JPH08139577A - 可変遅延回路 - Google Patents

可変遅延回路

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JPH08139577A
JPH08139577A JP6272353A JP27235394A JPH08139577A JP H08139577 A JPH08139577 A JP H08139577A JP 6272353 A JP6272353 A JP 6272353A JP 27235394 A JP27235394 A JP 27235394A JP H08139577 A JPH08139577 A JP H08139577A
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input
circuit
output
speed clock
delay
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JP6272353A
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Norio Tosaka
範雄 東坂
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Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03KPULSE TECHNIQUE
    • H03K5/00Manipulating of pulses not covered by one of the other main groups of this subclass
    • H03K5/13Arrangements having a single output and transforming input signals into pulses delivered at desired time intervals
    • H03K5/135Arrangements having a single output and transforming input signals into pulses delivered at desired time intervals by the use of time reference signals, e.g. clock signals
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03KPULSE TECHNIQUE
    • H03K5/00Manipulating of pulses not covered by one of the other main groups of this subclass
    • H03K5/13Arrangements having a single output and transforming input signals into pulses delivered at desired time intervals
    • H03K5/131Digitally controlled
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L7/00Arrangements for synchronising receiver with transmitter
    • H04L7/02Speed or phase control by the received code signals, the signals containing no special synchronisation information
    • H04L7/027Speed or phase control by the received code signals, the signals containing no special synchronisation information extracting the synchronising or clock signal from the received signal spectrum, e.g. by using a resonant or bandpass circuit
    • H04L7/0276Self-sustaining, e.g. by tuned delay line and a feedback path to a logical gate

Abstract

(57)【要約】 【構成】 高速クロック発生回路100と、粗遅延信号
生成回路500とからなる可変遅延回路600におい
て、上記高速クロック発生回路100は、トリガ信号1
0aを入力し、エッジパルス11aを出力する立ち上が
りエッジ検出パルス発生回路11と、エッジ検出パルス
11aを入力し、高速クロック12aを出力する非同期
リセットオシレータ12とから構成されるものである。 【効果】 高速クロック発生回路をディジタル回路のみ
で構成でき、従来例のようにPLLを用いていないた
め、チャージポンプや、VCOといったアナログ回路を
ディジタルLSI上に集積する必要がなく、特別な配慮
が不要になる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は可変遅延回路に関し、特
にディジタル論理回路上に実現した可変遅延回路を構成
する高速クロック発生回路と、粗遅延信号生成回路に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】可変遅延回路は計測器、テスタ等に多く
用いられ、通常1〜100ps程度の分解能で、10〜1
00ns程度の可変遅延幅を持つのが一般的である。
【0003】図19にアナログ回路技術を用いて実現し
た従来の可変遅延回路の一例を示す。この従来例の回路
では、外部トリガ信号TRIG,TRIG*に応答して
ランプ波形101aを発生する線形ランプ発生器(LI
NEAR RAMP GENERATOR)101と、
上記ランプ波形101aとDAコンバータ(DAC)1
02から出力される基準信号102aとを比較してタイ
ミング信号OUT103a,OUT*103bを出力す
る比較器(COMPARATOR)103と、上記DA
コンバータ102にデータD0〜D7をセットするラッ
チ(LATCH)104と、上記外部トリガ信号TRI
G,TRIG*が入力される入力バッファ106と、上
記入力バッファ106をトリガとして、信号CE*を保
持し、その出力を線形ランプ発生器101に出力し、比
較器103の出力によりリセットされるDフリップフロ
ップ105とからなる。
【0004】次に動作について説明する。本従来例で
は、Dフリップフロップ105は外部から入力された信
号CE*をトリガ信号TRIG,TRIG*により取り
込み、線形ランプ発生器101はこのDフリップフロッ
プ105からの出力信号をトリガとしてランプ波形10
1aを発生する。一方、DAコンバータ102はラッチ
104によりセットされたデータD0〜D7の値に応じ
たアナログ電圧を発生し、比較器103はこのアナログ
電圧を閾値としてこれと線形ランプ発生器101からの
ランプ波形101aを比較し、DAコンバータ102が
出力する電圧値に対応して、トリガ入力TRIG,TR
IG*から比較器103が反転するまでの時間が変化す
ることを利用して、可変遅延回路を実現している。
【0005】しかるにこの従来例では、比較器103,
DAコンバータ102, 線形ランプ発生器101といっ
たアナログ回路を用いているために、これをディジタル
LSI上に実現するのは困難であった。しかしながら、
近年急速にディジタルLSIの集積度が向上するにつ
れ、システムの小型化の見地から可変遅延回路もディジ
タルLSI上に集積したいという要求が高まっており、
この要求を満たすためには可変遅延回路をディジタル論
理回路で構成する必要がある。
【0006】以上述べた要請に基づいて提案された、デ
ィジタル化された可変遅延回路の例として次の2種類の
ものが挙げられる。
【0007】図20は、従来例による第1のディジタル
化された可変遅延回路を示す。この従来例は、遅延時間
100psの単位ゲート110を255個カスケード接続
して、遅延範囲25.5nsの可変遅延回路を構成したも
のである。この回路では、遅延時間の変化は単位ゲート
110のタップをセレクタ111で選択することにより
行なっている。この従来例ではセレクタ回路として4対
1のセレクタ111を用いているので、ピラミッド状に
4段階にセレクタを接続して256個のタップを選択出
力することができるようにしている。
【0008】しかしながら、この従来例による第1のデ
ィジタル化された可変遅延回路では以下に示す問題点が
ある。すなわちセレクタとセレクタのつなぎ目に相当す
るタップでは、個々のセレクタ111間のデータ伝搬遅
延時間差により、可変遅延回路の遅延時間変化の直線性
が損なわれる可能性がある。即ち、この図19の従来例
では、特に128番目から129番目のタップへの変化
において、3段分のセレクタが全て変わるために、上記
の危険が大きい。これはここに示したようなゲート遅延
回路においては、高分解能が得られる反面、遅延時間範
囲を大きく取ることが困難であることを示している。即
ち、例えば、遅延時間の可変範囲が1.5nsでよい場合
には単位ゲートは15個でよく、従ってセレクタ構成は
2段ですみ、最悪でも1段のセレクタが切り替わるだけ
なので、遅延時間変化の直線性への影響は軽微である
が、遅延時間の可変範囲が大きい場合は遅延時間変化の
直線性への影響は甚大である。
【0009】以上述べた困難を解決し、高分解能と、広
い可変遅延時間範囲とを両立させるために、高速クロッ
クを分周して、広い可変範囲であるが、分解能が低い粗
遅延をまず生成し、後に上述のゲート遅延回路等を用い
て高精度遅延を発生する方法がとられている。この場合
に用いるゲート遅延回路は、可変範囲が狭くてもかまわ
ないので、上述のような問題は起こらない。
【0010】図21に上記問題点を考慮した従来例によ
る第2のディジタル化された可変遅延回路の一例を示
す。本従来例では、粗遅延発生部120はPLL121
とカウンタ回路122とで構成され、高精度遅延発生部
123は、ゲート遅延回路124で構成されている。高
速クロックCLは、LSI外部から与えずに、LSI内
部でPLLを用いて発生させる。このような構成を採る
ことにより、高速クロックCLをLSI外部とやり取り
する必要がなくなるので、LSIへの実装が容易にな
る。
【0011】図22に従来の粗遅延発生回路として用い
られるカウンタ回路122を示す。この図22の従来例
の回路は、高速クロック発生回路で生成した高速クロッ
ク12aを受けて動作する64ビットのSRL(Shift
Register Latch)125と、6ビットのセレクトデ
ータに基づいて前記64ビットSRL125の出力の各
ビットの中から1ビットを選択する64:1セレクタ1
26から構成される。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
1.高速クロック発生部 図21に示した従来例では、高速クロックの発生は、P
LLを用いて行なっている。PLLを用いた場合、発生
させるクロックの周波数を容易に変えられるという利点
があるものの、チャージポンプ, VCO等のアナログ部
分があるので、ディジタルLSI上に集積する際にはノ
イズ対策等の特別な配慮を払うことが必要になる。
【0013】2.粗遅延発生回路 また、従来の粗遅延発生回路は、図22に示したような
構成になっているので、シフトレジスタラッチ125が
出力する各ビットの遅延出力線が64ビットと多数にな
り、そのために、各ビットの配線長を揃える等のスキュ
ー管理が困難になるといった不具合があり、また、セレ
クタ125が64:1と大きく、そのため各ビット間の伝達
時間が異なりやすく、よって得られる粗遅延信号122
aの精度が損なわれるという欠点がある。
【0014】本発明は、上記従来の問題点を解消するた
めになされたもので、ディジタル回路として構成した可
変遅延回路を提供することを目的としている。
【0015】また本発明は、ディジタルLSI上に容易
に集積可能な, 可変遅延回路用の高速クロック発生回路
を提供することを目的としている。
【0016】またこの発明は、上記従来の問題点を解消
するためになされたもので、少数の遅延出力線ですむよ
うにし、また良好な精度の粗遅延信号を得ることのでき
る,上記可変遅延回路を構成する粗遅延発生部を提供す
ることを目的としている。
【0017】
【課題を解決するための手段】この発明(請求項1)に
かかる可変遅延回路は、トリガ信号を入力信号とし、該
トリガ信号の立ち上がりから所望の時間遅延してパルス
信号を出力する高速クロック発生回路と、粗遅延信号生
成回路とからなる可変遅延回路において、上記高速クロ
ック発生回路は、上記トリガ信号を入力し、該トリガ信
号の立ち上がりエッジを検出して発生する,所定時間幅
を有するエッジ検出パルスを出力する立ち上がりエッジ
検出パルス発生回路と、上記エッジ検出パルスを入力と
し、該エッジ検出パルスの立ち上がりによりリセットさ
れ、該エッジ検出パルスの立ち下がりにより高速クロッ
クの発生を開始する,非同期リセットオシレータとを備
えたものである。
【0018】またこの発明(請求項2)にかかる可変遅
延回路は、請求項1に記載の可変遅延回路において、上
記高速クロック発生回路における非同期リセットオシレ
ータは、直列に接続された偶数個のインバータからなる
インバータチェーンと、その第1の入力端子に上記イン
バータチェーンの出力を入力し、その第2の入力端子に
上記立ち上がりエッジ検出パルス発生回路からのエッジ
パルスを入力し、その出力を上記インバータチェーンの
入力に接続した高速クロック発生用2入力NOR回路と
を備えてなるものである。
【0019】またこの発明(請求項3)にかかる可変遅
延回路は、請求項1に記載の可変遅延回路において、上
記高速クロック発生回路における非同期リセットオシレ
ータは、複数のインバータと、複数の2入力NOR回路
とが、偶数個直列接続されてなる2入力NOR回路を含
むインバータチェーンと、その第1の入力端子に上記2
入力NOR回路を含むインバータチェーンの出力を入力
し、その第2の入力端子に上記立ち上がりエッジ検出パ
ルス発生回路からのエッジパルスを入力し、その出力を
上記2入力NOR回路を含むインバータチェーンの入力
に接続した高速クロック発生用2入力NOR回路とによ
りリングオシレータが形成され、上記立ち上がりエッジ
検出パルス発生回路からのエッジパルスが、上記インバ
ータチェーン内の複数の2入力NOR回路の各々の他方
の入力に入力されてなるものである。
【0020】またこの発明(請求項4)にかかる可変遅
延回路は、請求項3に記載の可変遅延回路において、上
記非同期リセットオシレータにおける,2入力NOR回
路を含むインバータチェーンは、複数のインバータと、
複数の2入力NOR回路とが、一つずつ交互に直列接続
されてなるインバータチェーンであるものである。
【0021】またこの発明(請求項5)にかかる可変遅
延回路は、請求項1に記載の可変遅延回路において、上
記高速クロック発生回路における非同期リセットオシレ
ータは、各々直列に接続されたインバータからなる複数
のインバータチェーンと、該複数のインバータチェーン
のうちのいずれかを選択する遅延パス選択手段と、該遅
延パス選択手段の出力に互いに直列に接続されたインバ
ータからなる第2のインバータチェーンと、その第1の
入力端子に上記第2のインバータチェーンの出力を入力
し、その第2の入力端子に上記立ち上がりエッジ検出パ
ルス発生回路からのエッジパルスを入力し、その出力を
上記インバータチェーンの入力に接続した高速クロック
発生用2入力NOR回路とを備えてなるものである。
【0022】またこの発明(請求項6)にかかる可変遅
延回路は、請求項1に記載の可変遅延回路において、上
記高速クロック発生回路における非同期リセットオシレ
ータは、各々複数のインバータからなるインバータチェ
ーンと、そのいずれかの出力を選択するセレクタとから
なる,1つまたは複数の遅延パス選択手段と、該遅延パ
ス選択手段の出力を入力とする,複数の2入力NOR回
路と複数のインバータが偶数個直列に接続されてなるイ
ンバータチェーンと、その第1の入力端子に上記2入力
NOR回路を含むインバータチェーンの出力を入力し、
その第2の入力端子に上記立ち上がりエッジ検出パルス
発生回路からのエッジパルスを入力し、その出力を上記
遅延パス選択手段の入力に接続した高速クロック発生用
2入力NOR回路とによりリングオシレータが形成さ
れ、上記立ち上がりエッジ検出パルス発生回路からのエ
ッジパルスが、上記インバータチェーン内の複数の2入
力NOR回路の各々の他方の入力に入力されてなるもの
である。
【0023】またこの発明(請求項7)にかかる可変遅
延回路は、請求項6に記載の可変遅延回路において、上
記非同期リセットオシレータにおける上記遅延パス選択
手段の出力を入力とする複数の2入力NOR回路と、複
数のインバータが偶数個直列に接続されてなるインパー
タチェーンは、上記遅延パス選択手段と、該遅延パス選
択手段の出力を入力とする,複数の2入力NOR回路と
複数のインバータとが、一つずつ交互に直列接続されて
なるインバータチェーンであるものである。
【0024】またこの発明(請求項8)にかかる可変遅
延回路は、請求項1ないし7のいずれかに記載の可変遅
延回路において、上記粗遅延信号生成回路は、それぞれ
に、上記高速クロック発生回路から発生される,高速ク
ロック信号が入力されるN個の,2のj乗(j=1〜
N)分周回路と、上記各2のj乗分周回路からそれぞれ
出力される,N個の高速クロック信号の2のj乗分周信
号からなるNビットと、Nビットの遅延時間選択データ
とを入力としその両者の一致を検出するNビットの一致
検出手段と、該Nビットの一致検出手段の出力を入力と
するN入力NOR回路と、該N入力NOR回路の出力を
データ入力に、上記高速クロック信号をクロック入力に
入力するフリップフロップと、上記フリップフロップの
データ出力を所定時間遅延させるための遅延手段と、該
遅延手段の出力をそのデータ入力への入力とし、上記フ
リップフロップの反転データ出力をそのクロック入力へ
の入力とし、上記リセットパルス発生回路からの,次の
トリガ信号に応じて出力されるリセットパルスをリセッ
ト入力とし、その反転出力を粗遅延出力として出力する
リセット機能付きラッチとを備えたものである。
【0025】またこの発明(請求項9)にかかる可変遅
延回路は、請求項1ないし8のいずれかに記載の可変遅
延回路において、上記高速クロック発生回路は、上記立
ち上がりエッジ検出パルス発生回路からのエッジ検出パ
ルス,及び上記非同期リセットオシレータにより出力さ
れる高速クロックを入力とし、上記粗遅延信号生成回路
をリセットするリセット信号を出力するリセットパルス
発生回路をさらに備えたものである。
【0026】またこの発明(請求項10)にかかる可変
遅延回路は、請求項9に記載の可変遅延回路において、
上記高速クロック発生回路におけるリセットパルス発生
回路は、エッジパルスと、上記非同期リセットオシレー
タからの高速クロック信号とをその2入力とする2入力
OR回路と、上記エッジパルスを所定時間遅延させるた
めの遅延手段と、該遅延手段の出力をそのデータ入力に
入力し、上記2入力OR回路の出力をイネーブル入力に
入力したラッチ回路と、上記ラッチ回路の出力をデータ
入力に入力し、上記非同期リセットオシレータからの高
速クロック信号をクロック入力に入力したフリップフロ
ップとから構成されたものである。
【0027】
【作用】この発明(請求項1)においては、トリガ信号
を入力信号とし、該トリガ信号の立ち上がりから所望の
時間遅延してパルス信号を出力する高速クロック発生回
路と、粗遅延信号生成回路とからなる可変遅延回路にお
いて、上記高速クロック発生回路は、上記トリガ信号を
入力し、該トリガ信号の立ち上がりエッジを検出して発
生する,所定時間幅を有するエッジ検出パルスを出力す
る立ち上がりエッジ検出パルス発生回路と、上記エッジ
検出パルスを入力とし、該エッジ検出パルスの立ち上が
りによりリセットされ、該エッジ検出パルスの立ち下が
りにより高速クロックの発生を開始する,非同期リセッ
トオシレータとを備えたものとしたので、アナログ回路
を使用せずに可変遅延回路用高速クロック発生回路を構
成することができ、従来例の高速クロック発生回路のよ
うにPLLを用いていないため、チャージポンプや、V
COといったアナログ回路をディジタルLSI上に集積
する必要がなく、特別な配慮が不要になる。
【0028】またこの発明(請求項2)においては、請
求項1に記載の可変遅延回路において、上記高速クロッ
ク発生回路における非同期リセットオシレータは、直列
に接続された偶数個のインバータからなるインバータチ
ェーンと、その第1の入力端子に上記インバータチェー
ンの出力を入力し、その第2の入力端子に上記立ち上が
りエッジ検出パルス発生回路からのエッジパルスを入力
し、その出力を上記インバータチェーンの入力に接続し
た高速クロック発生用2入力NOR回路とを備えたもの
としたので、上記非同期リセットオシレータを、ディジ
タル回路のみで構成できるので、VCO等アナログ発振
器を用いる必要がなく、特別な配慮が不要となる。
【0029】またこの発明(請求項3)においては、請
求項1に記載の可変遅延回路において、上記高速クロッ
ク発生回路における非同期リセットオシレータは、複数
のインバータと、複数の2入力NOR回路とが、偶数個
直列接続されてなる2入力NOR回路を含むインバータ
チェーンと、その第1の入力端子に上記2入力NOR回
路を含むインバータチェーンの出力を入力し、その第2
の入力端子に上記立ち上がりエッジ検出パルス発生回路
からのエッジパルスを入力し、その出力を上記2入力N
OR回路を含むインバータチェーンの入力に接続した高
速クロック発生用2入力NOR回路とによりリングオシ
レータが形成され、上記立ち上がりエッジ検出パルス発
生回路からのエッジパルスが、上記インバータチェーン
内の複数の2入力NOR回路の各々の他方の入力に入力
されてなるものとしたので、上記非同期リセットオシレ
ータの発振周波数が同じ場合、該非同期リセットオシレ
ータのリセットに要する時間が短くなり、このため、上
記エッジ検出パルスのパルス幅を短くでき、その分より
早く高速クロックを発振出力でき、高速動作を可能とす
ることができる。
【0030】またこの発明(請求項4)においては、請
求項3に記載の可変遅延回路において、上記非同期リセ
ットオシレータにおける,2入力NOR回路を含むイン
バータチェーンは、複数のインバータと、複数の2入力
NOR回路とが、一つずつ交互に直列接続されてなるイ
ンバータチェーンであるものとしたので、より安定した
高速クロックを発生させることができる。
【0031】またこの発明(請求項5)においては、請
求項1に記載の可変遅延回路において、上記高速クロッ
ク発生回路における非同期リセットオシレータは、各々
直列に接続されたインバータからなる複数のインバータ
チェーンと、該複数のインバータチェーンのうちのいず
れかを選択する遅延パス選択手段と、該遅延パス選択手
段の出力に互いに直列に接続されたインバータからなる
第2のインバータチェーンと、その第1の入力端子に上
記第2のインバータチェーンの出力を入力し、その第2
の入力端子に上記立ち上がりエッジ検出パルス発生回路
からのエッジパルスを入力し、その出力を上記インバー
タチェーンの入力に接続した高速クロック発生用2入力
NOR回路とを備えてなるものとしたので、これにより
上記非同期リセットオシレータの遅延時間を調整するこ
とができ、上記高速クロックの発振周波数を変化させる
ことができる。
【0032】またこの発明(請求項6)においては、請
求項1に記載の可変遅延回路において、上記高速クロッ
ク発生回路における非同期リセットオシレータは、各々
複数のインバータからなるインバータチェーンと、その
いずれかの出力を選択するセレクタとからなる,1つま
たは複数の遅延パス選択手段と、該遅延パス選択手段の
出力を入力とする,複数の2入力NOR回路と複数のイ
ンバータが偶数個直列に接続されてなるインバータチェ
ーンと、その第1の入力端子に上記2入力NOR回路を
含むインバータチェーンの出力を入力し、その第2の入
力端子に上記立ち上がりエッジ検出パルス発生回路から
のエッジパルスを入力し、その出力を上記遅延パス選択
手段の入力に接続した高速クロック発生用2入力NOR
回路とによりリングオシレータが形成され、上記立ち上
がりエッジ検出パルス発生回路からのエッジパルスが、
上記インバータチェーン内の複数の2入力NOR回路の
各々の他方の入力に入力されてなるものとしたので、上
記高速クロックの発振周波数を変化させることができる
可変遅延回路において、より早く高速クロックを発振出
力でき、高速動作を可能にすることができる。
【0033】またこの発明(請求項7)においては、上
記請求項6に記載の可変遅延回路において、上記非同期
リセットオシレータにおける上記遅延パス選択手段の出
力を入力とする複数の2入力NOR回路と、複数のイン
バータが偶数個直列に接続されてなるインパータチェー
ンは、上記遅延パス選択手段と、該遅延パス選択手段の
出力を入力とする,複数の2入力NOR回路と複数のイ
ンバータとが、一つずつ交互に直列接続されてなるイン
バータチェーンであるものとしたので、より安定した高
速クロックを発生させることができる。
【0034】またこの発明(請求項8)においては、請
求項1ないし7のいずれかに記載の可変遅延回路におい
て、上記粗遅延信号生成回路は、それぞれに、上記高速
クロック発生回路から発生される,高速クロック信号が
入力されるN個の,2のj乗(j=1〜N)分周回路
と、上記各2のj乗分周回路からそれぞれ出力される,
N個の高速クロック信号の2のj乗分周信号からなるN
ビットと、Nビットの遅延時間選択データとを入力とし
その両者の一致を検出するNビットの一致検出手段と、
該Nビットの一致検出手段の出力を入力とするN入力N
OR回路と、該N入力NOR回路の出力をデータ入力
に、上記高速クロック信号をクロック入力に入力するフ
リップフロップと、上記フリップフロップのデータ出力
を所定時間遅延させるための遅延手段と、該遅延手段の
出力をそのデータ入力への入力とし、上記フリップフロ
ップの反転データ出力をそのクロック入力への入力と
し、上記リセットパルス発生回路からの,次のトリガ信
号に応じて出力されるリセットパルスをリセット入力と
し、その反転出力を粗遅延出力として出力するリセット
機能付きラッチとを備えたものとしたので、粗遅延信号
生成回路の粗遅延出力として、次のトリガ信号に応じた
リセット入力が入力されるまでその出力を保持できる波
形の粗遅延出力を得ることができる。
【0035】またこの発明(請求項9)においては、請
求項1ないし8のいずれかに記載の可変遅延回路におい
て、上記高速クロック発生回路は、上記立ち上がりエッ
ジ検出パルス発生回路からのエッジ検出パルス,及び上
記非同期リセットオシレータにより出力される高速クロ
ックを入力とし、上記粗遅延信号生成回路をリセットす
るリセット信号を出力するリセットパルス発生回路をさ
らに備えたものとしたので、請求項1の高速クロック発
生回路よりも、後段につながる粗遅延発生回路の制御を
容易に行うことができる。
【0036】またこの発明(請求項10)においては、
請求項9に記載の可変遅延回路において、上記高速クロ
ック発生回路におけるリセットパルス発生回路は、エッ
ジパルスと、上記非同期リセットオシレータからの高速
クロック信号とをその2入力とする2入力OR回路と、
上記エッジパルスを所定時間遅延させるための遅延手段
と、該遅延手段の出力をそのデータ入力に入力し、上記
2入力OR回路の出力をイネーブル入力に入力したラッ
チ回路と、上記ラッチ回路の出力をデータ入力に入力
し、上記非同期リセットオシレータからの高速クロック
信号をクロック入力に入力したフリップフロップとから
構成したので、後段に接続される粗遅延信号生成回路を
リセットするためのリセットパルス発生回路を、高速ク
ロック発生回路内に含むこととなり、可変遅延回路の制
御を容易にすることができる。
【0037】
【実施例】
実施例1.図1(a) は本発明の実施例1による可変遅延
回路600を示し、これはトリガ信号10aを入力し、
これに応じて高速クロック12aを発生する高速クロッ
ク発生回路100と、その出力を入力としこれをカウン
トして粗遅延信号を生成する粗遅延信号生成回路500
とからなるものである。
【0038】また図1(b) は上記高速クロック発生回路
100の内部構成を示す図であり、該高速クロック発生
回路100は、上記トリガ信号10aを入力し、エッジ
パルス11aを出力する立ち上がりエッジ検出パルス発
生回路11と、上記エッジ検出パルス11aを入力し、
高速クロック12aを出力する非同期リセットオシレー
タ12とで構成される。
【0039】本実施例1の高速クロック発生回路の動作
を、図2のタイミングチャートを用いて説明する。
【0040】上記立ち上がりエッジ検出パルス発生回路
11は、本実施例1による可変遅延回路600の遅延動
作の起動信号となるトリガ信号10aの立ち上がりエッ
ジ(図2中のA 点)を検出して、特定パルス幅のエッジ
検出パルス11aを発生する。
【0041】次に上記非同期リセットオシレータ12
を、上記エッジ検出パルス11aでリセットをかける。
このとき該オシレータの動作状態に関係なく非同期にて
リセットがかかることが重要である。該非同期リセット
オシレータ12は上記エッジ検出パルス11aがHIGH状
態の時はLOW 状態を維持し、LOW 状態に遷移すると(図
2中のB点)、発振動作を開始する。
【0042】このような本実施例1では、可変遅延回路
用の高速クロック発生回路を、上記トリガ信号10aの
立ち上がりエッジを検出する上記立ち上がりエッジ検出
パルス発生回路11と、該立ち上がりエッジ検出パルス
発生回路11により発生するエッジ検出パルス11aの
立ち上がりによりリセットされ、該エッジ検出パルス1
1aの立ち下がりにより高速クロックの発生を開始する
上記非同期リセットオシレータとにより構成したので、
該高速クロック発生回路をディジタル回路のみで構成す
ることができ、従来例の高速クロック発生回路のように
PLL を用いていないため、チャージポンプや、VCOと
いったアナログ回路をディジタルLSI上に集積する必
要がなく、可変遅延回路を構成する上で、特別な配慮が
不要になる効果が得られる。
【0043】なお以上では、本実施例1の動作の説明に
おいて、信号の立ち上がり、立ち下がり、LOW 状態、HI
GH状態等の用語を用いたが、この信号の立ち上がり、立
ち下がり、LOW 状態、HIGH状態等が逆である等,これと
異なるものであっても、論理的に等価な動作を実現する
回路であれば、本発明の範囲に含まれるものである。例
えば、上記実施例では、エッジ検出パルスはトリガ信号
の立ち上がりを検出するものであったが、これは立ち下
がりエッジを検出するものであっても、本実施例1と同
等の効果が得られる。
【0044】実施例2.図3は本発明の第2の実施例に
よる高速クロック発生回路を示す。本実施例2の高速ク
ロック発生回路111は、上記トリガ信号10aの立ち
上がりエッジを検出し、上記エッジ検出パルス11aを
発生する上記立ち上がりエッジ検出パルス発生回路11
と、上記非同期リセットオシレータ12に加えて、上記
エッジ検出パルス11aと、高速クロック12aとを入
力とし、リセット信号13aを出力とするリセットパル
ス発生回路13とにより構成される。
【0045】次に、本実施例2の高速クロック発生回路
の動作を、図4のタイミングチャートを用いて説明す
る。なお、上記実施例1の高速クロック発生回路の説明
と重複する部分の説明は省略する。
【0046】上記リセットパルス発生回路13は、上記
高速クロック発生回路111の後段につながる粗遅延発
生回路(図示せず)をリセットするためのリセット信号
13aを発生するもので、エッジ検出パルス11aの立
ち下がり後、1つ目の高速クロック信号12aの立ち上
がりに同期してリセット信号13aは立ち上がり(図4
中のC点)、2つ目の高速クロック信号13aの立ち上
がりに同期してリセット信号は立ち下がる(図中のD
点)。
【0047】このような本実施例2の高速クロック発生
回路では、後段につながる粗遅延発生回路をリセットす
るためのリセットパルス発生回路を該高速クロック発生
回路内に備えた構成としたので、上記実施例1の高速ク
ロック発生回路よりも、後段につながる粗遅延発生回路
(ここでは図示せず)の制御を容易に行うことができ
る。
【0048】立ち上がりエッジ検出回路120の説明 図5は上記実施例1,2における立ち上がりエッジ検出
回路120の構成を示す図であり、以下該立ち上がりエ
ッジ検出回路120について説明する。
【0049】図5に示す該立ち上がりエッジ検出回路1
20は、インバータ21と、偶数個(2n個)のインバ
ータ22からなるインバータチェーン23と、2入力NO
R 回路24とからなり、上記インバータ21とインバー
タチェーン23の入力に共通にトリガ信号10aを入力
し、上記インバータ21とインバータチェーン23の出
力をそれぞれNOR 回路24の入力に入力し、該NOR 回路
24の出力からエッジパルス11aを出力する。
【0050】該立ち上がりエッジ検出回路120の動作
を、図6を用いて説明する。上記トリガ信号10aが入
力されると、インバータ21の出力A1点には、図に示す
ように、該インバータ21における遅延時間tdi だけ遅
れて反転した信号が現われる。一方、インバータチェー
ン23の出力B1点では、 2n x tdi だけ遅れて非反転の
信号が現われる(これは、インバータチェーンの段数が
上述のように、2nであるからである)。よって2入力NO
R 24の出力には、パルス幅= (2n-1) x tdiのエッジ
検出パルス11aが出力される。
【0051】該エッジ検出回路120では、相反転する
出力をもつ、かつ遅延時間の異なる2つの信号の論理和
をとることにより、エッジ検出パルス11aを生成する
ことができるものである。また、該エッジ検出回路12
0はこのように構成されているので、任意のパルス幅の
トリガ信号を入力しても、所望のパルス幅のエッジ検出
パルスを発生させることのできる立ち上がり検出回路を
得ることができる。
【0052】実施例3.図7に本発明の第3の実施例に
よる非同期リセットオシレータを示す。
【0053】本実施例3による非同期リセットオシレー
タ130は、2m個のインバータ25が直列接続された
インバータチェーン26と、一方の入力端子に該インバ
ータチェーン26の出力を入力し、他方の入力端子にエ
ッジ検出パルス11aを入力し、これらの信号の論理和
をとり,高速クロック12aを出力する2入力NOR 回路
27とにより構成され、該2入力NOR 回路27の出力は
上記インバータチェーン26の入力に接続されている。
【0054】図8に本発明の第3の実施例による非同期
リセットオシレータの動作タイミングを示す。上記エッ
ジ検出パルス11aがHigh状態の時、上記2入力NOR 回
路27の出力はLow 状態となり、該オシレータの状態に
かかわり無くリセット状態となる。即ち、非同期リセッ
ト動作が行われる。十分な時間の後、即ち、2m個のイ
ンバータ25に上記2入力NOR 回路27の出力が伝わ
り、各インバータ25の出力が落ち着いた後、上記エッ
ジ検出パルス11aがLow 状態になると、本実施例3の
非同期リセットオシレータ130はリングオシレータ動
作を開始し、固有の周期で自走発振を行ない、高速クロ
ック12aを発振出力する。
【0055】このような本実施例3の高速クロック発生
回路では、上記実施例1、または2の可変遅延回路を構
成する非同期リセットオシレータを、VCO等アナログ
発振器を用いることなく、ディジタル回路のみで構成可
能となる効果が得られる。
【0056】実施例4.図9に本発明の第4の実施例に
よる非同期リセットオシレータ140を示す。
【0057】本実施例4による非同期リセットオシレー
タ140は、複数のインバータ25の間に、複数の2入
力NOR 回路27を挿入してインバータチェーン26を構
成しており、該各2入力NOR 回路27には共通にエッジ
検出パルス11aが印加されている。上記複数のインバ
ータ25,及び複数の2入力NOR 回路27よりなるイン
バータチェーン26により、全体としてリングオシレー
タ回路を構成して、高速クロック13aを出力するもの
となっている。
【0058】本実施例4の動作は、基本的には上記実施
例3の動作と同じであるが、本実施例4においては、上
記インバータチェーン26の中に、非同期リセットをか
けるための2入力NOR 回路27を複数設けているので、
該非同期リセットオシレータ140の発振周波数が、上
記実施例3の非同期リセットオシレータ130の発振周
波数と同じ場合(図7の上記実施例3,図9の実施例4
のいずれにおいても、インバータチェーン26の遅延時
間T0 で決まる)、該非同期リセットオシレータ140
のリセットに要する時間t0 が短くなり、このため、上
記エッジ検出パルス11aのパルス幅を短くすることが
でき、その分、より早く高速クロック13aを発振出力
することができ、高速動作の点でより有利になるもので
ある。
【0059】なお、上記複数のインバータ25の間に、
複数の2入力NOR 回路27を挿入してインバータチェー
ン26を構成する際、該インバータ25と2入力NOR 回
路27を1つずつ交互に接続するようにすれば、より安
定した高速クロック13aを発振出力することができ
る。
【0060】実施例5.図10に本発明の第5の実施例
による非同期リセットオシレータ150を示す。
【0061】本実施例5の非同期リセットオシレータ1
50は、図7の上記実施例3の非同期リセットオシレー
タ130のインバータチェーン26の一部が、遅延時間
可変手段30によって置き換えられているものである。
ここで、該遅延時間可変手段30は、0,2,…,2k
の偶数個の段数のインバータチェーン31,32,…,
3kと、該偶数個の段数のインバータチェーン31,3
2,…,3kのいずれか1つを選択し、出力するn:1
セレクタ40とにより構成されている。
【0062】本実施例5においては、上記非同期リセッ
トオシレータ150内に上記遅延時間可変手段30を設
けているので、これにより上記インバータチェーン26
の遅延時間を調整することができ、上記実施例4,5の
非同期リセットオシレータと異なり、高速クロック12
aの発振周波数を変化させることができる。
【0063】実施例6.図11に本発明の第6の実施例
による非同期リセットオシレータ155を示す。
【0064】本実施例6の非同期リセットオシレータ1
55は、図7の上記実施例3の非同期リセットオシレー
タ130のインバータチェーン26の一部が、1つまた
は複数の遅延時間可変手段30と、1つまたは複数の非
同期リセットをかけるための2入力NOR 回路27とを直
列に接続したものによって置き換えられているものであ
る。
【0065】本実施例6は、以上のような構成としたの
で、高速クロック12aの発振周波数をより大きく変化
させることができ、なおかつエッジ検出パルス11aの
パルス幅を短くすることができるので、より早く高速ク
ロック13aを発振出力することができ、高速動作の点
でより有利になるものを得ることができる。
【0066】なお、インバータチェーン26の一部を、
1つまたは複数の遅延時間可変手段30と、1つまたは
複数の非同期リセットをかけるための2入力NOR 回路2
7とを直列に接続したものによって置き換える際、該両
者をそれぞれ1つずつ交互に配置して直列に接続するよ
うにすれば、より安定した高速クロック13aを発振出
力することができる。
【0067】なお上記実施例3ないし6においては、イ
ンバータチェーン、2入力NOR 回路等を用いた回路につ
いて説明したが、本発明はこれらの回路を用いたものに
限定されるものではない。例えば、非同期リセットオシ
レータにおいて用いたインバータチェーンは、必ずしも
インバータチェーンに限定されるものではなく、全体と
してリングオシレータ動作をするものであれば、他の何
らかの遅延手段を用いて構成しても、上記実施例と同様
の効果を得ることができる。
【0068】実施例7.図12に本発明の第7の実施例
によるリセットパルス発生回路160を示す。
【0069】本実施例7による該リセットパルス発生回
路160は、エッジパルス11aと、高速クロック信号
12aとを入力する2入力OR回路42と、エッジパルス
11aを2段のインバータ43を介してデータ入力に入
力し、上記2入力OR回路42の出力をイネーブル入力に
入力したラッチ回路44と、上記ラッチ回路44の出力
をデータ入力に入力し高速クロック信号12aをクロッ
ク入力に入力し、リセットパルス45aを出力するフリ
ップフロップ45とで構成される。
【0070】図13に本実施例7のリセットパルス発生
回路の動作タイミングを示す。
【0071】エッジパルス11aと高速クロック12a
の論理和をとったOR回路42の出力のC点では、図1
3のC点の波形に示すようにノイズが発生する恐れがあ
るが、該信号が入力される回路には、ハイイネーブル
(HIGH-Enable ),即ち、イネーブル端子がHIGH状態の
時データが通過、LOW 状態の時データ保持,のタイプの
ラッチを用いており、該ラッチの出力であるA 点には、
エッジパルス11a(この場合、インバータ43の2段
で遅延させたもの(図13中,破線で示す)をノイズの
影響を受けずに出力している。したがって、このA点の
出力をフリップフロップ45に高速クロック12aで取
り込むことにより、図13中に示す,高速クロック12
aに同期したリセットパルス45aを得ることができ
る。
【0072】このような本実施例7のリセットパルス発
生回路160では、高速クロック発生回路内で後段の粗
遅延信号生成回路(図示せず)をリセットするためのリ
セットパルスを、上記エッジパルス11aに応じて出力
させることができるので、可変遅延回路の制御を容易に
することができる効果がある。
【0073】粗遅延発生回路(その1)の説明 図14は上記実施例1ないし7の可変遅延回路において
用いる粗遅延信号発生回路170を示す。該粗遅延発生
回路170は、高速クロック12aがそれぞれ共通に入
力される,2,4,8,16,32分周回路(2のN乗
系列)51,52,53,54,55と、該各分周回路
の出力φ2、φ4、φ8、φ16、φ32,がそれぞれ
入力され、他の入力にデータ信号D0,D1,D2,D3,D4がそれ
ぞれ入力される5個の排他的論理和回路61,62,6
3,64,65と、各排他的論理和回路61〜65の出
力を入力する5入力NOR 回路66とからなる。さらに各
分周回路51〜55にはリセットパルス13aが印加さ
れる。
【0074】該粗遅延信号生成回路170の動作を図1
5を用いて説明する。図15において、リセットパルス
13aの印加により各分周回路51〜55は初期値にリ
セットされる。その後、高速クロックパルス12aの印
加により各分周回路51〜55は各々の分周動作を開始
する。ここで図15中の下段に記したように、リセット
後のφ2〜φ32は、5ビットのバイナリ系列となって
おり、所望のディレイ値をD0〜D4にセットすることによ
り、粗遅延出力66aに遅延出力が現われる。例えば、
上記入力にデータ信号D4,D3,D2,D1,D0を(D4,D3,D2,D1,D
0)=(00011)とし、リセット後3クロック後の遅延を指定
すると、該粗遅延信号生成回路170では、φ2,φ4
=1、他は0となるとき、即ちリセット後3クロック後
に全ての上記排他的論理和回路61〜65の入力が一致
し、5入力NOR 回路66の出力がHIGH状態となる。
【0075】このような構成になる該粗遅延信号生成回
路170では、各ビットの遅延出力線はφ2、φ4、φ
8、φ16、φ32,の5本でよく、従来例の64本と比
べて大幅にこれを減少させることができる。また精度の
良好な粗遅延信号66aを得ることができる。
【0076】粗遅延信号生成回路(その2)の説明 図16は、上記実施例1ないし7で用いる他の粗遅延信
号生成回路を示す。本粗遅延信号生成回路180は、上
記粗遅延発生回路(その1)の説明における粗遅延信号
生成回路170の構成に加えて、遅延出力のジッタを低
減してさらに良好な精度の粗遅延信号を得ることができ
るようにしたものである。即ち、該粗遅延信号生成回路
180は、例えば図14に示す上記粗遅延信号生成回路
170の出力に、図16に示すジッタ低減手段71を接
続しさらに良好な精度の低ジッタ粗遅延信号180aを
得るようにしたものである。
【0077】図16において、上記ジッタ低減手段71
は、データ入力に上記粗遅延信号生成回路170の出力
66aを印加し、クロック入力には、高速クロック12
aを入力したフリップフロップ71で構成され、低ジッ
タ粗遅延信号71aが該フリップフロップ71の出力か
ら得られる。
【0078】図14に示す上記粗遅延信号生成回路17
0の出力には、従来例で示した粗遅延信号生成回路12
2よりはジッタは少ないものの、各ゲートの伝搬時間差
に相当するジッタは残る。本ジッタ低減手段71を接続
することにより、高速クロック信号12aに同期した低
ジッタ粗遅延信号71aを得ることができる。
【0079】以上の粗遅延信号生成回路170,180
による粗遅延信号出力波形は、図18の上段(A )に示
すように、高速クロック12aの1周期分に相当する幅
のパルス波形となる。
【0080】実施例8.図17は本発明の実施例8によ
る粗遅延信号生成回路190を示す。本実施例8による
該粗遅延信号生成回路190は、図16で開示した上記
粗遅延信号生成回路180のジッタ低減手段71の後
に、インバータ8の2段で構成される遅延素子を介し
て、該ジッタ低減手段71の出力がデータ入力に印加さ
れ、該ジッタ低減手段71の反転出力がクロック入力に
印加されるリセット機能付きラッチ82を設け、該リセ
ット機能付きラッチ82の反転出力を粗遅延出力500
aとすることにより構成される。
【0081】本実施例8の動作は、フリップフロップ7
1よりなる上記ジッタ低減手段71の出力を上記リセッ
ト付ラッチ82でラッチすることにより、粗遅延出力5
00aをHIGH状態に保ち、一方、上記実施例7のリセッ
トパルス発生回路160の,次のトリガ信号10aに応
じて出力されるリセットパルス13aにより、上記粗遅
延出力500aをLOW 状態に復帰させる。
【0082】このような本実施例8においては、上記粗
遅延信号生成回路180のジッタ低減手段71の後に、
さらに次のトリガ信号10aに応じて出力されるリセッ
トパルス13aによりその出力をリセットする上記リセ
ット付ラッチ82をさらに備えたので、図18の中段
(B )に示すように、所望の遅延の後、HIGH状態を持続
し,上記次のリセットパルス13aにてLOW 状態に復帰
するような粗遅延出力波形を得ることができる。
【0083】
【発明の効果】以上のように、この発明(請求項1)に
よれば、トリガ信号を入力信号とし、該トリガ信号の立
ち上がりから所望の時間遅延してパルス信号を出力する
高速クロック発生回路と、粗遅延信号生成回路とからな
る可変遅延回路において、上記高速クロック発生回路
は、上記トリガ信号を入力し、該トリガ信号の立ち上が
りエッジを検出して発生する,所定時間幅を有するエッ
ジ検出パルスを出力する立ち上がりエッジ検出パルス発
生回路と、上記エッジ検出パルスを入力とし、該エッジ
検出パルスの立ち上がりによりリセットされ、該エッジ
検出パルスの立ち下がりにより高速クロックの発生を開
始する,非同期リセットオシレータとを備えたものとし
たので、アナログ回路を使用せずに可変遅延回路用高速
クロック発生回路を構成することができ、従来例の高速
クロック発生回路のようにPLLを用いていないため、
チャージポンプや、VCOといったアナログ回路をディ
ジタルLSI上に集積する必要がなく、特別な配慮が不
要になる効果がある。
【0084】またこの発明(請求項2)によれば、請求
項1に記載の可変遅延回路において、上記高速クロック
発生回路における非同期リセットオシレータは、直列に
接続された偶数個のインバータからなるインバータチェ
ーンと、その第1の入力端子に上記インバータチェーン
の出力を入力し、その第2の入力端子に上記立ち上がり
エッジ検出パルス発生回路からのエッジパルスを入力
し、その出力を上記インバータチェーンの入力に接続し
た高速クロック発生用2入力NOR回路とを備えたもの
としたので、上記非同期リセットオシレータを、ディジ
タル回路のみで構成できるので、VCO等アナログ発振
器を用いる必要がなく、特別な配慮が不要となる効果が
ある。
【0085】またこの発明(請求項3)によれば、請求
項1に記載の可変遅延回路において、上記高速クロック
発生回路における非同期リセットオシレータは、複数の
インバータと、複数の2入力NOR回路とが、偶数個直
列接続されてなる2入力NOR回路を含むインバータチ
ェーンと、その第1の入力端子に上記2入力NOR回路
を含むインバータチェーンの出力を入力し、その第2の
入力端子に上記立ち上がりエッジ検出パルス発生回路か
らのエッジパルスを入力し、その出力を上記2入力NO
R回路を含むインバータチェーンの入力に接続した高速
クロック発生用2入力NOR回路とによりリングオシレ
ータが形成され、上記立ち上がりエッジ検出パルス発生
回路からのエッジパルスが、上記インバータチェーン内
の複数の2入力NOR回路の各々の他方の入力に入力さ
れてなるものとしたので、上記非同期リセットオシレー
タの発振周波数が同じ場合、該非同期リセットオシレー
タのリセットに要する時間が短くなり、このため、上記
エッジ検出パルスのパルス幅を短くでき、その分より早
く高速クロックを発振出力でき、高速動作を可能とする
ことができる効果がある。
【0086】またこの発明(請求項4)によれば、請求
項3に記載の可変遅延回路において、上記非同期リセッ
トオシレータにおける,2入力NOR回路を含むインバ
ータチェーンは、複数のインバータと、複数の2入力N
OR回路とが、一つずつ交互に直列接続されてなるイン
バータチェーンであるものとしたので、より安定した高
速クロックを発生させることができる効果がある。
【0087】またこの発明(請求項5)によれば、請求
項1に記載の可変遅延回路において、上記高速クロック
発生回路における非同期リセットオシレータは、各々直
列に接続されたインバータからなる複数のインバータチ
ェーンと、該複数のインバータチェーンのうちのいずれ
かを選択する遅延パス選択手段と、該遅延パス選択手段
の出力に互いに直列に接続されたインバータからなる第
2のインバータチェーンと、その第1の入力端子に上記
第2のインバータチェーンの出力を入力し、その第2の
入力端子に上記立ち上がりエッジ検出パルス発生回路か
らのエッジパルスを入力し、その出力を上記インバータ
チェーンの入力に接続した高速クロック発生用2入力N
OR回路とを備えてなるものとしたので、これにより上
記非同期リセットオシレータの遅延時間を調整すること
ができ、上記高速クロックの発振周波数を変化させるこ
とができる効果がある。
【0088】またこの発明(請求項6)によれば、請求
項1に記載の可変遅延回路において、上記高速クロック
発生回路における非同期リセットオシレータは、各々複
数のインバータからなるインバータチェーンと、そのい
ずれかの出力を選択するセレクタとからなる,1つまた
は複数の遅延パス選択手段と、該遅延パス選択手段の出
力を入力とする,複数の2入力NOR回路と複数のイン
バータが偶数個直列に接続されてなるインバータチェー
ンと、その第1の入力端子に上記2入力NOR回路を含
むインバータチェーンの出力を入力し、その第2の入力
端子に上記立ち上がりエッジ検出パルス発生回路からの
エッジパルスを入力し、その出力を上記遅延パス選択手
段の入力に接続した高速クロック発生用2入力NOR回
路とによりリングオシレータが形成され、上記立ち上が
りエッジ検出パルス発生回路からのエッジパルスが、上
記インバータチェーン内の複数の2入力NOR回路の各
々の他方の入力に入力されてなるものとしたので、上記
高速クロックの発振周波数を変化させることができる可
変遅延回路において、より早く高速クロックを発振出力
でき、高速動作を可能にすることができる効果がある。
【0089】またこの発明(請求項7)によれば、上記
請求項6に記載の可変遅延回路において、上記非同期リ
セットオシレータにおける上記遅延パス選択手段の出力
を入力とする複数の2入力NOR回路と、複数のインバ
ータが偶数個直列に接続されてなるインパータチェーン
は、上記遅延パス選択手段と、該遅延パス選択手段の出
力を入力とする,複数の2入力NOR回路と複数のイン
バータとが、一つずつ交互に直列接続されてなるインバ
ータチェーンであるものとしたので、より安定した高速
クロックを発生させることができる効果がある。
【0090】またこの発明(請求項8)によれば、請求
項1ないし7のいずれかに記載の可変遅延回路におい
て、上記粗遅延信号生成回路は、それぞれに、上記高速
クロック発生回路から発生される,高速クロック信号が
入力されるN個の,2のj乗(j=1〜N)分周回路
と、上記各2のj乗分周回路からそれぞれ出力される,
N個の高速クロック信号の2のj乗分周信号からなるN
ビットと、Nビットの遅延時間選択データとを入力とし
その両者の一致を検出するNビットの一致検出手段と、
該Nビットの一致検出手段の出力を入力とするN入力N
OR回路と、該N入力NOR回路の出力をデータ入力
に、上記高速クロック信号をクロック入力に入力するフ
リップフロップと、上記フリップフロップのデータ出力
を所定時間遅延させるための遅延手段と、該遅延手段の
出力をそのデータ入力への入力とし、上記フリップフロ
ップの反転データ出力をそのクロック入力への入力と
し、上記リセットパルス発生回路からの,次のトリガ信
号に応じて出力されるリセットパルスをリセット入力と
し、その反転出力を粗遅延出力として出力するリセット
機能付きラッチとを備えたものとしたので、粗遅延信号
生成回路の粗遅延出力として、次のトリガ信号に応じた
リセット入力が入力されるまでその出力を保持できる波
形の粗遅延出力を得ることができる効果がある。
【0091】またこの発明(請求項9)によれば、請求
項1ないし8のいずれかに記載の可変遅延回路におい
て、上記高速クロック発生回路は、上記立ち上がりエッ
ジ検出パルス発生回路からのエッジ検出パルス,及び上
記非同期リセットオシレータにより出力される高速クロ
ックを入力とし、上記粗遅延信号生成回路をリセットす
るリセット信号を出力するリセットパルス発生回路をさ
らに備えたものとしたので、請求項1の高速クロック発
生回路よりも、後段につながる粗遅延発生回路の制御を
容易に行うことができる効果がある。
【0092】またこの発明(請求項10)によれば、請
求項9に記載の可変遅延回路において、上記高速クロッ
ク発生回路におけるリセットパルス発生回路は、エッジ
パルスと、上記非同期リセットオシレータからの高速ク
ロック信号とをその2入力とする2入力OR回路と、上
記エッジパルスを所定時間遅延させるための遅延手段
と、該遅延手段の出力をそのデータ入力に入力し、上記
2入力OR回路の出力をイネーブル入力に入力したラッ
チ回路と、上記ラッチ回路の出力をデータ入力に入力
し、上記非同期リセットオシレータからの高速クロック
信号をクロック入力に入力したフリップフロップとから
構成したので、後段に接続される粗遅延信号生成回路を
リセットするためのリセットパルス発生回路を、高速ク
ロック発生回路内に含むこととなり、可変遅延回路の制
御を容易にすることができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例1による可変遅延回路及び高
速クロック発生回路を示す図である。
【図2】 上記実施例1の高速クロック発生回路の動作
タイミングチャートを示す図である。
【図3】 本発明の実施例2によるリセット機能付高速
クロック発生回路を示す図である。
【図4】 上記実施例2のリセット機能付高速クロック
発生回路の動作タイミングチャートを示す図である。
【図5】 上記実施例1,2で用いる立ち上がりエッジ
検出回路を示す図である。
【図6】 上記図5の立ち上がりエッジ検出回路の動作
タイミングチャートを示す図である。
【図7】 本発明の実施例3による非同期リセットオシ
レータを示す図である。
【図8】 上記実施例3の非同期リセットオシレータの
動作タイミングチャートを示す図である。
【図9】 本発明の実施例4による非同期リセットオシ
レータ(複数リセットゲート付)を示す図である。
【図10】 本発明の実施例5による非同期リセットオ
シレータ(周波数可変回路付)を示す図である。
【図11】 本発明の実施例6による非同期リセットオ
シレータ(複数リセットゲート、周波数可変回路付)を
示す図である。
【図12】 本発明の実施例7によるリセットパルス発
生回路を示す図である。
【図13】 上記実施例7のリセットパルス発生回路の
動作タイミングチャートを示す図である。
【図14】 上記実施例1ないし6で用いる他の粗遅延
信号生成回路を示す図である。
【図15】 上記図14の粗遅延信号生成回路の動作タ
イミングチャートを示す図である。
【図16】 上記実施例1ないし6で用いる低ジッタ粗
遅延信号生成回路を示す図である。
【図17】 本発明の実施例8によるリセット付粗遅延
信号生成回路を示す図である。
【図18】 粗遅延発生回路(その1),及び粗遅延発
生回路(その1),及び本発明の実施例8の動作タイミ
ングチャートを示す図である。
【図19】 従来のアナログ可変遅延回路を示す図であ
る。
【図20】 従来のディジタル可変遅延回路(その1)
を示す図である。
【図21】 従来のディジタル可変遅延回路(その2)
を示す図である。
【図22】 従来のカウンタ回路を示す図である。
【符号の説明】
10a トリガ信号、11a エッジ検出パルス、12
a 高速クロック、13a リセット信号、66a 粗
遅延出力、500a 粗遅延出力、8 インバータ、1
1 立ち上がりエッジ検出パルス発生回路、12 非同
期リセットオシレータ、13 リセットパルス発生回
路、25 インバータ、26 インバータチェーン、2
7 2入力NOR 回路、30 遅延時間可変手段、31,
32,…,3k インバータチェーン、40 n:1セ
レクタ、42 2入力OR回路、43 インバータ、44
ラッチ回路、45 フリップフロップ、51,52,
53,54,55 2,4,8,16,32分周回路
(2のN乗系列)、φ2,φ4,φ8,φ16,φ32
該各分周回路の出力、D0,D1,D2,D3,D4 データ信号、
61,62,63,64,65 排他的論理和回路、6
6 5入力NOR 回路、71 ジッタ低減手段(フリップ
フロップ)、82 リセット機能付きラッチ、100
高速クロック発生回路、111 リセット機能付高速ク
ロック発生回路、130 非同期リセットオシレータ、
140 複数リッセトゲート付非同期リセットオシレー
タ、150 周波数可変非同期リセットオシレータ、1
55複数リッセトゲート付周波数可変リセットオシレー
タ、160 リセットパルス発生回路、190 リセッ
ト付粗遅延信号生成回路、500 粗遅延信号生成回
路、

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トリガ信号を入力信号とし、該トリガ信
    号の立ち上がりから所望の時間遅延してパルス信号を出
    力する高速クロック発生回路と、粗遅延信号生成回路と
    からなる可変遅延回路において、 上記高速クロック発生回路は、 上記トリガ信号を入力し、該トリガ信号の立ち上がりエ
    ッジを検出して発生する,所定時間幅を有するエッジ検
    出パルスを出力する立ち上がりエッジ検出パルス発生回
    路と、 上記エッジ検出パルスを入力とし、該エッジ検出パルス
    の立ち上がりによりリセットされ、該エッジ検出パルス
    の立ち下がりにより高速クロックの発生を開始する,非
    同期リセットオシレータとを備えたものであることを特
    徴とする可変遅延回路。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の可変遅延回路におい
    て、 上記高速クロック発生回路における非同期リセットオシ
    レータは、 直列に接続された偶数個のインバータからなるインバー
    タチェーンと、 その第1の入力端子に上記インバータチェーンの出力を
    入力し、その第2の入力端子に上記立ち上がりエッジ検
    出パルス発生回路からのエッジパルスを入力し、その出
    力を上記インバータチェーンの入力に接続した高速クロ
    ック発生用2入力NOR回路とを備えてなるものである
    ことを特徴とする可変遅延回路。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の可変遅延回路におい
    て、 上記高速クロック発生回路における非同期リセットオシ
    レータは、 複数のインバータと、複数の2入力NOR回路とが、偶
    数個直列接続されてなる2入力NOR回路を含むインバ
    ータチェーンと、 その第1の入力端子に上記2入力NOR回路を含むイン
    バータチェーンの出力を入力し、その第2の入力端子に
    上記立ち上がりエッジ検出パルス発生回路からのエッジ
    パルスを入力し、その出力を上記2入力NOR回路を含
    むインバータチェーンの入力に接続した高速クロック発
    生用2入力NOR回路とによりリングオシレータが形成
    され、 上記立ち上がりエッジ検出パルス発生回路からのエッジ
    パルスが、上記インバータチェーン内の複数の2入力N
    OR回路の各々の他方の入力に入力されてなるものであ
    ることを特徴とする可変遅延回路。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の可変遅延回路におい
    て、 上記非同期リセットオシレータにおける,2入力NOR
    回路を含むインバータチェーンは、 複数のインバータと、複数の2入力NOR回路とが、一
    つずつ交互に直列接続されてなるインバータチェーンで
    あることを特徴とする可変遅延回路。
  5. 【請求項5】 請求項1に記載の可変遅延回路におい
    て、 上記高速クロック発生回路における非同期リセットオシ
    レータは、 各々直列に接続されたインバータからなる複数のインバ
    ータチェーンと、 該複数のインバータチェーンのうちのいずれかを選択す
    る遅延パス選択手段と、 該遅延パス選択手段の出力に互いに直列に接続されたイ
    ンバータからなる第2のインバータチェーンと、 その第1の入力端子に上記第2のインバータチェーンの
    出力を入力し、その第2の入力端子に上記立ち上がりエ
    ッジ検出パルス発生回路からのエッジパルスを入力し、
    その出力を上記インバータチェーンの入力に接続した高
    速クロック発生用2入力NOR回路とを備えてなるもの
    であることを特徴とする可変遅延回路。
  6. 【請求項6】 請求項1に記載の可変遅延回路におい
    て、 上記高速クロック発生回路における非同期リセットオシ
    レータは、 各々複数のインバータからなるインバータチェーンと、
    そのいずれかの出力を選択するセレクタとからなる,1
    つまたは複数の遅延パス選択手段と、 該遅延パス選択手段の出力を入力とする,複数の2入力
    NOR回路と複数のインバータが偶数個直列に接続され
    てなるインバータチェーンと、 その第1の入力端子に上記2入力NOR回路を含むイン
    バータチェーンの出力を入力し、その第2の入力端子に
    上記立ち上がりエッジ検出パルス発生回路からのエッジ
    パルスを入力し、その出力を上記遅延パス選択手段の入
    力に接続した高速クロック発生用2入力NOR回路とに
    よりリングオシレータが形成され、 上記立ち上がりエッジ検出パルス発生回路からのエッジ
    パルスが、上記インバータチェーン内の複数の2入力N
    OR回路の各々の他方の入力に入力されてなるものであ
    ることを特徴とする可変遅延回路。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載の可変遅延回路におい
    て、 上記非同期リセットオシレータにおける上記遅延パス選
    択手段の出力を入力とする複数の2入力NOR回路と、
    複数のインバータが偶数個直列に接続されてなるインパ
    ータチェーンは、 上記遅延パス選択手段と、該遅延パス選択手段の出力を
    入力とする,複数の2入力NOR回路と複数のインバー
    タとが、一つずつ交互に直列接続されてなるインバータ
    チェーンであることを特徴とする可変遅延回路。
  8. 【請求項8】 請求項1ないし7のいずれかに記載の可
    変遅延回路において、 上記粗遅延信号生成回路は、 それぞれに、上記高速クロック発生回路から発生され
    る,高速クロック信号が入力されるN個の,2のj乗
    (j=1〜N)分周回路と、 上記各2のj乗分周回路からそれぞれ出力される,N個
    の高速クロック信号の2のj乗分周信号からなるNビッ
    トと、Nビットの遅延時間選択データとを入力としその
    両者の一致を検出するNビットの一致検出手段と、 該Nビットの一致検出手段の出力を入力とするN入力N
    OR回路と、 該N入力NOR回路の出力をデータ入力に、上記高速ク
    ロック信号をクロック入力に入力するフリップフロップ
    と、 上記フリップフロップのデータ出力を所定時間遅延させ
    るための遅延手段と、 該遅延手段の出力をそのデータ入力への入力とし、上記
    フリップフロップの反転データ出力をそのクロック入力
    への入力とし、上記リセットパルス発生回路からの,次
    のトリガ信号に応じて出力されるリセットパルスをリセ
    ット入力とし、その反転出力を粗遅延出力として出力す
    るリセット機能付きラッチとを備えたことを特徴とする
    可変遅延回路。
  9. 【請求項9】 請求項1ないし8のいずれかに記載の可
    変遅延回路において、 上記高速クロック発生回路は、 上記立ち上がりエッジ検出パルス発生回路からのエッジ
    検出パルス,及び上記非同期リセットオシレータにより
    出力される高速クロックを入力とし、上記粗遅延信号生
    成回路をリセットするリセット信号を出力するリセット
    パルス発生回路をさらに備えたことを特徴とする可変遅
    延回路。
  10. 【請求項10】 請求項9に記載の可変遅延回路におい
    て、 上記高速クロック発生回路におけるリセットパルス発生
    回路は、 エッジパルスと、上記非同期リセットオシレータからの
    高速クロック信号とをその2入力とする2入力OR回路
    と、 上記エッジパルスを所定時間遅延させるための遅延手段
    と、 該遅延手段の出力をそのデータ入力に入力し、上記2入
    力OR回路の出力をイネーブル入力に入力したラッチ回
    路と、 上記ラッチ回路の出力をデータ入力に入力し、上記非同
    期リセットオシレータからの高速クロック信号をクロッ
    ク入力に入力したフリップフロップとから構成されたも
    のであることを特徴とする可変遅延回路。
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