JPH08136U

JPH08136U - 巻きとり式原稿ホルダー

Info

Publication number: JPH08136U
Application number: JP5595193U
Authority: JP
Inventors: 陽三荒川
Original assignee: 陽三荒川
Priority date: 1993-09-09
Filing date: 1993-09-09
Publication date: 1996-01-23

Abstract

(57)【要約】（修正有）【目的】巻き取り方式を用い、原稿ホルダー本体がコ
ンパクトに納まり、入力作業者が設置場所を自由に選
べ、視線の移動が小さくて済み、可視部がせまく限定さ
れるので入力ミスが省けて疲労を軽減し作業効率を向上
させる。【構成】本体５に巻き取り側軸６及びツマミ９並びに
巻き戻し側軸７及びツマミ１０を設け、原稿４を保持リ
ング８で両方の軸に巻き付けツマミ９、１０、又はスイ
ッチ、若しくはリモコン１４の操作にてモーター１５、
１６を駆動させて軸を回し原稿を巻き取る。蓋１１には
カレンダー、時計、電卓機能を組込んだ表示部を設け
る。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案はパーソナルコンピューター、ワープロ等のタイピング作業時の原稿入力にあたり用いる原稿ホルダーに係り、原稿（４）を巻取ることによって入力行をずらし、限定された範囲のみ表示されるので本体がコンパクトにまとまり、置く場所を選ばないので作業がしやすい、画面とキーボードの間においた場合視線は軸線上で動くので左右に動かすことがなくなり、従って作業効率がよく疲労の少ない操作を可能とする原稿ホルダーである、また、巻き取り式原稿ホルダーとしての持ち味を兼ね備えながら、卓上カレンダー、速読訓練機、演説、ニュース読上げ原稿ホルダーとしても利用可能である。

【０００２】

【従来の技術】

従来、パーソナルコンピュータやワードプロセッサーを用いて文章を入力する際の機器、原稿の配置は大略図５に示すような配置であった。原稿をはさむクリップと原稿を載せる台からなる原稿ホルダーを画面の側部に設置する方式か、原稿を単に机上に置く方式があった。原稿入力作業時の作業者の視線は、原稿をいずれに置いた場合にも、画面あるいはキーボードから左右に大きくふれるので作業効率は低下し疲労度は増す原因となっている。また、画面と原稿を交互に見ているうちに一行飛ばしや、２度打ち等の失敗が起こりやすい。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

本考案は、以上述べた従来のパーソナルコンピューターやワードプロセッサー等で文章をを入力する際の欠点を解消し、作業効率を向上し、作業者の疲労度を軽減出来るような原稿ホルダーを提供しようとするものである。

【０００４】

【課題を解決するための手段及びその作用】

入力時の作業者の視線が画面、原稿ホルダー、キーボードの間で効率よく動く為には原稿ホルダーを画面とキーボードの間に置けること、あるいは作業者が不便を感じない場所に置くためには原稿ホルダー全体が小型で場所をとらない必要がある、そのために原稿を巻取り側軸にセッテイングし原稿入力と並行して巻取る機構を用いる。

【０００５】

【作用】

巻き取り軸と、巻き戻し軸の間の可視部は限定されるので入力ミスも起きにくく、原稿の先送りもスムーズで便利である。

【０００６】

【実施例】

図１は本考案に係わる原稿ホルダーを使用した場合の配置を示した斜視図である。図２、図３、図４は本考案に係わる原稿ホルダーの斜視図である、図１において、机の上にはパーソナルコンピュータ等の画面（２）が設けられている画面の前に原稿ホルダー本体（５）が設置されておりその前にキーボード（３）が設置されている、キーボードの側部にリモートコントロール用のリモコン（１４）が置かれている、原稿ホルダー（５）には原稿（４）がセットされ巻取られている。図中の機器番号（１）はパーソナルコンピューター等の本体である、図２、図３、図４において、原稿ホルダーは、本体部と巻取り側軸（６）、巻戻し側軸（７）、原稿はさみ込み用保持リング（８）、蓋（１１）カレンダー、時計等の表示部（１３）巻き取り側ツマミ（９）巻き戻し側ツマミ（１０）、巻き取り用モーター（１５）、巻き戻用モーター（１６）ギヤー（１７）、電池（１８）から成る、原稿入力に際してはまず巻き取り側軸（６）を本体（５）からはずして原稿の一端を軸と保持リング（８）の間にはさみ込んで適量を巻き付ける、続いてもう一端を巻き戻し側軸（７）に同じく適量巻き付ける、巻き取り側軸（６）を元に戻してから、巻き取り側ツマミ（９）でタルミ、位置の微調整をして原稿（４）セットは完了する、原稿入力作業の進展に応じて巻き取り側ツマミ（９）を手動で回すか、あるいはスイッチ（１２）リモコン（１４）を操作して巻き取り用モーター（１５）を駆動して原稿を巻き取る、原稿を戻す必要がある時は巻き戻し側のツマミ（１０）を回すかまたはスイッチ（１２）リモコン（１２）操作して巻き戻し用モーター（１６）を駆動して原稿を巻戻す。縦書き原稿の場合は本体を立てて行う。以上、述べた実施例の他に次に述べるような実施例が考えられる。例えば請求項４で述べたように帯状にしたロール紙に印刷もしくは書き込んだ原稿を本体にセットして、卓上カレンダー、楽譜台、動くメニュー、速読訓練機、演説原稿、ニュース読み上げ用の原稿ホルダー、としても応用できる。本体に組み込んだカレンダー、時計、電卓機能は入力作業中に参照したい日付け、時計、簡単計算用の電卓が作業者の目の前にありとても便利である。また請求項５にて述べたように原稿ホルダーのみの用途にとどまらずカレンダー、時計、電卓を組み込んだインテリア置物としても応用出来る。

【０００７】

【考案の効果】

本考案は原稿保持機を巻き取り式にする事によって次に示すような効果を示すものである、（イ）本体が小さくまとまるので本体を置く場所が入力作業者の好きな場所に置けるし画面とキーボードの間においた場合は視線の移動が小さく作業効率が向上し、作業者の疲労を軽減する。（ロ）原稿を巻き取る方式なので、原稿の可視部分は必然的に狭くなるので入力箇所表示が限定され、原稿の飛ばし読み、等入力ミスも省ける。（ハ）請求項２、請求項３、で述べたように、モーターを駆動することでキーボードから近い位置で原稿の送り、戻りを操作出来るので入力作業がスムーズに進められる。（ニ）カレンダー、時計、電卓等などを組み込むことで入力作業時に目の前で時間の経過等が確認出来るし簡単な計算も出来る。（ホ）請求項４、請求項５で述べたように原稿ホルダーとしてだけでなく例えばカレンダーホルダーとして使用した場合普通のカレンダーが月日が経過するとともに破って捨てる方式に対し、本考案品は巻き取り方式なので過ぎた日付けでも巻き戻して見ることが出来るし、インテリア置物、ギフト用品としても応用出来る

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案に係わる原稿ホルダーを使用した場合の
機器、原稿ホルダーの配置を示した斜視図である。

【図２】本考案に係わる原稿ホルダーを示した図であ
る。

【符号の説明】

１パーソナルコンピュータ等の本体２画面３キーボード４原稿５原稿ホルダー本体６巻き取り側軸７巻き戻し側軸８保持リング９巻き取り側ツマミ１０巻き戻し側ツマミ１１蓋１２スイッチ１３カレンダー、時計、電卓、表示部１４リモコン１５巻き取り用モーター１６巻き戻し用モーター１７ギヤ１８電池

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【手続補正書】

【提出日】平成７年５月２６日

【手続補正１】

【補正対象書類名】明細書

【補正対象項目名】図３

【補正方法】追加

【補正内容】

【図３】本考案に係わる原稿ホルダーの外
形図である。

【手続補正２】

【補正対象書類名】明細書

【補正対象項目名】図４

【補正方法】追加

【補正内容】

【図４】本考案に係わる原稿ホルダーの内
部構造図である。

【手続補正３】

【補正対象書類名】明細書

【補正対象項目名】図５

【補正方法】追加

【補正内容】

【図５】従来パソナルコンピューター、ワ
ープロなどを用いて文書を入力する際の機器、原稿の配
置と作業者の目線の動きを示した配置図である。

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】帯状もしくはシート状の原稿（４）の両
端を巻きとり側軸（６）と巻き戻し側輔（７）に巻き付
けツマミ（９）、（１０）を回すことで巻き取り、巻き
戻しを自在に操作出来る。また限定された範囲のみを表
示するので本体（５）がコンパクトにまとまり設置場所
が自由に選べることを特徴とする原稿ホルダー。
【請求項２】請求項１において巻き取る軸を駆動する
ためのモーター（１５）、（１６）、電池（１８）を本
体に内蔵し本体前面のスイッチ（１２）を操作すること
で送り、巻き戻しを電動で行うことを特徴とする、原稿
ホルダー。
【請求項３】請求項２において、操作スイッチ（１
２）を赤外線等の無線、または有線のリモコン（１４）
により操作することを特徴とする原稿ホルダー。
【請求項４】請求項上、請求項２、請求項３において
帯状にしたロール紙に、カレンダー、楽譜、写真、レス
トランのメニュー、書籍等をプリントしたものをセット
し、演説原稿、卓上カレンダー、楽譜台、動くメニュ
ー、速読練習機、演説原稿、ニュース読み上げ原稿の保
持機としても機能することを特徴とする原稿ホルダー。
【請求項５】請求項１、請求項２、請求項３、請求項
４において本体前面パネルにカレンダー、時計表示、電
卓機能を組込んだ表示部（１３）を設けてインテリア置
物、ギフト用品、自社名入りの販促用としても機能する
ことを特徴とする原稿ホルダー。