JP6730157B2 - 鍵盤蓋スライド機構 - Google Patents

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本発明は、鍵盤楽器の鍵盤蓋を開閉するための鍵盤蓋スライド機構に関する。
鍵盤楽器は、鍵盤蓋を収納可能な大きさの収納空間を有する収納部を、鍵盤の非演奏者側に設け、その収納部内に鍵盤蓋をスライドさせて収納する構造となっている。
また、収納部内には、鍵盤蓋をスライドさせて収納させるためのスライド機構が設けられている。つまり鍵盤楽器は、スライド機構を収納部内に設置して、スライド機構がむき出しになることを抑止することで、見た目上の美しさを保っているのである(例えば、特許文献1参照)。
特開平10−207448号公報
しかし、鍵盤楽器は、上述した収納部を設けると大型化してしまう。一方、鍵盤楽器は、収納部がないとスライド機構がむき出しになってしまうので、見た目上の美しさを損なってしまう可能性がある。
本発明は、鍵盤楽器の大型化を抑止するとともに、鍵盤楽器の見た目上の美しさを保つことが可能な鍵盤蓋のスライド機構を提供することを目的とする。
請求項1に記載の発明は、鍵盤楽器の鍵盤蓋を開閉するための鍵盤蓋スライド機構に係る発明であって、鍵盤を閉じる第1位置から、前記鍵盤を開ける位置であって前記鍵盤の非演奏者側に設置された鍵盤屋根の上面上の第2位置まで、前記鍵盤蓋を平行移動させる鍵盤蓋スライド機構であって、前記鍵盤屋根のうち、前記鍵盤蓋が前記第1位置に位置するときに前記鍵盤蓋が重なる重複部分に設けられた凹部に回転可能に固定されたピニオンと、前記重複部分に固定され、前記鍵盤蓋が前記鍵盤屋根に対して上方に外れることを抑止する爪部を有する案内具と、前記鍵盤蓋の裏面のうち、前記ピニオンに対向する位置に形成されたラックであって、回転する前記ピニオンと噛合しながら前記鍵盤蓋を前記第1位置から前記第2位置まで送るラックと、前記鍵盤蓋の裏面のうち、前記案内具に対向する位置に形成された案内溝であって、前記案内具の上部を摺動可能に嵌挿させ、かつ、前記爪部を引っ掛けた状態で前記案内具を摺動させて、前記鍵盤蓋を前記第1位置から前記第2位置まで案内する案内溝と、を備える。
この鍵盤蓋スライド機構を構成するピニオンと案内具は、鍵盤屋根のうち、鍵盤蓋を開けたときも閉じたときも鍵盤蓋が重なっている重複部分に設置されている。また、鍵盤蓋スライド機構を構成するラックと案内溝は、いずれも鍵盤蓋の裏面に形成されている。つまり、本発明の鍵盤蓋スライド機構をなす各構成はいずれも、外側からは視認しにくい場所に設けられている。そのため、本発明の鍵盤蓋スライド機構は、鍵盤楽器に設けても、鍵盤楽器の見た目上の美しさを保つことができる。
また、この鍵盤蓋スライド機構を用いると、鍵盤楽器の見た目上の美しさを保ちつつ、鍵盤蓋をスライドできるので、鍵盤楽器は、鍵盤蓋を収納する収納空間を有する収納部が不要となる。したがって、本発明の鍵盤蓋スライド機構を用いると、鍵盤楽器の大型化を抑止することができる。
本発明の鍵盤蓋スライド機構は、鍵盤の並び方向に沿った左右方向に所定距離離して設置された少なくとも2つのピニオンと、凹部に配置され、それぞれのピニオンの回転軸となる1つの回転軸と、それぞれのピニオンに対向する位置に設置された複数のラックとを備えていてもよい。
この鍵盤蓋スライド機構によれば、少なくとも2つのピニオンによって鍵盤蓋が送られるので、鍵盤蓋を安定してスライドさせることができる。また、この鍵盤蓋スライド機構によれば、各ピニオンが1つの回転軸によって連結されているので、連動して回転する。そのため、この鍵盤蓋スライド機構を用いれば、回転軸に垂直な方向に安定して鍵盤蓋をスライドさせることができる。
尚、回転軸は、その軸方向と鍵の並び方向とが一致するように配置してもよい。
本発明の鍵盤蓋スライド機構は、鍵盤の並び方向の中央と、中央から並び方向に沿って左右方向に所定距離離して設置された少なくとも3つの案内具と、それぞれの案内具に対向する位置に形成された複数のラックとを備えてもよい。
この鍵盤蓋スライド機構によれば、3つの案内具によって鍵盤蓋が支えられるので、鍵盤蓋を安定してスライドさせることができる。
本発明の鍵盤蓋スライド機構は、鍵盤の並び方向の中央と、中央から並び方向に沿って左右方向に所定距離離して設置された少なくとも3つの案内具と、それぞれの案内具に対向する位置に形成された複数のラックと、左右の案内具に隣接して設置された2つのピニオンと、凹部に配置され、それぞれのピニオンの回転軸となる1つの回転軸と、それぞれのピニオンに対向する位置に設置された複数のラックとを備えてもよい。
この鍵盤蓋スライド機構によれば、少なくとも2つのピニオンによって鍵盤蓋が送られるので、鍵盤蓋を安定してスライドさせることができる。また、この鍵盤蓋スライド機構によれば、各ピニオンが1つの回転軸によって連結されているので、連動して回転する。そのため、この鍵盤蓋スライド機構を用いれば、回転軸に垂直な方向に安定して鍵盤蓋をスライドさせることができる。さらに、この鍵盤蓋スライド機構によれば、3つの案内具によって鍵盤蓋が支えられるので、鍵盤蓋を安定してスライドさせることができる。
本発明の鍵盤蓋スライド機構の案内具は、凹部内に取り付けられ、爪部を含む上部部分が鍵盤屋根上に位置する大きさに形成され、回転軸を回転可能に固定するものでもよい。
この案内具を用いれば、回転軸を回転可能に固定する構成を別に備える必要がなく、しかも爪部を引っ掛けながら案内溝を摺動させることができる。
本発明の鍵盤蓋スライド機構は、鍵盤蓋の裏面のうち、案内具に対向する位置に埋設され、案内溝を形成する第1取付部材を備えてもよい。
この第1取付部材を用いれば鍵盤蓋を直接加工することなく、鍵盤蓋に案内溝を設けることができる。
本発明の鍵盤蓋スライド機構は、鍵盤蓋の裏面のうち、案内具と案内具に隣接して設置されたピニオンとに対向する位置に埋設され、案内溝とラックとを形成する第2取付部材を備えてもよい。
この第2取付部材を用いれば鍵盤蓋を直接加工することなく、鍵盤蓋に案内溝やラックを設けることができる。
本実施形態の鍵盤楽器の(a)平面図、(b)正面図、(c)右側面図である。 本実施形態の鍵盤楽器の(a)平面図、(b)正面図、(c)右側面図である。 (a)鍵盤屋根の平面図、(b)鍵盤屋根の上面のうち、第1拡幅凹部や第2拡幅凹部が形成された部分の拡大図、(c)(b)の矢印3cの方向に鍵盤屋根を見た側面図である。 案内具及びピニオンの斜視図である。 鍵盤蓋の裏面図である。 第1取付部材の(a)平面図、(b)正面図、(c)(a)の6c矢視図である。 第2取付部材の(a)平面図、(b)正面図、(c)(a)の7c断面図である。 鍵盤蓋を鍵盤楽器の本体に取り付けたときに、案内具が案内溝に嵌められ、ピニオンがラックに歯合された様子を、演奏者側から非演奏者側に向かって正面視した模式図である。
以下に本発明の例示的な実施形態について図面を参照しながら説明する。
本実施形態の鍵盤楽器1は、図1及び図2に示すように、直方体形状に形成された本体2と、平板形状に形成された鍵盤蓋3とを備えている。本体2には、88鍵からなる鍵盤20が設置され、鍵盤20の非演奏者側には、水平面に沿った平坦な上面を有する鍵盤屋根22(図2(a))を備えている。
本実施形態の鍵盤楽器1は、図2に示すように、鍵盤蓋3を、鍵盤20を閉じる第1位置から、図1に示すように、鍵盤20を開ける位置であって鍵盤屋根22(図2(a))の上面上の第2位置まで、鍵盤屋根22の上面に沿って鍵盤蓋3を平行移動させることで鍵盤蓋3を開けることができる。
次に、鍵盤蓋3を開閉するための構成である鍵盤蓋スライド機構4について説明する。
まず、鍵盤蓋スライド機構4が設置される鍵盤屋根22について、図3を用いて説明する。
鍵盤屋根22には、図3(a)に示すように、鍵盤蓋3が第1位置(図2参照)に位置するときに鍵盤蓋3と重なる重複部分23(図3中の斜線部分)に凹部24が設けられている。この凹部24は、鍵盤20の並び方向に沿って長尺状に形成された細長い溝である。この凹部24の長手方向の中央には、後述する案内具を設置することが可能な大きさの第1拡幅凹部25を有する。また、この凹部24の長手方向の中央から、左右(鍵の並び方向に沿った方向)に等距離の位置にも第1拡幅凹部25が形成されている。さらに、左右の第1拡幅凹部25の外側には、後述するピニオンを設置可能な第2拡幅凹部26が第1拡幅凹部25に隣接して形成されている。
これら第1拡幅凹部25及び第2拡幅凹部26に設置される案内具5及びピニオン6について、図4を用いて説明する。
案内具5は、図4(a)に示すように、本体50と、爪部52とを有する。
本体50は、直方体形状に形成されている。本体50の面積が最も大きい2つの面(以下、軸通面51という)の中央には、本体50を貫通して設けられた軸通孔55が形成されている。また、軸通面51の4つの周囲側面のうち長尺な2つの周囲側面には、本体50を貫通して設けられた2つのネジ孔54が、その長手方向に沿って並べて形成されている。爪部52は、軸通面51の縁部のうち、ネジ孔54が形成された一方の周囲側面(以下、上面53という)側の縁部から軸通面51に対して垂直に立設されている。爪部52は上面53の長手方向に沿った長尺な形状に形成されている。
ピニオン6は、図4(b)に示すように、外周面上に複数の歯61が形成された円柱状に形成された本体60を備えている。そして本体60の軸中心には、後述する回転軸棒を通す軸受孔62が形成されている。この軸受孔62は、ピニオンが後述する回転軸棒に対して軸周りにずれないように、円の一部をカットしたような断面形状をなしている。
このように形成された案内具5及びピニオン6は、図3(b)に示すように、設置される。
案内具5は、凹部24の長手方向と上面53の長手方向とが垂直になるように、第1拡幅凹部25内に固定される。またこのとき、案内具5は、図3(c)に示すように、爪部52側の上面53を含む案内具5の一部と爪部52が鍵盤屋根22の上面上に突出するように固定される。案内具5はネジ孔54にネジを通して鍵盤屋根22に螺入させることで鍵盤屋根22に固定される。
ピニオン6は、凹部24の長手方向とピニオン6の中心軸とが平行になるように、第2拡幅凹部26内に回転可能に固定される。またこのとき、ピニオン6は、図3(c)に示すように、一部が鍵盤屋根22の上面上に突出するように固定される。このとき、ピニオン6の図示しない中心軸は第2拡幅凹部26内に位置する。
このように固定された各案内具5には、凹部24内に配置される回転軸棒7が案内具5の各軸通孔55に通され、回転軸棒7は各案内具5に回転可能に固定される。また、回転軸棒7の両端にはピニオン6が同軸状に固定される。
次に、鍵盤蓋スライド機構4のうち、鍵盤蓋3に設けられる構成について、図5を用いて説明する。
鍵盤蓋3の裏面には、鍵盤屋根22に取り付けられた中央の案内具5に対向する位置に、後述する案内溝を形成する第1取付部材8が埋設されている。また、鍵盤蓋3の裏面には、鍵盤屋根22に取り付けられた左右の案内具5及び各ピニオン6に対向する位置に、後述する案内溝及びラックを形成する第2取付部材9が埋設されている。
第1取付部材8は、図6に示すように、断面コ字状に形成されたレール80を備えている。レール80には、一方のコの字の端部から他方のコの字の端部側に向かって突出した爪82が形成されている。レール80が形成するコの字の内側は、案内具5を案内する案内溝84となる。案内具5は、案内溝84に沿って案内されるとき、爪部52を爪82に引っ掛けた状態で案内される。また、第1取付部材8には、鍵盤蓋3に固定するためのネジ取付片89が6つ設けられている。
第2取付部材9は、図7に示すように、第1取付部材8よりも幅広な断面コ字状に形成されたレール90を備えている。レール90には、一方のコの字の端部から他方のコの字の端部側に向かって突出した爪92が形成されている。レール90の内側には、幅方向の爪92の側に案内溝94が形成され、その反対側にはラック96が形成されている。案内具5は、案内溝94に沿って案内されるとき、爪部52を爪82に引っ掛けた状態で案内される。ピニオン6は、案内具5によって鍵盤蓋3がスライドするとき、ラック96に歯合しながら回転して、ラック96上を移動する。また、第2取付部材9には、鍵盤蓋3に固定するためのネジ取付片99が6つ設けられている。
尚、案内溝94は、ラック96よりも深く構成されており、これによって案内溝94とラック96との境界部分には段差ができる。この段差によって、案内具5がラック96側に外れずに案内溝94内を摺動することとなる。
次に、以上のように構成された鍵盤蓋スライド機構4が組み込まれた鍵盤楽器1の組立方について、図8を用いて説明する。
まず、各案内具5の各爪部52が、第1取付部材8の爪82及び第2取付部材9の爪92に引っ掛かるように、第1取付部材8及び第2取付部材9の長手方向の側面側から、各案内具5を第1取付部材8の案内溝84及び第2取付部材9の案内溝94に嵌め込む。すると、各第2取付部材9の各ラック96には、各第2取付部材9の各ピニオン6が歯合し、各ピニオン6は各ラック96上を回転しながら移動する。その後、第1取付部材8及び第2取付部材9の長手方向の両端を閉じる。
このように組み立てられた後、鍵盤蓋3を鍵盤を閉じる第1位置から、鍵盤屋根22上の第2位置に押すと、各案内具5が、第1取付部材8の案内溝84及び第2取付部材9の案内溝94内を摺動するため、鍵盤蓋3が、鍵盤屋根22に沿った面上で回転等することなく、鍵の並び方向に垂直な方向に移動する。しかも、各ピニオン6が各ラック96に乗りながら回転することで、各ピニオン6が鍵盤蓋3の重量を支えながら鍵盤屋根22上を平行移動させるので、各案内具5が摺動しても、比較的軽い力で鍵盤蓋3は移動する。これによって、本実施形態の鍵盤楽器1では、鍵盤蓋3が鍵盤屋根22の上面に対して平行にスライドして、鍵盤20を開けることができる。
以上説明した本実施形態の鍵盤楽器1の特徴的な作用効果について以下説明する。
本実施形態の鍵盤楽器1は、鍵盤蓋スライド機構4を構成する案内具5やピニオン6が、鍵盤屋根22のうち、鍵盤蓋3を開けたときも閉じたときも鍵盤蓋3が重なっている重複部分23に設置されている。また、鍵盤蓋スライド機構4を構成する第1取付部材8も第2取付部材9も鍵盤蓋3の裏面に取り付けられている。つまり、本実施形態の鍵盤蓋スライド機構4をなす各構成はいずれも、外側からは視認しにくい場所に設けられている。そのため、本実施形態の鍵盤蓋スライド機構4は、鍵盤楽器1に設けても、鍵盤楽器1の見た目上の美しさを保つことができる。
また、この鍵盤蓋スライド機構4を用いると、鍵盤楽器1の見た目上の美しさを保ちつつ、鍵盤蓋3をスライドできるので、鍵盤楽器1は、鍵盤蓋3を収納する収納空間を有する収納部が不要となる。したがって、本実施形態の鍵盤蓋スライド機構4を用いると、鍵盤楽器1の大型化を抑止することができる。
また、本実施形態の鍵盤蓋スライド機構4によれば、2つのピニオン6によって鍵盤蓋3が送られるので、鍵盤蓋3を軽い力でスライドさせることができる。また、この鍵盤蓋スライド機構4によれば、各ピニオンが1つの回転軸棒7によって連結され、回転速度が常に同じになるので、安定して鍵盤蓋3をスライドさせることができる。
また、本実施形態の鍵盤蓋スライド機構4によれば、案内具5が回転軸棒7を回転可能に固定するので、回転軸棒7を回転可能に固定する構成を別に備える必要がない。故に、鍵盤蓋スライド機構4の簡素化を図ることができる。
[他の実施形態]
以上、実施形態について説明したが、特許請求の範囲に記載された発明は、上記実施形態に限定されることなく、種々の形態を採り得ることは言うまでもない。
(1)上記実施形態では、2つのピニオン6、3つの案内具5を用いたが、これらの数は、上記実施形態で示した数に限られるものではない。
(2)上記実施形態では、第1取付部材8や第2取付部材9用いることで鍵盤蓋3に案内溝84、94やラック96を配置したが、これら案内溝やラックは鍵盤蓋3を直接加工して形成してもよい。
本発明の各構成要素は概念的なものであり、上記実施形態に限定されない。例えば、1つの構成要素が有する機能を複数の構成要素に分散させたり、複数の構成要素が有する機能を1つの構成要素に統合したりしてもよい。また、上記実施形態の構成の少なくとも一部を、同様の機能を有する公知の構成に置き換えてもよい。また、上記実施形態の構成の少なくとも一部を、他の上記実施形態の構成に対して付加、置換等してもよい。
1…鍵盤楽器、2…本体、3…鍵盤蓋、4…鍵盤蓋スライド機構、5…案内具、
6…ピニオン、7…回転軸、8…第1取付部材、9…第2取付部材、20…鍵盤、
22…鍵盤屋根、24…凹部、25…第1拡幅凹部、26…第2拡幅凹部、
50…本体、51…軸通面、52…爪部、53…上面、54…ネジ孔、55…軸通孔、
60…本体、61…歯、62…軸受孔、80…レール、82…爪、84…案内溝、
89…ネジ取付片、90…レール、92…爪、94…案内溝、96…ラック、
99…ネジ取付片。

Claims (7)

  1. 鍵盤楽器の鍵盤蓋を開閉するための鍵盤蓋スライド機構であって、
    鍵盤を閉じる第1位置から、前記鍵盤を開ける位置であって前記鍵盤の非演奏者側に設置された鍵盤屋根の上面上の第2位置まで、前記鍵盤蓋を平行移動させる鍵盤蓋スライド機構であって、
    前記鍵盤屋根のうち、前記鍵盤蓋が前記第1位置に位置するときに前記鍵盤蓋と重なる重複部分に設けられた凹部に回転可能に固定されたピニオンと、
    前記重複部分に固定され、前記鍵盤蓋が前記鍵盤屋根に対して上方に外れることを抑止する爪部を有する案内具と、
    前記鍵盤蓋の裏面のうち、前記ピニオンに対向する位置に形成されたラックであって、回転する前記ピニオンと噛合しながら前記鍵盤蓋を前記第1位置から前記第2位置まで送るラックと、
    前記鍵盤蓋の裏面のうち、前記案内具に対向する位置に形成された案内溝であって、前記案内具の上部を摺動可能に嵌挿させ、かつ、前記爪部を引っ掛けた状態で前記案内具を摺動させて、前記鍵盤蓋を前記第1位置から前記第2位置まで案内する案内溝と、
    を備える鍵盤蓋スライド機構。
  2. 鍵盤の並び方向に沿った左右方向に所定距離離して設置された少なくとも2つの前記ピニオンと、
    前記凹部に配置され、それぞれの前記ピニオンの回転軸となる1つの回転軸と、
    それぞれの前記ピニオンに対向する位置に設置された複数の前記ラックと
    を備える請求項1に記載の鍵盤蓋スライド機構。
  3. 鍵盤の並び方向の中央と、前記中央から前記並び方向に沿って左右方向に所定距離離して設置された少なくとも3つの前記案内具と、
    それぞれの前記案内具に対向する位置に形成された複数の前記ラックと
    を備える請求項1又は請求項2に記載の鍵盤蓋スライド機構。
  4. 鍵盤の並び方向の中央と、前記中央から前記並び方向に沿って左右方向に所定距離離して設置された少なくとも3つの前記案内具と、
    それぞれの前記案内具に対向する位置に形成された複数の前記ラックと、
    左右の前記案内具に隣接して設置された2つの前記ピニオンと、
    前記凹部に配置され、それぞれの前記ピニオンの回転軸となる1つの回転軸と、
    それぞれの前記ピニオンに対向する位置に設置された複数の前記ラックと
    を備える請求項1に記載の鍵盤蓋スライド機構。
  5. 前記案内具は、前記凹部内に取り付けられ、前記爪部を含む上部部分が前記鍵盤屋根上に位置する大きさに形成され、前記回転軸を回転可能に固定する
    請求項2〜4のいずれか1項に記載の鍵盤蓋スライド機構
  6. 前記鍵盤蓋の裏面のうち、前記案内具に対向する位置に埋設され、前記案内溝を形成する第1取付部材
    を備える請求項1〜5のいずれか1項に記載の鍵盤蓋スライド機構。
  7. 前記鍵盤蓋の裏面のうち、前記案内具と前記案内具に隣接して設置された前記ピニオンとに対向する位置に埋設され、前記案内溝と前記ラックとを形成する第2取付部材
    を備える請求項1〜6のいずれか1項に記載の鍵盤蓋スライド機構。
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