JPH0813092B2 - カラ−画像処理装置及びその製造方法 - Google Patents

カラ−画像処理装置及びその製造方法

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JPH0813092B2
JPH0813092B2 JP61253691A JP25369186A JPH0813092B2 JP H0813092 B2 JPH0813092 B2 JP H0813092B2 JP 61253691 A JP61253691 A JP 61253691A JP 25369186 A JP25369186 A JP 25369186A JP H0813092 B2 JPH0813092 B2 JP H0813092B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、カラー画像信号を所定の色補正処理テーブ
ルにより色補正処理するカラー画像処理装置及びその製
造方法に関する。
[従来の技術] 従来、例えばマスキング等の色補正処理にはROM等に
よるテーブルが使われる事が多い。マスキング処理を例
にとつて説明すると、該処理のROM入力には一般にはCy
(シアン),M(マゼンタ),Ye(イエロー)の濃度値が
使われている。このとき、マスキングROMにCy,M,Ye3本
の入力が入るため、Cy,M,Yeの夫々について8ビツトで
表わすとすると、該ROMの出力は1ビツト当り224通りと
なり、全体で莫大な容量となつてしまう。そのため通
常、Cy,M,Yeをそれぞれ量子化しビツト数を落として、
マスキングROMの入力アドレスとしている。
又、上記の量子化はマスキングROMの入力が輝度Y,色
差(R−Y,B−Y)の形で入力するものであつても同様
であり、夫々ビツト数を少なくして入力するようにして
いる。
[発明が解決しようとする問題点] この従来の量子化は、例えば最下位ビツトを落す等、
単に等間隔に圧縮するようにしている。この等間隔の量
子化においてはROM容量に制限がない限り、その間隔が
細かければ細かいほど色の再現性はよくなるのである
が、しかし上述したようにROM容量には制限を設けざる
を得ない。
一方、人間の視覚特性は特定の色、例えば肌色等には
特に敏感で、そのわずかの相違を判別することができ
る。
従つて、前記の等間隔の量子化によつてマスキングRO
Mを構成した場合、該ROM中の肌色以外に対応する部分
は、人間の視覚に与える影響は少ないにもかかわらず、
一定の容量を占めているのであるから、その部分は無駄
になつていると言わざるを得ない。つまり、高い色再現
性を追求すれば、前述した最も敏感な色に対応する部分
を細かく量子化しなくてはならないから、それだけROM
容量も増え、前記無駄もそれにつれて増える。
本発明は上記従来技術の問題点を解決するために提案
されたものであつて、その目的はより容量の少ない色補
正処理テーブルであつても、所望の色の色再現性を高く
維持したカラー画像処理装置を提案する点にある。
[問題点を解決するための手段] 上記課題を実現するための本発明の1つの構成は、カ
ラー画像データに所定の色補正処理を施す色変換テーブ
ルを有するカラー画像処理装置であつて、所定の色に相
当するカラー画像データに対しては密な量子化を行つて
得た変換データを、又前記所定色以外のカラー画像デー
タに対しては粗な量子化を行つて得た変換データを、前
もつて夫々格納してある前記色変換テーブルと、前記カ
ラー画像データから、明るさを表わす明情報と彩りを表
わす彩情報とを抽出する抽出手段と、該明情報と彩情報
とから、前記所定色に相当するカラー画像データがカラ
ー画像処理装置に入力したことを検知する検知手段と、
該検知手段による検知結果に応じて前記色変換テーブル
から前記変換データを選択する選択手段とを有する。
他の本発明の構成によれば、カラー画像データから、
明るさを表わす明情報と彩りを表わす彩情報とを抽出す
る抽出手段と、前記明情報と細情報とをアドレス入力と
して入力し量子化アドレスを出力する量子化変換テーブ
ルであつて、この変換テーブルは前記カラー画像データ
が所定の色に相当する場合は密な量子化を行つた量子化
アドレスを、前記所定の色以外の色に相当する場合は粗
い量子化を行つた量子化アドレスを夫々格納し、これら
の量子化アドレスが等間隔アドレス空間を構成するよう
にしてあるその量子化変換テーブルと、前記量子化アド
レスをアドレス入力とし、前記所定色とそれ以外の色に
対応して、色補正演算した画像データを前もつて格納し
た前記色変換テーブルとを有する。
又上記課題を達成する方法に係る本発明の構成は、カ
ラー画像データを入力して所定の色補正処理を行う色変
換テーブルを含むカラー画像処理装置の製造方法であつ
て、前記色変換テーブルに格納される変換データは、所
定の色に相当するカラー画像データに対しては、前記所
定色以外の色に相当するカラー画像データに対するより
も多くのビツトを割り当てるように作成するようにし
て、前記色変換テーブルを製造する工程を含む。
[作用] 上記構成の本発明によれば、所定の色の彩情報及び明
情報に相当するカラー画像データが入力すると、選択手
段が前記所定の色に相当するカラー画像データに対して
は密な量子化を前もつて行つて得た変換データを色変換
テーブルから取り出すようにする。
又、他の構成の本発明によると、量子化変換テーブル
は入力のカラー画像データを論理空間を変換したアドレ
スとして出力し、その変換の際に、前記カラー画像デー
タが所定の色に相当する場合は密な量子化を行つた量子
化アドレスを、前記所定の色以外の色に相当する場合は
粗い量子化を行つた量子化アドレスを出力するものであ
る。
本発明に係る製造方法によると、色変換テーブル内に
格納される変換データは、所定の色に相当するカラー画
像データに対しては、前記所定色以外の色に相当するカ
ラー画像データに対するよりも多くのビツトを割り当て
るように作成されているので、前記所定色について高精
細に色補正処理を行うカラー画像処理装置を製造するこ
とができる。
[実施例] 以下添付図面を参照しつつ本発明に係る実施例を詳細
に説明する。尚、説明の便宜上、カラー画像データの表
色系については、輝度信号,色差信号の(Y,R−Y,B−
Y)系、又は、輝度,色相,彩度の(Y,H,C)系を用
い、又、色補正処理はマスキング処理を例にして説明す
る。
本実施例において、(Y,R−Y,B−Y)系又は(Y,H,
C)系を用いるのは、これらのいずれの系でも色を表わ
し所望の色範囲を特定するときに、R−Y,B−Y或いは
H,C等の色成分だけでよいためで、その結果、変換テー
ブルの容量を減らすのに効果があるからである。
さて、マスキング処理の例にもあるように、色補正処
理は同一表色系間の色補正、そして異なつた表色系間の
色補正を考えることができる。そこで以下、同一表色系
間における色補正、次に異なつた表色系間におけるそれ
の順で説明する。異なつた表色系間における色補正は同
一表色系間におけるそれとは異なつた問題が発生するか
らである。
〈同一表色系における色補正〉 第2図(a),(b)に(Y,R−Y,B−Y)系間におけ
るカラー画像データの色補正における量子化の原理を、
第2図(c)にその原理をマスキング処理に適用した場
合の実施例を示す。第2図(c)中の1は量子化変換の
ためのアドレス変換テーブル、2はマスキング処理のた
めのマスキングテーブルである。
今、第2図(a)に示すように100で示される領域が
所望の色領域であるとする。この領域100内はなるべく
細精に変換したいとする。一番外側の領域101はマスキ
ングテーブル2の容量を示すと考えられる。デジタル画
像データの量子化(アドレスの変換)とは、R−Y,B−
Yで表わされる平面を「・」で代表させるということを
意味する。そして、容量とはこの「・」の数を意味す
る。本実施例の量子化の基本的概念は、色差(R−Y,B
−Y)空間で所望の色(所望の色として、自然画像中の
ほとんどの色は低彩度色であることから、例えば低彩度
の色)に応じた画素分布をプロツトして、その分布密度
に応じて、第2図(a)のように、2段階に分けた粗密
さで量子化の間隔を変え、所望色領域100には量子化間
隔を短くし、その色以外の色領域を大ざつぱに量子化す
るようにしている。第2図(b)はアドレス変換テーブ
ル1中の変換データ(R−Y′,B−Y′)論理空間であ
る。第2図(a)の量子化点と同図(b)の量子化点と
は1対1に対応するようになつている。その結果、第2
図(a)に示した領域100は第2図(b)ではより広が
り、その分だけ、所望色の画像データに対して細かいマ
スキング処理が施されて、色再現性が向上するものとな
る。尚、第2図(b)の間隔が等間隔であるのは、一般
にROMへのアドレス入力は等間隔でなくてはならないか
らである。さて、このような量子化を行うのが第2図
(c)の実施例である。
第2図(c)の実施例においては、アドレス変換テー
ブル1により(R−Y,B−Y)の入力信号が(R−Y′,
B−Y′)に変換される。この変換後の(R−Y′,B−
Y′)は第2図(b)のような空間を有する。この(R
−Y′,B−Y′)は前述したように低彩度色肌領域にお
いては密な量子化を行つた特性を有するから、マスキン
グテーブル2によりマスキング処理後の(C,M,Y)は色
再現性に優れる。
第3図は第2図(c)の更に具体的な実施例である。
領域判定回路10は入力の画像データ中の(R−Y,B−
Y)成分が前記所望色領域100内に入つているかを判定
する。その判定結果は二値信号12である。マスキングRO
M11は前記所望の色以外の色の画像データをマスキング
するときの変換データを格納するROMで、13は反対に所
望色のときのそれを格納するROMである。さて、所望色
が第2図(a),(b)のような矩形領域100であると
きは、画像データ中の上位の数ビツトのみを判定すれ
ば、前記領域100内に含まれるカラー画像データである
かが分る。このようにすれば、もし判定回路10をROMで
構成すれば、そのROM容量は少なくて済む。又、マスキ
ングROM11,13に入力される画像データは上記上位の数ビ
ツト以外の下位ビツトであればよい。そして、ROM11は
特に精細に色補正する必要がない領域のための変換ROM
であるから、ROM11に入力するビツト数はROM13に入力す
るビツト数に比して少なくすることができる。このよう
にして、ROM全体の容量は増やすことなく、所望色は精
細に、それ以外の色は粗く色補正を行うことができる。
領域判定回路10は判別しようとする色領域が第2図
(a)のような矩形領域であれば、簡単なゲート回路で
構成でき、又少し複雑な領域であればROM等で構成でき
る。
尚、所望色領域が第2図(a)等のように矩形領域10
0でなく、例えば第4図に示すように円形領域100なら
ば、(Y,B−Y,R−Y)系を用いずに、(Y,H,C)系を用
いる。これは円形領域の画像データを表現するには(Y,
H,C)系の方がより少ないビツト数で表現できるからで
ある。(Y,H,C)系を用いれば、円形領域であつても、
領域判定回路10は簡単なゲート回路で構成できる。
〈異つた表色系間における変換〉 前記第2図等の実施例は所望色が、矩形又は円形のよ
うに、比較的単純な領域である場合に有効であるが、第
5図の如き複雑な領域100に対しては有効ではない。こ
のような複雑な領域の例として肌色領域があり、この肌
色は人間の視覚が最も敏感な色の1つである。ここで複
雑な領域とは肌色領域100(第5図)のごとく、領域中
の色を表現するのに画像データ中の多くのビツト数を必
要とするものを言う。後述するように、複雑な色領域に
ついての本発明の色補正処理と、異なつた表色系間にお
ける色補正処理とは、量子化に関して同じ問題点を胎ん
でいるので、以下に提案する実施例は第5図の如き所望
色の領域100について、異つた表色系間で色補正処理を
行う実施例を用いて説明することとする。
第5図に本実施例の量子化の概念を説明する。第5図
(a)は(Y,R−Y,B−Y)系での色表示を、同図(b)
は(Y,H,C)系での色表示を示す。そして、肌色領域100
内の色は、(Y,R−Y,B−Y)系では第5図(a)に示す
ように、R−Y軸とB−Y軸に直交する「升目」の交点
(量子化点)で表現され、その1単位は前記「升目」で
ある。一方、(Y,H,C)系では、同図(b)に示すよう
に、点Oを中心とする同心円(半径C)と偏角Hの半径
との「交点」とで表され、その1単位は扇形形状の単位
である。従来例の等間隔の量子化とは、(Y,R−Y,B−
Y)系では前記「升目」が全て同じ面積であることをい
い、一方(Y,H,C)系では隣合う半径間の角度が一定で
あり、前記同心円の半径間隔が一定であることを意味し
ていた。
このような2つの表色系空間間での色変換(色補正処
理)、例えば(Y,R−Y,B−Y)系から(Y,H,C)系への
色変換を考えた場合、従来例の等間隔量子化では、(Y,
R−Y,B−Y)系の1つの「升目」内に(Y,H,C)系の1
つの「交点」を常に1つ含めるような変換は実質的に不
可能である。即ち、 R−Y=C×CosH B−Y=C×SinH であるから、上記式を満足するように単純に第5図
(a)と(b)を重ね合せれば、「升目」内に2つの
「交点」が入ることもあれば、逆に「交点」が全然存在
しない「升目」も発生するわけである。即ち、色変換を
行う両表色系間で系が異なれば、落ちるビツトもあれ
ば、無駄となるビツトも発生するわけである。ビツト落
ちは細精度の劣化になり、ビツトの無駄は変換ROM容量
が膨大になる事を意味する。これが「複雑な色領域につ
いての本発明の色補正処理と異なつた表色系間における
色補正処理とは量子化に関して同じ問題点を胎んでい
る」ということの理由である。即ち、単純な色空間の変
換は、必然的に上記のように細精度の劣化を招来するこ
とになる。
さてこの実施例の量子化は第6図(a),(b)のよ
うに、肌色領域100について(Y,R−Y,B−Y)系,(Y,
H,C)系共に密に量子化し、その密に量子化した分だけ
肌色以外の領域について粗く量子化するものである。第
1図はカラービデオプリンタに適用した実施例のブロツ
ク図で、Y,H,Cを入力とするマスキングROM24と、その前
段にHC変換テーブル23を持つカラービデオプリンタを示
す。
第1図実施例の動作概略は、Y,R−Y,B−Yの入力信号
がA/D変換され、画像メモリ(20,21,22)にストアされ
る。そして、CPU25がプリントする画素のR−Y,B−Yを
画像メモリ(20,21,22)から取り出し、このR−Y,B−
YはHC変換テーブル23を通してHCに変換される。このHC
変換ROMの変換データは第6図に示した量子化とHCへの
変換を同時に行つたようなデータ構成になつている(第
7図)。次に、Y,H,CはマスキングROM24を通り、Cy,M,Y
eに変換され、更にD/A変換され、印字される。
HC変換テーブル23内に格納される変換データの作成は
次のようにして行われる。先ず、第6図(a)(又は、
(b))に示した量子化の「升目」(又は「交点」)の
個数(量子化点の個数)を数え、この個数がテーブル23
の全体の容量を決定する。このテーブル23の容量を、マ
スキングROM24でY(輝度)の一単位当りの空間容量と
同じにすれば、マスキングROM24の全体容量を増やさず
に、肌色領域を精細に、その他の領域は粗くして、マス
キングROM24の容量全体の有効利用が図れる。
第6図,第7図を用いてHC変換テーブル23を説明す
る。アドレス変換ROM30はカラー画像データを第6図
(a)の量子化空間(R−Y,B−Y)を第8図の量子化
空間(R−Y′,B−Y′)に変換するものである。第6
図(a)の量子化点の個数と第8図の量子化空間の量子
化点の個数は等しく、又第8図の空間はHC変換ROM31の
アドレス入力とするために等間隔に割振られている。第
6図(a)の量子化点と第8図の量子化点は1対1に対
応する。
HC変換ROM31はこのようにして得た(R−Y′,B−
Y′)をアドレス入力とする。そして、そのHC変換ROM3
1中の格納データは、第6図(a)と(b)の量子化空
間を重ね合せた状態で、(R−Y,B−Y)から(H,C)に
換算した値を格納してある。即ち、(R−Y,B−Y)と
(R−Y′,B−Y′)とはアドレス変換ROM30により1
対1に対応し、HC変換ROM31の格納データについては
(R−Y,B−Y)と(H,C)とが1対1に対応するように
なつている。このようにして、HC変換ROM31から出力さ
れる出力は肌色領域は精細に表現し、その他の領域の色
に対しては粗く表現することが可能となる。
〈その他の量子化〉 第9図以下を用いて、異なる色空間間の量子化におけ
る変形例の説明を行う。
第9図(a)は肌色領域100を等間隔量子化に従つ
て、(R−Y,B−Y)空間と(H,C)空間とで表わしたも
のである。簡単のためHを4ビツト,Cを3ビツトとして
いるが、一般的に今、Hにxビツトが割り当てられてい
るとすると、等間隔に量子化した場合は、 360°÷2x=y° が量子化間隔となる。
第9図(b)は変形例に係る実施例の量子化によるも
のであり、彩度(C)方向には細密化は行わないもので
ある。中心となる肌色の色相(H)をα°、そしてαの
両隣りの色相をα±z°(但し、z<y)としたとき
に、肌色領域を第9図(b)の如く3ビツトで量子化す
れば、その肌色領域の量子化間隔はz°であり、従つ
て、肌色領域以外の色の色相の量子化間隔は、 (360−z×3)÷2x-3 である。
第10図は彩度(C)方向のみについて、肌色領域を細
かく量子化した場合である。これにより彩度に関しても
肌色の滑らかな再現が可能となる。この場合、従来の等
間隔量子化では、色空間の最大彩度をCmax,肌色の彩度
領域を0〜Cf(Cf<Cmax)としたときに、彩度を等間隔
にとつた場合に、0〜Cfの間に彩度がa本割り当てられ
ることになる。
これを本実施例に係る量子化では、肌色の色相αに関
してのみ、0〜Cfの間にa+b本割り当て、その量子化
間隔をCf÷(a+b)とする。そして、Cf〜Cmaxの領域
における量子化間隔は、 (Cmax−Cf)÷(2x−a−b) とする。
第11図は第9図(b)と第10図の方式の組合せで、色
相,彩度ともに非線形に量子化したものである。
〈実施例の効果〉 以上説明した実施例に共通な特徴は、色差(R−Y,B
−Y)又は色相(H,C)のみに注目して特定の色領域を
細密に量子化して色補正処理の精度を上げることができ
る。その場合、色差又は色相及び彩度からのみ前記特定
の色領域を認識するので、変換テーブルの容量は少なく
て済む。そして、変換テーブルの容量を増やすことな
く、一部の色領域を特に精細に色補正できるように数々
の工夫が施されている。
即ち、第3図(第2図)の実施例によれば(R−Y,B
−Y)系間の色補正であれば前記特定色領域が矩形領域
等であるとき、(H,C)系間の色補正であれば円形状の
色領域であるときに、精細に色補正ができる。
又、第1図,第6図〜第11図の実施例によれば、前記
特定の色領域が複雑な形状をしているとき、又は異なる
色空間間で色補正を行うときにも、特定の色領域を精細
に補正できる。
尚、上記実施例ではマスキング処理を例に挙げて説明
したが、色補正処理はマスキング処理に限らない。又、
入力のカラー画像データも(Y,R−Y,B−Y)系,(Y,H,
C)系に限らず、他の表色系でもよい。又、画素の分布
な複雑なときは量子化を2段階のみならず、数段階に分
ければ更に少ない容量で精密な色再現が可能となる。
[発明の効果] 以上説明したように本発明によれば、所定の色の彩情
報及び明情報に相当するカラー画像データが入力する
と、選択手段が前記所定の色に相当するカラー画像デー
タに対しては密な量子化を前もつて行つて得た変換デー
タを色変換テーブルから取り出すようにするので、色変
換テーブル容量は増えずに、所定色については高精細に
色補正できる。
又、他の構成の本発明によると、量子化変換テーブル
は入力のカラー画像データを論理空間を変換したアドレ
スとして出力し、その変換の際に、前記カラー画像デー
タが所定の色に相当する場合は密な量子化を行つた量子
化アドレスを、前記所定の色以外の色に相当する場合は
粗い量子化を行つた量子化アドレスを出力するので、色
変換テーブル容量は増えずに、所定色については高精細
に色補正できる。
本発明に係る製造方法によると、色変換テーブル内に
格納される変換データは、所定の色に相当するカラー画
像データに対しては、前記所定色以外の色に相当するカ
ラー画像データに対するよりも多くのビツトを割り当て
るように作成されているので、前記所定色について高精
細に色補正処理を行うカラー画像処理装置を製造するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例に係る画像処理装置のブロツ
ク図、 第2図(a),(b)は本発明の他の実施例に係る画像
処理の概念を説明する図で、第2図(c)はその装置の
ブロツク図、 第3図は本発明に係る更に他の変形例のブロツク図、 第4図は更に他の変形例に係る概念を説明する図、 第5図(a),(b),第6図(a),(b)そして第
8図は更に他の実施例における画像処理の概念を説明す
る図で、第7図はその装置のブロツク図、 第9図(a),(b),第10図,第11図は更に他の画像
処理の変形例の概念を説明する図である。 図中、1……アドレス変換テーブル、2……マスキング
テーブル、10……領域判定回路、11,13……マスキングR
OM、12……判定信号、100……特定の色領域(肌色)、1
01……色空間、20〜22……画像メモリ、23……HCテーブ
ル、24……マスキングROM、26……ヘツドドライバであ
る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 9365−5H G06F 15/62 310 A

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】カラー画像データに所定の色補正処理を施
    す色変換テーブルを有するカラー画像処理装置であつ
    て、 所定の色に相当する前記カラー画像データに対しては密
    な量子化を行つて得た変換データを、前記所定色以外の
    カラー画像データに対しては粗な量子化を行つて得た変
    換データを、前もつて夫々格納してある前記色変換テー
    ブルと、 前記カラー画像データから、明るさを表わす明情報と彩
    りを表わす彩情報とを抽出する抽出手段と、 該明情報と彩情報とから、前記所定色に相当するカラー
    画像データがカラー画像処理装置に入力したことを検知
    する検知手段と、 該検知手段による検知結果に応じて前記色変換テーブル
    から前記変換データを選択する選択手段とを有するカラ
    ー画像処理装置。
  2. 【請求項2】入力のカラー画像データは、輝度及び色差
    を含むカラー画像データである事を特徴とする特許請求
    の範囲第1項に記載のカラー画像処理装置。
  3. 【請求項3】前記の色補正処理はマスキング処理である
    事を特徴とする特許請求の範囲第1項に記載のカラー画
    像処理装置。
  4. 【請求項4】カラー画像データに所定の色補正処理を施
    す色変換テーブルを有するカラー画像処理装置であつ
    て、 前記カラー画像データから、明るさを表わす明情報と彩
    りを表わす彩情報とを抽出する抽出手段と、 前記明情報と細情報とをアドレス入力として入力し量子
    化アドレスを出力する量子化変換テーブルであつて、こ
    の変換テーブルは前記カラー画像データが所定の色に相
    当する場合は密な量子化を行つた量子化アドレスを、前
    記所定の色以外の色に相当する場合は粗い量子化を行つ
    た量子化アドレスを夫々格納し、これらの量子化アドレ
    スが等間隔アドレス空間を構成するようにしてあるその
    量子化変換テーブルと、 前記量子化アドレスをアドレス入力とし、前記所定色と
    それ以外の色に対応して、色補正演算した画像データを
    前もつて格納した前記色変換テーブルとを有するカラー
    画像処理装置。
  5. 【請求項5】入力のカラー画像データは、輝度及び色差
    を含むカラー画像データである事を特徴とする特許請求
    の範囲第4項に記載のカラー画像処理装置。
  6. 【請求項6】前記の色補正処理はマスキング処理である
    事を特徴とする特許請求の範囲第4項に記載のカラー画
    像処理装置。
  7. 【請求項7】カラー画像データを入力して所定の色補正
    処理を行う色変換テーブルを含むカラー画像処理装置の
    製造方法であつて、 前記色変換テーブルに格納される変換データは、所定の
    色に相当するカラー画像データに対しては、前記所定色
    以外の色に相当するカラー画像データに対するよりも多
    くのビツトを割り当てるように作成するようにして、前
    記色変換テーブルを製造する事を特徴とするカラー画像
    処理装置の製造方法。
  8. 【請求項8】前記ビツトの割当は色相又は彩度について
    行われる事を特徴とする特許請求の範囲第7項に記載の
    カラー画像処理装置の製造方法。
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