JPH0815788A - 露光用光源装置 - Google Patents

露光用光源装置

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JPH0815788A
JPH0815788A JP14960994A JP14960994A JPH0815788A JP H0815788 A JPH0815788 A JP H0815788A JP 14960994 A JP14960994 A JP 14960994A JP 14960994 A JP14960994 A JP 14960994A JP H0815788 A JPH0815788 A JP H0815788A
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JP
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light
light source
light emitting
exposure
photosensitive material
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JP14960994A
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English (en)
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Kazunobu Ookubo
和展 大久保
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 3色の点状光源を所定の間隔で配置した2つ
の長尺光源により均一なスリット露光を可能とする。 【構成】 露光部22には、LEDアレイ60、66に
よる光源50、52が設けられている。LEDアレイ6
0には、グリーンの発光素子56が直線状に配置され、
LEDアレイ66には、レッドの発光素子62とブルー
の発光素子64が交互にかつ直線状に配置されている。
それぞれの光源からは同一の角度θで各色の光が原稿4
2へ向けてスリット状に照射され、原稿から法線方向に
反射した光をロッドレンズアレイ54によって集光して
感光材料16を露光する。各光源は、各色の発光素子に
よって同一の角度で原稿を効率的に照らすため、感光材
料にムラのない均一なスリット露光を可能とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、スリット露光用の光源
装置に係り、原稿に3色の光を照射してこの反射光又は
透過光によって感光材料を露光する露光用光源装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】一般に、原稿画像に光を照射して、透過
光又は反射光をレンズ系を用いて感光材料に結像させ
て、感光材料に原稿画像に応じた画像を形成する画像記
録装置には、ハロゲンランプ等の白色光源を用いてい
る。また、画像記録装置では、長尺の光源を用いて、原
稿画像と光源を相対移動させて光源からの光の照射位置
を代え、それぞれの照射位置で反射又は透過した光を順
次感光材料に結像させる、所謂スリット露光を行ってい
る。
【0003】ところで、カラー画像の露光用の光源とし
てハロゲンランプ等の白色の光源を用いるときには、色
補正を行うためにフィルタを用いる必要があった。これ
に対して、光源装置の小型化を目的として、レッド
(R)、グリーン(G)、ブルー(B)の各色に発光す
るLED(Light Emitting Diode;発光ダイオード)を
光源に用いてものが提案されている。LEDは、発光素
子内の結晶材料に所定のバイアス電圧を印加することに
より、結晶材料に応じた波長の光を発光するようになっ
ており、消費電力、発熱量が小さく、点滅の応答性が良
好である。
【0004】光源としてLEDを用いた露光装置では、
多数の発光素子を配置しレッド、グリーン、ブルーの別
々の光を発する3本のLEDアレイを用いて、原稿面が
所定の明るさとなるようにしている。例えば、図6に示
されるように、LEDを用いた露光装置200では、レ
ッド、グリーン、ブルーの3色分のLEDアレイ20
2、204、206をロッドレンズアレイ54の近傍に
配置し、LEDアレイ202、204、206から照射
し、透明ガラス板45の上面の原稿42から法線方向に
反射した光をロッドレンズアレイ54によって集光して
感光材料を露光するようになっている。このとき、長尺
のロッドレンズアレイ54、LED202、204、2
06は互い平行で、かつ原稿の表面に対しても平行とな
るように配置している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、効率的
に光を照射して原稿の照度を高くするためには、照射角
度(照射する光の光軸と原稿面の法線との間の角度)を
小さくする必要はあるが、3色分のLEDアレイを設け
る必要があるため、何れか一つのLEDアレイの照射角
度が他のLEDアレイの照射角度に比べて大きくなって
しまう。このため、照射角度が大きくなった色の原稿面
での照度が不足したり、照射角度が異なるために透明ガ
ラス板等を透過させたときに照射位置がずれ易くなって
しまい、露光された感光材料に露光不足による色ムラ等
の仕上がり不良が生じてしまうことがある。
【0006】本発明は上記事実を考慮してなされたもの
であり、スリット露光を行う光源としてLEDを用い、
各色の原稿面の照度不足による色ムラ等の仕上がり不良
を生じさせることなく感光材料を露光可能とする露光用
光源装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に係る
露光用光源装置は、原稿の表面に赤、緑、青の3色の光
をそれぞれスリット状に照射し、この原稿からの反射光
又は透過光を感光材料に結像させて感光材料をスリット
露光するための露光用光源装置であって、前記3色のう
ちの少なくとも1色の点状発光素子を所定間隔で直線状
に配置した第1の長尺光源と、前記3色の中で前記第1
の長尺光源が発光する色の残りの色を含む少なくとも2
色の点状発光素子を所定間隔で直線状に配置した第2の
長尺光源と、から成る光源を有することを特徴とする。
【0008】請求項2に係る露光用光源装置は、請求項
1の露光用光源装置であって、前記第1の長尺光源が前
記3色の発光素子の中で最も輝度の低い色の点状発光素
子によって形成していることを特徴とする。
【0009】請求項3に係る露光用光源装置は、請求項
1の露光用光源装置であって、前記3色の発光素子のな
かで最も輝度の低い色の発光素子を第1及び第2の長尺
光源のそれぞれに設けていることを特徴とする。
【0010】
【作用】本発明の請求項1に記載の露光用光源装置で
は、第1及び第2の長尺光源に3色の点状発光素子を分
けて露光用の光源を形成している。すなわち、複数の色
の点状発光素子を直線状に配置した長尺光源を備えてい
る。
【0011】このため、第1及び第2の長尺光源の原稿
面への照射角度を同じにして原稿面を均一に照射するこ
とができると共に、第1及び第2の長尺光源を互いに接
近させることができるので3色の光を発する光源をより
小型化することができる。
【0012】なお、それぞれの長尺光源の発光色は、第
1の長尺光源に何れか一つの色を発光させたとき、第2
の長尺光源は残りの2色又は第1の長尺光源の発光色を
含む3色とすることができ、第1の長尺光源が何れか2
色を発光するときには、第2の長尺光源は残りの1色を
含む2色又は3色とすることができ、また、第1及び第
2の長尺光源のそれぞれが3色の光を発光するものであ
ってもよい。
【0013】このとき、発光素子の直線状に配置するこ
とにより、原稿面を幅狭のスリット状の光で照らすこと
ができ、それぞれの色の照射位置がずれてしまうことが
なく、スリット露光によって感光材料に色ムラ等のない
鮮明なカラー画像を形成することができる。
【0014】本発明の請求項2に記載の露光用光源装置
では、第1の長尺光源に3色の発光素子の中で最も輝度
の低い色の発光素子を配置している。長尺光源に単一の
発光素子のみを設けることにより、発光素子の数を増や
すことができる。
【0015】本発明の請求項3に記載の露光用光源装置
では、輝度の低い色の発光素子を第1及び第2の長尺光
源の両方に配置し、輝度の低い色の発光素子の数を増や
すことができるようにしている。
【0016】一般に、LEDに用いられる点状の発光素
子では、結晶材料によって発光色が異なると共に、輝度
も異なる。このとき、3色の発光素子の中で輝度の低い
発光素子が有る場合、その発光素子の数を他の色の発光
素子の数より増やすことにより、原稿の表面の照度の確
保が容易であり、光量バランスを取ることが可能であ
る。これにより、何れかの色のみの光量が不足した状態
で感光材料が露光されてしまうことによる色ムラ等の仕
上がり不良を感光材料に生じさせることがない。
【0017】
【実施例】図2には、本発明を適用した光源装置38を
用いた画像記録装置10の概略構成を示している。この
画像記録装置10は、熱現像感光材料を原稿に記録され
て画像に応じて露光した後、この熱現像感光材料に受像
材料を重ね合わせて、熱現像によって受像材料に原稿の
画像を形成する。
【0018】この画像形成装置10は、全体として箱型
であり、この箱型を形成する機台12の前面や側面に設
けられた図示しない扉を開放することにより、内部を露
出させることができるようになっている。また、画像記
録装置10の機台12の上面には、画像が記録された原
稿42を載置する載置台13が設けられている。この載
置台13は、図示しないレールによって機台12の上面
を図2の紙面左右方向に移動可能に支持されている。
【0019】画像記録装置10の載置台13には、矩形
状の孔が形成され、透明ガラス板45が取り付けられて
おり、さらに、この透明ガラス板45上に装置の紙面奥
側の辺を軸として開閉可能に設けられた押さえカバー1
5が取り付けられている。
【0020】また、図1に示すように、載置台13の下
部には、ギヤ29と噛み合っているラック28が設けら
れている。このギヤ29は、複数のギヤを介してモータ
30に連結されており、モータ30の作動によってギヤ
29が回転して載置台13が押さえカバー15と共に図
示しないレールに沿って矢印A方向及び矢印A方向と反
対方向へ移動するようになっている。
【0021】一方、図2に示されるように、画像記録装
置10の機台12内には、感光材料16をロール状に巻
き取って収容している感材マガジン14が装填されてい
る。この感光材料16は、感光面(露光面)が装置の下
方へ向けられて収容されている。
【0022】感材マガジン14の感光材料取出し口近傍
には、ニップローラ18及びカッタ20が配置されてお
り、感材マガジン14から送り出された感光材料16の
先端部をニップローラ18によって挟持して引出し、カ
ッタ20によって所定の長さに切断するようになってい
る。
【0023】カッタ20の側方には、搬送ローラ19、
21、23、24、26及びガイド板27が配置されて
おり、カッタ20によって所定長さに切断した感光材料
16を上方の露光部22へ向けて搬送するようになって
いる。この搬送途中で、感光材料16は反転されて露光
面が上方へ向けられるようになっている。
【0024】搬送ローラ23、24は露光部22の一部
を構成しており、搬送ローラ23と搬送ローラ24の間
が露光点となっている。感光材料16は、この露光点を
通過するときに画像が露光される。なお、この感光材料
16の露光点の通過に同期してのモータ30が作動し、
載置台13が感光材料16と同方向(図1及び図2の矢
印A方向)に移動するようになっており、載置台13
は、感光材料16が露光部22に達するまでに、図2の
想像線で示す位置から、一旦、矢印A方向と反対方向へ
移動している。
【0025】露光装置38は、露光部22の上方でかつ
前記した透明ガラス板45の下方の空間部に設けられて
いる。
【0026】図2に示すように、露光装置38には、直
線状の光源50、52によって構成される光源装置48
及びロッドレンズアレイ54を備えている。光源50、
52及びロッドレンズアレイ54は、それぞれ長手方向
が図2の紙面表裏方向に沿って配置されており、光源5
0、52は、原稿42の表面を紙面表裏方向(幅方向)
に直線状に同一位置を照射するようになっている。
【0027】図1にも示されるように、露光装置38で
は、スリット露光を行うようになっており、光源装置4
8の光源50、52によってスリット状に照らした原稿
42から画像に応じて法線方向に反射された光をロッド
レンズアレイ54によって露光点の感光材料16に結像
させる。このとき、原稿42と感光材料16をそれぞれ
矢印A方向へ所定速度で移動させることにより、原稿4
2に記録された画像に応じて感光材料16が順次露光さ
れる。
【0028】図3に示されるように、光源50は、本発
明の第1の長尺光源としてG(グリーン)に発色する点
状の発光素子56が、基板58の中央部に直線状に所定
間隔で配置されたLEDアレイ60を備えている。この
LEDアレイ60の基板58には、発光素子56を挟ん
で両側に、個々の発光素子56に所定のバイアス電圧を
印加するための図示しない電極が形成されている。
【0029】また、光源52は、本発明の第2の長尺光
源としてR(レッド)、B(ブルー)の点状の発光素子
62、64が基板58の中央部に直線状に配置されたL
EDアレイ66が設けられている。このLEDアレイ6
6では、発光素子62、64がそれぞれ所定間隔で交互
に配置されており、発光素子62、64を挟んで基板5
8の両側に電極(図示省略)が設けられている。これら
のLEDアレイ60、66では、発光素子56又は発光
素子62、64を直線状に配置しているため、電極を両
側に設けることができ、狭い間隔ピッチで多数の発光素
子56、62、64を配置することができている。
【0030】なお、本実施例では、一例として発光素子
56、62、64を同一の条件で発光させたときに、発
光素子56、62、64のそれぞれの輝度をG、R、B
としたときに、R≧B>Gであり、GはRの約1/2と
なっており発光素子62、64の輝度に比較して発光素
子56の輝度が小さいものとなっている。
【0031】また、図1に示される如く、光源50、5
2のそれぞれには、ロッドレンズ68、70が設けられ
ており、LEDアレイ60、66の個々の発光素子56
又は発光素子62、64が発光する光を集光して、透明
ガラス板45上の原稿42の同一位置に幅方向(紙面表
裏方向)に沿ってスリット状に照射するようになってい
る。なお、ロッドレンズ68、70は、同じ色を発光す
る発光素子56、62、64の間で発光点の間隔ピッチ
によって生じる原稿42の表面での照度ムラを抑える役
目を有している。
【0032】一方、搬送ローラ23、24の間には、ス
リット状の孔32が形成された露光量補正板34が設け
られており、ロッドレンズ68、70と共に光源50、
52における各発光素子56、62、64の配置間隔等
によって生じる感光材料16に結像される画像の照度ム
ラを補正し、感光材料16がスリット状の孔32の開口
方向に沿って画像に応じて均一に露光可能となるように
している。
【0033】この光源装置48では、光源50、52を
ロッドレンズアレイ54に接近させて配置しており、光
源50、52のそれぞれから原稿42に照射される光の
光軸と、原稿42の画像を感光材料16に結像させるた
めのロッドレンズアレイ54を透過する光の光軸との間
の角度θが、略45°以下となっている。すなわち、光
源50、52からの光の照射角度(角度θに相当する)
を45°以下となるようにしている。
【0034】図2に示されるように、露光部22の側方
には、スイッチバック部40が設けられており、また、
露光部22の下方には、水塗布部162が設けられてい
る。感材マガジン14の側方を上昇し、露光部22で画
像露光された感光材料16は、一旦、スイッチバック部
40へ送り込まれた後、搬送ローラ26の逆回転によっ
て露光部22の下方に設けられた搬送路を経て水塗布部
162へ送り込まれる。
【0035】水塗布部162には、感光材料16に塗布
する水が供給される複数のパイプが連結されている。ま
た、水塗布部162の側方には、加熱ドラム116を備
えた熱現像転写部104が設けられている。感光材料1
6は、水塗布部162で表面に水が塗布されると共に余
分な水が除去され、熱現像転写部104へ送り込まれ
る。
【0036】一方、機台12内には、感材マガジン14
の側方に受材マガジン106が装填されている。この受
材マガジン106は、受像材料108をロール状に巻き
取って収容している。この受像材料108の画像形成面
には、媒染剤を有する色素固定材料が塗布されており、
受材マガジン106から引き出されたときに画像形成面
が上方へ向くように収容されている。
【0037】受材マガジン106の受像材料取出し口近
傍には、ニップローラ110が配置されており、受材マ
ガジン106から送り出された受像材料108の先端を
挟持して引き出すと共に、受像材料108の挟持解除が
可能となっている。また、ニップローラ110の側方に
は、カッタ112が設けられており、受材マガジン10
6から引き出された受像材料108を所定の長さに切断
し、残った受像材料108は、再度受材マガジン106
内へ引き戻されるようになっている。
【0038】カッタ112の側方には、感材マガジン1
4の側方に隣接して受材搬送部180が設けられてい
る。この受材搬送部180は、搬送ローラ186、19
0、114及びガイド板182を備え、所定の長さに切
断された受像材料108を熱現像転写部104へ搬送す
るようになっている。
【0039】一方、熱現像転写部104へ搬送される感
光材料16は、貼り合わせローラ120と加熱ドラム1
16の間に送り込まれ、また、受像材料108は、感光
材料16の搬送に同期されて、感光材料16の所定の長
さ先行したときに貼り合わせローラ120と加熱ドラム
116の間に送り込まれ、感光材料16に重ね合わせら
れる。
【0040】加熱ドラム116の内部には、一対のハロ
ゲンランプ132A、132Bが配設されており、この
ハロゲンランプ132A、132Bによって加熱ドラム
116の表面が所定の温度に昇温される。
【0041】加熱ドラム116の周囲には、5本の巻き
掛けローラ134、135、136、138、140が
配置されており、無端圧接ベルト118が巻き掛けられ
ている。この無端圧接ベルト118は、巻き掛けローラ
134と巻き掛けローラ140との間の無端状の外側面
が加熱ドラム116の周面を圧接しており、貼り合わせ
ローラ120と加熱ドラム116の間に送り込まれた感
光材料16と受像材料108は、無端圧接ベルト118
と加熱ドラム116によって圧接されながら搬送され
る。
【0042】無端圧接ベルト118との材料搬送方向下
流側の加熱ドラム116下部には、屈曲案内ローラ14
2が配置されており、屈曲案内ローラ142の材料搬送
方向下流側には、剥離爪154が軸支されている。加熱
ドラム116に巻き掛けられて搬送された感光材料16
は、この剥離爪154によって加熱ドラム116から剥
離されると屈曲案内ローラ142に巻き掛けられ、廃棄
感材収容箱178へ送り込まれて集積される。
【0043】剥離爪154の材料搬送方向の下流側に
は、剥離ローラ174及び剥離爪176が配置され、剥
離ローラ174、剥離爪176の下方には、受材ガイド
170、受材排出ローラ172、173、175が配置
されている。感光材料16が剥離された状態で搬送され
る受像材料108は、剥離爪176、剥離ローラ174
によって加熱ドラム116の周面から剥離され、この
後、受材ガイド170、受材排出ローラ172、17
3、175によって案内搬送されてトレイ177に排出
される。
【0044】次に本実施例の作用を説明する。画像記録
装置10の載置台13の透明ガラス45上に原稿42を
載置し、押さえカバー15の閉止後、記録する画像の倍
率、処理枚数等を指定して、スタートを指示すると、画
像記録装置10では画像の記録処理を開始する。
【0045】すなわち、感光材料16を収容している感
材マガジンが装填された状態で、ニップローラ18が回
転駆動して感光材料16を引き出す。感材マガジン14
から引き出された感光材料16はカッタ20によって所
定の長さに切断されると、露光部22へ向けて搬送され
る。このとき、感光材料16は反転されて下方へ向けら
れていた露光面が上方へ向けられる。
【0046】この感光材料16の露光部22への搬送に
合わせてモータ30が作動して載置台13の移動を開始
すると共に、露光装置38が作動する。
【0047】露光装置38によって画像露光されながら
露光部22を通過した感光材料16は、一旦、スイッチ
バック部40へ送り込まれた後、搬送ローラ26の逆回
転によって搬送方向が変えられて、スイッチバック部4
0から水塗布部162へ送り込まれる。水塗布部162
では、感光材料16に画像形成用溶媒としての水を塗布
した後、感光材料16の表面から余分な水を除去して、
熱現像転写部104へ向けて送り出す。
【0048】一方、受像材料108は、感光材料16の
露光処理の開始に合わせて受材マガジン106からニッ
プローラ110によって引き出されると、カッタ112
によって所定の長さに切断される。切断された受像材料
108は、ガイド板118に案内されながら搬送ローラ
190、186、114によって熱現像転写部104の
直前まで案内され、一旦、待機状態となっている。
【0049】熱現像転写部104では、水塗布部162
から搬送された感光材料16の先端が貼り合わせローラ
120と加熱ドラム116の間に送り込まれたことを図
示しないセンサ等によって検出すると受像材料108の
搬送を再開して、貼り合わせローラ120と加熱ドラム
116の間へ送り込むと共に、加熱ドラム116の作動
を開始する。これによって、感光材料16と受像材料1
08が重ね合わせられながら貼り合わせローラ120と
加熱ドラム116の間に挟持される。
【0050】重ね合わせられた感光材料16と受像材料
108は、次に加熱ドラム116と無端圧接ベルト11
8との間で挟持され、加熱ドラム116の略2/3周
(巻き掛けローラ134と巻き掛けローラ140の間に
渡って巻き掛けられて搬送される。このとき、加熱ドラ
ム116によって感光材料16と受像材料108が加熱
され、感光材料16が露光画像に応じて可動性の色素を
放出し、放出された色素が受像材料108の色素固定層
に転写されて、受像材料108に露光画像に応じた画
像、すなわち、原稿42に応じた画像が形成される。
【0051】加熱ドラム116に巻き掛けられた感光材
料16が加熱ドラム116の下部に達すると、図示しな
いカムによって剥離爪154が移動されて、受像材料1
08よりも先行している感光材料16の先端部を加熱ド
ラム116の周面から剥離する。この剥離された感光材
料16の先端部は、剥離爪154の復帰移動に伴って屈
曲案内ローラ142に巻掛けられて下方へ向けて搬送さ
れる。この後、感光材料16は、廃棄感材収容箱178
へ送り込まれて集積される。
【0052】一方、加熱ドラム116に密着したままの
受像材料10は、剥離ローラ174と剥離爪176によ
って、加熱ドラム116の周面から剥離されて、受材ガ
イド170に案内されながら、受材排出ローラ172、
173、175によって搬送され、トレイ177へ排出
される。
【0053】ところで、露光装置38では、光源装置4
8の二つの光源50、52から原稿42の表面に赤、
緑、青の3色の光をスリット状に照射し、原稿42の表
面から法線方向に沿って反射される光をロッドレンズア
レイ54によって集光して、露光点を通過する感光材料
16に結像させて、感光材料16を露光する。
【0054】このとき、光源装置48では、光源50の
LEDアレイ60に輝度の低い発光素子56をLEDア
レイ66の発光素子62、64よりも多く(約2倍)設
けているため、各色の発光素子56、62、64の輝度
の相違によって、原稿42の表面上の各色の照度に差が
生じることがない。
【0055】また、光源50、52から原稿42へ照射
する光の光軸と原稿42により反射されてロッドレンズ
アレイ54へ入射する光の光軸との角度を略45°とな
るようにし、光源50、52を互いに接近させて配置す
ることができるため、各色毎に別々のLEDアレイを用
いた場合に比べて光源装置48を、さらに小型化するこ
とができる。
【0056】このように、画像記録装置10の露光装置
38では、光源装置48の一方のLEDアレイ66によ
ってレッド、ブルーの2色の光を発光させるようにし、
グリーンの光を発するLEDアレイ60と共にロッドレ
ンズアレイ54の近傍に配置させるようにしているた
め、それぞれの光源50、52から原稿42へ照射する
光を、原稿42の表面に対して同一の角度とすることが
できる。また、それぞれの光源50、52のLEDアレ
イ60、66をロッドレンズアレイ54に接近させて配
置することにより、原稿面への照射角度を比較的大きく
取ることができるため、原稿42の表面を効率良く照ら
すことができる。
【0057】なお、本発明に適用可能な第1及び第2の
長尺光源の点状発光素子の配列は、LEDアレイ60、
66の発光素子56、62、64の配列に限定するもの
ではなく、種々の適用が可能である。
【0058】例えば、図4に示されるように、光源5
0、52に代えて、第1及び第2の長尺光源としてLE
Dアレイ80を用いた光源82と、LEDアレイ84を
用いた光源86を適用してもよい。LEDアレイ80
は、グリーンの発光素子56とブルーの発光素子64を
交互に直線状に配置したものであり、LEDアレイ84
は、グリーンの発光素子56とレッドの発光素子62を
交互に直線状に配置したものである。また、LEDアレ
イ80、84の間では、発光素子56の位置が原稿42
の表面から見て千鳥状となるようにしており、これによ
って、原稿42の表面での色の分布ムラが生じるのを抑
えることができる。
【0059】また、本実施例では、発光素子56、6
2、64の輝度をR≧B>Gとして説明したが、これに
限定するものではない。例えば、図5には、現在のLE
Dで一般的である輝度がR>G>Bである発光素子90
(レッド)、92(グリーン)、94(ブルー)を用い
た場合の一例を示している。この例では、最も輝度の低
い発光素子94を所定間隔で配列したLEDアレイ96
で一方の光源(第1の長尺光源)を構成し、他方の光源
は、発光素子90、92を所定の割合で直線状に配列し
たLEDアレイ88を用いるようにしてもよい。
【0060】このように、レッド、グリーン、ブルーの
3色を発光素子を第1及び第2の長尺光源に振り分けて
配列することにより、本発明の目的を達成することが可
能である。また、それぞれの色の点状発光素子の輝度に
応じて配列を変えることにより、輝度に拘らず均一な照
度とすることができ、感光材料16に照度の差によって
色ムラ等として表れる露光量を不足を生じさせることが
ない。
【0061】なお、本実施例に用いた画像記録装置10
は、本発明の第1及び第2の光源を備えた光源装置48
の適用の一例を示すものであり、本発明の露光用光源装
置の適用を限定するものではない。また、本実施例で
は、原稿からの反射光によって感光材料を露光する露光
用光源装置として説明したが、原稿の透過光によって感
光材料を露光する露光装置の露光用光源装置として用い
ることも可能である。
【0062】
【発明の効果】以上説明した如く、本発明の露光用光源
装置では、3色の光を発光する点状発光素子を第1及び
第2の二つの長尺光源に分けているため、各色の原稿の
表面への照射角度を同じにして均一に照射することがで
きる。これにより、各発光素子の輝度の相違及び原稿表
面への照射角度の相違による感光材料への露光量の不
足、照射位置ずれ等による色ムラ等の仕上がり不良を生
じさせることなく感光材料の露光が可能である。
【0063】また、第1及び第2の長尺光源を互いに接
近して設けることができるため、光源をコンパクトにす
ることができる優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例の光源を適用した露光装置の概略構成
図である。
【図2】本実施例に適用した画像形成装置の概略構成図
である。
【図3】本実施例に適用したLEDアレイの発光素子の
配列を示す概略配置図である。
【図4】本発明の光源として適用可能なLEDアレイの
発光素子の配列を示す概略配置図である。
【図5】本発明の光源として適用可能なLEDアレイの
発光素子の配列を示す概略配置図である。
【図6】従来提案されているLEDを用いた露光装置を
示す概略構成図である。
【符号の説明】 10 画像記録装置 16 感光材料 22 露光部 38 露光装置 48 光源装置 50、52 光源 56、62、64 発光素子(点状発光素子) 60 LEDアレイ(第1の長尺光源) 66 LEDアレイ(第2の長尺光源) 104 熱現像転写部 108 受像材料

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原稿の表面に赤、緑、青の3色の光をそ
    れぞれスリット状に照射し、この原稿からの反射光又は
    透過光を感光材料に結像させて感光材料をスリット露光
    するための露光用光源装置であって、 前記3色のうちの少なくとも1色の点状発光素子を所定
    間隔で直線状に配置した第1の長尺光源と、 前記3色の中で前記第1の長尺光源が発光する色の残り
    の色を含む少なくとも2色の点状発光素子を所定間隔で
    直線状に配置した第2の長尺光源と、 から成る光源を有することを特徴とする露光用光源装
    置。
  2. 【請求項2】 前記第1の長尺光源が前記3色の発光素
    子の中で最も輝度の低い色の点状発光素子によって形成
    していることを特徴とする請求項1の露光用光源装置。
  3. 【請求項3】 前記3色の発光素子のなかで最も輝度の
    低い色の発光素子を第1及び第2の長尺光源のそれぞれ
    に設けていることを特徴とする請求項1の露光用光源装
    置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5748283A (en) * 1995-09-26 1998-05-05 Fuji Photo Film Co., Ltd. Light-source device for exposure and light-source device for image reading

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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