JPH08134332A - ポリエステル組成物およびフイルム - Google Patents

ポリエステル組成物およびフイルム

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JPH08134332A
JPH08134332A JP28093094A JP28093094A JPH08134332A JP H08134332 A JPH08134332 A JP H08134332A JP 28093094 A JP28093094 A JP 28093094A JP 28093094 A JP28093094 A JP 28093094A JP H08134332 A JPH08134332 A JP H08134332A
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 平均粒径0.01〜2.0μm、粒度分布の
相対標準偏差σが0.5以下であり、かつ粒子の長径/
短径比が1.0〜1.2であるケイ酸アルミニウム粒子
を0.01〜5重量%含有してなるポリエステル組成
物。 【効果】 本発明のポリエステル組成物は特にフイルム
とした場合、走行性、耐摩耗性に優れており、磁気記録
媒体用途などにおいて好適に使用される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ポリエステル組成物に
関する。さらに詳しくは、耐摩耗性、および走行性に優
れたフイルムを得るのに適したポリエステル組成物に関
する。
【0002】
【従来の技術】一般に熱可塑性ポリエステル、例えばポ
リエチレンテレフタレートは優れた力学特性、化学特性
を有しており、フイルム、繊維などの成形品として広く
用いられている。しかしながら、ポリエステルは成形品
に加工する際に、走行性不足のため生産性が低下すると
いう問題があった。このような問題を改善する方法とし
て、従来よりポリエステル中に粒子を分散せしめ、成形
品の表面に凹凸を付与する方法が行われている。この方
法は、走行性の問題解決には有効であるが、成形品とし
た場合には耐摩耗性、耐スクラッチ性を満足すべきレベ
ルとすることができない。
【0003】成形品、例えば磁気テープ用フイルムの耐
摩耗性が低い場合、磁気テープの製造工程中にフイルム
の摩耗粉が発生しやすくなり、磁性層を塗布する工程で
塗布抜けが生じ、その結果、磁気記録の抜け(ドロップ
・アウト)などを引き起こす。また、磁気テープを使用
する際は多くの場合、記録、再生機器などと接触しなが
ら走行させるため、接触時に生じる摩耗粉が磁性体上に
付着し、記録、再生時に磁気記録の抜け(ドロップ・ア
ウト)を生じる。すなわち、磁気テープ用フイルムは、
磁気テープ製造工程中においても、また磁気テープとし
て使用する場合においても、走行性、耐摩耗性を有する
ことが必要である。
【0004】従来からこれらの問題を解決すべく、粒子
を添加する方法(外粒法)や触媒残査により粒子を析出
させる方法(内粒法)などの検討がなされており、例え
ば、前者では特開昭62−172031号公報(シリコ
ーン粒子)、特開平5−3377号公報(球状シリカ、
および炭酸カルシウム)、特開平5−4412号公報
(球状シリカ)、特開平5−4413号公報(球状シリ
カ)などが挙げられ、これらの粒子は、均一な表面をつ
くるには適しているが、その一方でPETとの親和性に
乏しく、しばしば脱落してトラブルの原因になることも
ある。この他にも、特開平55−45118号公報(ケ
イ酸アルミニウム)、特開平55−107495号公報
(ケイ酸アルミニウム)などが挙げられるが、これらに
ついては、粒子の形状が不定形であり、粒度分布におい
ては粗粒が多く、表面均一性、耐摩耗性などにおいても
いまだ不十分であり、改善の余地がある。
【0005】また、後者については特開昭34−514
4号公報(アルカリ金属塩)や特開昭40−3291号
公報(テレフタル酸塩)、特開昭48−61556号公
報(リチウム元素を含有)、特開昭51−112860
号公報(リチウム元素、カルシウム元素、リン元素を含
有)などが提案されており、これらの内粒は特異な表面
突起をつくることで知られているが、その表面突起が比
較的柔らかく、外粒法に比べて傷がつき易く、いまだ改
善の余地がある。
【0006】又、近年ではフイルム用途の高品質化が進
み、より機能性の高いフイルム原料の開発が望まれる
中、従来の製品では、走行性、耐摩耗性において必ずし
も十分とはいいがたく、さらなる改善が求められてい
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は前記し
た従来技術の欠点を解消することにあり、特定の粒子を
ポリエステル中に含有せしめることにより、成形したと
きの走行性、耐摩耗性に優れたポリエステル組成物を提
供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記した本発明の目的
は、体積平均粒径0.005〜2.0μm、粒度分布の
下記式で示される相対標準偏差σが0.5以下であり、
かつ粒子の長径/短径比が1.0〜1.2であるケイ酸
アルミニウム粒子を0.01〜5重量%含有してなるポ
リエステル組成物であって、成形することにより、走行
性、および耐摩耗性に優れているフイルムを得ることが
できる組成物により達成される。
【0009】
【数2】 ただし、 σ :相対標準偏差 D :数平均粒径(μm) Di:粒子径(μm) n :粒子個数(個) である。
【0010】本発明におけるポリエステルは、フイルム
を成形しうるものならどのようなものでもよく、例えば
ポリエチレンテレフタレート、ポリテトラメチレンテレ
フタレート、ポリシクロヘキシレンジメチレンテレフタ
レート、ポリエチレン−2,6−ナフタレンジカルボキ
シレート、ポリエチレン−1,2−ビス(2−クロロフ
ェノキシ)エタン−4,4’−ジカルボキシレートなど
が好ましく挙げられるが、ポリエチレンテレフタレート
あるいはポリエチレン−2,6−ナフタレンジカルボキ
シレートが特に好ましい。また、特に機械的強度などが
必要な高級用途の場合は、ポリエチレン−2,6−ナフ
タレンジカルボキシレートが好適である。
【0011】これらのポリエステルには、共重合成分と
してアジピン酸、イソフタル酸、セバシン酸、フタル
酸、4,4’−ジフェニルジカルボン酸などのジカルボ
ン酸およびそのエステル形成性誘導体、ポリエチレング
リコール、ジエチレングリコール、ヘキサメチレングリ
コール、ネオペンチルグリコール、ポリプロピレングリ
コールなどのジオキシ化合物、p−(β−オキシエトキ
シ)安息香酸などのオキシカルボン酸およびそのエステ
ル形成性誘導体などを共重合する事ができるが、その共
重合量は、全ポリエステル繰り返し単位に対して20m
ol%以下であることが好ましい。
【0012】本発明におけるケイ酸アルミニウム粒子の
体積平均粒径は、0.005〜2.0μmであり、0.
01〜1.0μmであることが好ましい。このときの粒
度分布の相対標準偏差σは0.5以下であり、好ましく
は0.3以下、特に0.15以下であることが好まし
い。ケイ酸アルミニウムの体積平均粒径が2.0μmを
こえると、表面突起が大きくなりすぎ、走行時に脱落し
易くなり、0.005μmより小さいと十分な突起が得
られず、走行性が低下し好ましくない。また相対標準偏
差が0.5より大きいと粗大突起が生成し易くなり、均
一な表面が得にくく好ましくない。
【0013】ケイ酸アルミニウム粒子のポリマ−に対す
る含有量は、0.01〜5重量%であり、0.1〜3重
量%であることが好ましい。含有量が0.01重量%未
満である場合、耐摩耗性が十分に発現せず、5重量%を
越えて含有する場合には、粒子同士の凝集が生じ、粗大
粒子となってフイルムの表面粗さを著しく低下させるこ
とがあるため好ましくない。
【0014】また、本発明におけるケイ酸アルミニウム
粒子は、少なくとも、粒子の表面がケイ酸アルミニウム
で構成されていることが好ましい。このようなケイ酸ア
ルミニウムの製造方法としては、例えば、pH10以上
のアルカリ水溶液中にアルカリ金属、アンモニウムまた
は有機塩基のケイ酸塩と、アルカリに可溶なアルミニウ
ム化合物とを同時に添加し、反応させることにより目的
の粒子を生成せしめることができる。このとき、より比
表面積の大きな粒子を生成せしめるには、反応液を、ケ
イ素原子/アルミニウム原子のモル比が0.25〜10
になるように調整すると、より好ましい。
【0015】また、シード粒子をpH10以上のアルカ
リ水溶液中に分散せしめた上で反応を行うと、シード粒
子を核として粒子が成長するため、粒径の制御が容易に
なる。このときのシード粒子としては、相対標準偏差σ
が0.5以下であり、かつ粒子の長径/短径比が1.0
〜1.2であることが好ましく、また、粒子の成長反応
の制御が容易なことからシリカ粒子が好適に用いられ
る。
【0016】このように、本発明におけるケイ酸アルミ
ニウム粒子は、ケイ酸アルミニウムで粒子表面を被覆さ
れた、ケイ酸アルミニウム被覆粒子を用いることもでき
る。また、このときのケイ酸アルミニウム層の厚みとし
ては0.01〜0.3μm、さらには0.05〜0.2
μm、特に0.08〜0.2μmであることが好まし
い。
【0017】このようなケイ酸アルミニウム粒子の組成
としては、造粒過程における粒径制御の安定性から、ケ
イ素原子/アルミニウム原子のモル比が0.25〜10
であることが好ましく、より好ましくは0.5〜5であ
る。
【0018】比表面積としては、下記式を満足できる範
囲であることが好ましく、多孔質であることが好まし
い。
【0019】S≧3.5/Dw ただし、 Dw:体積平均粒径(μm) S :比表面積(m2 /g) である。
【0020】また、ケイ酸アルミニウムの強度として
は、該粒子を10%変形させたときの強度(S10)が 5kgf/mm2 ≦S10≦40kgf/mm2 の関係を満足することが好ましく、より好ましくは 10kgf/mm2 10≦25kgf/mm2 である。
【0021】このようなケイ酸アルミニウム粒子は、本
発明の効果を妨げない範囲において、ドデシルベンゼン
スルホン酸ナトリウム、ラウリル硫酸ナトリウム、ジア
ルキルスルホコハク酸ナトリウム、ナフタレンスルホン
酸のホルマリン縮合物塩などのアニオン系界面活性剤、
ポリオキシノニルフェノールエーテル、ポリエチレング
リコールモノステアレート、ソルビタンモノステアレー
トなどの非イオン性界面活性剤、ポリビニルアルコー
ル、ポリビニルピロリドン、ポリエチレングリコールな
どの水溶性の合成高分子、ゼラチン、デンプンなどの水
溶性の天然高分子、カルボキシメチルセルロースなどの
水溶性の半合成高分子、シラン系やチタン系のカップリ
ング剤、リン酸、亜リン酸、ホスホン酸およびこれらの
誘導体などのリン化合物などで表面処理されたものも用
いることができる。
【0022】また、本発明の効果を妨げない範囲におい
て、成型性、透明性、静電キャスト性などの機能性向上
のために、ワックス、改質剤、難燃剤などの他の化合物
を添加しても構わない。
【0023】さらに、本発明の効果を妨げない範囲にお
いて、ケイ酸アルミニウム粒子以外の粒子(A)、およ
び粒子(B)を併用することができる。このときの粒子
(A)の体積平均粒径は0.005〜1.0μmである
ことが好ましく、0.01〜0.5μmであることがよ
り好ましく、さらに、ケイ酸アルミニウム粒子よりも
0.1μm以上小さいことが好ましい。含有量としては
ポリエステルに対し0.005〜3.0wt%であるこ
とが好ましく、0.01〜2.0wt%であることがよ
り好ましい。粒子(A)の比表面積としては、10m2
/g以上であることが好ましく、より好ましくは30m
2 /g以上、特に100m2 /g以上であることが好ま
しい。本発明における粒子(A)の種類はモース硬度6
以上であれば特に限定されず、例えば、酸化ケイ素、酸
化チタン、酸化ジルコニウム、酸化アルミニウム、スピ
ネル、酸化鉄などが挙げられる。これらの粒子の中でも
酸化ジルコニウム、酸化アルミニウムが特に好ましい。
【0024】粒子(B)の、体積平均粒径は0.05〜
2.0μmであることが好ましく、さらにケイ酸アルミ
ニウムとの体積平均粒径の差が0.2μm以下であるこ
とが好ましい。含有量としては0.005〜0.3wt
%であることが好ましい。粒子(B)の種類としては、
モース硬度4未満の粒子であれば特に限定されないが、
例えば、カオリナイト、タルク、硫酸カルシウム、硫酸
バリウム、炭酸カルシウム、硫化亜鉛などの無機粒子が
挙げられ、これらの中でも炭酸カルシウムが特に好まし
い。また、このような無機粒子以外にも、架橋された有
機高分子粒子も用いることができる。このような有機高
分子粒子としては、少なくとも一部がポリエステルに対
し不溶の粒子であればいかなる粒子でも構わない。ま
た、このような粒子の素材としては、ポリイミド、ポリ
アミドイミド、ポリメチルメタクリレート、ホルムアル
デヒド樹脂、フェノール樹脂、ポリスチレン、ポリシル
セスキオキ酸、いわゆるシリコーン樹脂など種々のもの
を使用することができるが、耐熱性が高くかつ粒度分布
の均一な粒子が得られ易いビニル系架橋高分子粒子が特
に好ましい。
【0025】ビニル系架橋高分子粒子は分子中に唯一個
の脂肪族の不飽和結合を有するモノビニル化合物(A)
と、架橋成分として、分子中に2個以上の脂肪族不飽和
結合を有する化合物(B)との共重合体である。
【0026】上記共重合体における化合物(A)の例と
しては、スチレン、α−メチルスチレン、フルオロスチ
レン、ビニルピリン、エチルビニルベンゼンなどのモノ
ビニル化合物、アクリロニトリル、メタクリロニトリル
などのシアン化ビニル化合物、メチルアクリレート、エ
チルアクリレート、プロピルアクリレート、ヘキサデシ
ルアクリレート、オクチルアクリレート、ドデシルアク
リレート、ヘキサデシルアクリレート、グリシジルアク
リレート、N,N’−ジメチルアミノエチルアクリレー
トなどのアクリル酸エステルモノマー、メチルメタクリ
レート、エチルメタクリレート、プロピルメタクリレー
ト、イソプロピルメタクリレート、ブチルメタクリレー
ト、sec−ブチルメタクリレート、アクリルメタクリ
レート、フェニルメタクリレート、ベンジルメタクリレ
ート、2−エチルヘキシルメタクリレート、2−ヒドロ
キシエチルメタクリレート、グリシルメタクリレート、
N,N’−ジメチルアミノエチルメタクリレートなどの
ようなメタクリル酸エステルモノマー、アクリル酸、メ
タクリル酸、マレイン酸、イタコン酸などのモノまたは
ジカルボン酸およびジカルボン酸の酸無水物、アクリル
アミド、メタクリルアミドなどのアミド系モノマーを使
用することができる。
【0027】上記化合物(A)としては、スチレン、エ
チルビニルベンゼン、メチルメタクリレートなどが好ま
しく使用される。
【0028】化合物(B)の例としては、ジビニルベン
ゼン化合物、あるいはトリメチロールプロパントリアク
リレート、トリメチロールプロパントリメタクリレー
ト、あるいはエチレングリコールジアクリレート、エチ
レングリコールジメタクリレート、ポリエチレングリコ
ールジアクリレート、ポリエチレングリコールジメタク
リレート、1,3−ブチレングリコールジアクリレー
ト、1,3−ブチレングリコールジメタクリレートなど
の多価アクリレートおよびメタクリレートが挙げられ
る。
【0029】化合物(B)のうち特にジビニルベンゼ
ン、エチレングリコールジメタクリレート、またはトリ
メチロールプロパントリメタクリレートを用いることが
好ましい。
【0030】ビニル系架橋高分子粒子の組成として、好
ましいものを例示すると、ジビニルベンゼン重合体、エ
チルビニルベンゼン−ジビニルベンゼン共重合体、スチ
レン−ジビニルベンゼン共重合体、エチレングリコール
ジメタクリレート重合体、スチレン−エチレングリコー
ルジメタクリレート共重合体、メチルメタクリレート−
ジビニルベンゼン共重合体などが挙げられる。ただし、
これらの例示に限定されるわけではなく、例えばスチレ
ン−エチルビニルベンゼン−ジビニルベンゼン共重合
体、スチレン−エチレングリコールジメタクリレート−
メチルメタクリレート共重合体などの3成分以上の共重
合系であってもよい。
【0031】このようなビニル系高分子粒子は、例え
ば、化合物(A),(B)を混合し、以下のような乳化
重合により製造する方法がある。
【0032】(a)ソープフリー重合法、すなわち乳化
剤を使用しないか、あるいは極めて小量の乳化剤を使用
して重合する方法。
【0033】(b)乳化重合に先だって重合系内へ重合
体粒子を添加しておいて、乳化重合させるシード法。
【0034】(c)単量体成分の一部を乳化重合させ、
その重合系内で、残りの単量体を重合させるコア−シェ
ル重合法。
【0035】(d)特開昭54−97582号公報に示
されているユーゲルスタットなどによる重合法。
【0036】(e)(d)の方法において膨潤助剤を用
いない重合法。
【0037】ここで、有機高分子粒子は熱天秤による熱
分解温度(10%減量温度、窒素気流中、昇温速度10
℃/分)が350℃以上の耐熱性を有する粒子が、ポリ
エステル組成物製造時、溶融成形時あるいは成形品の再
利用回収時に粒子が凝集しにくく、フイルムの表面均一
性、耐摩耗性などが低下しない点で好ましく、より好ま
しくは360℃以上、特に370℃以上であることが好
ましい。このような有機高分子粒子は、粒子を構成する
全有機成分に対して、 架橋度=原料モノマの架橋成分の重量/原料モノマの全
重量×100(%) で定義される架橋度が10%以上であると、ポリエステ
ルフイルムにしたときに粒子の分散性が良好となり好ま
しく、より好ましくは30%以上、特に55%以上が好
ましい。また、このような有機高分子粒子は、粒子を1
0%変形させたときの強度(S10)が 3kgf/mm2 ≦S10≦30kgf/mm2 の関係を満足することが好ましく、より好ましくは、 5kgf/mm2 ≦S10≦20kgf/mm2 である。
【0038】本発明におけるケイ酸アルミニウム粒子の
ポリエステルへの配合にあたっては、重合反応系に直接
添加する方法以外にも、例えば粒子を溶融状態のポリエ
ステルへ練り込む方法などでも可能である。前者の重合
反応系に添加する際の添加時期は任意であるが、エステ
ル交換反応前あるいはエステル化反応後から重縮合反応
の減圧開始前までの間が好ましい。後者の練り込みの場
合は、粒子を乾燥してポリエステルに練り込む方法でも
スラリー状態で減圧しながら直接練り込む方法でも構わ
ない。
【0039】このようにして得られたポリエステル組成
物は、目的に応じて、希釈用ポリエステルなどの他のポ
リエステル組成物とブレンドして用いても構わない。
【0040】本発明のポリエステル組成物は、例えば次
のような方法によってフイルムに成形することができ
る。
【0041】ポリエステル組成物のペレットを十分乾燥
した後、ただちに押出機に供給する。このペレットを2
60〜350℃で溶融し、ダイよりシート状に押出し、
キャスティングロール上で冷却、固化させて未延伸フイ
ルムを得る。次に、この未延伸フイルムを二軸延伸する
のが好ましい。延伸方法としては、逐次二軸延伸法、同
時二軸延伸法、あるいはこのように二軸に延伸したフイ
ルムを再度延伸する方法などを用いてもよい。ポリエス
テルの組成によるが、例えば、磁気記録媒体用フイルム
として十分な弾性率を得るには最終的な延伸面積倍率
(縦倍率×横倍率)を6以上とすることが好ましい。
【0042】また、フイルムの熱収縮率を小さく保つた
め150〜260℃の温度範囲で0.1〜60秒程度の
熱処理を行うことが好ましい。
【0043】本発明におけるポリエステル組成物は、一
般成型品、繊維等特に用途は限定されないが、特に磁気
テープ用ベースフイルムに好適である。
【0044】本発明のポリエステル組成物から得られる
フイルムは単層フイルムとして、また積層フイルムとし
てでも用いられる。積層フイルムの場合、少なくとも一
層を構成するフイルムとして本発明のフイルムを用いる
と、フイルム表面の耐摩耗性、走行性が良好となるので
好ましい。さらには、走行性、ダビング性の点から、ケ
イ酸アルミニウムを有するフイルムが、積層フイルムの
最表層の1つであることが好ましい。フイルムの積層方
法としては、溶融共押出しなど公知の方法を用いること
ができる。
【0045】例えば、ケイ酸アルミニウム粒子と、ケイ
酸アルミニウム粒子以外の粒子(A)とを併用すると
き、それぞれの粒子が異なる層に含有されていてもよい
が、走行性、ダビング性の点から、ケイ酸アルミニウム
粒子と粒子(A)が少なくとも片面側の同じ最表層に含
有する事が好ましく、このときのケイ酸アルミニウム粒
子を含有するフイルム層の厚さtとしては、ケイ酸アル
ミニウム粒子の平均粒径dとの関係が、0.2d≦t≦
10dであることが好ましく、より好ましくは0.5d
≦t≦5d、特に0.5d≦t≦3dであることが好ま
しい。また、ケイ酸アルミニウム粒子と粒子(A)が異
なる層に含有される場合のケイ酸アルミニウム粒子を含
有するフイルム層の厚さtとしては、ケイ酸アルミニウ
ムの粒径dとの関係が、0.2d≦t≦10dであるこ
とが好ましく、より好ましくは0.5d≦t≦5d、特
に0.5d≦t≦3dであることが好ましく、さらにそ
の外側に、粒子(A)を含有する層が最外層として存在
していることが好ましく、その最外層の厚さが0.00
5〜1μmであることが好ましく、より好ましくは0.
01〜0.5、特に0.02〜0.3であることが好ま
しい。
【0046】
【実施例】次に、本発明を実施例および比較例によりさ
らに詳細に説明する。 (A)粒子特性 (1)粒径比、平均粒径、粒度分布の測定および相対標
準偏差σの計算 粒子をポリエステルに配合し、0.2μm厚みの超薄切
片にカッティング後、透過型電子顕微鏡で、少なくとも
100個の粒子について観察し測定した。相対標準偏差
σ、平均粒径の計算式は下記のとおりである。
【0047】
【数3】 ただし、 σ :相対標準偏差 D :数平均粒径(μm) Di:粒子径(μm) n :粒子個数(個) である。
【0048】(2)粒子の比表面積 BET法により測定を行った。
【0049】(3)ケイ素原子/アルミニウム原子のモ
ル比 蛍光X線分析法により測定を行った。
【0050】(4)粒子の熱分解温度 理学電気TAS−100にて窒素雰囲気下、昇温速度2
0℃/分での熱天秤減量曲線を測定し、10%減量温度
を熱分解温度とした。
【0051】(5)粒子の強度(S10)の測定 島津製作所(株)製の微小圧縮試験機(MCTM−20
1型)を使用して、負荷速度:0.0145gf/s、
0〜1gfまでの負荷を加えて変形量を測定した。この
測定を10回行い、そして粒子が10%変形したときの
荷重P(kgf)の平均値から、下記式に従いS10を計
算した。 S10=2.8P/πd2 ここで、 P:粒子が10%変形したときの荷重の平均値(kg
f) d:体積平均粒径(mm) である。
【0052】(B)フイルム特性 (1)表面粗さRa(μm) JIS B−0601に準じサーフコム表面粗さ計を用
い、針径2μm、荷重70mg、測定基準長0.25m
m、カットオフ0.08mm条件下で測定した中心線平
均粗さを採用した。
【0053】(2)耐摩耗性 フイルムを細幅にスリットしたテープ状ロールを、ステ
ンレス鋼SUS−304製ガイドロールに一定張力で高
速、長時間擦り付け、ガイドロール表面に発生する白粉
量によって次のようにランク付けした。 A級……白粉発生まったくなし。 B級……白粉発生少量あり。 C級……白粉発生やや多量あり。 D級……白粉発生多量あり。
【0054】(3)走行性(摩擦係数μk) フイルムを幅1/2インチのテープ状にスリットしたも
のをテープ走行性試験機SFT−700型((株)横浜
システム研究所製)を使用し、20℃、60%RH雰囲
気で走行させ、初期の摩擦係数を下記の式より求めた
(フイルム幅は1/2インチとした)。
【0055】μk=2/πln(T2 /T1 ) ここで、T1 入側張力、T2 は出側張力である。ガ
イド径は6mmφであり、ガイド材質はSUS27(表
面粗度0.2S)、巻き付け角は90°、走行速度は
3.3cm/秒である。この測定によって得られたμk
が0.3以下の場合は摩擦係数:良好、0.3を超える
場合は摩擦係数:不良と判定した。
【0056】実施例1 体積平均粒径0.53μm、S10が20kgf/m
2 、屈折率が1.482であるケイ酸アルミニウム粒
子を10重量部、エチレングリコール90重量部を混合
して常温下2時間ディゾルバーで撹拌処理し、ケイ酸ア
ルミニウム粒子のエチレングリコールスラリー(A)を
得た。
【0057】体積平均粒径0.10μm、比表面積が2
00m2 /gであるアルミナ粒子を10重量部、エチレ
ングリコール90重量部を常温下2時間ディゾルバーで
撹拌処理しアルミナ粒子のエチレングリコールスラリー
(B)を得た。体積平均粒径0.6μm、架橋度80w
t%、熱分解温度が390℃、S10が6kgf/mm2
であるスチレン−ジビニルベンゼン共重合体粒子を10
重量部、エチレングリコール90重量部を常温下2時間
ディゾルバーで撹拌処理し、スチレン−ジビニルベンゼ
ン共重合体スラリー(C)を得た。
【0058】他方、ジメチルテレフタレート、エレチン
グリコールに、触媒として酢酸マグネシウムを加えてエ
ステル交換反応を行った後、反応生成物に先に調製した
スラリー(A)、スラリー(B)、スラリー(C)、触
媒の三酸化アンチモン、および耐熱安定剤としてトリメ
チルホスフェートを加え重縮合反応を行い、ポリエチレ
ンテレフタレートを得た。
【0059】このポリエチレンテレフタレート組成物を
290℃で溶融、押出しし、その後、90℃で縦横それ
ぞれ3倍延伸し、さらにその後、220℃で15秒間熱
処理し、厚さ15μmのポリエチレンテレフタレート二
軸延伸フィルムを得た。このフィルムを評価したとこ
ろ、Ra=0.022μm、摩擦係数μk=0.12、
耐摩耗性評価A級であり、耐摩耗性および走行性が非常
に優れたフィルムであった。また、透過型電子顕微鏡に
よるケイ酸アルミニウム粒子の体積平均粒径は0.53
μm、粒子の長径/短径比は1.05、相対標準偏差σ
は0.11であった。アルミナ粒子の体積平均粒径は、
0.10μm、スチレン−ジビニルベンゼン共重合体粒
子の体積平均粒径は0.6μmであった。
【0060】実施例2〜6 ポリエチレンテレフタレート組成物中の粒子の粒子種、
平均粒径、粒子添加量などを変更し、実施例1と同様の
方法で二軸延伸ポリエステルフィルムを得た。これらの
フィルムの評価結果を表1に示した。これらのフィルム
が良好な耐摩耗性および走行性を有していることがわか
る。
【0061】実施例7 ポリエステルが、ポリエチレン−2,6−ナフタレンジ
カルボキシレートである以外は、実施例1と同様にして
二軸延伸フイルムを得た。
【0062】実施例8 粒子としてケイ酸アルミニウム、スチレン−ジビニルベ
ンゼン共重合体の2種のみを添加する以外は、全く実施
例1と同様にしてポリエチレンテレフタレート組成物
(X)を得た。粒子としてアルミナのみを添加する以外
は、全く実施例1と同様にしてポリエチレンテレフタレ
ート組成物(Y)を得た。この(Y)を(X)の上に溶
融共押出しして積層未延伸フイルムを得た。この時の押
出し温度は290℃とした。その後、90℃で縦横にそ
れぞれ3倍延伸し、さらにその後、220℃で20秒間
熱処理し、積層二軸延伸フイルムを得た。
【0063】(X)、(Y)各層の厚みは、それぞれ8
μm、0.5μmであった。このフイルムを評価したと
ころ、表1に示すようにRa=0.021μm、耐摩耗
性評価A級、摩擦係数μk=0.12であり、耐摩耗性
および走行性に非常に優れたフイルムであった。
【0064】実施例9 ポリエステルが、ポリエチレン−2,6−ナフタレンジ
カルボキシレートである以外は、実施例8と同様にして
二軸延伸フイルムを得た。
【0065】比較例1〜3 粒子種、平均粒径、粒子含有量変更し、実施例1と同様
の方法で二軸延伸ポリエステルフイルムを得た。これら
のフイルムの評価結果を表2に示した。これらのフイル
ムは、耐摩耗性、走行性をともに満足できるフイルムで
はなかった。
【0066】
【表1】
【表2】
【0067】
【発明の効果】本発明のポリエステル組成物は、特にフ
イルムとした場合、耐摩耗性、走行性、に優れ磁気記録
媒体用途などに好適である。

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 体積平均粒径0.005〜2.0μm、
    粒度分布の相対標準偏差σが0.5以下であり、かつ粒
    子の長径/短径比が1.0〜1.2であるケイ酸アルミ
    ニウム粒子を0.01〜5重量%含有してなるポリエス
    テル組成物。 【数1】 ただし、 σ :相対標準偏差 D :数平均粒径(μm) Di:粒子径(μm) n :粒子個数(個) である。
  2. 【請求項2】 アルカリ金属、アンモニウムまたは有機
    塩基のケイ酸塩と、アルカリ可溶なアルミニウム化合物
    とをアルカリ水溶液中に添加し、コロイド粒子を生成さ
    せることにより得られるケイ酸アルミニウム粒子を含有
    してなる請求項1記載のポリエステル組成物。
  3. 【請求項3】 ケイ酸アルミニウム粒子のケイ素原子/
    アルミニウム原子のモル比が0.25〜10であること
    を特徴とする請求項1または2記載のポリエステル組成
    物。
  4. 【請求項4】 粒子の表面がケイ酸アルミニウムからな
    る多層粒子である請求項1〜3いずれか1項に記載のポ
    リエステル組成物。
  5. 【請求項5】 シード粒子が分散した分散液中に、アル
    カリ金属、アンモニウムまたは有機塩基のケイ酸塩と、
    アルカリ可溶なアルミニウム化合物とを添加し、シード
    粒子を核として粒子成長を行わせることにより得られる
    ケイ酸アルミニウム粒子を含有してなる請求項4記載の
    ポリエステル組成物。
  6. 【請求項6】 シード粒子の体積平均粒径が0.001
    〜0.5μm、相対標準偏差σが0.5以下であり、か
    つ該シード粒子の長径/短径比が1.0〜1.2である
    ことを特徴とする請求項5記載のポリエステル組成物。
  7. 【請求項7】 シード粒子がシリカ、アルミナ、ジルコ
    ニア、酸化チタン、酸化錫、酸化アンチモン、酸化イッ
    トリウム、酸化セリウム、酸化インジウム、よび酸化鉄
    よりなる群から選ばれた粒子であることを特徴とする請
    求項5または6記載のポリエステル組成物。
  8. 【請求項8】 ケイ酸アルミニウム層の厚みが0.01
    〜0.3μmであることを特徴とする請求項4〜7のい
    ずれか1項に記載のポリエステル組成物。
  9. 【請求項9】 ケイ酸アルミニウム粒子の体積平均粒径
    Dw(μm)と比表面積S(m2 /g)が、S≧3.5
    /Dwの関係を満足することを特徴とする請求項1〜8
    のいずれか1項に記載のポリエステル組成物。
  10. 【請求項10】 ケイ酸アルミニウム粒子の屈折率が
    1.4〜1.6であることを特徴とする請求項1〜9の
    いずれか1項に記載のポリエステル組成物。
  11. 【請求項11】 ケイ酸アルミニウム粒子が、該粒子を
    10%変形させたときの強度(S10)が5kgf/mm
    2 ≦S10≦40kgf/mm2 の関係を満足することを
    特徴とする請求項1〜10のいずれか1項に記載のポリ
    エステル組成物。
  12. 【請求項12】 体積平均粒径が0.005〜1.0μ
    mで、ケイ酸アルミニウム粒子より体積平均粒径が0.
    1μm以上小さく、比表面積が10m2 /g以上であ
    り、かつモース硬度6以上である、ケイ酸アルミニウム
    以外の粒子(A)を0.005〜3.0wt%を含有し
    てなる請求項1〜11のいずれか1項に記載のポリエス
    テル組成物。
  13. 【請求項13】 体積平均粒径が0.05〜2.0μm
    で、ケイ酸アルミニウム粒子との体積平均粒径の差が
    0.2μm以下であり、かつモース硬度が4未満であ
    る、ケイ酸アルミニウム粒子以外の粒子(B)を0.0
    05〜0.3wt%を含有してなる請求項1〜12のい
    ずれか1項に記載のポリエステル組成物。
  14. 【請求項14】 粒子(B)が有機高分子粒子であるこ
    とを特徴とする請求項13記載のポリエステル組成物。
  15. 【請求項15】 粒子(B)の熱分解温度が350℃以
    上であることを特徴とする請求項14記載のポリエステ
    ル組成物。
  16. 【請求項16】 粒子(B)の架橋度が10重量%以上
    であり、該粒子を10%変形させたときの強度(S10
    が3kgf/mm2 ≦S10≦30kgf/mm2の関係
    を満足することを特徴とする請求項14または15記載
    のポリエステル組成物。
  17. 【請求項17】 ポリエチレン−2,6−ナフタレンジ
    カルボキシレートを主たるポリエステル成分とする請求
    項1〜16のいずれか1項に記載のポリエステル組成
    物。
  18. 【請求項18】 請求項1〜17のいずれか1項に記載
    のポリエステル組成物からなるフイルム。
  19. 【請求項19】 請求項18記載のフイルムが少なくと
    も最表層の一層を形成してなる積層フイルム。
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