JP2010224139A - スライド鍵盤蓋機構 - Google Patents

スライド鍵盤蓋機構 Download PDF

Info

Publication number
JP2010224139A
JP2010224139A JP2009070176A JP2009070176A JP2010224139A JP 2010224139 A JP2010224139 A JP 2010224139A JP 2009070176 A JP2009070176 A JP 2009070176A JP 2009070176 A JP2009070176 A JP 2009070176A JP 2010224139 A JP2010224139 A JP 2010224139A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lid
keyboard
guide
guide portion
cover
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2009070176A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5293957B2 (ja
Inventor
Toshio Inuzuka
富志雄 犬塚
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yamaha Corp
Original Assignee
Yamaha Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yamaha Corp filed Critical Yamaha Corp
Priority to JP2009070176A priority Critical patent/JP5293957B2/ja
Priority to CN 201010138940 priority patent/CN101847402B/zh
Publication of JP2010224139A publication Critical patent/JP2010224139A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5293957B2 publication Critical patent/JP5293957B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Electrophonic Musical Instruments (AREA)

Abstract

【課題】楽器本体の後部に鍵盤蓋の一部を落とし込む構造を採用し、且つ開閉動作時の危険がなく外観を損ねることなく装備可能なスライド蓋機構を提供する。
【解決手段】連結された前蓋31及び後蓋32の開閉をガイドする第1ガイド部51及び第2ガイド部52を備え、第1ガイド部51は楽器ケース10側壁内面に溝として形成され、第2ガイド部52は鍵盤蓋30の開放終部に対応して、後方へ落ち込むように傾斜した落ち込み部523を備え、鍵盤蓋30は、前蓋31の前部から両側方に突出した前部支持部311と、前蓋31の後部又は後蓋32の前部から両側方に突出した中間支持部312と、後蓋32の後部に設けられて第2ガイド部52に案内される後部支持部320とを備えており、第1ガイド部51は、前部支持部311及び中間支持部312を案内するガイドラインとして形成されているスライド蓋機構。
【選択図】図1

Description

本発明は、電子ピアノ、電子オルガン等の鍵盤楽器のスライド鍵盤蓋機構に関する。
本明細書及び特許請求の範囲においては、鍵盤楽器及び鍵盤蓋における演奏者に近い側を前方、遠い側を後方として記載する。
電子鍵盤楽器のスライド蓋としては、全体が一体の板材で構成されたものや、細長い多数の板材を前後方向に鎧戸式に連結した構成のものが多用されている。前者は、一体的な板材による高級感がある反面、開蓋時に奥行き方向に鍵盤蓋を納めるためのスペースを必要とするため、楽器本体の前後方向の寸法が大きくなる。後者の場合は、開蓋時に鍵盤蓋を曲折させながら楽器本体の後部下方へ移動させることができるので、楽器本体の前後方向の寸法を小さくすることができるが、連結された細長い板材は高級感を欠いたものとなりやすい。
一方、鍵盤楽器としての高級感と前後寸法の低減とを兼ね備えるべく、鍵盤蓋を前蓋と後蓋の2つに分割し、閉蓋時に両蓋部で鍵盤部を覆い、開蓋時に後方への移動と共に後蓋を楽器本体の後部下方へ落とし込むようにガイドする構造のものが提案されている。例えば、特許文献1に示されたスライド蓋の開閉機構は、図11,図12に示すように、蝶番で折れ曲がり可能に連結された前蓋111と後蓋112とでスライド蓋110を構成し、鍵盤蓋の開閉動作の際に、前蓋111に設けられた軸部121及び後蓋に設けられたピニオン122を、楽器ケースの両側に設けた前蓋ガイド部材131及びピニオンガイド用ラック132でそれぞれガイドする構造となっている。そして、ラック132は後方へ向けて円弧状に下降し、下端部がほぼ垂直に形成されている。スライド蓋110を開く際には、前蓋111と共に後方へ移動する後蓋112は、ラック132にガイドされて移動し、楽器ケースの後部で垂直に落ち込んだ状態となる。したがって、開蓋状態では、折れ曲がった鍵盤蓋の前後方向の寸法が短くなり、これに基づいて楽器ケースの前後方向寸法も小さくすることができる。
一方、特許文献1に示されたような楽器ケースの後部に後蓋をガイドして落とし込む機構では、鍵盤蓋を開く過程で、後蓋112の後部が落ち込んだ際にも、後蓋112の前部及び前蓋111は楽器本体100の上部の位置を維持するように設定される。これは、落ち込みによって垂直に近い姿勢をとった後蓋112が楽器本体100の高さ(鍵盤を支持する棚板101から天板102までの高さ)に近い高さとなり、これに伴って後蓋112の前部が楽器本体100内の高い位置となるからである。また、前蓋111は、開いた際に天板102との間の隙間が大きくなるとその隙間を通して楽器本体の内部が見える状態となり外観を損ねるので、その隙間が小さくなるよう、開蓋時に楽器本体100の上部の位置に保持される。すなわち、開蓋時には、後蓋112の後部のみが楽器本体の後部へ落ち込み、後蓋112の前部及び前蓋111は高さを維持して後方へ移動することが求められる。
これに対処すべく、特許文献1の機構では、楽器ケース100の1対の側板103内面から内側へひれ状に突出した支持部104を設けている。そして、鍵盤蓋開閉の際には、後蓋112の左右両側の端部、並びに前蓋111の左右両側の端部に設けたそり形状の摺動部材111aが、支持部104上に乗り上げながら移動することにより、これらの部位の高さを維持するようにしている。
特開2007−102045号公報
上記支持部104は、1対の側板103内面から内側へ突出しており、スライド蓋110の上記部位の高さを維持するために、鍵105より上方において、鍵の前後方向の中間位置から後方へ延びている。スライド蓋の左右の端部を手で持って開く動作をしたときに、鍵105の前後方向の中間位置で手が支持部104に当たる畏れがある。特に、後蓋112が楽器本体後部へ落ち込む機構においては、スライド蓋の開放と共に後蓋の重量でスライド蓋の移動速度が増大し易い。したがって、この機構は、スライド蓋と共に移動した手が支持部104に強く衝突する畏れがあるという危険を伴う。
また、スライド蓋を閉じた際に鍵盤の前方を覆うフロントカバー113は、開蓋過程の終わり近くで支持部104が設けられている位置に達するので、その干渉を避けるために、左右両端部に切欠きが形成されている。この切欠きは閉蓋時に楽器本体の正面から見ると、空所として見えることになり、外観を損ねてしまう。
本発明は、このような従来技術の問題を解決し、楽器本体の後部に鍵盤蓋の一部を落とし込む構造を採用し、且つ開閉動作時の危険がなく外観を損ねることなく装備可能なスライド蓋機構を提供することを目的とする。
本発明は、上記目的を達成するため、連結部(ヒンジ33)によって折れ曲がり可能に連結された前蓋31及び後蓋32を有した鍵盤蓋と、楽器ケース10の側壁内側に設けられ鍵盤蓋30を開閉自在に支持し開閉動作をガイドするガイド部50とを備え、閉蓋時に上記鍵盤蓋30が鍵盤部を覆い、開蓋時に上記連結部によって折れ曲がり上記後蓋32を後部下方へ落とし込むようにガイドするスライド蓋機構において、上記ガイド部50は、上記楽器ケース10側壁内面に溝として形成され前後方向に延びる第1ガイド部51と、上記楽器ケース10側壁における前後方向の中間位置から後方へ延びる第2ガイド部52とを備え、上記鍵盤蓋30は、上記前蓋31の前部から両側方に突出し上記第1ガイド部51の溝に係合して案内される前部支持部311と、上記前蓋31の後部又は後蓋32の前部から両側方に突出し上記第1ガイド部51の溝に係合して案内される中間支持部312と、上記後蓋32の後部に設けられて上記第2ガイド部52に案内される後部支持部320とを備えており、上記第2ガイド部52は、上記鍵盤蓋30の開放終部の動作範囲に対応して、上記後部支持部320を案内する部位が、後方へ行くに従って落ち込むように傾斜した落ち込み部523とされ、上記第1ガイド部51は、上記前部支持部311及び中間支持部312を鍵盤蓋30の開閉動作範囲の始端から終端に亘って案内するように、鍵より上方の位置で延びる少なくとも1本のガイドラインとして形成されていることを特徴とするスライド蓋機構を提供するものである。
[作用]
上記スライド蓋機構は、鍵盤蓋の開閉をガイドするガイド部が、第1ガイド部及び第2ガイド部を備え、第1ガイド部は、前蓋の前部支持部及び前蓋若しくは後蓋の中間支持部を案内し、第2ガイド部は後蓋の後部支持部を案内する。そして、第2ガイド部は、鍵盤蓋の開放終部の動作範囲に対応して、後部支持部の案内部位が、後方へ行くに従って落ち込むように傾斜した落ち込み部とされている。したがって、開蓋時に後蓋は落ち込み部へと案内されて楽器ケースの後部下方へと移動する。その結果、開蓋時の鍵盤蓋収納スペースが小さくて済み、楽器本体の前後方向の寸法を小さくすることができる。
また、第1ガイド部は、前部支持部及び中間支持部を鍵盤蓋の開閉動作範囲の始端から終端に亘って案内するように、鍵より上方の位置で延びる少なくとも1本のガイドラインとして形成されている。したがって、前述の従来技術のように鍵盤蓋が乗り上げながら移動する支持部、すなわち鍵の前後方向中間位置から後方へ延びる支持部を備える必要がなく、鍵盤蓋の左右の端部を手で持って開く動作をしても、鍵の前後方向中間位置で手を強く衝突させる畏れがない。
また、第1ガイド部は楽器ケースの側壁内面に溝として形成され、前部支持部及び中間支持部は、鍵盤蓋から両側方に突出し、第1ガイド部の溝に係合して案内される。したがって、鍵盤蓋をガイドするために楽器正面から見える切欠き等を設ける必要がなく、その切欠きを設けた場合のような外観の低下がない。
上記のように、本発明によれば、楽器本体の後部に鍵盤蓋の一部を落とし込む構造を採用し、且つ開閉動作時の危険がなく外観を損ねることなく装備可能なスライド蓋機構を提供することができる。
本発明の一実施形態に係るスライド蓋機構を備えた電子鍵盤楽器の縦断側面図である。 図1に示した電子鍵盤楽器の要部を鍵盤蓋除去状態で示す斜視図である。 図1に示したスライド蓋機構に用いられる鍵盤蓋の底面図である。 図3の鍵盤蓋の側面図である。 図1に示した電子鍵盤楽器におけるガイド部の機能部分の説明図である。 図1に示した電子鍵盤楽器における開蓋動作の一段階を示す図である。 図1に示した電子鍵盤楽器における開蓋動作の次の段階を示す図である。 図1に示した電子鍵盤楽器における鍵盤蓋の全開状態を示す図である。 本発明の他の実施形態に係るスライド蓋機構を備えた電子鍵盤楽器の縦断側面図である。 図10(a), (b), (c) は、各々図9におけるa−a線、b−b線、c−c線に沿う断面によりガイド部を中心に示す断面図であり、図10(d) はガイド部に案内される支持部の一部を示す斜視図である。 従来の電子鍵盤楽器のスライド蓋機構の一例を示す縦断側面図である。 図11に示したスライド蓋機構の要部の縦断正面図である。
以下、本発明の実施形態について添付図面を参照しつつ説明する。図面中の同一又は同種の部分については、同じ番号を付して説明を一部省略する。
図1は、本発明の一実施形態に係るスライド蓋機構を備えた電子鍵盤楽器の縦断側面図、図2は鍵盤蓋を外した状態でスライド蓋機構の要部を示す斜視図である。
この電子鍵盤楽器は、鍵盤装置20、鍵盤蓋30、発音等を制御する制御部40、スピーカ(図示略)等を楽器ケース10に装備した楽器本体1と、該楽器本体を支持する脚部2とを備えている。楽器ケース10は、1対の側板11と、側板間に各々延びる下部の棚板12、上部の天板13、前部の口棒14、後部の背板15を備え、天板の上に譜面板16が起伏可能に装着されている。鍵盤装置20は棚板12に支持された白鍵21及び黒鍵22を回動可能に備えており、押離鍵状態に応じて制御パラメータを発する。制御部40は、鍵盤後方のパネル等に配置された音響設定手段41及び鍵盤装置20から送られる制御パラメータを処理して楽音の発生・制御信号を発し、スピーカはこれに基づいて楽音を発する。
図3及び図4は、鍵盤蓋30を示しており、図3は底面図、図4は側面図である。鍵盤蓋30は、前蓋31及び後蓋32に分割され、連結部であるヒンジ33が裏面側に設けられることにより、折れ曲がり可能に連結されている。前蓋31の前端部には、閉蓋時に鍵盤の前方を覆う金属製の垂下板310が固定されている。後蓋32の後端部には閉蓋時に上向きに延びた位置をとり、天板13との間の隙間を覆う起立板325が固定されている。鍵盤蓋30は、以下に説明するスライド蓋機構により楽器ケースに取り付けられている。
スライド蓋機構は、鍵盤蓋30とガイド部50とを備えており、鍵盤蓋30は、ガイド部50によって開閉動作をガイドされることにより、閉蓋時に鍵盤部を覆い、開蓋時に後蓋32が後部下方へ落ち込むように移動する。ガイド部50は、楽器ケース側板11に設けられて前後方向に延びる第1ガイド部51と、楽器ケース側板11における前後方向の中間位置から後方へ延びる第2ガイド部52とを備えている。
この実施形態では、第1ガイド部51は、角張ったU字状の断面を有する樹脂製長尺材を側板11に設けた溝に嵌め込むことにより、側板11の内面において前後方向に延びる1本の溝状のガイドラインを形成している。
第2ガイド部52は、上面に歯を有するラック520と、該ラックの側面に固着された取付け板521と、ラック520の上面に沿って延びるように側板11に形成されたガイド溝525とで構成されており、取付け板521を側板11にねじ止めすることにより側板11に固定されている。
図3及び図4に示すように、前蓋31には、前端部から側方両側へ突出した前部支持部311と、後端部から両側方へ突出した中間支持部312とが設けられ、後蓋32には後部支持部320が設けられている。前部支持部311は、前蓋31前端部の垂下板310の両側の端部に固定されたピンにより形成されており、中間支持部312は、前蓋31の後端部下面にブラケット312bを介して取り付けられたピン312aにより形成されている。
後部支持部320は、後蓋32下面の両端部及び中央部に取り付けられた軸受部材323と、該軸受部材323に回転自在に支持され後蓋32長手方向SSに沿って延設した軸棒321と、該軸棒321の両端部に固着された1対のピニオン322とを備え、軸棒321の両側の軸端324はピニオン322から外側へ突出し第2ガイド部52のガイド溝525に係合する突部を形成している。1対のピニオン322は、軸棒321に固着されているので、同じ位相で回転し、鍵盤蓋の移動時に捩れを生じさせない。
ガイド部50は、図1及び図6〜図8に示すように鍵盤蓋30の開閉動作が行なわれるように設定されている。これを図5を参照しつつ、以下に説明する。
第2ガイド部52のラック520の前部は、前端から後方へ緩やかに下降するように延びた前段保高部522とされている。鍵盤蓋30は、開放の進行と共に、図6に示す位置より後方の位置、すなわち、開放終部の動作範囲に至る。この動作範囲に対応して、第2ガイド部52は、後部支持部320を案内する部位が、後方へ行くに従って落ち込むように弧状に傾斜した落ち込み部523とされている。
落ち込み部523は次の理由から鍵盤蓋30の開放終部の位置に対応して設けるのが望ましい。落ち込み部523の開始位置を鍵盤蓋の開放過程の早い段階、すなわち、後蓋32の前端が天板13前端の下方まで後退する前の段階から、落ち込み部525による後蓋32後部の下降が始まると、その下降と共に演奏者等から楽器本体1の内部が見えることとなり、外観を損ねる。したがって、落ち込み部523は、後蓋32の前端が天板13の下方に達した後の移動過程に対応して設けられるのが望ましい。また、演奏者等による斜め上方からの視線を考慮すれば、後蓋32の前端が天板13の下方に達した時に、後蓋32と天板13との隙間と等しい距離だけさらに後方へ移動した位置から後の移動過程に対応して、落ち込み部523を設けるのが望ましい。
一方、落ち込み部523の始点が過度に後方にあると、落ち込み部523の傾斜が急峻となりすぎ、後蓋32の重量が鍵盤蓋30を下方へ引く力が強くなり、下降速度の増大を生じやすい。落ち込み部の傾斜角は、後蓋の前後方向の寸法、重量、落ち込み距離等に応じて決められる。これらの観点から、開蓋過程における落ち込み部の始点は、鍵盤蓋30の開放終部であって、傾斜角が急峻となりすぎない位置とするのが望ましい。
この実施形態では、落ち込み部523の始点は、鍵盤蓋30の開放終部であって、後方への移動量より下降量が多くなる箇所、すなわち、第2ガイド部の傾斜角(第2ガイド部の接線が水平線に対してなす角)が45°より大きくなる箇所とされている。
また、図5に示すように、落ち込み部523の傾斜は、落ち込み前部523aにおいては、前段保高部522から次第に急峻となるが、それより後方の落ち込み後部523bでは一定角度の傾斜とされている。
第1ガイド部51は、前部支持部311及び中間支持部312を鍵盤蓋30の開閉動作範囲の始端から終端に亘って案内するように、鍵より上方の位置で延びており、前端が楽器ケース10の側壁前端部に位置し、後部は第2ガイド部52の上方において該前端より後方まで延びている。このように、第1ガイド部51の後部を第2ガイド部52の前端より後方まで延ばすことにより、鍵盤蓋の全移動範囲に亘って前部支持部311及び中間支持部312を安定的に案内することができる。そして、後部支持部320の1対のピニオン322が軸棒321を介して第2ガイド部52のラック521上で同期回転しつつ移動することと相俟って、鍵盤蓋30の正確で安定した開閉動作が保証される。
第1ガイド部51は、詳細には以下の部分を備えている。すなわち、第1ガイド部51は、口棒14の上端から上方へ延びた立ち上がり部510の上端から、全体的に水平に延びるか又は後方へ行くにしたがって緩やかに上昇する保高部が延び、その途中の2箇所に、より強い傾斜で上昇する上昇部が設けられている。保高部は、立ち上がり部510の上端に位置して後方へ緩やかに上昇する第1保高部511,中間部に位置するほぼ水平な第2保高部512,後部に位置するほぼ水平な第3保高部513からなる。そして、第1保高部511と第2保高部512の間に第1上昇部515が位置し、第2保高部512と第3保高部513との間に第2上昇部516が位置している。
第1上昇部515は、上昇の始点515aが落ち込み部523の落ち込み前部523aの始点と一致した位置に設けられている。すなわち、第1上昇部515は、後部支持部320(ピニオン322)が落ち込み前部523aの始点に位置するときに、前部支持部311が第1上昇部515の上昇の始点515aに位置するように設けられている。
第2上昇部516は、上昇の始点516aが落ち込み部523の落ち込み後部523bの始点と一致した位置に設けられている。すなわち、第2上昇部516は、後部支持部320(ピニオン322)が落ち込み後部523bの始点に位置するときに、中間支持部312が第2上昇部516の上昇の始点516aに位置するように設けられている。これら第1上昇部515及び第2上昇部516の傾斜角及び長さは、後蓋32の下降に対する制動作用及び前蓋31と天板13との衝突の回避を考慮して決められる。
第1ガイド部51及び第2ガイド部52には、側板11の上面から下方へ延びる縦溝111、112が各々連通している。楽器本体の組立時には、前部支持部311及び中間支持部312のピンは縦溝111を通じ、後部支持部320の軸部324は縦溝112を通じて、各々第1ガイド部51及び第2ガイド部52に導入される。
次に、この実施形態に係るスライド蓋機構の作用について説明する。図1の閉蓋状態から鍵盤蓋を開く場合、開放の進行状態に伴って各支持部のガイド部50に対する位置は次のように変化し、ガイド部が各段階に必要な機能を果たす。
(1)鍵盤蓋が開放の初期〜中間位置にある図1〜図6の状態
・後部支持部320:第2ガイド部52の前段保高部522
・前部支持部311:第1ガイド部51の立ち上がり部510〜第1保高部511
・中間支持部312:第1ガイド部51の第1上昇部515〜第2保高部512
[ガイド部の機能]後部支持部320が前段保高部522を移動するので後蓋32は、下降量がわずかであり制動を必要とせず、各ガイド部は鍵盤蓋を後方へ案内する。
(2)鍵盤蓋が開放終期の始点にある図6の状態
・後部支持部320:第2ガイド部52の落ち込み前部523aの始点
・前部支持部311:第1ガイド部51の第1上昇部515の始点
・中間支持部312:第1ガイド部51の第2保高部512
[ガイド部の機能]後部支持部320が落ち込み前部523a(落ち込み部523)の始点に到達し、制動作用がなければこれ以後に後蓋32の下降が加速する。しかしながら、前部支持部311が第1上昇部515の始点に位置し、前蓋31の前部を持ち上げ始めるので、後蓋32の加速が抑制され、移動速度の増大が緩和される。
(3)鍵盤蓋が開放終部の後半に位置する図7の状態
・後部支持部320:第2ガイド部52の落ち込み後部523bの始点
・前部支持部311:第1ガイド部51の第2保高部512
・中間支持部312:第1ガイド部51の第2上昇部516の始点
[ガイド部の機能]後部支持部320が落ち込み後部523bの始点に到達し、ガイドの傾斜角がより急峻となるため、制動作用がなければこれ以後に後蓋32の下降が加速する。しかしながら、中間支持部312が第2上昇部516の始点に位置し、前蓋31の後部部を持ち上げ始める。したがって、後蓋32の加速が前蓋31の上昇によって抑制され、移動速度の増大が緩和される。
(4)鍵盤蓋が完全に開放されたとき(図8の状態)
・後部支持部320:第2ガイド部52の落ち込み部523の下端部
・前部支持部311:第1ガイド部51の第2保高部512
・中間支持部312:第1ガイド部51の第3保高部513の終端
[ガイド部の機能]中間支持部312が第3保高部513の終端に当接する。これにより、前蓋31及び後蓋32は、前部支持部311及び後部支持部320と共に移動を停止し、全開状態となる。
このスライド蓋機構によれば、以上のようにして、開蓋時に後蓋32を落ち込み部523へ案内して楽器ケース10の後部下方へと移動させるので、楽器本体1の前後方向の寸法を小さくすることができる。そして、後蓋32が落ち込み部523を下降する際には、後部支持部320が落ち込み前部523aの始点に到達するのに対応して前部支持部311が第1上昇部515の始点に到達し、後部支持部320が落ち込み後部523bの始点に到達するのに対応して中間支持部312が第2上昇部516の始点に到達するので、制動がなければ後蓋32の下降が加速されるタイミングで前蓋31の上昇が制動作用をなし、移動速度の増大が効果的に抑制される。その結果、制動用ばねの装備等で装置を複雑化させることなく、後蓋32の下降速度を抑制し、鍵盤蓋30を開く際の移動速度を緩慢化させることができる。
なお、この効果を得るには、2つの上昇部515,516の内、少なくともいずれか一方の上昇の始点が落ち込み部523の下降初期の位置と対応した位置に設けられていればよく、或いは、両方の上昇部の上昇始点が落ち込み部523の下降初期の位置と対応したものとされていればよい。また、後蓋32の下降の制動に要する力が小さくてすむ場合は、上昇部を一つとし、前部支持部311及び中間支持部312のいずれか一方に対して設けてもよい。
鍵盤蓋30を閉じる際には、前述と逆の動作が行なわれる。すなわち、閉蓋のためには、鍵盤蓋30を前方に移動させて後蓋32を引き上げる必要があるが、後部支持部320を上昇させる途中で、中間支持部312が第2上昇部516を下降し、次に前部支持部311が第1上昇部515を下降するので、その都度引き上げに要する力が軽減される。したがって、閉蓋に要する力も少なくてすむ。
また、第1ガイド部51は、前部支持部311及び中間支持部312を鍵盤蓋30を開閉動作範囲の始端から終端に亘って鍵の上方で案内する。したがって、鍵盤蓋の移動を鍵より上方で行なうために鍵盤蓋が乗り上げながら移動する支持部のような鍵の前後方向中間位置から後方へ延びる支持部を備える必要がなく、鍵盤蓋の左右の端部を手で持って開く動作をしても、鍵の前後方向中間位置で手を強く衝突させる畏れがない。さらに、上記のような鍵の前後方向中間位置から後方へ延びる支持部を備えた場合は、鍵盤蓋が該支持部上に乗り上げる際の衝突音、並びに支持部上で移動する際の摩擦や摩擦音が生じる点でも好ましくない。これに対し、この実施形態では、前部支持部311及び中間支持部312が、第1ガイド部51によって鍵盤蓋30の開閉動作範囲の始端から終端まで連続的に案内されるので、上記のような問題を生じない。
さらに、第1ガイド部51は楽器ケース10の側壁内面に溝として形成され、前部支持部311及び中間支持部312は、鍵盤蓋30から両側方に突出し、第1ガイド部51の溝に係合して案内されるので、鍵盤蓋をガイドするために楽器正面から見える切欠き等を設ける必要がなく、その切欠きを設けた場合のような外観の低下がなく、切欠きから鍵盤上へ埃が侵入するという問題も生じない。
また、前部支持部311は前蓋31の垂下板310の下端部に設けられ、第1ガイド部51の立ち上がり部510は、垂下板310を鍵盤前方を覆う位置と白鍵前端より高い位置との間で上下動させ得るように上下方向に延びている。したがって、鍵盤蓋30を開く際には、前部支持部311を立ち上がり部510の下端から上端まで引き上げるように前蓋31の前端を上昇させる操作をすることになる。この上昇は、前蓋31が主としてヒンジ33を中心に回動する動作をすることによって行なわれ、その後に鍵盤蓋30全体を後方へ押す操作が行なわれる。したがって、最初の上昇操作は、前蓋31前端の上昇に要する力で済み、操作が楽に行なわれる。
このように、開蓋時の最初の操作を前蓋31の回転で行なえるように、前蓋31及び後蓋32は、下端部において相互に連結されており、前蓋31及び後蓋32の相互に向き合う面は、前蓋31の回転時に衝突しないように切り欠かれている。すなわち、前蓋31の後端面は下部から上部へ向かって前方へ傾斜し、後蓋32の前端面は下部から上部へ向かって後方へ傾斜している。
なお、この実施形態では、後蓋32の後端部に起立板325が固定されているので、鍵盤蓋30上に載せた筆記用具等の物品が楽器ケース内に落下するのを防止する作用を得ることができる。鍵盤蓋は、図1のように前蓋31と後蓋32との連結部が凹状となっている場合があり、図示のものより水平に近い場合もある。したがって、鉛筆、ペン、消しゴム等の物品が鍵盤蓋上に載置された状態となることがある。この状態で鍵盤蓋を開くと、載置されていた物品は、後方へ移動し、傾斜する鍵盤蓋から落下して楽器ケースの中に落ちてしまう畏れがある。これに対して、この実施形態では、後蓋32の後端部に起立板325が固定されているので、開蓋と共に鍵盤蓋の後端部まで落下した物品は起立板325によって受け止められる。したがって、閉蓋時には、物品は起立板325に保持された状態で、閉じた鍵盤蓋と共に戻ってくることになる。これにより、楽器ケース内への落下が防止される。
上記実施形態では、中間支持部312を前蓋31の後端部に設けたが、後蓋32の前端部に設けることもできる。この場合にも、前蓋31後端部と後蓋32前端部はヒンジ33(連結部)を介して連結されているので、ほぼ同様の動作が得られる。但し、中間支持部312を後蓋32の前端より後寄りに設けると、開蓋動作に伴って後蓋32の後端部が下降したときに、後蓋32が中間支持部312を中心として回動し、その前端部が上昇することになる。その上昇量によっては、後蓋32の前端が天板13に衝突する場合がある。したがって、中間支持部312は、前蓋31の後端部に設ける方がこの衝突を回避し易い。或いはまた、ヒンジ33の回転軸を鍵盤蓋の左右へ突出させ、第1ガイド部51の溝に挿入させ、この突出部分を中間支持部としてもよい。この場合、ヒンジの回転軸は、ガイド用の支持部として機能する強度を有したものとされる。いずれの場合も、前部支持部311及び中間支持部312は、前蓋31又は後蓋32から突出した軸に回転自在にローラを嵌挿することにより、移動をより円滑にすることができる。
また、上記実施形態では、前部支持部311及び中間支持部312を案内するための第1ガイド部51が1本のガイドラインで形成されていた。このように、1本のガイドラインで第1ガイド部51を構成することにより、スライド蓋機構を簡単な構造とすることができ、必要な寸法を確保して高い耐久性を得ることができる等、楽器ケース内の限られたスペースへの適用が容易となる。
しかしながら、本発明はこれに限定されるものではなく、各支持部に対してガイドラインを別個に設け、複数ガイドラインで第1ガイド部51を形成することもできる。また、ガイドラインを一部共通にし、途中で複数のガイドラインに分岐したものとすることもできる。図9は、複数のガイドラインからなる第1ガイド部51を備えたスライド蓋機構の例を示している。図10はその要部の断面図であり、(a), (b), (c) は各々図9におけるa−a線、b−b線、c−c線に沿う断面におけるガイド部を中心に示している。
この例では、前部支持部311のための前部ガイドライン51aは幅広の浅い溝で形成され、中間支持部312のための後部ガイドライン51bは幅が狭く深い溝で形成されており、これらの一部は同じ中心線上に延びている。そして、これらの溝形状に対応して、図10に示すように、前部支持部311は径が太くて短く、中間支持部312は径が細くて長いものとされている。図9に示すように、前部ガイドライン51aは、図1に示した実施形態の第1ガイド部51と同じラインに沿って前端から延び、図9のc−c線を僅かに越えた位置で終わっている。一方、後部ガイドライン51bは、前部ガイドライン51aにおけるa−a線より僅か前方の位置から前部ガイドライン51aに重なって延びた後、a−a線の位置で前部ガイドライン51aよりも上昇量を減じることにより、前部ガイドライン51aから外れた位置へ延びている。さらに後部ガイドライン51bは、c−c線の位置付近で再び前部ガイドライン51aと重なって延び、前部ガイドライン51aの終端を越えた後は、後部ガイドライン51b単独で図1の第1ガイド部51と同じ位置に延びて終端に至っている。
この第1ガイド部51による鍵盤蓋30の案内は次のように行なわれる。鍵盤蓋30が閉じられた状態では、図1に示したのと同様の位置をとり、前部支持部311が前部ガイドライン51aの前端(口棒14の直上)に位置し、中間支持部312が後部ガイドライン51bにおけるb−b線で示す箇所に位置する。この状態から鍵盤蓋30を開いて行くと、前部支持部311及び中間支持部312が後方へ移動し、後部支持部320は図1の実施形態と同じ動きをする。このとき、後部支持部320は、前部ガイドライン51aの第1上昇部515を経ることなく、後部ガイドライン51bに案内されてなだらかに上昇してc−c線の位置に至る。図1の実施形態では、開蓋動作初期に後部支持部320を第1上昇部515に上昇させるのに或る程度大きな力を要したが、この実施形態ではその必要がない。
後部支持部320が落ち込み部523に到達した後は、図1の実施形態と同様に、前部ガイドライン51aの第1上昇部515、及び後部ガイドライン51bの第2上昇部516により後蓋32の加速が抑制され、移動速度の増大が緩和される。
このように、第1ガイド部51を複数のガイドラインで構成することにより、鍵盤蓋30の動作をより細かく設定することができ、より円滑な開閉動作を得ることができる。なお、溝状の前部ガイドライン51aと後部ガイドライン51bとが溝深さ方向に見て交差している箇所においても、各ガイドラインの深さ及びこれらに挿入される前部支持部311及び後部支持部320の長さが異なるので、交差箇所の溝壁で移動が妨げられることはない。但し、溝の浅い前部ガイドライン51aを移動する前部支持部311は、図10(d) に示すように断面が移動方向D51aに長い長円形のピンとすることにより、後部ガイドライン51bとの交差箇所をより滑らかに移動させることができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明はこれらに限定されるものではなく、種々の変更が可能である。
例えば、第2ガイド部52及び後部支持部320は、ラックとピニオンで構成するのに代えて、第1ガイド部51と同様の溝状ガイド及びこれに係合するピンとすることもできる。この場合は、ラックとピニオンによる鍵盤蓋左右での同期動作は得られないが、開閉動の案内精度を高めること等により、開閉時に鍵盤蓋が左右に振れるのを防止することができる。
鍵盤蓋の全開時の停止は、上記実施形態では、中間支持部312が第3保高部513の終端に当接することによって得ていたが、これに代えて、後部支持部320が落ち込み部523の終端に当接することによって得ることもできる。また、停止のために鍵盤蓋のいずれかの部分に当接又は係止するストッパを別個に設けてもよい。
1:楽器本体、 10:楽器ケース、 11:側板、 20:鍵盤装置、 30:鍵盤蓋、 31:前蓋、 32:後蓋、 33:ヒンジ(連結部)、 50:ガイド部、 51 第1ガイド部、 52 第2ガイド部、 51a:前部ガイドライン、 51b:後部ガイドライン、 310:垂下板、 311:前部支持部、 312:中間支持部、 320:後部支持部、 523:落ち込み部

Claims (4)

  1. 連結部によって折れ曲がり可能に連結された前蓋及び後蓋を有した鍵盤蓋と、楽器ケースの側壁内側に設けられ鍵盤蓋を開閉自在に支持し開閉動作をガイドするガイド部とを備え、閉蓋時に上記鍵盤蓋が鍵盤部を覆い、開蓋時に上記連結部によって折れ曲がり上記後蓋を後部下方へ落とし込むようにガイドするスライド蓋機構において、
    上記ガイド部は、上記楽器ケース側壁内面に溝として形成され前後方向に延びる第1ガイド部と、上記楽器ケース側壁における前後方向の中間位置から後方へ延びる第2ガイド部とを備え、
    上記鍵盤蓋は、上記前蓋の前部から両側方に突出し上記第1ガイド部の溝に係合して案内される前部支持部と、上記前蓋の後部又は後蓋の前部から両側方に突出し上記第1ガイド部の溝に係合して案内される中間支持部と、上記後蓋の後部に設けられて上記第2ガイド部に案内される後部支持部とを備えており、
    上記第2ガイド部は、上記鍵盤蓋の開放終部の動作範囲に対応して、上記後部支持部を案内する部位が、後方へ行くに従って落ち込むように傾斜した落ち込み部とされ、
    上記第1ガイド部は、上記前部支持部及び中間支持部を鍵盤蓋の開閉動作範囲の始端から終端に亘って案内するように少なくとも1本のガイドラインとして形成されていることを特徴とするスライド蓋機構。
  2. 上記第2ガイド部は、上記後部支持部を案内する面にラックが形成されており、前記後部支持部は上記ラックに噛合するピニオンとされ、該ピニオンは、上記楽器ケースの左右両側に設けられると共に、共通の軸に固着されており、上記第1ガイド部は、前端が前記楽器ケースの側壁前端部に位置し、後部は上記第2ガイド部の上方において該前端より後方まで延びていることを特徴とする請求項1に記載のスライド蓋機構。
  3. 上記前蓋が、閉蓋時に鍵盤の前方を覆う垂下板を前端部に備えており、上記前部支持部は該垂下板の下端部に設けられ、上記第1ガイド部は、上記垂下板を鍵盤前方を覆う位置と白鍵前端より高い位置との間で上下動させ得るように前端部が上下方向に延びていることを特徴とする請求項1又は2に記載のスライド蓋機構。
  4. 上記前蓋及び後蓋は、下端部において相互に連結されており、上部は閉蓋状態から上記前蓋の前端を上昇させる際に接触しないように、相互に向き合う面が切り欠かれていることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載のスライド蓋機構。
JP2009070176A 2009-03-23 2009-03-23 スライド鍵盤蓋機構 Active JP5293957B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009070176A JP5293957B2 (ja) 2009-03-23 2009-03-23 スライド鍵盤蓋機構
CN 201010138940 CN101847402B (zh) 2009-03-23 2010-03-22 滑动键盘盖机构

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009070176A JP5293957B2 (ja) 2009-03-23 2009-03-23 スライド鍵盤蓋機構

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010224139A true JP2010224139A (ja) 2010-10-07
JP5293957B2 JP5293957B2 (ja) 2013-09-18

Family

ID=43041410

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009070176A Active JP5293957B2 (ja) 2009-03-23 2009-03-23 スライド鍵盤蓋機構

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5293957B2 (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013145311A (ja) * 2012-01-13 2013-07-25 Yamaha Corp 楽器の可動部の可動構造
JP2013228552A (ja) * 2012-04-25 2013-11-07 Kawai Musical Instr Mfg Co Ltd 鍵盤楽器の鍵盤蓋装置
US20130305901A1 (en) * 2012-05-17 2013-11-21 Casio Computer Co., Ltd. Keyboard device
JP2013242385A (ja) * 2012-05-18 2013-12-05 Casio Comput Co Ltd 鍵盤ユニットおよび鍵盤楽器
JP2014142661A (ja) * 2014-04-02 2014-08-07 Casio Comput Co Ltd 鍵盤楽器

Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10198339A (ja) * 1997-01-09 1998-07-31 Yamaha Corp 鍵盤楽器の蓋開閉装置
JP2001343976A (ja) * 2000-05-31 2001-12-14 Roland Corp 鍵盤楽器の鍵蓋開閉機構
JP2006350056A (ja) * 2005-06-17 2006-12-28 Casio Comput Co Ltd 外装ケース
JP2007102045A (ja) * 2005-10-07 2007-04-19 Casio Comput Co Ltd 鍵盤蓋の開閉機構
JP2007248968A (ja) * 2006-03-17 2007-09-27 Casio Comput Co Ltd 鍵盤蓋の開閉機構
JP2007256739A (ja) * 2006-03-24 2007-10-04 Casio Comput Co Ltd 鍵盤蓋の開閉装置
JP2008070768A (ja) * 2006-09-15 2008-03-27 Yamaha Corp 電子鍵盤楽器
JP2009145711A (ja) * 2007-12-17 2009-07-02 Casio Comput Co Ltd 鍵盤蓋の開閉装置

Patent Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10198339A (ja) * 1997-01-09 1998-07-31 Yamaha Corp 鍵盤楽器の蓋開閉装置
JP2001343976A (ja) * 2000-05-31 2001-12-14 Roland Corp 鍵盤楽器の鍵蓋開閉機構
JP2006350056A (ja) * 2005-06-17 2006-12-28 Casio Comput Co Ltd 外装ケース
JP2007102045A (ja) * 2005-10-07 2007-04-19 Casio Comput Co Ltd 鍵盤蓋の開閉機構
JP2007248968A (ja) * 2006-03-17 2007-09-27 Casio Comput Co Ltd 鍵盤蓋の開閉機構
JP2007256739A (ja) * 2006-03-24 2007-10-04 Casio Comput Co Ltd 鍵盤蓋の開閉装置
JP2008070768A (ja) * 2006-09-15 2008-03-27 Yamaha Corp 電子鍵盤楽器
JP2009145711A (ja) * 2007-12-17 2009-07-02 Casio Comput Co Ltd 鍵盤蓋の開閉装置

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013145311A (ja) * 2012-01-13 2013-07-25 Yamaha Corp 楽器の可動部の可動構造
JP2013228552A (ja) * 2012-04-25 2013-11-07 Kawai Musical Instr Mfg Co Ltd 鍵盤楽器の鍵盤蓋装置
DE102013207489B4 (de) 2012-04-25 2024-10-24 Kabushiki Kaisha Kawai Gakki Seisakusho Klappenanordnung für ein Tasteninstrument
US20130305901A1 (en) * 2012-05-17 2013-11-21 Casio Computer Co., Ltd. Keyboard device
US8841528B2 (en) * 2012-05-17 2014-09-23 Casio Computer Co., Ltd. Keyboard device
JP2013242385A (ja) * 2012-05-18 2013-12-05 Casio Comput Co Ltd 鍵盤ユニットおよび鍵盤楽器
JP2014142661A (ja) * 2014-04-02 2014-08-07 Casio Comput Co Ltd 鍵盤楽器

Also Published As

Publication number Publication date
JP5293957B2 (ja) 2013-09-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5293957B2 (ja) スライド鍵盤蓋機構
US7507883B2 (en) Electronic keyboard instrument
US8841528B2 (en) Keyboard device
JP5292795B2 (ja) 鍵盤蓋の開閉装置
JP5229632B2 (ja) スライド鍵盤蓋機構
JP6507623B2 (ja) 鍵盤蓋開閉装置、鍵盤楽器および蓋開閉装置
JP4731533B2 (ja) パチンコ遊技機
JP4650198B2 (ja) 鍵盤蓋の開閉機構
JP2012145727A (ja) 鍵盤楽器の蓋体構造
JP4543431B2 (ja) 鍵盤楽器
JP5212083B2 (ja) 楽器の譜面板支持構造
JP2017026789A (ja) 鍵盤蓋の開閉装置
JP4670648B2 (ja) 電子鍵盤楽器
JP6778418B2 (ja) 蓋開閉装置および鍵盤楽器
JP5567811B2 (ja) 鍵盤楽器の鍵盤蓋装置
JP2009186649A (ja) 鍵盤蓋の開閉装置
JP5660290B2 (ja) 鍵盤楽器
JP2011186377A (ja) 鍵盤楽器の蓋開閉構造
JP6758642B2 (ja) 遊技機
JP2009160046A (ja) 吊戸棚
JP2001337669A (ja) 鍵盤楽器の譜面台構造
JP2004302426A (ja) 電子楽器
JP2014142661A (ja) 鍵盤楽器
JP4591358B2 (ja) 鍵盤楽器の蓋体構造
JP5870521B2 (ja) 鍵盤楽器の蓋体開閉構造

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20120120

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130215

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130221

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130412

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20130412

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130515

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130528

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5293957

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150