JPH10198339A - 鍵盤楽器の蓋開閉装置 - Google Patents

鍵盤楽器の蓋開閉装置

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JPH10198339A
JPH10198339A JP9013278A JP1327897A JPH10198339A JP H10198339 A JPH10198339 A JP H10198339A JP 9013278 A JP9013278 A JP 9013278A JP 1327897 A JP1327897 A JP 1327897A JP H10198339 A JPH10198339 A JP H10198339A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な構成及び低いコストにてスムーズな開
閉動作を確保することができると共に、省スペース化に
より鍵盤楽器本体のデザイン上の制約を大幅に緩和する
ことができる鍵盤楽器の蓋開閉装置を提供する。 【解決手段】 蓋体3は、主蓋4の後端部31と副蓋5
の前端部32を屈曲自在に連結して成り、山板10上を
スライド自在に構成される。主蓋4の後端部31の下面
には係合部材21が取り付けられ、本体1後部には、上
端部34に第1の突起部12を有し第1の回動軸13を
中心として回動自在な第1のアーム11が設けられてい
る。第1の突起部12は、蓋体3の開閉時に係合部材2
1と係合可能な位置に配置され、係合時に係合部材21
を介して蓋体3を支持する。ガイド溝24は後方にいく
につれて下方に湾曲しており、蓋体3の開蓋に伴い副蓋
5の後端部33を下方に導く。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子オルガン等の
鍵盤楽器に適用される鍵盤楽器の蓋開閉装置に関する。
【0002】
【従来の技術】電子オルガン等の鍵盤楽器に適用される
鍵盤楽器の蓋開閉装置としては、左右一対の山板上を鍵
盤楽器本体の前後方向にスライド自在に配設された蓋
体、いわゆるスライド蓋が従来より広く知られている。
このスライド蓋の後端(開蓋方向の一端)部の左右両側
に一対のピニオンを設けると共に上記左右一対の山板に
ラックを設け、スライド蓋の開閉時に上記ピニオン及び
ラックが噛み合うように構成した鍵盤楽器の蓋開閉装置
も既に知られている(実公平7−49511号公報)。
この装置によれば、スライド蓋のスムーズな開閉が可能
となる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の鍵盤楽器の蓋開閉装置では、開蓋時にスライド蓋を
収納するためのスペースを鍵盤楽器本体の後部に設ける
ことが不可欠であり、そのために、鍵盤楽器本体の奥行
き方向の寸法が拡大する等、鍵盤楽器本体が大型化し、
材料等のコストがかかるだけでなく、デザイン上の制約
があるという問題があった。すなわち、スライド蓋の奥
行き長は、鍵盤寸法やパネル寸法等により決定されるた
め、小型化には限界がある一方、開蓋時には鍵盤を十分
に露出させる必要から、スライド蓋の収納部の最低限必
要な奥行き長は、おのずと決定されてしまう。
【0004】一方、スライド蓋を複数の蓋構成部材を互
いに折曲(屈曲)可能に連結してよろい戸状に構成する
と共に、スライド蓋の後端側が、開蓋するのに伴い鍵盤
楽器本体の背面板に沿って曲線的に下方に導かれるよう
にスライド蓋の収納部を構成した鍵盤楽器の蓋開閉装置
も従来より知られている(実公昭59−16944号公
報等)。この装置によれば、スライド蓋の収納部を下方
に延長するように形成することができるので、その分だ
け鍵盤楽器本体の奥行き長を短縮することができる。
【0005】ところが、この装置では、スライド蓋が下
方に垂れ下がることにより、山板及び収納部の曲線部分
にスライド蓋の自重がかかるため、スライド蓋の開閉が
スムーズに行えないという欠点がある。特に、閉蓋時に
は動作が重く感じられ、開蓋時には開蓋動作終了直前に
手がスライド蓋に引かれる感じがする。これらの欠点
は、上記従来の蓋開閉装置のように、スライド蓋の開閉
時にピニオン及びラックが噛み合うように構成したとし
ても完全には解消せず、開閉時の違和感が残る。このス
ライド蓋の自重による違和感は、閉蓋時において特に大
きい。
【0006】このように、上記従来の鍵盤楽器の蓋開閉
装置では、スライド蓋の収納部の省スペース化とスムー
ズな開閉とを、構成を複雑化することなく両立すること
が困難であるという問題があった。
【0007】本発明は上記従来技術の問題を解決するた
めになされたものであり、その目的は、簡単な構成及び
低いコストにてスムーズな開閉動作を確保することがで
きると共に、省スペース化により鍵盤楽器本体のデザイ
ン上の制約を大幅に緩和することができる鍵盤楽器の蓋
開閉装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明の請求項1の電子楽器の鍵盤装置は、鍵盤楽器の
本体における左右の腕木内側面に設けた一対の山板と、
開蓋位置と閉蓋位置との間で前記山板上をスライド自在
であり、閉蓋時に鍵盤部上方を覆うと共に、開蓋時に前
記鍵盤部が露出するように構成された主蓋と、前記主蓋
の開蓋方向側における前記主蓋の所定位置に設けられた
第1の係合部と、前記主蓋と共に蓋体を成し、前記主蓋
と屈曲自在に連結された副蓋と、前記本体に設けられる
と共に前記副蓋に係合し、前記主蓋を前記開蓋方向にス
ライドさせるのに伴い前記副蓋を下方に導くガイドと、
前記本体の前後方向に回動自在に前記本体に取り付けら
れた支持部材と、前記支持部材の上端部に設けられ、前
記主蓋が前記開蓋方向にスライドしたときに前記第1の
係合部と係合可能なように構成された第2の係合部とを
備えたことを特徴とする。
【0009】また、前記主蓋が前記開蓋方向にスライド
したときに、前記第1の係合部の上下方向の位置を前記
第1の係合部と第2の係合部とが係合可能な範囲内に規
制するように前記主蓋の上面と当接する規制部材を、前
記主蓋の上方において前記本体に設けるのが好ましい。
【0010】さらに、前記主蓋の前記所定位置における
前記主蓋の下面の、前記第2の係合部の回動に伴う回動
の軌跡の内側に、前記主蓋を支持可能な副支持部材を設
けるのが好ましい。
【0011】請求項1の電子楽器の鍵盤装置によれば、
主蓋を開蓋方向にスライドさせると、第1の係合部と第
2の係合部とが係合し、前記主蓋が前記第1の係合部と
前記第2の係合部を介して支持部材によって支持されつ
つ本体の後方側に移動すると共に、副蓋が腕木の内側等
に設けられたガイドに沿って下方に導かれる。一方、前
記主蓋を閉蓋方向にスライドさせると、前記主蓋が前記
第1の係合部と前記第2の係合部を介して前記支持部材
によって支持されつつ前記本体の前方側に移動すると共
に、前記副蓋が前記ガイドに沿って上昇し、やがて前記
第1の係合部と前記第2の係合部との係合が解かれる。
これにより、簡単な構成及び低いコストにてスムーズな
開閉動作を確保することができると共に、鍵盤楽器本体
全体における蓋開閉機構のためのスペースを大きくする
ことなく、鍵盤楽器本体の奥行き長を短縮することがで
きるので、省スペース化により鍵盤楽器本体のデザイン
上の制約を大幅に緩和することができる。
【0012】また、請求項2の電子楽器の鍵盤装置によ
れば、前記主蓋が開蓋方向にスライドしたときに、規制
部材が前記主蓋の上面と当接することにより、前記第1
の係合部の上下方向の位置が前記第1の係合部と第2の
係合部とが係合可能な範囲内に規制されるので、開蓋の
ための蓋体のスライドを、例えば主蓋の前端部を多少持
ち上げながら行ったり、主蓋の前端部を主蓋の上面が規
制部材に当接する程度に持ち上げながら行ったりして
も、第1の係合部と第2の係合部とを確実に係合させる
ことできる。
【0013】また、請求項3の電子楽器の鍵盤装置によ
れば、前記主蓋の前記所定位置における前記主蓋の下面
の、前記第2の係合部の回動に伴う回動の軌跡の内側
に、前記主蓋を支持可能な副支持部材を設けたので、例
えば運搬時等において本体が天地逆のまま開蓋された
り、あるいは無理な開閉操作等がなされたりすることに
より、第1の係合部が第2の係合部と係合せずに飛び越
えてしまった場合に、蓋体が本体内部に落下することを
防止することができると共に、この場合に副支持部材
が、主蓋を引っ張る(閉蓋する)ときのガイドとなり、
正規の閉蓋状態(第1の係合部と第2の係合部との位置
関係等)を容易に復帰することができる。また、前記支
持部材が故障した場合にも主蓋を支持することができる
ので、蓋体のスライド開閉動作の確保が可能となる。
【0014】本発明は、より具体的には以下のように構
成するのが好ましい。前記第1の係合部は、例えば前記
主蓋の下面において、前記蓋体の開閉時に前記主蓋自身
の荷重及び前記主蓋に加わる前記副蓋の荷重を前記山板
と共に安定して支持することができるような位置に設け
る(前記主蓋の一端部の例えば前記本体の鍵並び方向
(左右幅方向)における中央部等)。これにより、蓋体
の安定した開閉が確保される。
【0015】前記支持部材、前記第1の係合部及び前記
第2の係合部は複数組設けてもよく、例えば1組の場合
には前記鍵盤楽器本体の鍵並び方向における中央部近傍
に設け、2組の場合には前記本体の左右両端部にそれぞ
れ設ける。前記支持部材、前記第1及び第2の係合部
を、1組設けた場合は構成が簡単であり、複数組設けた
の場合は蓋体の支持性が向上し、蓋体の開閉動作がより
スムーズになる。
【0016】前記第1、第2の係合部の形状は、構成を
簡単化するため、例えば一方を凹状、他方を凸状とする
のが好ましい。
【0017】ガイドは、例えば前記腕木内側面にラック
を設け、これを前記副蓋の後端部に設けたピニオンに係
合させるようにして構成する。これにより、蓋体の開閉
がより軽快になる。
【0018】前記主蓋及び前記副蓋は複数の部材により
構成してもよく、その場合、前記第1の係合部は、最も
開蓋方向にある部材を除く任意の部材に設けるようにす
る。
【0019】前記副支持部材は複数設けてもよく、例え
ば前記左右の腕木内側面に一対設けるか、あるいは前記
鍵盤楽器本体の鍵並び方向における中央部に1つ設ける
ようにしてもよい。前記副支持部材を左右の腕木内側面
に一対設けた場合は、異常時等に、より安定して蓋体を
支持することができ、前記副支持部材を1つ設けた場合
は構成を簡単化することができる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。
【0021】(実施の第1形態)図1は、本発明の実施
の第1形態に係る鍵盤楽器の蓋開閉装置の構成を示す垂
直縦断面図であり、蓋体3が閉蓋された時の状態を示す
図である。同図は、本体1を右側方から見た状態を表
す。従って、同図左側が本体1の演奏者側(前方)で、
同図右側が後方である。
【0022】本体1は、底板8、左右一対の腕木30、
上面板6、背面板9、口棒板7、及び開閉自在な蓋体3
等によって横長の浅箱形に形成される。本体1の内部に
は、白鍵、黒鍵及び電気回路等から成り底板8の前端
(同図左方向端)部近傍の上面に配設された鍵盤部29
のほか、山板10、ピニオン22、ピニオン軸23、ガ
イド溝24、第1のアーム11(支持部材)及び第2の
アーム14等が設けられている。
【0023】背面板9の下端は底板8の後端に図示しな
い蝶番等を介して回動自在に連結され、上面板6は、背
面板9の上端に固定されて、保守点検時等において上記
蝶番等を軸として背面板9と一体に後方に回動可能なよ
うに構成されている。
【0024】左右一対の腕木30は本体1の前後全長に
亘って延び、各腕木30の内側面には、後述する山板1
0、ガイド溝24、ラック25、及びストッパ(副支持
部材)28が腕木30と一体で成形されている。これら
の要素を腕木30と別体に成形してもよい。
【0025】山板10は、各腕木30の内側面の前端部
上部に、上面40が腕木30の上面と略平行に一体に形
成されている。山板10の上面40は、本体1の後方に
いくにつれて上方に傾斜して本体1の前後方向の略中央
近傍に至り、そこから後端部が緩やかに傾斜している。
山板10の上面40をこのように傾斜させたことによ
り、蓋体3の開閉動作をよりスムーズにすることができ
る。
【0026】蓋体3は、主蓋4と、該主蓋4の後端部
(所定位置)31に前端部32が蝶番(図示せず)等に
より屈曲自在に連結された副蓋5とから成り、開蓋位置
(後述する図3に示す位置)と閉蓋位置(図1に示す位
置)との間で山板10上をスライド自在に構成される。
詳細は後述するように、蓋体3は、閉蓋時には、主蓋4
の左右端部の下面が左右の山板10上に当接して支持さ
れ、鍵盤部29の上方を覆うと共に、開蓋時には、主蓋
4の後端部31及び主蓋4の前端部のサッシ26(後述
する)の各左右端部の下面が山板10上をスライドし、
本体1の後部に収納されて鍵盤部29を露出させる。
【0027】主蓋4の前端部は下方に延長し、その下端
には、蓋体3のスライド開閉時に山板10に当接するサ
ッシ26が本体1の鍵並び方向全体に亘って取り付けら
れている。蓋体3の閉蓋時には、このサッシ26が口棒
板7の上端に当接する。主蓋4の下面には、係合部材
(第1の係合部)21が設けられている。この係合部材
21は、主蓋4の後端部31の下面であって本体1の鍵
並び方向における略中央部にネジ等により固着され、下
面が凹状に形成されている。
【0028】副蓋5は、後方に向かって上方に湾曲して
おり、その後端部33の左右両端には一対のピニオン2
2が取り付けられている。左右のピニオン22は、左右
の腕木30の間に亘って延びるピニオン軸23上の左右
端近傍に嵌装固定されている。
【0029】ピニオン軸23の左右両端は、それぞれ左
右のピニオン22から外側に突出し、一対のガイド溝2
4に摺動自在に挿通されている。このガイド溝24は、
本体1にその略中央部から後部において後方にいくにつ
れて下方に湾曲して形成されている。これにより、開蓋
時における蓋体3の収納スペースを確保するために必要
な本体1後部の奥行き長(前後長)を短縮することがで
きる。また、ガイド溝24の下方であって本体1の内側
寄りには、ピニオン22と噛合するラック25が、ガイ
ド溝24に平行に形成されている。ガイド溝24及びラ
ック25は、蓋体3の開閉範囲をカバーする長さを有
し、すなわち閉蓋時には、図1に示すようにガイド溝2
4の前端内面241にピニオン軸23の端部が当接し、
開蓋時には、ガイド溝24の後端内面242にピニオン
軸23の端部が当接する長さに形成される。ガイド溝2
4及びラック25は、蓋体3を開蓋方向にスライドさせ
るのに伴い副蓋5の後端部33を本体1の後部下方に導
くガイドとしての役割を果たすだけでなく、蓋体3の開
閉動作をよりスムーズにする機能を果たす。なお、副蓋
5の後端部33を本体1の後部下方に導くガイドとして
の役割を果たす手段であれば、ピニオン22及びラック
25等の代わりに他の手段(例えばローラ及びガイド
溝、または突条部材及びガイド溝等)を採用してもよ
い。
【0030】第1のアーム11及び第2のアーム14
は、本体1後部の鍵並び方向における略中央部で底板8
に設けられた第1の回動軸13及び第2の回動軸16
に、それぞれ一端部37、38が回動自在に取り付けら
れている。第1のアーム11は、通常操作による開閉時
に蓋体3を支持するものであり、第2のアーム14は、
後述する異常な開閉時に蓋体3を支持するものである。
第1のアーム11は蓋体3を主に支持する支持部材であ
り、第2のアーム14は予備的なものである。
【0031】第1のアーム11は、その前縁下部がバネ
19を介してその前方で底板8上に固定された止め具1
7に接続されると共に、第2のアーム14は、その前縁
下部がバネ20を介してその前方で底板8上に固定され
た止め具18に接続されている。これらのバネ19及び
バネ20によって、本体1の運搬時や操作時における第
1のアーム11及び第2のアーム14の位置ずれ等が防
止される。
【0032】第1のアーム11及び第2のアーム14は
共に厚さ約10〜20mmの略三角形状の樹脂製の板状
体から成り、通常時は、その下縁が底板8の上面に当接
している。なお、第1のアーム11等の形状は三角形に
限るものではなく、材質も樹脂に限らず金属等でもよ
い。第1のアーム11の上端部34には第1の突起部
(第1の係合部)12が、第2のアーム14の他端部3
9には第2の突起部15が、それぞれ一体に形成されて
おり、各突起部は円弧状の先端を有する。なお、これら
の突起部は、第1及び第2アーム11、14と別体で形
成して取り付けるようにしてもよい。各突起部は、各ア
ーム11、14の前縁に対してその先端が突出するよう
に形成され、これにより開蓋時において係合部材21と
係合したときに係合部材21の前端部とアーム11、1
4の干渉を避けることができる。
【0033】第2のアーム14は第1のアーム11より
後方に配置され、従って第2の突起部15は第1の突起
部12よりも後方に位置し、その位置は、通常時の蓋体
3の開閉範囲内において第1の突起部12の回動軌跡1
2aよりも十分内側となるように設定される。これは、
通常時に、係合部材21が第1の突起部12と係合して
第1の回動軸13を中心として回動する場合に、係合部
材21が第2の突起部15にも係合または干渉すること
を回避するためである。
【0034】係合部材21はその下面(内側面)が第1
の突起部12及び第2の突起部15の有する円弧先端よ
りも若干大きい半円形の凹状に形成されており、第1及
び第2の突起部12、15のいずれとも係合可能なよう
にされている。係合部材21の鍵並び方向の寸法(厚
さ)は、例えば第1のアーム11の厚さ及び第2のアー
ム14の厚さの和よりも十分に大きい寸法に設定され
る。
【0035】第1のアーム11は、第1の突起部12が
蓋体3を通常の操作にて開蓋方向にスライドしたとき
に、スライド行程の途中から係合部材21と係合するよ
うな位置に設定される。一方、第2のアーム14は、例
えば蓋体3を持ち上げて開蓋する等により、係合部材2
1が第1の突起部12とうまく係合せず第1の突起部1
2を飛び越えてしまった場合のような異常時に、係合部
材21と係合するような位置に設定される。
【0036】詳細は後述するが、第1のアーム11を設
けたことにより、蓋体3の通常の開閉時には、蓋体3が
第1のアーム11によって支持されつつ回動するので、
軽快な開閉が可能となる。、上面板6には、規制部材2
7がその前端部下面に取り付けられている。規制部材2
7は、蓋体3の開閉時において主蓋4の上面35に当接
して、蓋体3の上方への移動を規制するためのものであ
る。従って、例えば蓋体3の前端部を持ち上げながら開
蓋したときであっても係合部材21が第2の突起部15
と係合するように規制部材27の位置及び長さが設定さ
れる。
【0037】左右の腕木30の内側面に設けられた一対
のストッパ28は、係合部材21が第1の突起部12ま
たは第2の突起部15のいずれとも係合せずに蓋体3が
開閉された場合に蓋体3を支持する副支持部材として機
能する。従って、その上面にて蓋体3をスライドさせつ
つ蓋体3を支持可能なようにその位置及び形状等が設定
される。ストッパ28は、その上面は、前後方向に水平
な平坦面を有すると共に、この平坦面の前後端部が下方
に傾斜するように形成され、ストッパ28による蓋体3
の開閉をスムーズにするようにしている。また、ストッ
パ28の上面の位置は、係合部材21が第1の突起部1
2または第2の突起部15のいずれかと係合して回動し
たときに、主蓋4の後端部31の下面の回動軌跡(後述
する図5に示す回動軌跡41aまたは回動軌跡41b)
よりも上方に出ないように設定される。すなわち、係合
部材21が第1の突起部12または第2の突起部15と
係合し、係合部材21が第1の回動軸13または第2の
回動軸16を中心として回動したときに、主蓋4の下面
がストッパ28の上面に接触しないようにされ、これに
より、蓋体3の通常操作または後述するような軽微な異
常操作による開閉時には、主蓋4はストッパ28に接触
せず、きわめて高度の異常操作時にのみストッパ28が
副支持部材としての機能を果たすことができる。
【0038】すなわち、例えば運搬時等において本体1
が天地逆のまま開蓋状態になったり、本体1が天地逆の
まま人為的に開蓋されたり、あるいは蓋体3全体を無理
に持ち上げて開蓋する等のきわめて異常な操作をしたり
することによって、係合部材21が第1の突起部12及
び第2の突起部15のいずれにも係合せずに飛び越えて
しまった場合であっても、蓋体3が本体1の内部に落下
することを防止することができる。さらにこの場合に、
主蓋3を引っ張る(閉蓋する)ときにストッパ28が蓋
体3を支持するので、ストッパ28が蓋体3のガイドと
なり、初期位置である正規の閉蓋状態(図1に示すよう
な第1の突起部12、第2の突起部15及び係合部材2
1の相互の位置関係等)に容易に復帰させることができ
る。また、第1のアーム11及び第2のアーム14が故
障した場合にも主蓋3を支持することができるので、蓋
体3のスライド開閉動作の確保が可能となる。
【0039】以下、図2〜図6を用いて本実施の第1形
態に係る蓋開閉装置による開閉動作を説明する。図2、
図3及び図6で通常時の開閉動作を説明し、図4及び図
5で異常時の開閉動作を説明する。
【0040】図2は、本実施の第1形態に係る鍵盤装置
の蓋開閉装置の蓋体3が第1のアーム11に支持されて
開蓋される途中の状態を示す垂直縦断面図である。ま
た、図3は、蓋体3が第1のアーム11に支持されて開
蓋された時の状態(開蓋状態)を示す垂直縦断面図であ
る。
【0041】図1に示す閉蓋状態において演奏者が主蓋
4の前端部を持ち上げて蓋体3を後方に押すと、主蓋4
の左右両端部の下面が左右の山板10の上面40におけ
る傾斜した後端部に当接すると共に、サッシ26の左右
両端部の下面が山板10の上面40に当接し、蓋体3が
山板10に支持されつつ後方にスライド移動する。これ
と同時にピニオン軸23の左右両端がガイド溝24に沿
って後方に摺動し、これに伴ってピニオン22がラック
25上を回転することにより、副蓋5の後端部33が後
方に導かれる。
【0042】このスライド移動を継続すると、図2に示
すように係合部材21が第1の突起部12と係合する。
【0043】さらにスライド移動を継続すると、係合部
材21が後方に回動し、これに伴い、係合部材21に係
合している第1の突起部12を介して第1のアーム11
が第1の回動軸13を中心として後方に回動する。この
回動と共に、副蓋5の後端部33はガイド溝24に沿っ
て徐々に後方下方に移動していく。このとき副蓋5は主
蓋4に対して徐々に下方に屈曲していく。そして係合部
材21が第1の回動軸13の略上方を経過する時点か
ら、第1の突起部12を介して第1のアーム11に掛か
る蓋体3の荷重によって第1の回動軸13に作用するモ
ーメントが、第1の回動軸13に対して紙面上右回りの
ものとなると、蓋体3が後方に引かれるため、開蓋に要
する力が軽減されていく。回動がさらに継続されて、ピ
ニオン軸23の両端がガイド溝24の後端内面242に
当接すると、蓋体3が図3に示す開蓋位置に達して第1
のアーム11の回動運動が停止する。この状態において
も第1の突起部12は、係合部材21と係合し、蓋体3
の荷重を受けているので、第1のアーム11が演奏中等
にがたつくことなく、従って第1のアーム11は、山板
10の上面40に対するサッシ26の当接と相まって蓋
体3を安定した状態に保持することができる。
【0044】また、山板10の上面40は、上述したよ
うに後方にいくにつれて上方に傾斜しているので、開蓋
に伴い主蓋4は上面40を登り、主蓋4の重心が上方に
移動していく。その一方、ガイド溝24は、上述したよ
うに後方にいくにつれて下方に湾曲して形成されている
ので、開蓋に伴い副蓋5の後端部33は下方に導かれ、
副蓋5の重心が下方に移動していく。従って、上面40
の傾斜の度合い及びガイド溝24の湾曲の度合いを適当
に設定することにより、実公昭59−16944号公報
等に代表される従来のスライド蓋に特有の違和感(開蓋
動作終了直前における蓋体の引き込み作用による違和
感)を有効に解消することができる。
【0045】次に演奏を終了し、蓋体3を閉蓋するとき
は、主蓋4の前端部を前方に引っ張ることにより、開蓋
時と全く逆の動作を経て図1に示す状態に戻る。すなわ
ち、主蓋4の前方への移動に伴って、副蓋5の後端部3
3はガイド溝24に沿って徐々に上昇し、前方に導かれ
る。主蓋4と共に前方に移動する係合部材21は、第1
のアーム11による左方向の回動が終了すると、第1の
突起部12との係合が解かれる。蓋体3は山板10上を
スライドして閉蓋位置に戻り、サッシ26の下面が口棒
板7の上面に当接して閉蓋動作が完了する。
【0046】なお、通常の開閉操作では、係合部材21
は第1の突起部12に係合して回動し、第2の突起部1
5を飛び越えていくので第2のアーム14は初期位置に
留まり、第2のアーム14は機能しない。また、主蓋4
もストッパ28に対して常に上方の軌跡を辿るので、ス
トッパ28も機能しない。
【0047】本実施の第1形態に係る蓋開閉装置によれ
ば、開蓋時に副蓋5の後端部33を下方に導くように湾
曲したガイド溝24等を設けたので、本体1の奥行き長
を短縮することができる。また、蓋体3を支持するため
の機構に必要なスペースが、板状体の第1のアーム11
を使用したことより極めて小さくて済むため、全体とし
て本体1の省スペース化を図ることができ、デザインの
自由度も向上する。
【0048】さらに、蓋体3の回動時に蓋体3を第1の
アーム11により支持するようにしたので、蓋体3の開
閉が非常にスムーズとなる。特に、従来の蓋開閉装置の
ように、蓋体を複数の部材によりよろい戸状に構成し、
開蓋に伴い蓋体の後端が曲線的に下方に導かれるように
した場合と比較すると、開蓋動作終了直前に手が蓋体3
に引っ張られる違和感が軽減され、閉蓋動作も軽くなる
という利点がある。
【0049】しかも、蓋体3を第1のアーム11により
支持するようにしたので、構成が非常に簡単となり、部
品点数削減、製造容易化、低コスト化等を図ることがで
きる。従って、省スペース化とスムーズな開閉動作と
を、構成を複雑化することなく両立することができる。
【0050】図4は、本実施の第1形態に係る鍵盤装置
の蓋開閉装置の蓋体3が第2のアーム14に支持されて
開蓋された時の状態を示す垂直縦断面図である。
【0051】上述したように、通常の開蓋操作によれ
ば、係合部材21は第1の突起部12と係合する。しか
し、何らかの原因により係合部材21が第1の突起部1
2と係合せず第1の突起部12を飛び越えてしまう場合
が想定される。第2のアーム14は、この場合に対処す
るために予備的に設けられる。
【0052】例えば主蓋4の全体を少し持ち上げる等に
より、主蓋4の下面が山板10上をスライドすることな
く後方に移動させると、係合部材21は第1の突起部1
2と係合せず、第1の突起部12を飛び越える。この際
に蓋体3をさらに後方に移動させると、係合部材21は
第2の突起部15と係合する。その後の第2のアーム1
4による動作は、上述した第1のアーム11による動作
と同様である。
【0053】第2のアーム14による係合部材21の回
動軌跡は、第1のアーム11による回動の場合と異な
り、開閉操作上最適な軌跡に設定することはできない
が、蓋体3の動作は第1のアーム11による動作と基本
的に同様であり、蓋体3の開閉に支障はない。
【0054】第2のアーム14を設けたことにより、例
えば主蓋4の後端部31が山板10に当接しない程度に
蓋体3を持ち上げながら開蓋した場合や、第1のアーム
11が故障した場合等であっても、通常の場合と同程度
のスムーズな開閉が可能となる。しかも、第2のアーム
14も、第1のアーム11と同様に構成が簡単であるた
め、省スペース化、製造容易化、低コスト化等を大きく
損なうことがない。また第1のアーム11の微小な製造
誤差を吸収可能であるという利点を設計時に活かすこと
もできる。
【0055】図5は、本実施の第1形態に係る鍵盤装置
の蓋開閉装置の蓋体3が第1のアーム11または第2の
アーム14のいずれにもよらないで開蓋された時の状態
を示す垂直縦断面図である。
【0056】同図中、一点鎖線で示される回動軌跡41
aは、係合部材21が第1の突起部12と係合して回動
したときの、主蓋4の後端部31の下面の回動軌跡であ
り、同様に一点鎖線で示される回動軌跡41bは、係合
部材21が第2の突起部15と係合して回動したとき
の、主蓋4の後端部31の下面の回動軌跡である。上述
したように、回動軌跡41a、41bはいずれも、蓋体
3のスライド行程においてストッパ28の上面よりも下
方に位置する。
【0057】蓋体3を正常に操作するか、あるいは正規
の移動軌跡から多少外れて操作した場合には、係合部材
21は第1の突起部12または第2の突起部15のいず
れかと係合し、回動する。しかしながら、前述したよう
に、例えば運搬時等において本体1が天地逆のまま開蓋
状態になったり、本体1が天地逆のまま人為的に開蓋さ
れたり、あるいは蓋体3全体を無理に持ち上げて開蓋す
る等のきわめて異常な操作をしたりすることによって、
係合部材21が第1の突起部12及び第2の突起部15
のいずれにも係合しないまま、蓋体3が開蓋位置に達し
てしまったり(図5に示す)、あるいは蓋体3の副蓋5
が主蓋4に対して外側に屈曲し、蓋体3が本体1の内部
に落下してしまったりする(不図示)おそれがある。本
蓋開閉装置では、ストッパ28を設けたことにより、か
かる場合に対処することができる。
【0058】例えば第1のアーム11及び第2のアーム
14が共に故障した状態(例えば双方が無い状態)を考
える。この状態で蓋体3を開蓋すると、主蓋4の左右両
端部の下面は山板10の上面40の後端部をスライド移
動し、やがてストッパ28の傾斜した前端部上面をスラ
イド移動して、主蓋4の左右両端部の下面はストッパ2
8の平坦面上に載り、ストッパ28の上面をスライド移
動していき、副蓋5の後端部33がストッパ28の後端
部を経過すると副蓋5が主蓋4に対して徐々に内側に屈
曲していき、最終的には図5に示す開蓋位置に蓋体3が
収まる。すなわち、ストッパ28は蓋体3のスライド行
程において山板10と協動して蓋体3を支持する。
【0059】また、図5に示す状態(但し第1のアーム
11及び第2のアーム14は無いとする)から閉蓋動作
を行うと、主蓋4の左右端部の下面は、まずストッパ2
8の傾斜した後端部上面をスライド移動して、ストッパ
28の平坦面上に載り、ストッパ28の平坦面上を閉蓋
方向にスライド移動していき、やがて山板10の上面4
0の後端部に当接して、山板10の上面40をスライド
して最終的に蓋体3は正規の閉蓋位置に収まる。
【0060】次に、本体1が天地逆のまま開蓋された状
態を考える。図5に示す状態(但し第1のアーム11及
び第2のアーム14は有るとする)から閉蓋動作を行う
と、閉蓋のためのスライド時に係合部材21が第2のア
ーム14及び第1のアーム11と接触するが、第1のア
ーム11及び第2のアーム14の各後縁斜面に沿って、
係合部材21は比較的スムーズに第2の突起部15及び
第1の突起部12を飛び越えて閉蓋方向に移動するの
で、閉蓋操作は可能である。
【0061】このように、ストッパ28を設けたことに
より、上記のような異常時であっても、蓋体3が本体1
の内部に落下することを防止しつつ蓋体3を開閉するこ
とができる。
【0062】図6は、本実施の第1形態に係る鍵盤装置
の蓋開閉装置の蓋体3の前端部を多少持ち上げて開蓋し
た場合における開蓋途中の状態を示す垂直縦断面図であ
る。
【0063】蓋体3を後方に押すだけの操作であれば、
サッシ26が山板10の上面40をスライドするが、通
常の開閉操作においては主蓋4の前端部を少し持ち上げ
て開蓋する場合も考えられる。この場合はサッシ26は
山板10に当接せず、浮いた状態になる。また、主蓋4
の前端部を最も持ち上げて開閉したときには、主蓋4の
上面35が規制部材27の下端に当接する。
【0064】このように主蓋4の前端部を少し持ち上げ
た状態を維持しつつ開蓋方向に蓋体3を押していくと、
主蓋4の左右端部の下面が山板10の上面40の後端部
に当接すると共に、主蓋4の上面35が規制部材27の
下端に当接する。このとき、開蓋する操作者の手、山板
10の上面40の後端部及び規制部材27の下端によ
り、主蓋4の進路は規定される。これにより、係合部材
21の上下方向の位置を規制することができ、例えば開
閉動作時に、蓋体3のスライド行程において係合部材2
1を第1の突起部12に確実に当接させることができ
る。そしてこの位置を、係合部材21が第1の突起部1
2と係合するように規制すべく規制部材27の位置及び
上下方向の長さを適当に設定すれば、蓋体3の前端部を
多少持ち上げて開蓋する等の通常想定される程度の開閉
操作であれば、蓋体3のスムーズな開閉を確実に行うこ
とができる。
【0065】以上のように、本実施の第1形態によれ
ば、簡単な構成及び低いコストでありながら、蓋体3の
スムーズな開閉動作を確保することができると共に、本
体1全体における蓋開閉機構のための大きなスペースを
必要とすることなく、本体1の奥行き長を短縮すること
ができるので、省スペース化により本体1のデザイン上
の制約を大幅に緩和することができる。
【0066】(実施の第2形態)次に、本発明の実施の
第2形態を図7〜図9を参照して説明する。
【0067】本実施の第2形態では、蓋体の構成が実施
の第1形態における蓋体3の構成と異なるほか、蓋受け
部材42を設けた点、及び規制部材27を有しない点の
みが実施の第1形態の場合と異なる。従って、実施の第
1形態と同一の構成要素には同一の符号を付してその説
明を省略し、実施の第1形態と異なる点について説明す
る。
【0068】図7は、本発明の実施の第2形態に係る鍵
盤楽器の蓋開閉装置の構成を示す垂直縦断面図であり、
蓋体103が閉蓋された時の状態を示す図である。
【0069】蓋体103は、主蓋104及び副蓋105
から成る。副蓋105の前端部32が主蓋104の後端
部31に屈曲自在に連結されている点で、実施の第1形
態における蓋体3と同様であるが、主蓋104の後端部
31を副蓋105の前端部32上に重畳させた点で実施
の第1形態における主蓋4と異なる。主蓋104の構成
におけるその他の点は、主蓋4と同一である。
【0070】副蓋105は、前端部32の下面が下側に
緩やかに湾曲した湾曲面106に形成され、該湾曲面1
06が係合部材21の後方下端よりも若干下方に位置す
るように、主蓋104と連結されている。前端部32
は、その前面が係合部材21と干渉しない程度に可及的
に近接して配されている。
【0071】副蓋105の後端部44には当接部材43
が装着されている。当接部材43はゴム等の長手の弾性
部材から成り、本体1の鍵並び方向全体に亘って設けら
れている。
【0072】また、実施の第1形態における副蓋5は、
ピニオン22をその後端部33に有していたが、副蓋1
05は、ピニオン22をその中間部45に有する。
【0073】背面板9には、長手の蓋受け部材42が本
体1の鍵並び方向全体に亘って設けられている。この蓋
受け部材42は、ガイド溝24の後端下方において、背
面板9の内側面に固着され、その上面が蓋体103の開
蓋時に副蓋105の当接部材43と当接するようにされ
ている。これにより、蓋体3の開蓋時にピニオン軸23
の両端がガイド溝24の後端内面242に当接するよう
にした実施の第1形態に比して、開蓋終了時における衝
撃をより広い範囲で受けることができる。
【0074】以下、図8及び図9を用いて本実施の第2
形態に係る蓋開閉装置による開閉動作を説明する。
【0075】図8は、本実施の第2形態に係る鍵盤装置
の蓋開閉装置の蓋体103が第1のアーム11に支持さ
れて開蓋される途中(係合部材21が第1の突起部12
と係合する直前)の状態を示す垂直縦断面図である。ま
た、図9は、蓋体103が第1のアーム11に支持され
て開蓋された時の状態(開蓋状態)を示す垂直縦断面図
である。
【0076】前述したように、開蓋動作は、主蓋104
の前端部を少し持ち上げながら行われる場合がある。本
実施の第2形態では規制部材27を有しないので、実際
には、主蓋104の上面35が上面板6の下面に当接す
る位置まで主蓋104の前端部を持ち上げることが、通
常の開閉動作において想定される。
【0077】このように主蓋104の前端部を少し持ち
上げた状態を維持しつつ開蓋方向に蓋体103を押して
いくと、当初は副蓋105の左右端部の湾曲面106が
山板10の上面40上をスライドするが、湾曲面106
が山板10の後端部を経過すると、主蓋104の左右端
部の下面が山板10の上面40上をスライドし、やがて
図8に示すように、湾曲面106が第1のアーム11の
第1の突起部12に当接する。
【0078】蓋体103をさらに後方に押していくと、
湾曲面106が第1の突起部12上をスライドしてい
き、湾曲面106が第1の突起部12を経過すると係合
部材21が第1の突起部12に係合する。すなわち、湾
曲面106は係合部材21を第1の突起部12に確実に
係合させるためのガイドとしての役割を果たす。係合部
材21が第1の突起部12に係合した後の係合部材21
等の回動動作は実施の第1形態の場合と同様である。ま
た、ピニオン軸23のガイド溝24に沿った摺動も実施
の第1形態の場合と基本的に同様であるが、本実施の第
2形態では、副蓋105の中間部45がガイド溝24に
沿って下方に導かれ、これに伴って副蓋105の後端部
44も下方に導かれる。上記回動がさらに継続される
と、図9に示すように当接部材43が蓋受け部材42の
上面に当接する。
【0079】本実施の第2形態によれば、実施の第1形
態と同様の効果が得られるだけでなく、開閉時に係合部
材21の上下方向の位置が多少ばらついても、係合部材
21と第1の突起部12との係合の直前には、湾曲面1
06が係合部材21の上下方向の位置を適切に規制する
ので、係合部材21を第1の突起部12に確実に係合さ
せることができる。従って、蓋体104の前端部を多少
持ち上げて開蓋する等の通常想定される程度の開閉操作
であれば、蓋体103のスムーズな開閉を確実に行うこ
とができる。
【0080】また、上述したように、山板10の上面4
0の前下り傾斜及びガイド溝24の後端下方部の湾曲に
より、開蓋動作終了直前における蓋体103の引き込み
作用が軽減される上、弾性部材から成る当接部材43を
用いたことにより、当接部材43と蓋受け部材42との
当接動作及び当接後の両部材の係合状態が共に非常にソ
フトなものとなり、開蓋動作終了時における違和感をよ
り一層低減することができる。
【0081】さらに、当接部材43は本体1の鍵並び方
向全体に亘って蓋受け部材42に当接するので、ピニオ
ン軸23の両端がガイド溝24の後端内面242に当接
する場合と比べると、より安全である。すなわち、操作
者が意図的または不用意に過剰な力で強引に開蓋動作を
行うことによりピニオン軸23が曲がって開閉不能にな
る等の不具合を未然に防止することができる。
【0082】なお、実施の第1形態に係る鍵盤装置の蓋
開閉装置においても、実施の第2形態と同様に、開蓋時
に当接部材43が蓋受け部材42に当接するように構成
してもよい。
【0083】なお、本実施の第1、第2形態において、
第1の係合部材21と、第1の突起部12または第2の
突起部15とが係合しつつ第1の突起部12または第2
の突起部15が蓋体3を安定支持することができるよう
な形状であれば、係合部材21及び第1の突起部12等
を他の形状に形成してもよい。例えば係合部材21を凸
状に形成し、第1及び第2の突起部12、15を凹状に
形成してもよい。また、係合部材21の位置は、上述の
ように主蓋4の後端部31近傍が適当であるが、主蓋4
及び副蓋5の自重を支持するのに適した位置であればど
こでもよい。
【0084】なお、本実施の第1、第2形態において、
第1のアーム11及び第2のアーム14は複数組設ける
ようにしてもよく、また、その回動中心の位置も底板8
の上面に限られず、例えば、一対の腕木30のそれぞれ
に回動軸を設け、これらの回動軸に第1のアーム11や
第2のアーム14をそれぞれ設けるようにしてもよい。
また、第1のアーム11の数や配置位置は第2のアーム
14のそれと一致させる必要はなく、第1のアーム11
をより多く設けてもよい。さらに、第1のアーム11の
数に対応して係合部材21の数を設定するのが好ましい
が、係合部材21の本体1における鍵並び方向の長さを
大きく設定し、複数の第1のアーム11に対して横長形
状の単一の係合部材21を対応させるように構成しても
よい。第1のアーム11をより多くすれば蓋体3の支持
性が向上し、より少なくすれば構成を簡単化することが
できる。
【0085】なお、本実施の第1、第2形態において、
蓋体3を支持するための機構として第1のアーム11及
び第2のアーム14を設けたが、これに限られず、例え
ば複数の第3のアームを第2のアーム14の後方に設け
るようにしてもよい。
【0086】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の請求項1
に係る鍵盤楽器の蓋開閉装置は、主蓋を開蓋方向にスラ
イドさせると、第1の係合部と第2の係合部とが係合
し、前記主蓋が前記第1の係合部と前記第2の係合部を
介して支持部材によって支持されつつ本体の後方側に移
動すると共に、副蓋が下方に導かれる。一方、前記主蓋
を閉蓋方向にスライドさせると、前記主蓋が前記第1の
係合部と前記第2の係合部を介して前記支持部材によっ
て支持されつつ前記本体の前方側に移動すると共に、前
記副蓋が上昇し、やがて前記第1の係合部と前記第2の
係合部との係合が解かれるように構成したので、簡単な
構成及び低いコストにてスムーズな開閉動作を確保する
ことができると共に、鍵盤楽器本体全体における蓋開閉
機構のためのスペースを大きくすることなく、鍵盤楽器
本体の奥行き長を短縮することができるので、省スペー
ス化により鍵盤楽器本体のデザイン上の制約を大幅に緩
和することができる。
【0087】本発明の請求項2に係る鍵盤楽器の蓋開閉
装置は、前記主蓋が開蓋方向にスライドしたときに、規
制部材が前記主蓋の上面と当接することにより、前記第
1の係合部の上下方向の位置が前記第1の係合部と第2
の係合部とが係合可能な範囲内に規制されるように構成
したので、開蓋のための蓋体のスライドを、例えば主蓋
の前端部を多少持ち上げながら行ったり、主蓋の前端部
を主蓋の上面が規制部材に当接する程度に持ち上げなが
ら行ったりしても、第1の係合部と第2の係合部とを確
実に係合させることできる。
【0088】本発明の請求項3に係る鍵盤楽器の蓋開閉
装置は、前記主蓋の前記所定位置における前記主蓋の下
面の、前記第2の係合部の回動に伴う回動の軌跡の内側
に、前記主蓋を支持可能な副支持部材を設けたので、例
えば運搬時等において本体が天地逆のまま開蓋された
り、あるいは無理な開閉操作等がなされたりすることに
より、第1の係合部が第2の係合部と係合せずに飛び越
えてしまった場合に、蓋体が本体内部に落下することを
防止することができると共に、この場合に副支持部材
が、主蓋を引っ張る(閉蓋する)ときのガイドとなり、
正規の閉蓋状態(第1の係合部と第2の係合部との位置
関係等)を容易に復帰することができる。また、前記支
持部材が故障した場合にも主蓋を支持することができる
ので、蓋体のスライド開閉動作の確保が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の第1形態に係る鍵盤楽器の蓋開
閉装置の構成を示す垂直縦断面図であり、閉蓋された時
の状態を示す図である。
【図2】同装置の蓋体が第1のアームに支持されて開蓋
される途中の状態を示す同装置の垂直縦断面図である。
【図3】同装置の蓋体が第1のアームに支持されて開蓋
された時の状態を示す同装置の垂直縦断面図である。
【図4】同装置の蓋体が第2のアームに支持されて開蓋
された時の状態を示す同装置の垂直縦断面図である。
【図5】同装置の蓋体が第1のアームまたは第2のアー
ムのいずれにもよらないで開蓋された時の状態を示す同
装置の垂直縦断面図である。
【図6】同装置の蓋体の前端部を多少持ち上げて開蓋し
た場合における開蓋途中の状態を示す同装置の垂直縦断
面図である。
【図7】本発明の実施の第2形態に係る鍵盤楽器の蓋開
閉装置の構成を示す垂直縦断面図であり、閉蓋された時
の状態を示す図である。
【図8】同装置の蓋体が第1のアームに支持されて開蓋
される途中の状態を示す同装置の垂直縦断面図である。
【図9】同装置の蓋体が第1のアームに支持されて開蓋
された時の状態を示す同装置の垂直縦断面図である。
【符号の説明】
1 (鍵盤楽器)本体 2 蓋開閉装置(蓋体3、山板10、ピニオン22、ピ
ニオン軸23、ガイド溝24、ラック25、第1のアー
ム11、第2のアーム14等) 3 蓋体(主蓋4、副蓋5) 4 主蓋 5 副蓋 10 山板 11 第1のアーム(支持部材) 12 第1の突起部(第2の係合部) 13 第1の回動軸 21 係合部材(第1の係合部) 24 ガイド溝(ガイド) 25 ラック(ガイド) 27 規制部材 28 ストッパ(副支持部材) 29 鍵盤部 30 腕木 31 後端部(主蓋4の所定位置) 34 (第1のアーム11の)上端部 35 (主蓋4の)上面 40 (山板10の)上面 41a 回動軌跡 41b 回動軌跡

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鍵盤楽器の本体における左右の腕木内側
    面に設けた一対の山板と、 開蓋位置と閉蓋位置との間で前記山板上をスライド自在
    であり、閉蓋時に鍵盤部上方を覆うと共に、開蓋時に前
    記鍵盤部が露出するように構成された主蓋と、 前記主蓋の開蓋方向側における前記主蓋の所定位置に設
    けられた第1の係合部と、 前記主蓋と共に蓋体を成し、前記主蓋と屈曲自在に連結
    された副蓋と、 前記本体に設けられると共に前記副蓋に係合し、前記主
    蓋を前記開蓋方向にスライドさせるのに伴い前記副蓋を
    下方に導くガイドと、 前記本体の前後方向に回動自在に前記本体に取り付けら
    れた支持部材と、 前記支持部材の上端部に設けられ、前記主蓋が前記開蓋
    方向にスライドしたときに前記第1の係合部と係合可能
    なように構成された第2の係合部とを備えたことを特徴
    とする鍵盤楽器の蓋開閉装置。
  2. 【請求項2】 前記主蓋が前記開蓋方向にスライドした
    ときに、前記第1の係合部の上下方向の位置を前記第1
    の係合部と第2の係合部とが係合可能な範囲内に規制す
    るように前記主蓋の上面と当接する規制部材を、前記主
    蓋の上方において前記本体に設けたことを特徴とする請
    求項1記載の鍵盤楽器の蓋開閉装置。
  3. 【請求項3】 前記主蓋の前記所定位置における前記主
    蓋の下面の、前記第2の係合部の回動に伴う回動の軌跡
    の内側に、前記主蓋を支持可能な副支持部材を設けたこ
    とを特徴とする請求項1または2記載の鍵盤楽器の蓋開
    閉装置。
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