JP3859210B2 - 幕板の支持装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、遊技機が多数台列設された遊技機設置島の上部を覆うように配設された幕板の支持装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
パチンコ機などの遊技機が多数台列設された遊技機設置島の上部には、この上部を覆うように幕板が配設されているが、幕板は保守点検作業時に開放できるようにヒンジなどにより開閉自在に取り付けられている。該幕板を開放状態に支持する装置として、例えば図9、10に示すような構造のものがある。この幕板の支持装置においては、下向きに閉鎖されている幕板1を開放するに際して先ずこの幕板1の先端を上方に回動して持ち上げ、ヒンジ2を支点として内側に折り曲げられたアーム部材3を回動させて手前側に伸ばしたうえ、幕板1をアーム部材3の上に載置することによって、幕板1を水平状の開放状態に支承することができる。また、幕板1の閉鎖時においては開放時とは逆の手間のかかる操作を行う必要があるが、幕板1は遊技機設置島4の上部という高い位置に設けられているために開閉作業が行い難く、特に営業中においては遊技者が遊技を行っているために幕板1の開閉を行うことがたいへん困難であるという問題があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は上記した従来の問題点を解決し、幕板を簡単に開閉することのできる幕板の支持装置を提供するためになされたものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するためになされた本発明の幕板の支持装置は、遊技機設置島の上部に横設した支持枠に上下方向に回動自在に垂設された幕板を開放状態に支承するための幕板の支持装置であって、
支軸を有し支持枠の下側に配設された軸部材と、この軸部材に後端部が軸着され先端部が上下に回動するアーム部材と、該アーム部材の後端部に係着された付勢部材とからなり、
アーム部材の後端部形状を、半径が支持枠下面と支軸との離間距離に対して同等以下の円弧状に形成したうえに、
このアーム部材の後端部にアーム部材の上下方向の回動と水平方向のスライド移動とを可能とする長孔を設けて、この長孔によりアーム部材を軸部材に軸着し、
下向きの幕板の先端を上方に持ち上げた時に、付勢部材が下向きのアーム部材を水平状に跳ね上げるとともに、付勢部材が水平状となったアーム部材を遊技機設置島後方にスライド移動させることにより、
アーム部材後端部の上側面が支持枠の下面に当接してアーム部材先端部の下方への回動が制止されて、アーム部材が幕板を横向きの開放状態に支承するようにしたことを特徴とするものである。
【0005】
本発明の幕板の支持装置は、遊技機設置島の上部に横設した支持枠に上下方向に回動自在に垂設された幕板を開放状態に支承するための幕板の支持装置であって、支持枠の下側に配設された軸部材と、この軸部材に後端部が軸着され先端部が上下に回動するアーム部材と、該アーム部材の後端部に係着された付勢部材とからなり、アーム部材の後端部にアーム部材の上下方向の回動と水平方向のスライド移動とを可能とする長孔を設けて、この長孔によりアーム部材を軸部材に軸着し、下向きの幕板の先端を上方に持ち上げた時に、付勢部材が下向きのアーム部材を水平状に跳ね上げるとともに、付勢部材が水平状となったアーム部材を遊技機設置島後方にスライド移動させることにより、アーム部材後端部の上側面が支持枠の下面に当接するようにしたので、アーム部材先端部の下方への回動が制止されて、アーム部材が幕板を横向きの開放状態に支承することができる。
【0006】
【発明の実施の形態】
以下に図面を参照しつつ本発明の好ましい実施形態を示す。
図1、2は幕板が下方に向いていて閉鎖状態にある時の本発明の幕板の支持装置を示す図であって、幕板1が遊技機設置島4の上部に水平状に横設された支持枠6にヒンジ(図示していない)により上下方向に回動自在に取り付けられている。この幕板1の支持装置は、水平状の支軸7を有する断面略コの字形の軸部材8と、後端部に前記支軸7が嵌め込まれる長円形の長孔9を有し、先端部が上下方向に回動して幕板1を水平状の開放状態に支承するアーム部材10と、該アーム部材の後端部に係着された付勢部材11とにより構成されている。軸部材8は、上側片81と、上側片81に垂設された垂設片82とからなり、垂設片82に上側片81から所定の離間距離をおいて円柱状の支軸7が設けられている。図において、この軸部材8は水平状の支持枠6の下側に立設された垂直状の支持枠61に垂設片82がビス止めされて、上側片81が水平状の支持枠6の下面に当接して固定されているが、軸部材8は上側片81をビスなどにより水平状の支持枠6の下面に取り付けてもよいものであり、形状もL字形としても特に差し支えはない。また、軸部材8を支軸7のみとして支持枠61にねじ込み式などにより取り付けることもできる。
【0007】
また、アーム部材10の後端部の形状は円弧状に形成されており、幕板1に摺接して回動する場合にその回動を円滑にしている。アーム部材10の先端には幕板閉鎖時のアーム部材10の引き出しなどの操作を容易にするために把持部12が設けられている。図1、2の状態においては、付勢部材11として係着されて引張りコイルバネが最大に伸長されているので、付勢部材11は下方に回動して収納されたアーム部材10の先端部を上方に跳ね上げる方向に付勢している。
【0008】
前記した長孔9は、アーム部材10を支持枠6の下面に摺接してスライド移動させて、アーム部材10の後端部の回動半径を可変とするためのものである。即ち、図3に示すように、支軸7が長孔9の後端側(アーム部材10の後端側)に位置する時には、アーム部材10の後端部の回動半径R1を支軸7の中心と支持枠6下面との間の離間距離D(支持枠6に軸部材8の上側片81が取り付けられている時には、上側片81の下面と支軸7の中心との距離)に対して同等以下の短さとして、支持枠6をアーム部材10の後端部の回動範囲の外に位置させることによりアーム部材10の回動を可能とする。一方、図4に示すように、支軸7が長孔9の先端側(アーム部材10の先端側)にある時には、アーム部材10の後端部の回動半径R2を支軸7の中心と支持枠6下面との間の離間距離Dを超える長さとして、支持枠6をアーム部材10の後端部の回動範囲の内に位置させることにより、アーム部材10の後端部の上側が支持枠6の下面に当接してアーム部材10の先端部の下方への回動が制止されるので、アーム部材10を水平状のまま保持することができる。
【0009】
幕板1を開放する場合には、幕板1の先端を持ち上げて上方に回動することにより、幕板1の自重によるアーム部材10の回動の制止が解除されるので、付勢部材11の付勢によりアーム部材10は独りでに上方に回動して、図5に示すような水平状の横向きに跳ね上がる。アーム部材10が水平状になるとともに支軸7は長孔9内を後端側から先端側にスライド移動することが可能となり、図6、7に示すように、アーム部材10は付勢部材11の引き付けにより遊技機設置島4の後方にスライド移動されるので、上記したようにアーム部材10の後端部の上側が支持枠6の下面に当接してアーム部材10先端部の下方への回動が制止されることとなる。従って、下方への回動を制止されたアーム部材10の先端部に持ち上げた幕板1を載置すれば、幕板1を横向きの開放状態に支承することができる。また、上記したように幕板1を持ち上げた時にアーム部材10は付勢部材11により回動され、さらに遊技機設置島4の後方にスライド移動されるので、幕板1開放時に作業者がアーム部材10を操作する必要が全くない。
【0010】
作業が終了して幕板1を閉鎖する場合には、図8に示すように、幕板1を若干持ち上げアーム部材10を手前に引き出して支軸7を長孔9の後端側に位置させたうえ、幕板1の自重を利用してアーム部材10の先端部を下方に回動させることによって、幕板1を元の閉鎖状態に戻すことができる。以上のような支持装置を幕板1の左右に適宜配設することにより幕板1の開閉を極めて簡単に行うことができる。
【0011】
【発明の効果】
以上に説明したように、本発明の幕板の支持装置は、遊技機設置島の上部に横設した支持枠に上下方向に回動自在に垂設された幕板を開放状態に支承するための幕板の支持装置であって、支持枠の下側に配設された軸部材と、この軸部材に後端部が軸着され先端部が上下に回動するアーム部材と、該アーム部材の後端部に係着された付勢部材とからなり、アーム部材の後端部にアーム部材の上下方向の回動と水平方向のスライド移動とを可能とする長孔を設けて、この長孔によりアーム部材を軸部材に軸着し、下向きの幕板の先端を上方に持ち上げた時に、付勢部材が下向きのアーム部材を水平状に跳ね上げるとともに、付勢部材が水平状となったアーム部材を遊技機設置島後方にスライド移動させることにより、アーム部材後端部の上側面が支持枠の下面に当接するようにしたので、アーム部材先端部の下方への回動が制止されて、アーム部材が幕板を横向きの開放状態に支承することができる。また、アーム部材の先端側に把持部を設けたので、幕板閉鎖時のアーム部材の手前側への引き出し、下方への回動などの操作を容易に行うことができる。
従って、本発明の幕板の支持装置は、極めて簡単に幕板の開閉を行うことができる大きな利点を有するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 幕板が閉鎖状態にある時の本発明の支持装置の正面図である。
【図2】 幕板が閉鎖状態にある時の本発明の支持装置の斜視図である。
【図3】 支軸が長孔の後端側に位置する時のアーム部材の部分拡大正面図である。
【図4】 支軸が長孔の先端側に位置する時のアーム部材の部分拡大正面図である。
【図5】 幕板の開放操作を説明するための本発明の支持装置の正面図である。
【図6】 幕板が開放状態にある時の本発明の支持装置の正面図である。
【図7】 幕板が開放状態にある時の本発明の支持装置の斜視図である。
【図8】 幕板の閉鎖操作を説明するための本発明の支持装置の正面図である。
【図9】 従来の幕板の支持装置の斜視図である。
【図10】 従来の幕板の支持装置の正面図である。
【符号の説明】
1 幕板
4 遊技機設置島
6 支持枠
7 支軸
8 軸部材
9 長孔
10 アーム部材
11 付勢部材
Claims (1)
- 遊技機設置島の上部に横設した支持枠に上下方向に回動自在に垂設された幕板を開放状態に支承するための幕板の支持装置であって、
支軸を有し支持枠の下側に配設された軸部材と、この軸部材に後端部が軸着され先端部が上下に回動するアーム部材と、該アーム部材の後端部に係着された付勢部材とからなり、
アーム部材の後端部形状を、半径が支持枠下面と支軸との離間距離に対して同等以下の円弧状に形成したうえに、
このアーム部材の後端部にアーム部材の上下方向の回動と水平方向のスライド移動とを可能とする長孔を設けて、この長孔によりアーム部材を軸部材に軸着し、
下向きの幕板の先端を上方に持ち上げた時に、付勢部材が下向きのアーム部材を水平状に跳ね上げるとともに、付勢部材が水平状となったアーム部材を遊技機設置島後方にスライド移動させることにより、
アーム部材後端部の上側面が支持枠の下面に当接してアーム部材先端部の下方への回動が制止されて、アーム部材が幕板を横向きの開放状態に支承するようにしたことを特徴とする幕板の支持装置。
Priority Applications (1)
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Applications Claiming Priority (1)
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JP2002136811A JP3859210B2 (ja) | 2002-05-13 | 2002-05-13 | 幕板の支持装置 |
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ID=29698742
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Country | Link |
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