JPH06230484A - 複写機 - Google Patents

複写機

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Publication number
JPH06230484A
JPH06230484A JP1320393A JP1320393A JPH06230484A JP H06230484 A JPH06230484 A JP H06230484A JP 1320393 A JP1320393 A JP 1320393A JP 1320393 A JP1320393 A JP 1320393A JP H06230484 A JPH06230484 A JP H06230484A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light
platen glass
image
photosensitive material
unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP1320393A
Other languages
English (en)
Inventor
Fumio Matsumoto
文男 松本
Ryoichi Kato
良一 加藤
Kazumi Tanabe
和美 田辺
Teruo Bando
輝夫 坂東
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Photo Film Co Ltd filed Critical Fuji Photo Film Co Ltd
Priority to JP1320393A priority Critical patent/JPH06230484A/ja
Publication of JPH06230484A publication Critical patent/JPH06230484A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Exposure Or Original Feeding In Electrophotography (AREA)
  • Light Sources And Details Of Projection-Printing Devices (AREA)
  • Control Of Exposure In Printing And Copying (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 プラテンガラス上に載置された複写物がプラ
テンガラスの画像記録領域に比べて小さく記録される画
像に背景が形成される場合に、この背景色を所望により
設定して記録することができる複写機を得る。 【構成】 光学的露光装置を備えた複写機10には、背
景照明装置としてのプルーフユニット200が配置され
ている。このプルーフユニット200は、プラテンガラ
ス50の表面側に対向する位置に進入離脱可能である。
さらにプルーフユニット200は、光源、NDフィルタ
ー及びCCフィルターを備えたランプユニットを内蔵し
ており、プラテンガラス50に対向した状態において、
プラテンガラス50上に光をスリット状に照射する。こ
れにより、複写する原稿の背景色を白色のみならず所望
の色に設定して記録することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はプラテンガラス上に載置
された複写物を光学的に複写する複写機に関する。
【0002】
【従来の技術】複写機のうち、プラテンガラス上に載置
された複写物へ光を照射し、反射光を画像記録材料(感
光材料)に露光して複写(画像記録)する構成のもので
は、光源、反射ミラー及び複数のレンズから成る露光装
置を備えている。
【0003】この種の複写機においては、プラテンガラ
ス上に載置された複写物はプラテンカバーによって被覆
され、この状態で光源からの光が照射され、反射光によ
り画像記録材料が露光されて画像が記録される。
【0004】ところで、この種の複写機においては、プ
ラテンガラス上に載置された複写物がプラテンガラスの
画像記録領域に比べて小さく、記録(複写)される画像
に背景が形成される場合に、複写物をプラテンカバーに
よって被覆した状態で複写すると記録した画像において
複写物の背景が画一的に真白になり、また複写物に厚み
があるとこれに伴って記録した画像において複写物の背
景が付均一な灰色になり、一方、複写物をプラテンカバ
ーによって被覆しない状態で複写すると記録した画像に
おいて複写物の背景が画一的に真黒になる欠点があり、
この点において改善の余地があった。
【0005】この場合、プラテンガラス上に載置された
複写物を好みの色に着色された布等のカバーによって被
覆しても、このカバーの影が不規則に記録される等、根
本的な解決には至っていなかった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記事実を考
慮し、プラテンガラス上に載置された複写物がプラテン
ガラスの画像記録領域に比べて小さく記録(複写)され
る画像に背景が形成される場合に、複写物の背景色を所
望により設定して画像を記録することができる複写機を
得ることが目的である。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に係る複写機は、
プラテンガラス上に載置された複写物に前記プラテンガ
ラスの裏面側から光を照射し前記複写物からの反射光に
より感光材料に露光するための装置本体光源を有し、前
記プラテンガラス上に載置された複写物を複写する複写
機において、前記プラテンガラスに対向して配置され、
前記装置本体光源と同期して作動して前記プラテンガラ
スに表面側から光を照射するための背景照明装置を備
え、該背景照明装置は、線光源と、該線光源からの照射
光の光量を変更する光量変更手段と、該線光源からの照
射光の色を変更する調光手段と、を有することを特徴と
している。
【0008】
【作用】上記構成の複写機では、背景照明装置が装置本
体光源と同期して作動し、プラテンガラス上に載置され
た複写物には装置本体光源から光が照射されると共に、
背景照明装置によって背面からも光が同期して照射され
る。これにより、複写物からの反射光により画像が露光
されて記録されると共に、背景は背景照明装置からの照
射光によって露光されて記録される。
【0009】ここで、背景照明装置(線光源)からの照
射光は、光量変更手段及び調光手段によって光量及び色
が所望により変更されて照射される。したがって、記録
(複写)される画像では、複写物の画像と共に、その背
景画像を白色のみならず所望の色で露光し記録すること
ができる。
【0010】
【実施例】図1には本発明の実施例に係る複写機10の
全体外観図が示されており、図2には複写機10の裏面
側から視た全体外観図が示されている。また、図3には
この複写機10の概略構成図が示されている。
【0011】全体として箱型に構成された複写機10の
機台12内には感材マガジン14が配置されており、感
光材料16がロール状に巻取られて収納されている。感
材マガジン14の感光材料取出し口近傍には、ニツプロ
ーラ18およびカッタ20が配置されており、感材マガ
ジン14から感光材料16を所定長さ引き出した後に切
断することができる。
【0012】カッタ20の側方には、複数の搬送ローラ
19、21、23、24、26、29、31、33、3
5及びガイド板27が配置されてり、所定長さに切断さ
れた感光材料16を露光部22へ搬送できるようになっ
ている。
【0013】感材マガジン14の直上部位には感光材料
16の搬送経路の途中に露光部22が配置されている。
露光部22は搬送ローラ24と搬送ローラ26との間に
位置しており、これらの搬送ローラ間が露光部(露光
点)とされて感光材料16が通過するようになってい
る。また、これらの搬送ローラ間にはガイド板28が配
置されると共に、感光材料16の搬送経路上側には露光
面ガラス30が配置され、これによって感光材料16は
平面状となって(変形を矯正されながら)両搬送ローラ
間(露光部)を通過するようになっている。
【0014】露光部22の直上には露光装置38が設け
られている。露光装置38には、光源40、移動ミラー
42A、移動ミラー42B、固定ミラー44、反射ミラ
ー46及びレンズユニツト48が配置されており、さら
にこれらの部品の上方の機台12上部には、原稿載置板
としてのプラテンガラス50が設けられている。
【0015】レンズユニツト48は複数枚(例えば、6
枚)のレンズ群によって構成されており、さらに、図示
しない色調整フィルター(CCフィルター)が組み込ま
れている。また、レンズユニツト48の後方側(固定ミ
ラー44側)には、可動式絞りスリツト板52が配置さ
れている。
【0016】これらの光源40、移動ミラー42A、4
2Bおよびレンズユニツト48はプラテンガラス50に
沿って変倍に伴う移動量移動可能となっており、プラテ
ンガラス50上に載置された原稿54へ光を照射しその
反射像光(画像光)を固定ミラー44を介して露光部2
2に位置する感光材料16へ走査露光するようになって
いる。なおこの場合、移動ミラー42Bの移動速度は、
光源40および移動ミラー42Aの移動速度の1/2と
なっている。
【0017】反射ミラー46は、前述の移動ミラー42
A、42Bや固定ミラー44を介して露光部22へ照射
される画像光の光路内に侵入または離脱可能に配置され
ている。すなわち、通常は、画像光の光路内に侵入した
状態となって移動ミラー42A、42Bや固定ミラー4
4を介して照射される光を略直角方向へ反射させるよう
になっており、一方、原稿54の画像を露光部22に位
置する感光材料16へ走査露光する際には、その光路か
ら離脱して画像の露光ができるようにしている。反射ミ
ラー46が画像光の光路内に侵入した状態となった場合
に、反射された光は光検出センサ56へ入射される。
【0018】光検出センサ56は、青色、緑色、赤色の
それぞれ2種の波長を検知可能な合計6個の感光ヘツド
を備えており、さらに図示しない制御装置に接続されて
いる。この光検出センサ56は、原稿54の画像の画像
濃度を測定し、この測定値を基に前述の色調整フィルタ
ー(CCフィルター)および絞りスリツト板52の露光
条件が設定されるようになっている。
【0019】感材マガジン14の周囲を周回し感材マガ
ジン14の下方を経て構成される感光材料16の「の」
字状搬送経路の終端には、水塗布部62が配置されてい
る。露光部22で画像が露光された感光材料16は、
「の」字状搬送経路によって感材マガジン14の周囲を
周回した後に搬送ローラ29、31、33、35によっ
て搬送されガイド板27に案内されて水塗布部62へ送
り込まれるようになっている。
【0020】水塗布部62では塗布タンク64が配置さ
れている。また、塗布タンク64の感光材料16搬送方
向上流側の端部には一対の供給ローラ66が配置されて
おり、さらに、感光材料16搬送方向下流側の端部には
一対のスクイズローラ68が配置されている。また、塗
布タンク64の上方には、塗布タンク64に対向してガ
イド板70が取り付けられており、このガイド板70と
塗布タンク64との間が感光材料16の通過部となって
いる。したがって、塗布タンク64内に水が充填された
場合には、供給ローラ66によってガイド板70と塗布
タンク64との間へ送り込まれた感光材料16に水が塗
布され、さらに、スクイズローラ68により挟持搬送さ
れることによって余分な水が除去されるようになってい
る。
【0021】水塗布部62の側方には熱現像転写部10
4が配置されており、水塗布された(スクイズローラ6
8通過後の)感光材料16が送り込まれるようになって
いる。
【0022】一方、感材マガジン14の直下の機台12
には受材マガジン106が配置されており、受像材料1
08がロール状に巻取られて収納されている。
【0023】受材マガジン106の受像材料取出し口近
傍には、ニツプローラ110が配置されており、受材マ
ガジン106から受像材料108を引き出すと共にその
ニップを解除することができる。
【0024】ニツプローラ110の側方にはカツタ11
2が配置されており、受材マガジン106から引き出さ
れた受像材料108を感光材料16よりも短い長さに切
断するようになっている。
【0025】所定長さに切断された受像材料108は、
受像材料搬送部180によって案内されて熱現像転写部
104へ搬送されるようになっている。
【0026】熱現像転写部104は加熱ドラム116と
無端圧接ベルト118とによって構成されており、さら
に、水塗布部62側の加熱ドラム116外周には貼り合
わせローラ120が配置されている。
【0027】熱現像転写部104へ搬送される感光材料
16は、貼り合わせローラ120と加熱ドラム116と
の間に送り込まれ、また、受像材料108は感光材料1
6の搬送に同期し、感光材料16が所定長さ先行した状
態で貼り合わせローラ120と加熱ドラム116との間
に送り込まれて重ね合わせられるようになっている。
【0028】加熱ドラム116の内部には、一対のハロ
ゲンランプ132A、132Bが配置されており、加熱
ドラム116の表面を昇温できるようになっている。
【0029】加熱ドラム116の外周に圧接する無端圧
接ベルト118は、4本の巻き掛けローラ134、13
6、138、140に巻き掛けられており、巻き掛けロ
ーラ134と巻き掛けローラ140との間の無端状外側
が加熱ドラム116の外周に圧接されている。また、巻
き掛けローラ140は図示しないドラムモータに連結さ
れており、ドラムモータの駆動力が伝達されて巻き掛け
ローラ140が回転され、これに伴って、無端圧接ベル
ト118が回転されて、この無端圧接ベルト118の回
転力が加熱ドラム116との間の摩擦力によって加熱ド
ラム116へ伝達されて加熱ドラム116が従動的に回
転される構成である。
【0030】貼り合わせローラ120によって重ね合わ
された感光材料16と受像材料108とは、重ね合わせ
た状態のままで加熱ドラム116と無端圧接ベルト11
8との間で加熱ドラム116のほぼ1/2周(巻き掛け
ローラ134と巻き掛けローラ140の間)に渡って挟
持搬送されるようになっている。感光材料16はこの挟
持搬送時において加熱されると、可動性の色素を放出
し、同時にこの色素が受像材料108の色素固定層に転
写されて画像が得られる構成である。
【0031】無端圧接ベルト118の材料供給方向下流
側の加熱ドラム116下部には、屈曲案内ローラ142
が配置されている。屈曲案内ローラ142は加熱ドラム
116の外周に圧接しており、このため、加熱ドラム1
16と無端圧接ベルト118とによって搬送された感光
材料16または受像材料108をさらに挟持搬送でき
る。
【0032】屈曲案内ローラ142の材料供給方向下流
側の加熱ドラム116下部には、剥離爪154が回動可
能に軸支されている。剥離爪154は加熱ドラム116
の外周に対応しており、図示を省略したソレノイドの作
動によって加熱ドラム116に接離可能となっている。
剥離爪154が加熱ドラム116に当接した状態では、
無端圧接ベルト118と加熱ドラム116との間で挟持
搬送される感光材料16と受像材料108のうち、所定
長さ先行した状態で重ね合わされた感光材料16の先端
部のみに係合し、この先端部を加熱ドラム116の外周
から剥離させることができ、さらに、剥離された感光材
料16は屈曲案内ローラ142に巻き掛けられながら下
方へ移動される構成である。
【0033】屈曲案内ローラ142及び剥離爪154の
下方には感材排出ローラ158、160および複数のガ
イドローラ162が配置されており、屈曲案内ローラ1
42に巻き掛けられながら下方へ移動される感光材料1
6を、更に搬送して廃棄感光材料収容箱178へ集積で
きる。
【0034】一方、剥離爪154の上方の加熱ドラム1
16近傍には、剥離ローラ174および剥離爪176が
配置されている。この剥離ローラ174は、加熱ドラム
116と共に移動する受像材料108を、剥離爪176
と共に作用して加熱ドラム116の外周から剥して屈曲
案内するようになっている。
【0035】剥離ローラ174および剥離爪176の側
方には、受材排出ローラ172及びトレイ177が配置
されており、剥離爪176によって加熱ドラム116の
外周から剥された受像材料108は、受材排出ローラ1
72によって搬送されてトレイ177へ排出される構成
である。
【0036】以上の構成による複写機10の機台12の
上部前面側(プラテンガラス50の側近)には、操作パ
ネル180が設けられており、種々の制御を行なうこと
ができる。
【0037】一方、複写機10の機台12の上部には、
背景照明装置としてのプルーフユニット200が配置さ
れている。
【0038】図5及び図6に示す如く、プルーフユニッ
ト200は全体としてボックス状に構成されており、内
部にはフレーム240を備えている。フレーム240は
枠状に形成されており、中央部に形成された開口にはガ
ラス板242が組み付けられている。また、フレーム2
40上には、ランプユニット244が配置されている。
このランプユニット244は、フレーム240の長手方
向に沿って取り付けられたガイドロッド246及びガイ
ドレール248によってスライド移動可能に支持されて
いる。
【0039】すなわち、ガイドロッド246は一対のブ
ラケット250によってフレーム240に固定されてお
り、また、ランプユニット244の長手方向一端部には
円筒形の軸受け252が組み付けられており、この軸受
け252内にガイドロッド246が嵌まり込んでいる。
一方、ガイドレール248は断面コ字形に形成されてお
り、同様に一対のブラケット254によってフレーム2
40に固定されている。このガイドレール248内に、
ランプユニット244の長手方向他端部に取り付けられ
たローラ256がスライド移動可能に入り込んでいる。
これにより、ランプユニット244はガラス板242に
対して所定の姿勢及び距離を維持しながらフレーム24
0の長手方向に沿ってスライド移動できる構成である。
【0040】ランプユニット244のガイドロッド24
6側の端部には、ブラケット258を介して止め具26
0が取り付けられており、さらに、この止め具260は
タイミングベルト262に連結されている。タイミング
ベルト262は、一対のローラ264に巻き掛けられて
ガイドロッド246と平行状態で配置されている。タイ
ミングベルト262が巻き掛けられた一方のローラ26
4には、ベルト266を介してモータ268が連結され
ており、このモータ268の駆動によってタイミングベ
ルト262が回転移動される。したがって、モータ26
8の駆動によってタイミングベルト262が回転移動す
ることにより、止め具260すなわちランプユニット2
44がタイミングベルト262と共にガイドロッド24
6に沿って移動する構成である。
【0041】以上の構成のランプユニット244内に
は、図4に詳細に示す如く、光源270、光源270か
らの照射光の光量を変更するNDフィルター272、照
射光の色を変更する例えばR、G、Bの三色の色調整フ
ィルター(CCフィルター)274、及び拡散筒276
が組み込まれている。
【0042】光源270は軸線方向に沿って長く構成さ
れて線状に光を照射できる。NDフィルター272は、
パルスモータ等を含む制御装置271に接続されてお
り、挿入量を変更することにより光源270からの照射
光の光量を変更することができる。
【0043】また、色調整フィルター274は、同様に
パルスモータ等を含む制御装置273に接続されてお
り、R、G、Bの各フィルターの挿入量を変更すること
により光源270からの照射光の色を変更することがで
きる。
【0044】一方、拡散筒276は、その両端部に拡散
板277が設けられると共に、内部はミラー面279と
なっており、この拡散筒276を通過することにより光
量と色が調節された均一な光がプラテンガラス50上に
照射される構成である。
【0045】なお、拡散筒276を単に拡散板277と
し、NDフィルター272を複数枚配置すると共にR、
G、Bの各フィルターをそれぞれ複数枚用い、これらN
Dフィルター272及びR、G、Bの各フィルターの挿
入枚数を変更することにより光源270からの照射光の
光量及び色を変更するように構成してもよい。
【0046】さらに、色調整フィルター274に代え
て、所望の色の面状の色フィルターを取替自在に前記ガ
ラス板242に対向して配置し、この面状の色フィルタ
ーを所望により取り替えることにより光源270からの
照射光の色を変更するように構成してもよい。
【0047】ランプユニット244の側方、すなわちフ
レーム240の一端部にはファン278が配置されてお
り、プルーフユニット200の内部を冷却している。
【0048】以上の如く構成されたプルーフユニット2
00のランプユニット244(光源270)は、図7に
概略的に示す如く、複写機10の機台12側に設けられ
たドライブユニット280とは別のドライブユニット2
82に接続されており、さらに、ドライブユニット28
2は前記ドライブユニット280に接続されている。こ
れにより、ランプユニット244の光源270は、それ
自体単独で点灯できるのみならず、前述の露光装置38
(光源40)と同時に(同期して)点灯できるようにな
っている。また、プルーフユニット200のモータ26
8は、前記ドライブユニット282に接続されており、
ランプユニット244と同様にそれ自体単独で作動でき
るのみならず、露光装置38と同時に(同期して)作動
できるようになっている。すなわち、後に詳述するが、
プルーフユニット200は、露光装置38(光源40)
の不作動時にそれ自体単独で作動できるのみならず、露
光装置38と同期して作動できる構成である。
【0049】プルーフユニット200が作動した際に
は、所定の光量及び色に設定された光をプラテンガラス
50の表面側から(すなわち、プラテンガラス50上に
載置された原稿54へ背面から)順次スリット状に照射
し走査露光するようになっており、プラテンガラス50
に照射された光のうちその透過光が露光部22に位置す
る感光材料16へ走査露光される構成となっている。
【0050】以上の構成のプルーフユニット200は、
機台12の左右方向(図1及び図2の矢印A方向)に沿
って配置されたレール216に沿ってスライド移動可能
に支持されている。これにより、プルーフユニット20
0は、レール216に沿ってスライド移動してプラテン
ガラス50の表面側に対向する位置に進入及び離脱可能
となっている。
【0051】次に本実施例の作用を説明する。先ず、上
記構成の複写機10によって通常の原稿、すなわち、プ
ラテンガラス50に載置された原稿がプラテンガラス5
0の画像記録領域と同じかそれよりも大きく、記録(複
写)される画像に背景が形成されない場合について説明
する。
【0052】このような通常の原稿を複写する場合に
は、プルーフユニット200は不使用(不作動)であ
り、複写機10の本体側のみが作動する。すなわち、プ
ルーフユニット200は、レール216に沿って機台1
2の右方向に移動してプラテンガラス50から離脱した
状態となっている。
【0053】ここで、複写機10に感材マガジン14が
セットされた後には、感光材料16がニツプローラ18
によって引き出されカツタ20によって所定長さに切断
される。切断後の感光材料16は、搬送ローラ19、2
1、23によって搬送され反転され、その感光(露光)
面を上方へ向けた状態で露光部22へ搬送される。感光
材料16が搬送ローラ26にニツプされた時点でこの搬
送ローラ26の駆動が一旦停止され、感光材料16は露
光部22の直前で待機状態となる。
【0054】一方、感光材料16が搬送される間に、原
稿載置板上の原稿のプレスキヤンが行われる。
【0055】すなわち、まず、光源40が作動すると共
に、反射ミラー46が露光部22へ照射される画像光の
光路内に侵入した状態となって移動ミラー42A、42
Bや固定ミラー44を介して照射される光を略直角方向
へ反射させる。反射された光は光検出センサ56へ入射
されて検知され、これによって、原稿の画像の画像濃度
(換言すれば、原稿の画像が印刷原稿的であるか、写真
原稿的であるか)が測定され、この測定値を基に色調整
フィルター(CCフィルター)および絞りスリツト板5
2の露光条件が設定される。
【0056】次いで、反射ミラー46が画像光の光路内
から離脱すると共に、光源40、移動ミラー42A、4
2Bおよびレンズユニツト48がホームポジシヨン(画
像走査開始位置)へ戻る。
【0057】ここで、再び搬送ローラ24および搬送ロ
ーラ26の駆動が開始され、感光材料16は露光部22
を所定速度(例えば、100mm/sec)で通過す
る。この場合、露光部22にはガイド板28および露光
面ガラス30が配置されているため、感光材料16は平
面状となって(変形を矯正されながら)両搬送ローラ間
(露光部)を通過する。
【0058】この感光材料16の搬送(露光部22の通
過)と同時に、光源40、移動ミラー42A、42B及
びレンズユニツト48がプラテンガラス50に沿って移
動し、プラテンガラス50上に載置された原稿54へ光
を照射しその反射像光(画像光)が固定ミラー44を介
して露光部22に位置する感光材料16へ走査露光され
る。
【0059】露光が開始された後は、露光後の感光材料
16が順次ガイド板27に案内されて反転され(すなわ
ち、画像露光面が下方へ向けられ)た後に搬送ローラ2
9、31、33、35によって水塗布部62へ送り込ま
れる。
【0060】水塗布部62では、搬送された感光材料1
6が供給ローラ66およびスクイズローラ68の駆動に
よってガイド板70と塗布タンク64との間へ送り込ま
れ、さらに、スクイズローラ68によって挟持搬送され
る。これにより、感光材料16に水が塗布され、さらに
スクイズローラ68によって余分な水が除去されながら
水塗布部62を通過する。
【0061】水塗布部62において画像形成用溶媒とし
ての水が塗布された感光材料16は、スクイズローラ6
8によって熱現像転写部104へ送り込まれる。
【0062】一方、受像材料108も受材マガジン10
6からニツプローラ110によって引き出されカツタ1
12によって所定長さに切断された後に、受像材料搬送
部180によって案内されて熱現像転写部104へ送り
込まれる。
【0063】熱現像転写部104では、加熱ドラム11
6外周と貼り合わせローラ120との間に感光材料16
及び受像材料108が送り込まれる。
【0064】貼り合わせローラ120によって重ね合わ
された感光材料16と受像材料108とは、重ね合わせ
た状態のままで加熱ドラム116と無端圧接ベルト11
8との間で挟持され、加熱ドラム116のほぼ1/2周
(巻き掛けローラ134と巻き掛けローラ140の間)
に渡って搬送される。感光材料16はこの挟持搬送時に
おいて加熱されると、可動性の色素を放出し、同時にこ
の色素が受像材料108の色素固定層に転写されて画像
が得られる。
【0065】その後、感光材料16と受像材料108と
が挟持搬送され加熱ドラム116の下部に達すると、図
示を省略したソレノイドによって剥離爪154が移動さ
れ、受像材料108よりも所定長さ先行して搬送される
感光材料16の先端部に剥離爪154が係合して感光材
料16の先端部を加熱ドラム116の外周から剥離させ
る。
【0066】剥離された感光材料16は、屈曲案内ロー
ラ142に巻き掛けられた後に感材排出ローラ158に
よって搬送される。さらに、ガイドローラ162に案内
されながら乾燥された後に、感材排出ローラ160によ
って廃棄感光材料収容箱178内に集積される。
【0067】一方、感光材料16と分離し加熱ドラム1
16に密着されたままの状態で移動する受像材料108
は、加熱ドラム116とその外周から離間した状態とな
っている剥離爪154との間を経て移動して剥離ローラ
174へ送られる。さらにここで、剥離ローラ174お
よび剥離爪176によって加熱ドラム116の外周から
剥され、受材排出ローラ172によって搬送されてトレ
イ177上に集積される。
【0068】一方、上記構成の複写機10によって透過
原稿を複写する場合について説明する。
【0069】このような透過原稿を複写する場合には、
露光装置38の光源40は不作動であり(点灯せず)、
プルーフユニット200のみが作動する。
【0070】すなわち、複写する透過原稿をプラテンガ
ラス50上に載置した後に、プルーフユニット200を
操作してレール216に沿って機台12の左方向に移動
し、プラテンガラス50の表面側に対向する位置に進入
させ、プラテンガラス50に載置された透過原稿に略密
着した状態とする。
【0071】プルーフユニット200をセットした後に
は、ランプユニット244の光源270及びモータ26
8が作動し、光源270からの光がプラテンガラス50
上に載置された透過原稿に背面から順次スリット状に照
射される。これにより、透過原稿を透過した光が露光部
22に位置する感光材料16へ走査露光され、透過原稿
の画像が記録される。
【0072】この場合、プルーフユニット200(ラン
プユニット244)には、その照射光の光量を変更する
NDフィルター272及び色を変更する色調整フィルタ
ー274が組み込まれているため、複写する透過原稿の
画像の露光条件を所望により設定して記録することがで
きる。
【0073】次に、プラテンガラス50に載置された原
稿がプラテンガラス50の画像記録領域よりも小さく、
記録(複写)される画像に背景が形成される場合につい
て説明する。
【0074】このような原稿を複写する場合には、複写
物する原稿をプラテンガラス50上に載置した後に、プ
ルーフユニット200をレール216に沿って機台12
の左方向に移動し、プラテンガラス50の表面側に対向
する位置に進入させる。
【0075】複写する原稿をプラテンガラス50上に載
置した後には、前述と同様に露光装置38が作動して光
源40からの光がプラテンガラス50上に載置された原
稿に順次照射され、さらに、これと同時に、露光装置3
8と同期してプルーフユニット200のランプユニット
244(光源270)及びモータ268が作動し、プラ
テンガラス50上に載置された原稿はプルーフユニット
200によって背面からも光が順次同期してスリット状
に照射される。
【0076】これにより、原稿からの反射像光が露光部
22に位置する感光材料16へ走査露光されると共に、
原稿の背景部分を通過した光が露光部22に位置する感
光材料16へ走査露光される。これにより、プラテンガ
ラス50上に載置された原稿の画像が記録されると共に
その背景画像が白色に記録される。
【0077】またここで、プルーフユニット200のラ
ンプユニット244には、その照射光の光量を変更する
NDフィルター272、及び色を変更する色調整フィル
ター274が組み込まれており、これらのNDフィルタ
ー272及び色調整フィルター274によって所望によ
り露光条件を設定できるようになっているため、複写す
る原稿の背景画像を白色のみならず、所望の色で露光し
記録することができる。
【0078】このように、原稿が小さく背景画像が記録
される場合であっても、記録した画像において複写物の
背景が単に真白になることがなく、また、プラテンガラ
ス上に載置された原稿を着色したカバー等によって被覆
した際の不規則な影が記録されることがなく、極めて高
品質な画像が得られる。
【0079】また、プルーフユニット200は、露光装
置38と同期してプラテンガラス50上をスリット状に
照射する構成であるため、従来の如くプラテンガラス面
を面状に照射する構成のものに比べて極めて小さな電力
でよく、取扱い性も良く、さらに、発熱による悪影響も
無い。
【0080】このように、複写機10では、背景画像が
記録される場合であっても記録される画像の品質を維持
しつつ、複写する原稿の背景色をプルーフユニット20
0によって所望により設定して画像を記録することがで
きる。
【0081】なお、本実施例においては、プルーフユニ
ット200はレール216に沿って機台12の左右方向
に移動してプラテンガラス50の表面側に対向する位置
に進入及び離脱可能な構成としたが、これに限らず、複
写処理をする際にプルーフユニット200がプラテンガ
ラス50の表面側に対向する位置に移動できるものであ
れば、他の構造であっても適用可能である。例えば、レ
ール216に代えてヒンジを用い、このヒンジを介して
プルーフユニット200を連結支持し、このヒンジ周り
にプルーフユニット200を回転させることによりプル
ーフユニット200をプラテンガラス50の表面側に対
向する位置に進入及び離脱可能な構成としてもよい。
【0082】また、本実施例においては、プルーフユニ
ット200は、内蔵されたランプユニット244のND
フィルター272及び色調整フィルター274によって
照射光の光量及び色を変更する構成としたが、これに限
らず、他の手段によって行ってもよい。例えば、図8に
示す複写機300の如く、プルーフユニット200をパ
ンタグラフ204によって支持し、プルーフユニット2
00がプラテンガラス50の表面側に対向した状態にお
いてその保持位置(高さ)を変更することにより照射光
の光量を変更する構成としてもよい。さらに、光源27
0自体の電圧を変更して照射光の光量を変更するように
構成してもよく、あるいは光源270自体を変更するこ
とにより照射光の光量を変更する構成としてもよい。ま
た、他の光フィルターを用いて光量や色を変更する構成
としてもよい。
【0083】さらに、本実施例においては、画像記録材
料として感光材料16と受像材料108とを用いて画像
を記録しプルーフユニット200を備えた複写機10に
ついて説明したが、これに限らず、他の画像記録材料を
用いて複写する他の構成の複写機であっても、適用可能
である。
【0084】
【発明の効果】以上説明した如く本発明に係る複写機
は、プラテンガラス上に載置された複写物がプラテンガ
ラスの画像記録領域に比べて小さく記録(複写)される
画像に背景が形成される場合に、複写物の背景色を所望
により設定して画像を記録することができるという優れ
た効果を有している。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る複写機の全体外観図であ
る。
【図2】本発明の実施例に係る複写機の裏面側から視た
全体外観図である。
【図3】本発明の実施例に係る複写機の概略構成図であ
る。
【図4】本発明の実施例に係る複写機のプルーフユニッ
トに内蔵されたランプユニットの概略構成図である。
【図5】本発明の実施例に係る複写機のプルーフユニッ
トの内部構造を示す斜視図である。
【図6】本発明の実施例に係る複写機のプルーフユニッ
トの内部構造を示す平面図である。
【図7】本発明の実施例に係る複写機のプルーフユニッ
トの駆動部品の構成を示す概略ブロック図である。
【図8】本発明の他の実施例に係る複写機の全体外観図
である。
【符号の説明】
10 複写機 38 露光装置 40 光源(装置本体光源) 50 プラテンガラス 200 プルーフユニット(背景照明装置) 244 ランプユニット(背景照明装置) 270 光源(線光源) 272 NDフィルター(光量変更手段) 274 色調整フィルター(調光手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 坂東 輝夫 東京都港区西麻布2丁目26番30号 富士写 真フイルム株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プラテンガラス上に載置された複写物に
    前記プラテンガラスの裏面側から光を照射し前記複写物
    からの反射光により感光材料に露光するための装置本体
    光源を有し、前記プラテンガラス上に載置された複写物
    を複写する複写機において、 前記プラテンガラスに対向して配置され、前記装置本体
    光源と同期して作動して前記プラテンガラスに表面側か
    ら光を照射するための背景照明装置を備え、該背景照明
    装置は、線光源と、該線光源からの照射光の光量を変更
    する光量変更手段と、該線光源からの照射光の色を変更
    する調光手段と、を有することを特徴とする複写機。
JP1320393A 1993-01-29 1993-01-29 複写機 Pending JPH06230484A (ja)

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JP1320393A JPH06230484A (ja) 1993-01-29 1993-01-29 複写機

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