JP2009243041A - フラップ扉付キャビネット - Google Patents
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Abstract
【解決手段】内側板9bに、ねじりコイルばね11の延出部11bの端部を、付勢力を変更しうる方向に案内するガイド溝17aを有する微調整金具17を設けるとともに、微調整金具17に、ガイド溝17aにより案内されるねじりコイルばねの延出部11bの端部を、ガイド溝17aに沿って移動させる調整ねじ19を設け、扉8を支持する支持アーム12に、ねじりコイルばね11の延出部11cを選択的に係止させることにより、ねじりコイルばね11の付勢力を変更しうるようにした複数の係止孔18を設ける。
【選択図】 図4
Description
このようなキャビネットには、前面開口部を開閉する扉として、下端部を前上方に持ち上げて開くフラップ扉が多く用いられている(例えば特許文献1〜4参照)。
(1) 前面が開口する箱状のキャビネット本体における前面開口部を開閉する扉を、キャビネット本体の両側板に枢着した支持アームにより、前記キャビネット本体の前面開口部を閉塞する閉止位置より、上方に回動させて開くことができるように支持し、かつ前記扉を、開く方向に向かって付勢する付勢手段を設けたフラップ扉付キャビネットにおいて、前記付勢手段を、線材を螺旋状に巻回した巻回部を、前記支持アームの枢軸部分に遊嵌し、前記巻回部から延出する線材の一方の延出部を側板に、かつ他方の延出部を前記支持アームに係止することにより、扉を開く方向に付勢するねじりコイルばねとし、かつ前記側板と支持アームとの少なくともいずれか一方に、ねじりコイルばねの延出部を選択的に係止させることにより、ねじりコイルばねの付勢力を変更しうるようにした複数の係止孔を設ける。
したがって、左右方向の長さとそれに伴う重量が異なる複数種類の扉を備えるキャビネットにも、同一のねじりコイルばねを共通して使用することができる。
したがって、左右方向の長さとそれに伴う重量が異なる複数種類の扉を備えるキャビネットにも、同一のねじりコイルばねを共通して使用することができる。
したがって、左右方向の長さとそれに伴う重量が異なる複数種類の扉を備えるキャビネットにも、同一のねじりコイルばねを共通して使用することができる。
図1は、本発明の一実施形態を備えるキャビネット付デスクの斜視図である。
このデスク1は、左右1対の側脚2、2と、両側脚2、2上に設けられた天板3と、各側脚2の上部後端に連結された左右方向を向く横連結材4とを備えており、天板2の後端と横連結材4との間には、OA機器等の配線収容用の配線ダクト4aが形成されるとともに、この配線ダクト4a内の左右両側部には、左右1対の支柱5、5が立設され、両支柱5、5によってフラップ扉付キャビネット6が支持されている。なお、図示の例では、1個のキャビネット6を両支柱5、5によって支持しているが、複数のキャビネットを左右方向に並べて両支柱5、5によって支持することもある。
また、左右の支持アーム12、12の上縁には、扉8が全開位置まで開いたとき、キャビネット本体7の天板7bの前端部が嵌合するようにした凹部12aが設けられ、このような構成とすることによっても、扉8を短い回動半径で大きく開くことができるようにしてある。なお、切欠き7aが設けられた内側板9bの上部前縁および天板7bの前端面は、枢軸である段付ねじ13から扉8までの最短距離を半径とする円弧に近接する円弧または弦とするのが好ましい。
ガイド溝17aの方向は、図示の例では、前後方向を向くようにしてあるが、それに沿ってねじりコイルばね11の折曲端部11dが移動することにより、ねじりコイルばね11の初期付勢力が変動しうるような方向であれば、どのような方向でもよい。
なお、図示の実施形態においては、複数の係止孔18を、段付きねじ13を中心とする同一円周上に、1列として設けてあるが、段付きねじ13を中心とする半径の異なる複数の円周に沿って複数列として設けてもよい。
この場合は、折曲端部11eを、半径の大きい円周上に設けた下方の係止孔18に嵌合することにより、ねじりコイルばね11の初期付勢力を大とすることができる。
このラッチレバー22は、左右の内側板9b、9bを貫通して、その両側方に突出する左右方向を向く回動軸23と、その回動軸23の両端部に筒部24aが嵌合されて固着され、筒部24aの外端から底板16を越えて下方に向かって側面視扇形に広がる左右1対の回動レバー24、24と、この左右の回動レバー24、24の下端部に両側端が固着され、底板16の下面に設けられた凹入溝16b内において、前後方向に回動可能として配設され、さらに、キャビネット本体の左右方向のほぼ全長に亘る左右方向の角管により形成された操作杆(操作部)25と、内側板9bと回動レバー24における筒部24aとの間において回動軸23に枢着されるとともに、筒部24aと所要の遊びをもって連係され、かつ先端部に、支持アーム12の前端部外側面に突設した被係合部である係止ピン26と係脱しうるフック状の係止部27aを有する係止部材27とを備えている。
この長孔28とピン29との係合により、係止部材27は、筒部24aと所要の遊びをもって、すなわち、回動軸23回りに所定角度相対回動可能として連係されている。
例えば、上記実施形態においては、ねじりコイルばね11の一方の延出部11bの先端部を、内側板9bに固着した微調整金具17のガイド溝17aに嵌合し、調整ねじ19を回転させることにより、延出部11bの先端部をガイド溝17aに沿って移動しうるようにするとともに、ねじりコイルばね11の他方の延出部11cの先端部を、支持アーム12における段付きねじ13を中心とする同一円周上に設けた複数の係止孔18のいずれかに選択的に嵌合するようにしてあるが、内側板9bに、複数の係止孔18を設けて、これに一方の延出部11bの先端部を、選択的に嵌合しうるようにし、かつ支持アーム12に、調整ねじ19を有する微調整金具17を設けて、そのガイド溝17aに、他方の延出部11cの先端部を嵌合するようにしてもよい。
このような構成とすると、ねじりコイルばねの付勢力を段階的に変更することができ、特に、側板9と支持アーム12との両方に、複数の係止孔18を設けた場合は、ねじりコイルばねの付勢力の変更可能範囲を著しく大とすることができる。
このような構成とすると、ねじりコイルばねの付勢力を、無段階的に精密に変更することができる。
2 側脚
3 天板
4 横連結材
4a配線ダクト
5 支柱
6 キャビネット
7 キャビネット本体
7a切欠き
7b天板
8 扉
9 側板
9a外側板
9b内側板
10 ボス
11 ねじりコイルばね(付勢手段)
11a巻回部
11b、11c 延出部
11d、11e 折曲端部
12 支持アーム
12a凹部
12b段部
13 段付ねじ(枢軸)
14 タッピンねじ
15 閉塞部材
16 底板
16a傾斜面
16b凹入溝
17 微調整金具
17aガイド溝
18 係止孔
19 調整ねじ
20 ダンパー
21 ダンパーピン
22 ラッチレバー
23 回動軸
24 回動レバー
24a筒部
25 操作杆(操作部)
26 係止ピン(被係合部)
27 係止部材
27a係止部
27b傾斜縁
28 長孔
29 ピン
30 ねじりコイルばね(付勢手段)
30a巻回部
30b、30c 延出部
31 ストッパピン
32 ラッチレバー本体
Claims (6)
- 前面が開口する箱状のキャビネット本体における前面開口部を開閉する扉を、キャビネット本体の両側板に枢着した支持アームにより、前記キャビネット本体の前面開口部を閉塞する閉止位置より、上方に回動させて開くことができるように支持し、かつ前記扉を、開く方向に向かって付勢する付勢手段を設けたフラップ扉付キャビネットにおいて、
前記付勢手段を、線材を螺旋状に巻回した巻回部を、前記支持アームの枢軸部分に遊嵌し、前記巻回部から延出する線材の一方の延出部を側板に、かつ他方の延出部を前記支持アームに係止することにより、扉を開く方向に付勢するねじりコイルばねとし、かつ前記側板と支持アームとの少なくともいずれか一方に、ねじりコイルばねの延出部を選択的に係止させることにより、ねじりコイルばねの付勢力を変更しうるようにした複数の係止孔を設けたことを特徴とするフラップ扉付キャビネット。 - 前面が開口する箱状のキャビネット本体における前面開口部を開閉する扉を、キャビネット本体の両側板に枢着した支持アームにより、前記キャビネット本体の前面開口部を閉塞する閉止位置より、上方に回動させて開くことができるように支持し、かつ前記扉を、開く方向に向かって付勢する付勢手段を設けたフラップ扉付キャビネットにおいて、
前記付勢手段を、線材を螺旋状に巻回した巻回部を、前記支持アームの枢軸部分に遊嵌し、前記巻回部から延出する線材の一方の延出部を側板に、かつ他方の延出部を前記支持アームに係止することにより、扉を開く方向に付勢するねじりコイルばねとし、かつ前記側板と支持アームとの少なくともいずれか一方に、ねじりコイルばねの延出部の端部を、付勢力を変更しうる方向に案内するガイド溝を有する微調整金具を設けるとともに、前記微調整金具に、ガイド溝により案内されるねじりコイルばねの延出部の端部を、ガイド溝に沿って移動させる調整ねじを設けたことを特徴とするフラップ扉付キャビネット。 - 前面が開口する箱状のキャビネット本体における前面開口部を開閉する扉を、キャビネット本体の両側板に枢着した支持アームにより、前記キャビネット本体の前面開口部を閉塞する閉止位置より、上方に回動させて開くことができるように支持し、かつ前記扉を、開く方向に向かって付勢する付勢手段を設けたフラップ扉付キャビネットにおいて、
前記付勢手段を、線材を螺旋状に巻回した巻回部を、前記支持アームの枢軸部分に遊嵌し、前記巻回部から延出する線材の一方の延出部を側板に、かつ他方の延出部を前記支持アームに係止することにより、扉を開く方向に付勢するねじりコイルばねとし、かつ前記側板と支持アームとのいずれか一方に、ねじりコイルばねの延出部を選択的に係止させることにより、ねじりコイルばねの付勢力を変更しうるようにした複数の係止孔を設け、かつ前記側板と支持アームとのいずれか他方のものに、ねじりコイルばねの延出部の端部を、付勢力を変更しうる方向に案内するガイド溝を有する微調整金具を設けるとともに、前記微調整金具に、ガイド溝により案内されるねじりコイルばねの延出部の端部を、ガイド溝に沿って移動させる調整ねじを設けたことを特徴とするフラップ扉付キャビネット。 - 複数の係止孔を、支持アームの枢軸を中心とする同一円周上に並べて設けたことを特徴とする請求項1または3記載のフラップ扉付キャビネット。
- 複数の係止孔を、支持アームの枢軸を中心とする半径の異なる複数の円周に沿って複数列設けたことを特徴とする請求項1、3および4のいずれかに記載のフラップ扉付キャビネット。
- 支持アームの前部上縁に、扉を開いたときに、キャビネット本体における天板の前端部が嵌合するようにした凹部を設けたことを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載のフラップ扉付キャビネット。
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