JP2013228552A - 鍵盤楽器の鍵盤蓋装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】鍵盤蓋がスライド式である場合において、見栄えの良さと円滑な開閉動作を確保しながら、設計上の自由度を向上させることができ、商品性を向上させることができる鍵盤楽器の鍵盤蓋装置を提供する。
【解決手段】電子ピアノの鍵盤蓋装置は、演奏部を開閉する鍵盤蓋10と、鍵盤蓋10の前後方向へのスライドを案内するための前ガイド溝7aを有する腕木6と、鍵盤蓋10の前側の左右端部にそれぞれ設けられ、鍵盤蓋10の左右端面の付近を遮蔽する側壁部を有する左右一対のサイドプレート13と、サイドプレート13から外方にそれぞれ突出し、一対の腕木6の前ガイド溝7aにそれぞれ係合するとともに、鍵盤蓋10が前後方向にスライドするときに一対の腕木6の案内溝によって案内される左右一対のガイドブッシュ14と、を備える。
【選択図】図6

Description

本発明は、鍵盤楽器の演奏部をスライド式に開閉する鍵盤楽器の鍵盤蓋装置に関する。
従来、鍵盤楽器の鍵盤蓋装置として、特許文献1に記載されたものが知られている。この鍵盤蓋装置は、電子ピアノに適用されたものであり、鍵盤蓋を備えている。この鍵盤蓋は、電子ピアノの演奏部を閉鎖する位置と、これを開放する位置との間で、前後方向にスライド自在に電子ピアノのピアノ本体に取り付けられている。この鍵盤蓋の前端部には、横長の蓋前付がねじ止めされており、蓋前付の下端部には、左右の前ガイド突起が設けられている。左右の前ガイド突起はそれぞれ、蓋前付の左右端から外方に突出し、ピアノ本体の左右の腕木の前ガイド溝に係合している。
また、鍵盤蓋の後端部には、横長の後付けがねじ止めされており、後付けには、左右の後ガイド突起および左右のピニオンが設けられている。左右のピニオンは、後付けの左右端から外方に突出し、ピアノ本体の左右の腕木のラックに噛み合っている。さらに、左右の後ガイド突起はそれぞれ、左右のピニオンよりも外方に突出し、ピアノ本体の左右の腕木の後ガイド溝に係合している。
以上の構成により、この鍵盤蓋装置では、手で鍵盤蓋を手前に引いたり、奥側に押したりしたときに、前ガイド突起が前ガイド溝によって、後ガイド突起が後ガイド溝によってそれぞれ案内されるとともに、ピニオンがラックに噛み合いながら回転する。それにより、鍵盤蓋が前後方向にスライドするとともに、その際、腕木の上縁と鍵盤蓋の下縁との間に大きな隙間が生じないように構成されている。これは、そのような隙間が生じた場合、見栄えが悪くなるとともに、異物が隙間に挟まると、鍵盤蓋の円滑なスライドが阻害される可能性があるので、それらの問題を回避するためである。
特開2000−305556号公報
上記特許文献1の鍵盤蓋装置によれば、上述したように、見栄えの良さと円滑な開閉動作を確保する観点から、鍵盤蓋が前後方向にスライドする際、腕木の上縁と鍵盤蓋の下縁との間に大きな隙間が生じないように構成しなければならない。そのため、腕木の上縁および前ガイド溝などにおいて、互いの位置関係や形状などが制約されてしまい、結果的に、設計上の自由度が低いという問題がある。
本発明は、上記課題を解決するためになされたもので、鍵盤蓋がスライド式である場合において、見栄えの良さと円滑な開閉動作を確保しながら、設計上の自由度を向上させることができ、商品性を向上させることができる鍵盤楽器の鍵盤蓋装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1に係る発明は、楽器本体(ピアノ本体3)内に配置された鍵盤5を含む演奏部4を前後方向にスライド式に開閉する鍵盤楽器(電子ピアノ2)の鍵盤蓋装置1であって、楽器本体に設けられ、演奏部4を開閉する鍵盤蓋10と、楽器本体に設けられ、鍵盤蓋10の左右端よりも外方の位置において前後方向に延び、鍵盤蓋10の前後方向へのスライドを案内するための案内溝(前ガイド溝7a)を有する左右一対の腕木6,6と、鍵盤蓋10の前側の左右端部にそれぞれ設けられ、鍵盤蓋10から下方に延びるとともに鍵盤蓋10の左右端面の付近を遮蔽する遮蔽壁(側壁部13a)を有する左右一対の遮蔽部材(サイドプレート13,13)と、一対の遮蔽部材の遮蔽壁から外方にそれぞれ突出し、一対の腕木6,6の案内溝にそれぞれ係合するとともに、鍵盤蓋10が前後方向にスライドするときに一対の腕木6,6の案内溝によって案内される左右一対の突出部材(ガイドブッシュ14,14)と、を備えることを特徴とする。
この鍵盤楽器の鍵盤蓋装置によれば、左右一対の突出部材が左右一対の腕木の案内溝によってそれぞれ案内されることにより、鍵盤蓋が前後方向にスライドする。その際、腕木と案内溝の位置関係や形状が、鍵盤蓋の下縁と腕木の上縁との間に隙間が生じるような構成になっていたとしても、左右一対の遮蔽部材が鍵盤蓋の前側の左右端部にそれぞれ設けられ、鍵盤蓋から下方に延びるとともに鍵盤蓋の左右端面の付近を遮蔽する遮蔽壁を有しているので、この遮蔽壁によって、そのような隙間を遮蔽することができる。それにより、見栄えの良さと円滑な開閉動作を確保しながら、設計上の自由度を向上させることができ、商品性を向上させることができる。
請求項2に係る発明は、請求項1に記載の鍵盤楽器の鍵盤蓋装置1において、一対の突出部材(ガイドブッシュ14,14)の各々は、取付具(取付ピン15)を介して一対の遮蔽部材(サイドプレート13,13)の各々と一体に鍵盤蓋10に取り付けられていることを特徴とする。
この鍵盤楽器の鍵盤蓋装置によれば、1つの取付具を用いるだけで、1つの突出部材と1つの遮蔽部材を一体に鍵盤蓋に取り付けることができる。それにより、突出部材および遮蔽部材を異なる取付具を介して鍵盤蓋に別々に取り付けた場合と比べて、工数および部品点数を減らすことができ、その分、製造コストを削減することができる。
請求項3に係る発明は、請求項1に記載の鍵盤楽器の鍵盤蓋装置1において、一対の突出部材の各々と一対の遮蔽部材の各々は、互いに一体成形されていることを特徴とする。
この鍵盤楽器の鍵盤蓋装置によれば、一対の突出部材の各々と一対の遮蔽部材の各々は、互いに一体成形されているので、突出部材と遮蔽部材を別個に作製した場合と比べて、部品点数を減らすことができ、その分、製造コストを削減することができる。
請求項4に係る発明は、請求項1ないし3のいずれかに記載の鍵盤楽器の鍵盤蓋装置1において、鍵盤蓋10の前端部に設けられ、左右方向に延びる蓋前付12をさらに備え、一対の遮蔽部材は、蓋前付12の左右両側を遮蔽するように、鍵盤蓋10に取り付けられていることを特徴とする。
この鍵盤楽器の鍵盤蓋装置によれば、一対の遮蔽部材が、蓋前付の左右両側を遮蔽するように、鍵盤蓋に取り付けられているので、鍵盤蓋が前後方向にスライドする際、蓋前付の左右両側が腕木の上縁よりも上方に位置する状態となったとしても、遮蔽壁によって、蓋前付の左右両側を遮蔽することができる。それにより、蓋前付が鍵盤蓋に設けられている場合においても、見栄えの良さと円滑な開閉動作を確保しながら、設計上の自由度を向上させることができ、商品性を向上させることができる。
請求項5に係る発明は、請求項1ないし4のいずれかに記載の鍵盤楽器の鍵盤蓋装置1において、一対の遮蔽部材(サイドプレート13,13)は合成樹脂材で構成されていることを特徴とする。
この鍵盤楽器の鍵盤蓋装置のように、一対の遮蔽部材が鍵盤蓋の前側の左右端部にそれぞれ設けられている場合、一対の遮蔽部材として金属などの硬い材質で構成されたものを用いると、鍵盤蓋がスライドする際の腕木との接触に起因して、腕木の表面に傷が付いてしまうおそれがある。これに対して、この鍵盤楽器の鍵盤蓋装置によれば、一対の遮蔽部材が合成樹脂材で構成されているので、金属などの硬い材質で構成したものと比べて、腕木の表面に傷が付くのを抑制することができ、商品性をさらに向上させることができる。さらに、請求項4に係る鍵盤楽器の鍵盤蓋装置の場合には、一対の遮蔽部材が蓋前付の左右両側を遮蔽するように、鍵盤蓋に取り付けられているので、蓋前付を金属などの硬い材質で構成した場合でも、腕木の表面に傷が付くのを抑制することができる。それにより、設計の自由度および商品性をより一層、向上させることができる。
本発明の一実施形態に係る鍵盤蓋装置およびこれを適用した電子ピアノの鍵盤蓋が閉鎖位置にある状態を示す側面透視図である。 鍵盤蓋が開放位置にある状態を示す側面透視図である。 サイドプレート周辺の構成を示す分解斜視図である。 サイドプレート周辺の構成を示す側面図である。 鍵盤蓋が閉鎖位置と開放位置との間の位置にある状態を示す側面透視図である。 図5のサイドプレート周辺を拡大した図である。
以下、図面を参照しながら、本発明の一実施形態に係る鍵盤楽器の鍵盤蓋装置について説明する。図1に示すように、本実施形態の鍵盤蓋装置1は、鍵盤楽器としての電子ピアノ2に適用したものである。この電子ピアノ2は、ピアノ本体3(楽器本体)と、このピアノ本体3の演奏部4を開閉する鍵盤蓋10を有する鍵盤蓋装置1などを備えている。ピアノ本体3は、木質合板や鋼材などを組み立てたものであり、前後方向に延びる左右一対の腕木6,6(1つのみ図示)を備えている。これらの左右の腕木6,6は、例えば、MDF材などの木質材の表面に塩化ビニールシート(またはオレフィン系樹脂シート)を貼ったもので構成されており、これらの腕木6,6の間の演奏部4には、鍵盤5および操作パネル(図示せず)などが配置されている。
左右の腕木6,6の内面には、前後方向に延びる前後の凹部が形成されており、これらの前後の凹部には、前後のガイドレール7,8が嵌め込まれている。左右の前ガイドレール7,7および後ガイドレール8,8(いずれも1つのみ図示)は、左右対称に配置されている。
前ガイドレール7は、腕木6の内面に沿って、ピアノ本体3の前端部から上方に延び、その上端から後ガイドレール8の前端に向かって斜め後ろ上がりに延びるとともに、その後端部は若干、斜め後ろ下がりに延びている。前ガイドレール7は、内側に開口する断面コ字状(図示せず)の樹脂成形品で構成されており、この開口部分が前ガイド溝7a(案内溝)になっている。この前ガイド溝7aは、前ガイドレール7の全長にわたって形成されており、後端が開口している。また、前ガイドレール7は、その内端が腕木6の内面と面一の状態で、腕木6にねじ止めされている。
また、各後ガイドレール8は、前後方向に長く延びるように腕木6にねじ止めされており、後ガイド溝8aおよびラック8bを備えている。これらの後ガイド溝8aおよびラック8bは、外側から順に並設され、互いに一体に形成されている。また、これらはいずれも、前後方向に延びているとともに、後ガイドレール8の全長にわたって形成されている。後ガイド溝8aは、断面矩形(図示せず)で、内側に開口している。また、ラック8bは、後ガイド溝8aの底面よりも若干低い位置に配置されている。
一方、鍵盤蓋10は、図1に示す演奏部4を閉鎖する閉鎖位置と、図2に示す演奏部4を開放する開放位置との間で、前後方向にスライド自在にピアノ本体3に取り付けられている。この鍵盤蓋10は、図3,4に示すように、蓋本体11、蓋前付12、左右のサイドプレート13,13(1つのみ図示)、左右のガイドブッシュ14,14(1つのみ図示)および左右の取付ピン15,15(1つのみ図示)などを備えている。この蓋本体11は、横長の矩形板(例えばMDF材の表面に塩化ビニールシートまたはオレフィン系樹脂シートを貼ったもの)であり、左右の腕木6,6の内面間の距離よりも若干小さい幅と、かつ蓋前付12とともに演奏部4を覆うことが可能な奥行きとを有している。
蓋前付12は、軽合金(例えばアルミ合金)の押出成形品で構成されており、蓋本体11の前端部に取り付けられている。蓋前付12は、平らな基板部12aと、この基板部12aから斜め前下がりに延びる取付部12cとを備えている。この基板部12aには、複数の丸孔12b(2つのみ図示)が形成されている。基板部12aは、ねじ(図示せず)を丸孔12bに通し、蓋本体11にねじ込むことによって、蓋本体11の下面に当接した状態で蓋本体11に固定されている。また、基板部12aの前端部は、斜め前下がりに蓋本体11の前端部から前方に突出している。さらに、取付部12cの先端部には、断面C字状の取付穴12dが左右方向の全体にわたって形成されている。
また、左右のサイドプレート13(遮断部材)の各々は、ABS樹脂で構成されており、平らな側壁部13aおよび平らな上壁部13cを備えている。側壁部13a(遮断壁)は、前後方向に延びており、その下方への突出高さは、前側部分が最も大きいとともに、後側に向かうほど小さくなるように構成されている。この側壁部13aの下端部には、丸孔13bが形成されている。さらに、上壁部13cは、側壁部13aの中央部から後端にわたる部位において、これらの部位から内方に延びてているとともに、2つの横長の切欠穴13d,13dを備えている。上壁部13cは、ねじ16を各切欠穴13dに通し、蓋本体11にねじ込むことによって、蓋本体11の下面に当接した状態で蓋本体11に固定されている。その状態では、サイドプレート13の側壁部13aは、蓋前付12の左右両側を遮蔽している。
また、左右のガイドブッシュ14(突出部材)の各々は、合成樹脂製の円筒状のものであり、左右の取付ピン15(取付具)の各々を介して蓋前付12に取り付けられているとともに、サイドプレート13の側壁部13aから外方に突出し、前ガイドレール7の前ガイド溝7aに係合している。この取付ピン15の中央部から先端部は、タッピンねじタイプのねじ部15aになっており、このねじ部15aが、ガイドブッシュ14の内孔14aおよびサイドプレート13の丸孔13bに通され、蓋前付12の取付穴12dにねじ込まれることによって、ガイドブッシュ14は、サイドプレート13と一体に蓋前付12に取り付けられている。
一方、図1,2に示すように、蓋本体11の後端部には、蓋後付17が取り付けられている。この蓋後付17は、金属板(例えば鋼板)を曲げ加工したものであり、蓋本体11の下面に当接した状態で、蓋本体11にねじ止めされている。この蓋後付17には、回転軸17aが回転自在に取り付けられている。この回転軸17aは、左右方向に延び、その両端部が後ガイドレールの後ガイド溝8a,8aに係合する係合部になっている。また、この回転軸17aの場合、左右の係合部よりも内側の部位には、左右のピニオン17b,17b(1つのみ図示)が一体に設けられており、これらのピニオン17b,17bはそれぞれ、左右の後ガイドレール8,8のラック8b,8bに噛み合っている。
以上のように構成された本実施形態の鍵盤蓋装置1において、鍵盤蓋10を開放するときには、閉鎖位置にある鍵盤蓋10を持ち上げながら後方に押す。その操作に伴い、各ガイドブッシュ14および回転軸17aの各係合部が前後のガイド溝7a,8aによってそれぞれ案内され、各ピニオン17bがラック8bに噛み合いながら回転する。それにより、鍵盤蓋10が後方にスライドし、開放される。これとは逆に、鍵盤蓋10を閉鎖するときには、開放位置にある鍵盤蓋10を手前に引くと、その操作に伴い、各ガイドブッシュ14および回転軸17aの各係合部が前後のガイド溝7a,8aによってそれぞれ案内され、各ピニオン17bがラック8bに噛み合いながら回転する。それにより、鍵盤蓋10が前方にスライドし、閉鎖される。
本実施形態の鍵盤蓋装置1の場合、以上の鍵盤蓋10の開閉動作中、図5,6に示すように、鍵盤蓋10の左右両側において、蓋本体11の下縁と腕木6の上縁との間に隙間が生じるものの、その隙間をサイドプレート13によって遮蔽することができる。これに加えて、左右のサイドプレート13,13が、蓋前付12の左右両側を遮蔽するように蓋本体11に取り付けられているので、鍵盤蓋10が前後方向にスライドする際、蓋前付12の左右両側が腕木6の上縁よりも上方の位置に来たときでも、2つのサイドプレート13,13によって、蓋前付12の左右両側を遮蔽することができる。以上により、見栄えの良さと円滑な開閉動作を確保しながら、設計上の自由度を向上させることができ、商品性を向上させることができる。
また、1つの取付ピン15を用いるだけで、サイドプレート13およびガイドブッシュ14を一体に蓋本体11に取り付けることができる。それにより、サイドプレート13およびガイドブッシュ14を異なる取付具を介して蓋本体11に別々に取り付けた場合と比べて、工数および部品点数を減らすことができ、その分、製造コストを削減することができる。
さらに、サイドプレート13がABS樹脂で構成されているので、サイドプレート13として金属などの硬い材質で構成されたものを用いた場合と比べて、腕木6の表面(内面)に傷が付くのを抑制することができる。これに加えて、サイドプレート13が蓋前付12の左右両側を遮蔽するように、蓋本体11に取り付けられているので、金属製の蓋前付12を用いながら、腕木6の表面に傷が付くのを抑制することができる。それにより、設計の自由度および商品性をより一層、向上させることができる。
なお、実施形態は、本発明の鍵盤蓋装置を鍵盤楽器としての電子ピアノ2に適用した例であるが、本発明の鍵盤蓋装置はこれに限らず、各種の鍵盤楽器に適用可能である。例えば、本発明の鍵盤蓋装置を、電子オルガンやシンセサイザーなどに適用してもよい。
また、実施形態は、遮蔽部材として、サイドプレート13を用いた例であるが、本発明の遮蔽部材はこれに限らず、鍵盤蓋の左右端面の付近を遮蔽する遮蔽壁を有するものであればよい。
一方、実施形態は、遮蔽部材として、ABS樹脂製のものを用いた例であるが、本発明の遮蔽部材の材質はこれに限らず、合成樹脂であればよい。例えば、遮蔽部材として、ASA樹脂製や、ACS樹脂製、AES樹脂製のものを用いてもよい。
さらに、実施形態は、突出部材として、ガイドブッシュ14を用いた例であるが、本発明の突出部材はこれに限らず、遮蔽部材の遮蔽壁から外方に突出し、腕木の案内溝に係合するとともに、鍵盤蓋が前後方向にスライドするときに腕木の案内溝によって案内されるものであればよい。
一方、実施形態は、取付具として、取付ピン15を用いた例であるが、本発明の取付具はこれに限らず、突出部材および遮蔽部材を一体に鍵盤蓋に取り付けることができるものであればよい。
また、実施形態は、サイドプレート13およびガイドブッシュ14を別個の部品として構成した例であるが、これらを1つにまとめた一体成形品で構成してもよい。
1 鍵盤蓋装置
2 電子ピアノ(鍵盤楽器)
3 ピアノ本体(楽器本体)
4 演奏部
5 鍵盤
6 腕木
7a 前ガイド溝(案内溝)
10 鍵盤蓋
12 蓋前付
13 サイドプレート(遮蔽部材)
13a 側壁部(遮蔽壁)
14 ガイドブッシュ(突出部材)
15 取付ピン(取付具)

Claims (5)

  1. 楽器本体内に配置された鍵盤を含む演奏部を前後方向にスライド式に開閉する鍵盤楽器の鍵盤蓋装置であって、
    前記楽器本体に設けられ、前記演奏部を開閉する鍵盤蓋と、
    前記楽器本体に設けられ、前記鍵盤蓋の左右端よりも外方の位置において前後方向に延び、前記鍵盤蓋の前後方向へのスライドを案内するための案内溝を有する左右一対の腕木と、
    前記鍵盤蓋の前側の左右端部にそれぞれ設けられ、前記鍵盤蓋から下方に延びるとともに前記鍵盤蓋の左右端面の付近を遮蔽する遮蔽壁を有する左右一対の遮蔽部材と、
    当該一対の遮蔽部材の前記遮蔽壁から外方にそれぞれ突出し、前記一対の腕木の前記案内溝にそれぞれ係合するとともに、前記鍵盤蓋が前後方向にスライドするときに前記一対の腕木の前記案内溝によって案内される左右一対の突出部材と、
    を備えることを特徴とする鍵盤楽器の鍵盤蓋装置。
  2. 前記一対の突出部材の各々は、取付具を介して前記一対の遮蔽部材の各々と一体に前記鍵盤蓋に取り付けられていることを特徴とする請求項1に記載の鍵盤楽器の鍵盤蓋装置。
  3. 前記一対の突出部材の各々と前記一対の遮蔽部材の各々は、互いに一体成形されていることを特徴とする請求項1に記載の鍵盤楽器の鍵盤蓋装置。
  4. 前記鍵盤蓋の前端部に設けられ、左右方向に延びる蓋前付をさらに備え、
    前記一対の遮蔽部材は、当該蓋前付の左右両側を遮蔽するように、前記鍵盤蓋に取り付けられていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の鍵盤楽器の鍵盤蓋装置。
  5. 前記一対の遮蔽部材は合成樹脂材で構成されていることを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の鍵盤楽器の鍵盤蓋装置。
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