JPH08130606A - Led光源の光量調節方法 - Google Patents

Led光源の光量調節方法

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JPH08130606A
JPH08130606A JP26940694A JP26940694A JPH08130606A JP H08130606 A JPH08130606 A JP H08130606A JP 26940694 A JP26940694 A JP 26940694A JP 26940694 A JP26940694 A JP 26940694A JP H08130606 A JPH08130606 A JP H08130606A
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light
led
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light source
leds
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JP26940694A
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English (en)
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Hideo Seto
秀夫 瀬戸
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Fujifilm Holdings Corp
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Fuji Photo Film Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 多数のLEDを直線状に配置した光源の光量
の調節を容易にする。 【構成】 光源部50のLEDアレイ52の個々のLE
D56A〜56Mは、LED駆動回路60からPWM回
路62A〜62Mを介して供給される信号に応じて発光
する。光量調節装置70は、個々のLEDに対向してフ
ォトデテクタ72A〜72Mを備え、フォトデテクタの
測定した光量が露光コントロールユニットへ出力され
る。露光コントロールユニットは、一つのLEDを発光
させる毎にLEDアレイが発光する光量を測定し、光量
の増加が一定となるように発光させたLEDの光量の調
節を行う。この調節結果は、露光コントロールユニット
に記憶され、このLEDアレイによって露光を行うとき
に、均一な光量の光を照射することができるようになっ
ている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、スリット露光用の光源
としてLED(Light Emitting Diode;発光ダイオー
ド)を直線状に多数配列したLED光源の光量調節方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】複写機やファクシミリ等には、露光用の
光源として発光ダイオード(LED;Light Emitting D
iode)を用いたものがある。LEDは、消費電力が少な
く、発熱することがないと共に、応答性が極めて良好で
ある。このため、感光材料を直接又は間接的に露光する
のに用いられることが多い。
【0003】このようなLEDを直線状に多数配置した
LEDアレイを用いることにより、光走査機構を固定化
することができ、光走査系の小型化が実現されている。
【0004】ところで、LEDアレイを用いた光源で
は、個々のLEDの発光量に少なからずばらつきが生じ
ている。このような、個々のLEDの発光量にばらつき
があるLEDアレイを光源として用いた場合、光量ムラ
となって原稿表面の照度にばらつきが生じ、さらに、原
稿に記録されている画像を感光材料に結像させて露光し
たときに露光ムラ等となって感光材料に仕上がり不良を
生じさせてしまう。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記事実を考
慮してなされたものであり、直線状に配置した多数のL
EDによる露光時の光量ムラを防止するために、LED
光源の光量が均一となるように調節するLED光源の光
量調節方法を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に係る
LED光源の光量調節方法は、多数のLEDを直線状に
配置し、それぞれのLEDから発光する光で原稿面をス
リット状に照射するLED光源の光量調節方法であっ
て、前記多数のLEDのそれぞれに対向して光量を測定
する受光素子を配置し、前記LEDを一つ発光させるご
との前記受光素子によって測定した光量又は光量の総和
の増加量が一定となるように、新たに発光させたLED
の光量を調節することを特徴とする。
【0007】請求項2に係るLED光源の光量調節方法
は、請求項1のLED光源の光量調節方法であって、前
記LEDの光量の調節に先立って、前記LEDを一つ発
光させるごとに光量又は光量の総和を測定し、該測定結
果に基づいて前記LEDを一つ発光させるごとの光量又
は光量の増加量を設定し、この設定した増加量に基づい
て光量の調節を行うことを特徴とする。
【0008】
【作用】請求項1に記載のLED光源の光量調節方法で
は、直線状に多数のLEDを配置したLEDに対向して
光量測定用の受光素子を配置している。なお、受光素子
は、LEDに対して所定の間隔で平行に配置することが
好ましい。
【0009】この状態で、LEDを一つ一つ発光させ、
LEDを一つ発光させる毎の光量の変化又は一つ一つの
LEDの光量が一定となるように、新たに発光させたL
ED、すなわち、3個のLEDを発光させているときに
は、2番目と3番目又は3番目に発光させたLEDの光
量の調節を行う。このLEDの光量の調節としては、L
EDを発光させるための電流値を代えてもよく、また、
パルスを印加してLEDを発光させるときには、パルス
幅等を変化させてもよく、一般にLEDの光量を調節す
るための種々の方法を適用してよい。
【0010】このように、発光しているLED全体の光
量を測定しながら個々のLEDの光量を調節することに
より、原稿面に照射された光量にムラを生じさせること
がない。また、個々のLEDの光量の調節も容易であ
る。
【0011】請求項2に記載のLED光源の光量調節方
法では、個々のLEDの光量の調節に先立って、LED
を発光させる毎の光量の変化を測定し、この測定結果に
応じて、一つ一つのLEDの光量又は一つのLEDを発
光させる毎の光量の増加量を設定する。これによって、
それぞれのLEDの光量をどのように調節すれば良いか
の予測ができ、光量の調節が容易となる。
【0012】このようにしてLED光源の光量の調節を
行うことにより、簡単に直線状のLED光源から発せら
れる光量を均一にすることができ、このLED光源によ
って感光材料を露光したときの露光量のムラによる仕上
がり不良を生じるのを防止することができる。また、L
ED光源の光量の自動的な調節が可能となる。
【0013】
【実施例】図2には、本実施例に適用した画像記録装置
10の概略構成を示している。この画像記録装置10
は、原稿に記録された画像に応じて熱現像感光材料を露
光し、露光した熱現像感光材料を受像材料に重ね合わせ
て加熱転写して、受像材料に原稿の画像を形成する。
【0014】この画像形成装置10は、箱型の機台12
の上面に画像が記録された原稿42を載置する載置台1
3が設けられている。この載置台13は、図示しない駆
動装置によって機台12の上面を図2の紙面左右方向
(矢印A方向及び矢印A方向と反対方向)に移動するよ
うになっている。この載置台13には、矩形状の孔が形
成され、透明ガラス板45が取り付けられており、さら
に、この透明ガラス板45上に装置の紙面奥側の辺を軸
として開閉可能に設けられた押さえカバー15が取り付
けられており、原稿42を画像が記録された面が透明ガ
ラス板45側となるように、透明ガラス板45上に載置
して、押さえカバー15との間に挟持するようになって
いる。
【0015】一方、機台12内には、感光材料16をロ
ール状に巻き取って収容している感材マガジン14が装
填されている。この感光材料16は、感光面(露光面)
が装置の下方へ向けられて収容されている。
【0016】感材マガジン14の感光材料取出し口近傍
には、ニップローラ18及びカッタ20が配置されてお
り、感材マガジン14から送り出された感光材料16の
先端部をニップローラ18によって挟持して引出し、カ
ッタ20によって所定の長さに切断するようになってい
る。
【0017】カッタ20の側方には、搬送ローラ19、
21、23、24、26及びガイド板27が配置されて
おり、所定長さに切断した感光材料16を上方の露光部
22へ向けて搬送するようになっている。この搬送途中
で、感光材料16は反転されて露光面が上方へ向けられ
るようになっている。
【0018】搬送ローラ23、24は露光部22の一部
を構成しており、搬送ローラ23と搬送ローラ24の間
が露光点となっている。感光材料16は、この露光点を
通過するときに上方へ向けられている露光面が露光され
る。なお、この感光材料16の搬送に同期して載置台1
3の図示しない駆動装置が作動し、載置台13を図2の
想像線に示す位置から、一旦、矢印A方向の反対方向に
移動し、露光時に載置台13が感光材料16と同方向
(図2の矢印A方向)に移動するようにしている。
【0019】露光部22の上方で、透明ガラス板45の
下方の間の空間には、露光装置38が設けられている。
【0020】露光装置38は、直線状の光源部50とロ
ッドレンズアレイ54を備えている。光源部50及びロ
ッドレンズアレイ54は、それぞれ長手方向が図2の紙
面表裏方向に沿って配置されている。この光源部50に
は、LEDアレイ52(図1参照)とロッドレンズ(図
示省略)を備えており、透明ガラス板45上に載置され
ている原稿42の表面を紙面表裏方向(幅方向)に直線
状に同一位置へスリット状の光を照射するようになって
いる。
【0021】ロッドレンズアレイ54は、光源部50か
ら照射されてスリット状に照らされた原稿42の表面か
ら法線方向に反射された光を集光して露光部22の露光
点を通過する感光材料16に結像させる。このとき、原
稿42と感光材料16をそれぞれ矢印A方向へ所定速度
で移動させることにより、原稿42に記録された画像に
応じて感光材料16が露光される。
【0022】図1に示されるように、光源部50のLE
Dアレイ52は、基板上に多数のLED56(本実施例
では一例としてLED56A〜56Mのn個)が直線上
に一定間隔で配設されている。また、光源部50には、
露光コントロールユニット58、LED駆動回路60及
び、それぞれのLED56毎に設けられたPWM(パル
ス幅変調)回路62(PWM62A〜62M)、AMP
(増幅器)64(64A〜64M)を備えている。
【0023】露光コントロールユニット58は、露光時
にLED駆動回路60から所定の電圧をPWM回路62
A〜62Mへ出力する。これと同時にPWM回路62A
〜62Mのそれぞれには、露光コントロールユニット5
8からLED56の光量を設定するための制御信号が出
力される。PWM回路62A〜62Mでは、この制御信
号に応じて所定のパルス幅又は直流の駆動電圧をLED
56A〜56Mに供給し、点滅又は点灯(直流電圧が供
給されたときに点灯状態)させ、原稿42に光を照射す
るようになっている。
【0024】ここで、光源部50のLEDアレイ52の
光量の設定について説明する。この光源部50の各LE
Dアレイ52の光量を調節するときには、原稿42に代
えて、透明ガラス板45上にフォトデテクタアレイ66
を測定部68に備えた光量測定装置70を用いる。図1
に示されるように、光量測定装置70のフォトデテクタ
アレイ66は、多数のフォトデテクタ72を直線上に配
置したものであり、フォトデテクタ62の数は、LED
アレイ52のLED56の数と等しくしてあり、一つの
LED56に対して一つのフォトデテクタ72が対向す
るようにn個のフォトデテクタ72A〜72Mを配置し
ている。
【0025】また、光量測定装置70には、個々のフォ
トデテクタ72が検出した光量に応じた出力をデジタル
信号に変換するA/D変換回路74(74A〜74M)
及びそれぞれのA/D変換回路74A〜74Mからの出
力を加算する加算回路76、加算回路76の出力を測定
した光量値として出力する出力回路78を備えている。
この出力回路78からの出力は、LED56A〜56M
の光量の補正用として露光コントロールユニット58へ
入力されるようになっている。
【0026】露光コントロールユニット58では、LE
Dアレイ52の直線上に配置したLED56A〜56M
を一端から順に一定の制御信号で発光させ、光量測定装
置70から出力された光量の増加を読み取り、光量測定
装置70の出力が発光しているLED56の数に応じて
一定の比率で増加するように、各LED56A〜56B
を点灯させるときの制御信号を設定する。露光コントロ
ールユニット58は、感光材料16の露光を行うときに
は、この設定値に応じて各LED56A〜56Mを発光
させるようになっている。
【0027】一方、図2に示されるように、露光部22
の側方には、スイッチバック部40が設けられており、
また、露光部22の下方には水塗布部162が設けら
れ、水塗布部162の側方には、加熱ドラム116を備
えた熱現像転写部104が設けられている。
【0028】露光部22で画像露光された感光材料16
は、一旦、スイッチバック部40へ送り込まれた後、搬
送ローラ26の逆回転によって露光部22の下方に設け
られた搬送路を経て水塗布部162へ送り込まれる。水
塗布部162には、複数のパイプが連結されており、こ
れらのパイプを介して供給される水を感光材料16に塗
布した後、余分な水をスクイズして熱現像転写部104
へ送り込むようになっている。
【0029】また、機台12内には、感材マガジン14
の側方に受材マガジン106が装填されている。この受
材マガジン106は、受像材料108をロール状に巻き
取って収容している。この受像材料108の画像形成面
には、媒染剤を有する色素固定材料が塗布されており、
受材マガジン106から引き出されたときに画像形成面
が上方へ向くように収容されている。
【0030】受材マガジン106の受像材料取出し口近
傍には、ニップローラ110が配置されており、受材マ
ガジン106から送り出された受像材料108の先端を
挟持して引き出すと共に、受像材料108の挟持解除が
可能となっている。また、ニップローラ110の側方に
は、カッタ112が設けられており、受材マガジン10
6から引き出された受像材料108を所定の長さに切断
し、残った受像材料108は、再度受材マガジン106
内へ引き戻される。
【0031】カッタ112の側方には、感材マガジン1
4の側方に隣接して搬送ローラ186、190、114
及びガイド板182を備えた受材搬送部180が設けら
れており、所定の長さに切断された受像材料108を熱
現像転写部104へ搬送するようになっている。
【0032】一方、熱現像転写部104へ搬送される感
光材料16は、貼り合わせローラ120と加熱ドラム1
16の間に送り込まれ、また、受像材料108は、感光
材料16の搬送に同期されて、感光材料16の所定の長
さ先行したときに貼り合わせローラ120と加熱ドラム
116の間に送り込まれ、感光材料16に重ね合わせら
れる。
【0033】加熱ドラム116は、内部に一対のハロゲ
ンランプ132A、132Bが配設されており、このハ
ロゲンランプ132A、132Bによって表面が所定の
温度に昇温されている。また、加熱ドラム116の周囲
には、5本の巻き掛けローラ134、135、136、
138、140が配置されており、無端圧接ベルト11
8が巻き掛けられている。この無端圧接ベルト118
は、巻き掛けローラ134と巻き掛けローラ140との
間の無端状の外側面が加熱ドラム116の周面を圧接し
ている。このため、貼り合わせローラ120と加熱ドラ
ム116の間に送り込まれた感光材料16と受像材料1
08は、無端圧接ベルト118と加熱ドラム116によ
って圧接されながら搬送される。
【0034】無端圧接ベルト118との材料搬送方向下
流側の加熱ドラム116下部には、屈曲案内ローラ14
2、剥離爪154、剥離ローラ174、剥離爪176が
順に配置され、剥離ローラ174、剥離爪176の下方
には、受材ガイド170、受材排出ローラ172、17
3、175が順に配置されている。
【0035】加熱ドラム116に巻き掛けられて搬送さ
れた感光材料16は、この剥離爪154によって加熱ド
ラム116から剥離されると屈曲案内ローラ142に巻
き掛けられ、廃棄感材収容箱178へ送り込まれて集積
される。また、感光材料16が剥離された状態で加熱ド
ラム116に巻掛けられて搬送される受像材料108
は、剥離ローラ174及び剥離爪176によって加熱ド
ラム116の周面から剥離され、受材ガイド170、受
材排出ローラ172、173、175によって案内搬送
されてトレイ177に排出される。
【0036】次に本実施例の作用を説明する。まず、画
像記録装置10で原稿42に記録された画像を受像材料
108に形成するのに先立って、露光装置38の光源部
50の光量の調節について図4に示すフローチャートを
参照しながら説明する。
【0037】露光装置38の光源部50の光量の調節
は、載置台13の透明ガラス板45上の光源部50から
光が照射される位置、又は露光装置38内の光源部50
と直接対向するように濃度測定装置70の測定部68を
対向させる。このとき、光源部50の一つ一つのLED
56A〜56Mに測定部68のフォトデテクタ72A〜
72Mを一つ一つ対向させた後に、濃度測定装置70の
出力を光源部50の露光コントロールユニット58に接
続する。以下は、一例として露光コントロールユニット
58が光源部50の光量の調節を自動的に行うものとし
て説明する。
【0038】図4に示すフローチャートの最初のステッ
プ200では、最も端のLED56Aが一つだけ点灯す
るように変数Sを1に設定する。次のステップ202で
は、変数S番目まで、すなわち、最初は一番端のLED
56Aを所定の制御信号によって発光させる。
【0039】これによって、光量測定装置70では、主
にLED56Aに対向するフォトデテクタ72Aが光源
部50からの光を検出し、光量に応じた信号を出力す
る。この信号はA/D変換回路74Aによってデジタル
信号に変換され、加算回路76、出力回路78を経て測
定した光量値として露光コントロールユニット58に出
力される。
【0040】露光コントロールユニット58では、この
光量測定装置70からの出力を読み取る(ステップ20
4)と、n個の全てのLED56を点灯したかを確認し
(ステップ206)、ステップ208で変数Sをインク
リメントして、次にステップ202で変数S番目(この
ときはS=2)まで、即ち、LED56A、56Bを点
灯させ、この光量を読み取る。これを繰り返して、次に
LED56A〜56Cを点灯させ、順にLED56A〜
56Mまでのn個のLED56を全て発光させるまで光
量の測定を繰り返す。
【0041】n個のLED56を全て発光させた光量ま
で測定する(ステップ206で肯定判定)と、次のステ
ップ210では、この測定結果に基づいて発光させたL
ED56の数に応じて一定の比率で光量が変化するよう
に光量値を設定する。
【0042】図3に示されるように、LED56を一つ
一つ順位発光させていったときの光量測定装置70によ
って測定した測定光量Pの変化は、一つ一つのLED5
6の発光する光量に差があるため、図3に実線で示すよ
うに不規則に増加する。なお、図3では、横軸にLED
56Aから順に発光させたLED56の数(S)、縦軸
は、光量測定装置70で測定した光量(P)としてい
る。
【0043】露光コントロールユニット58では、この
測定結果に基づいて、例えば図3に一点鎖線で示すよう
に発光させたLED56が一つ増える毎に光量ΔPだけ
増加するように直線状に光量を設定している。なお、こ
の光量の設定値を示す二点鎖線は、測定した光量に沿っ
たものであれば、個々のLED56の光量を大きく変化
させる必要がないために好ましい。
【0044】図4に示すフローチャートの次のステップ
212では、変数Sを再度「1」に設定して、次のステ
ップ214で最初の1個のLED56Aを発光させる。
光量測定装置70では、前記と同様にこのLED56A
から発光された光量を測定して露光コントロールユニッ
ト58に出力する。
【0045】露光コントロールユニット58では、この
光量測定装置70の測定結果を読み込む(ステップ21
6)と、次のステップ218では、この読み込んだ光量
値と設定値を比較し、異なっているときには、ステップ
220でPWM62Aへ出力する制御信号を変化させ
て、ステップ214へ戻り、光量が設定値と一致するま
で調整する。このとき、予めLEDアレイ52の光量を
測定し、この測定結果に基づいて調整する光量を設定し
ているため、LED56Aの光量をどれだけ変化させれ
ば良いかを予測でき、調節が極めて容易に行える。
【0046】光量測定装置70で測定した光量と設定し
た光量とが一致したとき(ステップ218で肯定判定)
には、ステップ222へ移行して、このときの制御信号
の値を図示しないメモリに記憶する。
【0047】次にステップ226では、変数Sをインク
リメントしてステップ214で戻り、LED56A、5
6Bを発光し、光量ΔPだけ増加するようにするか、設
定値となるようにLED56Bを発光させるための制御
信号の値を調節して記憶する。これをステップ224
で、n個のLED56、全てについて調節して設定が終
了するまで繰り返し行う。
【0048】ステップ224でn個のLED56の全て
について光量の調節が終了したことを確認(S=n;肯
定判定)して、光源部50の光量の調節を終了する。こ
れによって、n個のLED56A〜56Mを直線状に配
置したLEDアレイ52から照射されるスリット状の光
の光量は、スリットの方向に沿って一端から他端まで略
均一となる。
【0049】次に、このLEDアレイ52を光源とする
露光装置38を設けた画像記録装置10の作動を説明す
る。
【0050】画像記録装置10は、載置台13の透明ガ
ラス45上に原稿42を載置し、押さえカバー15の閉
止後、記録する画像の倍率、処理枚数等を指定して、ス
タートを指示すると、画像記録装置10では画像の記録
処理を開始する。
【0051】先ず、感材マガジン14から送り出された
感光材料16をニップローラ18によって引出して、カ
ッタ20によって所定の長さに切断し、感光材料16の
感光面が上方へ向くように反転させながら露光部22へ
搬送する。
【0052】この感光材料16の露光部22への搬送に
合わせて図示にしない駆動装置が作動して載置台13の
移動を開始すると共に、露光装置38が作動する。ここ
で、載置台13は、露光部22での感光材料16の搬送
速度に対して予め指定された画像倍率に応じた速度の倍
率で一定速度でそれぞれ移動する。また、露光装置38
では、光量ムラのない光量で原稿を照らすため、感光材
料16は、原稿42に記録された画像に応じて露光さ
れ、光源部50からの光量のムラによる露光ムラを生じ
ることがない。
【0053】露光装置38によって画像露光されながら
露光部22を通過した感光材料16は、一旦、スイッチ
バック部40へ送り込まれた後、搬送ローラ26の逆回
転によって搬送方向が変えられて、スイッチバック部4
0から水塗布部162へ送り込まれ、感光材料16に画
像形成用溶媒としての水を塗布されてから、熱現像転写
部104へ向けて送り出される。
【0054】一方、受像材料108は、感光材料16の
露光処理の開始に合わせて受材マガジン106からニッ
プローラ110によって引き出され、カッタ112によ
って所定の長さに切断されて搬送され、熱現像転写部1
04の直前で待機状態となっている。
【0055】熱現像転写部104では、水塗布部162
から搬送された感光材料16の先端が貼り合わせローラ
120と加熱ドラム116の間に送り込まれたことを図
示しないセンサ等によって検出すると受像材料108の
搬送を再開して、貼り合わせローラ120と加熱ドラム
116の間へ送り込み、感光材料16と受像材料108
が重ね合わせて挟持させる。
【0056】次に感光材料16と受像材料108は、加
熱ドラム116と無端圧接ベルト118との間で挟持さ
れ、加熱ドラム116の略2/3周(巻き掛けローラ1
34と巻き掛けローラ140の間に渡って巻き掛けられ
て搬送される。このとき、加熱ドラム116によって感
光材料16と受像材料108が加熱され、感光材料16
が露光画像に応じて可動性の色素を放出し、放出された
色素が受像材料108の色素固定層に転写されて、受像
材料108に露光画像に応じた画像、すなわち、原稿4
2に応じた画像が形成される。
【0057】加熱ドラム116に巻き掛けられた感光材
料16は加熱ドラム116の下部に達すると、受像材料
108よりも先行している感光材料16の先端が剥離爪
154によって剥離され屈曲案内ローラに巻掛けられ
て、廃棄感材収容箱178へ送り込まれて集積される。
また、受像材料108は、剥離ローラ174と剥離爪1
76によって、加熱ドラム116の周面から剥離されて
搬送され、トレイ177へ排出される。このトレイ17
7に排出された受像材料108には、感光材料16への
露光に応じた画像が形成される。
【0058】このように、本実施例の露光装置38で
は、直線状に配置した多数のLED56のそれぞれの光
量を簡単に調節して、光源部50から均一で光量ムラの
ないスリット光を発するため、露光ムラ等を生じさせる
ことがなく、原稿42に記録された画像に応じた画像を
受像材料108に形成することができ、受像材料108
に形成された画像に仕上がり不良を生じさせることがな
い。
【0059】多数のLED56を一つ一つ発光させて、
それぞれのLED56が同じ光量となるように調節した
場合、作業は煩雑であり一つ一つのLED56の光量が
同じでも、原稿42に光を照射したときに光量のムラが
生じることがある。特にスリット状の両端では、光量が
不足してしまうことがあるが、本実施例では、光源部5
0から照射されるスリット状の光にムラが生じないよう
に調節するため、簡単に全体の光量を均一にすることが
できる。
【0060】なお、本実施例では、LED56を発光さ
せて光量を測定するときに、一端のLED56Aから順
に点灯させたが、LED56をランダムに一つ一つ追加
しながら発光させて光量を測定し、この発光順序に応じ
て一つ一つのLED56の光量の調節を行うようにして
もよい。
【0061】また、本実施例では、LED56A〜56
Mを順次発光させたときに光量が一定比率で増加するよ
うにしたが、これに限らず、例えば全てのLED56を
点灯させて、LEDアレイ52が発する光量の総和を測
定するなどして、一つ一つのLED56A〜56Mを発
光させたときの基準値となる光量を設定し、次に一つ一
つのLED56A〜56Mを順に発光させて光量を測定
しながら、それぞれのLED5656A〜56Mの光量
がこの基準値となるように、発光量を調節するようにし
てもよい。
【0062】また、本実施例では、露光装置38に設け
た露光コントロールユニット58で、LED56の光量
の調節を行ったが、光量測定装置70に光量の調節する
機能を合わせ持たせ、光量測定装置70からの信号によ
って露光コントロールユニット58を作動させて調節を
行うものであってもよい。
【0063】なお、本実施例は、本発明のLED光源の
光量調節方法の一例を示すものであり、本発明を限定す
るものではない。本発明は、多数のLED56を直線状
に配置した光源を備えたものであれば、画像記録装置1
0に限らず、種々の露光装置の光源の調節に適用するこ
とができ、本実施例では、光源部50から照射した光を
原稿42で画像に応じて反射させて感光材料16へ露光
する露光装置38を示して説明したが、原稿を透過した
光に応じて感光材料を露光する露光装置のLED光源の
調節に適用することも可能である。
【0064】
【発明の効果】以上説明した如く、本発明のLED光源
の光量調節方法では、直線上に配置したLEDを順次点
灯させたときに、点灯させたLEDの光量の変化が一定
比率となるように設定するため、一つ一つのLEDの光
量を測定してそれぞれのLEDの光量を調節する煩雑な
作業を行うことなく、簡単に均一な光量でスリット状の
光を発するように調節することができる。
【0065】このように光量を調節したLED光源を用
いることにより、感光材料等を均一にムラなく露光する
ことができる優れた効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】LEDアレイの光量を測定の概略構成を示すブ
ロック図である。
【図2】本実施例に適用した画像記録装置の概略構成図
である。
【図3】LEDの発光数に対する光量の変化を示すグラ
フである。
【図4】光源部の光量の設定の一例を示すフローチャー
トである。
【符号の説明】
10 画像記録装置 16 感光材料 22 露光部 38 露光装置 42 原稿 50 光源部 52 LEDアレイ 56A〜56M LED 58 露光コントロールユニット 66 フォトデテクタアレイ 70 光量測定装置 72A〜72M フォトデテクタ 76 加算回路 108 受像材料

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多数のLEDを直線状に配置し、それぞ
    れのLEDから発光する光で原稿面をスリット状に照射
    するLED光源の光量調節方法であって、前記多数のL
    EDのそれぞれに対向して光量を測定する受光素子を配
    置し、前記LEDを一つ発光させるごとの前記受光素子
    によって測定した光量又は光量の総和の増加量が一定と
    なるように、新たに発光させたLEDの光量を調節する
    ことを特徴とするLED光源の光量調節方法。
  2. 【請求項2】 前記LEDの光量の調節に先立って、前
    記LEDを一つ発光させるごとに光量又は光量の総和を
    測定し、該測定結果に基づいて前記LEDを一つ発光さ
    せるごとの光量又は光量の増加量を設定し、この設定し
    た増加量に基づいて光量の調節を行うことを特徴とする
    請求項1のLED光源の光量調節方法。
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US8149393B2 (en) 2000-09-20 2012-04-03 Hitachi, Ltd. Personal identification system
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