JP5204711B2 - ドアクローザー - Google Patents

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Description

本発明は、ドアクローザーに関し、殊に、開き戸式のドアを手動で閉める際に、閉め動作の終りの部分を自動的且つスムースに行うためのドアクローザーに関する。
開き戸式のドアを手動で閉める際の終りの部分(全閉位置付近)の動作を自動的に行うとともに戸体(扉)が戸枠に当たる際の衝撃を緩和する装置として、例えば特開2003−129741号公報に記載されているように、2本の揺動アームと戸体を閉鎖方向に付勢する付勢手段、及び閉鎖方向の勢いを緩衝する緩衝手段を備えたドアクローザーが周知である。
このようなドアクローザーを開き戸式のドアに設けることにより、手動で最後まで丁寧に閉めなくてもドアが開き放しになったり戸体が戸枠に強く当たったりすることを回避できる。しかし、このタイプのドアクローザーは、ドアが完全に開いた全開状態から完全に閉まった全閉状態に至るまでコイルバネ等からなる付勢手段が作用し続けるため、ドア開閉動作の全体に亘って比較的大きな力を要するものとなり、その操作性を犠牲にしたものとなっている。また、その付勢手段と緩衝手段を備えた本体と2本の揺動アームによりある程度嵩張るものとなるため、ドアを開けた際の開放空間を狭めてしまうとともに外観を悪化させてしまうという欠点もある。
これに対し、特開2007−177459号公報等に記載されているように、戸体側に設けたピン状の駆動体とこれに係合して引き寄せながら戸体を閉鎖方向に付勢する係合体とを備えた基体とからなり、ドアの全閉位置付近だけ駆動体と係合体が係合し、これ以外は係合が解除されて戸体への付勢力が働かずに開閉フリー状態とするドアクローザーも周知である。
このように、戸枠側の駆動体と戸体側の基体とが分離可能とされて、ドアの全閉位置前後のみ駆動体と基体の係合体が係合して付勢力を発揮するものとしたことにより、手動によるドア開閉動作の操作性が大きく改善されるとともに、ドアの開放空間に占める突出部分を比較的小さく抑えることができる。
ところが、このように2本の揺動アームを要さず本体のケーシングも比較的コンパクトなものとなったとしても、本体が枠体側に配置されるものにおいては、ドア開放時に本体ケーシングが枠体からある程度突出することにより、引っ越し等の家具移動の際にこれが当たって邪魔になりやすいという欠点は、依然として充分には解消されていない。
また、このように一点に固定された駆動体に鈎状部品である係合体が係合して付勢手段で閉鎖方向に付勢する構成のものにあっては、ドア開閉操作において駆動体と係合体が係合して付勢力が作用する範囲が、鈎状部品自体の大きさに依存する関係で比較的小さいとともに、係合している全範囲で比較的強い付勢力が均一にかかることになり、係合・解除時の前後で必要とする力のギャップが大きくなりすぎることにより、開閉操作のスムースさが損なわれやすくなるとともに係合時から終了時までの閉じ速度も均一となるという点も問題となる。
特開2003−129741号公報 特開2007−177459号公報
本発明は、上記のような問題を解決しようとするものであり、開き戸式のドアに設けるクローザーについて、ドア開放空間に占める装置の突出量を最小限に抑えるととともに、スムースなドア開閉操作を容易に行えるようにすることを課題とする。
そこで、本発明は、先端側に係合凸部を有したアームと前記アーム基端側に連結されて前記アーム先端側を旋回させる付勢手段と前記アームを所定角度で固定する繋留手段を備えて開き戸式のドアの戸体上部に配設される本体と、前記係合凸部が侵入・係合することで前記付勢手段による旋回動作に対し前記係合凸部の摺動方向を案内して前記戸体を閉鎖方向に作動させるための所定形状の案内溝が下面に設けられて前記ドアの戸枠上部に配設される閉鎖用案内板とからなり、前記係合凸部は、前記アーム先端側上面からピン状部材が上向きに突出してなるものであり、前記案内溝が少なくとも一端が前記閉鎖用案内板の側面に開放した開放端を有してこの開放端から前記係合凸部が前記案内溝に侵入・脱出するものとされ、前記戸板が完全閉鎖位置から所定開度以上に開くことにより、前記アームが前記戸板に対し所定角度に開いた状態で前記繋留手段により固定されるとともに、前記係合凸部が前記案内溝から脱出して前記戸板が開閉フリー状態となり、手動によるドア閉動作で前記係合凸部が案内溝に侵入し前記アームが所定角度以下に閉じることにより前記繋留手段が解除されるとともに前記付勢手段により前記アームを閉じながら前記係合凸部が前記案内溝で案内されて前記戸板が自動的に完全閉鎖位置となることを特徴とした。
このように、アーム及びアームの基端側に付勢手段・繋留手段を有した本体を戸板側に設けるとともに、アームの係合凸部と係合して案内することにより戸板を閉鎖させる閉鎖用案内板を戸枠側に設けて両者を係合・分離可能なものとしながら、ドアの全閉位置前後の所定範囲だけ係合凸部と案内溝とが係合して戸板を閉鎖方向に付勢する構成としたことにより、係合が解除している範囲は戸板が開閉フリーとなって操作性に優れることに加え、ある程度の容積を有する本体はドア側に設けられて比較的薄い閉鎖用案内板が戸枠上部(上辺下面側)に配置されるものとして、ドアの放空間に占める突出量を最小限に抑えることができ、且つ、アームの長さに応じてドアクローザーの作動範囲を適度な範囲に設定できるとともに、案内溝の形状(案内方向・行程)により閉鎖方向の付勢力や速度を戸板の開度に応じて変化可能に設定することもできるため、ドア開閉動作のスムースさ容易に実現できるものとなる。
また、このドアクローザーにおいて、そのアームの係合凸部は、アーム先端側上面に設けた取付け孔に基端側を挿設されたピン状部材が弾性手段で基端側を突出方向に付勢されながら先端側を取付け孔から突出・没入可能なものとすれば、取付け精度が高くなくても充分な機能を発揮できるものとなり、この場合、その閉鎖用案内板は、開放端のある側面の所定位置に側面から下面に繋がるバイパス傾斜面が形成されており、係合凸部がドア閉動作で開放端に侵入せずにバイパス傾斜面にピン状部材の上端側を当接した場合に、上端側を没入しながらこのバイパス傾斜面に沿って閉鎖用案内板の下面側まで係合凸部を登らせて案内溝に側方から侵入・係合させることを特徴としたものとすれば、アームの係合凸部が閉鎖用案内板の開放端に正確に一致しない取付け精度であっても、ドアクローザーとしての機能を充分に発揮することができる。
さらに、上述したドアクローザーにおいて、そのアームは先端側の上下両面から上下方向に突設された一対の係合凸部が設けられており、その閉鎖用案内板は、案内溝が両端側を同じ側面に開放してなる一対の開放端を有しているとともに案内溝を左右横向きにした状態で左右対称となっているものとすれば、1種類のドアクローザーで左右の開き方向いずれの場合にも対応させることができる。
さらにまた、上述したドアクローザーにおいて、その本体部にはアームの旋回動作を緩衝するための緩衝手段が設けられており、戸板が戸枠に当たる際の衝撃を緩和することを特徴としたものとすれば、手動による開閉動作の際に力加減を調整する手間を省くこともできる。
戸板側に設けた本体アーム先端側の係合凸部が戸枠側の閉止用案内板の案内溝に係合することで戸板をドア全閉位置付近で自動閉鎖するものとした本発明によると、ドア開放空間に占める突出量を最小限に抑えるととともにスムースな開閉操作を容易に行うことができるものである。
(A),(B),(C)は、本発明における実施の形態であるドアクローザーの構成とその動作を説明するための、戸枠の上辺を下側から見た底面図。 (A)は図1のドアクローザー本体の平面図、(B)は(A)の背面図、(C)は(A)のX−X線に沿って本体のケーシングを切断した場合の断面図。 (A),(B)は、図2(A)の本体が作動する機構を説明するための取付け状態における水平方向の横断面図。 図1(C)のY−Y線に沿う面で切断した拡大断面図。 (A)は図2(A)のアーム先端側の係合凸部の構成を示す部分断面図、(B)は(A)の係合凸部の応用例を示す部分断面図。 (A)は図1のドアクローザーにおいて、係合凸部がバイパス傾斜面から案内溝に侵入する場合を説明するための拡大した底面図、(B)は(A)の縦断面図、(C)は係合凸部がバイパス傾斜面でバイパスして側方から案内溝に侵入した状態を示す縦断面図。
以下に、図面を参照しながら本発明を実施するための形態を説明する。
図1は、本発明における実施の形態のドアクローザー1の構成と作用を説明するための、戸枠5(上辺部分)を下側から見た状態(底面図)を示している。ドアクローザー1は、戸体4の上部前面側に取り付ける本体2と、戸枠5の上辺下面側に取り付ける閉鎖用案内板3とからなり、開き戸式のドアにおける全閉位置前後の所定範囲だけ、本体2から延出したアーム21が先端側の係合凸部21aで閉鎖用案内板3の案内溝31に係合して戸体4を閉鎖方向に付勢し、係合が解除された状態では戸体4が開閉フリーになる。
そして、本発明であるドアクローザー1は、上述した特許文献1に記載した従来のドアクローザーと比較した場合、本体2と閉鎖用案内板3(駆動体)とが分離する点で共通しているものの、アーム21(係合体)が長いために旋回半径が大きい関係で係合範囲が大きいことに加え、閉鎖用案内板3がカーブ部分を備えた所定の長さを有する案内溝31により係合凸部21aを案内しながら戸体4を閉鎖方向に付勢する点で、係合体に係合する駆動体が固定されたピン状部材である特許文献1のドアクローザーと異なっており、この相違点によりその作用も大きく異なっている。
図2は、図1に示したドアクローザー1の本体2の構成を詳細に説明するためのものであり、図2(A)は本体2の拡大した平面図を示しており、図2(B)はその背面図、図2(C)は図(A)のX−X線に沿って本体2のケーシング22を切断して内部構造を露出した状態を示している。
図2(A),(B)に示すように、本体2はアーム21と、このアーム21を作動させるための機構を備えた機構部20とからなり、アーム21は先端側の上面に設けた取付け孔から上向きに突出したピン状部材からなる係合凸部21aを備えており、その基端側には、後述するように先端側を旋回方向に付勢する機構、これを緩衝する機構、アーム21を所定の角度で繋留して固定するための機構が各々配置されている。
図2(C)に示すように、本体2はアーム21の基端側が機構部20のケーシング22内で軸26により軸支された状態となっており、内部に付勢手段であるコイルバネ231と緩衝手段であるダンパ232を備えた直方体状の部材からなる作動体23を備えており、この作動体23に基端側を連結されたアーム21が作動体23の動作により先端側が旋回動作する。
即ち、作動体23を構成する筺状の基部23aの開口端から筺状のスライド部23bをその開口端側から挿入しており、スライド部23bがコイルバネ231とダンパ232の作動により基部23aの開口端から突出・没入するようにスライドするようになっており、このスライド部23b先端側にアーム21の基端側が連結されて軸26との関係でレバー構造とされている。
本体2を戸板4に取り付けた状態の横断面図を示す図3(A)を参照して、本体2における機構部20の外箱であるケーシング22は、作動体23を内蔵している略平板状の部分と、これよりも高さのあるアーム21の基端側をスリットを介して挿入しているブロック状の部分からなり、両端側のネジ孔に木ねじを挿通して戸板4の正面上部に取り付けられている。
そして、このアーム21の基端側を挿入している側には、作動体23のスライド部23bが突出した位置でその先端側上面に設けた凸部251に係合してスライド部23bを繋留する繋留手段としての鈎部材25が設けられており、アーム21の基端側でレバー構造の力点に相当する位置に設けた凸部21cでスライド部23bのスリット236に連結(係合)してコイルバネ231の牽引力がアーム21に作用するようになっており、この鈎部材25による繋留作用でコイルバネ231の牽引力に抗してアーム21の戸板4表面に対する角度が固定されている。
そして、ドア閉動作によりアーム21の係合凸部21aが閉鎖用案内板3の案内溝31に侵入して案内され、アーム21の先端側が閉方向に旋回させられることにより、鈎部材25とスライド部23bの凸部251との係合が解除され、付勢手段であるコイルバネ231の弾性反発による牽引力でスライド部23bが基部23a内に没入する方向に作動し、この動作により凸部21cで基端側が連結されたアーム21が戸板4に向かって倒れるように旋回する。
このような構成と機能を発揮する本体2を有した本実施の形態におけるドアクローザー1の動作について、再度図1を参照しながら詳細に説明すると、図1(A)に示すように、ドアが開放して本体2と閉鎖用案内板3との係合が解除された状態から、手動にて戸板4を閉める動作を行った場合に、戸板4に対し所定角度で開いた状態で固定された本体2のアーム21は、その先端側の係合凸部21aが、戸枠5側の閉鎖用案内板3下面側に設けた案内溝31の開放端31aに一致し、この開放端31aから案内溝31に侵入する。
すると、図1(B)に示すように、アーム21の係合凸部21aは案内溝31に係合しながら案内溝31のカーブ部分を通過し、アーム21が僅かに閉じ方向に倒れることにより、本体21内でアーム21の角度を固定していた鈎部材25と凸部251の連結が解除され、コイルバネ231によりアーム21先端側を戸板4に向かって閉じるように付勢されながら、戸板4を閉鎖方向に付勢して自動的にドアを閉める動作を行う。
そして、図1(C)及びそのY−Y線に沿う断面図である図4に示すように、戸板4が戸枠5側の戸当たり51に当接することでドアが完全閉鎖位置となる。尚、この完全閉鎖位置においても戸板4を閉鎖方向に付勢する力は作用し続けている。また、本実施の形態のドアクローザー1においては、本体2に緩衝手段としてのダンパ232を備えているため、コイルバネ231による付勢力や手動による戸板4の完全閉鎖直前の勢いを緩衝して、戸板4が戸枠5側に当たる際の衝撃を緩和するようになっており、ドア閉動作におけるスムースさをより実現しやすくしている。
さらに、本実施の形態のドアクローザー1は、アーム21の係合凸部21aが閉鎖用案内板3下面に所定形状・所定長さで設けた案内溝31により案内されるものであるところ、この案内溝31は、開口端31a付近は係合凸部21aの侵入角度にほぼ一致し、その後カーブしてから侵入角度に対し横向きに案内するようになっており、係合凸部21aの案内方向とアーム21の角度、及び戸体4のヒンジ部からの距離等の相互関係により、引戸4の閉鎖方向への付勢力が傾斜的に変化するようになっている。
即ち、アーム21による戸体4の閉鎖方向への付勢力は、手動による閉動作により繋留手段が解除された後に手動による勢いが弱まって、ドアクローザー1による自動的な作動力が最も必要とされる範囲で最も強くなり、ドア完全閉鎖位置前後付近ではやや弱まるように前記相互関係を設定している。
これにより、前記特許文献2に記載のドアクローザーにおいて係合している総ての範囲でほぼ均一に比較的強い付勢力が生じ、手動によるドアの開け始めに大きな力を要することに加え係合が解除した際に勢いが余って危険を伴いやすかったのに対し、本発明のドアクローザー1では、ドアの開け初めにおいては、比較的小さな力でも戸板4が開き初め、付勢力の強い部分も加速力が作用して容易に開くことができるため、力を入れすぎて勢いが余ることもなく手動によるドアの開閉が極めてスムースに行えるものとなる。尚、この戸板4にかかる付勢力の調整は、アーム21の長さに応じて閉鎖用案内板3下面に形成する案内溝の長さ・案内方向等の形状を設計することにより、適宜行うことができる。
図5(A)は、本実施の形態のドアクローザー1におけるアーム21の係合凸部21aが突出している先端側部分の拡大した断面図を示すものであり、図に示すように、係合凸部21aは横向きT字状のアーム21先端部の一方の端部に設けた取付け孔内にピン状部材(円柱状部材)の基端側を脱抜不能に挿入してその底面側を突出方向に付勢するようにコイルバネ210を配設したものであり、係合凸部21aが上下方向に突出・没入可能とされており、その先端側が閉鎖用案内板3の案内溝31の底部に当接した場合でも、これに侵入しやすい。
図5(B)は、図5(A)のアーム21の応用例としてのアーム22を示しており、このアーム22は先端側の係合凸部21aの反対側(下側)にも係合凸部21cが設けられて、上下一対となっている。アーム22の先端側をこのような構成としたことにより、図1に示したように閉鎖用案内板3が案内溝31を左右方向にして案内溝31を含む下面側の形状が左右対称となっているものと組み合わせた場合には、開き戸式のドアが左右いずれの開き方向であっても、そのまま対応することができるため、右開き用と左開き用の2種類の製品を用意する必要がなくなり、設計や注文時の煩わしさや間違いがなく、コスト的にも有利なものとなる。
図6は、本実施の形態のドアクローザー1において、閉鎖用案内板3に設けたバイパス傾斜面34,35の機能を説明するためのものである。図6(A)の底面図に示すように、ドア閉動作によりアーム21の係合凸部21aが閉鎖用案内板3に設けた案内溝31の開放端31aに浸入しないこともあり得る。
この場合、開放端31a,31bに各々近接した位置に、その側面から下面に繋がるバイパス傾斜面34,35があることにより、係合凸部21aの周面が閉鎖用案内板3の側面を滑りながら、図6(B)に示すように近接するバイパス傾斜面34に係合凸部21aが侵入して、そのピン状部材先端側を没入させながらバイパス傾斜面34上を滑って閉鎖用案内板3の下面まで達した後、係合凸部21aが案内溝31に侵入・係合し、アーム22は先端側の係合凸部21が閉鎖用案内板3に激突することもない。
そのため、このバイパス傾斜面34,35が閉鎖用案内板3に設けられたことで、閉鎖用案内板3及び本体2の取付け精度がきわめて高くなくても、或いは、使用によりこれらの位置関係にズレが生じた場合であっても、ドアクローザー1はその機能を充分に発揮できるものとなる。
以上、述べたように、開き戸式のドアに設けるドアクローザーについて、本発明により、ドア開放空間に占める装置の突出量を最小限に抑えるととともに、スムースなドア開閉操作を容易に行えるものである。
1 ドアクローザー、2 本体、3 閉鎖用案内板、4 戸板、5 戸枠、21,22 アーム、21a,21b 係合凸部、21c,251 凸部、25 鈎部材、26 軸、31 案内溝、31a,31b 開放端、34,35 バイパス傾斜面、210,211,231 コイルバネ、232 ダンパ

Claims (6)

  1. 先端側に係合凸部を有したアームと前記アーム基端側に連結されて前記アーム先端側を旋回させる付勢手段と前記アームを所定角度で固定する繋留手段を備えて開き戸式のドアの戸体上部に配設される本体と、前記係合凸部が侵入・係合することで前記付勢手段による旋回動作に対し前記係合凸部の摺動方向を案内して前記戸体を閉鎖方向に作動させるための所定形状の案内溝が下面に設けられて前記ドアの戸枠上部に配設される閉鎖用案内板とからなり、前記係合凸部は、前記アーム先端側上面からピン状部材が上向きに突出してなるものであり、前記案内溝が少なくとも一端が前記閉鎖用案内板の側面に開放した開放端を有してこの開放端から前記係合凸部が前記案内溝に侵入・脱出するものとされ、前記戸板が完全閉鎖位置から所定開度以上に開くことにより、前記アームが前記戸板に対し所定角度に開いた状態で前記繋留手段により固定されるとともに、前記係合凸部が前記案内溝から脱出して前記戸板が開閉フリー状態となり、手動によるドア閉動作で前記係合凸部が案内溝に侵入し前記アームが所定角度以下に閉じることにより前記繋留手段が解除されるとともに前記付勢手段により前記アームを閉じながら前記係合凸部が前記案内溝で案内されて前記戸板が自動的に完全閉鎖位置となることを特徴としたドアクローザー。
  2. 前記係合凸部は、前記アーム先端側上面に設けた取付け孔に基端側を挿設されたピン状部材が弾性手段で前記基端側を突出方向に付勢されながら先端側を前記取付け孔から突出・没入可能であることを特徴とする請求項1に記載したドアクローザー。
  3. 前記閉鎖用案内板は、開放端のある側面の所定位置に該側面から下面に繋がるバイパス傾斜面が形成されており、前記係合凸部がドア閉動作により前記開放端に侵入せずに前記バイパス傾斜面に前記ピン状部材の上端側を当接した場合に、前記上端側を没入しながら前記バイパス傾斜面に沿って前記閉鎖用案内板の下面側まで前記係合凸部を登らせて前記案内溝に側方から侵入・係合させることを特徴とする請求項2に記載したドアクローザー。
  4. 前記アームは、先端側の上下両面から上下方向に突設された一対の前記係合凸部が設けられており、前記閉鎖用案内板は、前記案内溝が両端側を同じ側面に開放した一対の前記開放端を有しているとともに前記案内溝を左右横向きにした状態で左右対称であることを特徴とする請求項1,2または3に記載したドアクローザー。
  5. 前記本体部には、前記旋回動作を緩衝するための緩衝手段が設けられており、前記戸板が前記戸枠に当たる際の衝撃を緩和することを特徴とする請求項1,2,3または4に記載したドアクローザー。
  6. 前記案内溝が、開口端付近は係合凸部の侵入角度にほぼ一致し、その後カーブしてから侵入角度に対し横向きに案内するようになっており、係合凸部の案内方向との角度、及び戸体のヒンジ部からの距離等の相互関係により、引戸の閉鎖方向への付勢力が変化する請求項1,2,3,4または5に記載したドアクローザー。
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