JP4897592B2 - ステアリングコラム支持構造 - Google Patents

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本発明は、自動車において、ステアリングコラムを支持するために車体左右方向に延在するステアリングハンガと、その前方のダッシュボードパネルとを連結するステアリングコラムステイを有するステアリングコラム支持構造に関するものである。
車体の左右のフロントピラーに両端を連結されて車体左右方向に延在するステアリングハンガにステアリングコラムを支持させたステアリングコラム支持構造が広く採用されているが、その支持剛性が低いとステアリングホイールに振動が発生して操作性が損なわれることから、高い支持剛性を確保するため、ステアリングハンガをステアリングコラムステイを介してダッシュボードパネルと連結した技術が知られている(特許文献1・2参照)。
特開平10−264830号公報 特開2001−213356号公報
しかるに、前記従来の構造では、ステアリングコラムステイの上下方向の剛性を高めることで、エンジンのアイドリング時にステアリングハンガに生じる上下方向の振動を低減することができるが、その反面、走行時にダッシュボードパネルに発生する前後方向の振動がステアリングコラムステイを介してステアリングハンガに伝達されるために、ステアリングホイールの振動を低減する要望を十分に満足することができない不都合があった。
本発明は、このような従来技術の問題点を解消するべく案出されたものであり、その主な目的は、アイドリング時に発生する上下方向の振動と共に走行時に発生する前後方向の振動も低減することができるように構成されたステアリングコラム支持構造を提供することにある。
このような課題を解決するために、本発明においては、請求項1に示すとおり、ステアリングコラム(1)を支持するために車体左右方向に延在するステアリングハンガ(2)と、その前方のダッシュボードパネル(4)とを連結するステアリングコラムステイ(5)を有するステアリングコラム支持構造において、前記ステアリングコラムステイの本体部(31)の前端に、横断面が略L字形状をなす屈曲板部(27)を介して、前記ダッシュボードパネルに対する取付部(22)が形成され、前記屈曲板部の板厚方向の変形による前記取付部と前記本体部との相対回転で、前記ダッシュボードパネルの前後方向の振動が吸収されるようにしたものとした。
これによると、走行時に発生するダッシュボードパネルの前後方向の振動が、ステアリングコラムステイにおける本体部と取付部との相対回転で吸収されて、ステアリングハンガ側に伝達されることが阻止されるため、ステアリングホイールの振動を低減して操作性を向上させることができる。
さらに、ステアリングコラムステイの屈曲板部は横断面(略水平方向の断面)が略L字形状をなすため、上下方向の剛性を低下させずに済み、本体部を上下方向の剛性の高い構造とすることで、アイドリング時に発生するステアリングハンガの上下方向の振動を低減することができる。
前記ステアリングコラム支持構造においては、請求項2に示すとおり、前記ステアリングコラムステイが、鋼板の折り曲げ加工により形成されたものであり、車体前後方向に延在する縦壁(24)とその側方に突出したフランジ(25・26)とを備え、前記屈曲板部が、前記フランジを切除した態様で形成された構成とすることができる。
これによると、所要の剛性を確保すると共に製造コストを低く抑えることができ、さらに屈曲板部での鋼板材の弾性変形により、取付部と本体部との相対回転を円滑に行わせることができる。
なお、ステアリングコラムステイは、前記のように、剛性や製造コストの面から、鋼板の折り曲げ加工により縦壁とフランジとを備えた略L字形状あるいは略コ字形状の断面をなすものとすると良いが、本発明におけるステアリングコラムステイはこれに限定されるものではなく、例えばパイプ状など、種々の形態が可能である。
このように本発明によれば、走行時に発生するダッシュボードパネルの前後方向の振動が、ステアリングコラムステイにおける本体部と取付部との相対回転で吸収されて、ステアリングハンガ側に伝達されることが阻止され、さらに屈曲板部が略L字形状の横断面をなすため、上下方向の剛性を低下させずに済むため、アイドリング時に発生するステアリングハンガの上下方向の振動を低減することができ、ステアリングホイールの振動を低減して操作性を向上させる上で大きな効果が得られる。
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明によるステアリングコラム支持構造を示す側面図である。図2は、図1に示したステアリングコラム支持構造の上面図である。図3は、図1に示したステアリングコラム支持構造の要部斜視図である。
このステアリングコラム支持構造は、ステアリングコラム1を支持するために車体左右方向に延在するステアリングハンガ2と、このステアリングハンガ2に連結されてステアリングコラム1を保持するステアリングコラムブラケット3と、このステアリングコラムブラケット3及びその前方のダッシュボードロアパネル4を連結するステアリングコラムステイ5とを有している。
ステアリングコラム1は、ステアリングホイール11が連結されたステアリングシャフト12を回転自在に支持している。ステアリングシャフト12の前端は、自在継ぎ手13を介して中間シャフト14に接続され、中間シャフト14は、ダッシュボードロアパネル4に開設された挿通孔15に挿通されて、その前端は、図示しない自在継ぎ手及びピニオンシャフトなどを介して、ラック・ピニオン式のステアリングギヤボックス内のラックに歯合するピニオンに接続されている。
ステアリングハンガ2は、両端部を、図示しない左右のフロントピラーに結合支持されている。ダッシュボードロアパネル4は、車体フロア17の前端部から立ち上がり、車体前部のエンジンルーム18と車室19とを仕切るように設けられている。ステアリングコラムブラケット3には、図3に示すように、円筒状のステアリングハンガ2の外形に対応する円弧状に形成された受け部20が形成され、この受け部20とステアリングハンガ2とがMIG溶接などにて固定される。
ステアリングコラムステイ5は、車体前後方向に延在し、その前端にダッシュボードロアパネル4に対する取付部22が設けられている。この取付部22は、ボルト23の頭部とダッシュボードロアパネル4の取付面との間に挟み込まれるようにしてダッシュボードロアパネル4に対して固定される。ステアリングコラムステイ5の後端は、ステアリングコラムブラケット3に対して、MIG溶接などにて固定される。
このステアリングコラムステイ5は、鋼板の折り曲げ加工により形成され、その全長に渡って延在する縦壁24と、この縦壁24の上下の側縁から側方に突出されたフランジ25・26とを備えており、取付部22の直近には、上側のフランジ25から縦壁24に至る部分を切り欠いた状態で、横断面が略L字形状をなす屈曲板部27が形成されている。縦壁24には、ワイヤー類の取付孔28が設けられている。
縦壁24の上下にフランジ25・26を備えた本体部31では、フランジ25・26により縦壁24の変形が拘束されて、上下方向の変形に対して高い剛性を確保することができる。一方、フランジ25が切除されて縦壁24のみの屈曲板部27では、その板厚方向の変形がフランジで拘束されることがなく、鋼板材の弾性変形により円滑に屈曲変形し、この屈曲板部27の板厚方向の変形により、屈曲板部27の稜線部分を中心にした取付部22と本体部31との相対回転が許容されるようになっている。
本体部31は、長手方向の略中心位置で折曲した形状に形成されている(図2参照)。この折曲部32の前側の前半部31aは、本体部31の略全長に延在する上側のフランジ25と縦壁24とにより略L字形状の断面をなし、折曲部32の後側の後半部31bは、折曲部32より後側に延在する下側のフランジ26と上側のフランジ25及び縦壁24とにより略コ字形状の断面をなしている。
上側のフランジ25には、折曲部32に対応する位置に切り欠き33が形成されており、また縦壁24の下部にも、折曲部32に対応する位置に切り欠き34が形成されている。これにより、車両の前面衝突時に、後方へ変位するダッシュボードロアパネル4によりステアリングコラムステイ5が押された際に、ステアリングコラムステイ5が折曲部32の位置で円滑に折曲変形して、ダッシュボードロアパネル4と共にステアリングコラムブラケット3が後方に変位することを避けることができる。
図4は、ステアリングコラム支持構造の振動状態を示す模式図であり、(A)に従来の構造による振動状態を、(B)に図3などに示した本発明に基づく構造による振動状態をそれぞれ示している。
図4(A)に示すように、ステアリングコラムステイ41の本体部42と取付部43との相対回転が、本体部42の縦壁44から側方に突出するフランジ45により拘束される場合には、ダッシュボードロアパネル4の前後方向の振動が、ステアリングコラムステイ41の本体部42に伝達されて、本体部42に撓み振動が発生し、さらにこのステアリングコラムステイ5の振動がステアリングコラムブラケット3を介してステアリングハンガ2に伝達されて、ステアリングハンガ2に前後方向の振動が発生する。
これに対して、図4(B)に示すように、ステアリングコラムステイ5の本体部31と取付部22との間に屈曲板部27を設けて、本体部31と取付部22との相対回転が許容されるようにすると、ダッシュボードロアパネル4の前後方向振動に応じて、取付部22はダッシュボードロアパネル4と共に振動するが、ステアリングコラムステイ5の屈曲板部27が適宜に変形して振動を吸収するため、本体部31への振動の伝達が阻止され、ステアリングハンガ2の振動を抑制することができる。
本発明によるステアリングコラム支持構造を示す側面図である。 図1に示したステアリングコラム支持構造の上面図である。 図1に示したステアリングコラム支持構造の要部斜視図である。 ステアリングコラム支持構造の振動状態を示す模式図である。
符号の説明
1 ステアリングコラム
2 ステアリングハンガ
3 ステアリングコラムブラケット
4 ダッシュボードロアパネル
5 ステアリングコラムステイ
22 取付部
24 縦壁
25・26 フランジ
27 屈曲板部
31 本体部

Claims (2)

  1. ステアリングコラムを支持するために車体左右方向に延在するステアリングハンガと、その前方のダッシュボードパネルとを連結するステアリングコラムステイを有するステアリングコラム支持構造であって、
    前記ステアリングコラムステイの本体部の前端に、横断面が略L字形状をなす屈曲板部を介して、前記ダッシュボードパネルに対する取付部が形成され、前記屈曲板部の板厚方向の変形による前記取付部と前記本体部との相対回転で、前記ダッシュボードパネルの前後方向の振動が吸収されるようにしたことを特徴とするステアリングコラム支持構造。
  2. 前記ステアリングコラムステイが、鋼板の折り曲げ加工により形成されたものであり、車体前後方向に延在する縦壁とその側方に突出したフランジとを備え、前記屈曲板部が、前記フランジを切除した態様で形成されたことを特徴とする請求項1に記載のステアリングコラム支持構造。
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