JP5271801B2 - キャビネットおよびキャビネットの取付構造 - Google Patents

キャビネットおよびキャビネットの取付構造 Download PDF

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Description

本発明は、アウトセット式の引戸を備えるキャビネットと、このキャビネットを壁面に取り付けてなるキャビネットの取付構造に関する。
従来、キャビネット等の家具において、上吊り式の引戸が開閉の容易性から数多く使用されている。この種の上吊り式引戸としては、一般に、キャビネットの天板や地板、側板の前面部分よりもキャビネットの内側に設けられるインセット型の引戸が使用されている。しかし、このようなインセット型の引戸の場合、上述のように、引戸自体がキャビネットの内側に入るため、天板や地板、側板の前面部分が引戸の周囲に目立つように露出することになる。
そこで、このようにキャビネットの天板や地板、側板の前面部分が引戸の周囲に目立つように露出することを防ぐために、特許文献1に記載のようなアウトセット式の引戸が提案されている。
2002−242516号公報
ところが、特許文献1に記載のようなアウトセット式の引戸は、上レールがキャビネットの天板の上面に突出して取り付けられているため、引戸が天板を覆う大きさに形成されている場合であっても、引戸をスライドさせてキャビネットの開口部を開放する時に、上レールがキャビネットの正面に露出してしまうという問題があった。
本発明の課題は、引戸をスライドさせるためのレールが目立つことを確実に防ぎ、周囲の外観性を向上させることが可能なキャビネットおよびキャビネットの取付構造を提供することを目的とする。
請求項1に記載の発明は、キャビネット10であって、例えば図1〜図6に示すように、天板21と、地板22と、これら天板21と地板22の両側端部間に設けられる側板23,23と、これら天板21と地板22と両側板23,23の背面側に設けられる背板24とからなり、正面部が前方に向かって開口する本体ボックス20と、
この本体ボックス20の正面部に左右にスライド可能に設けられるとともに、正面開口部20aの開口面積の約半分の面積を閉塞可能な引戸装置30とを備えており、
前記引戸装置30は、前記天板21の下面の正面部側端部に、該天板21の長さ方向に沿って設けられる上レール31と、
前記地板22の上面の正面部側端部に、該地板22の長さ方向に沿って設けられる下レール32と、
これら上レール31と下レール32との間に、該上レール31および下レール32の長さ方向に沿ってスライドする引戸本体33と、
この引戸本体33の前面部33aに前記本体ボックス20の正面側端面よりも前方に位置するようにして取り付けられるとともに、この引戸本体33よりも幅方向および高さ方向に広くなるように形成される化粧板材34とを有することを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、前記引戸装置30は、前記上レール31および下レール32の長さ方向に沿ってスライドする引戸本体33と、この引戸本体33の前面部に前記本体ボックス20の正面側端面よりも前方に位置するようにして取り付けられるとともに、この引戸本体33よりも幅方向および高さ方向に広くなるように形成される化粧板材34とを有するので、この化粧板材34を前記本体ボックス20の正面側端面よりも前方に取り付けた状態で、前記引戸本体33をスライドさせて、前記本体ボックス20の正面開口部20aを開閉することができる。
これによって、従来に比して、前記引戸本体33をスライドさせるための上下レール31,32が目立つことを確実に防ぐことができるので、前記引戸装置30の周囲の外観性を向上させることが可能となる。
請求項2に記載の発明は、例えば図2,図5,図6に示すように、請求項1に記載のキャビネット10において、
前記引戸本体33は、この引戸本体33の前面部33aが前記本体ボックス20の正面側端面よりも前方に突出するようにして形成されていることを特徴とする。
請求項2に記載の発明によれば、前記引戸本体33は、この引戸本体33の前面部33aが前記本体ボックス20の正面側端面よりも前方に突出するようにして形成されているので、この引戸本体33の前面部33aに取り付けられる化粧板材34を、前記本体ボックス20の正面側端面よりも前方に位置するようにして確実に取り付けることができる。したがって、この化粧板材34を、前記引戸本体33よりも幅方向および高さ方向に広くなるように形成できるだけでなく、延いては、前記本体ボックス20の正面側端面よりも幅方向および高さ方向に広くなるように形成することも可能となるので、所有者の要望に応じて、前記化粧板材34を任意の大きさに設定することができる。
請求項3に記載の発明は、例えば図2および図3に示すように、請求項1または2に記載のキャビネット10において、
前記本体ボックス20は、この本体ボックス20内部の略中央に位置し、かつ前記両側板23,23と対向するようにして設けられる中仕切り板25を備えており、
この中仕切り板25の正面側端面25aは、前記上下のレール31,32に沿ってスライドする引戸本体33の背面部33bの通過位置よりも若干本体ボックス20内部側に位置していることを特徴とする。
請求項3に記載の発明によれば、前記本体ボックス20は、この本体ボックス20内部の略中央に位置し、かつ前記両側板23,23と対向するようにして設けられる中仕切り板25を備えているので、この中仕切り板25によって前記本体ボックス20内部を左右に仕切ることができる。
また、前記中仕切り板25の正面側端面25aは、前記上下のレール31,32に沿ってスライドする引戸本体33の背面部33bの通過位置よりも若干本体ボックス20内部側に位置しているので、前記中仕切り板25によって前記引戸本体33の移動を妨げることを確実に防ぐことができる。
請求項4に記載の発明は、例えば図2に示すように、請求項3に記載のキャビネット10において、
前記引戸本体33の幅方向の長さが、一方の前記側板23の内側面から、前記中仕切り板25の、該一方の側板23の内側面と対向する側面とは反対の側面までの長さと略等しくなるように設定されていることを特徴とする。
請求項4に記載の発明によれば、前記引戸本体33の幅方向の長さが、一方の前記側板23の内側面から、前記中仕切り板25の、該一方の側板23の内側面と対向する側面とは反対の側面までの長さと略等しくなるように設定されているので、前記引戸本体33を、この引戸本体33の一方の側端部が前記一方の側板23の内側面に近接する位置まで移動させた際に、前記引戸本体33の他方の側端部は、前記中仕切り板25の、一方の側板23の内側面と対向する側面とは反対の側面に近接する位置に配置されることになる。
すなわち、例えば、前記引戸本体33の幅方向の長さが、前記一方の側板23の内側面から、前記中仕切り板25の、該一方の側板23の内側面と対向する側面までの長さよりも短い場合は、前記引戸本体33をスライドさせて、前記本体ボックス20の一方の端部まで移動させた際に、前記引戸本体33の他方の側端部と前記中仕切り板25の正面側端面25aとの間に、前記引戸本体33および化粧板材34によって閉塞された本体ボックス20内部が見えてしまうような隙間が形成されてしまうことになる。このため、前記引戸本体33の幅方向の長さを、一方の前記側板23の内側面から、前記中仕切り板25の、該一方の側板23の内側面と対向する側面とは反対の側面までの長さと略等しくなるように設定しておくことによって、前記引戸本体33をスライドさせて、前記本体ボックス20の一方の端部まで移動させた際に、前記引戸本体33の他方の側端部と前記中仕切り板25とが重なり合うことになるので、前記引戸本体33および化粧板材34によって閉塞された本体ボックス20の内部を、引戸本体33の背面部33bと中仕切り板25との間の隙間から見えてしまうことを確実に防ぐことができる。
請求項5に記載の発明は、例えば図2および図6に示すように、請求項1〜4のいずれか一項に記載のキャビネット10を壁面1に取り付けてなるキャビネット10の取付構造であって、
前記本体ボックス20の背面側に、前記壁面1に取り付けられた係止部材2に係止する固定部材26が取り付けられており、
前記本体ボックス20が、前記固定部材26を前記係止部材2に係止するようにして、前記壁面1に取り付けられていることを特徴とする。
請求項5に記載の発明によれば、前記本体ボックス20の背面側に、前記壁面1に取り付けられた係止部材2に係止する固定部材26が取り付けられており、前記本体ボックス20が、前記固定部材26を前記係止部材2に係止するようにして、前記壁面1に取り付けられているので、前記本体ボックス20を前記壁面1に確実に取り付けることができ、延いてはキャビネット10を確実に壁面1に取り付けることができる。
また、このように前記引戸装置30の周囲の外観性を向上させることが可能なキャビネット10を前記壁面1に取り付けできるので、延いては前記壁面1の周囲の外観性を向上させることも可能となる。
さらに、前記キャビネット10の壁面1への取付作業は、前記固定部材26を前記係止部材2に係止するようにして行うだけで済むので、容易となる。
本発明によれば、本体ボックスの正面部に左右にスライド可能に設けられるとともに、この本体ボックスの正面開口部の開口面積の約半分の面積を閉塞可能な引戸装置は、上レールおよび下レールの長さ方向に沿ってスライドする引戸本体と、この引戸本体の前面部に本体ボックスの正面側端面よりも前方に位置するようにして取り付けられるとともに、この引戸本体よりも幅方向および高さ方向に広くなるように形成される化粧板材とを有するので、この化粧板材を本体ボックスの正面側端面よりも前方に取り付けた状態で、引戸本体をスライドさせて、本体ボックスの正面開口部を開閉することができる。
これによって、従来に比して、引戸本体をスライドさせるための上下レールが目立つことを確実に防ぐことができるので、引戸装置の周囲の外観性を向上させることが可能となる。
本発明のキャビネットを示す斜視図である。 図1に示すキャビネットの平断面図である。 図1に示すキャビネットの概略正面図である。 図3に示すキャビネットの右側端部を示す拡大図である。 図3に示すキャビネットの側断面拡大図である。 本発明のキャビネットの取付構造を示す概略断面図である。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。
図1は本発明に係るキャビネットの一例を示す斜視図である。
図1において符号10は、キャビネットを示す。このキャビネット10は、天板21と、地板22と、これら天板21と地板22の両側端部間に設けられる側板23,23と、これら天板21と地板22と両側板23,23の背面側に設けられる背板24とからなり、正面部が前方に向かって開口する本体ボックス20と、この本体ボックス20の正面部に左右にスライド可能に設けられるとともに、正面開口部20aの開口面積の約半分の面積を閉塞可能な引戸装置30とを備えている。
なお、この引戸装置30は、このように前記本体ボックス20の正面開口部20aの開口面積の約半分の面積を閉塞可能なものであるから、前記正面開口部20aは、常に約半分が前記引戸装置30によって閉塞され、もう約半分が開放された状態となる。
前記本体ボックス20は、図1〜図3に示すように、幅方向に長尺になるように形成されている。すなわち、前記天板21および地板22の長さが長くなるように形成されており、前記引戸装置30の2倍に近い程度の長さに設定されている。
また、前記天板21と地板22と側板23,23の奥行き方向の長さは略等しくなるように設定されている。したがって、これら天板21と地板22と側板23,23とで構成される本体ボックス20の正面側端面および背面側端面は段差のない面一の状態となっている。
また、この本体ボックス20は、この本体ボックス20内部の略中央に位置し、かつ前記両側板23,23と対向するようにして設けられる中仕切り板25を備えている。
また、前記背板24は、例えば本体ボックス20の略中央に前記中仕切り板25が設けられることによって、前記両側板23,23それぞれと前記中仕切り板25との間に2枚設けられることになる。
さらに、本実施の形態の背板24,24として、前記天板21や地板22、側板23,23に比して厚みの薄い板材を使用する場合は、これら背板24,24を確実に取り付けるため、前記天板21、地板22、側板23,23、中仕切り板25には、図2および図6に示すように、前記背板24,24の周縁部が嵌め込まれる溝21b,22b,23a,25bがそれぞれ形成されている。
すなわち、前記背板24の上端部は、前記天板21の背面側端部の下面に形成される溝21bに嵌め込まれ、下端部は、前記地板22の背面側端部の上面に形成される溝22bに嵌め込まれ、両側端部は、前記両側板23,23の背面側端部の内側面に形成される溝23a,23aと、前記中仕切り板25の前記両側板23,23に対向する両側面に形成される溝25bとに嵌め込まれている。
なお、前記天板21と、地板22と、両側板23,23と、中仕切り板25のそれぞれの厚みは、略等しくなるように形成されており、前記本体ボックス20を正面から見た際の意匠の統一感を生み出すことができるようになっている。
さらに、例えば、このキャビネット10と隣接する家具や、同一部屋内に設けられる家具の構成部材の厚みやサイズを略等しくなるように形成することで、部屋全体の外観性の向上を図れるので好ましい。
前記引戸装置30は、前記天板21の下面の正面部側端部に、該天板21の長さ方向に沿って設けられる上レール31と、前記地板22の上面の正面部側端部に、該地板22の長さ方向に沿って設けられる下レール32と、これら上レール31と下レール32との間に、該上レール31および下レール32の長さ方向に沿ってスライドする引戸本体33と、この引戸本体33の前面部33aに前記本体ボックス20の正面側端面よりも前方に位置するようにして取り付けられるとともに、この引戸本体33よりも幅方向および高さ方向に広くなるように形成される化粧板材34とを有する。
前記引戸本体33は、矩形状に形成された板材であり、図4および図5に示すように、前記上レール31と下レール32とに対応する引戸金具31a,32aをそれぞれ備えている。
前記引戸金具31aは、前記引戸本体33の上端部の両端に設けられており、下方に向かって開口する上レール31に差し込まれるとともに、この上レール31の長さ方向に沿って摺動する振れ止め31bと、前記引戸本体33に固定される固定部31cとを有している。
また、前記引戸金具32aは、前記引戸本体33の下端部の両端に設けられており、下レール32の長さ方向に沿って走行する戸車32bと、前記引戸本体33に固定される固定部32cとを有している。
また、この引戸本体33は、図2および図5に示すように、前記引戸本体33は、この引戸本体33の前面部33aが前記本体ボックス20の正面側端面よりも前方に突出するようにして形成されており、この引戸本体33の前面部33aに取り付けられる化粧板材34を、前記本体ボックス20の正面側端面よりも前方に位置するようにして確実に取り付けできるようになっている。
さらに、この引戸本体33の幅方向の長さは、図2に示すように、一方の前記側板23の内側面から、前記中仕切り板25の、該一方の側板23の内側面と対向する側面とは反対の側面までの長さと略等しくなるように設定されている。
このように引戸本体33の幅方向の長さを設定するのは、例えば、前記引戸本体33の幅方向の長さが、前記一方の側板23の内側面から、前記中仕切り板25の、該一方の側板23の内側面と対向する側面までの長さよりも短い場合は、前記引戸本体33をスライドさせて、前記本体ボックス20の一方の端部まで移動させた際に、前記引戸本体33の他方の側端部と前記中仕切り板25の正面側端面25aとの間に、前記引戸本体33および化粧板材34によって閉塞された本体ボックス20内部が見えてしまうような隙間が形成されてしまうので、これを防ぐためである。
また、前記中仕切り板25の正面側端面25aは、前記上下のレール31,32に沿ってスライドする引戸本体33の背面部33bの通過位置よりも若干本体ボックス20内部側に位置している。
つまり、引戸本体33の背面部33bと前記中仕切り板25の正面側端面25aとの間には、若干の隙間が形成されていることになる。この隙間は、例えば該隙間から本体ボックス20内部を見ようとしても見えず、かつ引戸本体33が本体ボックス20側に押されながら上下レール31,32に沿ってスライドしても、この引戸本体33の背面部33bと中仕切り板25の正面側端面25aとが接触しない程度の大きさに設定されている。
前記化粧板材34は、矩形状に形成された板材であり、上述のように前記引戸本体33よりも幅方向および高さ方向に広くなるように形成されている。
すなわち、図2に示すように、この化粧板材34の幅方向の長さは、前記引戸本体33の一方の側端部が前記側板23の内側面に近接した位置に設けられる際に、この化粧板材34の一方の側端部が、前記側板23の外側面に近接するように設定されている。他方の側端部も同じように設定されている。これにより、前記引戸装置30によって前記本体ボックス20の正面開口部20aの右半分または左半分を閉塞した時に、この化粧板材34によって前記側板23の正面側端面を略遮蔽できるようになっている。
また、図5に示すように、この化粧板材34の上端面34aは、前記引戸本体33の上端面よりも高い位置に、かつ前記天板21の上面21aよりも低く位置になるように設定されており、下端面34bは、前記引戸本体33の下端面よりも低い位置に、かつ前記地板22の下面22aと面一となるように設定されている。
なお、この化粧板材34の大きさは、前記引戸本体33よりも幅方向および高さ方向に広くなるように形成されていればよく、適宜変更可能である。
次に、以上のようなキャビネット10を壁面1に取り付けてなるキャビネット10の取付構造について説明する。
すなわち、図2および図6に示すように、前記本体ボックス20の背面側に、前記壁面1に取り付けられた係止部材2に係止する固定部材26が取り付けられており、前記本体ボックス20が、前記固定部材26を前記係止部材2に係止するようにして、前記壁面1に取り付けられている。
前記係止部材2は、図6に示すように、上端部に、前記壁面1から遠ざかるにつれて上方に向かって傾斜する傾斜面を有する長尺材である。
また、前記固定部材26は、下端部に、前記背板24から遠ざかるにつれて下方に向かって傾斜する傾斜面を有する長尺材である。
したがって、前記係止部材2の上端部と前記固定部材26の下端部とが係合するように構成されていることになる。
また、前記固定部材26は、前記側板23に固定されている。さらに、本実施の形態では、前記本体ボックス20は中仕切り板25によって中央付近で仕切られており、これに応じて前記背板24も2枚設けられているため、前記固定部材26も前記両側板23と中仕切り板25との間に設けられる。したがって、2本の固定部材26が前記本体ボックス20の背面側に取り付けられることになる。
また、この固定部材26は、前記背板24の上端部近傍の高さ位置に設けられている。
また、この固定部材26の厚みは、図6に示すように、前記背板24の背面と、この背板24の背面から前記本体ボックス20の背面側端面までの寸法差分の厚みに設定されている。
さらに、前記背板24の下端部近傍の高さ位置には、前記固定部材26と同じく、前記背板24の背面と、この背板24の背面から前記本体ボックス20の背面側端面までの寸法差分の厚みに設定された下地部材27が設けられている。
この下地部材27によれば、前記背板24の下端部近傍の高さ位置に設けられることによって、前記背板24の壁面1側への撓みを防ぐことができる。
また、この下地部材27は、前記固定部材26と同じく、前記両側板23と中仕切り板25との間に2本設けられている。
本実施の形態によれば、前記引戸装置30は、前記上レール31および下レール32の長さ方向に沿ってスライドする引戸本体33と、この引戸本体33の前面部に前記本体ボックス20の正面側端面よりも前方に位置するようにして取り付けられるとともに、この引戸本体33よりも幅方向および高さ方向に広くなるように形成される化粧板材34とを有するので、この化粧板材34を前記本体ボックス20の正面側端面よりも前方に取り付けた状態で、前記引戸本体33をスライドさせて、前記本体ボックス20の正面開口部20aを開閉することができる。
これによって、従来に比して、前記引戸本体33をスライドさせるための上下レール31,32が目立つことを確実に防ぐことができるので、前記引戸装置30の周囲の外観性を向上させることが可能となる。
また、前記引戸本体33は、この引戸本体33の前面部33aが前記本体ボックス20の正面側端面よりも前方に突出するようにして形成されているので、この引戸本体33の前面部33aに取り付けられる化粧板材34を、前記本体ボックス20の正面側端面よりも前方に位置するようにして確実に取り付けることができる。したがって、この化粧板材34を、前記引戸本体33よりも幅方向および高さ方向に広くなるように形成できるだけでなく、延いては、前記本体ボックス20の正面側端面よりも幅方向および高さ方向に広くなるように形成することも可能となるので、所有者の要望に応じて、前記化粧板材34を任意の大きさに設定することができる。
また、前記本体ボックス20は、この本体ボックス20内部の略中央に位置し、かつ前記両側板23,23と対向するようにして設けられる中仕切り板25を備えているので、この中仕切り板25によって前記本体ボックス20内部を左右に仕切ることができる。
また、前記中仕切り板25の正面側端面25aは、前記上下のレール31,32に沿ってスライドする引戸本体33の背面部33bの通過位置よりも若干本体ボックス20内部側に位置しているので、前記中仕切り板25によって前記引戸本体33の移動を妨げることを確実に防ぐことができる。
また、前記引戸本体33の幅方向の長さが、一方の前記側板23の内側面から、前記中仕切り板25の、該一方の側板23の内側面と対向する側面とは反対の側面までの長さと略等しくなるように設定されているので、前記引戸本体33を、この引戸本体33の一方の側端部が前記一方の側板23の内側面に近接する位置まで移動させた際に、前記引戸本体33の他方の側端部は、前記中仕切り板25の、一方の側板23の内側面と対向する側面とは反対の側面に近接する位置に配置されることになる。
これによって、前記引戸本体33をスライドさせて、前記本体ボックス20の一方の端部まで移動させた際に、前記引戸本体33の他方の側端部と前記中仕切り板25とが重なり合うことになるので、前記引戸本体33および化粧板材34によって閉塞された本体ボックス20の内部を、引戸本体33の背面部33bと中仕切り板25との間の隙間から見えてしまうことを確実に防ぐことができる。
また、前記キャビネット10の取付構造において、前記本体ボックス20の背面側に、前記壁面1に取り付けられた係止部材2に係止する固定部材26が取り付けられており、前記本体ボックス20が、前記固定部材26を前記係止部材2に係止するようにして、前記壁面1に取り付けられているので、前記本体ボックス20を前記壁面1に確実に取り付けることができ、延いてはキャビネット10を確実に壁面1に取り付けることができる。
また、このように前記引戸装置30の周囲の外観性を向上させることが可能なキャビネット10を前記壁面1に取り付けできるので、延いては前記壁面1の周囲の外観性を向上させることも可能となる。
さらに、前記キャビネット10の壁面1への取付作業は、前記固定部材26を前記係止部材2に係止するようにして行うだけで済むので、容易となる。
10 キャビネット
20 本体ボックス
21 天板
22 地板
23 側板
24 背板
30 引戸装置
31 上レール
32 下レール
33 引戸本体
34 化粧板材

Claims (5)

  1. 天板と、地板と、これら天板と地板の両側端部間に設けられる側板と、これら天板と地板と両側板の背面側に設けられる背板とからなり、正面部が前方に向かって開口する本体ボックスと、
    この本体ボックスの正面部に左右にスライド可能に設けられるとともに、正面開口部の開口面積の約半分の面積を閉塞可能な引戸装置とを備えており、
    前記引戸装置は、前記天板の下面の正面部側端部に、該天板の長さ方向に沿って設けられる上レールと、
    前記地板の上面の正面部側端部に、該地板の長さ方向に沿って設けられる下レールと、
    これら上レールと下レールとの間に、該上レールおよび下レールの長さ方向に沿ってスライドする引戸本体と、
    この引戸本体の前面部に前記本体ボックスの正面側端面よりも前方に位置するようにして取り付けられるとともに、この引戸本体よりも幅方向および高さ方向に広くなるように形成される化粧板材とを有することを特徴とするキャビネット。
  2. 請求項1に記載のキャビネットにおいて、
    前記引戸本体は、この引戸本体の前面部が前記本体ボックスの正面側端面よりも前方に突出するようにして形成されていることを特徴とするキャビネット。
  3. 請求項1または2に記載のキャビネットにおいて、
    前記本体ボックスは、この本体ボックス内部の略中央に位置し、かつ前記両側板と対向するようにして設けられる中仕切り板を備えており、
    この中仕切り板の正面側端面は、前記上下のレールに沿ってスライドする引戸本体の背面部の通過位置よりも若干本体ボックス内部側に位置していることを特徴とするキャビネット。
  4. 請求項3に記載のキャビネットにおいて、
    前記引戸本体の幅方向の長さが、一方の前記側板の内側面から、前記中仕切り板の、該一方の側板の内側面と対向する側面とは反対の側面までの長さと略等しくなるように設定されていることを特徴とするキャビネット。
  5. 請求項1〜4のいずれか一項に記載のキャビネットを壁面に取り付けてなるキャビネットの取付構造であって、
    前記本体ボックスの背面側に、前記壁面に取り付けられた係止部材に係止する固定部材が取り付けられており、
    前記本体ボックスが、前記固定部材を前記係止部材に係止するようにして、前記壁面に取り付けられていることを特徴とするキャビネットの取付構造。
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