じる際に大きな
音がするようなこともなく静かに閉じることができる。
しかも、前記のように扉を閉じる当初の段階では回転ダ
ンパーによる緩衝作用は作用せず、扉が一定角度まで閉
じたときに始めて作用することから、ダンパーを設けた
ことで逆に扉が重くなり閉じ難いということもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】扉を閉じたキャビネットを下から見たヒンジ装
置部分の平面図。
【図2】扉を略90゜開放したキャビネットを下から見
たヒンジ装置部分の平面図。
【図3】扉を全開にしたキャビネットを下から見たヒン
ジ装置部分の平面図。
【図4】扉を閉じた状態のキャビネットのヒンジ装置部
分の側面図。
【符号の説明】
1 キャビネット本体 2 扉 3 連結アーム 4 屈曲アーム 5 第1アーム 6 第2アーム 7 取付板 8 案内溝 9 引張バネ 11 天板 12 回転ダンパー 13 回転体 14 突軸 15 突軸 16 引張バネ 17 ストッパー

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 先端部をキャビネット本体の開口部を開
    閉する扉に枢着し基端部を前記キャビネット本体に設け
    た案内溝に装着した連結アームと、一端を前記キャビネ
    ット本体における案内溝より開口部寄り部位に枢着し長
    手方向中間部を前記連結アームの長手方向中間部に枢着
    した第1アームと一端を前記扉に枢着して他端を前記第
    1アームの他端に枢着した第2アームとからなる屈曲ア
    ームとを備えてなるキャビネットにおける扉のヒンジ装
    置において、前記連結アームの基端部に対する案内溝
    を、平面視でキャビネット本体の奥行き方向へ延びる第
    1案内部と該第1案内部の前端に連接してキャビネット
    本体の間口方向に沿って斜めに開口部側へ延び、かつキ
    ャビネット本体の奥側を凸とする湾曲部を形成してなる
    第2案内部とにより構成し、前記連結アームとキャビネ
    ット本体との間には、連結アームの基端部を前記第1案
    内部に沿ってキャビネット本体の奥側に引き込み付勢す
    る一方、第2案内部に位置するときの連結アームの基端
    部を当該第2案内部の側面に押圧付勢する弾性付勢手段
    を設けるとともに、前記連結アームの基端部が前記第1
    案内部にあるときには、回転体の両側から突設した一対
    の突軸の一方を前記連結アームの基端部と第1アームと
    の枢着点との中間位置に設けた係合部に係合させる一
    方、他方の突軸を引張バネによりキャビネット本体の奥
    側へ引き込み付勢することにより、連結アームをキャビ
    ネット本体の開口部側へ付勢して該連結アーム基端部の
    前記弾性付勢手段による第1案内部に沿ったキャビネッ
    ト本体奥側への引き込み付勢を緩和して扉を一定の力で
    閉じるようにするとともに、前記連結アームの基端部が
    前記第2案内部にあるときには、前記引張バネによる回
    転体の回転が規制されて前記一方の突軸と連結アームの
    係合部との係合が解除されるようにした回転ダンパーを
    設けてなる扉のヒンジ装置。
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