JP3441145B2 - 画像記録装置 - Google Patents

画像記録装置

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JP3441145B2
JP3441145B2 JP04273294A JP4273294A JP3441145B2 JP 3441145 B2 JP3441145 B2 JP 3441145B2 JP 04273294 A JP04273294 A JP 04273294A JP 4273294 A JP4273294 A JP 4273294A JP 3441145 B2 JP3441145 B2 JP 3441145B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、画像記録装置に係り、
より詳しくは、反射原稿画像又は透過原稿画像に光源か
らの光を照射し、反射原稿画像から反射した光又は透過
原稿画像を透過した光を結像レンズ系を介して感光材料
の感光面上に結像させる画像記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、感光材料、例えば銀塩カラー感光
材料に反射原稿又は透過原稿から直接カラー画像を記録
するものとして、該反射原稿又は透過原稿にハロゲンラ
ンプからの光を照射し、この光(反射光又は透過光)を
結像レンズ系を介して、銀塩カラー感光材料の感光面へ
結像させる光学系が一般的である。しかしながら、上記
光学系の光源としてハロゲンランプを用いた場合、ハロ
ゲンランプの光量の変動に伴う仕上がり濃度、カラーバ
ランスを調整する必要があり、結像レンズ系に絞りを用
いたり、カラー補正用のフィルタ及びこのフィルタの出
入れのための機構が必須となり、装置の大型化を招いて
いた。このため、光源としてハロゲンランプの代わり
に、稀ガス蛍光灯等を用いることによる光量の変動を抑
制することが考えられるが、光量を原稿に応じて調整す
ることが困難であり、所望の最適な波長の光源を得るこ
とが困難であるため、不適当である。
【0003】このような事実に鑑み、発光ダイオードを
複数備えた発光ダイオードアレイ(以下、発光ダイオー
ドアレイという)を備え、この発光ダイオードアレイか
ら発光した光で反射原稿又は透過原稿を照射し、反射原
稿から反射した光又は透過原稿を透過した光を、各発光
ダイオードに対応して備えられたロッドレンズアレイ等
の結像レンズ系を介して、銀塩カラー感光材料の感光面
へ結像させている。
【0004】上記発光ダイオードアレイで反射原稿又は
透過原稿を照射する光の強度は、図6に示すように、発
光ダイオードアレイの配列方向に沿って中心程高く、両
端程低くなっている。このように従来技術では、最高強
度L1と最低強度L2とに強度差Lがあるような誤差G
1(=100・L/L0、但し、L0は平均強度)によ
って、記録画像に濃度のムラが発生する。これは、ロッ
ドレンズアレイの各ロッドレンズ毎の光の透過率が異っ
て発光ダイオードアレイの配列方向の中心方向に光が集
まることや、感光材料の幅方向の温度が相違すること等
によって生ずる。この場合、誤差G1が略10%までは
記録画像上で濃度ムラが認識されないが、誤差G1が1
0%を越えた場合には記録画像上で濃度ムラが認識され
る。
【0005】このような事実に鑑み、発光ダイオードア
レイを、発光ダイオードの配列方向に数ブロック(図6
に示した例では、6ブロックB1〜B6)に分け、各ブ
ロック毎に発光ダイオードに印加する電圧を調整するこ
とにより、発光ダイオードから発光する光の強度を調整
して、反射原稿又は透過原稿を照射する光の強度を調整
することも考えられる。これにより、前記誤差G1を、
図7に示すように、10%の許容範囲内して発行ダイオ
ードアレイの配列方向ムラが認識できないようにするこ
とができる。なお、透過する光の強度が画像濃度に対応
して中心部と両端部とで異なる遮光板を設け、前記誤差
G1を許容範囲内にすることも考えられる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
た発光ダイオードアレイを数ブロックに分け、各ブロッ
ク毎に印加する電圧を調整したり遮光板を設けて、前記
誤差G1を許容範囲内に調整する例では、前記誤差G1
を10%の範囲内にすることができても、図6及び図7
に示すように、各発光ダイオード間で発光する光量のば
らつきによって、前記発光ダイオードの配列方向に対応
した方向の光量の誤差は依然として残っている。このよ
うな各発光ダイオード間で発光する光量のばらつきによ
って生ずる誤差のある1箇所(S=10〜500〔μ
m〕、図7(a)参照)における最高光強度に対応する
最高光量P1、最低光強度に対応する最低光量P2、平
均光強度に対応する平均光量P0てあるときの誤差G2
(=100・(P1ーP2)/P0)が1%であって
も、記録画像上で濃度ムラが認識され、適正画像が得ら
れない。
【0007】本発明は、上記事実に鑑み成されたもの
で、濃度ムラが記録画像上で認識されない画像記録装置
を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的達成するため
1の態様の発明は、原稿を照射するための発光ダイオー
ドを多数配列した発光ダイオードアレイと、前記発光ダ
イオードアレイから照射されて原稿から反射した光又は
原稿を透過した光を感光材料に結像させる結像レンズ
と、前記結像レンズによって感光材料に結像される光の
前記配列に対応した方向の強度が平均強度を中心とした
所定範囲内になるように修正する光強度修正手段と、前
記原稿上の前記配列に対応した方向における光量を略均
一にする光量均一手段と、を備えている。
【0009】第2の態様の発明では、第1の態様の発明
において、前記光強度修正手段を、前記発光ダイオード
アレイの複数の発光ダイオードから成る各々のブロック
毎に印加する電圧を調整することにより、前記結像レン
ズによって感光材料に結像される光の前記配列に対応し
た方向の強度が平均強度を中心とした所定範囲内になる
ように修正するようにしてもよい
【0010】第3の態様の発明では、第1の態様の発明
において、前記光強度修正手段を、中央部分と両端部分
とで光の透過率が異なる遮光板を前記発光ダイオードア
レイから発光された光の光軸上でかつ前記配列に対応し
た方向に設けることにより、前記結像レンズによって感
光材料に結像される光の前記配列に対応した方向の強度
が平均強度を中心とした所定範囲内になるように修正す
るようにしてもよい
【0011】第4の態様の発明では、第1乃至第3の態
の発明において、前記光量均一手段を、前記光強度修
正手段により前記配列に対応した方向の強度が平均強度
を中心とした所定範囲内になるように修正されて前記感
光材料に結像される光を拡散又は回折することにより、
前記原稿上の前記配列に対応した方向における光量を略
均一にするようにしてもよい
【0012】第5の態様の発明は、第1乃至第3の態様
の発明において、前記光量均一手段を、前記発光ダイオ
ードアレイを前記配列方向に振動させことにより、前記
光強度修正手段により前記配列に対応した方向の強度が
平均強度を中心とした所定範囲内になるように修正され
て前記感光材料に結像される光の前記原稿上の前記配列
に対応した方向における光量を略均一にするようにし
もよいまた、本発明の第6の態様の画像記録装置は、
原稿を照射するための発光ダイオードを多数配列した発
光ダイオードアレイと、前記発光ダイオードアレイから
照射されて原稿から反射した光又は原稿を透過した光を
感光材料に結像させる結像レンズと、前記結像レンズに
よって感光材料に結像される光の前記配列に対応した方
向の強度が平均強度を中心とした所定範囲内になるよう
に修正する光強度修正手段と、前記原稿上の前記配列に
対応した方向における、前記光強度修正手段によって修
正された光の量を略均一にする光量均一手段と、を備
え、前記光強度修正手段は、前記発光ダイオードアレイ
の複数の発光ダイオードから成る各々のブロック毎に印
加する電圧を調整することにより、前記結像レンズによ
って感光材料に結像される光の前記配列に対応した方向
の強度が平均強度を中心とした所定範囲内になるように
修正することを特徴とする。
【0013】
【作用】第1の態様の発明によれば、発光ダイオードを
多数配列した発光ダイオードアレイは、原稿を照射す
る。結像レンズは、前記発光ダイオードアレイから照射
されて原稿から反射した光又は原稿を透過した光を感光
材料に結像させる。ここで、光強度修正手段は、前記結
像レンズによって感光材料に結像される光の前記配列に
対応した方向の強度が平均強度を中心とした所定範囲内
になるように修正する。そして、光量均一手段は、前記
原稿上の前記配列に対応した方向における光量を略均一
にする。
【0014】このように、結像レンズによって感光材料
に結像される光の発光ダイオードの配列方向に対応した
方向の強度が平均強度を中心とした所定範囲内になるよ
うに修正することから、感光材料に結像される光の前記
配列方向に対応した方向の強度の誤差G1を所定範囲内
にすることができる。また、原稿上の前記配列に対応し
た方向における光量を略均一にすることから、原稿には
略均一の光量の光が照射される。これにより、各発光ダ
イオード間で発光する光の光量のばらつきによって生ず
る前記配列方向の光量の誤差G2をなくすことができ
る。よって、適正画像を記録することができる。
【0015】ここで、結像レンズによって感光材料に結
像される光の前記配列に対応した方向の強度が平均強度
を中心とした所定範囲内になるように修正するために、
第2の態様および第6の態様の発明は、前記発光ダイオ
ードアレイの複数の発光ダイオードから成る各々のブロ
ック毎に印加する電圧を調整している。
【0016】このように、発光ダイオードアレイの複数
の発光ダイオードから成る各々のブロック毎に印加する
電圧を、結像レンズによって感光材料に結像される光の
前記配列に対応した方向の強度が平均強度を中心とした
所定範囲内になるように調整しているため、感光材料に
結像される光の前記配列方向に対応した方向の強度の誤
差を所定範囲内にすることができる。
【0017】また、第3の態様の発明は、中央部分と両
端部分とで光の透過率が異なる遮光板を前記発光ダイオ
ードアレイから発光された光の光軸上でかつ前記配列に
対応した方向に設けている。
【0018】このように、結像レンズによって感光材料
に結像される光の前記配列に対応した方向の強度が平均
強度を中心とした所定範囲内になるように中央部分と両
端部分とで光の透過率が異なる遮光板を前記発光ダイオ
ードアレイから発光された光の光軸上でかつ前記配列に
対応した方向に設けているため、発光ダイオードの配列
方向に対応した方向の感光材料に結像される光の強度の
誤差を所定範囲内にすることができる。
【0019】さらに、原稿上の前記配列に対応した方向
における光量を略均一にするため、第4の態様の発明
は、光強度修正手段により修正された前記感光材料に結
像される光を拡散又は回折している。
【0020】このように、光強度修正手段により修正さ
れた感光材料に結像される光を拡散又は回折させている
ため、前記拡散又は回折された光の合成光が前記配列方
向に略均等な光量となり、この略均等な光量の合成光で
原稿を照射することができる。
【0021】また、第5の態様の発明は、発光ダイオー
ドアレイを前記配列方向に振動させて、前記光強度修正
手段により修正されて前記感光材料に結像される光の前
記原稿上の前記配列に対応した方向における光量を略均
一にしている。
【0022】このように、発光ダイオードアレイを前記
配列方向に振動させることから、各発光ダイオードの各
々から発光された光の合成光が前記配列方向に略均等な
光量となり、この略均等な光量の合成光で原稿を照射す
ることができる。
【0023】
【実施例】以下、本発明の第1の実施例を図面を参照し
て詳細に説明する。図1には、本発明の第1の実施例に
係る画像記録装置250が示されている。この画像記録
装置250は、原稿画像を等倍で記録することを主とし
て構成されている。
【0024】装置上面は開口され、互いに平行な一対の
レール(図示省略)を介して移動板252が取付けられ
ている。この移動板252は、レールに沿って図2の左
右方向に移動可能とされており、図示しない駆動手段の
駆動力で移動されるようになっている。
【0025】移動板252には矩形孔254が設けら
れ、透明ガラス板256が取付けられている。この透明
ガラス板256には、原稿258が画像を下向きにして
載置されるようになっている。また、透明ガラス板25
6に対応して開閉可能な押えカバー260が取付けら
れ、原稿258を透明ガラス板256に載置した状態で
押えカバー260を閉じることにより、原稿258を保
持することができる。
【0026】装置内には、感光材料262がロール状に
巻き取られて収容されたマガジン264が装填されてお
り、その引出口の近傍には一対のローラ266及びカッ
タ268が配設されている。このため、引出口から引き
出された感光材料262は、一対のローラ266によっ
て挟持され、カッタ268によって所定長さに切断され
た後、ローラ対270の駆動によりガイド板272に案
内されて前記移動板252の移動方向(図1の矢印A方
向)に搬送されるようになっている。
【0027】前記透明ガラス板256と前記感光材料2
62の搬送軌跡との間の空間部には、露光装置274が
設けられている。露光装置274は、発光ダイオード
(以下、LEDという)アレイ276A、276B、ロ
ッドレンズ280A、280B、光量均一手段としての
拡散板282A、282b及び結像レンズとしてのロッ
ドレンズアレイ278とによって構成されている。
【0028】ここで、LEDアレイ276AとLEDア
レイ276B、ロッドレンズ280Aとロッドレンズ2
80B、拡散板282Aと拡散板282Bは、同一の構
成となっているため、LEDアレイ276A、ロッドレ
ンズ280A、拡散板282Aについて説明する。図2
示される如く、LEDアレイ276Aは、ブルーに発光
するLED、グリーンに発光するLED及びレッドに発
光するLEDを1単位としたLED群を、原稿258の
幅方向(X軸方向)に順に多数配列して形成されている
(276AB1、276AG1、276AR1、276
AB2、276AG2、276AR2、・・・)。ま
た、LEDアレイ276Aを、LEDが並ぶ方向(原稿
258の幅方向に対応している方向)に数ブロック、本
実施例では、図6に示すように6ブロックに分けてい
る。分けられた1ブロックには、ブルーに発光するLE
D、グリーンに発光するLED及びレッドに発光するL
EDを1単位とし、少なくともこの1単位が設けられた
構成となっている。従って、1ブロックには、3の倍数
個のLEDを設けている。そして、図8に示すように、
各ブロック毎にLEDに印加する電圧を調整する光強度
修正手段としての電圧調整部B1、B2、・・・B6を
設けている。この電圧調整部B1、B2、・・・B6に
より各ブロック毎にLEDに印加する電圧を調整し、L
EDから発光する光の強度を、平均強度を中心とした所
定範囲内になる、例えば、LEDの配列方向の光の強度
の誤差G1を10%の範囲内になるように調整してい
る。
【0029】また、ロッドレンズ280A(図2参照)
は、LED配列方向と垂直方向にのみレンズとして作用
し、図示する様におおよそ原稿面において線上照明とな
るべく配置されている。拡散板282Aは、長手方向が
X軸方向と平行になるように配設したアクリル板であ
り、ロッドレンズ280Aから射出した光線を原稿の幅
方向(X軸方向)に拡散させるX軸方向に垂直な方向に
多数の小さな直線上の溝m1、m2・・・が設けられて
いる。
【0030】ロッドレンズアレイ278(図1参照)
は、前記LEDアレイ276A、276Bの複数のLE
Dのそれぞれに対応されたレンズが組み込まれて形成さ
れており、原稿258の画像に対して等倍の画像を感光
材料262の感光面へ結像することができるようになっ
ている。すなわち、前記LED276A、276Bから
の光による原稿258からの反射光は、ロッドレンズア
レイ278の各レンズによって感光材料262の感光面
に結像されるようになっている。なお、ロッドレンズア
レイを用いず、1つの球面レンズを用いるようにしても
よい。
【0031】以下に、第1実施例の作用を説明する。原
稿258を透明ガラス板256上に載置し、押えカバー
260を閉止することによって、原稿258の位置決め
が完了する。
【0032】露光スタートの指示があると、一対のロー
ラ266によって挟持された感光材料262がマガジン
264から引き出され、カッタ268によって所定長さ
に切断される。
【0033】感光材料262の先端部が所定位置に至る
と、この時点から感光材料262のガイド板272の案
内による搬送方向と同方向かつ同速度で移動板252が
移動を開始し、LED276A、276Bが点灯され
る。
【0034】電圧調整部B1、B2、・・・B6におけ
る電圧調整部B1及びB6では、印加する電圧を比較的
高くし、電圧調整部B3、B4では、印加する電圧を比
較的低くし、電圧調整部B2、B5では、電圧調整部B
1及びB6で印加する電圧より低くしかつ電圧調整部B
3、B4で印加する電圧より高くしている。これによ
り、LEDアレイ276A、276Bの配列方向に対応
する方向に沿って中心程高く、両端程低くなっているL
EDアレイ276A、276Bから発光する光強度の誤
差G1(図6参照)を10%内にしている。
【0035】このように印加する電圧が前記ブロック毎
に調整されてLED276A、276Bの各LED27
6AB1、276AG1、276AR1、276AB
2、276AG2、276AR2、・・・の各々から発
光した光は、ロッドレンズ280A、280Bに入射
し、ロッドレンズから射出した光は、拡散板282A、
282Bに入射する。拡散板282A、282Bに入射
した光線は、拡散板282A、282Bに設けられたX
軸方向に垂直な方向の直線上の溝m1、m2・・・によ
って、原稿283の幅方向(X軸方向)に拡散されて、
X軸方向に平行でかつ直線状の光線283になって原稿
258に照射される。このため、原稿258の幅方向
(X軸方向)に沿って、BGRの各色が略均一に混ざり
合いかつX軸方向に沿って略均一の光量の直線状の光線
283が一様に原稿258に照射される。
【0036】移動板252と感光材料262とを同方
向、かつ同速度で移動させることにより、原稿258の
画像面が直線状の光線283によってライン走査され
(図2の想像線参照)、その反射光がロッドレンズアレ
イ278によって感光材料262の感光面上に結像され
る。結像された感光材料262は、現像部280へ送り
込まれ、現像処理されることにより、複写画像を得るこ
とができる。なお、走査露光後は、移動板252は元の
位置(図2の実線位置)に戻る(往復移動)。
【0037】以上説明したように第1の実施例によれ
ば、LEDアレイを、LEDの配列方向(原稿の幅方向
に対応する方向)に6ブロックに分け、各ブロック毎に
LEDに印加する電圧を調整することにより、LEDか
ら発光した前記LEDの配列方向の光の強度を平均強度
を中心とした所定範囲内になるように、調整している。
これにより、ロッドレンズアレイの各ロッドレンズ毎の
光の透過率が異ることや、感光材料の幅方向の温度が相
違すること等によって生ずる前記配列方向の光強度の誤
差G1を10%の範囲内にすることができる。
【0038】また、前述した実施例では、ロッドレンズ
280A、280Bから射出した光の各々は、拡散板2
82A、282Bに設けられたX軸方向に垂直な方向の
直線上の溝m1、m2・・・によってX軸方向に拡散さ
れる。X軸方向に拡散された光は、X軸方向に沿って略
同一の光量で原稿258に照射される。このため、X軸
方向に略均一となった光量の光で原稿258を照射する
ことができる。
【0039】このように、LEDから発光された光の前
記配列方向の光強度の誤差G1を10%の範囲内にする
と共に、X軸方向に略均一となった光量の光で原稿25
8を照射することから、原稿画像上で濃度ムラが認識さ
れないようにすることができる。
【0040】なお、第1の実施例では、感光材料262
をロール状としマガジン264に収容したが、シート状
の感光材料も適用可能である。
【0041】また、LED276をBGR交互に一直線
上に配列(図2参照)したが、B光用のLEDアレイ、
G光用のレンズアレイ、R光用のレンズアレイの3本の
アレイを配設するようにしてもよい。なお、この場合
は、各LEDアレイから発光されてロッドレンズから射
出した光を、この光の光軸が同一平面でありかつ同一拡
散板の同一箇所に入射するように合成する光学系を用い
ればよい。
【0042】さらに、第1の実施例では、反射原稿25
8について説明したが、透過原稿を用いる場合にも適用
できる。この場合には、LEDアレイとロッドレンズア
レイとの間を透過原稿が通過する構成とすればよい。
【0043】また、第1の実施例では、露光装置を構成
するロッドレンズと拡散板との間に、LED配列方向と
垂直方向にのみレンズとして作用し原稿面において線上
照明とするためロッドレンズを用いたが、これに限定す
るものでなく、例えば、円柱レンズ、半円柱レンズを用
いるようにしてもよい。
【0044】次に、本発明の第2の実施例について説明
する。図3には、本発明の第2実施例に係る画像記録装
置10の概略全体構成図が示されている。
【0045】この第2実施例は、熱現像感光材料へ画像
を露光し、かつ受像材料へ熱現像転写して画像を形成す
る装置に前述の第2実施例の走査露光系を適用した例で
ある。
【0046】画像記録装置10は全体として箱型に構成
されており、機台12には、図示しない前面扉、側面扉
が取り付けられている。各扉を開放することにより機台
12内を露出状態とすることができる。
【0047】また、画像記録装置10の機台12の上面
には、原稿42を載置するための載置台12Aが設けら
れており、図示しないレールに支持されている。このた
め、載置第12Aは、図5の左右方向に移動可能となっ
ている。この載置第12Aには、矩形状の孔が設けられ
透明ガラス板45が取付けられており、この透明ガラス
板45上に装置奥側の辺を軸として開閉可能な押えカバ
ー12Bが取付けられている。また、機台12の上面に
は、図示しない操作パネルが配設されている。
【0048】図3に示される如く、画像記録装置10の
機台12内には感材マガジン14が配置されており、感
光材料16がロール状に巻取られて収納されている。こ
の感光材料16は、感光(露光)面が装置の下方へ向い
て巻き取られている。
【0049】感材マガジン14の感光材料取出し口近傍
には、ニツプローラ18およびカッタ20が配置されて
おり、感材マガジン14から感光材料16を所定長さ引
き出した後に切断することができる。
【0050】カッタ20の側方には、複数の搬送ローラ
19、21、23、24、26、及びガイド板27が配
置されており、所定長さに切断された感光材料16を露
光部22へ搬送することができる。
【0051】露光部22は搬送ローラ23と搬送ローラ
24との間に位置しており、これらの搬送ローラ間が露
光部(露光点)とされて感光材料16が通過するように
なっている。この感光材料16の通過に同期して、前記
載置台12Aが同方向に移動するようになっている。
【0052】露光部22の上方かつ前記透明ガラス板4
5の下方の空間部には、露光装置38が設けられてい
る。露光装置38は、前述した第1の実施例の露光装置
274と同様の構成となっており、LEDアレイ276
A、276B、ロッドレンズ280A、280B、拡散
板282A、282b及びロッドレンズアレイ278と
によって構成されている。
【0053】露光部22の側方にはスイッチバック部4
0が設けられており、また、露光部22の下方には水塗
布部62が設けられている。感材マガジン14の側方を
上昇し露光部22にて露光された感光材料16は、一旦
スイッチバック部40へ送り込まれた後に、搬送ローラ
26の逆回転によって、露光部22の下方に設けられた
搬送経路を経て水塗布部62へ送り込まれる構成であ
る。
【0054】水塗布部62には複数のパイプが連結され
て水を供給できるようになっている。
【0055】水塗布部62の側方には熱現像転写部10
4が配置されており、水塗布された感光材料16が送り
込まれるようになっている。
【0056】一方、感材マガジン14の側方の機台12
には受材マガジン106が配置されており、受像材料1
08がロール状に巻取られて収納されている。受像材料
108の画像形成面には媒染剤を有する色素固定材料が
塗布されており、この画像形成面が装置の上方へ向いて
巻き取られている。
【0057】受材マガジン106は、感材マガジン14
と同様に、胴部とこの胴部の両端部に固定された一対の
側枠部から構成されており、機台12の前面側(図1紙
面手前側すなわち巻取られた受像材料108の幅方向)
へ引出し可能となっている。
【0058】受材マガジン106の受像材料取出し口近
傍には、ニップローラ110が配置されており、受材マ
ガジン106から受像材料108を引き出すと共にその
ニップを解除することができる。ニップローラ110の
側方にはカッタ112が配置されている。
【0059】カッタ112の側方には、感材マガジン1
4の側方に位置して受像材料搬送部180が設けられて
いる。受像材料搬送部180には、搬送ローラ186、
190、114、及びガイド板182が配置されてお
り、所定長さに切断された受像材料108を熱現像転写
部104へ搬送できる。
【0060】熱現像転写部104へ搬送される感光材料
16は、貼り合わせローラ120と加熱ドラム116と
の間に送り込まれ、また、受像材料108は感光材料1
6の搬送に同期し、感光材料16が所定長さ先行した状
態で貼り合わせローラ120と加熱ドラム116との間
に送り込まれて重ね合わせられるようになっている。
【0061】加熱ドラム116の内部には、一対のハロ
ゲンランプ132A、132Bが配置され、加熱ドラム
116の表面を昇温できるようになっている。
【0062】無端圧接ベルト118は、5本の巻き掛け
ローラ134、、135、136、138、140に巻
き掛けられており、巻き掛けローラ134と巻き掛けロ
ーラ140との間の無端状外側が加熱ドラム116の外
周に圧接されている。
【0063】無端圧接ベルト118の材料供給方向下流
側の加熱ドラム116下部には、屈曲案内ローラ142
が配置されている。屈曲案内ローラ142の材料供給方
向下流側の加熱ドラム116下部には、剥離爪154が
軸によって回動可能に軸支されている。
【0064】剥離爪154によって剥離された感光材料
16は、屈曲案内ローラ142に巻き掛けられ、廃棄感
光材料収容箱178へ集積される。
【0065】屈曲案内ローラ142の側方の加熱ドラム
116近傍には、剥離ローラ174及び剥離爪176が
配置されている。剥離ローラ174および剥離爪176
の下方には受材ガイド170が配置されると共に、受材
排出ローラ172、173、175が配置されており、
剥離ローラ174および剥離爪176によって加熱ドラ
ム116から剥離された受像材料108を案内搬送する
ことができる。
【0066】剥離爪176によって加熱ドラム116の
外周から剥された受像材料108は、受材ガイド170
及び受材排出ローラ172、173、175によって搬
送されてトレイ177へ排出される構成である。
【0067】次に、第2実施例の作用を説明する。押え
カバー12Bの閉止後、操作パネル44の操作によって
倍率、処理枚数等が指定され、スタートの指示がある
と、画像処理が開始される。すなわち、感材マガジン1
4がセットされた状態で、ニツプローラ18が作動さ
れ、感光材料16がニツプローラ18によって引き出さ
れる。感光材料16が所定長さ引き出されると、カッタ
20が作動し、感光材料16が所定長さに切断される。
【0068】カッタ20の作動後は、感光材料16は、
反転されてその感光(露光)面を上方へ向けた状態で露
光部22へ搬送される。この感光材料16の搬送と同時
に載置台12Aが移動を開始する。載置台12Aの移動
速度は、指定される倍率によって感光材料16の搬送速
度に対する所定の倍率で決定される。
【0069】露光装置38で、LEDアレイ276A、
276Bが点灯するが、前述した第1の実施例と同様
に、LEDアレイ276A、276Bを、LEDの配列
方向(原稿の幅方向に対応する方向)に6ブロックに分
けている。そして、ロッドレンズアレイの各ロッドレン
ズ毎の光の透過率が異ることや、感光材料の幅方向の温
度が相違すること等によって生ずる画像ムラが記録画像
上で認識されないように、第1の実施例と同様に、電圧
調整部B1、B2、・・・B6により各ブロック毎にL
EDに印加する電圧を調整している。これにより、各L
EDから発光する各々光の強度を平均強度を中心とした
所定範囲内になるようにして、前記LEDの配列方向の
強度の誤差G1を10%内に調整している。
【0070】このように印加する電圧が調整されてロッ
ドレンズ280A、280Bから射出した光は、拡散板
282A、282Bに設けられたX軸方向に垂直な方向
の直線上の溝m1、m2、・・・によってX軸方向に拡
散される。X軸方向に拡散された各LEDから発光した
光は合成され、X軸方向に沿って略同一の光量で原稿4
2を照射する。そして、原稿42から反射した光で露光
部22に位置する感光材料16へ走査露光される。
【0071】露光が開始された後は、露光後の感光材料
16が一旦スイッチバック部40へ送り込まれた後に、
搬送ローラ26の逆回転によって水塗布部62へ送り込
まれる。
【0072】水塗布部62では、感光材料16に水が塗
布され、さらに、スクイズローラ68によって余分な水
が除去されながら水塗布部62を通過する。
【0073】水塗布部62において画像形成用溶媒とし
ての水が塗布された感光材料16は、スクイズローラ6
8によって熱現像転写部104へ送り込まれる。
【0074】一方、感光材料16への走査露光が開始さ
れるに伴って、受像材料108も受材マガジン106か
らニツプローラ110によって引き出されて搬送され
る。受像材料108が所定長さ引き出されると、カッタ
112が作動して受像材料108が所定長さに切断され
る。
【0075】カッタ112の作動後は、ガイド板182
によって案内されながら搬送ローラ190、186、1
14によって搬送され、熱現像転写部104の直前で待
機状態となる。
【0076】熱現像転写部104では、感光材料16が
スクイズローラ68によって加熱ドラム116外周と貼
り合わせローラ120との間へ送り込まれたことが検出
されると、受像材料108の搬送が再開されて貼り合わ
せローラ120へ送り込まれると共に、加熱ドラム11
6が作動される。
【0077】この場合、この貼り合わせローラ120と
水塗布部62のスクイズローラ68との間にはガイド板
122が配置されており、スクイズローラ68から送ら
れる感光材料16は確実に貼り合わせローラ120へ案
内される。
【0078】貼り合わせローラ120によって重ね合わ
された感光材料16と受像材料108とは、重ね合わせ
た状態のままで加熱ドラム116と無端圧接ベルト11
8との間で挟持され、加熱ドラム116のほぼ2/3周
(巻き掛けローラ134と巻き掛けローラ140の間)
に渡って搬送される。これにより感光材料16と受像材
料108が加熱され、可動性の色素を放出し、同時にこ
の色素が受像材料108の色素固定層に転写されて画像
が得られる。
【0079】その後、感光材料16と受像材料108と
が挟持搬送され加熱ドラム116の下部に達すると、カ
ム130によって剥離爪154が移動され、受像材料1
08よりも所定長さ先行して搬送される感光材料16の
先端部に剥離爪154が係合して感光材料16の先端部
を加熱ドラム116の外周から剥離させる。さらに、剥
離爪154の復帰移動によってピンチローラ157が感
光材料16を押圧し、これにより、感光材料16はピン
チローラ157によって押圧されながら屈曲案内ローラ
142に巻き掛けられ、下方へ移動され廃棄感光材料収
容箱178内に集積される。
【0080】一方、感光材料16と分離し加熱ドラム1
16に密着されたままの状態で移動する受像材料108
は、剥離ローラ174へ送られ剥離される。
【0081】剥離爪176によって加熱ドラム116の
外周から剥離された受像材料108は、さらに剥離ロー
ラ174に巻き掛けられながら下方へ移動され、受材ガ
イド170に案内されながら受材排出ローラ172、1
73、175によって搬送されてトレイ177へ排出さ
れる。
【0082】以上説明した第2の実施例によれば、第1
の実施例と同様に、LEDから発光された光の前記配列
方向の光強度の誤差G1を10%の範囲内にすると共
に、X軸方向に略均一となった光量の光で原稿258を
照射することから、原稿画像上で濃度ムラが認識されな
いようにすることができる。
【0083】また、前述した実施例では、光源としてL
EDを用いることにより、露光装置38の構成部品が軽
減され、光学系の光路も短くて済むため、装置を大幅に
小型化することが可能となる。また、光路が短いため、
塵埃による影響も少なく、画質の向上にもつながる。
【0084】以上説明した第1及び第2の実施例では、
感光材料上の幅方向(LEDの配列方向と同一方向)に
おける光量を前記幅方向に略均一にするために、ロッド
レンズ280A、280Bから射出した光線を、拡散板
282A、282BによってLEDの配列方向に拡散す
るようにしているが、これに限定されるものなく、拡散
板282A、282Bに代えて、図4に示すように回折
板286A、282Bをそれぞれ配設するようにしても
よい。なお、回折板286Aは回折板282Bと同様の
構成となっているため、回折板282Aについてのみ説
明する。この回折板286は、長手方向がLEDの配列
方向(X軸方向)と平行になるように配設されており、
Z軸方向に凹凸形状を設けたアクリル板である。図4に
示した凹凸形状のLは約3〔μm〕であり、L1対L2
は、1対1の関係となっている。また、L0は、約0.
1〔μm〕である。
【0085】このように構成された回折板286には、
ロッドレンズ280A、280Bを射出した平行光線が
入射する。入射した平行光線は、回折板286の凹凸形
状によった回折されて、感光材料上の幅方向(LEDの
配列方向と同一方向(X軸方向))と平行でかつ直線上
の光線となって原稿に照射される。このため、X軸方向
に回折された光は、X軸方向に沿って略同一の光量で原
稿に照射され、原稿画像の濃度ムラをなくすことができ
る。
【0086】また、感光材料上の幅方向(LEDの配列
方向と同一方向)における光量を前記幅方向に略均一に
するため、拡散板282A、282B及び回折板286
を用いず、図5に示すように、ピエゾ素子等のアクチュ
エータ286によって、LEDアレイ276Aを振動さ
せる。例えば、LEDの配列方向に振幅、例えば、0.
05〜1〔mm〕で、振動数、例えば、200〜100
0〔Hz〕でLEDの配列方向に振動するようにしても
よい。なお、LEDアレイ276Bも同様に振動させ
る。
【0087】このように、LEDアレイ276A、27
6BをLEDの配列方向に振動させることにより、各L
EDから発光された各々の光のLEDの配列方向の光量
を略均一にすることができ、これにより、LEDの配列
方向に略均一な光量の光で原稿を照射することができ
る。
【0088】また、以上説明した種々の実施例では、L
EDアレイを6ブロックに分けて、分けられたブロック
毎に印加する電圧を調整しているが、このブロックは6
ブロックに限定するものでなく、6以外の複数、好まし
くは4〜20ブロックに分けてもよい。
【0089】また、前述した誤差G1を10%内にし
て、誤差G1に基づく濃度ムラが記録画像上で認識され
ないようにするため、LEDアレイを複数のブロックに
分け、分けられたブロック毎に印加する電圧を調整する
ようにしているが、これに限定するものでなく、例え
ば、中心部程光の透過率が低く、両端部程光の透過率が
高い遮光板を設けるようにしてもよい。
【0090】さらに、以上説明した種々の実施例では、
LEDアレイで反射原稿又は透過原稿を照射する光の強
度が、LEDアレイの配列方向に沿って中心程高く、両
端程低くなっている場合について説明したが、これに限
定されるものでなく、前記LEDの配列方向に沿った中
心程低く、両端程高くなっている場合についても適用で
きる。なお、この場合は、分けられたブロック毎に印加
する電圧を、前記LEDの配列方向の光の強度に対応し
て調整するか、又は、前記LEDの配列方向の光の強度
に対応して中心程透過率が高く、両端部程透過率が低い
遮光板を設けるようにしてもよい。
【0091】以上説明した種々の実施例において使用す
ることのできる感光材料としては、像様露光して得られ
た潜像を所定の顕像化処理を行なって可視像を得ること
ができるものであればよく、例えば、ネガフイルム、リ
バーサルフイルム、カラー印画紙等のカラー写真感光材
料、カラー拡散転写感光材料、カラー熱現像感光材料あ
るいはカラー感光感圧性材料等を用いることができる。
ポジ原稿を用いる場合には、上記各々の感光材料につき
所謂ポジ−ポジタイプの感光材料を用い、ネガ原稿を用
いポジ現像を記録する場合には所謂ネガ−ポイタイプの
感光材料を用いるようにすればよい。
【0092】また、前述した実施例では、LEDの配列
方向と原稿の幅方向とが平行としているが、両方向が平
行でなくともよい。この場合、LEDの配列方向が原稿
の幅方向と対応するように光学系を用いるようにすれば
よい。
【0093】
【発明の効果】以上説明した如く第1の態様の発明は、
結像レンズによって感光材料に結像される光の発光ダイ
オードの配列方向に対応した方向の強度が平均強度を中
心とした所定範囲内になるように修正することから、感
光材料に結像される光の前記配列方向に対応した方向の
強度の誤差を所定範囲内にすることができ、また、原稿
上の前記配列に対応した方向における光量を略均一にす
ることから、原稿には略均一の光量の光が照射され、各
発光ダイオード間で発光する光の光量のばらつきによっ
て生ずる前記配列方向の光量の誤差をなくすことがで
き、適正画像を記録することができる、という効果を有
する。
【0094】第2および第6の態様の発明は、発光ダイ
オードアレイの複数の発光ダイオードから成る各々のブ
ロック毎に印加する電圧を、結像レンズによって感光材
料に結像される光の前記配列に対応した方向の強度が平
均強度を中心とした所定範囲内になるように調整してい
るため、感光材料に結像される光の前記配列方向に対応
した方向の強度の誤差を所定範囲内にすることができ
る、という効果を有する。
【0095】第3の態様の発明は、結像レンズによって
感光材料に結像される光の前記配列に対応した方向の強
度が平均強度を中心とした所定範囲内になるように中央
部分と両端部分とで光の透過率が異なる遮光板を前記発
光ダイオードアレイから発光された光の光軸上でかつ前
記配列に対応した方向に設けているため、発光ダイオー
ドの配列方向に対応した方向の感光材料に結像される光
の強度の誤差を所定範囲内にすることができる、という
効果を有する。第4の態様の発明は、光強度修正手段に
より修正された感光材料に結像される光を拡散又は回折
させているため、前記拡散又は回折された光の合成光が
前記配列方向に略均一な光量となり、この略均一な光量
の合成光で原稿を照射することができる、という効果を
有する。
【0096】第5の態様の発明は、発光ダイオードアレ
イを前記配列方向に振動させることから、各発光ダイオ
ードの各々から発光された光の合成光が前記配列方向に
略均一な光量となり、この均一な光量の合成光で原稿を
照射することができる、という効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の画像記録装置(走査露
光)の概略図である。
【図2】第1の実施例における露光装置の概略図であ
る。
【図3】本発明の第2の実施例に係る画像記録装置(熱
現像転写)の概略図である。
【図4】ロッドレンズから射出された平行光線をLED
の配列方向に平行でかつ直線上の光線にする回折板の概
略図である。
【図5】LEDアレイを、LEDの配列方向に振動させ
るための装置の概略図である。
【図6】従来技術における感光材料に照射される原稿画
像のLEDの配列方向の濃度分布を示した線図である。
【図7】LEDアレイをブロックに分けて、LEDに印
加する電圧をブロック毎に調整したときの感光材料に照
射される原稿画像のLEDの配列方向の濃度分布を示し
た線図である。
【図8】LEDに印加する電圧をブロック毎に調整する
電圧調整部の電気回路の概略図である。
【符号の説明】
250 画像記録装置 258 原稿 276A、276B LEDアレイ 280A、280B ロッドレンズアレイ 282A、282B 拡散板 278 ロッドレンズアレイ 10 画像記録装置 16 感光材料 38 露光装置 38A 光源 42 原稿 286A、286B 回折板

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原稿を照射するための発光ダイオードを
    多数配列した発光ダイオードアレイと、 前記発光ダイオードアレイから照射されて原稿から反射
    した光又は原稿を透過した光を感光材料に結像させる結
    像レンズと、 前記結像レンズによって感光材料に結像される光の前記
    配列に対応した方向の強度が平均強度を中心とした所定
    範囲内になるように修正する光強度修正手段と、 前記原稿上の前記配列に対応した方向における、前記光
    強度修正手段によって修正された光の量を略均一にする
    光量均一手段と、を備えた画像記録装置であって、 前記光強度修正手段は、前記発光ダイオードアレイの複
    数の発光ダイオードから成る各々のブロック毎に印加す
    る電圧を調整することにより、前記結像レンズによって
    感光材料に結像される光の前記配列に対応した方向の強
    度が平均強度を中心とした所定範囲内になるように修正
    することを特徴とする、 画像記録装置。
  2. 【請求項2】 前記光量均一手段は、前記光強度修正手
    段により修正されて前記感光材料に結像される光を拡散
    又は回折することにより、前記原稿上の前記配列に対応
    した方向における光量を略均一にすることを特徴とする
    請求項1記載の画像記録装置。
  3. 【請求項3】 前記光量均一手段は、前記発光ダイオー
    ドアレイを前記配列方向に振動させことにより、前記光
    強度修正手段により修正されて前記感光材料に結像され
    る光の前記原稿上の前記配列に対応した方向における光
    量を略均一にすることを特徴とする請求項1記載の画像
    記録装置。
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